JP3584406B2 - 連続帳票の使用方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一時的に粘着または接着を必要とする親展葉書や封筒等のメールフォームに用いて好適な連続帳票の使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の連続帳票を適用した封筒の一例の構成を示す展開図である。図7において、(a)は、表面(印字面)側を示し、(b)は、裏面側を示す。
図7に示すように、封筒1は、所定形状の3枚の帳票片2〜4から構成されている。これらの帳票片2〜4は連接されており、帳票片2と3の間および帳票片3と4の間には、それぞれ折り返し,さらには裁断することができるミシン目5および6が形成されている。また、(a)に示すように、帳票片2の印字面側には、例えば宛名が印字される印字領域2dが形成されており、同様に、帳票片3,4の印字面側には、それぞれ各顧客ごとの親展情報等が印字される印字領域3d,4dが形成されている(一般的には、印字領域2d〜4dには、予め共通情報等が印刷されている。)。
【0003】
また、帳票片2〜4には、ミシン目2a〜4a、および2b〜4bが、それぞれ印字領域2d,3d,4dをはさんで略平行に配置され、かつ、ミシン目5,6と略直交するように配置されている。さらに、帳票片2,3には、それぞれミシン目2c,3cが、ミシン目5をはさんでその近傍に略平行に配置され、かつ、ミシン目2a,3a、および2b,3bと略直交するように配置されている。
【0004】
さらにまた、(a)に示すように、帳票片3,4には、それぞれ接着層3e,4eが形成されている。これらの接着層3e,4eは、それぞれ印字領域3d,4dの周縁部に帯状に形成されている(図中、接着層3e,4eの形成領域を斜線部で示す。)。接着層3eと4eは、ミシン目6が折り返されて帳票片3と4が積層されたときに対向するように配置されている。
【0005】
(b)に示すように、帳票片2〜4の印字面の裏面側には、それぞれ印刷領域2g〜4gが形成されている。印刷領域2g〜4gには、何も印刷されなくても良いが、一般的には顧客に対する共通情報等が予め印刷されている。また、帳票片2,3の裏面側には、それぞれ接着層2f,3fが、それぞれ印字領域2g,3gの周縁部に帯状に形成されている(図中、接着層2f,3fの形成領域を斜線部で示す。)。接着層2fと3fは、ミシン目5が折り返されて帳票片2と3が積層されたときに対向するように配置されている。
【0006】
図8は、図7の封筒1が折り返されたときの様子を示す側面図である。封筒1には、各顧客ごとの宛名や親展情報等がプリンタ(図示せず)により印字領域2d〜4dに片面印字され、印字された後に、ミシン目5と6とがそれぞれ反対方向に折り返される。図8に示すように、接着層2fと3fとが重なるように折り返され、また、接着層3eと4eとが重なるように折り返される。この状態から封筒1が加圧されると、接着層2fと3fとが、再剥離が不能に接着される。さらに、接着層3eと4eとが、再剥離が不能に接着される。このように、連続帳票から形成された封筒1は、従来の封筒のような封入封緘作業を削減することができる。
【0007】
図9は、上述のようにして、帳票片2〜4が折りたたまれて形成された封筒1を示す平面図である。図9の封筒1は、ミシン目2a〜2cが裁断されることにより、開封される。すなわち、ミシン目2aが裁断されることにより、同時にミシン目3a,4aも裁断される。同様に、ミシン目2bが裁断されることにより、同時にミシン目3b,4bも裁断される。さらに、ミシン目2cが裁断されることにより、同時にミシン目3c,4cも裁断される。
【0008】
図10は、このようにして、ミシン目が裁断されたときの様子を示す斜視図である。図10に示すように、帳票片2と3は、接着層2f,3fの一部により接着されており、帳票片3と4は、接着層3e,4eの一部により接着されている。これにより、封筒1は、共通情報が印刷された印刷領域2g,3g、および親展情報等が印字された印字領域3d,4dが見えるようになる。
【0009】
図11は、従来の連続帳票を適用した親展葉書の一例の構成を示す展開図である。図11は、印字面側が見えるように図示している。図11に示すように、親展葉書10は、所定形状の3枚の帳票片11〜13から構成されている。これらの帳票片11〜13は連接されており、帳票片11と12の間および帳票片12と13の間には、それぞれ折り返すことができる折り返し部14,15が形成されている。
