JP3580569B2 - カード式錠前装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、各種のドアや家具例えばファイルキャビネット等の引出しの施錠機構に好適に使用することができる錠前装置に関し、更に詳しくは、カードキーで操作する機械作動式の錠前装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、引出しや扉を有する家具においては、引出しや扉を収納位置又は閉位置にロックする施錠機構が設けられている。この種の施錠機構は、引出しや扉を収納位置又は閉位置に係止するためのラッチ機構と、引出しや扉或いは家具本体の前面に設けられる錠前装置とを有し、錠前装置をキーで操作することによりラッチ機構を掛止位置にロックするように構成されている。
【0003】
部屋のドアや家具の錠前装置としてはキーを差し込んで回転させるタイプのシリンダ錠が一般的であるが、近年、携帯に便利なカードキーを用いるものが使用されつつある。この種のカード式錠前装置は一般にカードキーの表面に記録された磁気情報若しくは光情報を読み取り、ソレノイド等のアクチュエータを駆動してドア等のロック機構を解除させるものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したカード式錠前装置は電源を必要とするため、設置場所の制約を受けるという難点がある。また、電気、電子回路を用いるため高価になるとともに故障しやすく、さらに電力消費によるコストアップを招くという欠点がある。
【0005】
したがって、本発明の目的は、電源が不要で信頼性及び安全性の高いカード式錠前装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、カードキーの先端側部分を受け入れるガイド溝を有するカードガイドを錠前装置本体内に摺動可能に設け、カードキーの操作でカードガイドを錠前装置本体内の第1位置又は第2位置に切り換えることにより施錠又は解錠を行うカード式錠前装置においてカードガイドにはガイド溝に開口する同一形状の複数個のロック手段保持部をガイド溝の幅方向に一列に配設し、カードキーの平面部には予め選択されたロック手段保持部と合致するようにキー穴を形成し、キー穴と合致するロック手段保持部にはカードガイドが第1位置又は第2位置にあるときカードキーの平面部に乗り上げると錠前装置本体の所定位置に設けた第1係止部に係合してカードガイドをロックし且つカードキーのキー穴に係合すると第1係止部から離脱してカードガイドのロックを解除する第1のロック手段を設け、別のロック手段保持部にはカードガイドが第1位置又は第2位置にあるときガイド溝に挿入されたカードキーの平面部に乗り上げると錠前装置本体の所定位置に設けた第2係止部から離脱してカードガイドのロックを解除する第2のロック手段を設け、第1のロック手段及び第2のロック手段が、それぞれ一端部がカードキーのキー穴に係合可能に形成された係合ピンを有し、第1のロック手段の係合ピンは錠前装置本体の第1係止部に係合可能な他端部を有し、第2のロック手段はその係合ピンと連動して揺動する揺動アームを有し、この揺動アームは第2のロック手段の係合ピンの他端部に連結される一端部と錠前装置本体の第2係止部に係合可能な他端部とを有し、カードガイドの各ロック手段保持部は、第1及び第2のロック手段の係合ピンをカードキーの厚み方向に移動自在に保持することができるピン保持孔と、揺動アームを揺動自在に保持するためのアーム保持部とを有することを特徴とする。
【0007】
請求項記載の発明は、請求項記載のカード式施錠前装置において、第1のロック手段の係合ピンの他端部側が一端部側よりも小径に形成され、係合ピンをガイド溝への突出方向に付勢するピン付勢ばねが係合ピンの他端部側に外挿されてロック手段保持部のピン保持孔に保持されていることを特徴とする。
【0008
請求項記載の発明は、請求項記載のカード式錠前装置において、第2のロック手段は揺動アームを錠前装置本体の第2係止部への係合方向に付勢すると共に揺動アームを介して係合ピンをガイド溝への突出方向に付勢するアーム付勢ばねを有し、各ロック手段保持部はこのアーム付勢ばねを保持するためのばね保持穴を有することを特徴とする。
【0009
