JP3578516B2 - 固体撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその駆動方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、デジタルビデオカメラに使用される固体撮像装置及びその駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の民生用ビデオカメラでは、有効画素と呼ばれる光電変換素子の数が水平方向に約510個又は768個配列された固体撮像素子(以下、それぞれ510HCCD又は768HCCDと称する)が主に使用されている。これら2種のCCDは、アナログフォーマット記録方式の周波数を基準として有効画素数を決められている。一方、マルチメディアやVTR系での高解像度化用途のために、デジタルフォーマット記録方式デジタルビデオカメラが開発されている。デジタルフォーマット記録方式デジタルビデオカメラシステムでは、駆動周波数が4.5MHzの倍数となるため、有効画素数が水平方向に590個又は710個配列されたCCD(以下、それぞれ590HCCD又は710HCCDと称する)等が必要となる。
【0003】
例えば、有効画素数が水平方向に510個配列された従来の510HCCDの構成を図6に模式的に示す。図6において、1は二次元状に配列した画素群、2は垂直転送部、3は水平転送部、4は出力部である。水平方向において、画素群1は、出力部4に近い方から有効画素部5及び光学黒(以下OBと略す)レベル画素部6の順に配列されている。OBレベル画素部6は、ビデオカメラの黒基準レベルとなる光学黒(OB)レベルを検出するために設けられている。
【0004】
図6に示す510HCCDは、水平方向に、有効画素が約510個、OBレベル画素が約28個、それぞれ配列されている。これら全ての画素からの信号電荷を、テレビジョン信号規格で規定されている水平走査期間に出力させる必要がある。そのため、CCD水平転送部の転送周波数は画素数により決定される。510HCCDの水平転送周波数は、NTSC記録方式の場合、約9.5MHzである。同様に、590HCCDの水平転送周波数は、約11.3MHzである。
【0005】
次に、この510HCCDの一般的な駆動方法を図6及び図7を参照しつつ説明する。図6において、510HCCDの画素群1において一定期間蓄積した信号電荷を、垂直転送部2に読み出す。次に、垂直転送部2において、信号電荷を垂直方向に少なくとも一段、水平転送部3の方向に垂直転送する。水平転送部3は、信号電荷を出力部4の方向に水平転送する。出力部4からは、CCDの構造上、有効画素部5の出力信号(以下有効画素信号と称する)が映像信号として先に出力され、続いてOBレベル画素部6の出力信号(以下OBレベル信号と略す)が出力される。
【0006】
上記従来のCCDの入出力信号電圧波形を図7に示す。図7において、横軸は時間を、縦軸は電圧を表す。また、7はテレビジョン信号規格に準拠した水平同期信号、8はOBレベルクランプパルス、9はCCDの水平転送パルス、10はCCD信号出力、11はCCD信号出力の有効画素信号電荷部分、12はCCD信号出力のOBレベル信号部分、13はCCDの垂直転送期間、14はOBレベルクランプパルスによるOBレベルクランプ期間である。
【0007】
図7に示すように、CCDの垂直転送期間13中は水平転送が停止され、CCD信号出力10は出力されない。その後、水平転送パルス9に同期してCCDの有効画素信号電荷部分11及びOBレベル信号部分12が転送され、出力される。OBレベルクランプパルス8はOBレベル信号部分12にあわせて、水平同期信号7を基準に計数して作成される。OBレベル信号部分12を一定の期間(OBレベルクランプ期間14)、OBレベルクランプパルス8によりクランプすることにより、水平走査期間ごとに映像信号の黒基準レベルが得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のアナログビデオカメラ用CCDをデジタルビデオカメラに代用する一例として、例えば上記510HCCDを590HCCDのシステムクロックにて駆動させる場合を考える。前述のように、NTSC記録方式の場合、510HCCDの水平転送周波数は約9.5MHzであり、590HCCDの水平転送周波数は約11.3MHzである。そのため、約11.3MHzの周波数で510HCCDを駆動させると、約1.2倍の速度で水平方向の信号電荷が転送される。この場合の入出力信号電圧波形を図8に示す。
