JP3574947B2 - 横型製袋充填機におけるフィルム製袋装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、横型包装機において使用されるフィルム製袋装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的なピロー包装用のフィルムより厚みが薄く、自己粘着性を有する等、フィルムの材質が摩擦抵抗の大きなストレッチシュリンク包装用のフィルムを使用する横型のストレッチ包装機では、該フィルムを筒状に成形するに際し、その材質に起因してピロー包装用の製袋装置では良好な製袋が行なえない。従って、このようなストレッチ包装機の場合は、例えば特開平10−291504号公報に開示されるように、コンベア装置によって搬送される物品に対してコンベア装置の上方において帯状のストレッチフィルムを物品搬送方向に移送し、このストレッチフィルムを展張させながら物品の周りに筒状に被せて包装するよう構成したものが一般的に採用されている。なお、ストレッチシュリンク包装のように、物品に対して余裕を持ってフィルムを筒状成形して物品の前後位置でシール切断し、得られた袋を加熱手段により加熱収縮させることで、物品にフィルムが密着した包装体を得るものでは、フィルムを展張させる装置は本来必要としないものであるが、便宜上前記ストレッチ包装機を利用して包装が行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記のストレッチ包装機は、ストレッチフィルムで物品を包装する専用機として取扱われて、一般的なピロー包装を行なうことはできず、従って異なる包装を行なう場合には、用いるフィルムに対応した個々の包装機を設置していた。しかしながら、今日のように、ユーザーの嗜好に応じて多品種少量生産を行なう必要があるにも拘らず、異なる性質のフィルム毎に専用の包装機を設置して生産を行なうことは、生産ラインの設置スペースが増大するばかりでなく、生産効率の点でも好ましくなく、また包装機の購入コストが嵩む等、多くの問題があった。
【0004】
【発明の目的】
この発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、1台の包装機で、性質の異なるフィルムを兼用できる横型製袋充填機におけるフィルム製袋装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決し、所期の目的を好適に達成するため本発明は、
帯状のフィルムを、その給送過程で筒状に成形するためのフィルム製袋装置であって、
フィルム給送ライン中心を挟んで配設され、筒状のフィルムの製袋高さを設定する一対の製袋翼と、
前記各製袋翼における垂直側部の下端縁から外側に向けて上方傾斜するよう延在する翼部と、
前記各翼部のフィルム進入側基端に配設されて幅方向に延在し、表面が僅かに凹凸状に形成されると共にフィルムとの最初の接触端縁部がR形状に設定された粘着防止部材とを備え、
上方から引出し給送される前記帯状のフィルムの上面が前記翼部におけるフィルム進入側の端縁部に直に接することなく、前記粘着防止部材のR形状に当接案内されて下流側に給送されることで、該フィルムが筒状に成形されるよう構成され、
更に、少なくともフィルムが接触通過する部位に、フィルムの粘着防止処理を施したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
フィルム製袋装置のフィルムが接触通過する部位にはフィルムの粘着防止処理が施されると共に、帯状のフィルムが当接案内されて下流側に給送されることで、該フィルムを筒状に成形する製袋翼の翼部におけるフィルム進入側基端に粘着防止部材を幅方向に延在するよう配設したので、自己粘着性を有するフィルムを用いる場合でも円滑な製袋が達成される。すなわち、一般的なピロー包装用のフィルムと、ストレッチシュリンク包装用のフィルムとの、異なる性質のフィルムを1台の包装機で兼用することができる。また、粘着防止部材のフィルムとの最初の接触端縁部をR形状としたから、薄手で自己粘着性を有するフィルムであっても、該製袋装置への円滑な導入が達成されて良好な製袋を行ない得る。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る横型製袋充填機におけるフィルム製袋装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0008】