請求項記載の発明は、カードキーの先端側部分を受け入れるガイド溝を有するカードガイドを錠前装置本体内に摺動可能に設け、カードキーの操作でカードガイドを錠前装置本体内の第1位置又は第2位置に切り換えることにより施錠又は解錠を行うカード式錠前装置において、カードガイドにはガイド溝に開口する同一形状の複数個のロック手段保持部をガイド溝の幅方向に一列に配設し、カードキーの平面部には予め選択されたロック手段保持部と合致するようにキー穴を形成し、キー穴と合致するロック手段保持部にはカードガイドが第1位置又は第2位置にあるときカードキーの平面部に乗り上げると錠前装置本体の所定位置に設けた第1係止部に係合してカードガイドをロックし且つカードキーのキー穴に係合すると第1係止部から離脱してカードガイドのロックを解除する第1のロック手段を設け、別のロック手段保持部にはカードガイドが第1位置又は第2位置にあるときガイド溝に挿入されたカードキーの平面部に乗り上げると錠前装置本体の所定位置に設けた第2係止部から離脱してカードガイドのロックを解除する第2のロック手段を設け、錠前装置本体はカードキー挿入口を有する前面板と背面板と上面板と底面板と左右の側面板とを有し、錠前装置本体内のカードガイドは前面板の内面に当接する位置を第1位置とし、背面板の近傍の後方位置を第2位置とし、背面板に当接する位置を第3位置として第1位置と第3位置との間を前後に移動可能に設けられており、錠前装置本体内にはさらにカードキーで第1位置から後方に押圧されるカードガイドを前方に付勢して第1位置に復帰させるガイド復帰ばねと、カードガイドがカードキーで押されて第1位置から第3位置へと移動した後の復帰時にはカードガイドを第2位置に係止し、且つカードガイドがカードキーで押されて第2位置から第3位置へと移動した後の復帰時には第1位置まで復帰させる動作規制手段とを有することを特徴とする。
【0010
請求項記載の発明は、請求項記載のカード式錠前装置において、動作規制手段がカードガイドまたは錠前装置本体のうちの一方に設けられ、略ハート形のカム溝を有する溝カムと、他方に揺動可能に枢着されて溝カムのカム溝に係合する係合アームと、この係合アームを揺動区間の中立位置に復帰させる中立ばねとを有することを特徴とする。
【0011】
【作用】
請求項1記載のカード式錠前装置においては、カードガイドが第1位置又は第2位置にあるとき、予め選択されたロック手段保持部と合致する位置にキー穴を有する適正なカードキーが挿入されると、第2のロック手段はカードキーの先端からその平面部に乗り上げて錠前装置本体の第2係止部から離脱することによりカードガイドのロックを解除する。また、第1のロック手段は一旦カードキーの先端からその平面部に乗り上げて錠前装置本体の第1係止部に係合することによりカードガイドをロックした後、キー穴に係合することにより錠前装置本体の第1係止部から離脱してカードガイドのロックを解除する。したがって、カードガイドが移動可能となる。一方、予め選択されたロック手段保持部と合致する正規の位置にキー穴を有しない不正なカードキーが挿入されると、第1のロック手段がカードキーの平面部に乗り上げた位置に保たれ、それ故錠前装置本体の第1係止部に係合した状態に保たれるので、カードガイドはロック状態に保たれる。また、不正なキー穴又は溝が形成された不正なカードキーの場合、第2のロック手段がその不正なキー穴又は溝に係合することにより錠前装置本体の第2係止部に係合するので、カードガイドはロック状態に保たれる。したがって、不正なカードキーでは施錠及び解錠を行なうことができない。
【0012
また、ロック手段保持部に保持される第1のロック手段と第2のロック手段がカードキーの幅方向に一列に配列されるので、第2のロック手段がカードキーの先端からその平面部に乗り上げてカードガイドのロックを解除すると同時に第1のロック手段がカードキーの先端からその平面部に乗り上げてカードガイドをロックする。したがって、カードガイドの誤動作を防止することができる。
【0013
さらに、複数個のロック手段保持部は同一形状であるので、ロック手段保持部を任意に選択して第1のロック手段又は第2のロック手段を保持することができる。したがって、第1のロック手段と第2のロック手段の配列順序を容易に変更できるので、安全性の高いカード式錠前装置を容易に提供することができると共に、カードガイドを共通化できるので、安価に提供することができる。
【0014
また、第1及び第2のロック手段を簡素な構成にて実現できると共に、第1のロック手段と第2のロック手段のどちらでも組み込み可能なロック手段保持部を簡易な構成で実現できる。
【0015
請求項記載のカード式錠前装置においては、第1のロック手段の係合ピンをピン付勢ばねで押圧してカードキーのキー穴に係合させることができるので、錠前装置本体をどのような角度でドア、家具等に取り付けても第1のロック手段でカードガイドを安定にロック解除動作させることができる。また、ピン付勢ばねは係合ピンと共にピン保持孔に保持されるので、カードガイド及びカード式錠前装置全体をコンパクトな構成にすることができる。
【0016
請求項記載のカード式錠前装置においては、第2のロック手段の揺動アームをアーム付勢ばねで押圧して錠前装置本体の第2係止部に係合させることができるので、錠前装置本体をどのような角度でドア、家具等に取り付けても第2のロック手段でカードガイドを安定にロック動作させることができる。