【0009】
図8から明らかなように、510HCCDの出力信号を590HCCDの水平転送周波数で駆動した場合、590HCCDを本来の590HCCDの水平転送周波数で駆動する場合に比べて、画素数が少ない分だけ出力信号の有効画素部分11及びそれに続くOBレベル信号部分12を速く転送し終える。そのため、OBレベルクランプパルス8によるOBレベルクランプ期間14では、すでにOBレベル信号部分12が転送されているため、OBレベル信号部分12をクランプすることができない。その結果、ビデオカメラ出力信号の黒基準レベルがずれてしまうという問題が発生する。
【0010】
また、OBレベル信号部分12をクランプするために、OBレベルクランプパルス8を移動させようとすると、一つ前の水平同期信号7から計数回路を動作させ、映像期間を通じて計数し続けて作成しなくてはならない。映像期間に計数回路を動作させた場合、リングカウンタに代表される従来の計数回路では、使用されている計数用クロックの立ち上がりと立ち下がりに対する各計数段のフリップフロップ動作数、すなわち同時変化数が異なるので、計数回路のクロックに対する時間的な消費電流のバラツキが発生する。このバラツキがCCDに影響を与え、ノイズ等が映像信号に発生するという問題を生ずる。
【0011】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、使用されるCCDのテレビジョン信号規格で定められた水平走査期間中に、水平方向の信号電荷を出力部へ転送できる周波数より速い周波数で駆動しても、CCDのOBレベル信号を水平同期信号から作成されるOBレベルクランプパルスにあわせて出力することが可能な固体撮像装置及びその駆動方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するため、本発明の固体撮像装置の駆動方法は、二次元状に配列された光電変換素子群、前記光電変換素子群に蓄積された信号電荷を読み出し、垂直方向に転送する垂直転送部、前記垂直転送部から転送された前記信号電荷を、水平方向に有効画素信号電荷及び光学黒レベル信号電荷の順に転送する水平転送部、前記水平転送部から転送された前記信号電荷を電圧に変換して出力する出力部を有する固体撮像素子と、
テレビジョン信号規格で定められた水平走査期間中に、前記水平方向の全画素信号を転送しうる周波数よりも速い周波数の水平転送部転送パルスを発生するパルス発生手段と、
前記固体撮像素子の垂直転送期間を計数し、前記固体撮像素子の前記水平転送部転送パルスを停止させる第1の停止信号を作成する第1の計数手段と、
計数用クロックの立ち上がりと立ち下がりの同時変化数と各計数段の負荷容量が均一で、前記有効画素信号電荷転送終了時又は転送終了付近で前記光学黒レベル信号電荷の転送期間内に光学黒レベルのクランプ信号期間が含まれるように、有効画素信号転送期間の終了付近から前記水平転送部転送パルスを一定期間停止させるための第2の停止信号を作成する第2の計数手段と、
前記パルス発生手段の出力パルスと前記第1及び第2の停止信号とを論理演算し、前記固体撮像素子の前記水平転送部転送パルスを作成する論理手段とを具備する。
【0013】
上記構成において、前記パルス発生手段、前記第1の計数手段、前記第2の計数手段及び前記論理手段は一体的に回路構成されたものであることが好ましい。また、前記第2の計数手段は、少なくとも計数回路としての出力を発生させる複数のJ−Kフリップフロップと、前記複数のフリップフロップの同時変化数を均一にするANDゲートと、前記複数のフリップフロップの出力負荷容量を均一にするANDゲートを含むグレーコード型計数回路であることが好ましい。
または、前記第2の計数手段は、前記パルス発生手段、前記第1の計数手段及び前記論理手段とは別個に回路構成されたものであることが好ましい。
【0014】
