JP3590204B2 - タワークレーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば高層ビル等の建設現場において高所へと資材等を運搬するのに好適に用いられるタワークレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、主巻ドラム、補巻ドラムおよび起伏ドラムを有するクレーン本体と、該クレーン本体に起伏可能に取付けられ、前記起伏ドラムにより起伏されるメインジブとしてのタワーブームと、該タワーブームの先端側に俯仰動可能に取付けられたタワージブと、一端側が前記主巻ドラムに巻回され、他端側が該タワージブの先端側から垂下される荷吊フックに巻回された主巻ロープと、前記タワージブを前記タワーブームに対して俯仰動させるため、前記タワーブームの先端側に回動可能に設けられ、支持ロープを介して前記タワージブの先端側に連結されるスイングレバーと、一端側が前記補巻ドラムに巻回され、他端側が該スイングレバーに連結される補巻ロープとからなるタワークレーンは、例えば実開平7−4481号公報等によって知られている。
【0003】
この種の従来技術によるタワークレーンでは、クレーン本体に対してタワーブームを起伏ドラムにより起伏させると共に、タワーブームの先端側からタワージブを補巻ドラムによりスイングレバーを介して俯仰動させ、タワージブの先端側を任意の作業位置に配置する。そして、この状態で主巻ドラムを駆動することによりタワージブの先端側から垂下した荷吊フックを上,下に昇降させ、該吊荷フックで吊下した資材等の吊荷を高所の作業現場等に積み上げたり、高所の作業現場から地面側に吊荷を積み降ろしたりする吊荷作業を行うようになっている。
【0004】
ここで、前記タワーブームとタワージブとの間には、例えば該タワージブ側に設けたラッチバーと、前記タワーブームに回動可能に設けられ前記ラッチバーに係合することによりタワージブをタワーブームに掛止めした状態に保持するラッチとからなる掛止め機構が装備されている。
【0005】
そして、この掛止め機構は、前記タワージブをタワーブーム側に折畳んだ状態で両者を固定すべく前記ラッチをラッチバーに係合させ、これにより、例えばクレーン本体に対してタワーブームを起伏させるとき等に、前記タワージブが自重等でタワーブームから不用意に回動してしまうのを防止し、タワーブームの起伏作業時等の安全性を確保できるようにしている。
【0006】
また、前記タワージブ側にはラッチバーに近い位置にリミットスイッチ等からなる検出スイッチが設けられ、該検出スイッチは前記ラッチがラッチバーに係合したときに、このラッチで押圧されることにより切換操作され、タワージブがタワーブームに掛止めされた状態にあるか否かを検出する。そして、タワーブームに対するタワージブの掛止め状態を検出スイッチで検出したときには、例えば補巻ドラムの駆動を強制的に停止させ、該補巻ドラムによってタワージブがタワーブームの先端側から誤って俯仰動されるのを禁止するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、掛止め機構のラッチをタワーブームに回動可能に設け、相手方のタワージブ側にはラッチバーと共にリミットスイッチ等からなる検出スイッチを設け、前記タワージブをタワーブーム側に折畳んだ状態でラッチがラッチバーに係合したときには、これを検出スイッチで検出する構成としているから、下記のような問題が生じることがある。
【0008】
即ち、前記タワーブームに設けたラッチとタワージブ側に設けた検出スイッチとは、前記タワージブをタワーブーム側に折畳んだときに両者の間に横方向のずれ等が生じると、前記ラッチをラッチバーに係合させた場合でも検出スイッチがラッチから離れてこれを検出できないことがあり、例えば補巻ドラムの駆動を強制的に停止させることが困難になるという問題がある。
【0009】
また、前記タワージブをタワーブーム側に折畳みつつ、前記ラッチをラッチバーに係合させるときに、該ラッチを強く回動させると、該ラッチの先端側が検出スイッチに強く衝突し、このときの衝撃等によって検出スイッチが損傷され易い等の問題がある。
