JP3588942B2 - 盤用ボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分電盤や制御盤等を構成する箱体の内面で扉を開閉自在に軸支した盤用ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の盤用ボックスとして図8に示すものが存在する。このものは、箱体1の各側板 5,7の内面を内方奥側に折曲して凹所8を形成し、この凹所8内で扉2を開閉自在に軸支して扉2の外面2aと箱体1の前面1aとが略面一になるようにしたものである。つまり、箱体1の対向する2つの側板5(1つしか図示せず)に扉 2を軸支する軸受孔30を形成するとともに扉2に軸部31を形成して、軸部31を軸受孔30で軸支することにより扉2を箱体1に開閉自在に軸支する。
【0003】
扉2の回動範囲は、箱体1の開口を閉じた位置(図示せず)と、図8に示すように、扉2を開いて扉 2の外面2aが箱体1の一側板7に当接する位置との間で規制される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した盤用ボックスにあっては、扉を開いたときに扉の外面が箱体の一側板に当接する構成となっているため、扉の外面や箱体の一側板の塗装が剥げて錆び易くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、かかる事由に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、扉や箱体の塗装が剥げにくく、もって錆びにくい盤用ボックスを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、請求項1記載の盤用ボックスは、底板及び四周側板により一面に開口を有する形状に形成され、前記四周側板のうちの対向する一対の側板の一方に軸受孔を形成するとともに前記一対の側板の他方に軸受部材を取着した箱体と、前記軸受孔及び前記軸受部材に軸支される一対の軸部を有して前記箱体の開口口縁に開閉自在に取着される扉と、を備えた盤用ボックスにおいて、前記軸部は、前記扉の内面に取着され長孔内で移動自在な調整螺子を移動させることにより前記軸受孔又は前記軸受部材に挿通される軸部材とし、該軸部材のうち前記軸受部材に軸支される軸部材には回動規制突起が形成され、前記軸受部材は、前記扉の最大限開位置でのみ前記回動規制突起が挿通可能な位置に形成された切欠と、この切欠に連通したものであって前記回動規制突起が臨んで前記扉の最大開位置を閉位置から90度に規制して前記扉がそれ以上開いて前記箱体の一側板に当接しないように前記扉の最大限開位置を規制する回動規制溝とが形成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図7に基づいて説明する。本発明の盤用ボックスは、図2に示すように、底板(図示せず)及び四周側板4,5,6,7により一面に開口を有する形状に形成された箱体 1と、この箱体1の開口口縁で箱体1内面の対向する一対の側板4,5間に開閉自在に軸支されて箱体1の開口を塞ぐ外扉 2(扉)と、この外扉2の内側で外扉2同様、箱体1の対向する一対の側板4,5間に開閉自在に軸支される内扉 3とを備えている。
【0008】
箱体1は、一枚の鉄板を折曲して四周側板4,5,6,7を形成するとともに、他の一枚の鉄板を四周側板4,5,6,7間に取着して底板を形成している。四周側板4,5,6,7は、それぞれ図2に示す如く、内面を内方奥側に折曲して凹所8を形成し、この凹所8内で外扉2を開閉自在に軸支している。また、四周側板4,5,6,7は、さらに内面を内方奥側に折曲して内扉3も軸支している。この箱体1内には、主幹開閉器9や分岐開閉器10等の電気機器が配設される。
【0009】
一対の側板4,5には、図1及び図3に示すように、後述する外扉2の軸部22,23を軸支する軸受孔11,12が形成されており、外扉2を開閉自在に軸支する。一方の軸受孔11は、円状に形成されて円柱状の軸部22が軸支される。他方の軸受孔12は、略楕円状に形成されて軸部23を軸支する軸受部材13が装着される。軸受部材13は、内部空洞で一部に切欠14aを有した軸部差込部14、この軸部差込部14に連設されて軸受孔12内に差し込まれる回動規制部15とを有し、後述する軸部23の回動規制突起24を切欠14aに合わせて軸部23を回動規制部15方向へ落とし込むことができるようになっている。回動規制部15には、回動規制突起24の回動範囲を略90度に規制する回動規制溝15aが形成されており、外扉2の最大開位置を閉位置から略90度として外扉2の外面2aが箱体1の一側板7に当接しないように規制する。
【0010】
外扉2は、箱体1の四周側板4,5,6,7同様、一枚の鉄板を折曲して形成され、図1に示すように、箱体1の開口口縁で箱体1内面の対向する一対の側板4,5間に開閉自在に軸支される。外扉2の側板7側の上下には上述した軸受孔11又は軸受部材13とで軸支点を構成する軸部 22,23を有した軸部材16,17が取着されており、外扉2を箱体1内面で開閉自在に軸支する。外扉2の側板6側の略中央には箱体1の側板6に係合して外扉2を閉じた状態に施錠する鎖錠部材18が取着されており、鎖錠部材18を操作することにより外扉2を閉じた状態に保持したり外扉2を開いたりすることができるようになっている。
【0011】
軸部材16,17は、図2に示すように、それぞれ外扉2の内面に螺子19により取着され、長孔20内で移動自在な調整螺子21を移動させることにより軸部22,23が軸受孔11又は軸受部材13に挿通されて外扉2が箱体1内面で軸支されることとなる。この軸部材16,17の基本的構造は、特願平7─70184号と同様であり、詳しい説明は省略する。軸部材17の軸部23には、上述したように、回動規制溝15内で回動範囲を略90度の範囲で規制する回動規制突起24が形成されている。この軸部材17と軸受孔12内に装着される軸受部材13とで、外扉2を最大限開いた位置を外扉2の外面2aが箱体1の一側板7に当接しないように規制する規制手段を構成している。
