JP3577753B2 - 文書レイアウト方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、文書の内容および配置を階層的に管理されている文書のレイアウトを行う文書レイアウト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の文書レイアウト方式においては、テキスト、図表、グラフ、イメージなどの文書データを所望の領域に配置する際には、それぞれの文書データ間の参照関係を記憶しておき、参照関係にある文書データを近傍に配置することで、文書レイアウトを行い、画面イメージを作成していた。
【0003】
このような従来の文書レイアウト方法の例としては、特開平1−177158号公報がある。
【0004】
図9は、従来の文書レイアウト処理のフローチャートである。図9に示されるようなフローチャートにしたがってレイアウト処理を行う文書レイアウト方法は、次のように行われる。
【0005】
描写する文書データをセットし(S91)、セットした文書データに参照関係があるか否かを判定し(S92)、参照関係がある場合には参照関係にある文書データをレイアウト規則にしたがって配置する位置を決定する(S93)。文書データを配置し、配置した文書データが指定領域内(例えば頁)に配置されたかを判定し(S961)、配置されていなければ配置できなかった文書データを次の頁に配置し(S962)、配置した文書データが図表やイメージデータであった場合には(S963)、次から描写する頁を次の頁に設定する(S964)。描写する文書データがまだ存在するならば(S95)、上記の処理を繰り返し行う。以上の処理により、例えばテキストと図表のような参照関係を持つ文書のレイアウトを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、例えば1頁目に図形を参照する文書データが配置されており、その文書データと参照関係にある図形も1頁目に配置されている場合に、2頁目にその図形と参照関係にある文書データを新たに配置する時には図形が既に配置済みであるために、この文書データと図形は参照関係にあるにもかかわらず近傍に配置されなかったり、1頁目に参照関係にある文書データが配置されており、その文書データと参照関係のある図形を配置する場合に、その図形がその頁に収まりきれない場合には、図形のみが次の頁に配置されるという欠点があった。
【0007】
上記従来の問題点に鑑み、本発明は、他の文書データと参照関係が存在する文書データを配置する場合に、参照関係のある文書データを近傍に配置することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明における自動レイアウト方法は、これから配置する文書データに参照関係があるか否かを照合し、参照関係にある文書データが近傍に配置されていなければこれを配置し、配置規則によって配置した文書データが指定領域に収まらなかった場合に、指定領域内の文書データの移動領域を決定し、この移動領域を移動する手順を備える。
【0009】
【作用】
本発明によれば、これから配置する文書データに参照関係があるか否かを照合し、参照関係にある文書データが、これから配置する文書データの配置位置の近傍に配置されていない場合には、参照関係にある文書データを近傍に配置し、レイアウト規則にしたがって配置された文書データが、指定領域に配置されていない場合には、参照関係にある文書データ同士が近傍に配置されるように移動する領域を決定し、その領域を移動させる。
【0010】
したがって、他の文書データと参照関係が存在する文書データを配置する場合に、参照関係のある文書データを近傍に配置することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1〜図8を用いて詳細に述べる。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0012】
図2は、端末のハードウエア構成を示すものである。CPU24は外部記憶装置26などに格納されたシステムプログラムにしたがって端末の各種動作を制御するもので、その周辺デバイスとして、ディスプレイ110、ビデオRAM22、キーボード23、主記憶装置25、外部記憶装置26が接続されており、CPU24はこれらの入出力動作を制御する。ビデオRAM22はディスプレイ110に表示する画像データを記憶する。キーボード23は、キーボード23上のキーが操作されると、その操作キーに対応するキーのコードをCPU24に与える。
【0013】
