JP3583291B2 - 電線検尺切断装置及び電線検尺方法 - Google Patents

電線検尺切断装置及び電線検尺方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばワイヤーハーネスの製造の過程で用いられる電線検尺切断装置及び電線検尺方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9及び図10は、特開平9−27222号公報に開示された従来の電線検尺切断装置100を示す。
【0003】
この電線検尺切断装置100は、図9に示すように図外に予めストックされている長尺の電線Wを引き出し、これを所定のパスラインPLに沿って送給する電線送給手段101と、この電線送給手段101に連設され、送給される電線Wを略U字形状の誘導通路103aに誘導して略U字状に折曲するUターンガイド部103を備えて構成されるガイド手段102と、電線Wを把持する把持手段104と、電線Wを切断する切断手段105とを備えて構成されている。
【0004】
電線送給手段101は、一対のエンコーダロールからなる検尺ロール120を備え、他に複数の送りロール121を備えて構成されている。
【0005】
またUターンガイド部103は、図10に示すように固定ガイド部106に対して閉位置で略U字形状の誘導通路103aを形成すると共に開位置で誘導通路103aを解放するように枢支された可動ガイド部107を有し、かつ可動ガイド部107を閉位置と開位置との間を変位させる変位機構108を備えて構成されている。
【0006】
このとき固定ガイド部106は、略半円弧状凸周面106aを有する略半円形状の板部材で構成されており、可動ガイド部107は、閉位置で前記した略半円弧状凸周面106aに対向配置される略半円弧状凹周面107aを有する略U字形状の板部材で構成されている。この略半円弧状凹周面107aには、閉位置で前記した略半円弧状凸周面106aと協働して誘導通路103aを区画形成する周溝が形成されている。そして固定ガイド部106には支柱110が立設されており、かつこの支柱110にはピン部材111が左右横方向に突設されている。可動ガイド部107は、その両側に固設された回動アーム109がピン部材111に回転自在に軸装されることによって固定ガイド部106に枢支されている。
【0007】
また変位機構108は、支柱110に固設した取付片112にチューブ側を枢支すると共に、可動ガイド部107に固設した連結片113にロッド側を枢支したシリンダ114を備えて構成されている。そしてこの変位機構108は、シリンダ114のロッドが伸長することによって可動ガイド部107が閉位置に位置して誘導通路103aを区画形成することができ(図10参照)、かつシリンダ114のロッドが縮短することによって可動ガイド部107が閉位置から上方へ(図10に示す矢印方向)回動して開位置に変位して誘導通路103aを解放することができる。
【0008】
また把持手段104は、電線送給手段101とUターンガイド部103との間に配置されており、Uターンガイド部103に区画形成される誘導通路103aの入口に対応させて設けられる第1クランプ115と、その出口に対応させて設けられる第2クランプ116とから構成されている。
【0009】
このように構成された電線検尺切断装置100によれば、電線送給手段101により送給された電線Wは、先ず第1クランプ115を通ってUターンガイド部103の誘導通路103aに誘導されて略U字状に折曲される。このように折曲された電線Wの先端は、第2クランプ116で把持される。
【0010】
次いでUターンガイド部103は、可動ガイド部107が変位機構108により開位置に変位されて誘導通路103aを解放する。
【0011】
そしてこの誘導通路103aの解放後、電線送給手段101によって、さらに電線Wを繰り出して電線Wを検尺する。このとき可動ガイド部107が電線Wの送給方向と略直交する方向に変位した開位置にあるので、繰り出された電線Wは可動ガイド部107に干渉することが無く、これにより検尺作業のスピードアップを図ることができる、としている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の電線検尺切断装置100は、可動ガイド部107が略U字形状の一枚の板部材で構成されているため大きくかつ重くなること、可動ガイド部107の開位置への変位が電線Wの送給方向と略直交する上方向となること、及び可動ガイド部107の開位置への変位をシリンダ114のみで行うことにより、可動ガイド部107の開位置への変位動作が遅くなり、このため検尺動作を、電線Wを略U字状に折曲する第1段階と、可動ガイド部107の開位置への変位後行う第2段階の2段階に分けて行わざろう得なくなり、この間少なくとも0.3〜0.5秒の時間ロスを伴い検尺作業のスピードアップを阻害する、と言う課題を有している。