一方、本発明の固体撮像装置の駆動方法は、二次元状に配列された光電変換素子群、前記光電変換素子群に蓄積された信号電荷を読み出し、垂直方向に転送する垂直転送部、前記垂直転送部から転送された前記信号電荷を、水平方向に有効画素信号電荷及び光学黒レベル信号電荷の順に転送する水平転送部、前記水平転送部から転送された前記信号電荷を電圧に変換して出力する出力部を有する固体撮像素子を備えた固体撮像装置の駆動方法であって、テレビジョン信号規格で定められた水平走査期間中に水平方向の前記信号電荷を出力部へ転送しうる周波数よりも速い周波数の水平転送部転送パルスで前記水平方向の全信号電荷を前記水平転送部で転送し、垂直転送期間中に前記水平転送部の転送を停止するのに加えて、前記固体撮像素子の前記有効画素信号電荷の転送終了時又は転送終了付近で前記水平転送部の転送を一定期間停止した後、前記光学黒レベルのクランプ信号期間を含む期間に、前記光学黒レベル信号電荷を前記水平転送部で再度転送し、前記出力部から出力する。
【0015】
【作用】
以上のように構成された本発明の固体撮像装置及びその駆動方法によれば、CCDの水平転送パルスを垂直転送期間に加えて、CCDの有効画素転送終了時又はその付近で一定期間停止させ、この停止期間を調整することにより、CCDの水平転送周波数をテレビジョン信号規格で定められた水平走査期間中に水平方向の全信号電荷を転送しうる周波数よりも速くしても、水平同期信号から作成されるOBレベルクランプパルスにより、CCDのOBレベル信号が正常にクランプされる。そのため、ビデオカメラ出力信号の黒基準レベルがずれることはない。
【0016】
また、パルス発生手段、第1の計数手段、第2の計数手段及び論理手段を一体的に回路構成することにより、固体撮像装置の集積度が向上する。また、第2の計数手段を、少なくとも計数回路としての出力を発生させる複数のJ−Kフリップフロップと、前記複数のフリップフロップの同時変化数を均一にするANDゲートと、前記複数のフリップフロップの出力負荷容量を均一にするANDゲートを含むグレーコード型計数回路とすることにより、基準クロックに対し各計数段の同時変化数及び負荷容量が同一となり、有効画素信号電荷を転送中であっても消費電力が均一となり、映像信号にノイズ等は発生しない。
【0017】
または、第2の計数手段を、パルス発生手段、第1の計数手段及び論理手段とは別個に回路構成することにより、第2の計数手段の各計数段の同時変化数や負荷容量が変化したとしても、第2の計数手段による消費電力の変化は固体撮像装置の消費電力に影響を及ぼさない。そのため、有効画素信号電荷を転送中であっても消費電力が均一となり、映像信号にノイズ等は発生しない。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の固体撮像装置及びその駆動方法の第1の実施例について、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、第1の実施例の固体撮像装置におけるCCD水平転送パルス発生部15の構成を示す図である。その他の構成は、図6に示す従来例と実質的に同じであるため、その説明を省略する。図1において、CCD水平転送パルス発生部15は、パルス発生回路16、第1の計数回路17、第2の計数回路18及び論理回路19を具備する。
【0019】
図2は、第1の実施例の固体撮像装置及びその駆動方法における入出力信号電圧波形を示す。図2において、20は水平同期信号、21はOBレベルクランプパルス、22は固体撮像素子の水平転送部転送パルス(以下、CCD水平転送パルスと称する)、23はCCD信号出力、24は第1の計数回路17のパルス信号出力である第1の停止信号、25は第2の計数回路18のパルス信号出力である第2の停止信号、26はCCD信号出力の有効画素信号電荷部分、27はCCD信号出力のOBレベル信号部分、28はOBレベルクランプ期間、29は第2の計数回路18の計数動作期間、30は第1の停止信号24によるCCDの水平転送パルス転送停止期間、31は第2の停止信号25によるCCDの水平転送パルス転送停止期間である。
【0020】
図1に示すように、まずパルス発生回路16により、590HCCDの水平転送周波数である11.3MHzのパルスを発生させる。第1の計数回路17は水平同期信号20を基準に計数し、第1の停止信号24を出力する。第1の停止信号24は、図2における垂直転送期間中に、CCD水平転送パルス22を停止させる。第2の計数回路18は、同じく水平同期信号20を基準に垂直転送期間及び映像期間にわたって計数し、第2の停止信号25を出力する。第2の停止信号25は、図2における有効画素信号電荷部分26の転送終了時又はその付近から開始され、その期間中CCD水平転送パルス22を停止させる。論理回路19は、パルス発生回路16からの出力パルスと第1及び第2の停止信号24及び25を論理和してCCDの水平転送パルス22を出力する。