図1は、本発明におけるシステム構成を示すものである。主記憶装置25は、文書データ間の参照関係を記憶する参照関係記憶手段11と、文書の階層構造の管理データを記憶する文書管理データ記憶手段12と、文書の内容を記憶する文書内容記憶手段13と、レイアウト規則19を記憶するレイアウト規則記憶手段17を格納することができる。文書内容記憶手段13は、外部記憶装置26に記憶されている、テキストや画像データなどの文書データの集まりである文書18を主記憶装置25に読み込んで内容を保持する。レイアウト規則記憶手段17は、外部記憶装置26に記憶されている、文書データの配置規則を記憶したレイアウト規則19を主記憶装置25に読み込んで内容を保持する。文書配置手段16は、文書内容記憶手段13に記憶された文書を、レイアウト規則記憶手段17に記憶されたレイアウト規則19と、配置関係判定手順14の結果にしたがって配置する。文書配置手段16により配置された文書データは、領域移動手順15の処理の後、ディスプレイ110に表示される。
【0014】
図4は本発明におけるデータ構造、図5はデータ構造の階層構造を示すものである。
【0015】
本発明におけるデータ構造は、文書木51を親として、文書の論理的構造を管理する文書構造木52と、文書の配置的構造を管理するレイアウト構造木55から構成されている。
【0016】
文書構造木52は、文書の論理的構造を記憶する木構造の最上位の階層であり、この下の階層として、例えば章や節といった意味的にまとまりのある意味文書構造531、532から構成されており、この階層は意味文書構造階層53として扱われる。
【0017】
意味文書構造531は、その下の階層として、例えばテキスト、図表、イメージデータから構成される文書構造541〜546から構成されており、この階層は文書構造階層54として扱われる。
【0018】
意味文書構造531は、図4(a)で示されるように、章や節といった意味文書構造の文書タイプの名称、文書の構造からみて次に現れる意味的文書構造を示す、次の意味文書構造532の記憶場所のアドレス、文書の構造からみて1つ前に現れる意味文書構造を示す前の意味文書構造の文書構造の記憶場所のアドレス(この場合前の意味文書構造が存在しないので自分自身の記憶場所のアドレス)、子の文書構造541の記憶場所のアドレスを記憶するデータ構造を持っている。
【0019】
文書構造542は、図4(b)で示されるように、テキストや図表、イメージといった文書タイプの名称、次の文書構造543の記憶場所のアドレス、前の文書構造541の記憶場所のアドレス、他の文書構造と参照関係にあるか否かのフラグ、図4(f)に示される文書内容の記憶場所のアドレスを記憶するデータ構造を持っている。
【0020】
文書データの参照関係を記憶する参照関係構造59は、図4(e)で示されるように、参照関係を一意に識別するための参照関係番号、次の参照関係構造の記憶場所のアドレス、この参照関係構造59に登録する文書構造の記憶場所のアドレス、参照関係構造59と参照関係にある文書構造の記憶場所のアドレスを記憶するデータ構造を持っている。
【0021】
レイアウト構造木55は、文書の配置的構造を管理する木構造の最上位の階層であり、この下の階層として1画面に描写した領域の情報を管理する頁構造581と582を持っており、この階層構造は頁構造階層58として扱われる。
【0022】
頁構造581は子として意味文書構造531、534を描写した領域に関する情報を意味レイアウト構造561、562として持っており、この階層は意味レイアウト構造階層56として扱われる。
【0023】
意味レイアウト構造561は、子として論理構造541〜544を描写した領域に関する情報をレイアウト構造571〜574を持っており、この階層はレイアウト構造階層57として扱われる。
【0024】
意味レイアウト構造561は、図4(c)で示されるように、描写した意味論理構造のタイプの名称、次の意味レイアウト構造562の記憶場所のアドレス、前の意味レイアウト構造の記憶場所のアドレス、子のレイアウト構造571の記憶場所のアドレスを記憶するデータ構造を持っている。
【0025】
頁構造581は、意味レイアウト構造と同じデータ構造を持つが、描写した意味文書構造のタイプの名称の代わりに頁名を、次の意味レイアウト構造の記憶場所のアドレスの代わりに次の頁構造582の記憶場所のアドレスを、前の意味レイアウト構造の記憶場所のアドレスの代わりに前の頁構造の記憶場所のアドレスを、子のレイアウト構造の記憶場所のアドレスの代わりに子の意味レイアウト構造を記憶するデータ構造を持っている。
【0026】
レイアウト構造571は、図4(d)で示されるように、描写した論理構造のタイプの名称、次のレイアウト構造572の記憶場所のアドレス、前のレイアウト構造の記憶場所のアドレス、論理構造541を描写した領域、このレイアウト構造に対応する論理構造541の記憶場所のアドレスを記憶するデータ構造を持っている。
