JP3587069B2 - Hoop band cutting and recovery equipment for coils - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コイル状に巻かれた圧延鋼帯の結束用フープバンドの切断および回収装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
コイルに結束されたフープバンドの切断方法は、従来、専用の切断鋏によって人手により切断する方法が主体であった。この作業方法では、切断作業と同時に回収しスクラップバックに投入する必要があった。そこで、近年、圧延プロセスラインの大型化および連続化ならびに無人化志向により、自動結束機（バンディングマシン）や結束バンド除去機（バンドリムーバー）などが導入されている。このような、コイル用フープバンドの切断に関し、下記（１）〜（４）に示す先行技術が知られている。
（１）特開平２−３０３２３号公報は、下記に示す、コイル結束バンド切断処理装置を開示する。揺動アームの先端（伸縮機構の付いた）に取り付けられた１対（２個）のタッチローラと正対面の本体装置側に取りつけられた送りローラとにより構成されており、まず揺動アームをコイル側に倒し、回転しているタッチローラをコイル表面に接触させ、バンドを引き出した後、揺動アームを装置側に倒し、送りローラを介して屑回収箱に排送する方法（以下、「先行技術１」という）
（２）実願平７−２８３８号（実用新案登録第３０１５６４１号）は、下記に示す、縞鋼板コイル結束バンド切断用カッターヘッドを開示する。フープバンドを下刃ですくい上げ、１対のグリッパをリンク機構で固定し、シリンダで昇降するシャーナイフで切断するバンド切断装置（以下、「先行技術２」という）。
（３）特開平３−１４８４３３号公報は、下記に示す、梱包体における結束バンド回収処理方法およびその装置を開示する。樹脂バンド切断および回収に関する提案であり、十手状のロール（先端が二つ割れになったロールに）より、バンドをはさみこんで回転により巻き取る方法（以下、「先行技術３」という）
（４）実公平８−８９７５号公報は、下記に示す、梱包体の結束帯除去装置を開示する。切断ロール（円筒体にスパイラル状の切断刃を配したロール）によりバンドを微細片に切断するバンドの寸断装置（以下、「先行技術４」という）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術は、以下に示す問題点を有している。
（１）既に実用化されているバンドリムーバは、先行技術１に示すようなタッチローラおよびバンド送りローラとの組合せ方式であり、ダウンエンドコイル（コイル軸線が水平方向にある）を対象としている。アップエンドコイル（コイル軸線が鉛直方向にある）の除去装置については従来はまだ実用化されていない。
【０００４】
アップエンドコイルでのフープバンド回収処理の難しい点は、切断後のバンドが重力方向にずり落ちてしまう点である。
更に、バンドの端末カシメ部がコイル下の搬送用チェーンコンベアに引っ掛かるため、バンドが回収不能となる点である。
（２）鉄鋼以外の一般分野では、先行技術３に示すように、ダンボール箱等の梱包用に使用されている樹脂バンドを切断および回収する技術がある。しかし、その切断方法は、平型刃物または熱切断によるものである。
（３）切断後のフープバンド回収方法として、一般的には、小径ロールを回転させながらコイル表面へ押さえ付けて、回転と摩擦とによってロールの回転と同時にコイル系外へ巻き出される。
【０００５】
以上のように、従来技術は、ダウンエンドコイルをコイル円周方向に抜き出す方法でありこれが装置化し易く、実用化されている。また、従来、アップエンドコイルに関する切断回収方法の先行技術および特許はない。
【０００６】
従って、この発明の目的は、アップエンドコイルに結束されたフープバンドをコイル母材を疵つけることなく効率的に切断および回収することができるコイル用フープバンドの切断および回収装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、軸芯を鉛直方向に向けて載置されたコイルの外周面に巻かれたフープバンドを切断するための切断機構と、切断された前記フープバンドを回収するための回収機構とからなり、前記切断機構は、前記フープバンドを切断するための、フレームに回転自在に取付けられた回転式切断体と、前記回転式切断体と前記コイルの外表面との距離を調整し前記フープバンドへの切り込み代を一定に保持する機構とからなり、前記回収機構は、前記切断機構により切断された前記フープバンドを受け止めて落下を阻止するための、前記コイルの外周面に押し付け機構によって押し付けられて前記コイルの外周面と密着可能な受け爪を有する受けアームと、切断された前記フープバンドを前記コイルからその外方へ引き出すための引き込みアームと、前記引き込みアームによって引き出された前記フープバンドの処理機構とを備え、前記処理機構は、引き出された前記フープバンドを巻き取るための巻き取りアームと、巻き取ったフープバンドの押し潰し機構とを備え、前記巻き取りアームは、軸部とアーム部とからなり前記軸部を中心として回転自在であり、前記引き込みアームが引き出した前記フープバンドを前記引き込みアームが退去した後、前記軸部を中心として回転して前記フープバンドを渦巻き状に巻き取り可能であり、前記フープバンド押し潰し機構は、前記巻き取りアームが巻き取った渦巻き状のフープバンドを側方から押し潰して薄くすることに特徴を有するものである。
【０００８】
請求項２記載の発明は、前記受けアームの前記受け爪は、前記切断機構から前記コイルの外周面の周方向に９０度の位置よりも所定角度前記切断機構に近い位置に配されていることに特徴を有するものである。
【０００９】
請求項３記載の発明は、前記処理機構は、回転可能且つ上下方向に不動の旋回蓋を備え、前記巻き取りアームの前記軸部および前記アーム部は、前記旋回蓋に設けられた前記軸部を挿入する孔および前記アーム部を挿入する孔にそれぞれ嵌め込こまれており、前記旋回蓋は、前記巻き取りアームと共に回転可能且つ前記巻き取りアームが上昇するときは巻き取った前記フープバンドを上方から押さえて下方に落下せしめることに特徴を有するものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図１〜４は、この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド切断機構を示し、図５〜７は、巻き取ったフープバンドを下方に落下せしめる機構を示し、図８〜１９は、フープバンドの切断および回収工程を示し、そして、図２０〜３１は、フープバンド回収機構を示す。
【００１１】
図面に示すように、コイルＡはアップエンドコイルの状態であり、フープバンドＢによって結束されている（図８参照）。コイルＡはライン搬入用のコイル搬送コンベアＣに載せられて順次搬送されてくる（それぞれコイルＡ１、Ａ２、Ａ３・・・とする）（図２２参照）。フープバンドＢは、主として金属製の材質からなるコイル用の結束帯である。
【００１２】
コンベアＣによって搬送されてくるコイルＡの一方側に位置するように、フープバンド切断機構Ｄが設けられている。切断機構Ｄは、ダイヤモンドカッター等からなる回転式切断体１と、コイル（母材）Ａへの切り込みの防止、および、確実なフープバンドＢの切断を図るためにフープバンドＢへの切り込み代を一定に保持するための機構を有している。
【００１３】
切り込み代を一定に保持するために、コイルＡの外表面と回転式切断体１との距離を一定にする。その第１手段として、フレーム３の形状をＥの字形にし（図１０参照）、前記フレーム３の中央突出部に図示しない駆動源によって回転式切断体１を回転自在に取付け、そして、上部および下部突出部に転動ローラ２Ｕおよび２Ｌが転動自在に取付けられた機構を用いる。転動ローラ２Ｕおよび２Ｌは、回転式切断体１の進行方向（上下方向）の前後両側にコイルＡの外表面と接触して転動可能な構造とし、その突出部長さの調整により回転式切断体１とコイルＡの外周表面との距離を一定に調整する。