【0010】
また、帳票片11の印字面側には、例えば宛名が印字される印字領域11aが形成されており、同様に、帳票片12,13の印字面側には、それぞれ各顧客ごとの親展情報等が印字される印字領域12a,13aが形成されている(一般的には、印字領域11a〜13aには、予め共通情報等が印刷されている。)。
【0011】
さらに、帳票片12,13のほぼ全面には、粘着層12b,13bが形成されている(図中、粘着層12b,13bの形成範囲を斜線部で示す。)。粘着層12b,13bは、粘着層12b,13b同士が粘着したときに、再剥離が可能に粘着される。また、図示しないが、帳票片11および12の図中裏面には、それぞれ接着層11c,12cが形成されている。この接着層11c,12cは、接着層11c,12c同士が接着したときに、再剥離が不能に接着される。
【0012】
図12は、図11の親展葉書10が折り返されたときの様子を示す側面図である。親展葉書10には、各顧客ごとの宛名や親展情報等がプリンタ(図示せず)により印字領域11a〜13aに片面印字され、印字された後に、折り返し部14と15とがそれぞれ反対方向に折り返される。図12に示すように、接着層11cと12cとが重なるように折り返され、また、粘着層12bと13bとが重なるように折り返される。この状態から親展葉書10が加圧されると、接着層11cと12cとが再剥離が不能に接着される。さらに、粘着層12bと13bとが再剥離が可能に粘着される。
【0013】
図13は、上述のように形成された親展葉書10の帳票片12の粘着層12bと帳票片13の粘着層13bとが再剥離されたときの様子を示す斜視図である。図13に示すように、帳票片12と13とが再剥離されることにより、帳票片12,13の印字領域12a,13aが見えるようになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の連続帳票を適用した封筒1や親展葉書10では、以下の課題があった。
封筒1では、印字面側に接着層3e,4eを形成しているので、印字領域2d〜4dに印字するときにプリンタに封筒1が搬送されると、搬送時に搬送面等から受ける種々の負荷により接着層3e,4eの接着剤が剥脱することがあり、この接着剤が搬送面や搬送用ローラ等に付着し、印字面を汚損したり、搬送不良(用紙ジャム)が発生する場合があるという問題があった。
【0015】
この問題を解決するため、印字領域2d〜4dへの印字後に印字面に接着層3e,4eを形成する方法等が考えられるが、この方法では、新たに接着層3e,4eを形成する工程が増加し、コストが高くなるという問題があった。
【0016】
また、親展葉書10では、粘着層12b,13bの粘着力は、封筒1の接着層3e,4eの接着力と比較して弱いので、封筒1のような印字面の汚損等の問題はほとんど発生しない。しかし、粘着層12b,13bによる粘着では、粘着面の粘着強度が不十分な場合があった。従って、郵送の途中等で親展葉書10に予想以上の負荷が作用すると、事前に粘着面が再剥離してしまう(帳票片12と13とが剥離してしまう)可能性があり、帳票片の密着強度の信頼性に欠けるという問題があった。
【0017】
本発明は、上述のような課題を解消するためになされたものであって、印字面側には接着層を形成せずに、一時的に所定の帳票片を密着することができる連続帳票の使用方法を提供し、さらには、従来の粘着層を用いて帳票片を粘着したときの密着強度の向上を図ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明による連続帳票の使用方法の第1の解決手段は、第1の面に個別情報を印字する印字領域を有し、第2の面に接着層を形成した同一形状の帳票片を用紙搬送方向に複数枚連接し前記各帳票片の少なくとも一辺の近傍に1以上の開口部を形成した連続帳票の使用方法であって、前記複数枚の帳票片の各印字領域に個別情報を印字する印字工程と、前記複数枚の帳票片を交互に反対方向に折り返して加圧することにより、第1の帳票片の前記接着層を、前記第1の帳票片と隣接して前記第1の帳票片と前記第2の面同士が対向する第2の帳票片の前記開口部を介して、前記第2の帳票片と隣接する第3の帳票片の前記第1の面に接着する接着工程とを備え、前記複数枚の前記帳票片を任意の折り畳み枚数で封止することを特徴とする。