【0010】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明はタワージブをタワーブーム側に折畳んで掛止め機構のラッチを相手方のラッチバーに係合させたときに、これを検出スイッチで確実に検出でき、タワーブームを起伏させるとき等の作業上の安全性を確保できると共に、検出スイッチが損傷される等の問題を解消でき、耐久性や寿命を確実に向上できるようにしたタワークレーンを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、少なくとも起伏ドラムを有するクレーン本体と、該クレーン本体に起伏可能に取付けられ、前記起伏ドラムによって起伏されるタワーブームと、該タワーブームの先端側に俯仰動可能に取付けられたタワージブと、該タワージブとタワーブームとの間に掛止め可能に設けられ、前記クレーン本体に対してタワーブームを起伏させるときに該タワージブをタワーブーム側に折畳んだ状態に保持する掛止め機構とからなるタワークレーンに適用される。
【0012】
そして、請求項1に記載の発明が採用する構成の特徴は、前記掛止め機構を、前記タワーブームとタワージブとのいずれか一方に回動可能に設けられ、相手方のラッチバーに係合することによりタワージブをタワーブームに掛止めした状態に保持するラッチと、該ラッチに回動可能に設けられ、常時は待機位置にあり、該ラッチがラッチバーに係合するときに待機位置から係合位置へと回動される回動レバーと、該回動レバーに追従して開,閉成され、該回動レバーが待機位置にあるか係合位置にあるかを検出する検出スイッチとから構成したことにある。
【0013】
上記構成によれば、タワージブをタワーブーム側に折畳んでラッチをラッチバーに係合させるときには、ラッチ側に設けた回動レバーが待機位置から係合位置へと回動されることにより、検出スイッチがこれに追従して例えば開成状態から閉成状態へと切換わり、前記ラッチバーに対するラッチの係合を検出することができる。そして、この場合には前記検出スイッチを回動レバーと共にラッチ側に設け、回動レバーが待機位置から係合位置に回動されたか否かを検出スイッチで検出するようにしているから、タワージブをタワーブーム側に折畳んだときに両者の間に横方向のずれ等が生じた場合でも、ラッチ側の回動レバーが待機位置から係合位置へと回動されることにより、前記ラッチ側の検出スイッチでラッチバーに対するラッチの係合を確実に検出できる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明では、前記ラッチに、前記回動レバーを待機位置に停止させる第1のストッパと、前記回動レバーを係合位置に停止させる第2のストッパと、前記ラッチと回動レバーとの間に配設され、該回動レバーを前記第1のストッパに向けて付勢するスプリングとを設け、該スプリングは前記ラッチがラッチバーに係合するまでは前記回動レバーを第1のストッパに当接させることにより待機位置に保持し、前記ラッチがラッチバーに係合するときには前記回動レバーが第2のストッパに当接する係合位置まで回動されるのを許す構成としている。
【0015】
これにより、ラッチがラッチバーに係合するまではスプリングが回動レバーを第1のストッパに向けて付勢し、該回動レバーを待機位置に保持することができる。そして、前記ラッチがラッチバーに係合したときには前記回動レバーがスプリングに抗して第2のストッパに当接する係合位置まで回動され、回動レバーの回動を検出スイッチで検出することにより、前記ラッチバーに対するラッチの係合を検出できる。
【0016】
さらに、請求項3に記載の発明では、前記スプリングは、前記回動レバーが待機位置にあるときに該回動レバーを検出スイッチから離れる方向に向けて付勢し、該回動レバーは前記ラッチがラッチバーに係合するときに該ラッチバーで押動されることにより、前記スプリングに抗して係合位置に回動される構成としている。
【0017】
