JP3576456B2

JP3576456B2 - Viscous substance filling device

Info

Publication number: JP3576456B2
Application number: JP2000100453A
Authority: JP
Inventors: 俊哉南; 淳佐久間; 利也橋爪; 隆幸 ▲すぎ▼本; 通夫黒川
Original assignee: House Foods Corp
Current assignee: House Foods Corp
Priority date: 2000-04-03
Filing date: 2000-04-03
Publication date: 2004-10-13
Anticipated expiration: 2020-04-03
Also published as: JP2001278216A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、カレールウ、シチュールウ、各種ソース類、飴等の粘性物質を充填する装置の、粘性物質が通過する通路を開閉するための装置に関し、特に、ノズルや開閉装置に粘性物質が残留しにくい粘性物質充填装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
特開平４−１０２５０３号公報には、液体充填機の滴下防止装置が開示されている。該滴下防止装置は袋等の容器に液体を注入充填する注入器を有し、該注入器の下端にはノズルが設けられ、このノズルを弁ピストンによって開閉している。この滴下防止装置が有する前記弁ピストンの下端には、円錐形の凹部が設けられ、該凹部の最深部には、凹部の内面に沿ってエアーを放射状に噴射する複数の噴射孔が設けられている。注入器に液体が残留しないように、前記噴射孔からエアーを噴射して残留液体を吹き落とす。前記弁ピストンの上側には、弁ピストンが前記ノズルを閉じたときノズルの内周面に係合する補助弁が設けられ、この補助弁をノズルの内周面に圧接させるために、補助弁を下方に付勢するスプリングが取り付けられる。
【０００３】
特公昭５８−２２４０２号公報及び実公平４−２７７６１号公報は、粘性物質等を充填するための充填ノズルに関し、ノズル本体より下方に突設注入管の先端に小径開口部を形成し、前記ノズル本体のシリンダー部内を上下に摺動するピストン部を形成し、前記ピストン部に連接して下端面に凹部を形成したスピンドルの先端を、前記スピンドルが下位にあるとき、前記小径開口部に密嵌合する構成を開示している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開平４−１０２５０３号公報に開示された液体充填機の滴下防止装置においては、ノズル内周面に係合する補助弁と、該補助弁をノズル内周面に圧接させるため下方へ付勢するスプリング弁が設けられるという複雑な構造のために作動不良が起る恐れが高く、また滴下防止装置装置の洗浄を完全に行うのが困難であるという問題もある。その上、シリンダー内を往復運動するピストンの上方から該ピストンが固着された弁棒とシリンダーとの間に充填液体が入れられ、ピストンが摺動するシリンダー内面より上方の領域においては充填液体の排除を行わないため、例えば、カレールウ等の粘性の高い充填液体を充填する場合には、充填液体が弁棒及びシリンダー内壁に付着し、さらには、シリンダー内壁に付着した充填液体がピストンの摺動や補助弁の作動を妨げる恐れもある。
【０００５】
上述した従来の特公昭５８−２２４０２号公報及び実公平４−２７７６１号公報に開示された充填ノズルは、シリンダー内を往復運動するピストンの上方からの該ピストンが固着された弁棒とシリンダーとの間に充填液体が入れられ、ピストンが摺動する前記小径開口部より上方の領域においては充填液体の排除を行わないため、例えば、カレールウ等の粘性の高い充填流体を充填する場合には、充填流体がピストン外面やシリンダー内壁に付着し、さらには、シリンダー内壁に付着した充填流体がピストンの摺動を妨げる恐れもある。
さらに、上記の装置で充填を行うと、容器等に充填された粘性物質の表面にノズルによって形成される環状の模様が浮き出るという問題も起る。
【０００６】
【本発明の目的】
本発明の目的は、ノズルやシリンダーの内面に粘性物質の残留を起こしたり、液垂れを発生することなく、充填量を高精度に制御することができる粘性物質充填装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、容器等に充填された粘性物質の表面にノズルによって形成される環状の模様が浮き出ることのない粘性物質充填装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の粘性物質充填装置は、先端から粘性物質を吐出させる、先端部において内径が一定のシリンダーと、シリンダーの中間部分に開口した流入部と、シリンダーの中で往復運動するスプールとを有し、スプールを往復運動させることによって流入部を開閉し、更に、スプールの先端の充填側先端部には凹部が設けられ、かつ、スプールの先端の外側面の外径がスプールの他の部分よりも小さく形成されたことを特徴としている。
【０００８】