【0013】
また、可動ガイド部107の開閉方向が電線Wの送給方向と略直交する方向となるため、可動ガイド部107が完全に開く前に電線Wを繰り出すと電線Wが可動ガイド部107の周溝に入り込んで引掛かりの原因となるので、前述した第2段階の電線Wの繰り出しを可動ガイド部107が完全に開くまで待機させる必要があり、この分検尺作業のスピードアップを阻害する。
【0014】
そこで、この発明は、Uターンガイド部の誘導通路の解放速度をスピードアップすることができると共に、この誘導通路の解放時に電線の送給を継続して行うことができ、以て検尺作業のスピードアップを図ることができる電線検尺切断装置及び電線検尺方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、電線の長さを測定する検尺ロールを備え電線を所定のパスラインに沿って送給する電線送給手段と、固定ガイド部に対して閉位置で略U字形状の誘導通路を形成すると共に開位置で前記誘導通路を解放するように枢支された可動ガイド部を有し前記電線送給手段により送給される電線を前記誘導通路に誘導して略U字状に折曲するUターンガイド部を備えて構成されるガイド手段と、前記電線を把持し切断する把持切断手段とを備えてなる電線検尺切断装置において、前記可動ガイド部が、両閉じにより前記閉位置となると共に、前記電線の送給方向と平行に両開きすることにより前記開位置となるように枢支された2個のガイド片で構成されており、前記Uターンガイド部が、前記2個のガイド片を前記閉位置に維持し、かつ前記電線の検尺途上で前記電線の送給慣性力を伴って前記開位置に変位させる変位機構を備えて構成されていることを特徴としている。
【0016】
このため請求項1の発明では、可動ガイド部を構成する2個のガイド片の両閉じ及び両開きにより誘導通路の形成及び解放を行うようにしたので、誘導通路の形成及び解放に必要な可動ガイド部の開閉ストローク及び開閉負荷を小さくすることができる。
【0017】
また2個のガイド片は、変位機構により閉位置に維持されると共に、この変位機構の開方向の変位力に電線の送給により生じる送給慣性力が加わって、送給される電線で押し広げられるようにして両開きして開位置に変位させられる。
【0018】
さらに2個のガイド片は、電線の送給方向と平行に両開きするように構成したので、電線の送給負荷の増大を伴うことなく開作動させることができると共に、開位置で電線を送給方向に案内することができる。
【0019】
また請求項2の発明は、請求項1に記載の電線検尺切断装置であって、前記ガイド手段は、前記Uターンガイド部が設けられるガイドブロックを備えて構成されており、該ガイドブロックには前記誘導通路の入口及び出口に対応させて前記電線の通過する往路及び復路が前記ガイドブロックの下面側を解放させて形成されており、かつ前記往路及び復路の前記下面側がシャッタにより開閉可能に構成されていることを特徴としている。
【0020】
このため請求項2の発明では、電線送給手段により送給される電線は、ガイドブロックの往路を経由してUターンガイド部の誘導通路に導入されると共に、この誘導通路を経由してガイドブロックの復路に導出される。この誘導通路に対する電線の導入及び導出は、シャッタの閉じたガイドブロックで保護されて他部材との干渉を避けてスムーズに行うことができる。
【0021】
またガイドブロックの往路及び復路内の電線は、シャッタの開放により容易にガイドブロック外に移動させることができる。
【0022】
また請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の電線検尺切断装置であって、前記変位機構は、前記2個のガイド片に係合して該2個のガイド片を前記閉位置に保持する爪部と、該爪部に連係され前記電線の検尺途上の第1所定位置の確認信号の入力により該爪部を係合解除位置に変位させるソレノイド機構と、前記2個のガイド片を前記閉位置と前記開位置とに変位させると共に前記電線の前記第1所定位置よりも短尺の第2所定位置の確認信号の入力により前記閉位置にある前記2個のガイド片を前記開位置に変位させるように付勢するシリンダ機構とからなることを特徴としている。
【0023】
このため請求項3の発明では、シリンダ機構が爪部の係合により閉位置に保持されている2個のガイド片に対して開位置に変位させるように付勢しているので、2個のガイド片は爪部の係合解除によりシリンダ機構の付勢力と電線の送給慣性力とが相俟って高速に両開きして開位置に変位する。
【0024】