【0012】
この外扉2を箱体1に軸支するには、外扉2を箱体1の前面1aに対して略90度ずらして軸部材16の軸部22を軸受孔11に挿通するとともに、軸部23の回動規制突起24を切欠14aに合わせ(図6及び図7参照)て軸部23を軸受孔12に装着された軸受部材13に挿通して行う。
【0013】
内扉3は、図示しないが外扉2同様、側板7側で対向する一対の側板 4,5間に開閉自在に軸支されるとともに側板 6側で箱体1内部に収納される電気機器配設用フレーム(図示せず)に螺子25により閉じた状態で螺子止めされる。この内扉3には主幹開閉器9や分岐開閉器10のハンドル操作用の窓孔 26,27が形成され、内扉3を閉じた状態で各ハンドルを操作することができるようになっている。また、各分岐開閉器10に対応する位置にはネームプレート28が取着されており、分岐開閉器10による分岐回路が一目瞭然に分かるようになっている。
【0014】
次に、本実施の形態における軸部材17及び軸受部材13による外扉2の最大開位置の規制方法を図4乃至図7に基づいて説明する。この実施の形態によれば、図4及び図5に示すように、外扉 2を閉じた状態では従来例同様、外扉2の外面2aと箱体1の前面1aとが略面一になっている。このとき、軸部23の回動規制突起24は、図5に示すように、軸受部材13の回動規制溝15a 内で横向きに位置している。外扉2を開くと、図7に示すように、軸部23の回動規制突起24が軸受部材13の回動規制溝15a内で移動して回動規制突起24が回動規制溝15aの端面に当接する。従って、図6に示すように、外扉2がそれ以上開いて外扉2の外面2aが箱体1の一側板7に当接しないように外扉2の最大限開位置を規制することとなり、外扉2の外面や箱体1の一側板 7の塗装が剥がれにくいものとなった錆びにくいものとなるのである。
【0015】
なお、内扉も外扉同様、内扉の最大限開いた位置を内扉の外面が箱体の一側板に当接しないように規制する等、箱体に開閉自在に軸支される扉であれば本実施の形態の軸部材と軸受部材とを使用できる。
【0016】
また、本実施の形態によれば、外扉の最大限開いた位置を閉じた位置より略90度として、外扉自身の重量が加わって外扉が箱体の一側板方向に橈んでも外扉の外面が箱体の一側板に当接しない位置までに規制できるよう余裕を持たせているのである。
【0017】
【発明の効果】
請求項1記載の盤用ボックスによれば、底板及び四周側板により一面に開口を有する形状に形成され、前記四周側板のうちの対向する一対の側板の一方に軸受孔を形成するとともに前記一対の側板の他方に軸受部材を取着した箱体と、前記軸受孔及び前記軸受部材に軸支される一対の軸部を有して前記箱体の開口口縁に開閉自在に取着される扉と、を備えた盤用ボックスにおいて、前記軸部は、前記扉の内面に取着され長孔内で移動自在な調整螺子を移動させることにより前記軸受孔又は前記軸受部材に挿通される軸部材とし、該軸部材のうち前記軸受部材に軸支される軸部材には回動規制突起が形成され、前記軸受部材は、前記扉の最大限開位置でのみ前記回動規制突起が挿通可能な位置に形成された切欠と、この切欠に連通したものであって前記回動規制突起が臨んで前記扉の最大開位置を閉位置から90度に規制して前記扉がそれ以上開いて前記箱体の一側板に当接しないように前記扉の最大限開位置を規制する回動規制溝とが形成されたので、扉を開いたときに扉の外面が箱体の一側板に当接しない構成となり、扉や箱体の塗装が剥げにくく、もって錆びにくいものとなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す一部分解斜視図である。
【図2】図1のものの一実施の形態の全体構造を示す斜視図である。
【図3】図2のものの上側の軸支点を示す分解斜視図である。
【図4】図2のものの外扉を閉じた状態を示す断面図である。
【図5】図4のものの軸部と軸受部材とを示す説明図である。
【図6】図2のものの外扉を開いた状態を示す断面図である。
【図7】図6のものの軸部と軸受部材とを示す説明図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 箱体
2 外扉(扉)
4,5,6,7 四周側板
11,12 軸受孔
13 軸受部材
15a 回動規制溝
16,17 軸部材
22,23 軸部
24 回動規制突起

Claims (1)

  1. 底板及び四周側板により一面に開口を有する形状に形成され、前記四周側板のうちの対向する一対の側板の一方に軸受孔を形成するとともに前記一対の側板の他方に軸受部材を取着した箱体と、前記軸受孔及び前記軸受部材に軸支される一対の軸部を有して前記箱体の開口口縁に開閉自在に取着される扉と、を備えた盤用ボックスにおいて、
    前記軸部は、前記扉の内面に取着され長孔内で移動自在な調整螺子を移動させることにより前記軸受孔又は前記軸受部材に挿通される軸部材とし、該軸部材のうち前記軸受部材に軸支される軸部材には回動規制突起が形成され、
    前記軸受部材は、前記扉の最大限開位置でのみ前記回動規制突起が挿通可能な位置に形成された切欠と、この切欠に連通したものであって前記回動規制突起が臨んで前記扉の最大開位置を閉位置から90度に規制して前記扉がそれ以上開いて前記箱体の一側板に当接しないように前記扉の最大限開位置を規制する回動規制溝とが形成されたことを特徴とする盤用ボックス。
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