図1は、実施例に係る横型製袋充填機におけるフィルム製袋装置を示すものであって、該製袋装置10は、図示しない供給源から給送される帯状のフィルムFの給送方向と交差する幅方向に延在する基台12を備え、当該フィルム製袋装置10は基台12を介して横型製袋充填機の所定位置に取付けられる。この基台12のフィルム給送ライン中心と対応する部位には、図3に示すように、下方に凹む凹部12aが形成され、フィルム製袋装置10で筒状に成形されたフィルムFの長手方向の重合部が、当該基台12に干渉しないよう構成される。
【0009】
前記基台12の上面には、フィルム給送ライン中心を挟んで幅方向に対称に一対の固定プレート16,16がスペーサ17,17を介して水平に配設されると共に、両固定プレート16,16の対向辺間に所要寸法の隙間Sがフィルム給送方向と平行に画成されている。両固定プレート16,16は筒状のフィルムFの下部を接触状態で支持案内するべく機能し、該フィルムFの長手方向の重合部が前記隙間Sを介して下方に臨んだ状態で下流側に給送されるようになっている。また各固定プレート16のフィルム給送方向上流側は、上流側に向かうにつれて他方の固定プレート16から離間する傾斜辺16aとされ、対向する傾斜辺16a,16a間にV字状の導入部が画成される。そして、筒状成形されるフィルムFの長手方向の端縁部近傍が両傾斜辺16a,16aを介して下方に向けて折込まれることにより、前記重合部が形成されるようになっている。なお、固定プレート16,16の傾斜辺16a,16aに近接する下面には、隙間Sを挟む両側に案内板18,18が対向してハ字状に垂設され、両案内板18,18に筒状のフィルムFにおける長手方向の重合部が接触案内されて下流側に給送されるよう構成される。
【0010】
前記固定プレート16,16の上面には、筒状に成形されるフィルムFの側部を接触状態で案内すると共に、筒状のフィルムFの幅寸法を設定する一対の側板20,20がフィルム給送ライン中心を挟む幅方向に離間して対向配置され、両側板20,20は、後述する調節機構によりフィルム給送方向に対して斜めに平行移動するよう構成されている。各側板20は、図2に示す如く、固定プレート16に沿って延在する平行部20aと、該平行部20aのフィルム給送方向上流端部から上流側に向けて上方に傾斜するよう延在する傾斜部20bとから構成される。また各固定プレート16の上面には、その上流端部から上流側に水平に延出する揺動プレート24が、該固定プレート16に対して支点ピン26を介して水平揺動可能に枢支されている。フィルム給送ライン中心を挟んで対向する両揺動プレート24,24の対向辺は、上流側に向かうにつれて他方の揺動プレート24から離間する傾斜辺24aとされ、対向する傾斜辺24a,24a間にV字状の導入部が画成される。そして、両揺動プレート24,24の上面で、筒状に成形されるフィルムFの下部が接触案内されて下流側に給送されると共に、フィルムFの長手方向の端縁部近傍が両傾斜辺24a,24aを介して下方に向けて折込まれるようになっている。
【0011】
前記各側板20における上流側の下面には、略三角形状の導入プレート32が、その上流側端部に配設された支点ピン34を介して水平揺動可能に枢支されると共に、該導入プレート32が前記揺動プレート24の上面に摺接状態で載置されている。すなわち、フィルム給送ライン中心を挟む両側の導入プレート32,32の上面で、筒状に成形されるフィルムFの下部が接触案内された後に、引続き該フィルム下部が揺動プレート24,24に接触案内されるよう構成される。また揺動プレート24には、その傾斜辺24aと平行に延在する長孔24bが形成され、該長孔24bに、対応する導入プレート32の底面に突設した一対のピン35,35が摺動可能に挿通されている。