JP3574924B2

JP3574924B2 - Injection device for injecting repair material into cracks in concrete structures

Info

Publication number: JP3574924B2
Application number: JP2001224000A
Authority: JP
Inventors: 紀夫岩▲さき▼; 公明半谷
Original assignee: ダイヤリフォーム株式会社; アサヒボンド工業株式会社
Priority date: 2001-07-25
Filing date: 2001-07-25
Publication date: 2004-10-06
Anticipated expiration: 2021-07-25
Also published as: JP2003035039A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート構造物のひび割れに補修材を注入するための注入器具に関している。
【０００２】
【従来の技術】
コンクリート構造物のひび割れに補修材を注入して補修する方法は知られており、又、補修材を注入する注入器具も各種のものが開発されている。
【０００３】
特公平３−８０９５４で知られる注入器具は、図６ａに示すように、インジェクター１と取付け座金２とからなり、インジェクター１は弾性材料のチューブ３の両端に取付け口４，５を設けるとともに、チューブ３と取付け口４，５との間に逆止弁１０，１１を介在させたものである。一方、取付け座金２はインジェクター１の取付け口４に嵌合する被取付け口１２とコンクリート構造物のひび割れ部に接着する板部１３とからなるものである。又、逆止弁１０（１１）は図６ｂに示すように補修材の通路を閉じる閉塞面１０ａを有するカップ形状であって、その周壁に流通孔１０ｂを形成し、取付け口４（５）の径の異なる段差部に係合する鍔１０ｃを設けたものである。
【０００４】
注入器具の使用は、コンクリート構造物のひび割れ部に取付け座金２の板部１３を接着し、インジェクター１には何れか一方の取付け口４からチューブ３内に補修（接着）材を充填する。そして、取付け口４を取付け座金２の被取付け口１２と嵌合するが、被取付け口１２には係止突片１４が設けられており、又、取付け口４にはこれと係合する切欠部１６が設けられているから、両者を結合するには係合突片１４を切欠部１６に係合する。ただし、切欠部１６は係合突片１４が容易に脱落しないようにするために、正面視形状を鍵型に形成しているので、両者の結合は、被取付け口１２に取付け口４を嵌合した後、インジェクター１を捩って係合突片１４を切欠部１６の奥部に到達させることが必要である。
【０００５】
従来技術には、上記以外にインジェクターに相当する部材と取付け座金に相当する部材が一体型となっているものも知られているが、これは、注入開始後に補修材の全部が注入されてしまい追加の注入をしたい場合には、接着されている注入器具に注入ポンプを使用して補修材を充填していた。ただし、補修工事は壁面狭隘部又は天井など施工しにくい所もあるので、接着された注入器具に補修材を充填するのは容易ではなかった。
【０００６】
この点、インジェクターと取付け座金が別部材として構成されている上記従来技術は、補修材を追加注入する時に空になったインジェクターを外し、補修材を充填した新たなインジェクターを接着されたままの取付け座金に装着することで注入を再開することができる利点がある。しかし、インジェクターの取付け口と取付け座金の被取付け口の係合手段が、突片と鍵型切欠部なので、インジェクターの取付け口を被取付け口に差し込んでから捩じらないと両者を結合することができなかった。このため、取付け座金に対して捩れ方向の力が加わり座金がコンクリート表面から剥がれるおそれがあった。なぜなら、コンクリートの表面は平坦でないこと、コンクリートの表面強度にバラツキがあるので、インジェクターの係合時に取付け座金が接着材と共に剥がれることがあったからである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、補修材を充填する注入筒体と、コンクリートのひび割れ部に接着して補修材をひび割れ内部に注入する台座とを別部材に構成したものであって、両者の着脱に際し台座に余分な力を加えないようにした注入器具を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
解決手段は、補修材を充填する注入筒体が、軟質資材の筒状体の基端部となる底壁部に補修材の充填口と注入口を兼ねた有低の補修材出入口を設けると共に該補修材出入口の終端部を逆止弁に形成し、かつ先端部となる端部を栓体により閉塞したものであり、前記栓体には、補修材を充填しないとき筒状体内に空洞を生じないようにする芯材が一体成形され、コンクリートのひび割れ部に当該ひび割れ部の内部に補修材を注入する注入嘴を設け、補修材を充填した上記注入筒体の補修材出入口を上記注入嘴に差し込み、当該注入嘴の先端が上記逆止弁を突き破って上記筒状体の内部に達したときに該筒状体の復元力を利用して上記補修材出入口ないし上記注入嘴を介して補修材をひび割れに注入することを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図１は本発明に係る注入器具の使用状態を示し、図２は注入筒体、栓体を、図３は台座を、図４は締付けバンドを、図５は組み立てた注入筒体を示している。本実施例の注入器具は、補修材を充填する軟質資材製の注入筒体１と、コンクリートのひび割れ部に接着する台座２と、注入筒体１の開放口を閉塞する栓体３と、注入筒体１から栓体３が脱落するのを防止する締付けバンド５からなるものである。