また、本発明において、好ましくは、スプールの先端の充填側先端部を、更に、スプールの長手方向軸線に直交する平面に対して傾斜するように形成する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明による粘性物質充填装置１は、図１に示すように、粘性物質充填通路の開閉装置部分１０を有する。本発明による装置を他の任意の装置と組合せて使用することもできる。尚、本発明は、粘性物質の粘度が、例えば、１０００〜１５０００ｍＰａ・ｓ、とりわけ２０００〜７０００ｍＰａ・ｓである場合に特に有効である。
【００１０】
粘性物質充填装置１は、タンク３０を有し、タンク３０の底部には鉛直方向通路３５に連通した開口が設けられている。鉛直方向通路３５の下端はロータリーバルブ部３２に連通する。ロータリーバルブ部３２は、バルブシリンダー２００と、その中で回転する回転式のバルブ部材２０１とを有し、バルブ部材２０１は、鉛直断面でＴ字形に構成された通路２０２を有する。Ｔ字形の通路２０２は３つの出入開口ＴＡ、ＴＢ、ＴＣを有する。バルブシリンダー２００は、頂部に設けられた頂上開口２１０と、一方の側部に設けられたピストン側開口２２２と、他方の側部に設けられた流入部側開口２２４とを有し、頂上開口２１０は鉛直方向通路３５に、ピストン側開口２２２は供給ピストン２２０に、流入部側開口２２４は流入部３４に夫々連通する。供給ピストン部２２０は供給シリンダー２３０と、その中で往復運動するピストン２３２とを有する。ピストン２３２はクランク機構等（図示せず）を介してエアシリンダー等のピストン駆動装置（図示せず）によって駆動される。
【００１１】
開閉装置部分１０は、シリンダー１００と開閉用ピストン即ちスプール１０２とを有し、シリンダー１００の中間位置には流入部出口３３が設けられ、シリンダー１００は流入部出口３３によって流入部３４と連通する。シリンダー１００の下端部は粘性物質を吐出するノズルを構成する。スプール１０２は、図２に示すように、スプールの上端部１３０でタイロッド１３２に連結される。タイロッド１３２は軸ピン１３４によって軸支されたクランクレバー１３６に連結され、クランクレバー１３６はエアシリンダー等の開閉用駆動装置（図示せず）によって駆動される。
【００１２】
スプール１０２は、図５に示すように、直径２９ｍｍの円柱形であり、下端、即ち充填側先端部１０４には凹部１０６が形成されている。凹部１０６は、好ましくは、頂角が２５゜の截頭円錐形状であり、該截頭円錐の中心軸線がスプールの長手方向中心軸線と一致する位置に設けられる。凹部の深さは、好ましくは、１５ｍｍであり、凹部の底面は、スプールの長手方向軸線に直交する平面で構成される。
【００１３】
更に好ましくは、スプール１０２の外側面の下端部分をスプール１０２の上方部分よりも細くなるように形成する。即ち、図６に示すように、スプール１０２の外側面に段を付け、スプール１０２の下端部付近の外径が、他の部分の外径よりも小さくなるように形成する。好ましくは、スプール１０２の下端、即ち先端から３ｍｍまでの外径が、他の部分の外径よりも１．２ｍｍ小さくなるように形成する。
或いは、スプール１０２の下端部の外側面をテーパの付いた先細形状にしても良い。好ましくは、スプール１０２の下端から３ｍｍの位置からテーパ形状が始まり、スプール１０２の先端で１．２乃至０．６ｍｍ外径が小さくなるように形成する。
【００１４】
更に、スプール１０２の先端の面を、図７に示すように、スプールの長手方向軸線に直交する平面に対して傾斜させても良い。好ましくは、先端の面を、スプール１０２の長手方向軸線に直交する平面に対して４゜乃至１０゜傾斜させる。また、図８に示すように、上記の先端部に段を有するスプール１０２の先端を傾斜させても良い。
スプール１０２の下端部分を上記の形態とすることにより、スプール１０２の先端部分や、シリンダー１００の内面に付着する粘性物質の量を少なくすることができる。更に、上記の形態を採用することにより、容器等に充填された粘性物質の表面にノズルによって形成される環状の模様が残り難くなる。また、上記のスプール１０２の寸法、形状は充填装置の適用に合わせて適宜変更することができる。
【００１５】
次に、本発明による粘性物質充填装置１の作動を説明する。まず、回転式のバルブ部材２０１を回転させ、出入開口ＴＡと頂上開口２１０、及び、出入開口ＴＢとピストン側開口２２２を夫々整合させる。次に、ピストン駆動装置（図示せず）を作動させ、ピストン２３２を後退、即ち図１の右方へ移動させると、タンク３０内の粘性物質は出入開口ＴＡ及び出入開口ＴＢを通って供給シリンダー２３０の中に吸込まれる。次に、バルブ部材２０１を時計回りに９０゜回転させることによって、図１に示すように、出入開口ＴＡとピストン側開口２２２、及び、出入開口ＴＣと流入部側開口２２４を夫々整合させる。ここで、開閉用駆動装置（図示せず）を作動させることによってスプール１０２を図２に示す位置に上昇させる。この状態でピストン２３２を前進、即ち図１の左方に移動させると、供給シリンダー２３０内の粘性物質は、出入開口ＴＡ、出入開口ＴＣ、流入部３４を順に通過してシリンダー１００の開放端から押出され、ノズルの下に配置された充填容器Ｃに充填される。粘性物質が所望の量押出されたならば、開閉用駆動装置（図示せず）を作動させて、スプール１０２を図３に示す位置まで下降させ、流入部出口３３を閉鎖する。次に、スプール１０２を図４に示す位置、即ちスプール１０２の充填側先端部１０４が流入部出口３３の下端よりも少し下にある位置に上昇させる。以上の操作を繰り返して順次充填を行う。
【００１６】
