JP3584675B2

JP3584675B2 - Vehicle door structure

Info

Publication number: JP3584675B2
Application number: JP12692897A
Authority: JP
Inventors: 永一村松; 昭仁西尾
Original assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Current assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Priority date: 1997-05-16
Filing date: 1997-05-16
Publication date: 2004-11-04
Anticipated expiration: 2017-05-16
Also published as: JPH10315774A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドア構造に関し、さらに詳しくは、ドアアウタパネルとドアインナパネルとを閉断面形状に結合してドア本体部とドアサッシュ部とを一体に構成して成るプレスドアにおいてウインドガラスを全閉位置でウインドガラスの上昇を阻止するためにドアサッシュ部に配設されるガラスサポートの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図８は従来における四輪自動車のドア構造を示すものであって、同図において、３１はドアアウタパネル３２とドアインナパネル３３とを結合（ヘミング加工）して成るプレスドアのドアサッシュ部、３４はドアアウタパネル３２のフランジ３２ａとドアインナパネル３３のフランジ３３ａとの間に形成された内周縁に嵌着されたガラスラン、３５はこのガラスラン３４に周縁部が摺動可能に密着保持されたウインドガラス、３６はこのウインドガラス３５が全閉位置に移動された時にその上昇を阻止する板金製のガラスサポートである。
【０００３】
従来より用いられている板金製のガラスサポート３６は、図９に示すように、１枚の板金部材３７（図１０参照）を屈曲成形して成るものであって、板金部材３７の横方向若しくは長手方向（Ｘ軸方向）の中間部分に屈曲成形されたコ字状部３８と、このコ字状部３８の両端に屈曲成形された取付用のフランジ片３９ａ，３９ｂとをそれぞれ有する部材である。なお、コ字状部３８とフランジ片３９ａ及び３９ｂとの間の屈曲線４０ａ，４０ｂは、図９及び図１０に示すように、板金部材３７の縦方向若しくは幅方向（Ｙ軸方向）に対して傾斜した直線となされており、コ字状部３８の両脚３８ａ，３８ｂの上端がこれらの両脚３８ａ，３８ｂ間のウインドガラス受け部（ガラスラン対向部）３８ｃに対して傾斜した形状となされている。従って、ガラスサポート３６は図９及び図１０において示すＸ軸方向及びＹ軸方向すなわち縦横両方向においてそれぞれ非対称な形状に構成されている。
【０００４】
このようにガラスサポート３６を非対称形状にしているのは、次のような理由からである。すなわち、ガラスサポート３６のフランジ片３９ａ，３９ｂの取付箇所はガラスラン３４の底壁３４ａ（図８参照）に対向するドアインナパネル部分３３ｂであるが、このドアインナパネル部分３３ｂは車体側のドア用開口の縁部に対応すべく車幅方向に対して傾斜されてガラスラン３４の底壁３４ａに対して傾斜状態となされる関係上、ガラスサポート３６のウインドガラス受け部３８ｃをガラスラン３４の底壁３４ａに平行に配置するためにはガラスサポート３６の形状を既述の如く非対称形状にする必要があるからである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き非対称形状のガラスサポート３６を用いるようにした従来のドア構造では、ガラスサポート３６がＸ軸方向（横方向）に対称な形状でないため、ガラスサポート３６の取付けに際しては方向性がありガラスサポート３６を所定の方向に向けた状態で取付作業を行なう必要がある。従って、ガラスサポート３６の方向を誤った場合には、ガラスサポート３６を逆方向状態で組付けてしまうおそれがある。また、ガラスサポート３６がＹ軸方向（縦方向）においても対称な形状でないため、左右のドアにそれぞれ応じた２種類の形状のガラスサポート３６を専用部品として製作する必要がある。したがって、左側及び右側のドアに使用するガラスサポート３６の共通化を図ることができないのが実状である。
【０００６】
その上、ガラスサポート３６の展開形状（素材形状）は図１０に示すような板状材料４１の形状となるため、材料の歩留りが悪いという問題点がある。すなわち、図１０に示す板状材料４１から板状部材３７を打ち抜き加工などにて得るようにする場合には、板状材料４１のうち図１０において斜線αで示す部分が廃棄材料となるため、素材の有効利用率が悪く、コスト高になる不具合がある。
【０００７】