【0021】
図2に示すように、第2の停止信号25は、CCD信号出力23のうち、OBレベル信号部分27の最適な箇所が、水平同期信号20から作成されるOBレベルクランプパルス21のOBレベルクランプ期間28で正常にクランプされるように、ハイレベル期間を調整する。すなわち、CCD水平転送パルス22の周波数が変化しても、第2の停止信号25を調整することにより、CCD信号出力23におけるOBレベル信号部分28の出力位置を自由に変化させることができる。この駆動方法により、OBレベル信号部分28をOBレベルクランプパルス2のOBレベルクランプ期間2に合わせるだけでなく、クランプする箇所を自由に設定することができる。この駆動方法は、510HCCDを590HCCDのシステムクロックで使用するというような、異なるCCDを使用したデジタルビデオカメラシステムに有効である。なお水平同期信号20とOBレベルクランプパルス21については、本実施例のように撮像装置の計数回路を使用して作成させるだけでなく、外部の計数回路を用いて作成させるように構成してもよい。
【0022】
次に、第1の実施例におけるCCD水平転送パルス作成部15の構成を詳細に説明する。図1に示す第2の計数回路18は、水平同期信号20を基準に計数を開始し、図2において29で示す期間中、映像期間である有効画素信号電荷部分2の転送中も計数を続ける。映像期間中での計数回路の電流バラツキをなくすため、第2の計数回路18には、計数の基準となるクロックの立ち上がりと立ち下がりの同時変化数に加え、各計数段の負荷容量が均一な計数回路を使用する。
【0023】
第2の計数回路18の構成の一例として、グレーコード型の計数回路の構成を図3に示す。図3において、32は計数回路としての出力を発生させるJ−Kフリップフロップの各計数段、33は計数段32の各フリップフロップの同時変化数を均一にするANDゲート、34は計数段32の各フリップフロップの出力負荷容量を均一にするANDゲート、35が本計数回路の計数出力である。
【0024】
また、第2の計数回路18における消費電流分布と、従来の計数回路(図示せず)における消費電流分布とを、図4を参照しつつ比較する。図4において、(a)は従来の計数回路における計数の基準となるクロックに対する消費電流分布の模式図であり、(b)は図3に示すグレーコード型の計数回路における計数の基準となるクロックに対する消費電流分布の模式図である。横軸は計数時間、縦軸は消費電流を表す。図4(a)に示すように、従来の計数回路では、各計数段に応じて消費電流が変化しているが、(b)に示すグレーコード型の計数回路では、各計数段によらず、消費電流は一定であることがわかる。
【0025】
図1に示す第1の計数回路17は、水平同期信号20を基準に計数を開始し、図2における水平転送停止期間30を作成し、映像期間中にノイズの発生を防止するために、CCDの有効画素信号電荷部分2が転送される前に計数を停止する。グレーコード型の計数回路は、基準クロックに対し各計数段の同時変化数及び負荷容量が同一なので、有効画素信号電荷部分2の期間中でも、図4(b)に示すように均一な電力消費で計数動作を続ける。このグレーコード型の計数回路を第2の計数回路18として使用し、各計数段の出力をデコードすることにより、図2に示す第2の停止信号25を作成すれば、水平同期信号20の立ち上がりからCCDのOBレベル信号2を含む水平転送期間にわたって計数動作させても、消費電流のバラツキはないので、映像信号にノイズ等が発生しない。なお、第2の計数回路18として、CCDの有効画素信号電荷部分2にノイズ等の影響を与えないものであれば、図3のグレーコード型の計数回路とは異なる構成、例えばフリップフロップを多数使用した基準クロックのシフトレジスタ回路等を用いても、同様の効果を得ることができる。
【0026】
次に、本発明の固体撮像装置の第2の実施例について、図5を参照しつつ説明する。図5、第2の実施例の固体撮像装置におけるCCD水平転送パルス作成部38の構成を示す図である。その他の構成は、上記第1の実施例と同様であるため、その説明を省略する。図5において、CCD水平転送パルス発生部38は、パルス発生回路39、計数回路40、論理回路41を具備する。第1の実施例における第2の計数回路に相当する計数回路(図示せず)は外部に設けられており、第2の停止信号25はCCD水平転送パルス発生部38の外部から入力される。第2の実施例において、固体撮像装置の信号電圧波形は、上記第1の実施例の場合と同様であり、計数回路40は第1の停止信号24を出力し、論理回路41はCCD水平転送パルス22を出力する。