これにより、ラッチがラッチバーに係合するまでは回動レバーが待機位置にあり、該回動レバーはスプリングで検出スイッチから離れる方向に向けて付勢されるから、前記ラッチがラッチバーに係合するときに、該ラッチバーで回動レバーを強く押動しても、回動レバーが急激に係合位置へと回動されるのをスプリングのばね力で抑えることができ、回動レバーが検出スイッチに強く衝突したりするのをスプリングで緩和できる。
【0018】
さらにまた、請求項4に記載の発明では、前記回動レバーには一端側寄りに位置して前記ラッチに対する回動中心を設け、前記検出スイッチは回動レバーの一端側に当接することにより、該回動レバーの動きに追従して開,閉成される構成としている。
【0019】
これにより、回動レバーの回動中心に近い一端側の回動速度は回動レバーの他端側よりも遅くなり、回動速度の遅い回動レバーの一端側を検出スイッチに当接させることができるから、回動レバーの動きに追従して開,閉成される検出スイッチを比較的遅い速度で動作させることができ、前記ラッチバーに対するラッチの係合時に検出スイッチに衝撃が伝わるのを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って詳述する。
【0021】
ここで、図1ないし図4は本発明の実施例を示している。図中、1は本実施例例によるタワークレーンの下部走行体、2は該下部走行体1上に旋回可能に設けられたクレーン本体としての上部旋回体を示し、該上部旋回体2は上側にA型フレーム3が設けられ、該A型フレーム3はその先端側にガイドシーブ3Aを有している。また、上部旋回体2には主巻ドラム4、補巻ドラム5および起伏ドラム6等が設けられている。
【0022】
7は基端側が上部旋回体2の前部に起伏可能に取付けられたタワーブームで、該タワーブーム7は骨組構造をなし、例えば30〜45mにも及ぶ長さ(高さ寸法)をもって形成されている。そして、タワーブーム7は起伏ドラム6で後述のタワーブーム起伏ロープ18を巻取ったり、起伏ドラム6からタワーブーム起伏ロープ18を巻出したりすることにより、上部旋回体2に対して起伏動作されるものである。
【0023】
8はタワーブーム7の先端7A側に俯仰動可能に取付けられた骨組構造をなすタワージブを示し、該タワージブ8は、例えば20〜40m程度の長さに形成され、後述のタワージブ起伏ロープ12Bを補巻ドラム5で巻取ったり、巻出したりすることにより、タワーブーム7に対してタワージブ8は俯仰動されるものである。
【0024】
ここで、タワージブ8の先端8A側には上,下に昇降可能に吊荷フック(図示せず)が垂下され、この荷吊フックは主巻ドラム4で主巻ロープ(図示せず)を巻取ったり、巻出したりすることにより、タワージブ8の先端8A側から垂下される資材等の吊荷を上,下に昇降させる。
【0025】
9はタワーブーム7の先端7A側に設けたガイド、10は該ガイド9の上側に位置してタワーブーム7の先端7A側に回動可能に取付けられたスイングレバーを示し、該スイングレバー10は骨組み構造をなして略三角形状に形成され、タワージブ支持ロープ11等を介してタワージブ8をタワーブーム7に対し俯仰動させるものである。
【0026】
12は一端側が補巻ドラム5に巻回され、他端側がスイングレバー10に連結された補巻ロープで、該補巻ロープ12の途中には、複数のシーブ(図示せず)を有するタワージブブライドル13と、該タワージブブライドル13との間に後述のタワージブ起伏ロープ12Bが巻回された複数のシーブ(図示せず)を有するタワージブハンガ14とが配設されている。
【0027】
ここで、各補巻ロープ12は、スイングレバー10とタワージブブライドル13とを連結するスイングレバー支持ロープ12Aと、タワージブブライドル13およびタワージブハンガ14のそれぞれのシーブに順次巻回された後、補巻ドラム5に巻回されたタワージブ起伏ロープ12Bとから構成されている。
【0028】
そして、タワージブ起伏ロープ12Bを補巻ドラム5で巻取るときには、タワージブブライドル13とタワージブハンガ14とが互いに接近するようになり、タワージブ8は上向きに起こされる。一方、タワージブ起伏ロープ12Bを補巻ドラム5から巻出すときには、タワージブブライドル13とタワージブハンガ14とが互いに離間するようになり、タワージブ8は図1に示す如くタワーブーム7側に折畳まれるように下向きに倒される。
