JP3578145B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば通常時には、商用交流電源(AC)から整流した後の出力により負荷を駆動し、停電等の異常時には、二次電池等の直流電源からの出力により負荷を駆動することができる無停電性二重化電源装置を容易迅速に構成することができる電源装置に関する。特に、防犯、防災、通信、情報(サーバコンピュータ、FAパソコン等)、医療向けの精密機械や自動機械等重要度の高い機器を作動させるために用いる無停電性二重化電源装置に転用することができる電源装置に関する。ここで、停電とは、電力(電流)供給が断たれることを指し、例えば電力会社からの供給電力が断たれる場合や、ブレーカが落ちたり、コンセントが抜ける、あるいは断線等により供給電力が断たれる場合等を指すことにする。
【0002】
【従来の技術】
上記電源装置を、例えばサーバコンピュータ等に用いる場合には、24時間5年間無停止連続運転を行う等の要求があるため、無停電性二重化電源装置を構成する必要性があるが、個人が使用しているパソコン(パーソナルコンピュータ)等においてはコストの高騰等の問題から、無停電性二重化電源装置の必要性が低い。しかしながら、ユーザーには、商用交流電源が正常な時、つまり通常時にのみ使用可能な安価な電源装置を必要とする他、停電時等の異常時にも機器を使用することができる無停電性二重化電源装置を必要とすることから、2種類の電源装置を製造しているのが現状である。
又、停電時に対応することができる無停電性二重化電源装置とは異なる電源装置、つまり所望の電圧を出力するための出力端子が増設された電源装置を必要とする場合があり、前記2種類の電源装置に加えて合計3種類以上の電源装置を製造することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように3種類以上の他種類の電源装置を製造する場合には、製造コストが高くなるだけでなく、製造後の保管コストも種類が増えれば増えるほど高くなるものであった。
又、前記無停電性二重化電源装置を、例えば図6に示すものが従来から知られている。これは、商用交流電源1に接続される整流回路4、アクティブフィルター回路5、高周波トランス2を介して二次側駆動回路Bに電圧を供給するためのスイッチング素子8及びゲート回路7等からなる一次側駆動回路Aと、前記二次側駆動回路Bに接続されるバッテリ等からなる二次電池3と、負荷14へ3種類の大きさの直流電圧を降圧して得るために降圧するために単数の二次側駆動回路Bに対して並列接続された3個のDC−DCコンバータ50とを備えている。図に示す11は、整流用のダイオードであり、12は、平滑用チョークコイルであり、13は平滑コンデンサである。
上記構成によれば、単一の二次側駆動回路Bに二次電池3や3個のDC−DCコンバータ50を接続する関係上、二次側駆動回路Bが複雑で大型になるだけでなく、DC−DCコンバータ50が故障すると、通常時(正常時)であってもそのDC−DCコンバータ50を経由して出力される箇所の直流電圧を取り出すことができない不都合もあった。
又、DC−DCコンバータ50を介在するため、一次側のスイッチング電源回路の効率75〜80%に二次側のDC−DCコンバータ50の効率75〜80%を掛け合わせた約55〜64%のトータル効率となるため、エネルギーロスが問題になる不都合がある。
【0004】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、高効率でかつ小型化を図ることができ、しかも各種機能を持った電源装置に構成することを組み立て作業面は勿論のこと、コスト面においても有利な電源装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の電源装置は、前述の課題解決のために、商用交流電源からの交流を整流する整流回路及びこの整流回路の出力側に備えたスイッチング素子等を備えた電源回路を高周波トランスの一次側巻線に接続し、前記高周波トランスの二次側巻線に負荷へ電力を供給する二次側直流出力回路を接続し、前記高周波トランスの三次側巻線及び前記電源回路とは別の直流電源回路にそれら両者を接続及び接続解除自在な接続部を備えさせ、前記電源回路、一次側巻線、二次側直流出力回路、二次側巻線、三次側巻線、該回路構成部品から発生する熱を放出するための第1放熱フィン等から交流駆動側ユニットを構成し、前記直流電源回路及び該回路構成部品から発生する熱を放出する第2放熱フィン等から直流電源回路ユニットを構成し、前記接続部を介して接続状態となった直流電源回路ユニットの第2放熱フィンと前記交流駆動側ユニットの第1放熱フィンとを互いに熱伝導状態にするための熱伝導手段を設けたことを特徴としている。