また請求項4の発明は、請求項3に記載の電線検尺切断装置であって、前記把持切断手段は、前記第1所定位置の確認信号の入力により前記Uターンガイド部の通過後の前記電線を把持し始める第1把持手段と、前記電線の検尺終了の確認信号の入力により前記Uターンガイド部に達する前の前記電線を把持する第2把持手段と、前記第1及び第2把持手段に把持された前記電線を検尺長さに切断する切断手段と、前記第1及び第2把持手段を前記電線の把持可能位置に保持すると共に切断した電線を把持したまま移動させて前記切断した電線を搬送クランプに打ち込む移動手段とを備えて構成されていることを特徴としている。
【0025】
このため請求項4の発明では、第1把持手段は2個のガイド片に対する爪部の係合解除に略同期させて電線を把持する。第2把持手段は第1把持手段による電線把持後検尺終了時に電線を把持する。電線の送給は、第2把持手段による電線の把持までは継続され、把持後停止する。
【0026】
また切断手段は、第1及び第2把持手段で把持されて安定した電線を切断することができる。
【0027】
さらに移動手段は、切断後切断された電線を把持したままの第1及び第2把持手段を移動させることにより搬送クランプに打ち込むことができるので、切断工程から打ち込み工程へ速やかに移行することができる。
【0028】
また請求項5の発明は、請求項4に記載の電線検尺切断装置であって、前記第1把持手段は、前記ガイドブロックに前記復路を含んで上下方向に貫通形成されると共に前記復路に沿って適宜の間隔で形成された2個の貫通孔にそれぞれ上下動可能に配置される一対の第1把持部で構成されており、前記第2把持手段は、前記ガイドブロックに前記往路を含んで上下方向に貫通形成されると共に前記往路に沿って適宜の間隔で形成された2個の貫通孔にそれぞれ上下動可能に配置される一対の第2把持部で構成されており、前記シャッタは、前記第1及び第2把持手段の下降時に解放するように取り付けられており、かつ前記搬送クランプは、前記往路及び復路の各2個の貫通孔の各中間部位にそれぞれ間欠的に停止するように移動可能に設けられていることを特徴としている。
【0029】
このため請求項5の発明では、第1及び第2把持手段と搬送クランプとはガイドブロックに対して立体的にコンパクトに配置されるので、切断された電線を搬送クランプに打ち込むために必要な第1及び第2把持手段の移動距離を小さく設定することができ、この分スピードアップを図ることができる。
【0030】
また第1及び第2把持手段はそれぞれ一対の第1及び第2把持部で構成されており、かつ搬送クランプは前記往路及び復路の各2個の貫通孔の各中間部位にそれぞれ停止するので、各搬送クランプに打ち込まれる電線部分は対応する一対の把持部により把持される部分の中間部分となり、これにより打ち込みの安定化と確実性を確保することができる。
【0031】
また請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の電線検尺切断装置であって、前記第1及び第2把持手段の内少なくとも第1把持手段は、前記電線の把持及び把持解除の駆動源としてサーボモータを搭載して構成されていることを特徴としている。
【0032】
このため請求項6の発明では、把持手段をサーボモータで駆動させるようにしたので、電線の把持及び把持解除の応答性が良く、かつ把持時のトルク制御が可能で把持力が可変できるので電線の外径変化にも容易に対応できる。また切断された電線の送給方向に沿う先端長さは、第1把持手段の把持により精度良く管理される。
【0033】
また請求項7の発明は、電線をUターンガイド部に送給して略U字状に折曲すると共に、前記Uターンガイド部を解放して前記電線の検尺を行う電線検尺方法であって、前記Uターンガイド部の解放を前記電線の送給慣性力を伴って行うようにして、前記電線の送給を前記検尺の終了まで継続して行うようにしたことを特徴としている。
【0034】
このため請求項7の発明では、検尺の途上で電線の送給を停止することがないので、電線検尺のスピードアップが図れる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0036】
図1乃至図6は、本発明の一実施形態としての電線検尺切断装置1を示す。この電線検尺切断装置1は、電線Wの長さを測定する検尺ロール25を備え電線Wを所定のパスラインPLに沿って送給する電線送給手段2と、固定ガイド部4に対して閉位置で略U字形状の誘導通路5b(図2参照)を形成すると共に開位置で誘導通路5bを解放するように枢支された可動ガイド部5を有し電線送給手段2により送給される電線Wを誘導通路5bに誘導して略U字状に折曲するUターンガイド部6を備えて構成されるガイド手段3と、電線Wを把持し切断する把持切断手段7とを備えて大略構成されている。
【0037】
このとき可動ガイド部5は、両閉じにより閉位置となる(図2参照)と共に、電線Wの送給方向と平行に両開きすることにより開位置となる(図1及び図4参照)ように枢支された2個のガイド片5a,5aで構成されており、Uターンガイド部6は、2個のガイド片5a,5aを閉位置に維持し、かつ電線Wの検尺途上で電線Wの送給慣性力を伴って開位置に変位させる変位機構8を備えて構成されている。
