JP3577875B2 - 移動物体抽出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視装置等において動画像から動領域を検出して正確に移動物体を抽出するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広域の監視や設備監視のために、多数のカメラを用いた監視システムが増大している。このため、観測者が複数の映像をモニタリングする非効率な監視作業を排除して、対象物体の動き等を捉えて状況把握が行える自動監視システムの開発が期待されている。特に、複数のカメラ映像で広域の観測区域の移動物体を追跡する手法としては、映像内での対象物体の領域を正確に抽出し、その対象物体の足元位置を求めて、その位置を観測空間の平面位置に変換し、対象物体の追跡を行ったり、同一の観測区域を2台のカメラで撮影して2つの映像に写る同一の物体の対応付けを行い、その2台のカメラの視差を利用して対象物体の奥行き距離を求めるステレオ処理を行う方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術では、大きな課題が残されている。例えば、対象物体の足元位置を算出手法では、対象物体の重なりや停止物体の位置および対象の下部が遮蔽物で隠れた場合に足元位置を求めることが難しい。また、ステレオ処理では、映像内の同一パターンマッチングは、エッジ情報が少ないものや視差によりパターンのマッチングがとれない対象物体の存在等の難しさがある。
【0004】
本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、複数映像の統合方法として処理負荷が少ない自動生成型のテンプレートマッチング法に基づくテンプレートの位置から多視点的な処理を導入することにより正確に移動物体を抽出することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するために本発明は、カメラ映像を入力する入力手段と、前記の入力手段から得られた映像データから動領域を検出する動領域抽出手段と、前記の動領域抽出手段から得られた動領域から各動領域別に領域のサイズや画素数の動領域の情報を検出するラベリング処理手段と、前記ラベリング処理手段より検出された各動領域の情報を用いて、その動領域対象とする移動物体との類似度を抽出する形状情報抽出手段と、前記類似度に基づいて前記入力手段から得られた映像データと前記形状情報抽出手段から得られた動領域の情報から、探索範囲に既にテンプレートが存在する場合には最も近いテンプレートを更新し、その範囲にテンプレートが存在しない場合はテンプレートを生成し、そのテンプレートの情報を移動物体の情報として出力するテンプレート処理手段とを備えたカメラ映像処理系と、前記複数のカメラ映像処理系からの情報を統合する統合処理手段と、前記統合処理手段から得られた移動物体の位置や分類情報を処理して出力する出力処理手段より構成されている。
【0006】
これにより、本発明では上記の課題を動画像処理の特徴を生かすような処理手順で空間位置と各画像内の画素位置との写像関数が既知の複数のカメラ映像を用い、対象領域の大まかな足元位置情報を抽出し、この不安定な情報を多視点的処理と時系列処理を施すことにより、精度の高い対象領域の運動軌跡(トレース)を求めることができ正確に移動物体を抽出することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、カメラ映像を入力する入力手段と、前記の入力手段から得られた映像データから動領域を検出する動領域抽出手段と、前記の動領域抽出手段から得られた動領域から各動領域別に領域のサイズや画素数の動領域の情報を検出するラベリング処理手段と、前記ラベリング処理手段より検出された各動領域の情報を用いて、その動領域対象とする移動物体との類似度を抽出する形状情報抽出手段と、前記類似度に基づいて前記入力手段から得られた映像データと前記形状情報抽出手段から得られた動領域の情報から、探索範囲に既にテンプレートが存在する場合には最も近いテンプレートを更新し、その範囲にテンプレートが存在しない場合はテンプレートを生成し、そのテンプレートの情報を移動物体の情報として出力するテンプレート処理手段とを備えたカメラ映像処理系と、前記複数のカメラ映像処理系からの情報を統合する統合処理手段と、前記統合処理手段から得られた移動物体の位置や分類情報を処理して出力する出力処理手段より構成される移動物体抽出装置としたものであり、本構成により移動物体の追跡に形状特徴抽出手段とテンプレートマッチング法を組み合わせたテンプレート処理を用いて多視点的な移動物体情報の統合・同定処理することにより動画像処理の特徴を生かした簡易な処理で、精度の高い移動物体の追跡を行うことができるという作用を有する。