上記のように、商用交流電源が加わる一次側の電源回路、二次側直流出力回路、三次側の直流電源回路のそれぞれを、高周波トランスを介して電気的に完全に絶縁した状態で接続することによって、各回路を簡素化することができる。しかも、バッテリ等の二次電池が接続される直流電源回路を三次側に設けることによって、高周波トランスに対する二次側巻線の巻数を変更するだけで二次側の出力電圧を変更することができるから、従来のような単数の二次側駆動回路に対して複数のDC−DCコンバータ等の降圧回路を接続して異なる出力電圧を形成することが不要になる。又、三次側巻線及び前記電源回路とは別の直流電源回路にそれら両者を接続及び接続解除自在な接続部を備えさせることによって、必要に応じて構成した各種の直流電源回路を三次側巻線の接続部に接続するだけで、無停電性二重化電源装置を構成したり、大きさの異なる他の出力電圧を二次側に出力することができる電源装置に構成する等、共通な交流駆動側ユニットに対して必要に応じて前記各種の直流電源回路を接続するだけで所望の電源装置を得ることができる。
しかも、直流電源回路ユニットを交流駆動側ユニットに接続した時に、熱伝導手段にて、直流電源回路ユニットの第2放熱フィンと交流駆動側ユニットの第1放熱フィンとを互いに熱伝導状態にすることによって、放熱面積を飛躍的に増やすことができる。特に、無停電性二重化電源装置の場合には、交流駆動側ユニットにて二次側駆動回路を駆動している状態では、直流電源回路ユニットには、電流が流れていない状態であるため、直流電源回路ユニットの非使用状態の第2放熱フィンを交流駆動側ユニットの回路構成部品から発生する熱を放出する放熱フィンとして有効利用することができる。又、大きさの異なる他の出力電圧を二次側に出力することができる電源装置を構成した場合でも、前記他の出力電圧を使用していない状態では、前記無停電性二重化電源装置の場合と同様に非使用状態の第2放熱フィンを交流駆動側ユニットの回路構成部品から発生する熱を放出する放熱フィンとして利用することができる。尚、無停電性二重化電源装置を構成した場合には、雷サージや各種のインパルスサージ等により故障しても、瞬時に直流電源回路から電力供給を行うことにより負荷を停止させることなく連続して駆動することができる利点がある。前記直流電源回路に対するスイッチング素子は、交流側電源回路の電圧が所定電圧よりも低下した又は零になった場合には、空運転又はOFF(停止)状態から能動状態に切り替えることになる。前記空運転とは、スイッチング素子が交流側電源回路のスイッチング素子と同期してON−OFFを繰り返しているが、電流が流れない状態を言う。
【0006】
前記直流電源回路が、前記電源回路のスイッチング素子と同期して、又は該電源回路の動作状態に応じて作動させるスイッチング素子を備えている。
【0007】
前記交流駆動側ユニットを収納する第1ケーシングと、前記直流電源回路ユニットを収納する第2ケーシングとを設け、前記両ケーシングを互いに接近する方向に引き寄せると共に前記第1放熱フィンと第2放熱フィンを前記ケーシングそれぞれに形成された開口を通して接触状態にするための連結手段から前記熱伝導手段を構成している。
上記のように第1放熱フィンと第2放熱フィンとを連結手段にて直接接触状態にすることによって、金属製の第1ケーシング及び第2ケーシングを介して熱伝導させる場合に比べて熱伝導率が低下することを可及的に回避することができ、その分熱放出を効率よく行うことができる。又、連結手段にて第1ケーシング及び第2ケーシングを一体化することができる。
【0008】
前記連結手段を、単数又は複数のねじから構成することによって、係止等により連結する場合において、第1放熱フィンと第2放熱フィンとの接触が不良になる等の問題を確実に解消することができる。
【0009】
前記回路構成部品を、熱の発生が比較的大きなダイオード及びスイッチング素子とすることによって、効率よく放熱することができる。
【0010】