【0029】
15は一端側がタワーブーム7の先端7A側に取付けられた複数本のタワーブーム支持ロープ(1本のみ図示)、16は該タワーブーム支持ロープ15の他端側に取付けられたタワーブームブライドル、17は該タワーブームブライドル16に対向するようにA型フレーム3の先端側に取付けられたタワーブームハンガをそれぞれ示している。ここで、該タワーブームハンガ17、タワーブームブライドル16には、タワーブーム起伏ロープ18の一端側が巻回され、該タワーブーム起伏ロープ18の他端側はガイドシーブ3Aを介して起伏ドラム6に巻回されている。
【0030】
そして、タワーブーム起伏ロープ18を起伏ドラム6で巻取るときには、タワーブームブライドル16とタワーブームハンガ17とが互いに接近し、例えば地面上からタワーブーム7は上向きに立ち上がるように起こされる。また、タワーブーム起伏ロープ18を起伏ドラム6から巻出すときには、タワーブームブライドル16とタワーブームハンガ17とが互いに離間するようになり、タワーブーム7は上部旋回体2の前方へと地面側に向けて下向きに倒される。
【0031】
19はタワーブーム7とタワージブ8との間に設けられた掛止め機構で、該掛止め機構19はタワーブーム7を地面に対して起伏させるとき等に、タワージブ8を図1に示す如くタワーブーム7側に折畳んだ状態に保持することにより、タワージブ8が自重等でタワーブーム7の先端7A側から不用意に回動してしまうのを防止し、タワーブーム7の起伏作業時の安全性を確保するものである。
【0032】
そして、掛止め機構19は図2ないし図4に示す如く、タワージブ8側のパイプ材8Bにブラケット20等を介して固着された支持板21と、タワーブーム7側に延びる該支持板21の先端側から後述のラッチ25が係合可能に突設されたラッチバーとしてのロッド22と、タワーブーム7側のパイプ材7Bに固着されタワージブ8側の支持板21と略平行に突出した他の支持板23と、基端側が該支持板23に支持筒24等を介して回動可能に取付けられたラッチ25等とから構成されている。
【0033】
ここで、該ラッチ25は高強度の金属板を図3に示す如き形状にプレス成形することにより形成され、その先端側には前記ロッド22に係合する係合爪25Aが略コ字状の切欠き25Bと共に形成されている。また、ラッチ25の先端側端面は係合爪25Aに沿った約45度程度の傾斜面部25Cとなり、該傾斜面部25Cは、タワージブ8を図2中の矢示A方向へとタワーブーム7側に折畳んで行くときに相手方のロッド22に接触(摺接)することにより、ロッド22を係合爪25Aの下端側に導くようにラッチ25を矢示B方向に回動させる。
【0034】
そして、ロッド22が係合爪25Aの下端側を通過して切欠き25Bの位置に達したときには、ラッチ25が自重によって矢示C方向に回動するようになり、ロッド22は切欠き25B内に入り込んでラッチ25の係合爪25Aに掛止めされ、これによって、タワージブ8は図1に示す如くタワーブーム7側に折畳んだ状態に保持されるものである。
【0035】
26はラッチ25をタワーブーム7のパイプ材7Bに支持板23等を介して回動可能に連結した連結ピンを示し、該連結ピン26は基端側が支持板23に取付けられると共に、先端側がラッチ25に回動可能に取付けられ、長さ方向中間部分は図4に示す支持筒24内に設けられている。そして、連結ピン26はラッチ25の回動中心となり、該ラッチ25は連結ピン26を中心にして図3中の矢示B,C方向に回動される。
【0036】
27はラッチ25の基端側に設けたレバー部で、該レバー部27は図2に示す如く係合爪25A等とは反対側に向けてラッチ25から突出し、その先端側にはワイヤ等の索条28が下向きに垂下して設けられている。そして、ロッド22に対するラッチ25の係合を解除するときには、当該クレーンのオペレータ等が索条28を下向きに引張ることにより、ラッチ25を図2中の矢示B方向へと強制的に回動させ、タワーブーム7とタワージブ8との間の掛止め状態を解除するようになっている。