【0027】
図3は、本発明の全体の処理手順を示すフローチャートである。レイアウト規則19を外部記憶装置26から読みだしレイアウト規則記憶手段17に記憶し(S31)、レイアウトの対象となる文書18を外部記憶装置26から読みだし文書内容記憶手段13に記憶する(S32)。
【0028】
文書内容記憶手段13に記憶された文書データは、文書構造木52を最上位の階層とする階層構造として分類され、この階層構造が文書管理データ記憶手段12に記憶される(S33)。
【0029】
また、文書データ同士の参照関係は参照関係の元(例えば、「図1を参照」というテキストを含む文書構造)の記憶場所のアドレスと、参照関係の先(例えば、「図1」で示される文書構造)の文書構造の記憶場所のアドレスを記録することで行われ、このデータは参照関係記憶手段11に記憶される(S34)。
【0030】
以上の処理の後、文書レイアウト手順(S35)により文書レイアウト処理を行う。
【0031】
図6は、文書レイアウト手順(S35)の処理手順を示すフローチャートである。以下、図6を用いて文書レイアウト手順(S35)の詳細な説明を行う。
【0032】
まず、描写を行う画面の領域のデータを記憶する頁構造581をレイアウト構造木55の子として作成し、記憶する。
【0033】
次に、文書管理データ記憶手段13に記憶された階層構造にしたがって、描写する文書構造を決定し(S61)、この文書構造の配置位置を、レイアウト規則19と、頁構造581内の下位階層にあるレイアウト構造の領域を元に配置可能な位置をレイアウト構造の領域にマージンを付加することで決定し、この文書構造の文書が記憶されている文書内容記憶手段13のアドレスの文書内容を読みだし、この文書内容を描写すると同時に、この文書構造に対応するレイアウト構造をレイアウト構造木55を最上位階層とする階層構造をなすようにレイアウト構造を作成し、作成したレイアウト構造に描写した領域を記録する(S62)。
【0034】
配置した後、指定した領域に収まったか否かを判定し(S681)、収まっていなかった場合には、レイアウト規則19に基づいて、収まらなかった領域を移動して再配置するための移動領域を、次のようにして決定する。
【0035】
<1>指定領域内のレイアウト構造の領域を参照し、それぞれのレイアウト構造間のマージンを詰めることで収まりきれなかった領域を格納できるか否かを判断し、格納できる場合はそれぞれのレイアウト構造を、マージンを詰める量だけ移動し、レイアウト構造に記憶された領域を移動した量だけ変更し、収まりきれなかったレイアウト構造を指定領域内に収める。
【0036】
<2><1>によって収めることができない場合は、指定領域を2つに分割し次の領域(例えば次頁)に移動する。
【0037】
移動領域の決定は、指定領域内にあるレイアウト構造を頁のレイアウト構造木55から階層構造にしたがって検索を行い、意味レイアウト構造561と意味レイアウト構造562が存在するので移動領域は意味レイアウト構造562を次の頁に移動することにし、これを移動領域とする。
【0038】
移動に際して新しい頁構造582を作成し、移動する領域の意味レイアウト構造も複製して頁構造582の子として移動する。その時、意味レイアウト構造562の子であるレイアウト構造575、576が意味レイアウト構造561の子であるレイアウト構造571〜574との間に参照関係があれば、S63〜S66の処理によりこれを配置する。
【0039】
また、頁構造581に意味レイアウト構造561の1つしかない場合には、この子であるレイアウト構造571〜574のいずれかの位置で移動領域を決定する。
【0040】
レイアウト構造571〜574の間に参照関係が存在していれば、互いに参照関係にあるレイアウト構造を同じ頁に配置するように移動領域を決定する。例えば、レイアウト構造573、574に参照関係が存在すれば、この2つのレイアウト構造を同じ頁に配置するように、レイアウト構造572とレイアウト構造573の間で領域を2つに分割する。すなわち、移動領域はレイアウト構造573とレイアウト構造574に記憶されている領域である。
【0041】
以上<1><2>の処理により、移動する領域を決定する(S682)。移動が決定した領域は、指定された位置に配置される(S683)。領域移動が<1>の処理によるものであれば、次からの配置位置は現在の頁構造581で管理される領域のままであり、<2>の処理によるものであれば(S684)、描写対象が頁構造581から頁構造582に移動したので、先に述べた領域移動によって頁構造581に生じる空白領域に、今後文書構造を配置すると、文書構造木52で示される文書の構造が崩れるので、以降は配置を行わないようにするため、次からの描写位置を領域を移動した頁構造582で管理される領域に設定する(S685)。