粘性物質が流入部出口３３から押出されるとき、及びスプール１０２を下降させて流入部出口３３を閉鎖するとき、粘性物質はスプール１０２の充填側先端部１０４と接触する。しかし、充填側先端部１０４の凹部１０６及び凹部付近に付着する粘性物質の量は、スプール１０２の表面と粘性物質との間に凹部１０６によって形成される空気層によって極めて少なくなる。また、スプール１０２の先端を先細形状にしたり、先端面を傾斜させることにより、容器等に充填された粘性物質の表面にノズルによって形成される環状の模様が浮き出ることがなくなる。
【００１７】
【発明の効果】
本発明により、ノズルやシリンダー１００の内面に粘性物質の残留を起こしたり、液垂れを発生することなく、充填量を高精度に制御することができる粘性物質充填装置が得られる。更に、本発明により、容器等に充填された粘性物質の表面にノズルによって形成される環状の模様が浮き出ることのない粘性物質充填装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明による粘性物質充填装置を示す。
【図２】図２は通路を開放した本発明による粘性物質充填装置の部分拡大図である。
【図３】図３は通路を閉鎖した本発明による粘性物質充填装置の部分拡大図である。
【図４】図４は、通路を閉鎖した後、スプールを少し上昇させた本発明による粘性物質充填装置の部分拡大図である。
【図５】図５は、シリンダー及びスプールの下端部分の拡大断面図である。
【図６】図６はスプールの下端部分の拡大断面図である。
【図７】図７は他の実施形態におけるスプールの下端部分の拡大断面図である。
【図８】図８は更に別の実施形態におけるスプールの下端部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
Ｃ充填容器
ＴＡ出入開口
ＴＢ出入開口
ＴＣ出入開口
１粘性物質充填装置
１０粘性物質充填通路の開閉装置部分
３０タンク
３２ロータリーバルブ部
３３流入部出口
３４流入部
３５鉛直方向通路
１００シリンダー
１０２スプール
１０４充填側先端部
１０６凹部
１３２タイロッド
１３４軸ピン
１３６クランクレバー
２００バルブシリンダー
２０１バルブ部材
２０２Ｔ字形通路
２１０頂上開口
２２０供給ピストン部
２２２ピストン側開口
２２４流入部側開口
２３０供給シリンダー
２３２ピストン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for opening and closing a passage through which a viscous substance passes, for example, an apparatus for filling viscous substances such as curry roe, stew, various sauces, candy, and the like. It relates to a viscous substance filling device which is difficult to perform.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Laying-Open No. 4-102503 discloses a drip prevention device for a liquid filling machine. The drip prevention device has an injector for injecting and filling a liquid into a container such as a bag. A nozzle is provided at a lower end of the injector, and the nozzle is opened and closed by a valve piston. At the lower end of the valve piston of this drip prevention device, a conical concave portion is provided, and at the deepest portion of the concave portion, a plurality of injection holes for radially injecting air along the inner surface of the concave portion are provided. I have. Air is injected from the injection holes to blow off the residual liquid so that the liquid does not remain in the injector. On the upper side of the valve piston, there is provided an auxiliary valve that engages with the inner peripheral surface of the nozzle when the valve piston closes the nozzle.In order to press the auxiliary valve against the inner peripheral surface of the nozzle, an auxiliary valve is provided. A spring biasing downward is attached.