【0017
請求項記載のカード式錠前装置においては、カードガイドが第1位置又は第2位置にあるとき、予め選択されたロック手段保持部と合致する位置にキー穴を有する適正なカードキーが挿入されると、第2のロック手段はカードキーの先端からその平面部に乗り上げて錠前装置本体の第2係止部から離脱することによりカードガイドのロックを解除する。また、第1のロック手段は一旦カードキーの先端からその平面部に乗り上げて錠前装置本体の第1係止部に係合することによりカードガイドをロックした後、キー穴に係合することにより錠前装置本体の第1係止部から離脱してカードガイドのロックを解除する。したがって、カードガイドが移動可能となる。一方、予め選択されたロック手段保持部と合致 する正規の位置にキー穴を有しない不正なカードキーが挿入されると、第1のロック手段がカードキーの平面部に乗り上げた位置に保たれ、それ故錠前装置本体の第1係止部に係合した状態に保たれるので、カードガイドはロック状態に保たれる。また、不正なキー穴又は溝が形成された不正なカードキーの場合、第2のロック手段がその不正なキー穴又は溝に係合することにより錠前装置本体の第2係止部に係合するので、カードガイドはロック状態に保たれる。したがって、不正なカードキーでは施錠及び解錠を行なうことができない。
【0018】
また、ロック手段保持部に保持される第1のロック手段と第2のロック手段がカードキーの幅方向に一列に配列されるので、第2のロック手段がカードキーの先端からその平面部に乗り上げてカードガイドのロックを解除すると同時に第1のロック手段がカードキーの先端からその平面部に乗り上げてカードガイドをロックする。したがって、カードガイドの誤動作を防止することができる。
【0019】
さらに、複数個のロック手段保持部は同一形状であるので、ロック手段保持部を任意に選択して第1のロック手段又は第2のロック手段を保持することができる。したがって、第1のロック手段と第2のロック手段の配列順序を容易に変更できるので、安全性の高いカード式錠前装置を容易に提供することができると共に、カードガイドを共通化できるので、安価に提供することができる。
【0020】
また、カードガイドの第1位置から第2位置への移動は、カードキーでカードガイドを後方に押圧して第1位置から第3位置まで移動させた後ガイド復帰ばねの力で第2位置まで復帰させることにより行われる。また、カードガイドの第2位置から第1位置への移動は、カードキーでカードガイドを後方に押圧して第2位置から第3位置まで移動させた後ガイド復帰ばねの力で第1位置まで復帰させることにより行われる。すなわち、どちらの移動もカードキーをその挿入方向に押圧することで達成されるので、カードキーの操作性が良くなる。
【0021
また、カードキーはカードガイドが第1位置にあるときにカードガイドから前方に引き抜くことができると共に、カードガイドが第2位置にあるときもカードガイドから前方に引き抜くことができる。すなわち、カードガイドが第2位置にあるときは第1及び第2のロック手段はカードガイドのロックを解除しているが、カードガイドは動作規制手段によって第2位置に係止されているので、カードガイドを第2位置に係止した状態でカードキーを前方に引き抜くことができる。なおこのとき、第1のロック手段はカードキーのキー穴に係合しているが、カードキーを引き抜くと第1のロック手段はキー穴から離脱してカードキーの平面部に乗り上げると共に錠前装置本体の第1係止部に係合するので、カードキーの引抜きを支障なく行うことができると共に、カードキーを引き抜く間第1のロック手段がカードガイドを第2位置にロックするので動作規制手段に加わる負荷を軽減できる。さらに、カードキーをカードガイドから引き抜くと第2のロック手段が錠前装置本体の第2係止部に係合してカードガイドを第2位置にロックするので、カードガイドを安定に第2位置に保持することができる。
【0022
上記のように、カードガイドが施錠と解錠に対応した第1位置及び第2位置にあるときにカードキーを引き抜くことができるので、カードキーの取扱いの安全性が高まり、用途上の制約がなくなる。
【0023
請求項記載のカード式錠前装置においては、簡易な構成で動作規制手段を実現することができる。
【0024】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。
【0025】
図1は本発明の一実施例を示すカード式錠前装置の斜視図であり、図2は錠前装置の分解斜視図であり、図3は動作規制手段を示す斜視図であり、図4から図8までは動作説明図である。はじめに図1及び図2を参照すると、カード式錠前装置は錠前装置本体1を有し、この錠前装置本体1は上ケース2と下ケース3と前面板4とからなっている。上ケース2は上面板2aと上背面板2bとを有している。下ケース3は底面板3aと下背面板3bと左右の側面板3c,3cとを有し、上ケース2の上背面板2bと下ケース3の下背面板3bとで錠前装置本体の背面板を構成している。なお背面板を上ケース2又は下ケースのみに設けてもよいが、図示実施例の如く構成すれば上下ケース2,3双方の強度を高めることができる。