以上のような問題点を解消するためには、ガラスサポート３６の形状をＸ軸及びＹ軸の縦横両方向に対称な形状にすればよいのであるが、このようにした場合には、図１１に示すように、ガラスサポート３６のフランジ片３９ａ，３９ｂをドアインナパネル部分３３ｂに取付けた状態の下では、ウインドガラス３５及びガラスラン３４の受け部（受け面）となるガラスサポート３６のウインドガラス受け部３８ｃに対して、ガラスラン３４へのウインドガラス３５の挿入方向が垂直とはならない（図１１参照）。そのため、ウインドガラス３５が上昇するのに伴ってガラスサポート３６のウインドガラス受け部３８ｃにガラスラン３４の底壁３４ａを介して当たった時に、ウインドガラス３５がドアアウタパネル３２の側にずれて正規位置でなくなるため、これが水漏れ等の原因となる場合がある。
【０００８】
本発明は、このような種々の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、右側ドア用のガラスサポートと左側ドア用のガラスサポートの共通化を図ることができてガラスサポートの組付時における方向性のちがいによる誤組付を防止できると共に、ガラスサポートの材料の歩留りの向上を図ることができ、しかも水漏れ等の弊害を生じることのない構成の車両のドア構造を提供することにある。
【０００９】
上述の目的を達成するために、本発明では、ドアアウタパネルとドアインナパネルとを互いに結合してドア本体部とドアサッシュ部とを一体に構成し、前記ドアサッシュ部の内周縁に断面ほぼコ字状のガラスランを収容配置すると共に、前記ガラスランの底壁に対して傾斜して対応配置される前記ドアサッシュ部のドアインナパネル部分にウインドガラス上昇阻止用の板金製ガラスサポートを取付けるようにした車両のドア構造において、前記板金製ガラスサポートを縦方向及び横方向で共に対称な形状とし、前記ガラスサポートのうち前記ガラスランの底壁に対向されるウインドガラス受け部をウインドガラスの上昇時の進入方向に対して垂直に配置するように構成している。
【００１０】
また、本発明では、前記ガラスサポートのガラスラン対向部をその幅方向の中央線において前記ガラスランの底壁とは反対側に向けてくの字状に屈曲させた形状に成形し、前記くの字状のガラスラン対向部のうちの一方側の屈曲片部をウインドガラス受け部として前記ガラスランの底壁に対して平行に配置すると共に、前記ウインドガラス受け部を前記ウインドガラスに対して垂直に配設するようにしている。
【００１１】
また、本発明では、前記ガラスサポートのガラスラン対向部を前記ガラスランの底壁とは反対側に曲率中心を有する円弧形状に成形し、前記円弧形状のガラスラン対向部のうちの幅方向の片側部分をウインドガラス受け部として前記ガラスランの底壁に対向配置すると共に、前記ウインドガラス受け部を前記ウインドガラスに対してほぼ垂直に配設するようにしている。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様について図１〜図７を参照して説明する。
【００１３】
図１及び図２は四輪自動車のサイドドア１を示すものであって、このサイドドア１は、ドアアウタパネル２とドアインナパネル３とを互いに結合してドア本体部４とドアサッシュ部５とを一体に構成し、ドアサッシュ部５の内周縁６（ドアアウタパネル２のフランジ２ａとドアインナパネル３のフランジ３ａとの対向箇所）に断面ほぼコ字状のガラスラン７を収容配置すると共に、ガラスラン７の底壁７ａとこの底壁７ａに対して傾斜して対応配置されるドアサッシュ部５のドアインナパネル部分３ｂとの間にウインドガラス上昇阻止用の板金製ガラスサポート８を配設してこのガラスサポート８を前記ドアインナパネル部分３ｂに取付けて成るプレスドアである。なお、本実施態様においては、図１に示すように、ドアサッシュ部５の傾斜状フロント部分５ａの上部箇所、及び、水平状アッパー部分５ｂの中央箇所にガラスサポート８がそれぞれ配設されている。
【００１４】
そして、ドアサッシュ部５とドア本体部４とによって囲まれた窓用開口９を開閉し得るようにウインドガラス１０が上下方向に移動可能に組付けられ、図２に示すようにこのウインドガラス１０の周縁部１０ａがガラスラン７の凹部７ｂ内に摺動可能な状態で挿入配置されている。なお、ウインドガラス１０の周縁部１０ａはガラスラン７の一対のリップ片１１ａ，１１ｂ間に挾着された状態で摺動され、ウインドガラス１０が全閉位置に配置されるのに伴いウインドガラス１０の端面１０ｂがガラスラン７の底壁７ａを介して２つのガラスサポート８に当たってウインドガラス５の上昇が阻止されるようになっている。
【００１５】
一方、サイドドア１に取付けられるガラスサポート８は、図３に示す如くＸ軸方向（横方向若しくは長手方向）及びＹ軸方向（縦方向若しくは幅方向）において共に対称な形状に構成されている。すなわち、このサイドドア１は図４に示すような長方形状の１枚の板状材料１３を屈曲成形して成る部材であって、Ｘ軸方向に沿う断面形状がほぼコ字状の本体部１４と、この本体部１４の両端に屈曲成形された一対のフランジ片１５ａ，１５ｂとをそれぞれ有するものである。
【００１６】