【0042】
以上の処理の後、描写した文書構造に参照関係が存在するか否かを文書構造の参照関係の有無のフラグから判別する(S63)。
【0043】
参照関係が存在する場合に、参照関係先の文書構造が既に描写されているか否かを、文書構造と参照関係記憶手段11に記憶されている参照関係構造59のうち、文書構造の記憶場所のアドレスが、現在セットされている文書構造と一致する参照関係構造59を検索し、検索した参照関係構造59に記憶されている、参照関係先の文書構造の記憶場所のアドレスを得る。
【0044】
得られたアドレスに記憶されている文書構造が既に配置されているか否かを、レイアウト構造木55から階層構造にしたがって、レイアウト構造をたどり、レイアウト構造に記憶されている文書構造の記憶場所のアドレスと一致するものを検索する。
【0045】
アドレスが一致しているレイアウト構造があれば、以前に描写されていると判定し(S64)、このレイアウト構造が現在セットされている文書構造を描写した頁と同一頁に配置されているか否かを判定し(S65)、同一頁に配置されていなければレイアウト規則19にしたがってこのレイアウト構造に記憶されている領域を、配置した文書構造の配置位置の近傍に配置する(S66)。配置した後、S681〜S685の処理を行う。
【0046】
文書管理データ記憶手段13に記憶された階層構造の末端に至るまで、以上の処理を繰り返す。この結果がディスプレイ110に表示される。
【0047】
以下、データ例を用いて本実施例の処理動作の説明を行う。
図7(a)〜(d)は、本実施例のデータ例を示すもので、図7(a)はレイアウト規則19の例、図7(b)は文書18の例、図7(c)は文書18の文書構造の例、図7(d)は文書18のレイアウト構造の例である。
【0048】
図7(b)で示される文書は、7b1、7b2、7b3、7b4、7b5から構成されている。7b1は参照関係を持たない2つの文書から構成される意味的構造、7b2は参照関係が存在する2つの文書から構成される意味的構造、7b3は参照関係をもつ文書を含む2つの文書から構成される意味的構造、7b4、7b5は図である。7b2は7b4および7b5と、7b3は7b4と参照関係を持っている。
【0049】
図7(b)で示される文書は、文書内容記憶手段13と文書管理データ記憶手段12により、図7(c)で示されるような文書構造木を構成する。
【0050】
7c1は文書構造木の元であり、意味的構造7b1は、7c21により管理され、意味的構造7b1の構成要素である2つの文書は、それぞれ文書構造7c31、7c32として管理される。
【0051】
文書内容は、文書内容記憶手段13により文書構造7c31に対応するものは文書内容7c311として、文書構造7c32に対応するものは文書内容7c321として記憶されている。他の文書7b2、7b3、7b4、7b5についても同様の処理がなされ、文書構造木が生成される。
【0052】
参照関係構造は、上記処理により生成される文書構造木から、参照関係にある文書の関係を記録し、参照関係記憶手段11により記憶される。文書構造7c33は、対応する図(7b4)の文書構造である7c34との間に参照関係が存在するので、参照関係構造7c41に、参照関係の番号、参照関係元である文書構造7c33の記憶場所のアドレス、参照関係先である文書構造7c34の記憶場所のアドレスを記憶する。文書構造7c35と7c36、文書構造7c38と7c34についても同様の処理を行い、参照関係構造7c42と7c43に記憶する。
【0053】
描写処理は、まず文書構造木7c1の第一の子である意味文書構造7c21から行われ、意味文書構造7c21の第一の子である文書構造7c31が描写する文書構造となる。
【0054】
文書構造7c31の文書内容7c311が文書内容記憶手段13から読み出され、図7(a)で示されるレイアウト規則19により記述された配置規則にしたがって描写する位置を決定する。
【0055】
意味文書構造7c21に対して描写が行われるので、レイアウト構造木7d0の子としてまず1頁目として頁構造7d11を作成し、記憶する。この頁構造の子として、意味文書構造7c21に対応する意味レイアウト構造7d21を作成し、文書管理データ記憶手段12に記憶し、現在の描写する文書構造7c31に対応するレイアウト構造7d31を記憶する。
【0056】
配置位置は、横軸にx座標、縦軸にy座標を持つ2次元座標で表され、描写する頁の左上を原点とし、横軸は右方向、縦軸は下方向をそれぞれ正とする座標にしたがって決定される。例えば原点から横方向に10、縦方向に10の位置の座標は(10、10)として表現される。
