JP3578036B2 - Back sealing method of stove cooler for blast furnace and stave cooler used in the method - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高炉用ステーブクーラーの取り替え工事時にステーブ背面部に充填される不定形耐火物をシールする方法及び該方法に用いるステーブクーラーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
高炉鉄皮赤熱の発生、あるいは炉壁部分の異常温度によりステーブクーラーの損傷や炉壁部の耐火れんが脱落等を検出した場合、ステーブクーラーを鉄皮側に取り付けたままでの修理は不可能であり、当該損傷部分のステーブクーラーを取り外し、健全なステーブクーラーと取り替える必要がある。
【０００３】
ステーブクーラーの取り替えは、損傷しているステーブクーラーを取り外しできるように高炉炉内の装入物を減少させるいわゆる減尺操業を実施し、炉内内壁面にステーブクーラーが露出するまで装入物を減少させ、ステーブクーラー部分が露出した段階で休風に入り、高炉炉頂部からステーブクーラーの吊り具を挿入する一方、取り外される側のステーブクーラー側は、接続されている冷却配管等の切り離しを行い、吊り具とステーブクーラーの接続後、ステーブクーラーが鉄皮側から離れるように炉内側に押し込み、鉄皮との切り離しを行う。
【０００４】
この切り離し時、鉄皮とステーブクーラー背面との間隙に充填されていた耐火物は脱落することもあり、且つ、鉄皮側に残存して残存耐火物となっている状態となる。この状況下で、新しいステーブクーラーが炉頂部より吊下され、取り替えが行われるが、ステーブクーラーの取り替え後、鉄皮とステーブクーラー背面との間隙を不定形耐火物で充填する必要が生じる。
【０００５】
この場合、ステーブクーラー背面と鉄皮との間隙に不定形耐火物を完全に充填するため、充填される不定形耐火物が洩れないように、まず、シールする必要がある。
従来、不定形耐火物のシール方法としては、例えば図３に示すように、炉内からステーブクーラーａの目地に向けて不定形耐火物ｂを吹き付けたり、或いは図４に示すように、ステーブクーラーａの端部に目地部分を覆うシール材ｃを取り付ける等の手段が採られている。
【０００６】
また、特開平１１−１９９９０９号公報に示すように、ステーブクーラー背面及び水冷配管側に不定形耐火物のアンカを多数取り付けることにより、鉄皮とステーブクーラー背面との間隙に充填する不定形耐火物の保持機能を付加する手段も採用されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、炉内からステーブクーラーａの目地に向けて不定形耐火物ｂを吹き付けシールする場合は、耐火物吹き付けノズルｄとステーブａの目地との距離が２〜４ｍとなり、しかも、ステーブａ，ａ間の目地は５０ｍｍ程度であるため、不定形耐火物ｂが目地に命中しにくく効率が悪い。
【０００８】
一方、ステーブクーラーａの端部に目地部分を覆うシール材ｃを取り付けて機械的にシールする場合は、シール材ｃが隣接するステーブクーラーａの表面に追従しにくいため目地部分の完全なシールがなされない。
従って、何れの場合においても、ステーブクーラーａ背面と鉄皮ｅとの間隙に充填される不定形耐火物ｆのシール性が不十分となり、該不定形耐火物ｆがシール不良部分から炉内に多量に落ちて炉熱を低下させ、炉況不調に陥る原因になる。
【０００９】
また、ステーブクーラー背面及び水冷配管側に充填する不定形耐火物の保持機能を持たせた手段も、アンカ部分のみでは不十分で充填される不定形耐火物は保持機能の弱い空隙部分を通過して炉内側に漏れることになり、同様の問題が発生する。
なお、鉄皮とステーブクーラー背面との間隙に不定形耐火物が不完全に充填された時、高炉操業で炉内を流れる熱風が前記不定形耐火物の充填不完全部分を流れる、いわゆるステーブクーラー背面に「裏風」が流れることになり、この部分の鉄皮は通過する熱風により鉄皮赤熱事故に至る。この鉄皮赤熱が生じた際は、放置すると鉄皮亀裂等の重大事故に進展するため、緊急に減圧、休風に入り、裏風を減少させた後、赤熱発生部分の鉄皮に複数の開口を施し、該開口部より不定形耐火物を圧入充填し、裏風の通過する間隙を埋めることになるが、一旦発生した間隙を完全に充填しつくすことは大変な作業になる。