さらに具体的に述べると、前記コ字状の本体部１４は、基体部１４ａ、及び、この基体部１４ａの両端に屈曲成形された脚部１４ｂ，１４ｃから構成されている。そして、基体部１４ａの中間部分は、Ｘ軸方向の両側縁部分においてＹ軸方向に沿って延びる一対の屈曲線１６ａ，１６ｂ、並びに、Ｘ軸方向の中間部分であってかつＹ軸方向の中央箇所に沿って延びる屈曲線１７において、前記フランジ片１５ａ，１５ｂとは反対側に向けて屈曲されており、この部分のＹ軸方向に沿う断面がくの字形状に成形されている（図２及び図３参照）。かくして、基体部１４ａのくの字状屈曲部分には、基体部１４ａの基本平面に対して互いに反対方向に屈曲された一対の平坦状屈曲辺部１８ａ，１８ｂが設けられている。
【００１７】
また、基体部１４ａのＸ軸方向の両端縁箇所には、ガラスサポート８をドアインナパネル３にスポット溶接にて取付ける際の組付治具嵌入孔２０ａ，２０ｂが形成されると共に、フランジ片１５ａ，１５ｂと脚部１４ｂ，１４ｃとの屈曲状角部に補強用のビード（突起部）２１ａ，２１ｂが形成されている。
【００１８】
しかして、上述のガラスサポート８は次のようにしてドアサッシュ部５に取付けられる。まず、ガラスサポート８の取付けに際しては、ガラスサポート８の嵌入孔２０ａ，２０ｂ内に図外の組付治具を嵌入することによりドアインナパネル３に対するガラスサポート８の位置決めを行なって、フランジ片１５ａ，１５ｂをガラスラン７に対応するドアインナパネル部分３ｂの内面側に当てがい、この状態の下でスポット溶接等にて前記フランジ片１５ａ，１５ｂをドアインナパネル３に結合する。しかる後に、ガラスラン７をドアサッシュ部５の内周縁６すなわちドアアウタパネル２及びドアインナパネル３のフランジ２ａ，３ａ間の部分に嵌着する。
【００１９】
これに伴い、ガラスサポート８の一対の平坦状屈曲辺部１８ａ，１８ｂのうち車内側の平坦状屈曲辺部１８ａがガラスラン７の底壁７ａに対して僅かな間隔をもって平行に配置されてウインドガラス受け部（ガラスラン対向部）となされる一方、車外側の平坦状屈曲辺部１８ｂは前記底壁７ａに対して傾斜した状態で配置される（図２参照）。かくして、前記平坦状屈曲辺部１８ａの下面がウインドガラス１０及びガラスラン７の当り面１９として配設される。
【００２０】
このような構成の本実施態様のドア構造によれば、ガラスラン７の底壁７ａに対して平行に配置された平坦状屈曲辺部１８ａがウインドガラス受け部としての機能を果たすこととなり、ウインドガラス受け部（受け面）がガラスラン７の凹部７ｂ内へのウインドガラス１０の挿入方向に対して垂直となる。従って、ウインドガラス１０が全閉位置に上昇された時には、ウインドガラス１０の端面１０ｂがガラスラン７の底壁７ａを介して前記平坦状屈曲辺部１８ａに平行状態で当たり、これに応じてウインドガラス１０の上昇が阻止されて全閉位置に保持される。なお、この場合、既述の如くウインドガラス１０の端面１０ｂがガラスラン７の底壁７ａを介して前記平坦状屈曲辺部１８ａに平行状態で当たり、しかも前記平坦状屈曲辺部１８ａに対してウインドガラス１０の上昇時の進入方向が垂直であるため、ウインドガラス１０が位置ずれを生じることがなく正規の位置に保持され、ひいてはウインドガラス１０の位置ずれに伴う水漏れの発生が防止される。
【００２１】
さらに本実施態様によれば、上述の如きウインドガラス１０の位置ずれ防止機能に加えて、次のような利点がある。すなわち、ガラスサポート８はＸ軸及びＹ軸の両方向において対称な形状に成形されているので、ガラスサポート８を右側のサイドドア及び左側のサイドドアの部品として共通に使用できる。また、ガラスサポート８の組付に際しては組付けの方向性がなくなるため誤組付がなくなり、従って組付性の向上を図ることができる。さらに、ガラスサポート８の展開形状は図４の如くなるため、材料の歩留りが良くなり、ひいてはガラスサポート８のコストの低減を図ることができる。
【００２２】
また、図５〜図７は本発明の第２の実施態様を示すものであって、この実施態様は、前記平坦状屈曲辺部１８ａ，１８ｂに代えて図５及び図６に示すようにガラスラン７の底壁７ａとは反対側に曲率中心を有する円弧形状部２３を設けたガラスサポート２２を用い、この円弧形状部２３のうちの車室側の部分（ガラスサポートの幅方向の片側部分）２３ａをウインドガラス受け部として図５に示すようにガラスラン７の底壁７ａに対向配置すると共に、当り面２４をウインドガラス１０に対してほぼ垂直に配設するようにしたものである。なお、ガラスサポート２２を製造するには図７に示すような長方形状の板状材料２５を用いる。その他の構成は既述の実施態様の場合と同様である。
【００２３】
このようなガラスサポート２２を用いた場合にも、既述の実施態様の場合と同様の作用効果を奏することができる。さらに、この場合には、当り面２４が円弧形状であるため、ガラスサポート２２の取付位置に多少のバラツキを生じても、ウインドガラス受け部２３ａの下面の当り面２４をウインドガラス１０に対してほぼ垂直に設定できることとなり、高い精度の取付けを行わずに済むという利点がある。
【００２４】