【0008】
本発明の請求項2に記載の発明は、複数のカメラで撮影される観測区域は、どの区域も2台以上のカメラ映像により重複して撮影されていることを特徴とする請求項1記載の移動物体抽出装置としたものであり、請求項1記載の発明効果をより大きくできるという作用を有する。
【0009】
本発明の請求項3に記載の発明は、複数のカメラを設置する場合に4台を一組として、これらのカメラをカメラ1、カメラ2、カメラ3、カメラ4とした場合に、カメラ1とカメラ2およびカメラ3とカメラ4を並列又は内側に向いた方向に、カメラ1、2とカメラ3、4は対向に設置しながら、どの観測区域も2台以上のカメラ映像により重複して撮影できるようにカメラを増やしてゆくことを特徴とする請求項1、2記載の移動物体抽出装置としたものであり、請求項1、2記載の発明効果を高速道路等の長く伸びた領域でだせるという作用を有する。
【0010】
本発明の請求項4に記載の発明は、入力手段が、可視カメラや赤外線カメラまたはそれらの組み合わせによることを特徴とする請求項1〜3記載の移動物体抽出装置としたものであり、請求項1〜3までの記載の発明効果をだすための入力手段の限定であり、可視カメラと赤外線カメラの双方の長所・短所を補って効果を引き出すことができるという作用を有する。
【0011】
本発明の請求項5に記載の発明は、統合処理手段では、各カメラ映像処理系のテンプレート処理手段からテンプレートの位置、テンプレートの対象分類、テンプレートの通し番号およびテンプレートの位置に存在する対象の映像内における領域の推定下限位置情報を用いて観測区域の移動物体の位置を算出することを特徴とする請求項1〜4記載の移動物体抽出装置としたものであり、請求項1〜4記載の発明効果をだすための各カメラ映像処理系からの情報を統合する場合に多くの数や種類の移動物体を追跡できるという作用を有する。
【0012】
本発明の請求項6に記載の発明は、統合処理手段では、各カメラの観測空間における設置位置と映像内の画素と観測空間の平面位置の写像関数が既知であり、各映像処理系のテンプレート処理で抽出されたテンプレートの中心点Aとそのテンプレートが示す対象領域の推定下限点Bを観測空間の平面位置にプロットし、点Aと点Bを直線で結ぶ。そして、複数の映像処理系から得られる前記の直線の交点を対象物体の位置候補とすることを特徴とする請求項1〜5記載の移動物体抽出装置としたものであり、本発明の多視点的な移動物体情報の統合・同定処理するために統合処理手段で移動物体の位置精度を高めることができるという作用を有する。
【0013】
本発明の請求項7に記載の発明は、統合処理手段から得られた対象物体の位置候補とそれまで得られた対象物体の位置およびテンプレートの対象分類の情報を用いて観測空間における最短距離処理にて対応付けを時間軸に従って行うことを出力処理手段で行うことを特徴とする請求項6記載の移動物体抽出装置としたものであり、本発明の多視点的な移動物体情報の統合・同定処理するために出力処理手段で時間軸での移動物体の誤認識を減少させることができるという作用を有する。
【0014】
本発明の請求項8に記載の発明は、テンプレート処理手段は、カメラ映像から2次元フィルタ処理を行い、抽出したエッジ映像データ基づいてテンプレートを生成することを特徴とする請求項1〜7記載の移動物体抽出装置としたものであり、本発明で記載のテンプレート処理手段でエッジ情報を用いることによりパターンマッチング処理が効果的に行
うことができるという作用を有する。
【0015】
本発明の請求項9に記載の発明は、形状情報抽出手段は、ラベリング処理手段より抽出された各動領域別の領域の大きさを示す画素数や領域のサイズより対象とする物体の類似度を計算し、その類似度に基づいて、対象物体を示すテンプレートを生成する位置情報を抽出することを特徴とする請求項1〜8記載の移動物体抽出装置としたものであり、本発明において多くの数や種類の移動物体を追跡できるという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項10に記載の発明は、形状情報抽出手段から抽出される類似度は、人間と車などの複数の対象物体の類似度を算出することを特徴とする請求項1〜9記載の移動物体抽出装置としたものであり、本発明において多くの種類の移動物体を追跡できるという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項11に記載の発明は、テンプレート処理手段では、テンプレートの生成時にテンプレートの属性を示すために、テンプレートの番号、テンプレートの生成時に対象物体が何であったかを示す対象物体、テンプレートの現在の位置、位置更新をした場合の元の位置、更新した回数を示す更新回数、テンプレートが消滅対象となった場合に消滅を示す消滅フラグおよびテンプレートの内容を示すTXS*TYSの画素値(TXS、TYSはテンプレートの大きさを示す)を持つように設定することを特徴とする請求項記載の移動物体抽出装置としたものであり、本発明における多数の種類や量および処理の柔軟性を持たせることができる作用を有する。