【００１０】
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、ステーブクーラー背面と鉄皮との間隙に不定形耐火物を簡単且つ確実に充填することができる高炉用ステーブクーラーの背面シール方法及び該方法に用いるステーブクーラーを提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に係る高炉用ステーブクーラーの背面シール方法は、背面の上端側に開口部が形成されるように該背面の周縁に沿ってシール材を設けたステーブクーラーを休風時に高炉の鉄皮に取り付けた後、シール材で囲った位置の鉄皮とステーブクーラー背面との間隙に鉄皮側から不定形耐火物を流し込んで充填し、次いで、高炉の送風を開始して炉熱により前記間隙に流し込んだ不定形耐火物を硬化させると共に、シール材を焼失させ、次いで、再度休風状態として、シール材の焼失空間内に鉄皮側から不定形耐火物を圧入充填することを特徴とする。
【００１２】
請求項２に係る高炉用ステーブクーラーは、高炉の鉄皮に背面側が取り付けられて該鉄皮の冷却を行う高炉用ステーブクーラーであって、弾性変形可能且つ炉熱で焼失可能な素材からなるシール材を、背面の上端側に開口部が形成されるように該背面の周縁に沿って設けたことを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。図１は本発明の実施の形態の一例である高炉用ステーブクーラーの全体概略斜視図、図２は本発明の実施の形態の一例である高炉用ステーブクーラーの背面シール方法を説明するための説明的断面図である。
【００１４】
まず、図１を参照して、高炉用ステーブクーラー１について説明すると、このステーブクーラー１は、直方体状の本体部２と、該本体部２の背面側に突設された冷却配管３とを備える。冷却配管３は本体部２の内部に挿通しており、該冷却配管３内に冷却水を流通させることにより炉壁の冷却がなされる。なお、冷却配管３は鉄皮側開孔を介して水冷配管に接続される。
【００１５】
本体部２の背面の左右両側縁及び下端縁には弾性変形可能且つ炉熱で焼失可能な素材（例えばスポンジ等）からなるシール材４が連続して設けられており、これにより、背面の上端側に開口部５が形成されるように該背面の周縁に沿ってシール材４が設けられている。
次に、図２を参照して、本発明の実施の形態の一例である高炉用ステーブクーラーの背面シール方法を説明する。
【００１６】
まず、炉の休風時に損傷ステーブクーラーを取り外した後、上記構成のステーブクーラー１と取り替え、該ステーブクーラー１の背面側を鉄皮６に取り付けることにより、ステーブクーラー１背面の左右両側縁及び下側縁に設けられたシール材４の弾性により鉄皮６の残存耐火物７とステーブクーラー１との間に隙間が生じない状態とされる。その後、シール材４で囲った位置の鉄皮６とステーブクーラー１背面との間隙８に予め鉄皮６に設けられた管座９から不定形耐火物１０を流し込んで充填する。ステーブクーラー１背面の上端側開口部５は不定形耐火物１０の流し込み時の空気抜きとして作用し、充填部分には気泡等の発生が阻止される。この作業が行われるとき、炉内の中心部の温度は２００°Ｃ程度あるが、炉壁部では６０°Ｃ程度しかないためシール材４は融けることなく不定形耐火物１０を保持する。
【００１７】
次いで、この不定形耐火物の充填作業完了後、休風を終了し、高炉の送風の開始となるが、ステーブクーラー１の取付け完了後高炉の送風を開始するまでには約２時間程度かかるため、この時間内に、間隙８に流し込んだ不定形耐火物１０は、残存耐火物７とステーブクーラー１との間に多少の隙間ができても漏れ出さない程度に固まる。
【００１８】
そして、この状態で装入物の装入を行うと共に送風を開始して炉壁側の温度が２００°Ｃを越えた状態を数時間維持することにより、ステーブクーラー１背面の不定形耐火物１０へ熱を与えて該不定形耐火物１０に強度を持たせる。一方、ステーブクーラー１の背面に取り付けたシール材４はこの熱により融けて空隙が発生するため、ステーブクーラー１背面の不定形耐火物１０が十分硬化した状態において再度高炉の送風を停止する。なお、この時にはステーブクーラー１の前面に装入物が装入・充填された状態となっている。