この状態で導入プレート32における他方の導入プレート32との対向辺が、対応する揺動プレート24の傾斜辺24aと略同一傾斜角度に設定された傾斜辺32aとされ、後述する幅調節を行なっても常に揺動プレート24の傾斜辺24aと導入プレート32の傾斜辺32aとが略直線上に一致するよう構成される。そして、フィルムFの長手方向の端縁部近傍は、両導入プレート32,32の両傾斜辺32a,32aを介して下方に向けて折込まれ、引続して前記揺動プレート24,24の両傾斜辺24a,24aで更に下方に向けて折込まれるようになっている。なお、導入プレート32の上流端部には、側板20の外側に向かうにつれて上方に湾曲する案内片32bが形成され、該案内片32bに帯状のフィルムFにおける幅方向の両端部近傍が接触案内されるよう構成してある。
【0012】
前記各側板20における平行部20aの外側には、図1に示す如く、該側板20に対して対応する固定プレート16の傾斜辺16aより大きい角度で傾斜(フィルム給送方向下流側から上流側に向けて側板20から外側に離間する傾斜)する取付部材37が配設され、該取付部材37に所要長さ寸法のラック36が歯部を外側に向けた姿勢で平行に配設されている。この取付部材37およびラック36は、前記基台12の幅方向の各端部に配設した支持部材14と該部材14にスペーサ38を介して上方に離間して配設した保持板40との間に摺動自在に臨むと共に、取付部材37の内側面がスペーサ38に摺動可能に支持されるようになっている。また支持部材14と保持板40との間には、ラック36を挟んでスペーサ38と反対側に、該ラック36と噛合するピニオン42が回転自在に枢支してある。そしてピニオン42を正逆方向に回転することにより、該ピニオン42とラック36との噛合作用下に、側板20がフィルム給送方向に対して斜めに平行移動するよう構成される。なお、ピニオン42は基台12と対応する位置に臨み、その回転軸46を基台12から下方に突出させている。また取付部材37の上流端部は、ブラケット44を介して側板20に連結してある。
【0013】
図3に示す如く、前記基台12に回転可能に配設されたシャフト48の両軸端に夫々ベベルギヤ50が固定され、各ベベルギヤ50が対応するピニオン42の回転軸46の下端に固定したベベルギヤ52に噛合している。また一方のピニオン42における保持板40の上方に延出する回転軸46に幅調節ハンドル54が配設されており、該調節ハンドル54を正逆方向に回転することで一対のピニオン42,42が相互に逆方向に回転し、これによって一対の側板20,20はフィルム給送ライン中心を挟んで対向した状態で、給送方向に対して斜めに平行移動して相互に近接・離間移動するよう構成される。
【0014】
前記側板20,20の上流端部には、筒状のフィルムFの製袋高さを設定する一対の製袋翼56,56が、フィルム給送ライン中心を挟んで配設されている。各製袋翼56は、図3に示す如く、対応する側板20の内側面に沿って垂下する垂直側部56aと、該垂直側部56aの下端縁から外側に向けて上方傾斜するよう延在する翼部56bとから構成され、前記垂直側部56aの下流端部が側板20に支点ピン58を介して上下方向に揺動可能に枢支される。そして、両製袋翼56,56の翼部56b,56bにおけるフィルム進入側基端に上方から引出し給送される帯状のフィルムFが当接案内されて下流側に給送されることで、該フィルムFが筒状に成形されるようになっている。
【0015】
前記各側板20の傾斜部20b外側に、高さ調節ハンドル60が回動可能に配設されると共に、該ハンドル60と一体的に回動する連結部材62が、前記対応する製袋翼56の垂直側部56aに回動可能に枢支されている。そして、高さ調節ハンドル60を正逆方向に回動して連結部材62を介して製袋翼56を上下方向に傾動し、垂直側部56aと翼部56bとの折曲上流端位置を可変することで、筒状のフィルムFの製袋高さが調節される。なお、高さ調節ハンドル60は、側板20に凹設した周方向に所定間隔離間する凹部に、該ハンドル60に進退可能に配設されて弾勢付勢されているボールを係合することで、周方向に間欠的に位置決め可能になっている。
【0016】