【0037】
29はラッチ25上に支軸30を介して回動可能に設けられた回動レバーで、該回動レバー29は細長い金属板等により形成され、その一端側には後述の検出スイッチ34を切換操作する操作突部29Aが垂直に立設されている。そして、回動レバー29には該操作突部29Aに近い位置に回動中心となる支軸30が取付けられ、該支軸30はラッチ25の切欠き25Bと連結ピン26との間で回動レバー29を回動可能に支持している。また、回動レバー29の他端側は切欠き25B上を跨ぐようにして係合爪25Aの位置まで延び、その先端側は後述のストッパ31,32に当接する自由端となっている。
【0038】
31は回動レバー29を待機位置に停止させる第1のストッパで、該ストッパ31は係合爪25Aの下端側寄りに位置してラッチ25上に突設され、回動レバー29の先端(他端)側が当接可能となっている。32は回動レバー29を係合位置に停止させる第2のストッパで、該ストッパ32は切欠き25Bから上側に離間した位置でラッチ25上に突設され、回動レバー29の先端側が当接可能となっている。
【0039】
33はラッチ25と回動レバー29との間に配設されたスプリングを示し、該スプリング33は回動レバー29に対し常に引張り力を付与するコイルばね等によって構成され、回動レバー29に操作突部29Aと支軸30との間で張設されている。そして、スプリング33は支軸30を中心にして回動レバー29の先端側をストッパ31に向け常時付勢し、例えば図3中に実線で示す待機位置へと回動レバー29を回動させる。
【0040】
そして、ロッド22が切欠き25B内に入り込んでラッチ25の係合爪25Aに係合されるときには、回動レバー29がロッド22によりストッパ32側へと上向きに押動されるのをスプリング33は許し、これによって回動レバー29は図3中に二点鎖線で示す係合位置まで回動され、ストッパ32に当接してこれ以上の回動が規制される。
【0041】
34は連結ピン26の下側に位置してラッチ25の基端側に設けられた検出スイッチで、該検出スイッチ34は切換操作用のアーム部34Aを備え、該アーム部34Aの先端側には回動レバー29の操作突部29Aに当接するローラ34Bが回転可能に設けられている。そして、アーム部34Aと共にローラ34Bが図3に示す実線位置にあるときに、検出スイッチ34は例えば開成状態となり、二点鎖線で示す位置まで回動されたときには閉成状態に切換わるものである。
【0042】
即ち、検出スイッチ34に内蔵したばね(図示せず)等によりアーム部34Aは図3中の矢示D方向に常時付勢され、ローラ34Bが待機位置にある回動レバー29の操作突部29Aに当接する。そして、回動レバー29が待機位置から係合位置に回動するときには操作突部29Aによってローラ34Bが矢示D方向とは逆向きに押動され、該ローラ34Bが図3中に二点鎖線で示す如く、操作突部29Aの表面側に接した状態で検出スイッチ34は閉成状態に保持されるようになる。
【0043】
さらに、35は一端側が検出スイッチ34に接続されたリード線で、該リード線35の他端側はタワーブーム7に沿って上部旋回体2側へと下向きに延び、例えば補巻ドラム5の駆動を強制的に停止させるソレノイドバルブ(図示せず)等に接続されている。そして、検出スイッチ34が閉成状態にあるときには、前記ソレノイドバルブが閉弁状態に保持されることにより補巻ドラム5の駆動は停止され、タワージブ8がタワーブーム7の先端7A側から誤って仰動されるのを禁止するようにしている。
【0044】
本実施例によるタワークレーンは上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0045】
まず、タワーブーム7をタワージブ8等と共に地面側から立ち上げるように起こす場合には、掛止め機構19を構成するタワーブーム7側のラッチ25を図2に示す如くタワージブ8側のロッド22に掛止めし、タワージブ8をタワーブーム7側に折畳んだ状態に保持する。そして、この状態で図1に示すようにタワーブーム起伏ロープ18を起伏ドラム6で巻取ることにより、タワーブームブライドル16とタワーブームハンガ17とを互いに接近させ、タワーブーム支持ロープ15を介してタワーブーム7をタワージブ8と共に地面から立ち上げる。