【0019】
本発明の請求項12に記載の発明は、テンプレート処理手段では、テンプレートの生成は、形状特徴手段より抽出された類似度が適切な閾値以上の場合にテンプレートの属性を設定したテンプレートを生成させることを特徴とする請求項1または11記載の移動物体抽出装置としたものであり、形状特徴手段からの類似度をテンプレート処理の生成に活用
して、テンプレートの生成を行うことができる作用を有する。
【0020】
本発明の請求項13に記載の発明は、テンプレート処理手段では、テンプレートの生成は、形状特徴手段より抽出された類似度が所定の閾値以上の場合にテンプレートの生成する適切な位置を形状特徴手段より抽出されたテンプレート設定位置にテンプレートを生成させることを特徴とする請求項1または11〜12記載の移動物体抽出装置としたものであり、本発明において形状特徴手段から類似度以外にテンプレートの生成位置情報を出力し、精度の高いテンプレート生成が行えることができる作用を有する。
【0021】
本発明の請求項14に記載の発明は、テンプレート処理手段では、抽出された動領域において形状特徴手段より抽出された類似度が所定の閾値以上の場合に、その動領域の周辺を探索して、対象となる物体と同一のテンプレートが存在する場合には、そのテンプレートの位置を更新し、テンプレートの内容を移動した位置の画素値に入れ替えることを特徴とする請求項1または11〜13記載の移動物体抽出装置としたものであり、一つの対象物体に重複してテンプレートの生成を防ぐことができる作用を有する。
【0022】
本発明の請求項15に記載の発明は、テンプレート処理手段では、入力手段から映像信号が転送される毎に、テンプレートの位置更新がされないテンプレートについては、テンプレートの現在の位置を中心にテンプレートマッチング処理を実行し、誤差が最も少ない位置にテンプレートを移動し、テンプレートの属性を示す更新回数を加増し、移動前の位置を元の位置に設定することを行うことを特徴とする請求項1または11〜14記載の移動物体抽出装置としたものであり、テンプレートマッチング法の有効な使用が行えることができる作用を有する。
【0023】
本発明の請求項16に記載の発明は、テンプレート処理手段では、入力手段から映像信号が転送される毎に、全てのテンプレートに対して、位置更新の処理を行った後に、テンプレートの動きベクトルを求めて、同一動きベクトルがもつテンプレートが複数存在した場合には、その複数のテンプレートのなかから位置や更新回数に応じて、一つのテンプレートに消滅フラグを立てて、消滅対象となったことを示し、この消滅フラグが立っているテンプレートが連続して消滅対象となった場合には、このテンプレートを消滅させることを特徴とする請求項1または11〜15記載の移動物体抽出装置としたものであり、不要なテンプレートを消滅させて精度の高いテンプレート処理を行えることができる作用を有する。
【0024】
以下に、本発明の実施の形態について、図1から図6を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の移動物体抽出装置のブロック構成図を示す。図1において、7から9はカメラ映像処理系を示し、1はカメラ映像を入力する入力手段、2は入力手段1から得られた映像データから動領域を検出する動領域抽出手段、3は動領域抽出手段2から得られた動領域から各動領域別に領域の大きさや画素数等の動領域の情報を検出するラベリング処理手段、4はラベリング処理手段3より検出された各動領域の情報を用いて、その動領域が対象とする物体にどの程度似ているかを示す情報を抽出する形状情報抽出手段、5は入力手段1から得られた映像データと形状特徴抽出手段4から得られた動領域の情報に基づいてテンプレートの操作を行うテンプレート処理手段とから構成され、6は複数のカメラ映像処理系7から9からの情報を統合する統合処理手段、10は統合処理手段6から得られた移動物体の位置や分類情報を処理してデスプレイ等に表示する出力処理手段より構成される。
【0025】