[0003]
Japanese Patent Publication No. 58-22402 and Japanese Utility Model Publication No. 4-27761 relate to a filling nozzle for filling a viscous substance or the like, wherein a small-diameter opening is formed at the tip of a projecting injection pipe below a nozzle body, Forming a piston portion that slides up and down in the cylinder portion of the main body, and tightly fitting the tip of the spindle, which is connected to the piston portion and having a concave portion on the lower end surface, into the small-diameter opening when the spindle is at the lower position. It discloses a configuration that matches.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the drip prevention device for a liquid filling machine disclosed in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-102503, an auxiliary valve that engages with the inner peripheral surface of the nozzle and a lower valve that presses the auxiliary valve against the inner peripheral surface of the nozzle are provided. Due to the complicated structure in which the biasing spring valve is provided, there is a high possibility that malfunction will occur, and there is also a problem that it is difficult to completely clean the drip prevention device. In addition, the filling liquid is introduced between the cylinder and the valve rod to which the piston is fixed from above the piston reciprocating in the cylinder, and the filling liquid is removed in a region above the inner surface of the cylinder on which the piston slides. For example, when filling a highly viscous filling liquid such as currantow, the filling liquid adheres to the valve rod and the inner wall of the cylinder, and further, the filling liquid adhered to the inner wall of the cylinder slides or moves the piston. The operation of the auxiliary valve may be hindered.
[0005]
The above-described filling nozzle disclosed in Japanese Patent Publication No. 58-22402 and Japanese Utility Model Publication No. 4-27761 discloses a filling nozzle formed between a valve stem to which the piston is fixed and a cylinder from above a piston reciprocating in the cylinder. In the region above the small-diameter opening where the piston slides, the filling liquid is not interposed, and the filling liquid is not removed.For example, when filling a highly viscous filling fluid such as curry roux, the filling is performed. The fluid may adhere to the outer surface of the piston or the inner wall of the cylinder, and further, the filling fluid adhered to the inner wall of the cylinder may hinder sliding of the piston.
Further, when filling is performed by the above-described apparatus, there is a problem that an annular pattern formed by the nozzles appears on the surface of the viscous substance filled in the container or the like.
[0006]
[Object of the present invention]
An object of the present invention is to provide a viscous substance filling apparatus capable of controlling a filling amount with high precision without causing a viscous substance to remain on the inner surface of a nozzle or a cylinder or causing dripping. It is another object of the present invention to provide a viscous substance filling apparatus in which an annular pattern formed by a nozzle does not appear on the surface of a viscous substance filled in a container or the like.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The viscous substance filling apparatus of the present invention has a cylinder having a constant inner diameter at the distal end for discharging a viscous substance from the distal end, an inflow section opened at an intermediate portion of the cylinder, and a spool reciprocating in the cylinder. The inflow portion is opened and closed by reciprocating the spool, a recess is provided at the tip of the spool on the filling side, and the outer diameter of the outer surface of the tip of the spool is smaller than that of other portions of the spool. It is characterized by being formed small.
[0008]
In the present invention, preferably, the filling-side tip portion of the tip of the spool is further formed so as to be inclined with respect to a plane perpendicular to the longitudinal axis of the spool.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the viscous substance filling device 1 according to the present invention has an opening / closing device portion 10 for a viscous substance filling passage. The device according to the invention can also be used in combination with any other device. The present invention is particularly effective when the viscosity of the viscous substance is, for example, 1000 to 15000 mPa · s, especially 2000 to 7000 mPa · s.