【0057】
文書構造7c31は参照関係を持っていないので、頁の先頭にマージンを付加した(10、10)の位置から配置し、この位置から描写した文書構造7c31の領域の最大座標が(200、100)であった場合、この領域情報は、レイアウト構造7d31に記憶される。次に、文書構造7c31の次の文書構造である文書構造7c32についても同様の処理を行い、レイアウト構造7d32を記憶する。
【0058】
意味文書構造7c21の子の文書構造の描写が終了したので、次に意味文書構造7c21の次の意味文書構造7c22に描写処理が移り、意味文書構造7c22の第一子である文書構造7c33が描写する文書構造になる。
【0059】
意味文書構造7c22に対して描写が行われるので、意味文書構造7c22に対応する意味レイアウト構造7d22を意味文書構造7c21の次の意味レイアウト構造として文書管理データ記憶手段12に記憶し、現在の描写する文書構造7c33に対応するレイアウト構造7d33を意味レイアウト構造7d22の子として記憶する。
【0060】
文書構造7c33を描写し、レイアウト構造7d33に描写した領域を記憶する。文書構造7c33は、参照関係を持っているので、参照関係構造7c41から対応する文書構造の記憶場所のアドレス(この場合文書構造7c34)を得、このアドレスと同じアドレスを文書構造のアドレスとして記憶しているレイアウト構造をレイアウト構造木7d0から順次検索する。
【0061】
文書構造7c33に対応する文書構造7c34はまだ描写されていないためレイアウト構造が存在しないので、検索結果は該当無しとなり、レイアウト規則7a1の1)に該当する。ついで文書構造7c34を描写するが、文書構造7c34は文書構造7c33と参照関係にあるので、レイアウト規則7a1の3)によりレイアウト構造7d33の下に描写される。
【0062】
文書構造7c35も同様の処理を行って配置し、文書構造7c36を配置した時に、文書構造7c36の配置結果が領域に収まらなかった場合に、次に示す領域移動処理が行われる。ここで、図8(a)は、領域移動処理の様子を示す図である。
【0063】
<1>レイアウト構造7d31、7d32、7d33、7d34、7d35の領域から、それぞれの領域間の間隔を詰めることで、溢れた領域を詰められるか否かを判定し、今回の例では詰められないものとする。
【0064】
<2>したがって、この頁を分割する必要があるので、参照関係構造から参照関係にある文書構造は7c33と7c34、7c35と7c36であることが得られ、これらに対応するレイアウト構造はそれぞれ7d33と7d34、7d35と7d36であることが解る。
【0065】
この2つの参照関係のうち、移動領域が少なくて済むレイアウト構造7d35と7d36を移動することにし、移動領域はレイアウト構造7d35の開始点(10、600)からレイアウト構造7d36の終了点までとなり、図8(a)に示すように、次の頁に移動される。
【0066】
レイアウト構造7d35と7d36は現在の頁から次の頁に移動したので、頁構造7d11の次の頁構造として新しい頁構造7d12を作成し、その子としてレイアウト構造7d35と7d36の親であった意味レイアウト構造7d22を複製し、レイアウト構造7d33と7d34を子から除いて、レイアウト構造7d35と7d36を子として記憶し、レイアウト構造7d35と7d36が移動した領域を記録する。
【0067】
また、意味レイアウト構造7d22は、子のレイアウト構造が7d33と7d34だけとなり意味レイアウト構造7d22の領域から移動したレイアウト構造7d35と7d36を除いた領域が記憶される。
【0068】
同様の処理で、文書構造7c37まで描写したものとする。
文書構造7c38を描写し、レイアウト構造7d38に描写した領域を記憶する。文書構造7c38は参照関係を持っているので、参照関係構造7c43から対応する文書構造の記憶場所のアドレス(この場合文書構造7c34)を得、このアドレスと同じアドレスを文書構造のアドレスとして記憶しているレイアウト構造をレイアウト構造木7d0から順次検索する。
【0069】
文書構造7c38と参照関係にある文書構造7c34は描写されておりレイアウト構造7d34として記憶されている。したがって、レイアウト規則7a1の1)に該当するので、このレイアウト構造7d34をレイアウト構造7d39として複製して配置する必要がある。
【0070】
ここで、図8(b)は、参照関係にある図の複製配置の様子を示す図である。図8(b)に示すように、レイアウト構造7d34の領域を複製し、文書構造7c38の配置位置の近傍に配置する。この時、レイアウト構造7d34とは別に、複製した領域を記憶するためにレイアウト構造7d39を作成し、配置した領域を記録して、これをレイアウト構造7d38の次のレイアウト構造として記憶する。