本発明のカメラ映像処理系7〜9である入力手段1からテンプレート処理手段5までの大きな流れは、形状特徴を用いた対象物体の判別法とテンプレートマッチング法を組み合わせた処理である。テンプレートマッチングは、撮影環境の変化に対して安定した処理であるとともに、計算負荷が比較的軽い処理であるが、テンプレートの生成方法、テンプレートによる移動物体の追跡を行った場合に対象物体の動きや大きさの変動に対して追跡が不安定となる。そこで、本発明では移動物体の形状特徴から対象物体の類似度を求めて、その類似度を用いてテンプレート生成/位置更新およびテンプレートマッチングを行い、移動物体の追跡をすることで、処理負荷が少なく、高精度の移動物体のテンプレートマッチング法にしている。
【0026】
以下に各処理手段毎に詳細に説明する。
入力手段1は、カメラとして例えば可視カメラまたは赤外線カメラ等を用いるものとする。本発明では複数のカメラが存在するが、同一種類のカメラのみでも、異なる種類のカメラが混在する場合もある。その用途に応じて選択が可能とする。
【0027】
また、複数のカメラで撮影される観測区域は、どの区域も2台以上のカメラ映像により重複して撮影されていることを条件として、設置の例としては、図2に示すように4台を一組として、これらのカメラをカメラ1、カメラ2、カメラ3、カメラ4とした場合に、カメラ1とカメラ2およびカメラ3とカメラ4を並列又は内側に向いた方向に、カメラ1、2とカメラ3、4は対向に設置しながら、どの観測区域も2台以上のカメラ映像により重複して撮影できるようにカメラを増やしてゆく方法もある。図2の監視エリアとしては、高速道路を含めた自動車道路等が想定される。
【0028】
動領域抽出処理手段2は、本発明では対象物体の全体の検出が重要で、足元まで含めた全体領域が1つの領域として抽出されることが望ましく、このため、入力手段1からの映像データから動領域を抽出する際、対象物体の領域の分離する割合が少ないのであれば映像の1フレーム間の差分する方法や背景映像を算出して、その背景を用いて現時点での映像との差分をとる方法を用いるものとする。また、前記の方法で対象物体の領域が分離するような場合には、映像の1フレーム間の差分結果を数フレームに渡って累積するフレーム間累積差分を行ってから最適な閾値で2値化し、動き領域抽出する方法を用いるものとする。
【0029】
ラベリング処理手段3は、動領域抽出手段2で検出された2値化された動き領域からラベリング処理により対象物体(例えば、人物や車)の領域を区分するものである。一般的には、動領域抽出手段2で検出された動き領域には対象物体以外の領域が含まれることがあり、影や映り込みおよび映像に上乗されたノイズがこれらの例である。そこで、本手段では、これらの不要な部分を除去して実際の対象物体の領域に近い部分を一つの領域として抽出する領域整形としての役目も含まれている。
【0030】
形状情報抽出処理手段4は、ラベリング処理手段3で検出される動領域には、対象物体の重なり、分離や影を含む場合も含まれる。従って、本発明で後述するテンプレートを用いて対象物体を追尾を行う場合、新たな動領域に対してテンプレートを生成させるためのルールが必要となる。形状情報抽出処理4では、動領域のサイズやフェレ比・全体の傾きなどの形状特徴を用いて、動領域が追尾すべき対象物体であるかどうかの確からしさを示す“類似度”を算出し、これによって判別を行うルールを設定した。室内では人物を対象として監視・追尾を行う。
【0031】
この場合には、動領域が単一の人物かそれ以外の物体(複数の人物が重なったものや影など)かが問題となる。これは人物の実サイズがほぼ決まっていることから判別できる。この判別ルールについて以下に説明する。
【0032】
画像上での人物のサイズSizeはカメラからの距離を介して射影変換によって実サイズと関係づけられる。
【0033】
そこで、この射影変換を一次式Size = a xYbottom + bで近似できる。ここでYbottom は動領域下端の画像上の座標であり、人物であれば足元の位置にほぼ対応する。長さの次元を持つサイズとしては動領域の外接矩形の幅w・高さh、動領域の面積(画素数)の平方根rなどがある。w、h、rはいずれも上記の一次式でよく近似できる。従ってw、h、rは主成分分析により一つの量に情報圧縮できる。そこでSizeをSize = αxw + αxh + αxrと定義する。ここで α 、α、αは第一主成分軸への射影係数で α +α +α =1を満たす。Sizeは前述の一次式でよく近似できるので、適切なフィッティング方法(最小二乗法など)により前記式の係数a、bを求め、この式によって「足元がにある人物の標準サイズ」を決定した。
【0034】
この標準サイズを用いて判別ルールを次のように定めた。動領域の人物類似度LをL=100(1−|Size−Size|/Size)と定義し、L≧Thを満たす場合に人物とする。ただし、ここでSizeは動領域のYbottomから求めた標準サイズ(a xYbottom + b)、Thは適切なしきい値である。