【００１４】
第２手段として、転動ローラ２をコイルＡの外表面に非接触とし、距離センサーを取付けその信号により回転式切断体１の位置を調整する機構を用いる。
また、第３手段として、コイルＡの外表面への回転式切断体１の押付け力を一定に制御することにより、切り込み代を一定に保持する機構を用いる。この方法は、回転式切断体１を押し付け圧力一定に保持されたシリンダーによりコイルＡの外表面に押し付けることにより実現する。
【００１５】
第１〜３手段に示した切り込み代を一定に保持する機構により、回転式切断体１のフープバンドＢへの切り込み代を一定に保持して回転式切断体１のコイルＡへの切り込みを防止する。切断機構Ｄを上下方向に移動させ、切り込み代を一定に保持しながら回転式切断体１でフーブバンドＢを切断することによりフープバンドＢのみを確実に切断することができる。
【００１６】
図２４〜２９は、フープバンド回収機構の受けアームの密着機構を説明する図面である。回収機構Ｅは、フープバンドの受けアーム１２と、引き込みアーム１１と、巻き取りアーム１４と、押し付けダイス２７とを備えている。２本の受けアーム１２は、その基端（下端）を軸支されて設けられている（図１〜４参照）。２本の受けアーム１２の各々の先端には、受け爪１２Ｌおよび１２Ｒが取り付けられている。受け爪１２Ｌおよび１２Ｒは、ａ側およびｂ側の２本からなっている。受け爪１２Ｌ、１２Ｒは、Ｌ字形状に形成され、その中間部１２２には受けアーム１２内に嵌挿されている受け爪摺動部１２３が設けられている。摺動部１２３には、雄ネジが螺刻されている。そして、その先端にはナット１７が螺合されており、ナット１７により摺動部１２３は受けアーム１２の本体から抜けないようになっている。受け爪基端部１２４と受けアーム先端部１２５との間の圧縮バネ１３が受け爪先端部１２６を常に押し広げるように取付けてあり、コイルＡと接触すると初期の設定長さよりも縮む。
【００１７】
受けアーム１２、１２を回動し水平に保持することにより、受け爪１２Ｌ、１２Ｒは、切断機構ＤからコイルＡの周方向にほぼ９０度の位置、あるいは、前記位置から所定角度切断機構Ｄに近い位置との間において配され、そして、圧縮バネ１３によってコイルＡの外周面に密着する。本実施の形態においては、受け爪１２Ｌおよび１２Ｒは、図２４〜２９に示すように、図３、４に示される位置よりも切断機構Ｄに近い位置に配置されている。１６は受けアーム１２を回動するための受けアーム回動用シリンダ機構である。コイルＡの外周面に密着した受け爪１２Ｌ、１２Ｒによって切断されたフープバンドＢを下側から受け止め落下を阻止することができる。
【００１８】
なお、切断機構ＤからコイルＡの周方向に９０度の位置に受け爪を配置したのでは支持バランスが悪く、フープバンドの切断部分が自重で落下してしまう恐れがある。また、それにより、反対側の引き込みアーム１１側では逆に跳ね上がり、フープバンドが引き込みアームから外れる場合がある。従って、受け爪１２Ｌ、１２Ｒは、切断機構ＤからコイルＡの周方向に９０度よりも所定角度近い位置に配することが好ましい。
【００１９】
次に、切断機構ＤからコイルＡの周方向に９０度よりも所定角度近い位置に配した場合における受け爪１２Ｌおよび１２Ｒの密着機構について説明する。設置位置が切断機構からコイルＡの周方向に９０度であれば、受け爪１２Ｌおよび１２Ｒは、それぞれ１つずつでもよい。ただし、受け爪１２Ｌおよび１２Ｒが、切断機構ＤからコイルＡの周方向に９０度よりも所定角度切断機構Ｄに近い位置に配されている場合には、図２４、２５に示すように、受け爪をａ側およびｂ側の２つ配置する。図２４〜２６は、受けアーム１２の本体が点イまで前進時、図２７〜２９は、受けアーム１２の本体が点ロまで前進時の状態を示している。受け爪１２Ｌにおいて、受けアーム１２の本体が点イまで前進すると、まず、ａ側の受け爪先端部１２６ａがコイルＡの表面に接触する。このとき、ｂ側の受け爪先端部１２６ｂは、まだコイルＡには、接触していない。更に、受けアーム１２の本体が点イより前進すると、ｂ側の受け爪摺動部１２３上をスライドするようになる。そして、受けアーム１２の本体が点ロまで前進すると、ｂ側の受け爪先端部１２６ｂもコイルＡに接触する。かくして、受け爪１２ＬがコイルＡに密着する。受け爪１２Ｌはナット１７の作用により抜けることはない。
【００２０】
切断機構Ｄの反対側に設けられた引き込みアーム１１は、フープバンドＢを係止するフック状に形成され、コンベアＣの移動方向と直交する方向に移動可能となっている。更に、引き込みアーム１１の移動方向と同方向には、ガイドテーブル１９が水平に設けられている。１８は引き込み用入口案内ガイド、２０は引き込みアーム移動用のシリンダ機構である。
【００２１】
ガイドテーブル１９上には、引き込みアーム１１により引き出されたフープバンドＢを両側から押えるための押えロール１０が、ガイドテーブル１９の両側に並列されて複数対設けられている。引き込みアーム１１は、切断されたフープバンドＢを係止し、そして、ガイドテーブル１９の長手方向に移動して切断されたフープバンドＢをコイルＡの外方（系外）へ引き出す作用を有している。
【００２２】
切断されたフープバンドＢは、両側の受けアーム１２の受け爪１２Ｌ、１２Ｒに下側から受け取られて係止されるとともに、引き込みアーム１１によりガイドテーブル１９上をコイルＡの外方へ引き出される。引き出されたフープバンドＢを両側の押えロール群１０により外側から抑えながら引き込むと二つ折りの二重の直線状となる（図１３、１４参照）。
【００２３】
切断されたフープバンドＢを引き込みアーム１１が引き出し終えたところの位置には、巻き取りアーム１４が設けられている。巻き取りアーム１４は、軸部１４ａとアーム部１４ｂとからなり、軸部１４ａを中心として回転自在である。引き込みアーム１１および巻き取りアーム１４は、ともに上下に移動可能となっている。１５は巻き取りアーム昇降用シリンダ機構である。そして、引き込みアーム１１の軸芯と巻き取りアーム１４の軸部１４ａとは、引き込みアーム１１が引き出したフープバンドＢを上手く巻き取りアーム１４に巻き付けられるように互いにほぼ同軸上に配置される構成となっている。
【００２４】
引き込みアーム１１がフープバンドＢを引き出したら、巻き取りアーム１４を下降させてその軸部１４ａにフープバンドＢを係止し、次いで、引き込みアーム１１を下降して退去させる。そして、巻き取りアーム１４を軸部１４ａを中心として回転することにより、フープバンドＢを渦巻き状に巻き取る。巻き取ったら、巻き取りアーム１４を上方へ上昇させる。
【００２５】
巻き取りアーム１４の上部には、巻き取り室（図示せず）に固定された蓋３４〜３６が確保されている。この蓋の構造は、次の通りである。図５〜７に示すように、蓋は、巻き取り室に固定された、固定蓋３４と、固定蓋３４に穿孔された円孔の周囲に設けられた旋回軸受け３５と、旋回軸受け３５を介して前記円孔内に嵌め込まれた旋回蓋３６とによって構成されている。旋回蓋３６の中心には巻き取りアーム１４の軸部１４ａが挿入される孔３６ａが、その周囲にはアーム部１４ｂが挿入される孔３６ｂがそれぞれ穿孔されており、旋回蓋３６は孔３６ａ内に挿入されたアーム軸部１４ａを軸としてアーム１４と共に回転可能となっている。旋回蓋３６は上下方向には不動であり、巻き取りアーム１４は孔３６ａおよび孔３６ｂ内を昇降自在である。
【００２６】
孔３６ａおよび３６ｂ内に挿入され、フープバンドＢを巻き取った巻き取りアーム１４が上昇すると、アーム１４に絡み付いた渦巻き状のフープバンドＢは旋回蓋３６によって上から押さえ付けられ掻き落とされて下方に落下する。かくして、ガイドテーブル１９上には、渦巻き状のフープバンドＢが残る。フープバンドＢは金属製なので、そこに自立する。