前記第1ケーシングに形成した孔を通してそれの内部空気を外部に排出するための排出ファンを該第1ケーシング内に設け、前記第2ケーシング内の内部空気を前記排出ファンにより第1ケーシング側へ移動させるための空気案内用の孔を前記第1ケーシング及び第2ケーシングに形成することによって、強制的に効率よく内部の温度を下げることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に、フォワード型の無停電性二重化電源装置を示している。この無停電性二重化電源装置は、商用交流電源1からの交流を整流して高周波トランス2の一次側巻線N1に出力するための電源回路Aと、前記高周波トランス2の二次側巻線N2に電気的に絶縁された状態で接続され、かつ、負荷8へ直流電力を供給するための二次側直流出力回路Bと、前記高周波トランス2の三次側巻線N3に前記電源回路Aの動作状態に応じて二次電池(以下、バッテリと言う)3の出力により前記二次側直流出力回路Bへ電力供給するための直流電源回路Cとから構成している。前記バッテリ3としては、ニッケル水素用電池、リチウム電池、鉛電池、ニッカド電池を用いてもよい。又、二重化電源装置としては、フォワード型の他、フライバック型、フルブリッジ型、ハーフブリッジ型等があり、どのような形式の二重化電源装置に構成してもよい。
【0012】
前記電源回路Aは、前記商用交流電源1からの交流を整流するための整流回路4、高調波電流防止用回路としてのアクティブフィルター回路(省略してもよい)5、前記アクティブフィルター回路5からの直流電圧を蓄えるための平滑コンデンサ6、ゲート回路7からのゲート信号により作動され、かつ、高周波トランス2の一次側巻線N1に接続されるスイッチング素子としてのFET8、前記直流電源回路Cから電源回路Aへ誘起電圧による過電流の逆流を阻止する手段としての逆流阻止ダイオード9を主要構成部品としているが、他の構成であってもよい。
【0013】
前記二次側直流出力回路Bは、3種類の直流出力電圧(図では上から12V、5V、3.3Vであるが、電圧値はどのように設定してもよい)を負荷14へ出力することができるように巻数の異なる二次側巻線N2の3個(ここでは3個であるが、1個又は2個あるいは4個以上であってもよい)のそれぞれに、マグアンプ10、整流ダイオード11、平滑コイル12、平滑コンデンサ13、負荷14への電圧を定電圧に制御するために前記マグアンプ10のON時間を制御する制御回路15が接続されている。前記マグアンプ10及び制御回路15を設けることによって、負荷14へ定電圧を出力することができる利点があるが、省略して実施することもできる。
【0014】
前記直流電源回路Cは、前記バッテリ3の状態を監視するためのバッテリ状態監視信号回路16と、前記バッテリ3を充電するための充電回路17、ゲート回路18からのゲート信号により作動され、かつ、高周波トランス2の三次側巻線N3に接続されるスイッチング素子としてのFET19、前記電源回路Aから直流電源回路Cへ誘起電圧による過電流の逆流を阻止する手段としての逆流阻止ダイオード20から構成しているが、他の構成であってもよい。前記バッテリ状態監視信号回路16は、バッテリ3が充電状態であるか放電状態であるかを検出し、その出力信号によりバッテリ3に対する充電制御又は放電制御を行うための制御信号を出力したり、バッテリ3の電圧低下状態を検出して放電終止電圧に達することによりバッテリ3からの放電を停止するための信号を出力したり、停電検出信号又は停電復帰信号を受けて直流電源回路Cの駆動又は停止を行うための制御信号を出力する等、各種信号のやりとりを行うために設けられたものである。
【0015】
前記構成の二重化電源装置において、例えば図示していない制御回路から前記2つのゲート回路7,18に制御信号を常に出力するようにして、2つのスイッチング素子8,19を同期させる構成にしてもよいし、又、商用交流電源1が正常時では、電源回路Aのスイッチング素子8を能動状態にし、かつ、直流電源回路Cのスイッチング素子19を前記スイッチング素子8と同期させて空運転又はOFF状態にし、商用交流電源1からの電圧が所定の電圧を下回った異常時では、前記とは反対に電源回路Aのスイッチング素子8を前記直流電源回路Cのスイッチング素子19と同期させて空運転又はOFF状態にし、かつ、直流電源回路Cのスイッチング素子19を能動状態にする等、電源回路Aの動作状態に応じてスイッチング素子を作動させるようにしてもよい。ここでは、停電時等の電源回路Aからの出力が断たれた場合に、直流電源回路Cから直流電圧を二次側直流出力回路Bに出力するように構成した二重化電源装置を示しているが、例えば24Vの電圧を出力することができる他の電源回路を構成して電源装置を構成してもよい。