【0035】
なお、上記は人物についてのルールを示したが、車と人の判断等では、Ybottom と動領域の面積の平方根rの一次近似式を用いて、その近似式の上下関係で人か車の判断を行う方法もある。
【0036】
テンプレート処理手段5のテンプレート処理は、形状情報抽出処理手段4で算出された類似度を用いて類似度が高い場合にテンプレートの作成候補位置を用いてテンプレートの生成および位置修正を行う。また、類似度が低い場合には、テンプレートマッチングを実施し、テンプレートの位置を変更する。
【0037】
図3にテンプレートの生成や位置変更の例を示す。具体的なテンプレートの生成や位置変更は、検出された動領域の類似度が適当な閾値以上である場合に(図3(1))形状情報抽出処理手段4から得られる位置(人の場合には頭部)を中心にテンプレートを探索し(図3(2))、その範囲にテンプレートがない場合に新しくテンプレートを発生させる。また、探索範囲に既にテンプレートが存在する場合には、最も近いテンプレートを形状情報抽出処理手段4で指示された更新位置に移動し(図3(3))、テンプレートの画素値を移動した位置の画素値に全て入れ替える。
【0038】
テンプレートマッチングは、各フレーム画像からSobelフィルタ処理で抽出したエッジ画像に対して行う。このため、テンプレートに保存される画素値はエッジ画像から抽出された値である。なお、テンプレートマッチング法において、テンプレートに似たパターンを探索する手法としては、最短距離法・SSDA(Sequential Similarity Detection Algorithm)・相関法・統計的手法等がある。本発明では高速性も兼ねそろえたSSDAを用いた。しかし、SSDAではパターンが大きく変化した場合にテンプレートがエッジの少ないエリアに外れる。これを防ぐため、テンプレート内のエッジ情報の加算値と参照パターンのエッジ情報の加算値との差の絶対値をSSDAを実行時の誤差に加えている。
【0039】
また、本手段ではテンプレ−トの消滅がある。各テンプレートは位置変更時に算出される移動ベクトルが同一のテンプレートが複数存在する場合には該当のテンプレートは消滅対象となる。
【0040】
次に、テンプレート処理手段5の内部のブロック構成図を図4に示す。テンプレート処理手段5は、エッジ抽出処理手段11、テンプレート生成・位置変更処理手段14、テンプレートマッチング処理手段12、エッジ特徴処理手段13およびテンプレート後処理手段15により構成される。
【0041】
処理の流れを以下に説明する。
エッジ抽出手段11は、入力手段1から入力されるカメラ映像104をフレーム毎にエッジ抽出処理を行う。このエッジ抽出手段で得られた情報は、テンプレートの現在の位置を中心に決められた範囲でマッチング処理手段12による前述したマッチング処理やエッジ特徴処理手段13でエッジ特徴処理を施される。エッジ特徴処理では前述したようにテンプレート内のエッジ値の合計値とエッジ画像のテンプレートが合わせられる領域のエッジ値の合計値との差を行う処理等のエッジパターンとテンプレートが持つパターンとのマッチングが行われる。テンプレートマッチング処理とエッジ特徴処理の誤差は、テンプレート後処理手段15で加算され、加算値が最も少ない位置にテンプレートは更新される。
【0042】
また、形状情報抽出処理手段4からの得られた動領域の位置やサイズ情報とその類似度は、テンプレート生成・位置変更処理手段14に入力され、類似度が適当な閾値以上の場合については図3で示した処理が施される。類似度が適当な閾値よりも大きい場合にはこの手段での処理が優先される。なお、テンプレート後処理手段15では前述したテンプレートの消滅処理を行う。
【0043】
次に、本発明におけるテンプレート処理手段5のテンプレートの構造を図5に示す。テンプレートは、生成される時に以下の属性とテンプレートが生成された場所のエッジパターンを持つようにつくられる。つまり、テンプレートには、テンプレートの通し番号、テンプレートの映像内の現在位置、変更前の位置、対象物体(これは対象物体の識別子である。)、減点flag、静/動flag、更新回数およびエッジパターンである。
【0044】
各属性について以下に説明する。各テンプレートは現在の画像上の座標と前回の座標とを保持している。前回の座標を保持するのは、移動量ベクトルを求めるためである。移動量ベクトルは同一方向に動くテンプレートを見付けるためのもので、同一方向に連続して動くテンプレートは消滅対象となる。更新回数は生成時点で0が設定され、更新される度に1ずつ増える。更新回数はテンプレートの強度を示す値でもあり、この値が低いものは消滅対象になりやすい。減点flagは移動量ベクトルが同一方向に動くテンプレートが2枚以上あった場合にonとなり、後述する処理で更新回数が減少されるか、消滅処理が行われる。静/動flagは類似度が適当な閾値以上を示す領域を示すテンプレートについてonとなる。このflagにより更新時のテンプレートの更新の割合を変える。
