JP3591939B2 - 精穀機の除糠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は米や麦などを精白処理するための精穀機において、精穀作業時に発生する糠を精白筒外に効率よく排除する為の除糠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
精穀時に発生した糠は速やかに精白筒外に排除する必要がある。この為、従来、精白ロールを用いた摩擦式の精穀機ではロール表面から噴風させ、精白筒の壁面に形成された多数の小孔から風と共に糠を排除する方式が採られている。そして、このロール噴風方式では、比較的効率よく除糠を行うことができる。ところが、砥石を用いた研削式の精穀機では、砥石の表面に噴風孔を形成できないので、前記摩擦式精穀機のような除糠方式を採ることができない。その上、研削式精穀機用として、他の優れた除糠方式は未だ提案されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように研削式精穀機では、適当な除糠方式がないため、除糠性が悪く、この結果、精白筒内にかなりの量の糠が滞留し、この糠の粘性の為に、精白作業時の穀粒の転動が阻害されて、ムラ搗きを招くことになる。本発明者は従前、このような研削式精穀機の為に、多孔精白筒の外壁面の一部から吸気して、発生糠を風と共に除去し、残りの壁面から精白筒内に空気を流入させる方式を創案し、かつ試作試験してみたが、筒内に流れ込む空気流に逆って筒外に飛び出してくる砕米が流入部の外側に留って、孔目を塞ぎ、空気流入に支障が出るという結果を得ている。
【0004】
本発明は以上の点に鑑み、研削式を含めた全ての精穀機に対して、発生した糠を速やかに、かつ、効率よく、排除できる除糠装置を提供せんとするものである。更に、本発明は長時間に互る連続運転によっても配風に支障の出ない、実用性に富んだ、精穀機の除糠装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の除糠装置の技術的手段は、多孔精白筒の外壁面の一部に配風カバーを取付け、この配風カバーに送風装置を連結して、配風カバーの箇所から精白筒内に風を送り込み、精白筒内で発生した糠を、配風カバー以外の壁面から風と共に排除し、更に、配風カバーの下端部に小さな隙間を設けて、この隙間から配風カバー内に飛び込んだ砕穀粒などを除去するようになっていることにある。
【0006】
また、精白筒を外カバーで覆い、この外カバーに吸風装置を連結して、精白筒の壁面の孔から強制的に吸引排風するようにすることも可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の除糠装置の実施の形態を図面について説明する。図1、2は第1実施例で、横形の研削式精穀機である。1は円筒状の精白筒で、壁面には多数の小孔を有する。精白筒1の内部には円柱状の砥石2が回転するように設けられている。3はその軸、4は回転動力伝達用のプーリーである。原料穀物は、給穀口5から投入され、精白された後に排穀口6から排出される。7は底面が開放された外カバーである。
【0008】
精白筒1の外壁面の一部には配風カバー10が取付けられている。この配風カバー10は細長い形状で、精白筒1の長手方向に沿って設けられていて、精白筒1の外面の一部を覆うだけである。この配風カバー10には、ブロワー11からの風が送風管12によって送られる。この風は精白筒1の壁面に設けられた小孔から筒内に入り、その後、精白筒内を適当に流れて、配風カバー以外の壁面の小孔から筒外へ出る。そして、この排風に伴って、精白筒1で発生した糠や籾殻、あるいは砕米などが筒外に排除される。その後、この糠は外カバー7の底に設けられたダクト及びこれに連結された分離器(いずれも図示せず)で吸引除去される。
【0009】
また、配風カバー10の上下両端縁と、精白筒1との接合部は、上部では風漏れのないように密着させてあるが、下部には0.5〜5mm程度の隙間13が設けられている。従って、この隙間13からは風漏れが生ずるが、この際、同時に、カバー10内に滞留しようとする砕米などが排除される。即ち、配風カバー10で覆われた位置の小孔からは風が精白筒内へと常に流れ込んでいるが、砥石2の回転によって外方へ飛ばされる砕米などの勢いはこの風力よりも強いため、飛ばされた砕米などは風に逆って小孔を通って、配風カバー10内に飛び込むことになる。そして、これに対する対策がない場合には、この砕米がカバー内に留って、多孔精白筒の孔目を塞ぎ、配風を阻害するようになる。しかし、本発明では、カバー10の下部に隙間13が設けられているので、この砕米は、この隙間13から風と共にただちに外部に排除され、カバー内に留ることがなく、配風の邪魔をしない。
【0010】
図3、4には第2実施例が示されている。この第2実施例は竪形の研削式精穀機である。ここでは配風カバー10は垂直方向に設けられているので、隙間13はカバー10の下端に形成されている。また、この実施例では強制排風が図られていて、外カバー7に排風管15が連結され、ブロワー16によって吸引排風される。またこの吸引排風に伴って、外カバー7の下端に開口された穴17から空気が流入するので、外カバー7の底に落下滞留している糠は底面に沿って移動させられた上で、排除される。
【0011】
なお、本発明は前記の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実施可能である。特に、精穀機の種類は自由で、研削式の他、摩擦式やその他の形式の精穀機にも利用可能である。また、配風カバー10の形状や、送排風の機構も自由である。
【0012】
【発明の効果】
本発明の除糠装置では、精白筒の壁面の一部から風が送り込まれ、他の壁面から排風されるので、精穀時に発生した糠などを速やかに、効率よく外部に排除でき、糠によって精穀作業が支障を受けることがないので、常に適正状態で精穀でき、搗きムラを防止できる。更に、その構成は精白筒の外に配風カバーを取付けて、ここに風を送り込むだけであるから、構造が簡単で、廉価に実施でき、従来の精穀機にも取付けが可能で、利用性に富むなどの利点がある。また、配風カバーの下部には隙間が設けられていて、配風カバー内に飛び込んだ砕粒などは、この隙間からすぐに除去されるので、カバー内が詰まることがなく、長時間運転でも配風に支障が出ない。
【0013】
請求項2のものは、強制排風式であるので、精白筒での風の流れがよく、発生糠を一層速やかに、かつ、効率よく外部に排除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の精穀機の縦断面図。
【図2】第1実施例の横断面図。
【図3】第2実施例の精穀機の縦断面図。
【図4】第2実施例の横断面図。
【符号の説明】
1 精白筒
2 砥石
5 給穀口
6 排穀口
7 外カバー
10 配風カバー
11 ブロワー
12 送風管
15 排風管
16 ブロワー

Claims (2)

  1. 多孔精白筒の外壁面の一部に配風カバーを取付け、この配風カバーに送風装置を連結して、配風カバーの箇所から精白筒内に風を送り込み、精白筒内で発生した糠を、配風カバー以外の壁面から風と共に排除し、更に、配風カバーの下端部に小さな隙間を設けて、この隙間から配風カバー内に飛び込んだ砕穀粒などを除去するようになっている精穀機の除糠装置。
  2. 多孔精白筒を外カバーで覆い、この外カバーに吸風装置を連結して、多孔精白筒の壁面の孔から強制的に吸引排風する請求項1記載の精穀機の除糠装置。
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