【0046】
この場合、タワーブーム7を地面から立ち上げる途中では、タワージブ8が自重等によりタワーブーム7から図1中の矢示E方向へと回動しようとするが、タワージブ8は掛止め機構19によりタワーブーム7側に折畳んだ状態に保持されているから、タワージブ8が矢示E方向へと不用意に回動してしまうのを防止でき、タワーブーム7の起伏作業時の安全性を確保することができる。
【0047】
次に、タワージブ8の先端8A側を上向きに仰動させるときには、まず、当該クレーンのオペレータ等が図2に示す索条28を下向きに引張ることにより、ラッチ25を連結ピン26を中心にして矢示B方向へと強制的に回動させ、ロッド22に対するラッチ25の係合を解除する。
【0048】
そして、タワーブーム7とタワージブ8との間の掛止めを解除した状態で、タワージブ起伏ロープ12Bを補巻ドラム5に巻取ることにより、タワージブブライドル13とタワージブハンガ14とを互いに接近させ、スイングレバー支持ロープ12A、スイングレバー10およびタワージブ支持ロープ11等を介してタワージブ8をタワーブーム7に対し仰動させる。
【0049】
また、タワージブ8を下向きに俯動させるときには、補巻ドラム5からタワージブ起伏ロープ12Bを巻出すことにより、タワージブブライドル13とタワージブハンガ14とを互いに離間させ、タワージブ8を図1に示す如くタワーブーム7側に折畳むように下向きに俯動させる。
【0050】
そして、その後にタワーブーム7を上部旋回体2の前方へと地面側に向けて下向きに倒すときにも、まず、掛止め機構19のラッチ25をタワージブ8側のロッド22に掛止めし、タワージブ8をタワーブーム7側に折畳んだ状態に保持する。次に、この状態でタワーブーム起伏ロープ18を起伏ドラム6から巻出すことにより、タワーブーム7を徐々に地面側に向けて下向きに倒すようにする。
【0051】
ところで、タワージブ8をタワーブーム7側に折畳むときに、該タワーブーム7とタワージブ8との間に横方向のずれ等が生じることがある。また、タワージブ8をタワーブーム7側に折畳んだ状態で、掛止め機構19のラッチ25をロッド22側に強く係合させると、このときの衝撃によって検出スイッチ34等が損傷される可能性がある。
【0052】
然るに、本実施例では、掛止め機構19のラッチ25上に回動レバー29と検出スイッチ34とを設け、ラッチ25をロッド22に係合させるときに該ロッド22で回動レバー29を押動することにより、該回動レバー29を支軸30を中心にして待機位置から係合位置に回動させると共に、検出スイッチ34を回動レバー29に追従して開,閉成させ、回動レバー29が待機位置にあるか係合位置にあるかを検出する構成としている。
【0053】
この結果、タワージブ8をタワーブーム7側に折畳んだときに両者の間に横方向のずれ等が生じた場合でも、ラッチ25をロッド22に係合させたときには該ロッド22で回動レバー29を確実に押動でき、ラッチ25上で回動レバー29を図3中に実線で示す待機位置側から二点鎖線で示す係合位置へと回動させることができる。
【0054】
そして、回動レバー29が係合位置に回動したときには、検出スイッチ34のアーム部34Aが回動レバー29の動きに追従して回動され、例えば開成状態から閉成状態に検出スイッチ34を切換操作できるから、該検出スイッチ34によりロッド22に対するラッチ25の係合を確実に検出でき、検出スイッチ34に接続された前記ソレノイドバルブを閉弁状態に切換えることによって補巻ドラム5の駆動を停止させ、タワージブ8がタワーブーム7の先端7A側から誤って仰動されるのを禁止することができる。
【0055】
