JP3580683B2 - 直動形ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ部とポンプ部とを一体化した直動形ポンプに係り、特にポンプ部の羽根車の着脱をより容易かつ確実に行えるようにした直動形ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な直動形2段ポンプを図3及び図4に示す。これは、主軸10を駆動するモータ部12と該主軸10の回転によって揚水を行うポンプ部14とが一体に結合されて構成され、ポンプ部14の圧力水がモータ部12側へ漏洩しないように、主軸10の周囲にメカニカルシール16を設けたものである。主軸10は、軸受18を介して回転自在に支承されている。
【0003】
モータ部12は、モータケーシング20で包囲され、一方、ポンプ部14は、吐出口22と吸込口24を有するポンプケーシング28で覆われ、内部に2段のポンプ室26a,26bが形成されている。モータケーシング20とポンプケーシング28にはそれぞれ周縁部にフランジが形成され、この間にモータ部空間とポンプ部空間を仕切る仕切板30を挟んでボルトにより固定されている。
【0004】
ポンプ部の各ポンプ室26a,26bの内部には、2個の羽根車32a,32bがそれぞれ羽根止めナット34を介して主軸10に一体に取り付けられている。各羽根車32a,32bの周囲には、流体のエネルギーを効率良く回収するためのディフューザ流路を形成するディフューザ部材36a,36bが設けられている。この各ディフューザ部材36a,36bは、側壁を有する円板状部材であり、ポンプケーシング28の内部をポンプ室26a,26bに区画する中間ケーシング38a,38bと仕切板30で軸方向両側から狭持されて固定されている。
【0005】
このような構成のポンプにおいては、主軸10が回転すると、吸込口24から流入した流体は各段の羽根車32a,32bにより加速され、この運動エネルギーはディフューザ部材36a,36bにおいて圧力として回収されて、ポンプケーシング28の吐出口22から順次吐出される。
【0006】
このポンプにおいて、羽根車32aを着脱するためには、羽根止めナット34の取り付け、取り外しを行う必要がある。このため、主軸10のモータ部12側の端面は外部に露出されており、ここに図4に示すように、マイナス溝10aが設けられている。そして、このマイナス溝10a内にマイナスドライバの先端を差し込んで主軸10の回転を拘束した状態で、スパナにより羽根止めナット34を回転させることで、羽根止めナット34の取り付け、取り外しを行うようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例にあっては、主軸10とドライバの結合がマイナス溝10aとマイナスドライバの先端の嵌合で成り立っているので、羽根止めナット34を回転させるためのトルクを支えきることができず、ドライバが外れてしまうことがあった。
【0008】
本発明は上記に鑑み、安定かつ容易に主軸の回転を拘束し、羽根車の着脱を簡便かつ確実に行うことができるようにした直動形ポンプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、主軸を共有するモータ部とポンプ部が仕切板を介して隣接して一体に設けられ、前記主軸のポンプ部側端部に羽根止めナットを介して羽根車が取り付けられた直動形ポンプにおいて、前記主軸の前記ポンプ部側の部分に、互いに平行な2つの平坦部を有する回り止め部を設けるとともに、これに対応する前記モータ部のケーシングに工具挿入用の開口部を設けたことを特徴とする直動形ポンプである。
【0010】
これにより、モータ部のケーシングに設けた開口部からスパナ等の工具をモータケーシング内に挿入し、主軸に設けた回り止め部に、例えば、スパナやレンチのような身近な工具を係合させて主軸を拘束し、この状態で他の工具を用いて羽根止めナットを回転させることにより、小さい力で強固に主軸を拘束して、安定な作業を行なうことができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前記モータ部のモータ本体より前記ポンプ部側に軸受が設けられ、前記回り止め部は前記軸受よりポンプ部側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の直動形ポンプである。この位置は、ポンプ部側に近い位置であり、1人で作業する場合の作業性が良く、しかも、軸受の近傍であるので軸振れが少なく、回り止めが安定して行える。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態のモータ一体型の2段ポンプを、図1及び図2を参照して説明する。なお、このポンプは、図3に示す従来例と基本的な構成は同じであるので、同一部材には同一符号を付して説明を略し、以下、異なる点を説明する。
【0014】
主軸10は、モータケーシング20内に配置された軸受18で回転自在に支承され、仕切板30のポンプ部14側に設けられたメカニカルシール16によって液封されている。主軸10には、スパナ等の工具により回り止めを行なうための回り止め部がポンプ部側のメカニカルシール16と軸受18との間設けられている。すなわち、主軸10の外周部に、互いに平行な一対の面取り部(回り止め部)10b,10bが設けられている。また、モータケーシング20には、この面取り部10b,10bに対応する位置に、工具を挿入するための開口部20aが設けられている。
【0015】
面取り部10b,10b間の間隔Wは、主軸10の回り止めのために使用されるスパナ等の工具の開口部の幅と等しく設定される。また、モータケーシング20の開口部20aは、このスパナを挿通できる大きさに設定される。
【0016】
このような構成のポンプにおいて、羽根車32aの着脱を行なう場合には、モータケーシング20に設けた開口部20aからスパナをモータケーシング20内に挿入し、主軸10に設けた面取り部10b,10bに該スパナを係合させて主軸10の回転を拘束する。この状態で、他のスパナ等を用いて羽根止めナット34を回転させる。
【0017】
このように、主軸10の回り止めにスパナを用いると、スパナのハンドルの端部を保持することにより、羽根止めナット34を回転駆動する時に主軸10に掛かる回転トルクに小さな力で対抗することができる。しかも、開口部20aがモータ部12とポンプ部14の境界近傍に設けられているので、一方の手で主軸10の回転を拘束し、他方の手で羽根止めナット34を回転させることにより、1人で容易に作業を行なうことができる。
【0018】
なお、この実施の形態にあっては、回り止め部10b,10bをモータ部12のポンプ部14側に設けたが、これに限らず、スパナにより操作できる箇所であれば適宜の箇所に設けることができる。また、この実施の形態では、回り止め部10b,10bは、図2に示すように平行な2面を形成したが、工具を側部から係合させることができるような適宜の形状を用いることができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、主軸に設けた回り止め部に工具を係合させることにより、小さい力で強固に主軸を拘束して、羽根車の着脱を簡便かつ確実に行うことができ、メンテナンスや修理の作業性が良いポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す直動形2段ポンプの断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来の一般的な直動形2段ポンプを示す断面図である。
【図4】図3の主軸のポンプ部側端面の側面図である。
【符号の説明】
10 主軸
10b 回り止め部
12 モータ部
14 ポンプ部
16 メカニカルシール
20 モータケーシング
20a 開口部
28 ポンプケーシング
32a,32b 羽根車
34 羽根止めナット

Claims (2)

  1. 主軸を共有するモータ部とポンプ部が仕切板を介して隣接して一体に設けられ、前記主軸のポンプ部側端部に羽根止めナットを介して羽根車が取り付けられた直動形ポンプにおいて、
    前記主軸の前記ポンプ部側の部分に、互いに平行な2つの平坦部を有する回り止め部を設けるとともに、これに対応する前記モータ部のケーシングに工具挿入用の開口部を設けたことを特徴とする直動形ポンプ。
  2. 前記モータ部のモータ本体より前記ポンプ部側に軸受が設けられ、前記回り止め部は前記軸受よりポンプ部側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の直動形ポンプ。
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