[0010]
The viscous substance filling apparatus 1 has a tank 30, and an opening communicating with the vertical passage 35 is provided at the bottom of the tank 30. The lower end of the vertical passage 35 communicates with the rotary valve section 32. The rotary valve section 32 has a valve cylinder 200 and a rotary valve member 201 that rotates therein. The valve member 201 has a passage 202 formed in a T-shape in a vertical cross section. The T-shaped passage 202 has three access openings TA, TB, TC. The valve cylinder 200 has a top opening 210 provided on the top, a piston side opening 222 provided on one side, and an inflow side opening 224 provided on the other side. Communicates with the vertical passage 35, the piston-side opening 222 communicates with the supply piston 220, and the inflow-portion-side opening 224 communicates with the inflow portion 34, respectively. The supply piston section 220 has a supply cylinder 230 and a piston 232 that reciprocates therein. The piston 232 is driven by a piston driving device (not shown) such as an air cylinder via a crank mechanism or the like (not shown).
[0011]
The opening / closing device portion 10 has a cylinder 100 and an opening / closing piston or spool 102, and an inlet 33 is provided at an intermediate position of the cylinder 100, and the cylinder 100 communicates with the inlet 34 through the inlet 33. The lower end of the cylinder 100 forms a nozzle for discharging a viscous substance. The spool 102 is connected to a tie rod 132 at the upper end 130 of the spool, as shown in FIG. The tie rod 132 is connected to a crank lever 136 supported by a shaft pin 134, and the crank lever 136 is driven by an opening / closing drive device (not shown) such as an air cylinder.
[0012]
As shown in FIG. 5, the spool 102 has a cylindrical shape with a diameter of 29 mm, and has a concave portion 106 formed at the lower end, that is, at the filling-side distal end portion 104. The recess 106 is preferably frusto-conical with an apex angle of 25 ° and is provided at a position where the center axis of the frusto-cone coincides with the longitudinal center axis of the spool. The depth of the recess is preferably 15 mm and the bottom surface of the recess is constituted by a plane perpendicular to the longitudinal axis of the spool.
[0013]
More preferably, the lower end portion of the outer surface of the spool 102 is formed to be thinner than the upper portion of the spool 102. That is, as shown in FIG. 6, a step is formed on the outer surface of the spool 102 so that the outer diameter near the lower end of the spool 102 is smaller than the outer diameter of the other portions. Preferably, the spool 102 is formed such that the outer diameter from the lower end, that is, 3 mm from the tip, is smaller by 1.2 mm than the outer diameter of the other portions.
Alternatively, the outer surface of the lower end of the spool 102 may be tapered. Preferably, the taper shape starts at a position 3 mm from the lower end of the spool 102, and the outer diameter is reduced by 1.2 to 0.6 mm at the tip of the spool 102.
[0014]
Further, the surface of the distal end of the spool 102 may be inclined with respect to a plane perpendicular to the longitudinal axis of the spool, as shown in FIG. Preferably, the face of the tip is inclined at 4 ° to 10 ° with respect to a plane perpendicular to the longitudinal axis of the spool 102. Further, as shown in FIG. 8, the tip of the spool 102 having the step at the tip may be inclined.
By forming the lower end portion of the spool 102 in the above-described form, the amount of the viscous substance adhering to the tip end portion of the spool 102 and the inner surface of the cylinder 100 can be reduced. Furthermore, by adopting the above-mentioned form, it is difficult for the annular pattern formed by the nozzle to remain on the surface of the viscous substance filled in the container or the like. Further, the size and shape of the spool 102 can be appropriately changed according to the application of the filling device.
[0015]
Next, the operation of the viscous substance filling device 1 according to the present invention will be described. First, the rotary valve member 201 is rotated to align the access opening TA and the top opening 210, and the access opening TB and the piston side opening 222, respectively. Next, when the piston drive device (not shown) is operated to move the piston 232 backward, that is, to the right in FIG. 1, the viscous substance in the tank 30 is supplied through the access opening TA and the access opening TB, and the supply cylinder is supplied. Sucked into 230. Next, by rotating the valve member 201 clockwise by 90 °, the inlet / outlet opening TA and the piston side opening 222 and the inlet / outlet opening TC and the inflow part side opening 224 are respectively aligned as shown in FIG. Here, the spool 102 is raised to the position shown in FIG. 2 by operating the opening / closing drive device (not shown). When the piston 232 is advanced in this state, that is, moved to the left in FIG. 1, the viscous substance in the supply cylinder 230 passes through the access opening TA, the access opening TC, and the inflow portion 34 in order, and from the open end of the cylinder 100. It is extruded and filled in a filling container C arranged below the nozzle. When the desired amount of the viscous substance has been extruded, the opening / closing drive (not shown) is operated to lower the spool 102 to the position shown in FIG. Next, the spool 102 is raised to a position shown in FIG. 4, that is, a position where the leading end 104 of the spool 102 is slightly below the lower end of the inlet 33. The above operation is repeated to sequentially perform filling.