【００１９】
次いで、シール材４が融けて空隙が発生する位置に予め鉄皮６に取り付けておいた圧入管座１１から該空隙に不定形耐火物１２を圧入することにより該不定形耐火物１２は空隙部となったシール材４の部分を経由して図２の矢印Ａ側に順次充填されていくことになる。Ａの方向の前方には、既に装入されている装入物があり、高温の装入物に達した段階で固化して充填が完了し、急速に硬化して強度が付与される。
【００２０】
なお、取り替えたステーブクーラー１とその下部の既設ステーブクーラー間の間隙には、高炉用装入物は比較的粒度が粗く、侵入しにくく、また、侵入していても圧入管座１１から高圧で圧入可能なため、シール上の支障はない。
これにより、ステーブクーラー１背面に不定形耐火物１０が空隙なく充填されて炉内ガスが遮断され、高炉鉄皮６への熱及び物理的な負荷を低下させることができる。また、ステーブクーラー１背面と鉄皮６との間隙８に充填される不定形耐火物１０を確実にシールすることができるので、従来のように、不定形耐火物１０が炉内に多量に落ちて炉熱を低下させるのを防止することができる。
【００２１】
さらに、残存耐火物７が多量に残留する時、ステーブクーラー１の背面と鉄皮６との間隙８を取り外したステーブクーラーと鉄皮６との間隙量より大きくすることにより、残存耐火物７が多量にあっても、不定形耐火物でその残存耐火物７を覆っての充填施工が可能となり、いかなる取り外し状態での作業も可能である。この場合、取替用ステーブクーラー１の背面と鉄皮６との間隙寸法をＨとし、取り外したステーブクーラーと鉄皮６との間隙寸法をＨ_１ とすると、Ｈ＝Ｈ_１ ＋１０〜１５ｍｍとなるのが好ましい。
【００２２】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明によれば、取り替えるステーブクーラーの背面に予め不定形耐火物を充填する部分を囲うようにシール材を設けているため、ステーブクーラー背面と鉄皮との間隙に不定形耐火物の充填を簡単且つ確実に行うことができるという効果が得られる。
【００２３】
また、シール材の焼失後の空隙には圧入充填を施すことから、この空隙の充填は一層確実なものとなり、従来、ステーブクーラー取り替え後の高炉操業で再発していた赤熱発生等の事故を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の一例である高炉用ステーブクーラーの概略斜視図である。
【図２】本発明の実施の形態の一例である高炉用ステーブクーラーの背面シール方法を説明するための説明的断面図である。
【図３】従来の高炉用ステーブクーラーの背面シール方法を説明するための説明的断面図である。
【図４】従来の高炉用ステーブクーラーの背面シール方法を説明するための説明的断面図である。
【符号の説明】
１…ステーブクーラー
４…シール材
５…開口部
６…鉄皮
８…間隙
１０…不定形耐火物
１２…不定形耐火物[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for sealing an irregular refractory filled in the back of a stave during replacement work of a stove cooler for a blast furnace, and a stave cooler used in the method.
[0002]
[Prior art]
If the stove cooler is damaged or the refractory brick on the furnace wall falls off due to the occurrence of red heat in the blast furnace steel wall or abnormal temperature of the furnace wall, repairs with the stave cooler attached to the steel shell side are not possible. It is necessary to remove the stave cooler at the damaged portion and replace it with a healthy stave cooler.