【００２７】
本装置の後部には、排出用ローラコンベア３１が設けられており、シャッター開閉シリンダ機構２９によりシャッター２８を開けて押し潰したフープバンドＢをダイス２７によりコンベア３１まで押し込み、コンベア３１によってスクラップバケット３３まで搬送し回収する（図１８、２２参照）。
【００２８】
また、本装置の後部に図３２に示すような、円筒体４ａにスパイラル状の切断刃４ｂを配した切断ロール４を備える切断機構（図示せず）を設け、フープバンドＢを長手方向に順次細断して小屑化してもよい。これにより、フーブバンドＢの排出屑は嵩張らずにスクラップバケット３３へ投入される。
【００２９】
以上のように、本動作を繰り返すことにより、結束用フープバンドにより結束されて順次生産ラインから搬送されてくるコイルに対して、コンベアライン上でフープバンド切断および回収、排出を効率的に実施可能である。
【００３０】
【実施例】
次に、この発明の装置によりフープバンドを切断および回収する工程を説明する。
（１）コイルＡはアップエンドコイルの状態であり、フーブバンドＢによって結束されている。（図８参照）。
（２）受けアーム１２の受け爪１２Ｌ、１２ＲをコイルＡの表面に密着させてフープバンドＢの切断に備える（図９参照）。
（３）切断機構Ｄを上下方向に移動させてフープバンドＢを切断する（図１０参照）。
（４）切断されたフープバンドＢを受けアーム１２によって下側から受け止めるとともに、引き込みアーム１１によってフープバンドＢを下側から係止する（図１１、１２参照）。
（５）引き込みアーム１１をガイドテーブル１９の長手方向に移動して切断されたフープバンドＢをコイルＡの外方（系外）へ引き出す。引き出されたフープバンドＢは両側の押えロール群１０により外側から抑えられながら引き出され、二つ折りの二重の直線状となる（図１３、１４参照）。
（６）切断されたフープバンドＢを引き込みアーム１１が引き出し終えたところの位置で、巻き取りアーム１４を下降させてその軸部１４ａにフープバンドＢを係止する（図１５参照）。
（７）次いで、引き込みアーム１１を下降して退去させる。これにより、フープバンドＢは巻き取りアーム１４のみに係止される（図１６参照）。
（８）次いで、巻き取りアーム１４を軸部１４ａを中心として回転することにより、フープバンドＢは渦巻き状に巻き取られる（図１７参照）。
（９）次いで、巻き取りアーム１４を上方へ上昇させると、そこ（ガイドテーブル１９上）には、渦巻き状のフープバンドＢのみが残る。フープバンドＢは金属製なのでそこに自立する。次いで、ダイス２７を水平に移動してシャッター２８に押し付けてフープバンドＢを側方から押し潰して薄くすることにより、めがね状に近いような複数本の線状、即ち、多重折りの形状に形成される。（図１８、１９参照）。
【００３１】
以後は、そのまま排出するか、更に細断して排出してもよい。
【００３２】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、フープバンドのみを切断しコイル母材に切り込まないように常時一定の切り込み代にて切断できる切断機構を採用し、アップエンドコイルに結束されたフープバンドをコイル母材を疵つけることなく切断し、切断後のフープバンドの回収は長尺物に対して有効な巻き取りアームによる巻き取り回収機構を採用し、巻き取ったフープバンドを押し潰して薄くし、また、細断して回収することができ、フープバンドの切断および回収効率が大幅に向上し、フープ屑の排出性向上および廃材保管容積率の向上を図ることができ、かくして、有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド切断機構を示す平面図である。
【図２】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド切断機構を示す側面図である。
【図３】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド切断機構を示す平面図である。
【図４】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド切断機構を示す側面図である。
【図５】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド回収機構の巻き取りアーム、固定蓋および旋回蓋を、巻き取りアームが下降した状態で示す側面図である。
【図６】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド回収機構の巻き取りアーム、固定蓋および旋回蓋を、巻き取りアームが上昇した状態で示す側面図である。
【図７】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド回収機構の回転蓋および固定蓋の構成を説明する平面図である。
【図８】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明するアップエンドコイルに結束されたフープバンドを示す斜視図である。
【図９】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明するフープバンドの切断開始状態を示す平面図である。
【図１０】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明するフープバンドの切断時の状態を示す斜視図である。
【図１１】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明するフープバンドが受け止められた状態を示す斜視図である。
【図１２】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明するフープバンドが受け止められた状態を示す平面図である。
【図１３】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明するフープバンドが引き込まれた状態を示す平面図である。
【図１４】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明するフープバンドが引き込まれ巻き取りアームが下降する状態を示す平面図である。
【図１５】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明するフープバンドが引き込まれ巻き取りアームが下降する状態を示す平面図である。
【図１６】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明する巻き取りアームが下降し引き込みアームが後退する状態を示す側面図である。
【図１７】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明するフープバンドの巻き取りを示す平面図である。
【図１８】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明するフープバンドを押し潰す状態を示す平面図である。
【図１９】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドの切断および回収工程を説明する押し潰されたフープバンドを示す平面図である。
【図２０】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド回収機構を示す側面図である。
【図２１】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド回収機構を示す側面図である。