以上、本発明の実施態様につき述べたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、板金製のガラスサポート８の全体形状は、既述の実施態様に限らず、縦方向及び横方向で共に対称な形状であればどのような形状であってもよく、ガラスサポートのうちガラスランの底壁に対向されるウインドガラス受け部をウインドガラスの上昇時の進入方向に対して垂直に配置すればよい。
【００２５】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明に係る車両のドア構造によれば次のような作用効果を奏することができる。すなわち、請求項１に記載の本発明は、板金製ガラスサポートを縦方向及び横方向で共に対称な形状とし、このガラスサポートのうちガラスランの底壁に対向されるウインドガラス受け部をガラスランの底壁に対して平行に配置するように構成したものであるから、ガラスサポートを対称形状に成形したことにより、右側ドア用のガラスサポートと左側ドア用のガラスサポートの共通化を図ることができると共に、ガラスサポート組付時における組付方向性がなくなるため取付作業性の向上を図ることができる。また、組付方向性がなくなるのに応じてガラスサポートの誤組付を防止でき、品質の向上に寄与することができる。さらに、ガラスサポートの対称形状化に伴い、ガラスサポートの製作材料の歩留りを向上させることができ、ひいてはガラスサポートのコストダウンを図ることが可能となる。
【００２６】
また、請求項２に記載の本発明は、ガラスサポートのガラスラン対向部をくの字状に屈曲させてその一方側の屈曲片部をウインドガラス受け部として前記ガラスランの底壁に対して平行に配置すると共に、前記ウインドガラス受け部をウインドガラスに対して垂直に配設するようにしたものであり、請求項３に記載の発明は、ガラスサポートのガラスラン対向部を円弧形状に成形し、円弧形状のガラスラン対向部のうちの幅方向の片側部分をウインドガラス受け部としてガラスランの底壁に対向配置すると共に、ウインドガラス受け部をウインドガラスに対してほぼ垂直に配設するようにしたものであるから、これらの発明によれば、ウインドガラスが全閉位置に配置された時にウインドガラスの端面がガラスランを介してウインドガラス受け部に平行に当たることとなり、しかもウインドガラス受け部に対してウインドガラスの上昇時の進入方向が垂直であるため、ウインドガラスがその厚み方向に位置ずれして正規位置から外れてしまうような不具合の発生を防止することができ、ひいてはウインドガラスの位置ずれに起因する水漏れの発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るドア構造を備える四輪自動車のサイドドアの側面図である。
【図２】本発明の第１実施形態を示すものであって、図１におけるＡ−Ａ線拡大断面図である。
【図３】本発明の第１実施形態に用いられるガラスサポートの斜視図である。
【図４】本発明の第１実施形態に用いられるガラスサポートの展開平面図である。
【図５】本発明の第２実施形態を示すものであって、図２と同様の断面図である。
【図６】本発明の第２実施形態に用いられるガラスサポートの斜視図である。
【図７】本発明の第２実施形態に用いられるガラスサポートの展開平面図である。
【図８】従来のドア構造を説明するための断面図である。
【図９】従来のドア構造に用いられるガラスサポートの斜視図である。
【図１０】従来のドア構造に用いられるガラスサポートの素材形状を示す平面図である。
【図１１】従来において対称形状のガラスサポートを用いた場合のドア構造を示す断面図である。
【符号の説明】
１サイドドア
２ドアアウタパネル
３ドアインナパネル
４ドア本体部
５ドアサッシュ部
６内周縁
７ガラスラン
７ａ底壁
８，２２ガラスサポート
１０ウインドガラス
１０ａ周縁部
１３板状材料
１４本体部
１５ａ，１５ｂフランジ片
１８ａ平坦状屈曲辺部（ウインドガラス受け部）
１９，２４当り面
２３円弧形状部
２３ａウインドガラス受け部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle door structure, and more particularly, to a window door in a press door comprising a door body portion and a door sash portion integrally formed by coupling a door outer panel and a door inner panel into a closed sectional shape. The present invention relates to an improvement in a glass support provided in a door sash portion to prevent a window glass from rising in a fully closed position.