[0003]
To replace the stave cooler, implement a so-called reduction operation to reduce the charge in the blast furnace so that the damaged stave cooler can be removed, and carry out the charge until the stave cooler is exposed on the inner wall of the furnace. When the stave cooler part is exposed, the stall cooler part is exposed and the stall cooler enters the stall cooler, and the stave cooler hanging tool is inserted from the top of the blast furnace, while the removed stove cooler side disconnects the connected cooling pipe etc. After the connection between the hanging tool and the stove cooler, the stove cooler is pushed into the inside of the furnace so as to separate from the steel shell side, and is separated from the steel shell.
[0004]
At the time of this separation, the refractory filled in the gap between the steel shell and the back of the stave cooler may fall off, and may remain on the steel shell side as a residual refractory. Under this situation, a new stove cooler is suspended from the furnace top and replaced. However, after the stave cooler is replaced, it is necessary to fill the gap between the steel shell and the back of the stave cooler with an irregular refractory.
[0005]
In this case, in order to completely fill the gap between the back surface of the stave cooler and the steel shell with the irregular-shaped refractory, it is necessary to first seal the irregular-shaped refractory to prevent leakage.
Conventionally, as a method for sealing an amorphous refractory, for example, as shown in FIG. 3, an amorphous refractory b is sprayed from the inside of a furnace toward a joint of a stave cooler a, or as shown in FIG. Means such as attaching a sealing material c for covering the joint portion to the end of a is adopted.
[0006]
Further, as shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-199909, by attaching a large number of irregular refractory anchors to the back of the stave cooler and the water cooling pipe side, the irregular refractory to fill the gap between the steel shell and the back of the stave cooler is provided. Means for adding the holding function of the above is also adopted.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the amorphous refractory b is sprayed and sealed from the furnace toward the joint of the stave cooler a, the distance between the refractory spray nozzle d and the joint of the stave a is 2 to 4 m, and the staves a and a Since the joint between the joints is about 50 mm, the irregular refractory b hardly hits the joint and the efficiency is poor.
[0008]
On the other hand, when the seal member c that covers the joint portion is attached to the end of the stave cooler a to perform mechanical sealing, the seal member c does not easily follow the surface of the adjacent stave cooler a, so that a complete seal of the joint portion is not obtained. Not done.
Therefore, in any case, the sealability of the irregular-shaped refractory f filled in the gap between the back surface of the stave cooler a and the steel shell e becomes insufficient, and the irregular-shaped refractory f enters the furnace from the poorly-sealed portion. A large amount of water will cause a decrease in furnace heat, which may lead to a malfunction of the furnace.
[0009]
In addition, the means with the function of holding irregular shaped refractories filled on the back of the stave cooler and the water cooling pipe side are not enough for the anchor part alone, and the filled irregular shaped refractories pass through the gaps with weak holding function. And leaks inside the furnace, causing the same problem.
When the gap between the steel shell and the back of the stave cooler is incompletely filled with the irregular refractory, hot air flowing through the furnace in the blast furnace operation flows through the incompletely filled portion of the irregular refractory, so-called stave cooler. A "backwind" will flow on the back, and the hot skin that passes through this area will lead to a hot red hot accident. When this steel skin red heat occurs, if left untreated, serious accidents such as cracks in the steel skin will progress. An opening is formed, an irregular-shaped refractory is press-filled from the opening to fill the gap through which the back wind passes, but it is a serious operation to completely fill the gap once generated.
[0010]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve such a problem, and a method for sealing a backside of a stove cooler for a blast furnace in which a gap between a backside of the stave cooler and a steel shell can be easily and reliably filled with an irregular refractory. And a stave cooler used in the method.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, a stave cooler for a blast furnace stove cooler according to claim 1, wherein a seal member is provided along a peripheral edge of the back so that an opening is formed at an upper end side of the back. After being attached to the steel shell of the blast furnace at the time of the cold wind, the gap between the steel shell at the position surrounded by the sealing material and the back of the stave cooler is poured from the steel shell side with an amorphous refractory, and then the blast furnace is blown. Starting and hardening the amorphous refractory poured into the gap by the furnace heat, burning out the sealing material, and then returning to the air-cooling state again, the amorphous refractory from the steel shell side into the burning space of the sealing material. It is characterized by press-fitting.