【００１０】
注入筒体１は、軟質資材であるゴム製、好ましくはシリコンゴム製であって、筒状体１０の基端側を底壁部１１とし、先端側を開放口１２としており、補修材を充填すると膨らむものである（図１）。ここで底壁部１１には中心部に補修材の充填口と注入口を兼ねかつ底壁を貫通しない有底の補修材出入口１３を設け、該補修材出入口１３の終端部に肉厚を薄くした逆止弁１４が形成されている。なお、逆止弁１４は底壁部１１に環状溝１５を設けて筒状体１０に向って突出させた構造に形成しているが、環状溝１５は必ずしも設けなくてもよく、補修材出入口１３の終端部分の肉厚が薄く形成されていれば逆止弁の機能を発揮させることができる。又、開放口１２には筒状体１０の内径を若干小径に形成した係合段部１６が形成されている。
【００１１】
台座２は、プラスチック製であって、基板２０と基板２０の中心部に突設した注入嘴２１とからなり、該注入嘴２１は先端に向って小径となるとともに基板２０の底面に貫通する管状体である。又、基板２０の底部は注入嘴２１の開口部２１ａの周囲に長円形の突条囲い２２を形成している。さらに基板２０の周縁部に台座２をコンクリートに接着したときに接着剤を侵入させて基板２０の接着を確実なものにするための透孔２３が設けられている。なお、実施例において、透孔２３の数は４個である。
実施例の台座２は、平面視の形状を楕円形状にしているが、円形あるいは長方形とするなど任意の形状でよい。
【００１２】
栓体３は、プラスチック製であって、芯材４を一体に形成したものである。また芯材４は主体３０よりも若干小径に形成されており、筒状体１０の開放口１２から挿入するものである。なお、栓体３は主体部分に上記開放口１２の係合段部１６と係合する小径部３１を形成している。芯材４は、筒状体１０内に挿入して補修材を充填しないときに当該筒状体１０内に空洞部が形成されるのを妨げるものであって、補修材の無駄な使用を防止するためのものである。
図２ｄに示す他の実施例では、栓体３ａと芯材４ａが別部材に形成されているものであり、芯材４ａの基端部には軸方向に直交する方向の切欠き部４０を形成して台座２の注入嘴２１が逆止弁１４から突出したときに、注入嘴２１の開口部を塞ぐのを防止している。
【００１３】
この他、筒状体１０の開放口に栓体３を装着したとき、栓体３が筒体内に充填した補修材の圧力で脱落しないようにするために、当該開放口１２に図４に示す締付けバンド５を取り付ける。締付けバンド５は、ハンド体５０に爪を形成するとともに、一端にバンド通し孔５１を設けたものであって、バンド体５０をバンド通し孔５１に挿入して先端を引っ張ると、爪がバンド通し孔５１に係合して緩まない構造になっている。
【００１４】
注入筒体１は筒状体１０の開放口１２から栓体３の芯材４を挿入し開放口１２を栓体３により閉塞する。筒状体１０を補修材によって膨らませたときに栓体３が内部の圧力によって脱落するのを防ぐために、筒状体１０の開放口１２に締付けバンド５を装着する。なお、注入筒体１は組み立てられた状態で出荷する（図５ａ）。
又、栓体３ａと芯材４ａが別部材に形成されているものは、芯材４ａを筒状体１０内に挿入するときに切欠き部４０から挿入して逆止弁１４との間に隙間が形成されるようにする（図５ｃ）。
【００１５】
補修作業は以下の手順で行われる。まず、台座２を、コンクリート６０のひび割れ部６１に接着剤６５によって接着する（図１）。接着剤６５は基板２０の裏面に塗布するが、突条囲い２２の内側には注入嘴２１の開口部２１ａが開口しているので、接着剤６５は突条囲い２２の外側にのみ塗布する。このとき、接着剤６５は基板２０の周縁部に形成した透孔２３内に侵入して台座２とコンクリート６０の接着を確実なものにする。
【００１６】
注入筒体１は、補修材出入口１３から筒状体１０内に補修材７０を図示しないグリスポンプに専用ノズルを装着して充填する。グリスポンプの専用ノズルと台座２の注入嘴２１とはともに先端が鋭くなっている構造なので、補修材出入口１３に専用ノズル及び注入嘴２１を挿入すると、逆止弁１４が破られて当該専用ノズル及び注入嘴２１の先端が筒状体１０内に達する（図１参照）。このとき、グリスポンプの専用ノズル及び注入嘴２１の先端は、図５ａの実施例では芯材４と逆止弁１４との隙間に達しており、又、図５ｃの実施例では注入嘴２１の先端は芯材４ａの切欠き部４０内に達しているので、いずれの場合もグリスポンプの専用ノズル及び注入嘴２１の先端開口部が塞がれることはない。
逆止弁１４はグリスポンプの専用ノズルによって突き破られているが、専用ノズルを抜いたときに穴が塞がれ、また補修材は適度の粘性を有しているので筒状体１０内の補修材７０が逆流することはない。
【００１７】