【0019】
連続帳票の使用方法の第2の解決手段は、第1の面に再剥離可能に形成した粘着層と個別情報を印字する印字領域とを有し、第2の面に接着層を形成した同一形状の帳票片を用紙搬送方向に複数枚連接し前記各帳票片の少なくとも一辺の近傍に1以上の開口部を形成した連続帳票の使用方法であって、前記複数枚の帳票片の各印字領域に個別情報を印字する印字工程と、前記複数枚の帳票片を交互に反対方向に折り返して加圧することにより、対向する前記第1の面の前記粘着層同士を粘着するとともに、第1の帳票片の前記接着層を、前記第1の帳票片と隣接して前記第1の帳票片と前記第2の面同士が対向する第2の帳票片の前記開口部を介して、前記第2の帳票片と隣接する第3の帳票片の前記第1の面に接着する接着工程とを備え、前記複数枚の前記帳票片を任意の折り畳み枚数で封止することを特徴とする。
【0020】
連続帳票の使用方法の第3の解決手段は、対向する前記第2の面の前記接着層同士を接着することにより、前記第2の面同士を再剥離不能に接着することを特徴とする。
【0021】
【作用】
連続帳票の第1の解決手段においては、印刷領域を有する面には、接着層が形成されず、印刷領域を有する面の裏面にのみ接着層が形成される。折り返したときには、印刷領域を有する面は、所定の帳票片の裏面に形成された接着層により接着される。従って、印刷面側には接着層を形成せずに、複数の帳票片を封止することができる。
【0022】
連続帳票の第2の解決手段においては、前記第1の解決手段の連続帳票の印刷面側に、粘着層が形成される。折り返したときには、印刷面側に形成された粘着層同士が粘着されるとともに、前記第1の解決手段による接着がなされる。従って、従来の粘着層を用いて帳票片を粘着したときの密着強度の向上を図ることができる。
【0023】
連続帳票の第3の解決手段においては、前記第1または第2の解決手段の帳票片に形成された所定の接着層同士が接着される。従って、この連続帳票から親展葉書や封筒のようなメールフォームを形成することができる。
【0024】
【実施例】
以下、図面等を参照して、本発明による連続帳票の一実施例について説明する。図1は、本発明による連続帳票の第1の実施例の構成を示す展開図である。図1に示すように、連続帳票20は、所定形状の帳票片21,22,23,・・(以下、「帳票片21等」と称する。)から構成されている。これらの各帳票片21等は、連接されており、それぞれ宛名や親展情報等が印字される印刷領域21c,22c,・・(以下、「印刷領域21c等」と称する。)を有している(印刷領域21c等には、予め共通情報等が印刷されていても良い。)。さらにまた、各帳票片21等の間には、それぞれ折り返し、さらには裁断することができるミシン目31,32,・・(以下、「ミシン目31等」と称する。)が形成されている。
【0025】
各帳票片21等には、その両端部(図中左右方向)にミシン目21a,22a,・・(以下、「ミシン目21a等」と称する。)と、ミシン目21b,22b,・・(以下、「ミシン目21b等」と称する。)とが印刷領域21c等をはさんで略平行に配置され、かつ、ミシン目31等と略直交するように配置されている。ミシン目21a等、およびミシン目21b等は、それぞれ上述したミシン目31等と同様に形成されており、各帳票片21等上に連続して形成されている。
【0026】
これらのミシン目21a等、および21b等の外側には、それぞれ帳票片21等を開口させたスプロケット孔41,42が形成されている。スプロケット孔41,42は、帳票片21等上に連続して同一の間隔で形成されている。
【0027】
また、各帳票片21等には、略半円状に帳票片21等の一部を開口させた開口部21dおよび21e,22dおよび22e,・・(以下、「開口部21d等、21e等」と称する。)が形成されている(図中、開口部21d等,21e等を斜線部で示す。)。開口部21d等および21e等は、各帳票片21等の図中上辺の近傍に形成され、かつ、印刷領域21c等の範囲内に入らないように形成されている。実施例においては、開口部21d等,21e等は、帳票片21等の図中上部の1辺に2つ形成されているが、いくつ形成しても良い。
【0028】