【0038】
パスラインPLは、図1に示すようにノズル駆動装置28に組み付けられる電線案内ノズルユニット21の電線案内ノズル20で構成される。すなわちノズル駆動装置28に組み付けられた電線案内ノズルユニット21は、タイミングベルト22により各電線案内ノズル20がパスラインPLの該当位置で停止するように間欠的に駆動されるようになっており、この位置に停止した電線案内ノズル20がパスラインPLを構成する。このとき電線Wは、電線案内ノズル20のノズル23を挿通して送給される。なお図1は、電線案内ノズルユニット21の電線案内ノズル20を一部省略して示し、かつ電線案内ノズルユニット21の組み付け途上を示している。電線案内ノズルユニット21は、図1に示す状態から上部を押し込むことにより、該上部を係合爪29に係合させることにより取り付けられる。
【0039】
また電線送給手段2は、パスラインPLを構成する電線案内ノズル20の両側に位置し、電線案内ノズル20の電線挟持空間部20a,20b,及び20cにそれぞれ侵入してノズル23に挿通された電線Wを挟持する一対の送りロール24,一対の検尺ロール25,及び一対のジョイント検知ロール26により構成されている。
【0040】
またUターンガイド部6を構成する一方の固定ガイド部4は、半円板状に形成されており、他方の可動ガイド部5は、固定ガイド部4の外周曲面に当接する弧状部材を、外周曲面の頂部に対応する部位で2分割し、この分割端部の反対側の端部をそれぞれ枢支して取り付けられた2個のガイド片5a,5aで構成されている。このとき誘導通路5bは、固定ガイド部4の外周曲面あるいは/及びガイド片5a,5aの前記外周曲面への当接面に形成される溝により、ガイド片5a,5aの閉状態で構成される。
【0041】
そしてガイド手段3は、このUターンガイド部6を備えて構成される。すなわちガイド手段3は、図2に示すようにUターンガイド部6が設けられるガイドブロック9を備えて構成されており、該ガイドブロック9には誘導通路5bの入口及び出口に対応させて電線Wの通過する往路10及び復路11がガイドブロック9の下面側を解放させて形成されており、かつ往路10及び復路11の前記下面側がシャッタ12により開閉可能に構成されている(図3参照)。シャッタ12は、往路10及び復路11にそれぞれ対応する2枚の板状体で構成されており、その開閉は、各板状体に連結するシャッタシリンダ27で行うようになっている。
【0042】
この構成によれば、電線送給手段2により送給される電線Wはガイドブロック9の往路10を経由してUターンガイド部6の誘導通路5bに導入されると共に、この誘導通路5bを経由してガイドブロック9の復路11に導出される。この誘導通路5bに対する電線Wの導入及び導出は、シャッタ12の閉じたガイドブロック9で保護されて他部材との干渉を避けてスムーズに行うことができる。ガイドブロック9の往路10及び復路11内の電線Wは、シャッタ12の開放により容易にガイドブロック9外に移動させることができる。
【0043】
また変位機構8は、具体的には2個のガイド片5a,5aに係合して該2個のガイド片5a,5aを閉位置に保持する爪部13(図3参照)と、該爪部13に連係され電線Wの検尺途上の第1所定位置の確認信号の入力により爪部13を係合解除位置に変位させるソレノイド機構14と、2個のガイド片5a,5aを閉位置と開位置とに変位させると共に電線Wの前記第1所定位置よりも短尺の第2所定位置の確認信号の入力により閉位置にある2個のガイド片5a,5aを開位置に変位させるように付勢するシリンダ機構15,15とから構成されている。
【0044】
爪部13は、図3に示すように、基端部がUターンガイド部6の上部でガイドブロック9の側端面に枢支された棒状体の先端部に形成されており、2個のガイド片5a,5aの各分割端部に同時に係合して2個のガイド片5a,5aの閉位置を保持している。
【0045】
またソレノイド機構14は、図3に示すように、爪部13を有する棒状体の先端部に連係するクランプ14bと、このクランプ14bに巻装され爪部13を係合位置に付勢するばね14aとを備えて構成されており、電線Wの送給の初期段階ではばね14aにより爪部13を係合位置に保持すると共に、検尺ロール25からの電線Wの検尺途上の第1所定位置の確認信号の入力によりクランプ14bを介して爪部13を、ばね14aのばね力に抗して係合解除位置に変位させる(図5参照)。
【0046】
またシリンダ機構15,15は、それぞれ2個のガイド片5a,5aの各枢支部位に連係しており(図1及び図2参照)、各ガイド片5a,5aの開閉を行う。このシリンダ機構15,15は、検尺ロール25からの電線Wの第1所定位置よりも短尺の第2所定位置の確認信号の入力により閉位置にある2個のガイド片5a,5aを開位置に変位させるように付勢する。第2所定位置の確認信号の入力時には、爪部13が係合位置に保持されているので、シリンダ機構15,15の付勢にも拘わらず2個のガイド片5a,5aは、閉位置に維持される。