【0016】
図1、図3及び図4に示すように、前記電源回路A、一次側巻線N1、二次側直流出力回路B、二次側巻線N2、三次側巻線N3、電源回路構成部品である前記ダイオード9,11及びFET8から発生する熱を放出するための第1放熱フィン21等から交流駆動側ユニット22を構成し、前記交流駆動側ユニット22を第1ケーシング25に収納すると共に前記第1放熱フィン21の一部を該第1ケーシング25に形成の孔25Aを通して外部に露出した状態とし、前記直流電源回路C及び直流電源回路構成部品である前記FET19及び逆流阻止ダイオード20から発生する熱を放出する第2放熱フィン23等から直流電源回路ユニット24を構成し、前記直流電源回路ユニット24を第2ケーシング26に収納すると共に前記第2放熱フィン23の一部を該第2ケーシング26に形成の孔26Aを通して外部に露出した状態とし、前記三次側巻線N3及び前記直流電源回路Cにそれら両者を接続及び接続解除自在な雄雌型の接続部S1,S2を備えさせ、前記両ケーシング25,26を互いに接近する方向に引き寄せると共に前記外部に露出している2つの放熱フィン21,23を直接接触状態にするための連結手段としてのねじ27から熱伝導手段28を構成している。前記露出とは、外部からむき出しになっている状態を言い、ケーシング25又は26から突出していてもよいし、又、ケーシング25又26と面一状態でもよいし、ケーシング25又26内に引っ込んでいる状態であってもよい。具体的には、前記第2ケーシング26に形成の貫通孔(図示せず)、前記第2放熱フィン23に形成の貫通孔23Aにねじ27を挿入した後、ねじ27を第1放熱フィン21に形成のねじ孔21Aにねじ込むことにより、2つの放熱フィン21,23を接触状態に維持することができると同時に、図2(a),(b),(c)にも示すように、ケーシング25,26を一体化することができるようにしている。このとき、雌型の接続部S1に雄型の接続部S2が互いに嵌合して両者S1,S2が接続状態になるのである。尚、前記接続部S1,S2は、三次側巻線N3と直流電源回路Cとを接続して回路を閉ループにするための2本の端子と、グランドラインを取るためのアース端子の3本からなっている。図では、1本のねじ27を用いているが、2本以上のねじにより一層確実にフィン21,23同士を接触させるようにしてもよい。又、ねじ27に代えて、ケーシング25,26を一体化した状態で係止保持するための被係止部と係止部をケーシング25,26のそれぞれに備えさせて実施することもできる。この場合、ねじに比べてケーシング25,26の一体化のための操作を迅速に行うことができる利点がある。又、前記フィン21,23同士を直接接触させることによって、熱伝導率が低下することを抑制することができる利点があるが、ケーシング25,26を介在させてフィン21,23同士を熱伝導状態とすることもできる。この場合、ケーシング25,26を熱伝導率の高いアルミニウム等の金属で構成することが好ましい。図3に示す29は、前記バッテリ3へ接続するための電線であり、又、30は、各種の信号を入出力するための信号線である。又、31は、商用交流電源に接続する電線や各種信号を入出力するための電線である。ここでは、ケーシング25,26にて回路を覆っているものについて説明したが、ケーシング25,26のないものであってもよい。
【0017】
前述のように、放熱フィン21,23同士を接触状態にすることによって、商用交流電源1が正常な状態において、電源回路Aのみを駆動して二次側直流出力回路Bを駆動する場合に、第1放熱フィン21だけでなく、使用されていない第2放熱フィン23を有効利用してダイオード9,11及びFET8から発生する熱を効率よく放出させることができ、又、商用交流電源1が異常な状態において、直流電源回路Cのみを駆動して二次側直流出力回路Bを駆動する場合に、第2放熱フィン23だけでなく、使用されていない第1放熱フィン21を利用してダイオード20及びFET19から発生する熱を有効に放出させることができるようにしている。
【0018】