【0026】
前面板4にはカードキー5を挿入するためのカード挿入口4aが形成されており、さらに、前面板4の頂部と底部にはそれぞれ上ケース2の上面板に形成された係合穴2cに係合する突起4bと、下ケース3の底面板3aに形成された係合穴3dに係合する突起(不図示)とが形成されている。さらに上ケース2の上面板2aの両側縁にはねじ穴を有する耳片2dが折曲形成されており、下ケース3の側面板3cに通したねじ6をこの耳片2dのねじ穴にねじ込むことにより、前面板4を上ケース2と下ケース3に組み付けた状態で上ケース2と下ケース3とを締結することができる。
【0027】
錠前装置本体1内には上ガイド体8と下ガイド体9とからなるカードガイド7が収納されている。このカードガイド7はカード挿入口4aから挿入されたカードキー5の先端側部分を受け入れるガイド溝10(図5(a) 参照)を有する。
【0028】
このカードガイド7は、前面板4の内面に当接する位置(図4(a),図5(a),図6(a) 参照)を第1位置とし、背面板(上下背面板2b,3b)の近傍の後方位置(図4(c),図7(a),図8(a) 参照)を第2位置とし、背面板に当接する位置(図4(b),図5(d),図6(d) 参照)を第3位置として第1位置と第3位置との間を前後に移動可能に設けられている。カードガイド7を安定にガイドするために、下ケース3の底面板3aには前後方向に延びる2つの平行な長溝3eが形成されており、カードガイド7の底面に突設された2つの突起9aが長溝3eに摺動可能に係合している。
【0029】
錠前装置本体1内にはさらにカードキー5で押されて第1位置から後方に移動したカードガイド7を前方に付勢して第1位置に復帰させる2本のガイド復帰ばね11(図2及び図5(a) 参照)が設けられている。ガイド復帰ばね11は圧縮ばねであってもよいが、この実施例では引張ばねであるコイルばねが用いられており、前面板4とカードガイド7との間に張設されている。
【0030】
図2、図3及び図4を参照すると、錠前装置本体1内にはさらに動作規制手段12が設けられている。この動作規制手段12は、カードガイド7の底面に設けられ、略ハート形のカム溝14を有する溝カム13と、下ケース3の底面板3aに揺動可能に枢着されて溝カム13のカム溝14に係合する係合アーム15と、この係合アーム15を揺動区間の中立位置に復帰させる中立ばね16とを有する。図4を参照すると、この動作規制手段12は、カードガイド7がカードキー5で押されて第1位置(図4(a) )から第3位置(図4(b) )へと移動した後の復帰時にはカードガイド7を第2位置(図4(c) )に係止し、且つカードガイド7がカードキー5で押されて第2位置(図4(c) )から第3位置(図4(d) )へと移動した後の復帰時には第1位置まで復帰させる。
【0031】
すなわち、図示カード式錠前装置は、カードキー5の操作でカードガイド7を錠前装置本体1内の第1位置又は第2位置に切り換えることにより施錠又は解錠を行うものであるが、カードガイド7の第1位置から第2位置への移動は、カードキー5でカードガイド7を後方に押圧して第1位置から第3位置まで移動させた後ガイド復帰ばね11の力で第2位置まで復帰させることにより行われる。また、カードガイド7の第2位置から第1位置への移動は、カードキー5でカードガイド7を後方に押圧して第2位置から第3位置まで移動させた後ガイド復帰ばね11の力で第1位置まで復帰させることにより行われる。すなわち、どちらの移動もカードキー5をその挿入方向に押圧することで達成される。
【0032】
次に、カードガイド7を第1位置及び第2位置で錠前装置本体1にロックするためのロック手段について説明する。
【0033】
図2を参照すると、カードガイド7にはガイド溝10に開口する同一形状の複数個(図示実施例では8つ)のロック手段保持部17がガイド溝10の幅方向に一列に配設されている。また、カードキー5の平面部には予め任意に選択されたロック手段保持部(図示実施例では4つの保持部と合致するように4つのキー穴5aが形成されている。この実施例ではキー穴5aはカードキー5を貫通しているが、有底状の穴であってもよい。
【0034】
カードキー5のキー穴5aと合致する4つのロック手段保持部17にはそれぞれ第1のロック手段19が設けられている。この第1のロック手段19は、カードガイド7が第1位置又は第2位置にあるときカードキー5の平面部に乗り上げると錠前装置本体1の所定位置に設けた第1係止部18に係合してカードガイド7をロックし且つカードキー5のキー穴5aに係合すると錠前装置本体1の第1係止部18から離脱してカードガイド7のロックを解除する。