【0045】
テンプレートの更新方法を説明する。基本的には前回のテンプレートの画素値と新たにマッチングしたパターンの画素値との重み付き加算により行う。ここで、はテンプレート内座標の新しい画素値、は前回までのテンプレート画素値、はテンプレートがマッチングしたパターンのテンプレート内画素値である
【0046】
つまり、対象物体が静止状態に近いときに更新量を増やす。更新を行った場合、消滅flagがOFFであれば更新回数が+1される。
【0047】
最後にテンプレートの消滅について説明する。前述した移動量ベクトルが同一のテンプレートが複数存在する場合に消滅flagをONとする。消滅flagがONの場合、テンプレート更新時に更新回数を次のように変更する。
【0048】
更新回数 > T1 の場合 更新回数 = T2
T1 > 更新回数 > T2 の場合 更新回数 = T3
更新回数 T3 の場合 消滅
ここで、T1、T2、T3 T1>T2>T3 の関係がある。従って、3回連続して消滅flagが立つ場合にはテンプレートを消滅させる。なお、テンプレートの対象物体(対象の識別子)は、屋外シーンのように人物や車両の判別が必要な場合に使用する。
【0049】
統合処理手段6は、各カメラ映像処理系7〜9を前述した処理にて生成されたテンプレートの位置を多視点的な手法にて統合を行っている。具体的な例を図6に示す。図6において、カメラ1とカメラ2は、ほぼ同一の観測エリアを違う角度から撮影している。このとき、カメラ1の映像とカメラ2の映像はそれぞれテンプレート処理にて移動物体を追跡している。この追跡はテンプレートにて行っており、テンプレートの位置は対象の一部(人の場合には頭部)を示す。このため、カメラが実空間に対してどの様に設置されているか既知の場合でも対象物体の床面の位置(人の場合には足元位置)が正確に求められない。そこで、形状情報抽出処理手段4で示したように、人物の高さhは、人物の動領域の下端のY座標Ybottomとの関係は一次式で近似できるので、各カメラ映像内のテンプレートの中心点から、その中心点を床面方向に垂直に延ばした点で対象の推定ボトム位置をこの一次式から近似的に推測することができる。
【0050】
例えば、図6においては、カメラ映像1(図6(a))ではテンプレートの中心点A、対象の推定ボトム点B、カメラ映像2(図(b))ではカメラ映像1のA、Bに対応する点としてA`、B`となる。この各映像から抽出された各点をカメラの設置位置が既知とすると映像歪みがそれ程大きく無い場合には線形の式にて変換できる。
【0051】
図6の右側に対象のトレースを行う実空間のイメージ図(図6(c))を示す。この実空間においてA、B点およびA`、B`点を繋いだ直線を実空間にプロットする。この場合には、各映像のテンプレート処理が正確に行われていると仮定すると、対象物体が2台のカメラを結ぶ線上にある場合を除けば、対応する対象物体の実空間の位置に交点を持つことが幾何学的に証明できる。そこで、この交点を対象物体の実空間の位置とすることができる。
【0052】
出力処理手段10は、統合処理手段6で交点を求めた後、時間軸に従って、過去に存在した対象物体の位置と交点との最短距離による対応付けを行いながら実空間の位置をプロットすることにより各対象物体のトレースが行える。テンプレートマッチング処理では、必ずしもテンプレートの位置が正確に対象物体の位置を示していない場合も存在するが、最短距離による対応付けにてロバスト性を確保している。また、交点が定まらない場合や複数の対象物体が存在した場合に架空の交点が発生する可能性があるが、過去の履歴を用いた対応付けにて処理を行っている。
【0053】
次に、本発明の具体例を以下に説明する。
図1の実施例としては、室内での人物の監視を行うシステムがある。このとき、一台のカメラでは正しく人物を抽出して追跡するが難しい場合が多々ある。例えば、床面積が大きかったり、机等で対象物体の下部が隠蔽したり、床面に対象の映り込みや影があったりする場合である。そこで、2台以上のカメラを設置し、複数の移動物体の追跡を自動生成型のテンプレートマッチング法を用いて多視点的な移動物体情報の統合・同定処理することにより、精度が高く、簡易なシステムが実現できる。
【0054】