【0027】
図5に示す第2の実施例では、映像期間を計数する第2の計数回路(図示せず)をCCD水平転送パルス作成部38の外部に設けたので、映像期間中の計数回路等の動作がなくなる。そのため、消費電流のバラツキがなくなり、ノイズの発生を防止することが可能である。また、第2の停止信号25は、図2に示すようなものであれば、作成するための回路はどのような構成であってもよい。また、水平同期信号20、OBレベルクランプパルス21についても、固体撮像装置内部の計数回路又は外部回路のいずれで作成させてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、CCDの水平転送パルスを垂直走査期間に加えて、CCDの有効画素転送終了時又はその付近で一定期間停止させ、この停止期間を調整することにより、CCDの水平転送周波数をテレビジョン信号規格で定められた水平走査期間中に水平方向の全信号電荷を転送しうる周波数よりも速くしても、水平同期信号から作成されるOBレベルクランプパルスにより、CCDのOBレベル信号を正常にクランプすることができる。そのため、ビデオカメラ出力信号の黒基準レベルがずれることはなく、アナログフォーマット記録方式の民生用ビデオカメラ用の510HCCDや768HCCD等を、マルチメディアやVTR系での高解像度化用途のデジタルフォーマット記録方式デジタルビデオカメラに使用することができる。
【0029】
また、パルス発生手段、第1の計数手段、第2の計数手段及び論理手段を一体的に回路構成することにより、固体撮像装置の集積度を向上させることができ、固体撮像装置を用いたビデオカメラの小型化を達成することができ。また、第2の計数手段を、少なくとも計数回路としての出力を発生させる複数のJ−Kフリップフロップと、前記複数のフリップフロップの同時変化数を均一にするANDゲートと、前記複数のフリップフロップの出力負荷容量を均一にするANDゲートを含むグレーコード型計数回路とすることにより、基準クロックに対し各計数段の同時変化数及び負荷容量が同一となり、有効画素信号電荷を転送中であっても消費電力が均一となり、映像信号にノイズ等が発生することを防止することができる。
【0030】
または、第2の計数手段を、パルス発生手段、第1の計数手段及び論理手段とは別個に回路構成することにより、第2の計数手段の各計数段の同時変化数や負荷容量が変化したとしても、第2の計数手段による消費電力の変化は固体撮像装置の消費電力に影響を及ぼさない。そのため、有効画素信号電荷を転送中であっても消費電力が均一となり、映像信号にノイズ等が発生することを防止することができる。
【0031】
結果的に、映像信号にノイズの影響が発生しないデジタルビデオカメラを提供することが可能となり、現在多用されているCCDを使用してデジタルビデオカメラシステムを構成することができる。従って、その実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の固体撮像装置のCCD水平転送パルス発生部の構成を示す図
【図2】第1の実施例の固体撮像装置及びその駆動方法における入出力信号電圧波形図
【図3】第1の実施例の固体撮像装置に使用する第2の計数回路の構成を示す図
【図4】(a)は従来の計数回路の消費電流分布図、(b)は本発明の固体撮像装置に使用する第2の計数回路の消費電流分布図
【図5】本発明の第2の実施例の固体撮像装置のCCD水平転送パルス発生部の構成を示す図
【図6】従来の固体撮像装置の一般的な構成を示す模式図
【図7】従来の固体撮像装置及びその駆動方法における入出力信号電圧波形図
【図8】従来の固体撮像装置及びその駆動方法で、CCDの水平転送周波数をテレビジョン信号規格で定められた水平走査期間中に水平方向の全信号電荷を転送しうる周波数よりも速くした場合における入出力信号電圧波形図
【符号の説明】
1 画素群
2 垂直転送部
3 水平転送部
4 出力部
5 有効画素部
6 光学黒(OB)レベル画素部
7 水平同期信号(HD)
8 OBレベルクランプパルス
9 CCD水平転送パルス
10 CCD信号出力
11 CCD信号出力の有効画素信号部分