また、帳票片21等の印刷領域21c等が形成されている面と反対の面(図中裏面)には、図示しない接着層21f,22f,・・(以下、「接着層21f等」と称する。)が形成されている。接着層21f等は、それぞれ帳票片21等の裏面のほぼ全面に形成されている。この接着層21f等を構成する接着剤は、感圧接着剤であり、天然ゴム(NR)や、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)を主成分としている。
【0029】
これらの接着層21f等は、接着層21f等同士の接着では、強接着(再剥離不能に接着)されるが、一方の面にのみ接着層21f等が形成され、他方の面に接着層21f等が形成されていないときの接着では、弱接着(再剥離可能に接着)される。
【0030】
次に、連続帳票20から形成されるメールフォームについて説明する。
先ず、帳票片21等の印刷領域21c等に、宛名や親展情報等の個別情報がプリンタ(図示せず)により片面印字される。このときには、帳票片21等の両端部に形成されたスプロケット孔41,42がプリンタの用紙搬送部と係合することにより、帳票片21等が順次搬送され、印字される。
【0031】
所定の印字が終了すると、帳票片21等のミシン目31等で所定数の帳票片に裁断される。図2は、一実施例として図1の連続帳票20から一連の帳票片21〜24が裁断され、ミシン目31〜33が折り返されたときの様子を示す側面図である(すなわち、図2に示す実施例においては、4枚の帳票片21〜24に一人の個別情報が印字された例である。)。なお、帳票片21等の両端部のスプロケット孔41,42は、そのまま残しておいても良いが、必要に応じてミシン目21a〜24a、および21b〜24bから裁断して切り離しても良い。
【0032】
図2に示すように、帳票片21〜24のミシン目31〜33は、それぞれ反対方向に折り返される。図2に示すように、接着層21fと22fとが重なるようにミシン目31が折り返され、同様に、接着層23fと24fとが重なるようにミシン目33が折り返される。
【0033】
このように折り返された帳票片21〜24が加圧されると、接着層21fと22fとが再剥離が不能に強接着される。同様に、接着層23fと24fとが再剥離が不能に強接着される。すなわち、帳票片21と22の裏面同士、および帳票片23と24の裏面同士が強接着される。
【0034】
さらに、帳票片21〜24が加圧されることにより、帳票片23の図中23h,23i部は、帳票片22に形成されている開口部22d,22eを介して、帳票片21の接着層21fの図2中A部に接着される。さらにまた、帳票片22の図中22h,22i部は、帳票片23に形成されている開口部23d,23eを介して、帳票片24の接着層24fの図中B部に接着される。これらの接着は、一方の面のみが接着層であるので、再剥離が可能に弱接着される。これにより、帳票片22と23の印刷面側同士が密着され、メールフォームが形成される。なお、これらの帳票片23の23h,23i部、および帳票片22h,22i部は、それぞれ印刷領域23c,22c(図1)以外の領域である。
【0035】
図2の実施例においては、4枚の帳票片21〜24によりメールフォームを形成したが、何枚の帳票片からメールフォームを形成しても、上述と同様の接着により、メールフォームが形成される。すなわち、任意の第1の帳票片の接着層は、この第1の帳票片と隣接して第1の帳票片と裏面同士が対向する第2の帳票片の開口部を介して、この第2の帳票片と隣接する第3の帳票片の印刷面側を弱接着する。さらに、折り返したときに裏面同士が対向する帳票片の接着層同士が接着されることにより、裏面同士が強接着される。
【0036】
図3は、図2のメールフォームが、再剥離されたときの様子を示す斜視図である。図3に示すように、帳票片21と22、および帳票片23と24の裏面同士は、それぞれ強接着されているので、再剥離されない。しかし、接着層21fのA部(図2)により弱接着された帳票片23の23h,23i部、および接着層24fのB部(図2)により弱接着された帳票片22の22h,22i部は、再剥離することができる。従って、図3に示すように、帳票片22と23とが再剥離されることにより、帳票片22,23の印刷領域22c,23cが見えるようになる。
【0037】
図4は、本発明による連続帳票の第2の実施例の構成を示す展開図である。図4に示す連続帳票50は、図1で示した連続帳票20と開口部のみが異なる例を示している。連続帳票50には、図1の連続帳票20と同様に、帳票片21等にそれぞれ開口部21d等および21e等が形成されている。さらに、帳票片21等の図中左右側には、開口部21m,22m,・・(以下、「開口部21m等」と称する。)および開口部21n,22n,・・(以下、「開口部21n等」と称する。)が形成されている(図中、開口部21m等,21n等を斜線部で示す。)。