また、屋外の映像監視システムでは広域の監視エリアでの車や人などの混在する場面が多い。この場合にも、2台以上のカメラを設置し、複数の移動物体の追跡を自動生成型のテンプレートマッチング法を用いて多視点的な移動物体情報の統合・同定処理することにより、精度が高く、簡易なシステムが実現できる。
【0055】
また、図2に示したように幅はそれ程広く無いが、横に広く伸びた高速道路や一般道における監視システムではカメラの設置を図2に示すようにしながら規則的に監視エリアを重複して撮影し、その撮影した映像を用いて複数の車の追跡を自動生成型のテンプレートマッチング法を用いて多視点的な車情報の統合・同定処理することにより、精度が高く、簡易なシステムが実現できる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、自動監視システムなどにおける移動物体の追跡に自動生成型のテンプレートマッチング法を用いて多視点的な移動物体情報の統合・同定処理することにより動画像処理の特徴を生かした簡易な処理で、精度の高い移動物体の追跡を行うことができ、自動生成型のテンプレートマッチング法により対象物体の重なりや停止物体の位置を簡単に求められるために簡易な処理で、精度の高い移動物体の追跡を行うことができる。
【0057】
また、ステレオ処理に見られるパターンマッチングの難しさや非効率性を省略できる。さらに、カメラの設置位置を分散させて広い区域の観測ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の移動物体抽出装置のブロック構成図
【図2】本発明の実施の形態1の移動物体抽出装置における複数カメラの配置例図
【図3】本発明の実施の形態1の移動物体抽出装置のテンプレート処理手段における生成時や位置変更時におけるテンプレートの探索例を示す図
【図4】本発明の実施の形態1の移動物体抽出装置のテンプレート処理手段のブロック構成図
【図5】本発明の実施の形態1の移動物体抽出装置のテンプレートの構造図
【図6】本発明の実施の形態1の移動物体抽出装置の統合処理手段の処理例を示す図
【符号の説明】
1 入力手段
2 動領域抽出手段
3 ラベリング処理手段
4 形状情報抽出処理手段
5 テンプレート処理手段
6 統合処理手段
7、8、9 カメラ映像処理系
10 出力処理手段
11 エッジ抽出処理手段
12 マッチング処理手段
13 エッジ特徴処理手段
14 テンプレート生成・位置変更処理手段
15 テンプレート後処理手段

Claims (16)

  1. 複数のカメラ映像を入力し、そのカメラ映像で撮影できる観測区域の移動物体を追尾する装置において、カメラ映像を入力する入力手段と、前記の入力手段から得られた映像データから動領域を検出する動領域抽出手段と、前記の動領域抽出手段から得られた動領域から各動領域別に領域のサイズや画素数の動領域の情報を検出するラベリング処理手段と、前記ラベリング処理手段より検出された各動領域の情報を用いて、その動領域対象とする移動物体との類似度を抽出する形状情報抽出手段と、前記類似度に基づいて前記入力手段から得られた映像データと前記形状情報抽出手段から得られた動領域の情報から、探索範囲に既にテンプレートが存在する場合には最も近いテンプレートを更新し、その範囲にテンプレートが存在しない場合はテンプレートを生成し、そのテンプレートの情報を移動物体の情報として出力するテンプレート処理手段とを備えたカメラ映像処理系と、前記複数のカメラ映像処理系からの情報を統合する統合処理手段と、前記統合処理手段から得られた移動物体の位置や分類情報を処理して出力する出力処理手段より構成される移動物体抽出装置。
  2. 複数のカメラで撮影される観測区域は、どの区域も2台以上のカメラ映像により重複して撮影されていることを特徴とする請求項1記載の移動物体抽出装置。
  3. 複数のカメラを設置する場合に4台を一組として、これらのカメラをカメラ1、カメラ2、カメラ3、カメラ4とした場合に、カメラ1とカメラ2およびカメラ3とカメラ4を並列又は内側に向いた方向に、カメラ1、2とカメラ3、4は対向に設置しながら、どの観測区域も2台以上のカメラ映像により重複して撮影できるようにカメラを増やしてゆくことを特徴とする請求項1または2記載の移動物体抽出装置。
  4. 入力手段が、可視カメラや赤外線カメラまたはそれらの組み合わせによることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の移動物体抽出装置。
  5. 統合処理手段では、各カメラ映像処理系のテンプレート処理手段からテンプレートの位置、テンプレートの対象分類、テンプレートの通し番号およびテンプレートの位置に存在する対象の映像内における領域の推定下限位置情報を用いて観測区域の移動物体の位置を算出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の移動物体抽出装置。