また、一端側をラッチ25に掛止めしたスプリング33の他端側を回動レバー29に対し操作突部29Aと支軸30との間で張設し、ラッチ25がロッド22に係合するまではスプリング33により回動レバー29を待機位置へと検出スイッチ34のアーム部34Aから離れる方向に付勢する構成としているから、ラッチ25がロッド22に係合するときに該ロッド22で回動レバー29を強く押動しても、回動レバー29が急激に係合位置へと回動されるのをスプリング33のばね力で抑えることができ、回動レバー29が検出スイッチ34のアーム部34A等に強く衝突したりするのを効果的に防止できる。
【0056】
さらに、回動レバー29には一端側寄りに位置して回動中心となる支軸30を設け、回動レバー29の一端(基端)側に設けた操作突部29Aを検出スイッチ34のアーム部34Aに当接させることにより、検出スイッチ34を回動レバー29の動きに追従して開,閉成させる構成としているから、回動レバー29の先端側に比較して操作突部29A側の回動速度を遅くでき、検出スイッチ34のアーム部34Aを比較的遅い速度で動作させることができる。
【0057】
従って、本実施例によれば、タワージブ8をタワーブーム7側に折畳んで掛止め機構19のラッチ25を相手方のロッド22に係合させるときに、これを検出スイッチ34で確実に検出でき、タワーブーム7を起伏させるとき等の作業上の安全性を確保することができる。そして、ロッド22に対するラッチ25の係合時に検出スイッチ34のアーム部34Aに衝撃が伝わるのをスプリング33等によって効果的に緩衝でき、検出スイッチ34の耐久性や寿命を確実に向上させることができる。
【0058】
なお、前記実施例では、掛止め機構19のラッチ25をタワーブーム7側に回動可能に設け、相手方のロッド22をタワージブ8側に設けた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えばタワージブ8側にラッチを回動可能に設け、相手方となるロッド等のラッチバーをタワーブーム7側に設ける構成としてもよい。
【0059】
また、前記実施例では、下部走行体1を有するタワークレーンを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば定置式のタワークレーンに適用してもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1に記載の発明によれば、掛止め機構のラッチ上に回動レバーと検出スイッチとを設け、タワージブをタワーブーム側に折畳んでラッチをラッチバーに係合させるときには、ラッチ側に設けた回動レバーを待機位置から係合位置へと回動させることにより、検出スイッチをこれに追従させて例えば開成状態から閉成状態へと切換える構成としたから、タワージブをタワーブーム側に折畳んだときに両者の間に横方向のずれ等が生じた場合でも、ラッチ側の回動レバーが待機位置から係合位置へと回動されることにより、前記ラッチ側の検出スイッチでラッチバーに対するラッチの係合を確実に検出でき、タワーブームを起伏させるとき等の作業上の安全性を確保できると共に、検出スイッチが損傷される等の問題を解消でき、耐久性や寿命を確実に向上できる。
【0061】
また、請求項2に記載の発明では、ラッチと回動レバーとの間にスプリングを配設し、該スプリングで回動レバーを第1のストッパに向けて常時付勢することにより、前記ラッチがラッチバーに係合するまでは前記回動レバーを第1のストッパに当接する待機位置に保持し、前記ラッチがラッチバーに係合するときには前記回動レバーが第2のストッパに当接する係合位置まで回動されるのを許す構成としているから、ラッチがラッチバーに係合するまではスプリングで回動レバーを待機位置に保持でき、前記ラッチがラッチバーに係合したときには前記回動レバーをスプリングに抗して第2のストッパに当接する係合位置まで比較的ゆっくりと回動させることができると共に、回動レバーの回動を検出スイッチで確実に検出でき、前記ラッチバーに対するラッチの係合を安定させて検出することができる。
【0062】
さらに、請求項3に記載の発明では、ラッチがラッチバーに係合するまでは回動レバーを待機位置におき、該回動レバーをスプリングで検出スイッチから離れる方向に向けて付勢するから、前記ラッチがラッチバーに係合するときに、該ラッチバーで回動レバーを強く押動しても、回動レバーが急激に係合位置へと回動されるのをスプリングのばね力で抑えることができ、回動レバーが検出スイッチを押すときの衝撃を効果的に緩和できると共に、検出スイッチが衝撃等で損傷されるのを確実に防止でき、耐久性や寿命を大幅に向上できる。