【0038】
これらの開口部21m等および21n等は、各帳票片21等の図中左右のミシン目21a等および21b等の近傍に形成され、かつ、印刷領域21c等の範囲内に入らないように形成されている。図4の実施例においては、開口部21m等,21n等は、帳票片21等の図中左右側に1つずつ形成されているが、いくつ形成しても良い。
【0039】
図4の連続帳票50は、上述した図1の連続帳票20と同様に、メールフォームを形成することができる。ただし、第1の帳票片の裏面に形成されている接着層は、第1の帳票片と隣接して第1の帳票片と裏面同士が対向する第2の帳票片に形成されたすべての開口部(図4においては4つ)を介して、第2の帳票片と隣接する第3の帳票片の印刷面側を弱接着する。従って、図1の連続帳票20から形成されるメールフォームより弱接着時の接着力を向上させることができる。
【0040】
図5は、本発明による連続帳票の第3の実施例を適用したメールフォーム60の構成を示す側面図である。図5に示すメールフォーム60は、従来の連続帳票を適用した親展葉書10の帳票片12に、本発明の第1の実施例で示した開口部22dおよび22eが設けられている例である。このように形成することにより、メールフォーム60が加圧されたときには、粘着層12bと13bとが粘着するとともに、接着層11cの図中C部が、帳票片12の開口部22dおよび22eを介して帳票片13の粘着層13bの13h,13i部を接着する(この場合の接着層11cと粘着層13bとの接着は弱接着であり、再剥離可能であるが、粘着層12bと13bとの粘着力よりも強い。)。
【0041】
図6は、図5のメールフォームが再剥離されたときの様子を示す斜視図である。図6に示すように、粘着された粘着層12bと13bとが再剥離され、さらに、弱接着された接着層11cのC部(図5)と粘着層13bの13h,13i部とが再剥離され、帳票片12,13の印字領域12a,13aが見えるようになる。メールフォーム60は、従来の親展葉書10と比較して、さらに弱接着(粘着層同士の粘着力よりも強い。)されている部分が付加されているので、帳票片12と13との密着強度を向上させ、帳票片12と13とが事前に再剥離してしまうことを抑制することができる。
【0042】
以上、本発明による連続帳票の実施例について説明したが、本発明による連続帳票は、上述した実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、接着層21f等の接着剤の成分は、メールフォームを形成したときの弱接着時の強度を満足するものであれば、いかなる接着剤を用いても良い。
【0043】
実施例では、接着層21f等は、帳票片21等の裏面のほぼ全面に形成したが、これに限定されることなく、裏面の一定の範囲にのみ形成しても良い。例えば、図2において、接着層21f等を開口部21d等,21e等と対応する範囲のみ(図中A,B部)に形成して、帳票片21等を折り返したときに、接着層21f等は、帳票片21等を弱接着するのみで、接着層21f等同士が接着されないようにしても良い。このように強接着がされないように形成した帳票片21等を、折り返して加圧することにより、帳票片21等は一時的に封止されるが、再剥離することにより、再度帳票片21等を展開することができる。すなわち、帳票片21等の裏面も、この再剥離により見えるようになる(このときに、各帳票片21等の裏面には、予め共通情報等を印刷しておくこともできる。)。
【0044】
開口部21d等,21e等,さらには21m等,21n等の形成位置は、印刷領域21c等を妨げない範囲で形成すれば、どこに形成しても良い。さらにまた、開口部21d等,21e等,さらには21m等,21n等の形成数、および形状は、上述したように、第1の帳票片の接着層を第3の帳票片の印刷面側に接着する機能を満足するものであればよい。
【0045】