  6. 統合処理手段では、各カメラの観測空間における設置位置と映像内の画素と観測空間の平面位置の写像関数が既知であり、各映像処理系のテンプレート処理で抽出されたテンプレートの中心点Aとそのテンプレートが示す対象領域の推定下限点Bを観
    測空間の平面位置にプロットし、点Aと点Bを直線で結ぶ。そして、複数の映像処理系から得られる前記の直線の交点を対象物体の位置候補とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の移動物体抽出装置。
  7. 統合処理手段から得られた対象物体の位置候補とそれまで得られた対象物体の位置およびテンプレートの対象分類の情報を用いて観測空間における最短距離処理にて対応付けを時間軸に従って行うことを出力処理手段で行うことを特徴とする請求項6記載の移動物体抽出装置。
  8. テンプレート処理手段は、カメラ映像から2次元フィルタ処理を行い、抽出したエッジ映像データ基づいてテンプレートを生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の移動物体抽出装置。
  9. 形状情報抽出手段は、ラベリング処理手段より抽出された各動領域別の領域の大きさを示す画素数や領域のサイズより対象とする物体の類似度を計算し、その類似度に基づいて、対象物体を示すテンプレートを生成する位置情報を抽出することを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の移動物体抽出装置。
  10. 形状情報抽出手段から抽出される類似度は、人間と車などの複数の対象物体の類似度を算出することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の移動物体抽出装置。
  11. テンプレート処理手段では、テンプレートの生成時にテンプレートの属性を示すために、テンプレートの番号、テンプレートの生成時に対象物体が何であったかを示す対象物体、テンプレートの現在の位置、位置更新をした場合の元の位置、更新した回数を示す更新回数、テンプレートが消滅対象となった場合に消滅を示す消滅フラグおよびテンプレートの内容を示すTXS*TYSの画素値(TXS、TYSはテンプレートの大きさを示す)を持つように設定することを特徴とする請求項記載の移動物体抽出装置。
  12. テンプレート処理手段では、テンプレートの生成は、形状情報抽出手段より抽出された類似度が所定の閾値以上の場合にテンプレートの属性を設定したテンプレートを生成させることを特徴とする請求項1または11記載の移動物体抽出装置。
  13. テンプレート処理手段では、テンプレートの生成は、形状情報抽出手段より抽出された類似度が所定の閾値以上の場合にテンプレートの生成する適切な位置を形状情報手段より抽出されたテンプレート設定位置にテンプレートを生成させることを特徴とする請求項1または12のいずれかに記載の移動物体抽出装置。
  14. テンプレート処理手段では、抽出された動領域において形状情報抽出手段より抽出された類似度が所定の閾値以上の場合に、その動領域の周辺を探索して、対象となる物体と同一のテンプレートが存在する場合には、そのテンプレートの位置を更新し、テンプレートの内容を移動した位置の画素値に入れ替えることを特徴とする請求項1または11乃至13のいずれかに記載の移動物体抽出装置。
  15. テンプレート処理手段では、入力手段から映像信号が転送される毎に、テンプレートの位置更新がされないテンプレートについては、テンプレートの現在の位置を中心にテンプレートマッチング処理を実行し、誤差が最も少ない位置にテンプレートを移動し、テンプレートの属性を示す更新回数を加増し、移動前の位置を元の位置に設定することを行うことを特徴とする請求項1または11乃至14のいずれかに記載の移動物体抽出装置。
  16. テンプレート処理手段では、入力手段から映像信号が転送される毎に、全てのテンプレートに対して、位置更新の処理を行った後に、テンプレートの動きベクトルを求めて、同一の動きベクトルをもつテンプレートが複数存在した場合には、その複数のテンプレートのなかから位置や更新回数に応じて、一つのテンプレートに消滅フラグを立てて、消滅対象となったことを示し、この消滅フラグが立っているテンプレートが連続して消滅対象となった場合には、このテンプレートを消滅させることを特徴とする請求項1または11乃至15いずれかに記載の移動物体抽出装置。
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