JP3579527B2 - 静電荷像現像用帯電制御剤及びそれを用いたトナー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子複写機等に使用される静電荷像現像用帯電制御剤及びそれを用いたトナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子複写機等で使用される現像剤は、その現像工程において、例えば静電荷像が形成されている感光体等の像担持体に一旦付着せしめられ、次に転写工程において感光体から転写紙に転写された後、定着工程においてコピー紙面に定着される。その際、潜像保持面上に形成される静電荷像を現像するための現像剤として、キャリアとトナーとから成る二成分系現像剤およびキャリアを必要としない一成分系現像剤(磁性トナー)が知られている。
【0003】
ところで、トナーに要求される重要な特性の1つに帯電性が挙げられ、特にキャリアや現像槽の器壁との接触により正または負の適度なレベルの帯電を生じること、および、その帯電レベルが連続使用時や悪影響下においても経時的にほぼ安定していることが要求される。トナーへの帯電性付与は、バインダー樹脂または着色剤自体で行ってもよいが、充分な帯電性が得られにくく、そこで、従来よりトナーに帯電性を付与するもの(帯電制御剤)として、正帯電性のニグロシン系染料、第4級アンモニウム塩、負帯電性の含金属モノアゾ染料、サリチル酸金属錯体、銅フタロシアニン顔料等をトナーに含有させ用いる方法が知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、これら従来の帯電制御剤は、帯電性付与効果およびその他のトナー要求特性の面で、いくつかの課題をかかえている。その1つには、トナーの安全性が挙げられる。従来の帯電制御剤、特に負帯電制御剤は、例えば、クロムの様な金属を含有する含金属染料タイプが、付与する帯電レベルが高いということで、ほとんどを占めている。ところが、トナーという極めて人体に近い場所で使用される物質の成分として、クロムの様に安全性に疑問のある金属は、使用しないことが好ましい。特に近年、こうした安全性を重視する声は高まりつつあり、トナーにおいても、なるべくクロムなどの金属を含有しないで、しかも帯電性は従来以上に良好で、他のトナー要求特性にも優れた帯電制御剤の開発が望まれている。
【0005】
更にトナーの2つ目の課題点として、帯電安定性が挙げられる。従来の帯電制御剤は、帯電レベルとしては高いものでも、帯電安定性が充分でないものが多く、例えば連続複写、連続印字を行ううちに、帯電レベルが経時的に変化して、コピー汚れを発生するという問題を有している。こうした問題は、特に近年、多数枚を連続的に、しかも高速に処理する複写機等が求められるのにつれ、増大する傾向にあり、より帯電安定性に優れた帯電制御剤の開発が求められている。
【0006】
一方、上記のような帯電制御剤のみでなく、トナーへの電荷付与特性の向上は、現像プロセス中においてトナーと接触するキャリア、現像スリーブ、層形成ブレード等の搬送、規制、あるいは摩擦部材(以下これらを含めて「電荷付与材」といい、現像工程あるいはこれに先だってトナーと接触して、トナーに現像のために必要な電荷を付与し、あるいは電荷を補助的に付与し得る材料ないし部材を総称するものとする)により行うことも試みられている。この電荷付与材としては、トナーとの摩擦に対して耐久性に富むものが要求され、特にキャリアは長期間交換せずに使用でき得るものが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者等は含金属でなくとも帯電安定性に優れていてコピー汚れ等の発生しにくい高品質の静電荷像現像用トナーを提供し、かつ長期間の使用で性能に劣化がなく、細線再現性および階調性の優れた画像を得る電荷付与材を提供すべく鋭意検討を行なった結果、特定の構造を有する化合物を帯電制御剤として用いることにより、これらの課題点が解決されることを見い出し、本発明に到達した。
【0008】
すなわち本発明の目的は、金属を含有しなくとも帯電安定性に優れ、他のトナー要求特性、例えば耐湿性、耐光性、耐熱性等にも優れた帯電制御剤を提供することにあり、更には、連続使用時、悪影響下においても、印字濃度が適度で安定し、コピー汚れの発生しにくい電荷付与材および高品質のトナーを提供することにある。また、本発明の目的は、安全性に優れた帯電制御剤を提供することにある。
【0009】
すなわち、本発明の要旨は、一般式(I)
【0010】
【化2】
【0011】
(式中、Aは置換基を有していてもよい芳香族環残基または置換基を有していてもよい脂肪族残基を表し、Bはハロアルキル基を2つ以上有する芳香族環残基を表し、nは2以上の自然数を表す。)で表される化合物であることを特徴とする静電荷像現像用帯電制御剤及びそれを用いたトナーに存する。
【0012】
【発明の実施の形態】
上記一般式(I)におけるBに用いられる芳香族環残基は炭素環でも複素環でもよく、更には炭素環同士、複素環同士、または炭素環と複素環が縮合したものであってもよい。具体例としては炭素数4〜30の芳香族環残基を挙げることができ、例えばベンゼン環残基、ナフタレン環残基、アントラセン環残基、フェナントレン環残基、フラン環残基、ピロール環残基、イミダゾール環残基、オキサゾール環残基、チアゾール環残基、ピリジン環残基、カルバゾール環残基、フルオレン環残基、フルオレノン環残基、ジベンゾフラン環残基、ジベンゾチオフェン環残基、およびベンゾカルバゾール環残基等が挙げられる。
【0013】