【0071】
全ての文書構造を描写したので処理を終了する。以上の処理により、作成された画面がディスプレイ上に表示される。
【0072】
以上説明したように、本実施例の文書レイアウト装置によれば、参照関係のある文書データが同一頁に配置されるため、前の頁に戻る必要が無く、ユーザの操作が不必要で、かつ視線の移動を押さえることが可能となる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、これから配置する文書データに参照関係があるか否かを照合し、参照関係にある文書データが、これから配置する文書データの配置位置の近傍に配置されていない場合には、参照関係にある文書データを近傍に配置し、レイアウト規則にしたがって配置された文書データが、指定領域に配置されていない場合には、参照関係にある文書データ同士が近傍に配置されるように移動する領域を決定し、その領域を移動させることにより、参照関係のある文書データを近傍に配置することができるので、ユーザーが参照関係にある文書データを検索する場合に、文書データは同一頁に配置されているため、前の頁に戻ったりする必要が無く、ユーザーにそのための操作を要求することがなく、かつ視線の移動を押えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における文書レイアウト方法のシステム構成図
【図2】本発明における文書レイアウト方法のハードウエア構成図
【図3】本発明における文書レイアウト方法の全体の処理手順を示すフローチャート
【図4】文書レイアウト方法におけるデータ構造を示す図
(a)は意味文書構造を示す図
(b)は文書構造を示す図
(c)は意味レイアウト構造を示す図
(d)はレイアウト構造を示す図
(e)は参照関係構造を示す図
(f)は文書内容記憶手段13のデータ構造を示す図
【図5】図4に示したデータ構造の階層構造を示す図
【図6】図3に示した文書レイアウト手順の詳細なフローチャート
【図7】実施例を示すためのデータの具体例を示す図
(a)はレイアウト規則19の例を示す図
(b)は文書18の例を示す図
(c)は(b)で示した文書18の文書構造のデータの例を示す図
(d)は(c)で示された文書構造を図6で示した処理の結果得られるレイアウト構造のデータの例を示す図
【図8】実施例を説明するための図
(a)は領域移動手順15により領域の移動が行われる例を示す図
(b)は配置関係判定手順14により参照関係にある図が配置される例を示す図
【図9】従来例を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
11 参照関係記憶手段
12 文書管理データ記憶手段
13 文書内容記憶手段
14 配置関係判定手順
15 領域移動手順
16 文書配置手段
17 レイアウト規則記憶手段
18 文書
19 レイアウト規則
110 ディスプレイ
22 ビデオRAM
23 キーボード
24 CPU
25 主記憶装置
26 外部記憶装置
51 文書木
52 文書構造木
53 意味文書構造階層
531、542 意味文書構造
54 文書構造階層
541〜546 文書構造
55 レイアウト構造木
56 意味レイアウト構造階層
561、562 意味レイアウト構造
57 レイアウト構造階層
571〜576 レイアウト構造
58 頁構造階層
59 参照関係構造
581、582 頁構造
7a1 レイアウト規則の例
7b1〜7b5 文書の例
7c1 文書構造木の例
7c21〜7c23 意味文書構造の例
7c31〜7c38 文書構造の例
7c311〜7c381 文書内容の例
7c41〜7c43 参照関係構造の例
7d0 レイアウト構造木の例
7d11、7d12 頁構造の例
7d21〜7d24 意味レイアウト構造の例
7d31〜7d39 レイアウト構造の例

Claims (1)

  1. 第1の文書データと、前記第1の文書データと参照関係にある第2の文書データとを含む文書のレイアウトを決定する方法であって、
    文書配置手段が、文書内容記憶手段に記憶された前記第1の文書データを、レイアウト規則記憶手段に記憶された配置規則情報に従って、指定ページに配置するステップと、
    配置関係判定手段が、前記第2の文書データが前記指定ページに配置されているか判定するステップと、
    配置されていないと判定された場合に、前記文書配置手段が、前記第2の文書データを前記指定ページに配置するステップと
    を含むことを特徴とする文書レイアウト方法。
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