[0002]
[Prior art]
FIG. 8 shows a conventional door structure of a four-wheeled vehicle. In FIG. 8, reference numeral 31 denotes a door sash portion of a press door formed by combining (hemming) a door outer panel 32 and a door inner panel 33; Is a glass run fitted to the inner peripheral edge formed between the flange 32a of the door outer panel 32 and the flange 33a of the door inner panel 33, and 35 is a glass run 34 whose peripheral edge is slidably held tightly. The window glass 36 is a sheet metal glass support for preventing the window glass 35 from rising when it is moved to the fully closed position.
[0003]
As shown in FIG. 9, a conventionally used sheet metal glass support 36 is formed by bending a single sheet metal member 37 (see FIG. 10). It is a member having a U-shaped portion 38 bent at an intermediate portion in the longitudinal direction (X-axis direction), and mounting flange pieces 39a and 39b bent at both ends of the U-shaped portion 38. . Note that the bending lines 40a and 40b between the U-shaped portion 38 and the flange pieces 39a and 39b are, as shown in FIGS. 9 and 10, with respect to the longitudinal direction or the width direction (Y-axis direction) of the sheet metal member 37. The upper ends of the legs 38a, 38b of the U-shaped portion 38 are inclined with respect to the window glass receiving portion (glass run facing portion) 38c between the legs 38a, 38b. I have. Accordingly, the glass support 36 is configured to be asymmetrical in the X-axis direction and the Y-axis direction shown in FIGS.
[0004]
The reason why the glass support 36 is made asymmetrical in this way is as follows. That is, the mounting portions of the flange pieces 39a and 39b of the glass support 36 are the door inner panel portion 33b facing the bottom wall 34a (see FIG. 8) of the glass run 34. The door inner panel portion 33b is a door on the vehicle body side. The glass support 34 is inclined with respect to the bottom wall 34a of the glass run 34 so as to be inclined with respect to the vehicle width direction so as to correspond to the edge of the opening. This is because, in order to arrange the glass support 36 in parallel with the bottom wall 34a, the shape of the glass support 36 must be asymmetric as described above.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional door structure using the asymmetric glass support 36 as described above, the glass support 36 is not symmetrical in the X-axis direction (lateral direction). It is necessary to perform the mounting work with the glass support 36 oriented in a predetermined direction. Therefore, if the direction of the glass support 36 is incorrect, the glass support 36 may be assembled in the reverse direction. Further, since the glass support 36 is not symmetrical in the Y-axis direction (vertical direction), it is necessary to manufacture two types of glass supports 36 corresponding to the left and right doors as dedicated parts. Therefore, the glass support 36 used for the left and right doors cannot be shared.
[0006]
In addition, since the developed shape (material shape) of the glass support 36 becomes the shape of the plate-shaped material 41 as shown in FIG. 10, there is a problem that the yield of the material is poor. That is, when the plate-like member 37 is obtained from the plate-like material 41 shown in FIG. 10 by punching or the like, the portion of the plate-like material 41 indicated by oblique lines α in FIG. There is a problem that the effective utilization rate of the material is low and the cost increases.
[0007]
In order to solve the above problems, the shape of the glass support 36 may be symmetrical in both the vertical and horizontal directions of the X axis and the Y axis. In this case, FIG. As shown, when the flange pieces 39a and 39b of the glass support 36 are attached to the door inner panel portion 33b, the window glass receiving portion of the glass support 36 serving as a receiving portion (receiving surface) of the window glass 35 and the glass run 34 is provided. The direction in which the window glass 35 is inserted into the glass run 34 is not perpendicular to the portion 38c (see FIG. 11). Therefore, when the window glass 35 hits the window glass receiving portion 38c of the glass support 36 via the bottom wall 34a of the glass run 34 as the window glass 35 rises, the window glass 35 is shifted to the side of the door outer panel 32 to the normal position. This may cause water leakage and the like.
[0008]
The present invention has been made in view of such various problems, and an object of the present invention is to enable the glass support for the right door and the glass support for the left door to be shared, thereby achieving the glass support. Provided is a vehicle door structure that can prevent erroneous assembling due to a difference in direction at the time of assembling, can improve the yield of glass support materials, and does not cause adverse effects such as water leakage. Is to do.
[0009]
In order to achieve the above object, according to the present invention, the door outer panel and the door inner panel are connected to each other to integrally form the door body and the door sash, and the inner peripheral edge of the door sash has a substantially coaxial cross section. A glass-shaped glass run for holding up a window glass is mounted on a door inner panel portion of the door sash portion which is arranged so as to be inclined and corresponding to the bottom wall of the glass run, while accommodating and disposing a glass-shaped glass run. In the vehicle door structure, the sheet metal glass support has a shape symmetrical in both the vertical and horizontal directions, and a window glass receiving portion of the glass support opposed to the bottom wall of the glass run raises the window glass. It is configured to be arranged perpendicular to the approach direction of time.