【0047】
このように構成された変位機構8によれば、シリンダ機構15,15が爪部13の係合により閉位置に保持されている2個のガイド片5a,5aに対して開位置に変位させるように付勢しているので、2個のガイド片5a,5aは爪部13の係合解除によりシリンダ機構15,15の付勢力と電線Wの送給慣性力とが相俟って高速に両開きして開位置に変位する。
【0048】
また把持切断手段7は、具体的には電線Wの前記第1所定位置の確認信号の入力によりUターンガイド部6の通過後の電線Wを把持し始める第1把持手段16と、電線Wの検尺終了の確認信号の入力によりUターンガイド部6に達する前の電線Wを把持する第2把持手段17と、第1及び第2把持手段16及び17に把持された電線Wを検尺長さに切断する切断手段19と、第1及び第2把持手段16及び17を電線Wの把持可能位置に保持すると共に切断した電線W1を把持したまま移動させて該電線W1を搬送クランプ32に打ち込む移動手段30とを備えて構成されている。
【0049】
この構成によれば、第1把持手段16は2個のガイド片5a,5aに対する爪部13の係合解除に略同期させて電線Wを把持する。この第1把持手段16による電線Wの把持は、2個のガイド片5a,5aの開放時の電線Wの送給慣性力を一層増大させる。第2把持手段17は、第1把持手段16による電線把持後検尺ロール25からの電線Wの検尺終了の確認信号の入力により電線Wを把持する。このとき電線Wの送給は、第2把持手段17による電線Wの把持までは継続され、把持後停止する。
【0050】
また切断手段19は、図2に示すようにガイドブロック9の往路10の電線W導入口の直前に設けられたカッタ19aと、このカッタ19aを駆動するカッタシリンダ19bとを備えて構成されている。このカッタシリンダ19bは、検尺ロール25からの電線Wの検尺終了の確認信号の入力により駆動して、カッタ19aを介して電線Wを検尺長さに切断することができる。この切断手段19は、第1及び第2把持手段16及び17で把持されて安定した電線Wを切断することができる。
【0051】
さらに移動手段30は、上下動可能に設けられ第1及び第2把持手段16及び17を固着する連結部材18と、この連結部材18に連係させて設けられた移動シリンダ31とを備えて構成されている(図1及び図3参照)。この移動手段30は、カッタシリンダ19bからの切断終了の確認信号の入力により移動シリンダ31が駆動して、切断された電線W1を把持したままの第1及び第2把持手段16及び17を、電線Wの把持可能位置から移動させることができる。この移動により切断された電線W1を搬送クランプ32に打ち込むことができる(図6参照)ので、切断工程から打ち込み工程へ速やかに移行することができる。
【0052】
本実施形態では、第1把持手段16は、ガイドブロック9に復路11を含んで上下方向に貫通形成されると共に復路11に沿って適宜の間隔で形成された2個の貫通孔9a,9a(図2参照)にそれぞれ上下動可能に配置される一対の第1把持部33,34で構成されており、第2把持手段17は、ガイドブロック9に往路10を含んで上下方向に貫通形成されると共に往路10に沿って適宜の間隔で形成された2個の貫通孔9b,9b(図2参照)にそれぞれ上下動可能に配置される一対の第2把持部で構成されており、シャッタ12は、第1及び第2把持手段16及び17の下降時に解放するように取り付けられており、かつ搬送クランプ32は、往路10及び復路11の各2個の貫通孔9a,9a及び9b,9bの各中間部位9c,9d(図4参照)にそれぞれ間欠的に停止するように移動可能に設けられている。
【0053】
ここで第1及び第2把持手段16及び17の内少なくとも第1把持手段16は、図7及び図8に示すように、電線Wの把持及び把持解除の駆動源としてサーボモータ35を搭載して構成される。この第1把持手段16は、サーボモータ35で回転するピニオン37と、このピニオン37に噛合しピニオン37の回転で揺動可能に取り付けられたギヤ36と、このギヤ36にリンク38を介して連結されギヤ36の揺動に追従してスライド可能に設けられたスライダ39と、このスライダ39に固設されスライダ39のスライドにより電線Wの把持及び把持解除を行う一対の第1把持部33,34とを備えてサーボチャックとして構成されている。この第1把持部33及び34は、それぞれ2個のクランプ爪33a,33b及び34a,34bで構成されており、クランプ爪33a,33b同士及びクランプ爪34a,34b同士が同時に接離することによって、電線Wの把持及び把持解除を行うように構成されている。
【0054】