【0035】
また、別のロック手段保持部(図示実施例では2つの保持部)にはそれぞれ第2のロック手段21が設けられている。この第2のロック手段21は、カードガイド7が第1位置又は第2位置にあるときガイド溝10に挿入されたカードキー5の平面部に乗り上げると錠前装置本体1の所定位置に設けた第2係止部20から離脱してカードガイド7のロックを解除する。
【0036】
更に詳しく説明すると、第1のロック手段19及び第2のロック手段21はそれぞれ係合ピン22,23を有し、これら係合ピン22,23の一端部22a,23aはカードキー5のキー穴5aに係合可能に形成されている。また、係合ピン22,23の一端部22a,23aは円錐形状を有しているので、カードキー5の先端に当接した後その平面部に容易に乗り上げることができる。第1のロック手段19の係合ピン22は錠前装置本体1の第1係止部18に係合可能な他端部22bを有する。また、第2のロック手段21は係合ピン23と連動して揺動する揺動アーム24を有し、この揺動アーム24は係合ピン23の他端部に連結される一端部24aと錠前装置本体1の第2係止部20に係合可能な他端部24bとを有する。そして、カードガイド7の各ロック手段保持部17は第1及び第2のロック手段19,21の係合ピン22,23をカードキー5の厚み方向に移動自在に保持することができるピン保持孔17aと、揺動アーム24を揺動自在に保持するためのアーム保持部17bとを有する。
【0037】
さらに、第1ロック手段19の係合ピン22の他端部22b側は一端部22a側よりも小径に形成され、係合ピン22をガイド溝10への突出方向に付勢するピン付勢ばね25が係合ピン22の他端部22b側に外挿されてロック手段保持部17のピン保持孔17aに保持されている。また、第2のロック手段21は揺動アーム24を錠前装置本体1の第2係止部20への係合方向に付勢すると共に揺動アーム24を介して係合ピン23をガイド溝10への突出方向に付勢するアーム付勢ばね26を有し、各ロック手段保持部17はこのアーム付勢ばね26を保持するためのばね保持穴17cを有する。
【0038】
さらに、カードガイド7には錠前装置本体1の外部に突出する作動軸27が設けられる。この実施例では作動軸27はカードガイド7の2つの突起9aから下方に突設されている。したがって、この作動軸27を介してカードガイド7を家具等の施錠機構(図示省略)に容易に連結することができる。
【0039】
次に、図5から図8までを参照して、本発明の特徴をなす第1及び第2のロック手段19,21の動作を説明する。
【0040】
カードガイド7が第1位置にあるとき(図5(a) 及び図6(a) )、カードキー5が挿入されていない状態では第1のロック手段19は第1係止部18から離脱しているが(図6(a) 参照)、第2のロック手段21は第2係止部20に係合しているので、カードガイド7はこの第2のロック手段21により第1位置にロックされている。
【0041】
今、予め選択されたロック手段保持部17と合致する位置にキー穴5aを有する適正なカードキー5が挿入されると、第2のロック手段21の係合ピン23がカードキー5の先端からその平面部に乗り上げるので、第2のロック手段21の揺動アーム24が錠前装置本体1の第2係止部20から離脱することによりカードガイド7のロックを解除する(図5(b) 参照)。また、第1のロック手段19の係合ピン22は一旦カードキー5の先端からその平面部に乗り上げて錠前装置本体1の第1係止部18に係合することによりカードガイド7を第1位置にロックする(図6(b) 参照)。そしてその後、キー穴5aに係合することにより錠前装置本体1の第1係止部18から離脱してカードガイド7のロックを解除する(図6(c) )。したがって、カードガイド7が移動可能となり、カードキー5でカードガイド7を押すことにより、カードガイド7を第3位置まで移動させることができる(図5(d),図6(d)参照)。
【0042】
なお、図1において符号5’で示すカードキーは別のカード式錠前装置に用いるものである。このカードキー5’には合計6つのキー穴が形成されており、符号5aで示す3つのキー穴はカードキー5のキー穴5aと同じ位置に形成されているが、カードキー5’の残りの3つのキー穴5a’は何れもカードキー5とは異なる位置に形成されている。また、カードキー5’においてはカードキー5の残りの1つのキー穴5aに対応する箇所にキー穴がない。このようなキー穴の位置の異なるカードキー5’が挿入されると、4つの係合ピン22のうちの1つがカードキー5’のキー穴5a’に係合せず、カードキー5’の平面部に乗り上げた位置に保たれるので、この係合ピン22の他端部は錠前装置本体1の第1係止部18に係合した状態に保たれる。したがって、カードガイド7はロック状態に保たれる。また、カードキー5’では2つの第2のロック手段21に対応する位置にキー穴5a’が形成されているので、カードキー5’の挿入時に第2のロック手段21の係合ピン23がそのキー穴5a’に係合し、これにより揺動アーム24が錠前装置本体1の第2係止部20に係合するので、カードガイド7はロック状態に保たれる。したがって、キー穴の位置が適正でないカードキーでは施錠及び解錠を行なうことができない。