[0012]
A stove cooler for a blast furnace according to claim 2 is a stove cooler for a blast furnace having a back surface attached to an iron shell of the blast furnace to cool the iron shell, wherein the seal is made of a material which is elastically deformable and can be burned down by furnace heat. The material is provided along the periphery of the back surface so that an opening is formed at the upper end side of the back surface.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an overall schematic perspective view of a stove cooler for a blast furnace as an example of an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a description for explaining a method of sealing a back surface of a stave cooler for a blast furnace as an example of the embodiment of the present invention. FIG.
[0014]
First, the stove cooler 1 for a blast furnace will be described with reference to FIG. 1. The stave cooler 1 includes a rectangular parallelepiped main body 2 and a cooling pipe 3 protruding from the back side of the main body 2. . The cooling pipe 3 is inserted through the inside of the main body 2, and the furnace wall is cooled by flowing cooling water through the cooling pipe 3. In addition, the cooling pipe 3 is connected to a water cooling pipe via an opening on the steel shell side.
[0015]
A sealing member 4 made of a material (for example, sponge or the like) that is elastically deformable and can be burned off by furnace heat is continuously provided on both left and right side edges and a lower edge of the back surface of the main body portion 2. A sealing material 4 is provided along the periphery of the back surface so that an opening 5 is formed on the side.
Next, with reference to FIG. 2, a method of sealing a back surface of a blast furnace stave cooler according to an embodiment of the present invention will be described.
[0016]
First, after removing the damaged stave cooler when the furnace is shut off, the stave cooler 1 having the above configuration is replaced and the back side of the stave cooler 1 is attached to the iron cover 6, so that the left and right side edges and the bottom of the back of the stave cooler 1 can be removed. Due to the elasticity of the seal member 4 provided on the side edge, a gap is not generated between the refractory 7 remaining on the steel shell 6 and the stave cooler 1. Thereafter, an irregular refractory 10 is poured into a gap 8 between the steel shell 6 at the position surrounded by the sealing material 4 and the rear surface of the stave cooler 1 from a pipe seat 9 provided in advance in the steel shell 6. The upper end side opening 5 at the back of the stave cooler 1 acts as an air vent when the irregular refractory 10 is poured, and generation of air bubbles and the like is prevented in the filled portion. When this operation is performed, the temperature in the center of the furnace is about 200 ° C., but the temperature is only about 60 ° C. in the furnace wall, so that the sealing material 4 holds the irregular-shaped refractory 10 without melting.
[0017]
Then, after the filling work of the irregular-shaped refractory is completed, the ventilation is finished and the blast furnace starts to be blown. However, it takes about two hours to complete the blast furnace after the stave cooler 1 is attached. During this time, the irregular-shaped refractory 10 poured into the gap 8 hardens to such a degree that it does not leak out even if a small gap is formed between the remaining refractory 7 and the stave cooler 1.
[0018]
In this state, the charge is charged and the air is started to be blown to maintain the temperature on the furnace wall side exceeding 200 ° C. for several hours, so that the irregular refractory 10 on the back of the stave cooler 1 is maintained. The heat is applied to the irregular-shaped refractory 10 to give it strength. On the other hand, since the sealing material 4 attached to the back of the stave cooler 1 is melted by this heat to form a void, the blowing of the blast furnace is stopped again in a state where the irregular refractory 10 on the back of the stave cooler 1 is sufficiently hardened. At this time, the charge is charged and filled in the front of the stave cooler 1.
[0019]
Next, the irregular-shaped refractory 12 is pressed into the gap from a press-fitting pipe seat 11 previously attached to the steel shell 6 at a position where the sealing material 4 is melted and a gap is generated. 2 are sequentially filled through the sealing material 4 portion that has become the arrow A side in FIG. In the front in the direction of A, there is a charge that has already been charged. When the charge reaches a high-temperature charge, the charge is solidified and the filling is completed, and is rapidly cured to give strength.
[0020]
In addition, in the gap between the replaced stave cooler 1 and the existing stave cooler underneath, the charge for the blast furnace is relatively coarse and hard to penetrate. Since it can be press-fitted, there is no problem with the seal.