そして第1把持手段16は、ガイドブロック9の一方の貫通孔9aに、第1把持部33のクランプ爪33a,33bを挿入し、かつガイドブロック9の他方の貫通孔9aに、第1把持部34のクランプ爪34a,34bを挿入してとりつけられている。
【0055】
この第1把持手段16によれば、サーボモータ35で駆動させるようにしたので、電線Wの把持及び把持解除の応答性が良く、かつ把持時のトルク制御が可能で把持力が可変できるので電線Wの外径変化にも容易に対応できる。また切断された電線W1の送給方向に沿う先端長さは、第1把持手段16の把持により精度良く管理される。例えば第1把持手段16の把持部位からの電線W1の先端長さを1mm以内の誤差内で管理することができ、これにより次工程へスムーズに移行することができる。
【0056】
また第2把持手段17は、第1把持手段16と同様にサーボチャックとして構成することもできるが、それほどの精度が要求されないところから本実施形態ではエアーチャックで構成されている。この第2把持手段17も、第1把持手段16と同様のクランプ爪からなる一対の第2把持部を備えて構成されており、ガイドブロック9の一方の貫通孔9bに、一方の第2把持部の2個のクランプ爪を挿入し、かつガイドブロック9の他方の貫通孔9bに、他方の第2把持部の2個のクランプ爪を挿入して取り付けられている。
【0057】
またシャッタ12は、検尺ロール25からの電線Wの検尺終了の確認信号の入力によりシャッタシリンダ27が駆動して解放するようになっており、この解放でガイドブロック9の往路10,復路11,及び貫通孔9a,9bが解放されて第1及び第2把持手段16及び17の下降が許容される。
【0058】
さらに搬送クランプ32は、中間部位9c,9dに対応する部位に2個同時に停止し、この停止した2個の搬送クランプ32,32に、同時に下降する第1及び第2把持手段16及び17から切断された電線W1が打ち込まれる(図6参照)。
【0059】
この実施形態によれば、第1及び第2把持手段16及び17と搬送クランプ32とはガイドブロック9に対して立体的にコンパクトに配置されるので、切断された電線W1を搬送クランプ32に打ち込むために必要な第1及び第2把持手段16及び17の移動距離を小さく設定することができ、この分スピードアップを図ることができる。
【0060】
また第1及び第2把持手段16及び17は、それぞれ一対の第1及び第2把持部で構成されており、かつ搬送クランプ32は往路10及び復路11の各2個の貫通孔9a,9a及び9b,9bの各中間部位9c,9dにそれぞれ停止するので、各搬送クランプ32,32に打ち込まれる電線部分は対応する一対の把持部により把持される部分の中間部分となり、これにより打ち込みの安定化と確実性を確保することができる。
【0061】
切断された電線W1は、搬送クランプ32に打ち込まれた後、搬送クランプ32の移動により、次工程(例えば皮剥工程)に搬送される。
【0062】
以上のように構成された電線検尺切断装置1によれば、可動ガイド部5を構成する2個のガイド片5a,5aの両閉じ及び両開きにより誘導通路5bの形成及び解放を行うようにしたので、誘導通路5bの形成及び解放に必要な可動ガイド部5の開閉ストローク及び開閉負荷を小さくすることができる。この開閉負荷が小さくなるのは、可動ガイド部5を2個のガイド片5a,5aで構成することにより各ガイド片5aの軽量化が図れることによる。これにより変位機構8の小型化及びコンパクト化が図れる。
【0063】
また2個のガイド片5a,5aは、変位機構8の開方向の変位力に、電線Wの送給により生じる送給慣性力が加わって、送給される電線Wで押し広げられるようにして両開きして開位置に変位させられる。これによりUターンガイド部6の誘導通路5bの解放速度をスピードアップすることができると共に、この誘導通路5bの解放時に電線の送給を継続して行うことができ、以て検尺作業のスピードアップを図ることができる。
【0064】
さらに2個のガイド片5a,5aは、電線Wの送給方向と平行に両開きするように構成したので、電線Wの送給負荷の増大を伴うことなく開作動させることができると共に、開位置で電線Wを送給方向に案内することができ、これにより検尺精度の向上をも図ることができる。
【0065】
また、この実施形態を用いた電線検尺方法は、電線WをUターンガイド部6に送給して略U字状に折曲すると共に、このUターンガイド部6を解放して電線Wの検尺を行うようにし、かつこのUターンガイド部6の解放を電線Wの送給慣性力を伴って行うようにして、電線Wの送給を検尺の終了まで継続して行うようにした。
【0066】