【0043】
また、ロック手段保持部17に保持される第1のロック手段19と第2のロック手段21がカードキー5の幅方向に一列に配列されているので、第2のロック手段21の係合ピン23がカードキー5の先端からその平面部に乗り上げてカードガイド7のロックを解除すると同時に第1のロック手段19の係合ピン22がカードキー5の先端からその平面部に乗り上げてカードガイド7をロックすることができる。したがって、カードガイド7の誤動作を防止することができる。
【0044】
カードキー5で押してカードガイド7を第3位置まで移動させた後、ガイド復帰ばね11で前方に復帰させると、動作規制手段12の働きにより、カードガイド7は第2位置に係止される(図7(a),図8(a) 参照)。また、カードガイド7が第2位置にあるとき第2のロック手段21の係合ピン23はカードキー5の平面部に乗り上げており錠前装置本体1の第2係止部20から離脱している。さらに、カードガイド7が第2位置にあるとき第1のロック手段19の係合ピン22はカードキー5のキー穴5aに係合して錠前装置本体1の第1係止部18から離脱しているが、係合ピン22は第1係止部18に係合可能な位置にある。したがって、カードガイド7が第2位置にあるとき、図7(b),(c)及び図8(b),(c)に示すように、カードキー5をカードガイド7から引き抜くことができる。そして、カードキー5がカードガイド7のガイド溝10から引き抜かれるとき、第1のロック手段19の係合ピン22が第1係止部18に係合してカードガイド7を第2位置にロックするので、動作規制手段12に加わる負荷を軽減することができる。また、カードキー5がガイド溝10から離脱すると第2のロック手段21の揺動アーム24が第2係止部20に係合してカードガイド7を第2位置にロックするので、カードガイド7を第2位置に安定に保持することができる。
【0045】
カードガイド7を第2位置から第1位置へと移動させるときは、カードキー5をカードガイド7のガイド溝10に挿入し、第1及び第2のロック手段19,21によるカードガイド7のロックを解除させる。そして、カードキー5を後方に押圧してカードガイド7を第3位置まで移動させた後、ガイド復帰ばね11の力でカードガイド7を第1位置まで復帰させることができる。そして、カードガイド7が第1位置にあるとき、カードキー5をカードガイド7のガイド溝10から引き抜くことができる。
【0046】
上記のように、カードガイド7の第1位置から第2位置への移動も第2位置から第1位置への移動も共にカードキー5をその挿入方向に押圧することで達成されるので、カードキー5の操作性が良くなる。また、カードガイド7が施錠と解錠に対応した第1位置及び第2位置にあるときにカードキー5を引き抜くことができるので、カードキー5の取扱いの安全性が高まり、カード式錠前装置の用途上の制約がなくなる。
【0047】
さらに、上記構成のカード式錠前装置においては、第1のロック手段19の係合ピン22をピン付勢ばね25で押圧してカードキー5のキー穴5aに係合させることができるので、錠前装置本体1をどのような角度でドア、家具等に取り付けても第1のロック手段19でカードガイド7を安定にロック解除動作させることができる。また、ピン付勢ばね25は係合ピン22と共にピン保持孔17aに保持されるので、カードガイド7及びカード式錠前装置全体をコンパクトな構成にすることができる。また、第2のロック手段21の揺動アーム24をアーム付勢ばね26で押圧して錠前装置本体1の第2係止部20に係合させることができるので、錠前装置本体1をどのような角度でドア、家具等に取り付けても第2のロック手段21でカードガイド7を安定にロック動作させることができる。
【0048】
また、複数個のロック手段保持部17は同一形状であるので、ロック手段保持部17を任意に選択して第1のロック手段19又は第2のロック手段21を保持することができる。したがって、第1のロック手段19と第2のロック手段21の配置の異なるカード式錠前装置を容易に提供することができると共に、カードガイド7を共通化できるので、安価に提供することができる。
【0049】