中でも好ましくはベンゼン環残基およびナフタレン環残基であり、特にベンゼン環残基が好ましい。
Bが有するハロアルキル基としては、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、1−フルオロエチル基、2−フルオロエチル基、1,1−ジフルオロエチル基、1,2−ジフルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、トリフルオロエチル基、テトラフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、フルオロプロピル基、フルオロブチル基、フルオロヘキシル基、およびフルオロオクチル基等のフルオロアルキル基、これらのフルオロアルキル基のフッ素原子を塩素原子に換えたクロロアルキル基、同様にフッ素原子を臭素原子に換えたブロモアルキル基等を挙げることができ、フルオロアルキル基が好ましく、中でも特にトリフルオロメチル基が好ましい。
【0014】
Bにおいてはハロアルキル基を2つ以上有することが好ましく、特に2つが好ましい。ハロアルキル基を複数有する場合、それらのハロアルキル基は互いに同一でも異なっていてもよい。
Bがハロアルキル基を2以下有するベンゼン環残基である場合、置換位置はメタ位が好ましい。
【0015】
Bは2つ以上のハロアルキル基以外に他の置換基を有していてもよいが、好ましくは該他の置換基を有していないことである。Bの最も好ましい例は、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基である。
上記、一般式(I)において、Aが芳香族環残基の場合は炭素環でも複素環でもよく、更には炭素環同士、複素環同士、または炭素環と複素環が縮合したものであってもよく、例えばベンゼン環残基、ナフタレン環残基、アントラセン環残基、アントラキノン環残基、フェナントレン環残基、カルバゾール環残基、フルオレン環残基、フルオレノン環残基、ジベンゾフラン環残基、ジベンゾチオフェン環残基等が挙げられる。
【0016】
あるいは2個またはそれ以上の芳香族環がアルキレン、−O−、−NH−、−SO2 −等により連結されている基であってもよい。また、それら芳香族環残基は無置換でもよいが、置換基を有していてもよい。置換基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、tert−ブチル基、ハロアルキル基(フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、フルオロエチル基、フルオロプロピル基、フルオロブチル基など)、ヒドロキシアルキル基(ヒドロキシメチル基、ジヒドロキシメチル基、トリヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基など)等の置換されていてもよいアルキル基(好ましくは炭素数が1〜6のもの)、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基等の置換されていてもよいアミノ基(好ましくは炭素数0〜12のもの)、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、iso−プロポキシ基、n−ブトキシ基、iso−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等のアルコキシ基(好ましくは炭素数が1〜6のもの)、水酸基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、フェニル基等が挙げられる。
【0017】
また、Aは置換基を有していてもよい脂肪族残基であってもよく、例えばメタン残基、エタン残基、n−プロパン残基、iso−プロパン残基、ブタン残基、ペンタン残基、ヘキサン残基等のアルカン残基;アルカントリイレン基;シクロヘキサン残基等の環状アルカン残基等が挙げられる。またそれらの置換基としては、メチル基、エチル基等のアルキル基(アルカン残基への置換は除く);メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基;塩素原子、臭素原子、フッ素原子等のハロゲン原子;ニトロ基が挙げられる。
【0018】
Aの具体例としては、置換基を有していてもよいベンゼン、キシレン、ナフタレン、アントラキノン、カルバゾール、フルオレン、イソホロン、トリアジン、ピリジン、ビフェニル、ベンゾフェノン、ジフェニルアミン、ジフェニルエーテル、ジフェニルメタン、ジフェニルスルホン、或いはベンズアニリド等から得られる芳香族環残基、シクロヘキサン残基、ジシクロヘキシルメタン残基、アルカン残基、およびアルカントリイレン基等が挙げられる。また、それらの置換基としては、アルキル基(アルカン残基への置換は除く)、アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基等が挙げられる。好ましくは、Aはベンゼン、キシレン、ナフタレン、トルエン、イソホロン、トリアジン、ジフェニルアミン、ジフェニルメタン、或いはピリジンから得られる芳香族環残基、炭素数3〜7のアルカン残基、またはシクロヘキサン残基であり、中でもAはベンゼン環残基、n−ブタン残基、n−ペンタン残基、n−ヘキサン残基、またはシクロヘキサン残基であることが好ましく、nは2または3が好ましく、特に2が好ましい。
【0019】
上記一般式(I)で表される化合物は例えば次のような合成法によって容易に合成することができる。例えば一般式(II)、(III )
【0020】