また、前記高さ調節ハンドル60の周面には、図1に示すように、製袋高さ寸法に対応する目盛りを所要間隔で付したスケール部60aが設けられると共に、前記各側板20の対応する上面位置に基準線Lが付されている。すなわち、一対の高さ調節ハンドル60,60を個々に調節する場合に、同一目盛りが基準線Lと一致するよう各ハンドル60を回転することで、一対の製袋翼56,56を同一位置に位置決め調節することができる。
【0017】
前記各製袋翼56における翼部56bのフィルム進入側基端には、例えば樹脂素材中で低摩擦特性を有する超高ポリエチレンを材質として機械加工(切削加工)により形成された粘着防止部材64が、幅方向に延在するよう配設されている。この粘着防止部材64は、フィルムの粘着を防止し得るように切削加工されることで表面が僅かに凹凸状に形成されて、粘着性を有するフィルムFの円滑な移送を達成し得るようになっている。また粘着防止部材64におけるフィルムFとの最初の接触端縁部(フィルム進入側基端部)は、所要のR(円弧)形状に形成されている。すなわち、供給源からフィルム製袋装置10に向けて給送される帯状のフィルムFは、前記薄板状の翼部56bにおけるフィルム進入側の端縁部(2面が交差する角部)に直に接することなく、一対の粘着防止部材64,64のR形状になっているフィルム進入側基端部に上面が当接案内されて該製袋装置10に導入された後に、下流側に給送されるよう構成され、薄いフィルムを傷けることなく移送し得るようになっている。なお、フィルムの粘着を防止し得る表面仕上げとし得るならば、粘着防止部材64は機械加工品でなく、成形加工品であってもよい。
【0018】
前述したように構成されたフィルム製袋装置10において、フィルムFが接触通過する金属材質の製袋翼56、側板20、導入プレート32、揺動プレート24、固定プレート16および案内板18等の表面には、ショット加工等によるフィルムの粘着防止処理が施され、ストレッチシュリンクフィルム等の自己粘着作用があるフィルムでも良好な製袋を行ない得るよう構成されている。なお、各部材56,20,32,24,16,18に施す粘着防止処理は、その表面全体でなく、フィルムFが接触する面のみであってもよい。ちなみに、前記側板20の材質はアルミであり、その他の部材56,32,24,16,18の材質はステンレスである。
【0019】
【実施例の作用】
次に、前述した実施例に係る横型製袋充填機におけるフィルム製袋装置の作用につき説明する。
【0020】
前記フィルム製袋装置10に向けて帯状のフィルムFが給送されると、該フィルムFの上面が幅方向に離間する一対の製袋翼56,56に配設された粘着防止部材64,64のフィルム進入側基端部に接触して折曲がると共に、該製袋翼56,56に当接案内されて両側板20,20の内側に沿って下流側に給送される結果として、下方が開口する略筒状に成形される。また該フィルムFの長手方向の端縁部近傍が、前記導入プレート32の傾斜辺32a、揺動プレート24の傾斜辺24aおよび固定プレート16の傾斜辺16aに接触案内されつつ下方に折込まれて前記隙間Sに導入されることで、長手方向の重合部が形成された筒状のフィルムFが成形される。そして、筒状成形されたフィルムFには、図示しない被包装物が上流側から適宜の供給手段を介して充填供給される。
【0021】
この場合において、フィルム製袋装置10におけるフィルムFが接触通過する各部材56,20,32,24,16,18の表面には、フィルムの粘着防止処理が施されているから、該フィルムFの円滑な移送が達成される。また、前記被包装物の底面や側面をフィルムFを挟んで支持する各部材56,20,32,24,16と、該フィルムFとの摩擦抵抗は小さくなるから、厚みが薄くて自己粘着性を有するストレッチシュリンクフィルムであっても、良好に製袋される。
【0022】
なお、オーダ変更により製袋幅および高さの異なる筒状のフィルムFを成形する場合は、前記幅調節ハンドル54を所要方向に回転させることで、一対のピニオン42,42を相互に反対方向に回転させる。これにより、両ピニオン42,42と噛合するラック36,36を介して一対の側板20,20は、フィルム給送方向に対して斜めに平行移動して、新たなオーダに係る筒状のフィルムFの幅に対応する位置に調節される。また、各側板20の移動に伴って対応する導入プレート32が揺動プレート24の長孔24bに沿って移動すると共に、両プレート32,24が支点ピン34,26を支点として水平揺動し、各傾斜辺32a,24aは略直線上に整列一致する。すなわち、一対の側板20,20の離間幅(製袋幅)を変更しても、両プレート32,24の傾斜辺32a,24aは常に略直線上に整列一致するので、筒状のフィルムFの重合部の折込み案内を円滑に行なうことができる。