【図２２】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド回収機構を示す平面図である。
【図２３】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド回収機構を示す正面図である。
【図２４】この発明の装置の実施の形態に係る受けアーム本体が点イまで前進時の受けアーム密着機構を示す平面図である。
【図２５】この発明の装置の実施の形態に係る受けアーム本体が点イまで前進時の受けアーム密着機構の図２４におけるａ側を示す正面図である。
【図２６】この発明の装置の実施の形態に係る受けアーム本体が点イまで前進時の受けアーム密着機構の図２４におけるｂ側を示す正面図である。
【図２７】この発明の装置の実施の形態に係る受けアーム本体が点ロまで前進時の受けアーム密着機構を示す平面図である。
【図２８】この発明の装置の実施の形態に係る受けアーム本体が点ロまで前進時の受けアーム密着機構の図２７におけるａ側を示す正面図である。
【図２９】この発明の装置の実施の形態に係る受けアーム本体が点ロまで前進時の受けアーム密着機構の図２７におけるｂ側を示す正面図である。
【図３０】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド回収機構の押付機構を示す平面図である。
【図３１】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンド回収機構の押付機構を示す側面図である。
【図３２】この発明の装置の実施の形態に係るフープバンドを切断するための切断刃を示す斜視図である。
【符号の説明】
Ａ：圧延鋼帯（コイル）
Ｂ：フープバンド
Ｃ：コイル搬送コンベア
Ｄ：フープバンド切断機構
Ｅ：フープバンド回収機構
１：回転式切断体
２Ｕ：上側転動ローラ
２Ｌ：下側転動ローラ
３：フレーム
４：切断ロール
４ａ：円筒体
４ｂ：スパイラル状切断刃
１０：押えロール
１１：フープバンド引き込みアーム
１２：フープバンド受けアーム
１２Ｌ：左受けアーム用受け爪
１２Ｒ：右受けアーム用受け爪
１２２：受け爪中間部
１２３：受け爪摺動部
１２４：受け爪基端部
１２５：受けアーム先端部
１２６：受け爪先端部
１３：圧縮バネ
１４：巻き取りアーム
１４ａ：軸部
１４ｂ：アーム部
１５：巻き取りアーム昇降用シリンダ機構
１６：受けアーム回動用シリンダ機構
１７：ナット
１８：引き込み用入口案内ガイド
１９：回収用ガイドテーブル（本体ベース）
２０：引き込みアーム移動用シリンダ機構
２２：継手
２３：フープバンド巻き付けモータ昇降シリンダ機構
２４：レール
２６：フープバンド圧縮シリンダ機構
２７：押し付けダイス
２８：シャッター
２９：シャッター開閉シリンダ機構
３１：排出用ローラコンベア
３３：スクラップバケット
３４：固定蓋
３５：旋回軸受け
３６：旋回蓋
３６ａ、３６ｂ：孔[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for cutting and recovering a hoop band for binding a rolled steel strip wound in a coil shape.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the method of cutting the hoop band tied to the coil has been mainly a method of cutting manually using dedicated cutting scissors. In this method of operation, it was necessary to collect and throw it into the scrapback at the same time as the cutting operation. Therefore, in recent years, an automatic binding machine (banding machine), a binding band removing machine (band remover), and the like have been introduced due to an increase in the size and continuity of the rolling process line and a tendency toward unmanned operation. Regarding such cutting of the coil hoop band, the following prior arts (1) to (4) are known.
(1) JP-A-2-30323 discloses a coil binding band cutting apparatus shown below. It consists of a pair (two) of touch rollers attached to the tip of the swing arm (with a telescopic mechanism) and a feed roller attached to the main unit on the facing surface. After dropping the band to the coil side, bringing the rotating touch roller into contact with the coil surface, pulling out the band, tilting the swing arm to the device side, and discharging it to the waste collection box via the feed roller (hereinafter, referred to as “ Prior art 1)
(2) Japanese Utility Model Application No. 7-2838 (Utility Model Registration No. 3015641) discloses a cutter head for cutting a striped steel sheet coil binding band shown below. A band cutting device that scoops up a hoop band with a lower blade, fixes a pair of grippers with a link mechanism, and cuts with a shear knife that moves up and down with a cylinder (hereinafter, referred to as “prior art 2”).
(3) Japanese Patent Laying-Open No. 3-148433 discloses a method and an apparatus for collecting a binding band in a package shown below. This is a proposal for cutting and collecting a resin band. A method in which a band is sandwiched from a ten-handed roll (to a roll with a broken tip) and wound by rotation (hereinafter referred to as "prior art 3").