[0010]
Further, in the present invention, the glass run-facing portion of the glass support is formed in a shape bent in a V-shape toward a side opposite to the bottom wall of the glass run at a center line in a width direction of the glass support. A bent piece portion on one side of the letter-shaped glass run facing portion is disposed parallel to the bottom wall of the glass run as a window glass receiving portion, and the window glass receiving portion is perpendicular to the window glass. It is arranged in.
[0011]
Further, in the present invention, the glass run-facing portion of the glass support is formed into an arc shape having a center of curvature on the side opposite to the bottom wall of the glass run, and the width direction of the arc-shaped glass run-facing portion is formed. One side portion is disposed opposite to the bottom wall of the glass run as a window glass receiving portion, and the window glass receiving portion is disposed substantially perpendicular to the window glass.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0013]
FIGS. 1 and 2 show a side door 1 of a four-wheeled motor vehicle. The side door 1 has a door outer panel 2 and a door inner panel 3 connected to each other to form a door body 4 and a door sash 5. And a glass run 7 having a substantially U-shaped cross section is housed and arranged on the inner peripheral edge 6 of the door sash portion 5 (the location where the flange 2a of the door outer panel 2 and the flange 3a of the door inner panel 3 face each other). A sheet metal glass support 8 for preventing a rise of a window glass is provided between a bottom wall 7a of the glass run 7 and a door inner panel portion 3b of a door sash portion 5 which is inclined and corresponding to the bottom wall 7a. The press door is formed by attaching the glass support 8 to the door inner panel portion 3b. In this embodiment, as shown in FIG. 1, the glass supports 8 are provided at the upper portion of the inclined front portion 5a of the door sash portion 5 and at the center of the horizontal upper portion 5b. .
[0014]
A window glass 10 is vertically movably mounted so as to open and close a window opening 9 surrounded by the door sash portion 5 and the door main body portion 4. As shown in FIG. Is slidably inserted into the concave portion 7b of the glass run 7. The peripheral portion 10a of the window glass 10 is slid while being sandwiched between the pair of lip pieces 11a and 11b of the glass run 7, and as the window glass 10 is disposed at the fully closed position, the window glass 10 is closed. End face 10b of the glass run 7 contacts the two glass supports 8 via the bottom wall 7a of the glass run 7, so that the rise of the window glass 5 is prevented.
[0015]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the glass support 8 attached to the side door 1 has a symmetrical shape in both the X-axis direction (lateral direction or longitudinal direction) and the Y-axis direction (vertical direction or width direction). That is, the side door 1 is a member formed by bending and forming a single rectangular plate-like material 13 as shown in FIG. 4, and has a substantially U-shaped cross section along the X-axis direction. And a pair of bent flange pieces 15a and 15b formed at both ends of the main body portion 14, respectively.
[0016]
More specifically, the U-shaped main body portion 14 includes a base portion 14a and legs 14b and 14c bent at both ends of the base portion 14a. The intermediate portion of the base portion 14a is a pair of bending lines 16a and 16b extending along the Y-axis direction at both side edge portions in the X-axis direction, and an intermediate portion in the X-axis direction and a center in the Y-axis direction. In the bending line 17 extending along the location, the flange piece 15a, 15b is bent toward the opposite side, and the cross section of this portion along the Y-axis direction is shaped like a letter (FIG. 2 and FIG. 2). (See FIG. 3). Thus, a pair of flat bent sides 18a and 18b that are bent in directions opposite to each other with respect to the basic plane of the base 14a are provided in the V-shaped bent portion of the base 14a.
[0017]
In addition, mounting jig insertion holes 20a and 20b for attaching the glass support 8 to the door inner panel 3 by spot welding are formed at both ends of the base portion 14a in the X-axis direction, and the flange pieces 15a are formed. , 15b and legs 14b, 14c are formed with reinforcing beads (projections) 21a, 21b at the bent corners.
[0018]
The above-mentioned glass support 8 is attached to the door sash 5 as follows. First, when mounting the glass support 8, the glass support 8 is positioned with respect to the door inner panel 3 by inserting an assembling jig (not shown) into the insertion holes 20a and 20b of the glass support 8, thereby positioning the flange piece 15a. , 15b are applied to the inner surface side of the door inner panel portion 3b corresponding to the glass run 7, and in this state, the flange pieces 15a, 15b are joined to the door inner panel 3 by spot welding or the like. Thereafter, the glass run 7 is fitted to the inner peripheral edge 6 of the door sash portion 5, that is, the portion between the flanges 2a, 3a of the door outer panel 2 and the door inner panel 3.