なお、図1及び図2に示すように、上記実施例における第1係止部18は個々の第1のロック手段19の係合ピン22に係合可能な貫通穴の形態を有し、且つ、4つの第1のロック手段19の配置に対応するように錠前装置本体1の上ケース2に形成されているが、図9に示すように、8つの全てのロック手段保持部17の位置に対応して上ケース2に第1係止部18としての貫通孔を形成してもよい。また、上記実施例における第2係止部20は個々の第2のロック手段21の揺動アーム24に係合可能な貫通穴の形態を有し、且つ、残りの4つのロック手段保持部17の配置に対応するように錠前装置本体1の上ケース2に形成されているが、図9に示すように、8つの全てのロック手段保持部17の位置に対応して上ケース2に第2係止部20としての貫通孔を形成してもよい。さらに、第1及び第2のロック手段用係止部18,20は、図10に示すように、カードキー5の幅方向に延びる長溝の形態を有していてもよい。そして、第1及び第2のロック手段用係止部18,20を構成する穴や長溝は錠前装置本体1の上面板2aを貫通する貫通穴や貫通溝の形態をなすものであってもよいが、有底状の穴又は溝にすると上面板の上から第1及び第2のロック手段19,21の位置が見えなくなるので、不正行為に対する安全性が高まる。また、図9及び図10に示す実施例の場合、第1及び第2のロック手段19,21の配列順序が異なる場合でも共通の錠前装置本体を用いいることができるので、安価に提供できることとなる。
【0050】
さらに、図9に示すように、第1のロック手段19の位置に対応するキー穴5aを有する適正なカードキー5には、正規のキー穴5aとカードキー5の幅方向に整列しない位置に第2のロック手段21の位置に対応するダミーの穴5bを形成してもよい。このようなダミーの穴5bは第2のロック手段21のロック及びロック解除動作には何等支障を来すことはなく、また、このようなダミーの穴5bを形成することにより、穴の配置状態が複雑になるので、不正行為に対する安全性が高まる。
【0051】
さらに、上記実施例は、カードガイド7がカードキー5の挿入方向すなわち前後方向に移動可能となっているが、カードガイド7を錠前装置本体内の第1位置と第2位置との間でカードキー5の挿入方向と直交する方向(縦方向又は横方向)に移動可能に設けることもできる。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明かなように、本発明によるカード式錠前装置は機械的動作のみによってカードキーによる施錠および解錠の切換えを容易に行うことができるので、設置場所の制約がなく、コンパクトで信頼性が高く、しかも安価に製造することができる。また、複数個のロック手段保持部は同一形状であるので、第1のロック手段及び第2のロック手段の保持に利用するロック手段保持部を任意に選択することができ、第1のロック手段と第2のロック手段の配列順序を容易に変更することができるので、安価で安全性の高いカード式錠前装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード式錠前装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す錠前装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示す錠前装置の動作規制手段を示す斜視図である。
【図4】(a) 〜(d) は、図1に示す錠前装置のカードガイド及び動作規制手段の動作を順番に示す底面構成図である。
【図5】(a) 〜(d) は、図1に示す錠前装置のカードガイドが第1位置から第3位置まで移動するときの第2のロック手段の動作を順番に示す縦断面図である。
【図6】(a) 〜(d) は、図1に示す錠前装置カードガイドが第1位置から第3位置まで移動するときの第1のロック手段の動作を順番に示す縦断面図である。
【図7】(a) 〜(c) は、第2位置にあるカードガイドからカードキーを引き抜くときの第2のロック手段の動作を順番に示す縦断面図である。
【図8】(a) 〜(c) は、第2位置にあるカードガイドからカードキーを引き抜くときの第1のロック手段の動作を順番に示す縦断面図である。
【図9】第1及び第2係止部の変形例を示すカード式錠前装置の斜視図である。
【図10】第1及び第2係止部の別の変形例を示すカード式錠前装置の上ケースの内面を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 錠前装置本体
2 上ケース
3 下ケース
4 前面板
4a カード挿入口
5 カードキー
5a キー穴
7 カードガイド
10 ガイド溝
11 ガイド復帰ばね
12 動作規制手段
13 カム
14 カム溝
15 係合アーム
16 中立ばね
17 ロック手段保持部
18 第1係止部
19 第1のロック手段
20 第2係止部
21 第2のロック手段
22,23 係合ピン
24 揺動アーム
25 ピン付勢ばね
26 アーム付勢ばね
27 作動軸