前記第1放熱フィン21は、図3及び図5(a)に示すように、第1ケーシング25側に固定されると共に前記ダイオード9,11及びFET8(図では示していない)の外面が接触した状態で取り付けられる本体部21Bと、前記ねじ孔21Aを備えると共に前記本体部21Bから折り曲げられて第1ケーシング25から外部に露出される延出部21Cと、放熱面積を増大させるためのフィン部21Dとからなっているが、第1放熱フィン21の形状は、図に示される形状以外のものであってもよい。又、第2放熱フィン23は、図3及び図5(b)に示すように、第2ケーシング26側に固定されると共に前記ダイオード20及びFET19の外面が接触した状態で取り付けられる本体部23Bと、前記本体部23Bに取り付けて放熱面積を増大させるための複数の補助フィン部23Cと、前記本体部23Bに一体化されると共に前述のように第2ケーシング26から外部に露出した状態で延出された延出部23Dとからなっているが、第2放熱フィン23の形状は、図に示される形状以外のものであってもよい。図5(b)では、別々に形成された本体部23Bと複数の補助フィン部23Cとを一体化しているが、本体部と補助フィン部を一体形成した単一(1個)のものから構成することもできる。図5(a),(b)に示すKは、ダイオード20やスイッチング素子19等の回路構成部品の脚部である導電体を取り付けるための基板である。
【0019】
前記第1ケーシング25の第2ケーシング26連結方向の両端面に多数の孔25Kを形成し、一方の端面に形成の孔25Kを通して外気を取り入れた内部空気を他方の端面に形成の孔25Kを通して外部に排出するための排出ファンFを前記第1ケーシング25内のうちの該他方の端面寄り位置に設けている。そして、前記第2ケーシング26の第1ケーシング25連結方向の両端面に多数の孔26Kを形成し、前記排出ファンFの吸引力を利用して第2ケーシング26内に一方の端面に形成の孔26Kを通して外気を取り入れた内部空気を他方の端面に形成の孔26Kを通して第1ケーシング25側へ移動させるように構成しており、強制冷却することにより、ケーシング25,26内の内部温度を効率よく下げることができるようにしている。
【0020】
前記2つのケーシング25,26の固定と2つの放熱フィン21,23の固定とを1つのねじ27により行うことによって、部品点数の削減及び固定操作の迅速化を図ることができる利点があるが、別々の固定手段にて固定してもよい。
【0021】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、電源回路と直流電源回路とを負荷に対して高周波トランスを介して並列に接続することによって、従来のようにDC−DCコンバータやバッテリ等を二次側に設けるものに比べて、回路の簡素化及び装置の小型(省スペース)化は勿論のこと、高効率化をも実現することができ、しかも各種機能を持った電源装置に構成することを組み立て作業面は勿論のこと、コスト面においても有利な電源装置を提供することができ、ユーザー及び製造者の両方において有益な電源装置とすることができる。又、直流電源回路ユニットを交流駆動側ユニットに接続した時に、熱伝導手段にて、直流電源回路ユニットの第2放熱フィンと交流駆動側ユニットの第1放熱フィンとを互いに熱伝導状態にすることによって、放熱面積を飛躍的に増やすことができ、熱による悪影響を受けにくい安定した電源装置を装置の大型化を可及的に抑制しながら実現することができる。
【0022】
請求項3の発明によれば、第1放熱フィンと第2放熱フィンとを連結手段にて直接接触状態にすることによって、金属製の第1ケーシング及び第2ケーシングを介して熱伝導させる場合に比べて熱伝導率が低下することを可及的に回避することができ、その分熱放出を効率よく行うことができ、その分放熱フィンの小型化を図ることができる。又、連結手段にて第1ケーシング及び第2ケーシングを一体化することができるから、別々に連結手段を設けたものに比べて、部品点数の削減化及び連結操作の迅速化を同時に図ることができる。
【0023】
請求項6の発明によれば、第1ケーシングに形成した孔を通してそれの内部空気を外部に排出するための排出ファンを第1ケーシング内に設け、第2ケーシング内の内部空気を排出ファンにより第1ケーシング側へ移動させるための空気案内用の孔を前記第1ケーシング及び第2ケーシングに形成することによって、強制的に効率よく内部の温度を下げることができ、フィンの小型化による装置の小型化を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無停電性二重化電源装置を構成する概略ブロック図である。