[0016]
When the viscous material is extruded from the inlet outlet 33 and when the spool 102 is lowered to close the inlet outlet 33, the viscous material contacts the filling-side tip 104 of the spool 102. However, the amount of the viscous substance adhering to the concave portion 106 and the vicinity of the concave portion of the filling-side tip portion 104 is extremely reduced due to the air layer formed between the surface of the spool 102 and the viscous substance. In addition, by making the tip of the spool 102 tapered or by inclining the tip surface, an annular pattern formed by the nozzle does not appear on the surface of the viscous substance filled in the container or the like.
[0017]
【The invention's effect】
According to the present invention, a viscous substance filling apparatus capable of controlling the filling amount with high precision without causing the viscous substance to remain on the inner surface of the nozzle or the cylinder 100 or causing dripping can be obtained. Further, according to the present invention, it is possible to obtain a viscous substance filling apparatus in which an annular pattern formed by a nozzle does not appear on the surface of a viscous substance filled in a container or the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a viscous substance filling apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a partially enlarged view of the viscous substance filling apparatus according to the present invention with a passage opened.
FIG. 3 is a partially enlarged view of the viscous substance filling apparatus according to the present invention in which a passage is closed.
FIG. 4 is a partially enlarged view of the viscous substance filling device according to the present invention in which the spool is slightly raised after the passage is closed.
FIG. 5 is an enlarged sectional view of a lower end portion of a cylinder and a spool.
FIG. 6 is an enlarged sectional view of a lower end portion of the spool.
FIG. 7 is an enlarged sectional view of a lower end portion of a spool according to another embodiment.
FIG. 8 is an enlarged sectional view of a lower end portion of a spool in still another embodiment.
[Explanation of symbols]
C Filling container TA Outlet opening TB Outlet opening TC Outlet opening 1 Viscous substance filling device 10 Opening / closing part of viscous substance filling passage 30 Tank 32 Rotary valve unit 33 Inlet outlet 34 Inflow unit 35 Vertical passage 100 Cylinder 102 Spool 104 Filling side Tip part 106 Depression 132 Tie rod 134 Shaft pin 136 Crank lever 200 Valve cylinder 201 Valve member 202 T-shaped passage 210 Top opening 220 Supply piston part 222 Piston side opening 224 Inlet side opening 230 Supply cylinder 232 Piston

Claims

先端から粘性物質を吐出させる、先端部において内径が一定のシリンダーと、前記シリンダーの中間部分に開口した流入部と、前記シリンダーの中で往復運動するスプールとを有し、前記スプールを往復運動させることによって前記流入部を開閉し、更に、前記スプールの先端の充填側先端部には凹部が設けられ、かつ、前記スプールの先端の外側面の外径がスプールの他の部分よりも小さく形成されたことを特徴とする、粘性物質充填装置。 A cylinder having a constant inner diameter at a tip end for discharging a viscous substance from a tip end, an inflow portion opened at an intermediate portion of the cylinder, and a spool reciprocating in the cylinder, causing the spool to reciprocate. By opening and closing the inflow portion, a recess is provided in the filling-side tip of the tip of the spool, and the outer diameter of the outer surface of the tip of the spool is formed smaller than other portions of the spool. A viscous substance filling device, characterized in that:

前記スプールの先端の前記充填側先端部を、更に、前記スプールの長手方向軸線に直交する平面に対して傾斜するように形成したことを特徴とする、請求項１に記載の装置。The apparatus according to claim 1, wherein the filling-side tip of the tip of the spool is further formed to be inclined with respect to a plane perpendicular to the longitudinal axis of the spool.