(4) Japanese Utility Model Publication No. 8-8975 discloses a binding band removing device for a package shown below. A band shredding device (hereinafter referred to as "prior art 4") that cuts a band into fine pieces using a cutting roll (a roll having a spiral cutting blade disposed on a cylindrical body).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The above prior art has the following problems.
(1) A band remover that has already been put into practical use is a combination type with a touch roller and a band feed roller as shown in Prior Art 1, and is intended for a down-end coil (coil axis is in a horizontal direction). Conventionally, a device for removing an up-end coil (the coil axis is in the vertical direction) has not been put to practical use yet.
[0004]
The difficulty of the hoop band collection process with the up-end coil is that the cut band slips down in the direction of gravity.
Further, the band cannot be collected because the terminal crimping portion of the band is caught on the conveyor chain below the coil.
(2) In general fields other than steel, as shown in Prior Art 3, there is a technique for cutting and collecting a resin band used for packing a cardboard box or the like. However, the cutting method is based on a flat blade or thermal cutting.
(3) As a method of collecting the hoop band after cutting, generally, a small-diameter roll is pressed against the coil surface while rotating, and is rolled out of the coil system simultaneously with rotation of the roll by rotation and friction.
[0005]
As described above, the prior art is a method of extracting a down-end coil in the coil circumferential direction, and this is easy to implement as a device and has been put to practical use. In addition, there is no prior art and no patent for a cutting and collecting method for an up-end coil.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a coil hoop band cutting and collecting apparatus capable of efficiently cutting and collecting a hoop band bound to an up-end coil without damaging a coil base material. is there.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a cutting mechanism for cutting a hoop band wound around an outer peripheral surface of a coil placed with a shaft center directed vertically, and a mechanism for collecting the cut hoop band. A cutting mechanism for cutting the hoop band, and adjusting a distance between the rotatable cutting body and an outer surface of the coil, the rotatable cutting body being rotatably mounted on a frame. And a mechanism for holding a cut allowance to the hoop band at a constant value, wherein the recovery mechanism presses against the outer peripheral surface of the coil for receiving the hoop band cut by the cutting mechanism and preventing the hoop band from falling. A receiving arm having a receiving claw that is pressed by a mechanism and can be brought into close contact with the outer peripheral surface of the coil, and a pull for pulling the cut hoop band outward from the coil. A retracting arm, and a processing mechanism for the hoop band pulled out by the retracting arm, the processing mechanism comprising: a winding arm for winding the pulled out hoop band; and a crushing of the wound hoop band. The winding arm includes a shaft portion and an arm portion and is rotatable around the shaft portion. After the retracting arm has retracted the hoop band pulled out by the retracting arm, the winding arm The hoop band can be wound in a spiral shape by rotating about the portion, and the hoop band crushing mechanism crushes the spiral hoop band wound by the winding arm from the side to thin it. It is characterized in particular.
[0008]
The invention according to claim 2, wherein the receiving claw of the receiving arm is disposed at a position closer to the cutting mechanism by a predetermined angle than a position at 90 degrees in a circumferential direction of an outer peripheral surface of the coil from the cutting mechanism. It is characterized by the following.
[0009]
The invention according to claim 3, wherein the processing mechanism includes a rotatable lid that is rotatable and immovable in a vertical direction, and the shaft portion and the arm portion of the take-up arm are provided on the pivot cover. Are inserted into a hole for inserting the arm portion and a hole for inserting the arm portion, respectively, and the revolving lid is rotatable with the winding arm and the wound hoop band is lifted when the winding arm is raised. It is characterized in that it is pressed down from above and dropped down.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 4 show a hoop band cutting mechanism according to an embodiment of the device of the present invention, FIGS. 5 to 7 show a mechanism for dropping a wound hoop band downward, and FIGS. The band cutting and collection steps are shown, and FIGS. 20-31 show the hoop band collection mechanism.
[0011]
As shown in the drawing, the coil A is in an up-end coil state and is bound by a hoop band B (see FIG. 8). The coils A are placed on a coil transfer conveyor C for line transfer and sequentially transferred (referred to as coils A1, A2, A3,..., Respectively) (see FIG. 22). The hoop band B is a binding band for a coil mainly made of a metal material.
[0012]
A hoop band cutting mechanism D is provided so as to be located on one side of the coil A conveyed by the conveyor C. The cutting mechanism D includes a rotary cutting body 1 made of a diamond cutter or the like, and a cutting allowance for the hoop band B in order to prevent cutting into the coil (base material) A and to surely cut the hoop band B. It has a mechanism for keeping it constant.
[0013]
In order to keep the cutting allowance constant, the distance between the outer surface of the coil A and the rotary cutting body 1 is made constant. As a first means, the frame 3 is formed into an E-shape (see FIG. 10), and the rotary cutting body 1 is rotatably attached to a central protruding portion of the frame 3 by a driving source (not shown). A mechanism is used in which rolling rollers 2U and 2L are rotatably mounted on the protruding portions. The rolling rollers 2U and 2L are configured to be able to roll by contacting the outer surface of the coil A on both front and rear sides in the advancing direction (vertical direction) of the rotary cutting body 1, and to adjust the length of the protruding portion to perform rotary cutting. The distance between the body 1 and the outer peripheral surface of the coil A is adjusted to be constant.
[0014]
As a second means, a mechanism is used in which the rolling roller 2 is brought into non-contact with the outer surface of the coil A, a distance sensor is attached, and the position of the rotary cutting body 1 is adjusted based on a signal from the distance sensor.
Further, as the third means, a mechanism for keeping the cutting margin constant by controlling the pressing force of the rotary cutting body 1 against the outer surface of the coil A to be constant is used. This method is realized by pressing the rotary cut body 1 against the outer surface of the coil A by a cylinder maintained at a constant pressure.
[0015]
The mechanism for keeping the cutting allowance shown in the first to third means constant, thereby keeping the cutting allowance for the hoop band B of the rotary cutting body 1 constant and preventing the cutting of the rotary cutting body 1 into the coil A. I do. By moving the cutting mechanism D in the vertical direction and cutting the hoop band B with the rotary cutting body 1 while keeping the cutting margin constant, only the hoop band B can be reliably cut.