【0063】
さらにまた、請求項4に記載の発明では、回動レバーには一端側寄りに位置して回動中心を設け、回動レバーの一端側を検出スイッチのアーム部等に当接させることにより、検出スイッチを回動レバーの動きに追従して開,閉成させる構成としているから、回動レバーの一端側を他端側に比較して遅い速度で回動させることができ、検出スイッチを比較的遅い速度で開,閉成動作できる。従って、前記ラッチバーに対するラッチの係合時に検出スイッチに衝撃が伝わるのを効果的に防止でき、該検出スイッチの耐久性や寿命等をより確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるタワークレーンを示す全体図である。
【図2】図1中の掛止め機構等を拡大して示す部分正面図である。
【図3】ラッチ上に設けた回動レバー、スプリングおよび検出スイッチ等を示す図2の要部詳細図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体(クレーン本体)
4 主巻ドラム
5 補巻ドラム
6 起伏ドラム
7 タワーブーム
7B,8B パイプ材
8 タワージブ
19 掛止め機構
22 ロッド(ラッチバー)
25 ラッチ
25A 係合爪
25B 切欠き
26 連結ピン
29 回動レバー
29A 操作突部
30 支軸(回動中心)
31 第1のストッパ
32 第2のストッパ
33 スプリング
34 検出スイッチ
34A アーム部
34B ローラ

Claims (4)

  1. 少なくとも起伏ドラムを有するクレーン本体と、該クレーン本体に起伏可能に取付けられ、前記起伏ドラムによって起伏されるタワーブームと、該タワーブームの先端側に俯仰動可能に取付けられたタワージブと、該タワージブとタワーブームとの間に掛止め可能に設けられ、前記クレーン本体に対してタワーブームを起伏させるときに該タワージブをタワーブーム側に折畳んだ状態に保持する掛止め機構とからなるタワークレーンにおいて、
    前記掛止め機構は、前記タワーブームとタワージブとのいずれか一方に回動可能に設けられ、相手方のラッチバーに係合することによりタワージブをタワーブームに掛止めした状態に保持するラッチと、該ラッチに回動可能に設けられ、常時は待機位置にあり、該ラッチがラッチバーに係合するときに待機位置から係合位置へと回動される回動レバーと、該回動レバーに追従して開,閉成され、該回動レバーが待機位置にあるか係合位置にあるかを検出する検出スイッチとを備える構成としたことを特徴とするタワークレーン。
  2. 前記ラッチには、前記回動レバーを待機位置に停止させる第1のストッパと、前記回動レバーを係合位置に停止させる第2のストッパと、前記ラッチと回動レバーとの間に配設され、該回動レバーを前記第1のストッパに向けて付勢するスプリングとを設け、該スプリングは前記ラッチがラッチバーに係合するまでは前記回動レバーを第1のストッパに当接させることにより待機位置に保持し、前記ラッチがラッチバーに係合するときには前記回動レバーが第2のストッパに当接する係合位置まで回動されるのを許す構成としてなる請求項1に記載のタワークレーン。
  3. 前記スプリングは、前記回動レバーが待機位置にあるときに該回動レバーを検出スイッチから離れる方向に向けて付勢し、該回動レバーは前記ラッチがラッチバーに係合するときに該ラッチバーで押動されることにより、前記スプリングに抗して係合位置に回動される構成としてなる請求項2に記載のタワークレーン。
  4. 前記回動レバーには一端側寄りに位置して前記ラッチに対する回動中心を設け、前記検出スイッチは回動レバーの一端側に当接することにより、該回動レバーの動きに追従して開,閉成される構成としてなる請求項1,2または3に記載のタワークレーン。
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