12 CCD信号出力のOBレベル信号部分
13 CCDの垂直転送期間
14 OBレベルクランプパルスによるOBレベルクランプ期間
15 CCD水平転送パルス発生部
16 パルス発生回路
17 第1の計数回路
18 第2の計数回路
19 論理回路
20 水平同期信号
21 OBレベルクランプパルス
22 CCD水平転送パルス
23 CCD信号出力
24 第1の停止信号
25 第2の停止信号
26 CCD信号出力の有効画素信号部分
27 CCD信号出力のOBレベル信号部分
28 OBレベルクランプ期間
29 第2の計数回路の計数動作期間
30 第1の停止信号によるCCD水平転送パルスの転送停止期間
31 第2の停止信号によるCCD水平転送パルスの転送停止期間
32 J−Kフリップフロップの各計数段
33 計数段の同時変化数を均一にするANDゲート
34 計数段の出力負荷容量を均一にするANDゲート
35 計数回路の計数出力
38 CCD水平転送パルス発生部
39 パルス発生回路
40 計数回路
41 論理回路

Claims (5)

  1. 二次元状に配列された光電変換素子群、前記光電変換素子群に蓄積された信号電荷を読み出し、垂直方向に転送する垂直転送部、前記垂直転送部から転送された前記信号電荷を、水平方向に有効画素信号電荷及び光学黒レベル信号電荷の順に転送する水平転送部、前記水平転送部から転送された前記信号電荷を電圧に変換して出力する出力部を有する固体撮像素子と、
    テレビジョン信号規格で定められた水平走査期間中に、前記水平方向の全画素信号を転送しうる周波数よりも速い周波数の水平転送部転送パルスを発生するパルス発生手段と、
    前記固体撮像素子の垂直転送期間を計数し、前記固体撮像素子の前記水平転送部転送パルスを停止させる第1の停止信号を作成する第1の計数手段と、
    計数用クロックの立ち上がりと立ち下がりの同時変化数と各計数段の負荷容量が均一で、前記有効画素信号電荷転送終了時又は転送終了付近で前記光学黒レベル信号電荷の転送期間内に光学黒レベルのクランプ信号期間が含まれるように、有効画素信号転送期間の終了付近から前記水平転送部転送パルスを一定期間停止させるための第2の停止信号を作成する第2の計数手段と、
    前記パルス発生手段の出力パルスと前記第1及び第2の停止信号とを論理演算し、前記水平転送部転送パルスを作成する論理手段とを具備する固体撮像装置。
  2. 前記パルス発生手段、前記第1の計数手段、前記第2の計数手段及び前記論理手段は一体的に回路構成されたものである請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記第2の計数手段は、少なくとも計数回路としての出力を発生させる複数のJ−Kフリップフロップと、前記複数のフリップフロップの同時変化数を均一にするANDゲートと、前記複数のフリップフロップの出力負荷容量を均一にするANDゲートを含むグレーコード型計数回路である請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記第2の計数手段は、前記パルス発生手段、前記第1の計数手段及び前記論理手段とは別個に回路構成されたものである請求項1記載の固体撮像装置。
  5. 二次元状に配列された光電変換素子群、前記光電変換素子群に蓄積された信号電荷を読み出し、垂直方向に転送する垂直転送部、前記垂直転送部から転送された前記信号電荷を、水平方向に有効画素信号電荷及び光学黒レベル信号電荷の順に転送する水平転送部、前記水平転送部から転送された前記信号電荷を電圧に変換して出力する出力部を有する固体撮像素子を備えた固体撮像装置の駆動方法において
    テレビジョン信号規格で定められた水平走査期間中に水平方向の前記信号電荷を出力部へ転送しうる周波数よりも速い周波数の水平転送部転送パルスで前記水平方向の全信号電荷を前記水平転送部で転送し、
    垂直転送期間中に前記水平転送部の転送を停止するのに加えて、前記固体撮像素子の前記有効画素信号電荷の転送終了時又は転送終了付近で前記水平転送部の転送を一定期間停止した後、
    前記光学黒レベルのクランプ信号期間を含む期間に、前記光学黒レベル信号電荷を前記水平転送部で転送し、前記出力部から出力する固体撮像装置の駆動方法。
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