[0016]
FIGS. 24 to 29 are views for explaining the contact mechanism of the receiving arm of the hoop band collecting mechanism. The collection mechanism E includes a hoop band receiving arm 12, a retracting arm 11, a winding arm 14, and a pressing die 27. The two receiving arms 12 are provided with their base ends (lower ends) pivotally supported (see FIGS. 1 to 4). Receiving claws 12L and 12R are attached to the distal ends of the two receiving arms 12, respectively. The receiving claws 12L and 12R are composed of two a-side and b-side claws. The receiving claws 12 </ b> L and 12 </ b> R are formed in an L-shape, and an intermediate portion 122 is provided with a receiving claw sliding portion 123 fitted into the receiving arm 12. An external thread is threaded on the sliding portion 123. A nut 17 is screwed to the tip of the sliding arm 123 so that the sliding portion 123 does not come off the main body of the receiving arm 12. Between the receiving claw proximal end 124 and the receiving arm distal end 125The compression spring 13 is attached so as to always push and expand the receiving claw tip 126. When the compression spring 13 comes into contact with the coil A, the compression spring 13 contracts more than the initially set length.
[0017]
By rotating the receiving arms 12 and 12 and holding them horizontally, the receiving claws 12L and 12R are moved from the cutting mechanism D to a position substantially 90 degrees in the circumferential direction of the coil A, or from the position to the predetermined angle cutting mechanism D Arranged between close positions, andCompression spring 13Thereby, it comes into close contact with the outer peripheral surface of the coil A. In the present embodiment, the receiving claws 12L and 12R are arranged at a position closer to the cutting mechanism D than the positions shown in FIGS. Reference numeral 16 denotes a receiving arm rotating cylinder mechanism for rotating the receiving arm 12. The hoop band B cut by the receiving claws 12L and 12R that are in close contact with the outer peripheral surface of the coil A can be received from below and prevented from falling.
[0018]
If the receiving claw is arranged at a position 90 degrees in the circumferential direction of the coil A from the cutting mechanism D, the support balance is poor, and the cut portion of the hoop band may fall by its own weight. In addition, as a result, the opposite side of the retraction arm 11 may jump up in the opposite direction, and the hoop band may come off from the retraction arm. Therefore, it is preferable that the receiving claws 12L and 12R be arranged at positions closer to the cutting mechanism D by a predetermined angle than 90 degrees in the circumferential direction of the coil A.
[0019]
Next, the close contact mechanism of the receiving claws 12L and 12R in a case where the cutting claw D is disposed at a position closer to the circumferential direction of the coil A by a predetermined angle than 90 degrees is described. If the installation position is 90 degrees from the cutting mechanism in the circumferential direction of the coil A, each of the receiving claws 12L and 12R may be one. However, when the receiving claws 12L and 12R are arranged at a position closer to the cutting mechanism D by a predetermined angle than 90 degrees in the circumferential direction of the coil A from the cutting mechanism D, as shown in FIGS. Two claws are arranged on the a side and the b side. 24 to 26 show a state in which the main body of the receiving arm 12 advances to the point A, and FIGS. 27 to 29 show a state in which the main body of the receiving arm 12 advances to the point B. In the receiving claw 12L, when the main body of the receiving arm 12 advances to the point A, first, the receiving claw tip 126a on the a side contacts the surface of the coil A. At this time, the receiving claw tip 126b on the b side has not yet contacted the coil A. Further, when the main body of the receiving arm 12 advances from the point A,b sideSlides on the receiving claw sliding portion 123. When the main body of the receiving arm 12 advances to the point B, the receiving claw tip 126b on the b side also comes into contact with the coil A. Thus, the receiving claw 12L comes into close contact with the coil A. The receiving claw 12L does not come off due to the action of the nut 17.
[0020]
The retraction arm 11 provided on the opposite side of the cutting mechanism D is formed in a hook shape for locking the hoop band B, and is movable in a direction orthogonal to the moving direction of the conveyor C. Further, a guide table 19 is provided horizontally in the same direction as the moving direction of the retraction arm 11. Reference numeral 18 denotes a retraction entrance guide, and reference numeral 20 denotes a cylinder mechanism for moving the retraction arm.
[0021]
On the guide table 19, a plurality of pairs of press rolls 10 for pressing the hoop band B pulled out by the retraction arm 11 from both sides are provided in parallel on both sides of the guide table 19. The retraction arm 11 has a function of locking the cut hoop band B and moving the guide table 19 in the longitudinal direction to pull the cut hoop band B to the outside of the coil A (outside the system). ing.
[0022]
The cut hoop band B is received and locked by the receiving claws 12L and 12R of the receiving arms 12 on both sides from below, and is pulled out of the coil A on the guide table 19 by the pull-in arm 11. When the pulled-out hoop band B is pulled in while being held down from the outside by the pressing roll groups 10 on both sides, the hoop band B is folded in two to form a double linear shape (see FIGS. 13 and 14).
[0023]
A take-up arm 14 is provided at a position where the cut-off hoop band B has been pulled out by the pull-in arm 11. The winding arm 14 includes a shaft 14a and an arm 14b, and is rotatable around the shaft 14a. The retraction arm 11 and the winding arm 14 are both movable up and down. Reference numeral 15 denotes a take-up arm lifting / lowering cylinder mechanism. The axis of the retracting arm 11 and the axis 14a of the winding arm 14 are arranged substantially coaxially with each other so that the hoop band B pulled out by the retracting arm 11 can be successfully wound around the winding arm 14. Has become.
[0024]
When the retracting arm 11 pulls out the hoop band B, the winding arm 14 is lowered to lock the hoop band B on the shaft portion 14a, and then the retracting arm 11 is lowered and retracted. Then, the hoop band B is spirally wound by rotating the winding arm 14 about the shaft portion 14a. After winding, the winding arm 14 is moved upward.
[0025]
Lids 34 to 36 secured to a winding chamber (not shown) are secured above the winding arm 14. The structure of this lid is as follows. As shown in FIGS. 5 to 7, the lid is fixed via a fixed lid 34, a swivel bearing 35 provided around a circular hole formed in the fixed lid 34, and a swivel bearing 35. And a revolving lid 36 fitted in the circular hole. A hole 36a into which the shaft portion 14a of the winding arm 14 is inserted and a hole 36b into which the arm portion 14b is inserted are formed in the center of the revolving lid 36, and the revolving lid 36 is formed in the hole 36a. Is rotatable with the arm 14 around the arm shaft 14a inserted into the arm. The revolving lid 36 is immovable in the vertical direction, and the winding arm 14 can move up and down in the holes 36a and 36b.