このためこの電線検尺方法では、検尺の途上で電線Wの送給を停止することがないので、電線検尺のスピードアップが図れ、ひいては生産性の向上を図ることができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、可動ガイド部を2個のガイド片で構成し、この2個のガイド片を、変位機構の開方向の変位力に、電線の送給により生じる送給慣性力が加わって、送給される電線で押し広げられるようにして両開きするように構成したので、Uターンガイド部の誘導通路の解放速度をスピードアップすることができると共に、この誘導通路の解放時に電線の送給を継続して行うことができ、以て検尺作業のスピードアップを図ることができ、かつ可動ガイド部の開閉ストローク及び開閉負荷を小さくすることができるので、変位機構の小型化及びコンパクト化が図れる。
【0068】
その上、可動ガイド部を構成する2個のガイド片は、電線の送給方向と平行に両開きするように構成したので、電線の送給負荷の増大を伴うことなく開作動させることができると共に、開位置で電線を送給方向に案内することができ、これにより検尺精度の向上をも図ることができる。
【0069】
また請求項2の発明によれば、Uターンガイド部の誘導通路に対する電線の導入及び導出は、シャッタの閉じたガイドブロックで保護されて他部材との干渉を避けてスムーズに行うことができ、かつシャッタの開放によりガイドブロック内の電線をガイドブロック外に容易に移動させることができ、これにより検尺作業のスピードアップを図ることができる。
【0070】
また請求項3の発明によれば、シリンダ機構が爪部の係合により閉位置に保持されている2個のガイド片に対して開位置に変位させるように付勢しているので、2個のガイド片は爪部の係合解除によりシリンダ機構の付勢力と電線の送給慣性力とが相俟って高速に両開きして開位置に変位することができ、これにより検尺作業のスピードアップを図ることができる。
【0071】
また請求項4の発明によれば、2個のガイド片に対する爪部の係合解除に略同期させて第1把持手段で電線を把持するようにしたので、2個のガイド片に付与される電線の送給慣性力が爪部の係合解除と略同時に増大すると共に、電線の送給を第2把持手段による電線の把持まで継続させて行うようにしたので、検尺作業のスピードアップを図ることができる。
【0072】
その上切断手段は、第1及び第2把持手段で把持されて安定した電線を切断することができ、かつ移動手段は、切断後切断された電線を切断工程から打ち込み工程へ速やかに移行することができるので、この点でも検尺作業のスピードアップを図ることができる。
【0073】
また請求項5の発明によれば、第1及び第2把持手段を、ガイドブロックに形成された貫通孔に挿通させて設けたので、第1及び第2把持手段と搬送クランプとをガイドブロックに対して立体的にコンパクトに配置することができ、これにより切断された電線を搬送クランプに打ち込むために必要な第1及び第2把持手段の移動距離を小さく設定することができ、この分検尺作業のスピードアップを図ることができる。
【0074】
その上切断された電線は、第1及び第2把持手段の各一対の把持部により把持される部分の中間部分が搬送クランプに打ち込まれるようにしたので、この打ち込み作業の安定化と確実性を確保することができる。
【0075】
また請求項6の発明によれば、少なくとも第1把持手段をサーボモータを搭載して構成したので、第1把持手段の電線の把持及び把持解除の応答性が良く、これにより電線の送給方向に沿う先端長さを第1把持手段の把持により精度良く管理することができる。
【0076】
また請求項7の発明によれば、検尺の途上で電線の送給を停止することがないので、電線検尺のスピードアップが図れ、ひいては生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての電線検尺切断装置の斜視図である。
【図2】図1の電線検尺切断装置で、輻輳を避けるため把持部分の機構を省略した平面図である。
【図3】図1の電線検尺切断装置で、輻輳を避けるため切断機構を省略した側面図である。
【図4】図2の電線検尺切断装置で、ガイド片の開状態を示す平面図である。
【図5】図3の電線検尺切断装置で、爪部の係合解除状態を示す側面図である。
【図6】図3の電線検尺切断装置で、切断された電線の打ち込み状態を示す側面図である。
【図7】図1の電線検尺切断装置に用いられる第1把持手段で、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【図8】図7の第1把持手段の底面図で、(a)はクランプ爪の開状態を、(b)はクランプ爪の閉状態をそれぞれ示す。
【図9】従来の電線検尺切断装置の平面図である。
【図10】図9の電線検尺切断装置に用いられるUターンガイド部の斜視図である。
【符号の説明】
1 電線検尺切断装置
2 電線送給手段
3 ガイド手段
4 固定ガイド部
5 可動ガイド部
5a ガイド片
5b 誘導通路
6 Uターンガイド部
7 把持切断手段
8 変位機構
9 ガイドブロック
9a 貫通孔(復路の)