【化3】
【0021】
(式中、Aは上記一般式(I)におけると同意義)で表される化合物を、例えば、n=2のときは一般式(II):一般式(III )=1:2で、n=3のときは一般式(II):一般式(III )=1:3(いづれもモル化)となるように反応系に仕込み、トルエンまたはキシレン等の溶媒中で反応させることにより得られる。
【0022】
上記一般式(I)で表される化合物の中で好適なものの具体例としては、表1に示される例示化合物を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。なお、表1のAの欄において芳香族環残基を表す場合、例えばベンゼン環残基等は単にベンゼンと記した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
次いで、本発明の帯電制御剤をトナーに用いる場合について説明する。
該トナーは少なくとも帯電制御剤、樹脂および着色剤を含有する。トナーに含有せしめる樹脂としては公知のものを含む広い範囲から選択できる。例えばポリスチレン、ポリクロロスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体およびスチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体およびスチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体およびスチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、塩化ビニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂(飽和、不飽和を含む)、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂並びにポリビニルブチラール樹脂等があるが、本発明に用いるに特に好ましい樹脂としてはスチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、ポリエステル樹脂およびエポキシ樹脂等を挙げることができる。また、上記樹脂は単独で使用するに限らず2種以上併用することもできる。
【0026】
トナーに含有せしめる着色剤としては、公知のものを含む広い範囲から選択でき、例えば、カーボンブラック、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシン染料、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエロー、クロムイエロー、ローズベンガル、トリアリールメタン系染料、モノアゾ系、ジスアゾ系染顔料等を挙げることができる。
【0027】
上記一般式(I)で表される化合物は、白色であり、青、赤、黄等のカラートナーに含有せしめてもよく、この場合は相当する色調を有する染顔料からなる着色剤を用いる。着色剤の含有率は、樹脂100重量部に対して3〜20重量部とするのが好ましい。
トナーに上記一般式(I)で表される化合物を含有させる方法としては、トナー中に樹脂と共に添加混合する内添方法、トナー粒子を形成後に添加混合する外添方法等が可能であるが、内添方法がより一般的で好ましい。トナー中の上記一般式(I)で表される化合物の含有率は、樹脂100重量部に対して0.1〜20重量部が好ましく、より好ましくは0.1〜15重量部、更に好ましくは0.5〜5重量部である。上記一般式(I)で表される化合物の含有率が、少なすぎると帯電性の向上効果が改善されずにまた過剰であるとトナーの品質が低下するので好ましくない。
【0028】
本発明のトナーには、上記一般式(I)で表される化合物とは別に、公知のものを含めて他の帯電制御剤、例えば、ニグロシン系染料、第4級アンモニウム塩、含金属錯化合物等を含有せしめてもよい。さらに本発明のトナーには、その他の公知の添加剤、例えば、固体電解質、高分子電解質、電荷移動錯体、酸化スズ等の金属酸化物等の導電体、半導体あるいは強誘電体、磁性体等を添加しトナーの電気的性質を制御することができる。この他、トナーの中には熱特性、物理特性等を調整する目的で低分子量オレフィン重合体などの各種可塑剤、離型剤等の助剤を添加することも可能である。さらにトナー粒子にTiO2 、Al2 O3 、SiO2 等の微粉末を添加しこれらでトナー粒子表面を被覆せしめることによってトナーの流動性、耐凝集性の向上を図ることができる。
【0029】
本発明の帯電制御剤は特に負帯電性トナーに用いることが好ましい。
トナーの製造法としては、上記の各成分をニーダー等で混練し冷却後、粉砕し分級すればよい。また、本発明のトナーは二成分系現像剤の他に、カプセル化トナーや重合トナーおよびマグネタイト含有トナー等のいわゆる一成分系現像剤(磁性トナーまたは非磁性トナー)にも適用することができる。トナーの平均粒径は5〜20μmが好適である。
【0030】
本発明のトナーと混合して現像剤を形成するキャリアとしては、公知の鉄粉系、フェライト系、マグネタイト系キャリア等の磁性物質またはそれらの表面に樹脂コーティングを施したものや磁性樹脂キャリアを用いることができる。樹脂コーティングキャリアの被覆樹脂としては一般的に知られているスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレンアクリル共重合系樹脂、シリコーン系樹脂、変性シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、またはこれら樹脂の混合物等が利用できるがこれらに限定されるものではない。キャリアの平均粒径は特に制限はないが10〜200μmの平均粒径を有するものが好ましい。これらキャリアは、トナー1重量部に対して、5〜100重量部使用することが好ましい。