【0023】
また、各側板20に配設されている高さ調節ハンドル60を所要方向に回転させ、該ハンドル60に設けた所望の製袋高さ寸法に対応する目盛りが、側板20の基準線Lと一致するよう位置決めすることで、製袋翼56が新たなオーダに係る筒状のフィルムFの製袋高さに対応する位置に変更される。
【0024】
【変更例】
本願発明に係るフィルム製袋装置は、前述した実施例の構成に限定されるものでなく、各種の変更が可能である。
例えば、フィルムとの粘着防止処理は、ショット加工以外に、フッ素加工や、その他の各種摩擦抵抗軽減処理を施したり、フィルム製袋装置を粘着防止できる材質の部材で構成したり、あるいは粘着防止できる部材をフィルムとの接触部に設けることであってもよい。
実施例では製袋翼に超高ポリエチレンからなる粘着防止部材を配設しているが、該粘着防止部材は、エンジニアリングプラスチック等の樹脂素材、あるいはその他の材質等からなる材料で形成されたものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明の請求項1に係る横型製袋充填機におけるフィルム製袋装置では、フィルム製袋装置の少なくともフィルムとの接触通過部位に、フィルムの粘着防止処理を施すと共に、帯状のフィルムを筒状に成形する製袋翼の翼部におけるフィルム進入側基端に粘着防止部材を幅方向に延在するよう配設したので、例えば一般的なピロー包装用のフィルム、またはストレッチシュリンクフィルム等の薄くて自己粘着性を有する等の摩擦抵抗が過大なフィルムを使用した兼用包装ができる。また、性質の異なる個々のフィルムに適した包装機を個々に設置する必要がなく、設備コストを低減し得ると共に、設置スペースを減少できてスペース効率を高め得る。
【0026】
更に、請求項1に係るフィルム製袋装置によれば、前記粘着防止部材のフィルムとの最初の接触端縁部をR形状としたので、前述した摩擦抵抗が過大なフィルムを用いる場合でも該製袋装置への円滑な導入を図って良好な製袋を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る横型製袋充填機におけるフィルム製袋装置を示す平面図である。
【図2】実施例に係るフィルム製袋装置の側面図である。
【図3】実施例に係るフィルム製袋装置をフィルム進入側から視た正面図である。
【符号の説明】
64 粘着防止防材
F フィルム
Claims (3)
- 帯状のフィルム(F)を、その給送過程で筒状に成形するためのフィルム製袋装置であって、
フィルム給送ライン中心を挟んで配設され、筒状のフィルム(F)の製袋高さを設定する一対の製袋翼(56,56)と、
前記各製袋翼(56)における垂直側部(56a)の下端縁から外側に向けて上方傾斜するよう延在する翼部(56b)と、
前記各翼部(56b)のフィルム進入側基端に配設されて幅方向に延在し、表面が僅かに凹凸状に形成されると共にフィルム (F) との最初の接触端縁部がR形状に設定された粘着防止部材(64)とを備え、
上方から引出し給送される前記帯状のフィルム(F) の上面が前記翼部 (56b,56b) におけるフィルム進入側の端縁部に直に接することなく、前記粘着防止部材 (64,64) のR形状に当接案内されて下流側に給送されることで、該フィルム(F)が筒状に成形されるよう構成され、
更に、少なくともフィルム(F)が接触通過する部位に、フィルムの粘着防止処理を施した
ことを特徴とする横型製袋充填機におけるフィルム製袋装置。 - 前記粘着防止処理はショット加工である請求項1記載の横型製袋充填機におけるフィルム製袋装置。
- 前記粘着防止部材(64)は低摩擦特性を有する樹脂素材で形成されている請求項1または2記載の横型製袋充填機におけるフィルム製袋装置。
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