[0026]
When the take-up arm 14 inserted into the holes 36a and 36b and taking up the hoop band B rises, the spiral hoop band B entangled with the arm 14 is pressed down from above by the revolving lid 36 and is scraped down. To fall. Thus, the spiral hoop band B remains on the guide table 19. Since the hoop band B is made of metal, it stands alone there.
[0027]
A discharge roller conveyor 31 is provided at the rear of the apparatus, and the hoop band B, which has been opened and crushed by opening and closing the shutter 28 by the shutter opening / closing cylinder mechanism 29, is pushed into the conveyor 31 by the die 27, and the scrap bucket 33 is moved by the conveyor 31. And collected (see FIGS. 18 and 22).
[0028]
Further, a cutting mechanism (not shown) having a cutting roll 4 in which a spiral cutting blade 4b is arranged on a cylindrical body 4a as shown in FIG. 32 is provided at the rear of the apparatus, and the hoop band B is sequentially moved in the longitudinal direction. It may be cut into small pieces. As a result, the waste from the hood band B is introduced into the scrap bucket 33 without being bulky.
[0029]
As described above, by repeating this operation, the hoop band can be cut, collected, and discharged efficiently on the conveyor line for the coils bound by the binding hoop band and sequentially conveyed from the production line. It is.
[0030]
【Example】
Next, the steps of cutting and collecting the hoop band by the apparatus of the present invention will be described.
(1) The coil A is in an up-end coil state, and is bound by the hood band B. (See FIG. 8).
(2) The receiving claws 12L and 12R of the receiving arm 12 are brought into close contact with the surface of the coil A to prepare for the cutting of the hoop band B (see FIG. 9).
(3) The cutting mechanism D is moved up and down to cut the hoop band B (see FIG. 10).
(4) The cut hoop band B is received from below by the receiving arm 12 and the hoop band B is locked from below by the pull-in arm 11 (see FIGS. 11 and 12).
(5) The retraction arm 11 is moved in the longitudinal direction of the guide table 19 to pull out the cut hoop band B to the outside of the coil A (outside the system). The pulled out hoop band B is pulled out while being suppressed from the outside by the pressing roll groups 10 on both sides, and becomes a folded double linear shape (see FIGS. 13 and 14).
(6) At the position where the cut-off hoop band B has been pulled out by the pull-in arm 11, the take-up arm 14 is lowered to lock the hoop band B on the shaft portion 14a (see FIG. 15).
(7) Next, the retraction arm 11 is moved down to retreat. As a result, the hoop band B is locked only by the winding arm 14 (see FIG. 16).
(8) Next, the hoop band B is spirally wound by rotating the winding arm 14 about the shaft portion 14a (see FIG. 17).
(9) Next, when the winding arm 14 is moved upward, only the spiral hoop band B remains there (on the guide table 19). The hoop band B is made of metal and stands there. Next, the die 27 is moved horizontally, pressed against the shutter 28, and the hoop band B is crushed from the side and thinned to form a plurality of linear shapes close to a glasses shape, that is, a multifold shape. Is done. (See FIGS. 18 and 19).
[0031]
Thereafter, it may be discharged as it is, or may be further cut and discharged.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a cutting mechanism that can cut only a hoop band and always cut at a constant cutting margin so as not to cut into a coil base material is employed, and a hoop bound to an up-end coil is employed. The band is cut without damaging the coil base material, and the hoop band after cutting employs a winding and collection mechanism with a winding arm that is effective for long objects, and crushes the wound hoop band. It can be made thinner and can be collected by shredding, greatly improving the efficiency of cutting and collecting hoop bands, improving the discharge of hoop debris and improving the storage volume ratio of waste materials, and thus is useful. Effect is brought about.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a hoop band cutting mechanism according to an embodiment of the device of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a hoop band cutting mechanism according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing a hoop band cutting mechanism according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 4 is a side view showing a hoop band cutting mechanism according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 5 is a side view showing a winding arm, a fixed lid, and a revolving lid of the hoop band collecting mechanism according to the embodiment of the apparatus of the present invention, with the winding arm lowered.
FIG. 6 is a side view showing a winding arm, a fixed lid, and a revolving lid of the hoop band collecting mechanism according to the embodiment of the apparatus of the present invention, with the winding arm raised.
FIG. 7 is a plan view illustrating a configuration of a rotating lid and a fixed lid of the hoop band collecting mechanism according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 8 is a perspective view showing a hoop band bound to an up-end coil for explaining a step of cutting and collecting the hoop band according to the embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 9 is a plan view showing a hoop band cutting start state for explaining a hoop band cutting and collecting step according to the embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 10 is a perspective view showing a hoop band cutting state for explaining a hoop band cutting and collecting step according to the embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 11 is a perspective view illustrating a state in which the hoop band is received for explaining a cutting and collecting step of the hoop band according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 12 is a plan view showing a state in which the hoop band is received for explaining a step of cutting and collecting the hoop band according to the embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 13 is a plan view showing a state in which the hoop band is retracted for explaining the steps of cutting and collecting the hoop band according to the embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 14 is a plan view illustrating a hoop band cutting and collecting step according to the embodiment of the apparatus of the present invention, showing a state in which the hoop band is retracted and the winding arm is lowered.
FIG. 15 is a plan view illustrating a hoop band cutting and collecting step according to the embodiment of the apparatus of the present invention, showing a state in which the hoop band is retracted and the winding arm is lowered.
FIG. 16 is a side view illustrating a hoop band cutting and collecting step according to the embodiment of the device of the present invention, showing a state in which the take-up arm is lowered and the retraction arm is retracted.
FIG. 17 is a plan view showing winding of the hoop band for explaining the steps of cutting and collecting the hoop band according to the embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 18 is a plan view showing a state in which the hoop band is crushed for explaining a step of cutting and collecting the hoop band according to the embodiment of the apparatus of the present invention.
FIG. 19 is a plan view showing a crushed hoop band for explaining a cutting and collecting step of the hoop band according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 20 is a side view showing a hoop band collecting mechanism according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 21 is a side view showing a hoop band collecting mechanism according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 22 is a plan view showing a hoop band collecting mechanism according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 23 is a front view showing a hoop band collecting mechanism according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 24 is a plan view showing the receiving arm close-contact mechanism when the receiving arm body according to the embodiment of the present invention advances to the point A;
FIG. 25 is a front view showing a side a in FIG. 24 of the receiving arm contact mechanism when the receiving arm body according to the embodiment of the device of the present invention advances to point A;
26 is a front view showing the side b in FIG. 24 of the receiving arm close-contact mechanism when the receiving arm body according to the embodiment of the device of the present invention advances to the point A. FIG.