Claims (5)

  1. カードキーの先端側部分を受け入れるガイド溝を有するカードガイドを錠前装置本体内に摺動可能に設け、カードキーの操作でカードガイドを錠前装置本体内の第1位置又は第2位置に切り換えることにより施錠又は解錠を行うカード式錠前装置において、
    カードガイドにはガイド溝に開口する同一形状の複数個のロック手段保持部をガイド溝の幅方向に一列に配設し、カードキーの平面部には予め選択されたロック手段保持部と合致するようにキー穴を形成し、キー穴と合致するロック手段保持部にはカードガイドが第1位置又は第2位置にあるときカードキーの平面部に乗り上げると錠前装置本体の所定位置に設けた第1係止部に係合してカードガイドをロックし且つカードキーのキー穴に係合すると第1係止部から離脱してカードガイドのロックを解除する第1のロック手段を設け、別のロック手段保持部にはカードガイドが第1位置又は第2位置にあるときガイド溝に挿入されたカードキーの平面部に乗り上げると錠前装置本体の所定位置に設けた第2係止部から離脱してカードガイドのロックを解除する第2のロック手段を設け
    第1のロック手段及び第2のロック手段が、それぞれ一端部がカードキーのキー穴に係合可能に形成された係合ピンを有し、第1のロック手段の係合ピンは錠前装置本体の第1係止部に係合可能な他端部を有し、第2のロック手段はその係合ピンと連動して揺動する揺動アームを有し、この揺動アームは第2のロック手段の係合ピンの他端部に連結される一端部と錠前装置本体の第2係止部に係合可能な他端部とを有し、カードガイドの各ロック手段保持部は、第1及び第2のロック手段の係合ピンをカードキーの厚み方向に移動自在に保持することができるピン保持孔と、揺動アームを揺動自在に保持するためのアーム保持部とを有する
    ことを特徴とするカード式錠前装置。
  2. 第1のロック手段の係合ピンの他端部側が一端部側よりも小径に形成され、係合ピンをガイド溝への突出方向に付勢するピン付勢ばねが係合ピンの他端部側に外挿されてロック手段保持部のピン保持孔に保持されていることを特徴とする請求項記載のカード式錠前装置。
  3. 第2のロック手段は揺動アームを錠前装置本体の第2係止部への係合方向に付勢すると共に揺動アームを介して係合ピンをガイド溝への突出方向に付勢するアーム付勢ばねを有し、各ロック手段保持部はこのアーム付勢ばねを保持するためのばね保持穴を有することを特徴とする請求項記載のカード式錠前装置。
  4. カードキーの先端側部分を受け入れるガイド溝を有するカードガイドを錠前装置本体内に摺動可能に設け、カードキーの操作でカードガイドを錠前装置本体内の第1位置又は第2位置に切り換えることにより施錠又は解錠を行うカード式錠前装置において、
    カードガイドにはガイド溝に開口する同一形状の複数個のロック手段保持部をガイド溝の幅方向に一列に配設し、カードキーの平面部には予め選択されたロック手段保持部と合致するようにキー穴を形成し、キー穴と合致するロック手段保持部にはカードガイドが第1位置又は第2位置にあるときカードキーの平面部に乗り上げると錠前装置本体の所定位置に設けた第1係止部に係合してカードガイドをロックし且つカードキーのキー穴に係合すると第1係止部から離脱してカードガイドのロックを解除する第1のロック手段を設け、別のロック手段保持部にはカードガイドが第1位置又は第2位置にあるときガイド溝に挿入されたカードキーの平面部に乗り上げると錠前装置本体の所定位置に設けた第2係止部から離脱してカードガイドのロックを解除する第2のロック手段を設け、
    錠前装置本体はカードキー挿入口を有する前面板と背面板と上面板と底面板と左右の側面板とを有し、錠前装置本体内のカードガイドは前面板の内面に当接する位置を第1位置とし、背面板の近傍の後方位置を第2位置とし、背面板に当接する位置を第3位置として第1位置と第3位置との間を前後に移動可能に設けられており、錠前装置本体内にはさらにカードキーで第1位置から後方に押圧されるカードガイドを前方に付勢して第1位置に復帰させるガイド復帰ばねと、カードガイドがカードキーで押されて第1位置から第3位置へと移動した後の復帰時にはカードガイドを第2位置に係止し、且つカードガイドがカードキーで押されて第2位置から第3位置へと移動した後の復帰時には第1位置まで復帰させる動作規制手段とを有する
    ことを特徴とするカード式錠前装置。
  5. 動作規制手段がカードガイドまたは錠前装置本体のうちの一方に設けられ、略ハート形のカム溝を有する溝カムと、他方に揺動可能に枢着されて溝カムのカム溝に係合する係合アームと、この係合アームを揺動区間の中立位置に復帰させる中立ばねとを有することを特徴とする請求項記載のカード式錠前装置。
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