[0019]
Along with this, the flat bent side portion 18a on the vehicle inside of the pair of flat bent side portions 18a and 18b of the glass support 8 is arranged in parallel with the bottom wall 7a of the glass run 7 at a small interval, and the window is opened. While being a glass receiving portion (a glass run facing portion), the flat bent side portion 18b on the vehicle outside is disposed so as to be inclined with respect to the bottom wall 7a (see FIG. 2). Thus, the lower surface of the flat bent side portion 18a is provided as the contact surface 19 of the window glass 10 and the glass run 7.
[0020]
According to the door structure of the present embodiment having such a configuration, the flat bent side portion 18a arranged in parallel with the bottom wall 7a of the glass run 7 functions as a window glass receiving portion, and the window is formed. The glass receiving portion (receiving surface) is perpendicular to the direction in which the window glass 10 is inserted into the concave portion 7b of the glass run 7. Accordingly, when the window glass 10 is raised to the fully closed position, the end face 10b of the window glass 10 hits the flat bent side portion 18a via the bottom wall 7a of the glass run 7 in a parallel state. The glass 10 is prevented from rising and is kept at the fully closed position. In this case, as described above, the end face 10b of the window glass 10 contacts the flat bent side portion 18a via the bottom wall 7a of the glass run 7 in a state parallel to the flat bent side portion 18a. Since the approach direction of the window glass 10 at the time of ascending is vertical, the window glass 10 is held at a regular position without causing a position shift, and thus the occurrence of water leakage due to the position shift of the window glass 10 is prevented. .
[0021]
Further, according to the present embodiment, in addition to the function of preventing the displacement of the window glass 10 as described above, there are the following advantages. That is, since the glass support 8 is formed in a symmetrical shape in both the X-axis and the Y-axis directions, the glass support 8 can be commonly used as a component of the right side door and the left side door. Further, when assembling the glass support 8, there is no direction of the assembling, so that there is no erroneous assembling, and therefore, the assembling property can be improved. Furthermore, since the developed shape of the glass support 8 is as shown in FIG. 4, the yield of the material is improved, and the cost of the glass support 8 can be reduced.
[0022]
FIGS. 5 to 7 show a second embodiment of the present invention. In this embodiment, the flat bent sides 18a and 18b are replaced with glass as shown in FIGS. A glass support 22 provided with an arc-shaped portion 23 having a center of curvature on the side opposite to the bottom wall 7a of the run 7 is used, and a portion of the arc-shaped portion 23 on the vehicle interior side (one side portion in the width direction of the glass support). 5) A window glass receiving portion 23a is disposed opposite to the bottom wall 7a of the glass run 7 as shown in FIG. 5, and the contact surface 24 is disposed substantially perpendicular to the window glass 10. In order to manufacture the glass support 22, a rectangular plate-like material 25 as shown in FIG. 7 is used. Other configurations are the same as those in the above-described embodiment.
[0023]
Even when such a glass support 22 is used, the same operation and effect as those of the above-described embodiment can be obtained. Further, in this case, since the contact surface 24 has an arc shape, even if the mounting position of the glass support 22 slightly varies, the contact surface 24 on the lower surface of the window glass receiving portion 23a is positioned with respect to the window glass 10. There is an advantage that the setting can be made almost vertically, and it is not necessary to perform the mounting with high accuracy.
[0024]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the embodiments, and various modifications and changes can be made based on the technical idea of the present invention. For example, the overall shape of the sheet metal glass support 8 is not limited to the above-described embodiment, and may be any shape as long as the shape is symmetric in both the vertical direction and the horizontal direction. What is necessary is just to arrange | position the window glass receiving part facing the bottom wall of a run perpendicularly to the approach direction at the time of the rise of a window glass.
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the vehicle door structure of the present invention, the following operational effects can be obtained. That is, according to the present invention, the glass support made of sheet metal has a shape which is symmetrical in both the vertical and horizontal directions, and a window glass receiving portion of the glass support facing the bottom wall of the glass run is provided with a glass run. Since the glass support is configured to be arranged parallel to the bottom wall, the glass support is formed into a symmetrical shape, so that the glass support for the right door and the glass support for the left door can be shared. At the same time, the mounting directionality at the time of assembling the glass support is eliminated, so that the mounting workability can be improved. In addition, erroneous assembling of the glass support can be prevented as the assembling directionality is lost, which can contribute to improvement in quality. Furthermore, with the symmetrical shape of the glass support, the yield of the material for manufacturing the glass support can be improved, and the cost of the glass support can be reduced.