FIG. 27 is a plan view showing the receiving arm close-contact mechanism when the receiving arm body according to the embodiment of the present invention advances to the point B;
FIG. 28 is a front view showing the side a in FIG. 27 of the receiving arm contact mechanism when the receiving arm main body according to the embodiment of the device of the present invention advances to the point B;
FIG. 29 is a front view showing the side b in FIG. 27 of the receiving arm contact mechanism when the receiving arm body according to the embodiment of the device of the present invention advances to the point B;
FIG. 30 is a plan view showing a pressing mechanism of the hoop band collecting mechanism according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 31 is a side view showing a pressing mechanism of the hoop band collecting mechanism according to the embodiment of the device of the present invention.
FIG. 32 is a perspective view showing a cutting blade for cutting a hoop band according to an embodiment of the device of the present invention.
[Explanation of symbols]
A: Rolled steel strip (coil)
B: Hoop band
C: Coil conveyor
D: Hoop band cutting mechanism
E: Hoop band collection mechanism
1: Rotary cutting body
2U: Upper rolling roller
2L: Lower rolling roller
3: Frame
4: Cutting roll
4a: cylindrical body
4b: spiral cutting blade
10: Presser roll
11: Hoop band retract arm
12: Hoop band receiving arm
12L: Claw for left receiving arm
12R: Receiving claw for right receiving arm
122: middle part of receiving claw
123: Receiving nail sliding part
124: base end of receiving claw
125: Receiving arm tip
126: Receiving nail tip
13: Compression spring
14: Rewind arm
14a: Shaft
14b: arm part
15: Cylinder mechanism for lifting and lowering the winding arm
16: Cylinder mechanism for receiving arm rotation
17: Nut
18: Entrance guide for entrance
19: Collection guide table (base unit)
20: Retractable arm moving cylinder mechanism
22: Joint
23: Hoop band winding motor elevating cylinder mechanism
24: Rail
26: Hoop band compression cylinder mechanism
27: Pressing die
28: Shutter
29: Shutter opening / closing cylinder mechanism
31: Roller conveyor for discharge
33: Scrap bucket
34: Fixed lid
35: Swivel bearing
36: Swivel lid
36a, 36b: holes

Claims (3)

軸芯を鉛直方向に向けて載置されたコイルの外周面に巻かれたフープバンドを切断するための切断機構と、切断された前記フープバンドを回収するための回収機構とからなり、前記切断機構は、前記フープバンドを切断するための、フレームに回転自在に取付けられた回転式切断体と、前記回転式切断体と前記コイルの外表面との距離を調整し前記フープバンドへの切り込み代を一定に保持する機構とからなり、前記回収機構は、前記切断機構により切断された前記フープバンドを受け止めて落下を阻止するための、前記コイルの外周面に押し付け機構によって押し付けられて前記コイルの外周面と密着可能な受け爪を有する受けアームと、切断された前記フープバンドを前記コイルからその外方へ引き出すための引き込みアームと、前記引き込みアームによって引き出された前記フープバンドの処理機構とを備え、前記処理機構は、引き出された前記フープバンドを巻き取るための巻き取りアームと、巻き取ったフープバンドの押し潰し機構とを備え、前記巻き取りアームは、軸部とアーム部とからなり前記軸部を中心として回転自在であり、前記引き込みアームが引き出した前記フープバンドを前記引き込みアームが退去した後、前記軸部を中心として回転して前記フープバンドを渦巻き状に巻き取り可能であり、前記フープバンド押し潰し機構は、前記巻き取りアームが巻き取った渦巻き状のフープバンドを側方から押し潰して薄くすることを特徴とする、コイル用フープバンドの切断および回収装置。A cutting mechanism for cutting a hoop band wound on an outer peripheral surface of a coil placed with the shaft center oriented in a vertical direction, and a collection mechanism for collecting the cut hoop band; The mechanism includes a rotatable cutting body rotatably mounted on a frame for cutting the hoop band, and a cutting allowance for the hoop band by adjusting a distance between the rotatable cutting body and an outer surface of the coil. The collection mechanism is pressed against the outer peripheral surface of the coil by a pressing mechanism for receiving the hoop band cut by the cutting mechanism and preventing the hoop band from dropping. A receiving arm having a receiving claw that can be in close contact with an outer peripheral surface, a retracting arm for extracting the cut hoop band from the coil to the outside thereof, and A processing mechanism for the hoop band pulled out by a retracting arm, the processing mechanism comprising a winding arm for winding the hoop band pulled out, and a crushing mechanism for the wound hoop band, The winding arm includes a shaft portion and an arm portion, and is rotatable around the shaft portion. After the retracting arm withdraws the hoop band pulled out by the retracting arm, the winding arm rotates around the shaft portion. The hoop band can be wound up in a spiral shape, and the hoop band crushing mechanism crushes the hoop band wound up by the winding arm from the side to make it thinner. , Coil hoop band cutting and collecting device. 前記受けアームの前記受け爪は、前記切断機構から前記コイルの外周面の周方向に９０度の位置よりも所定角度前記切断機構に近い位置に配されている請求項１記載の装置。The apparatus according to claim 1, wherein the receiving claw of the receiving arm is disposed at a position closer to the cutting mechanism by a predetermined angle than a position at 90 degrees in a circumferential direction of an outer peripheral surface of the coil from the cutting mechanism. 前記処理機構は、回転可能且つ上下方向に不動の旋回蓋を備え、前記巻き取りアームの前記軸部および前記アーム部は、前記旋回蓋に設けられた前記軸部を挿入する孔および前記アーム部を挿入する孔にそれぞれ嵌め込こまれており、前記旋回蓋は、前記巻き取りアームと共に回転可能且つ前記巻き取りアームが上昇するときは巻き取った前記フープバンドを上方から押さえて下方に落下せしめる請求項１または２記載の装置。The processing mechanism includes a revolving lid that is rotatable and immovable in a vertical direction. The shaft portion and the arm portion of the winding arm are provided with a hole for inserting the shaft portion provided on the revolving lid and the arm portion. Are inserted into holes for inserting the hoop band, respectively, and the swivel lid is rotatable together with the winding arm, and when the winding arm rises, holds the wound hoop band from above to drop it downward. The device according to claim 1.

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