9b 貫通孔(往路の)
9c 中間部位(復路の2個の貫通孔の)
9d 中間部位(往路の2個の貫通孔の)
10 往路
11 復路
12 シャッタ
13 爪部
14 ソレノイド機構
15 シリンダ機構
16 第1把持手段
17 第2把持手段
19 切断手段
25 検尺ロール
30 移動手段
32 搬送クランプ
33,34 第1把持部
35 サーボモータ
PL パスライン
W 電線
W1 切断された電線

Claims (7)

  1. 電線の長さを測定する検尺ロールを備え電線を所定のパスラインに沿って送給する電線送給手段と、固定ガイド部に対して閉位置で略U字形状の誘導通路を形成すると共に開位置で前記誘導通路を解放するように枢支された可動ガイド部を有し前記電線送給手段により送給される電線を前記誘導通路に誘導して略U字状に折曲するUターンガイド部を備えて構成されるガイド手段と、前記電線を把持し切断する把持切断手段とを備えてなる電線検尺切断装置において、
    前記可動ガイド部が、両閉じにより前記閉位置となると共に、前記電線の送給方向と平行に両開きすることにより前記開位置となるように枢支された2個のガイド片で構成されており、
    前記Uターンガイド部が、前記2個のガイド片を前記閉位置に維持し、かつ前記電線の検尺途上で前記電線の送給慣性力を伴って前記開位置に変位させる変位機構を備えて構成されていることを特徴とする電線検尺切断装置。
  2. 請求項1に記載の電線検尺切断装置であって、
    前記ガイド手段は、前記Uターンガイド部が設けられるガイドブロックを備えて構成されており、該ガイドブロックには前記誘導通路の入口及び出口に対応させて前記電線の通過する往路及び復路が前記ガイドブロックの下面側を解放させて形成されており、かつ前記往路及び復路の前記下面側がシャッタにより開閉可能に構成されていることを特徴とする電線検尺切断装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電線検尺切断装置であって、
    前記変位機構は、前記2個のガイド片に係合して該2個のガイド片を前記閉位置に保持する爪部と、該爪部に連係され前記電線の検尺途上の第1所定位置の確認信号の入力により該爪部を係合解除位置に変位させるソレノイド機構と、前記2個のガイド片を前記閉位置と前記開位置とに変位させると共に前記電線の前記第1所定位置よりも短尺の第2所定位置の確認信号の入力により前記閉位置にある前記2個のガイド片を前記開位置に変位させるように付勢するシリンダ機構とからなることを特徴とする電線検尺切断装置。
  4. 請求項3に記載の電線検尺切断装置であって、
    前記把持切断手段は、前記第1所定位置の確認信号の入力により前記Uターンガイド部の通過後の前記電線を把持し始める第1把持手段と、前記電線の検尺終了の確認信号の入力により前記Uターンガイド部に達する前の前記電線を把持する第2把持手段と、前記第1及び第2把持手段に把持された前記電線を検尺長さに切断する切断手段と、前記第1及び第2把持手段を前記電線の把持可能位置に保持すると共に切断した電線を把持したまま移動させて前記切断した電線を搬送クランプに打ち込む移動手段とを備えて構成されていることを特徴とする電線検尺切断装置。
  5. 請求項4に記載の電線検尺切断装置であって、
    前記第1把持手段は、前記ガイドブロックに前記復路を含んで上下方向に貫通形成されると共に前記復路に沿って適宜の間隔で形成された2個の貫通孔にそれぞれ上下動可能に配置される一対の第1把持部を備えて構成されており、
    前記第2把持手段は、前記ガイドブロックに前記往路を含んで上下方向に貫通形成されると共に前記往路に沿って適宜の間隔で形成された2個の貫通孔にそれぞれ上下動可能に配置される一対の第2把持部を備えて構成されており、
    前記シャッタは、前記第1及び第2把持手段の下降時に解放するように取り付けられており、かつ
    前記搬送クランプは、前記往路及び復路の各2個の貫通孔の各中間部位にそれぞれ間欠的に停止するように移動可能に設けられていることを特徴とする電線検尺切断装置。
  6. 請求項4又は5に記載の電線検尺切断装置であって、
    前記第1及び第2把持手段の内少なくとも第1把持手段は、前記電線の把持及び把持解除の駆動源としてサーボモータを搭載して構成されていることを特徴とする電線検尺切断装置。
  7. 電線をUターンガイド部に送給して略U字状に折曲すると共に、前記Uターンガイド部を解放して前記電線の検尺を行う電線検尺方法であって、
    前記Uターンガイド部の解放を前記電線の送給慣性力を伴って行うようにして、前記電線の送給を前記検尺の終了まで継続して行うようにしたことを特徴とする電線検尺方法。
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