[0026]
Further, according to the present invention, the glass run-facing portion of the glass support is bent in a U-shape, and one of the bent pieces is used as a window glass receiving portion with respect to the bottom wall of the glass run. The window glass receiving part is arranged perpendicularly to the window glass while being arranged in parallel, and the invention according to claim 3 forms the glass run facing part of the glass support into an arc shape. Then, one side portion in the width direction of the arc-shaped glass run facing portion is disposed opposite to the bottom wall of the glass run as a window glass receiving portion, and the window glass receiving portion is disposed substantially perpendicular to the window glass. Therefore, according to these inventions, when the window glass is placed in the fully closed position, the end face of the window glass receives the window glass via the glass run. The vertical direction of the window rises perpendicular to the window glass receiving part, so that the window glass is displaced in the thickness direction and deviates from the normal position. It is possible to prevent the occurrence of water leakage, and thus to avoid the occurrence of water leakage due to the displacement of the window glass.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a side door of a four-wheeled vehicle provided with a door structure according to the present invention.
FIG. 2 shows the first embodiment of the present invention, and is an enlarged sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is a perspective view of a glass support used in the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a developed plan view of a glass support used in the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 shows a second embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view similar to FIG.
FIG. 6 is a perspective view of a glass support used in a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a developed plan view of a glass support used in a second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view illustrating a conventional door structure.
FIG. 9 is a perspective view of a glass support used in a conventional door structure.
FIG. 10 is a plan view showing a material shape of a glass support used in a conventional door structure.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a door structure when a symmetrical glass support is used in the related art.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Side door 2 Door outer panel 3 Door inner panel 4 Door main body part 5 Door sash part 6 Inner peripheral edge 7 Glass run 7a Bottom wall 8,22 Glass support 10 Wind glass 10a Peripheral part 13 Plate material 14 Main body parts 15a, 15b Flange piece 18a Flat bent side (window glass receiving part)
19, 24 Contact surface 23 Arc-shaped portion 23a Window glass receiving portion

Claims

ドアアウタパネルとドアインナパネルとを互いに結合してドア本体部とドアサッシュ部とを一体に構成し、前記ドアサッシュ部の内周縁に断面ほぼコ字状のガラスランを収容配置すると共に、前記ガラスランの底壁に対して傾斜して対応配置される前記ドアサッシュ部のドアインナパネル部分にウインドガラス上昇阻止用の板金製ガラスサポートを取付けるようにした車両のドア構造において、前記板金製ガラスサポートを縦方向及び横方向で共に対称な形状とし、前記ガラスサポートのうち前記ガラスランの底壁に対向されるウインドガラス受け部をウインドガラスの上昇時の進入方向に対して垂直に配置するように構成したことを特徴とする車両のドア構造。The door outer panel and the door inner panel are connected to each other to integrally form a door body and a door sash, and a glass run having a substantially U-shaped cross section is accommodated and arranged at an inner peripheral edge of the door sash, and the glass A door structure for a vehicle, wherein a sheet metal glass support for preventing a rise of a window glass is attached to a door inner panel portion of the door sash portion which is arranged so as to be inclined and corresponding to a bottom wall of a run. Are symmetrical in both the vertical and horizontal directions, so that a window glass receiving portion of the glass support facing the bottom wall of the glass run is arranged perpendicular to the approaching direction when the window glass rises. A door structure for a vehicle, comprising:

前記ガラスサポートのガラスラン対向部をその幅方向の中央線において前記ガラスランの底壁とは反対側に向けてくの字状に屈曲させた形状に成形し、前記くの字状のガラスラン対向部のうちの一方側の屈曲片部をウインドガラス受け部として前記ガラスランの底壁に対して平行に配置すると共に、前記ウインドガラス受け部を前記ウインドガラスに対して垂直に配設するようにしたことを特徴とする請求項１に記載の車両のドア構造。The glass run-facing portion of the glass support is formed in a shape bent in a U-shape toward the side opposite to the bottom wall of the glass run at the center line in the width direction, and the U-shaped glass run-facing portion is formed. The bent piece portion on one side of the portion is disposed as a window glass receiving portion in parallel with the bottom wall of the glass run, and the window glass receiving portion is disposed perpendicular to the window glass. The vehicle door structure according to claim 1, wherein:

前記ガラスサポートのガラスラン対向部を前記ガラスランの底壁とは反対側に曲率中心を有する円弧形状に成形し、前記円弧形状のガラスラン対向部のうちの幅方向の片側部分をウインドガラス受け部として前記ガラスランの底壁に対向配置すると共に、前記ウインドガラス受け部を前記ウインドガラスに対してほぼ垂直に配設するようにしたことを特徴とする請求項１に記載の車両のドア構造。The glass run-facing portion of the glass support is formed in an arc shape having a center of curvature on the side opposite to the bottom wall of the glass run, and one side portion in the width direction of the arc-shaped glass run facing portion is a window glass receiver. 2. The vehicle door structure according to claim 1, wherein the window glass receiving portion is disposed substantially perpendicularly to the window glass while being disposed opposite to a bottom wall of the glass run. .