As a result, the irregular-shaped refractory 10 is filled in the back of the stave cooler 1 without gaps, the gas in the furnace is shut off, and the heat and physical load on the blast furnace steel 6 can be reduced. In addition, since the irregular refractory 10 filled in the gap 8 between the back surface of the stave cooler 1 and the steel shell 6 can be reliably sealed, a large amount of the irregular refractory 10 falls into the furnace as in the prior art. Therefore, it is possible to prevent the furnace heat from being lowered.
[0021]
Further, when a large amount of residual refractory 7 remains, the residual refractory 7 can be removed by making the gap 8 between the back surface of the stave cooler 1 and the steel 6 larger than the gap between the stave cooler from which the steel 6 is removed. Even if the amount is large, it is possible to perform the filling work by covering the remaining refractory 7 with the amorphous refractory, and it is possible to work in any detached state. In this case, when the gap size between the rear and Tetsugawa 6 replacement for stave cooler 1 and H, the gap size between the stave cooler and Tetsugawa 6 removed as H _1, the H = _{H 1} + 10-15 mm Is preferred.
[0022]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the present invention, since the sealing material is provided on the back surface of the stove cooler to be replaced so as to surround the portion filled with the irregular refractory material in advance, the gap between the stave cooler back surface and the steel shell is provided. The effect is obtained that the gap can be easily and reliably filled with the amorphous refractory.
[0023]
In addition, since the gap after burning of the sealing material is filled with press-fitting, the filling of this gap becomes even more reliable. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view of a stove cooler for a blast furnace as an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory cross-sectional view for explaining a method of sealing a back surface of a blast furnace stave cooler which is an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory cross-sectional view for explaining a conventional method of sealing a back surface of a blast furnace stave cooler.
FIG. 4 is an explanatory sectional view for explaining a conventional method of sealing a back surface of a stove cooler for a blast furnace.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Stave cooler 4 ... Seal material 5 ... Opening 6 ... Steel 8 ... Gap 10 ... Amorphous refractory 12 ... Amorphous refractory

Claims (2)

背面の上端側に開口部が形成されるように該背面の周縁に沿ってシール材を設けたステーブクーラーを休風時に高炉の鉄皮に取り付けた後、シール材で囲った位置の鉄皮とステーブクーラー背面との間隙に鉄皮側から不定形耐火物を流し込んで充填し、次いで、高炉の送風を開始して炉熱により前記間隙に流し込んだ不定形耐火物を硬化させると共に、シール材を焼失させ、次いで、再度休風状態として、シール材の焼失空間内に鉄皮側から不定形耐火物を圧入充填することを特徴とする高炉ステーブクーラーの背面シール方法。After attaching a stave cooler provided with a sealing material along the periphery of the back surface to the steel shell of the blast furnace so as to form an opening at the upper end side of the back surface, the steel shell at a position surrounded by the sealing material when the wind is shut off The gap with the back of the stave cooler is filled with an amorphous refractory by pouring it from the steel shell side, and then starts blowing the blast furnace to harden the amorphous refractory that has flowed into the gap by furnace heat, and seal the sealing material. A method of sealing a back surface of a blast furnace stove cooler, which comprises burning in a non-conformable refractory from a steel shell side into a burned space of a sealing material and then filling the refractory space in a state where the sealing material is burned again. 高炉の鉄皮に背面側が取り付けられて該鉄皮の冷却を行う高炉用ステーブクーラーであって、弾性変形可能且つ炉熱で焼失可能な素材からなるシール材を、背面の上端側に開口部が形成されるように該背面の周縁に沿って設けたことを特徴とする高炉用ステーブクーラー。A stove cooler for a blast furnace having a rear surface attached to a steel shell of a blast furnace to cool the steel shell, wherein a sealing material made of a material that is elastically deformable and can be burned off by furnace heat is provided with an opening at an upper end side of the rear surface. A stove cooler for a blast furnace, wherein the stove cooler is provided along the periphery of the back surface so as to be formed.

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