【図2】第1ケーシングと第2ケーシングを一体化した無停電性二重化電源装置の外観を示し、(a)は、それの平面図、(b)は、それの側面図、(c)はそれの第2ケーシング側から見た正面図である。
【図3】第1ケーシングに第2ケーシングを一体化する直前の状態を示す分解斜視図である。
【図4】一体化された2つのケーシング内の構成を示す概略説明図である。
【図5】ケーシング内の放熱フィンの形状を示し、(a)は、第1放熱フィンの形状を示すケーシングの断面図であり、(b)は第2放熱フィンの形状を示す従来の無停電性二重化電源装置の具体構成を示すケーシングの断面図である。
【図6】従来の無停電性二重化電源装置の具体構成を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 高周波トランス
3 二次電池(バッテリ) 4 整流回路
5 アクティブフィルター回路
6 平滑コンデンサ 7 ゲート回路
8 FET(スイッチング素子)
10 マグアンプ
11 転流ダイオード 12 平滑コイル
13 平滑コンデンサ 14 負荷
15 制御回路
16 バッテリ状態監視信号回路
17 充電回路 18 ゲート回路
19 FET(スイッチング素子)
20 逆流阻止ダイオード 21 第1放熱フィン
21A ねじ孔 21B 本体部
21C 延出部 21D フィン部
22 交流駆動側ユニット 23 第2放熱フィン
23A 貫通孔 23B 本体部
23C 補助フィン部 23D 延出部
24 直流電源回路ユニット
25第1ケーシング 25A,25K 孔
26 第2ケーシング 26A,26K 孔
27 ねじ手段(連結手段)
28 熱伝導手段 29 電線
30 信号線 50 コンバータ
A 電源回路 B 二次側直流出力回路
C 直流電源回路 N1,N2,N3 巻線
S1,S2 接続部

Claims (6)

  1. 商用交流電源からの交流を整流する整流回路及びこの整流回路の出力側に備えたスイッチング素子等を備えた電源回路を高周波トランスの一次側巻線に接続し、前記高周波トランスの二次側巻線に負荷へ電力を供給する二次側直流出力回路を接続し、前記高周波トランスの三次側巻線及び前記電源回路とは別の直流電源回路にそれら両者を接続及び接続解除自在な接続部を備えさせ、前記電源回路、一次側巻線、二次側直流出力回路、二次側巻線、三次側巻線、該回路構成部品から発生する熱を放出するための第1放熱フィン等から交流駆動側ユニットを構成し、前記直流電源回路及び該回路構成部品から発生する熱を放出する第2放熱フィン等から直流電源回路ユニットを構成し、前記接続部を介して接続状態となった直流電源回路ユニットの第2放熱フィンと前記交流駆動側ユニットの第1放熱フィンとを互いに熱伝導状態にするための熱伝導手段を設けたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記直流電源回路が、前記電源回路のスイッチング素子と同期して、又は該電源回路の動作状態に応じて作動させるスイッチング素子を備えてなる請求項1記載の電源装置。
  3. 前記交流駆動側ユニットを収納する第1ケーシングと、前記直流電源回路ユニットを収納する第2ケーシングとを設け、前記両ケーシングを互いに接近する方向に引き寄せると共に前記第1放熱フィンと第2放熱フィンを前記ケーシングそれぞれに形成された開口を通して接触状態にするための連結手段から前記熱伝導手段を構成してなる請求項1又は2記載の電源装置。
  4. 前記連結手段が、単数又は複数のねじからなる請求項3記載の電源装置。
  5. 前記回路構成部品が、ダイオード及び前記スイッチング素子である請求項1記載の電源装置。
  6. 前記第1ケーシングに形成した孔を通してそれの内部空気を外部に排出するための排出ファンを該第1ケーシング内に設け、前記第2ケーシング内の内部空気を前記排出ファンにより第1ケーシング側へ移動させるための空気案内用の孔を前記第1ケーシング及び第2ケーシングに形成してなる請求項3記載の電源装置。
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