スプロケット孔41,42は、プリンタがスプロケット孔41,42なしで連続帳票を搬送することができるものであれば、形成されなくても良い。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の連続帳票によれば、印刷領域を有する面には、接着層が形成されず、印刷領域を有する面の裏面にのみ接着層が形成される。折り返したときには、印刷領域を有する面は、所定の帳票片の裏面に形成された接着層により接着される。従って、印刷面側には接着層を形成せずに、複数の帳票片を封止することができる。
【0047】
請求項2に記載の連続帳票によれば、請求項1の連続帳票の印刷面側に、粘着層が形成される。折り返したときには、印刷面側に形成された粘着層同士が粘着されるとともに、請求項1に記載の接着がなされる。従って、従来の粘着層を用いて帳票片を粘着したときの帳票片の密着強度の向上を図ることができる。
【0048】
請求項3に記載の連続帳票によれば、請求項1または2に記載の帳票片に形成された所定の接着層同士が接着される。従って、この連続帳票から親展葉書や封筒のようなメールフォームを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による連続帳票の第1の実施例の構成を示す展開図である。
【図2】図1の連続帳票が折り返されたときの様子を示す側面図である。
【図3】図2のメールフォームが再剥離されたときの様子を示す斜視図である。
【図4】本発明による連続帳票の第2の実施例の構成を示す展開図である。
【図5】本発明による連続帳票の第3の実施例を適用したメールフォームの構成を示す側面図である。
【図6】図5のメールフォームが再剥離されたときの様子を示す斜視図である。
【図7】従来の連続帳票を適用した封筒の一例の構成を示す展開図である。
【図8】図7の封筒1が折り返されたときの様子を示す側面図である。
【図9】図8の封筒1を示す平面図である。
【図10】図9の封筒1のミシン目が裁断されたときの様子を示す斜視図である。
【図11】従来の連続帳票を適用した親展葉書の一例の構成を示す展開図である。
【図12】図11の親展葉書10が折り返されたときの様子を示す側面図である。
【図13】図12の親展葉書10が再剥離されたときの様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 連続帳票
21 帳票片
21a,21b ミシン目
21c 印刷領域
21d,21e 開口部
21f 接着層
31,32,33 折り返し部(ミシン目)
41,42 スプロケット孔

Claims (3)

  1. 第1の面に個別情報を印字する印字領域を有し、第2の面に接着層を形成した同一形状の帳票片を用紙搬送方向に複数枚連接し前記各帳票片の少なくとも一辺の近傍に1以上の開口部を形成した連続帳票の使用方法であって、
    前記複数枚の帳票片の各印字領域に個別情報を印字する印字工程と、
    前記複数枚の帳票片を交互に反対方向に折り返して加圧することにより、第1の帳票片の前記接着層を、前記第1の帳票片と隣接して前記第1の帳票片と前記第2の面同士が対向する第2の帳票片の前記開口部を介して、前記第2の帳票片と隣接する第3の帳票片の前記第1の面に接着する接着工程とを備え、
    前記複数枚の前記帳票片を任意の折り畳み枚数で封止する
    ことを特徴とする連続帳票の使用方法
  2. 第1の面に再剥離可能に形成した粘着層と個別情報を印字する印字領域とを有し、第2の面に接着層を形成した同一形状の帳票片を用紙搬送方向に複数枚連接し前記各帳票片の少なくとも一辺の近傍に1以上の開口部を形成した連続帳票の使用方法であって、
    前記複数枚の帳票片の各印字領域に個別情報を印字する印字工程と、
    前記複数枚の帳票片を交互に反対方向に折り返して加圧することにより、対向する前記第1の面の前記粘着層同士を粘着するとともに、第1の帳票片の前記接着層を、前記第1の帳票片と隣接して前記第1の帳票片と前記第2の面同士が対向する第2の帳票片の前記開口部を介して、前記第2の帳票片と隣接する第3の帳票片の前記第1の面に接着する接着工程とを備え、
    前記複数枚の前記帳票片を任意の折り畳み枚数で封止する
    ことを特徴とする連続帳票の使用方法
  3. 対向する前記第2の面の前記接着層同士を接着することにより、前記第2の面同士を再剥離不能に接着する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の連続帳票の使用方法
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