【0031】
次に、本発明の帯電制御剤を電荷付与材に用いる場合について説明する。
電荷付与材は、上記一般式(I)で表される化合物を少なくともその表面の一部に有する。
本発明の帯電制御剤を、必要に応じてバインダー樹脂とともに、溶媒あるいは分散媒中に溶解または分散させて得た塗布液を電荷付与材の母材にディッピング、スプレー法、ハケ塗り等によって塗布するか、あるいは母材がキャリア粒子状である場合は、これを上記塗布液に浸せき混合させたのち乾燥する方法、あるいは母材との直接混合物の流動化ペッドによる被覆等の方法により、母材上に該帯電制御剤を含有する被覆層を形成させれば本発明の電荷付与材が得られる。また、バインダー樹脂と該帯電制御剤を直接溶融混練し、母材上に押し出しラミネートして電荷付与材を得てもよい。さらに成形可能な樹脂中に該帯電制御剤を含有させ、これをキャリア粒子、現像スリーブあるいは層形成ブレードの形状に成形して電荷付与材としても良い。
【0032】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
なお、下記実施例中単に「部」とあるのはいずれも「重量部」を意味するものとする。
実施例−1
【0033】
【表3】
ポリエステル系樹脂(三菱レイヨン社製 FC−023) 100部
カーボンブラック(三菱化学社製 MA−100) 4部
例示化合物(1) 3部
【0034】
上記の材料を配合混練し、粉砕分級して平均粒子径9μmの黒色トナーを得た。このトナー5部と平均粒子径約100μmのフェライトキャリア100部とを混合、攪拌して現像剤を作製した。次いでこの現像剤をセレンを感光体とする複写機で実写したところ、鮮明なコピーが得られた。
【0035】
実施例−2
帯電制御剤として例示化合物(6)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
実施例−3
帯電制御剤として例示化合物(13)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
【0036】
実施例−4
帯電制御剤として例示化合物(19)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
実施例−5
帯電制御剤として例示化合物(21)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
【0037】
実施例−6
帯電制御剤として例示化合物(22)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
実施例−7
帯電制御剤として例示化合物(23)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
【0038】
実施例−8
帯電制御剤として例示化合物(28)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
実施例−9
帯電制御剤として例示化合物(30)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
【0039】
実施例−10
帯電制御剤として例示化合物(33)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
実施例−11
帯電制御剤として例示化合物(35)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
【0040】
実施例−12
帯電制御剤として例示化合物(38)を3部使用する以外は実施例−1と同様にしたところ、実施例−1と同様に良好なコピーが得られた。
【0041】
【発明の効果】
本発明の静電荷像現像用帯電制御を用いた静電荷像現像用トナーおよび電荷付与材は安全性に優れ、且つ優れた帯電安定性を有し、連続複写によるコピー汚れの発生しない高品質な静電荷像現像用トナーおよび電荷付与材である。
Claims (7)
- nが2または3であることを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用帯電制御剤。
- ハロアルキル基がトリフルオロメチル基であることを特徴とする請求項1または2に記載の静電荷像現像用帯電制御剤。
- Bが有する2つ以上のハロアルキル基が互いに同一であることを特徴とする請求項1乃至3に記載の静電荷像現像用帯電制御剤。
- Bが少なくともフルオロアルキル基を有する芳香族環残基であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の静電荷像現像用帯電制御剤。
- Aがベンゼン、キシレン、ナフタレン、トルエン、イソホロン、トリアジン、ジフェニルアミン、ジフェニルメタン、或いはピリジンから得られる芳香族環残基、炭素数3〜7のアルカン残基、またはシクロヘキサン残基であることを特徴とする請求項1乃至5に記載の静電荷像現像用帯電制御剤。
- 樹脂、着色剤、および請求項1乃至6に記載の静電荷像現像用帯電制御剤を含有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
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