コンクリート６０のひび割れ部６１に接着した台座２の周囲にひび割れ部が露出しているときは、露出しているひび割れ部にシール材を施して注入した補修材がコンクリート表面に排出しないようにする。ここで、補修材７０が充填されて膨らんだ状態になった注入筒体１を台座２の注入嘴２１に差し込んで補修材７０の注入を開始する。
補修材７０の注入は、注入嘴２１の先端が逆止弁１４を破って筒状体１０内に達したときに開始する。筒状体１０はシリコンゴム製なので、膨らんだ状態から元の状態に戻ろうとする復元力が作用し、この復元力によって内部の補修材７０をひび割れ部６１に注入する。注入を開始して直ぐに筒状体１０が空になったときは、補修材７０を充填した新たな筒状体１０と交換する。
【００１８】
実施例では、台座２の注入嘴２１に注入筒体１を差し込むだけで両者が結合できるので、補修材の注入時の結合および注入終了後の取外し時に接着剤で貼り付けた台座２に無理な力を加えることがないので、台座２がコンクリート表面から剥れ落ちるおそれがない。又、筒状体１０内に芯材４，４ａを挿入して筒状体内が空のときに空洞ができないようにしているので、補修材の無駄な使用を防いでいる。
【００１９】
実施例の注入筒体１は、シリコンゴム製であって、筒状体１０の厚みは２．０〜３．０ｍｍとし、補修材の１回の充填量を６０〜７０ｃｃとし、又、注入圧力は１．０〜２．０ｋｇ／ｃｍ^２とした。
【００２０】
【発明の効果】
本発明は、補修材を充填する注入筒体とコンクリートのひび割れに接着する台座を別部材で構成するとともに、注入筒体を台座の注入嘴に差し込むだけで両者を結合でき、台座に捩り方向などの無理な力を加えることがないので台座がコンクリートの表面から剥れ落ちるのを防ぐ効果と、又、注入筒体内に芯材を挿入したものであって補修材の無駄な使用を防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の注入器具の使用状態を示す断面図。
【図２】ａは筒状体、ｂは栓体、ｃは他の栓体、ｄは他の芯材を示す各斜視図。
【図３】台座を示す斜視図。
【図４】締付けバンドを示す斜視図。
【図５】ａは注入筒体、ｂは台座、ｃは他の注入筒体を示す各断面図。
【図６】従来技術を示しており、ａは断面図、ｂは逆止弁の正面図。
【符号の説明】
１注入筒体
２台座
３栓体
４芯材
５締付けバンド
１０筒状体
１１底壁部
１２開放口
１３補修材出入口
１４逆止弁
１５環状溝
１６係合段部
２０基板
２１注入嘴
２１ａ開口部
２２突条囲い
２３透孔
３０主体
３１小径部
４０切欠き部
５０バンド体
５１バンド通し孔
６０コンクリート
６１ひび割れ部
６５接着剤
７０補修材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an injection device for injecting a repair material into a crack in a concrete structure.
[0002]
[Prior art]
A method for injecting a repair material into a crack in a concrete structure to repair the crack is known, and various injection devices for injecting the repair material have been developed.
[0003]
An injection device known from Japanese Patent Publication No. 3-80954 comprises an injector 1 and a mounting washer 2 as shown in FIG. 6A. The injector 1 has mounting ports 4 and 5 at both ends of a tube 3 made of an elastic material and a tube. Check valves 10 and 11 are interposed between 3 and mounting ports 4 and 5. On the other hand, the mounting washer 2 includes a mounting port 12 fitted to the mounting port 4 of the injector 1 and a plate portion 13 bonded to a cracked portion of the concrete structure. As shown in FIG. 6B, the check valve 10 (11) has a cup shape having a closed surface 10a that closes the path of the repair material, and has a flow hole 10b formed in the peripheral wall thereof, and A flange 10c that engages with a stepped portion having a different diameter is provided.
[0004]
To use the injection device, the plate portion 13 of the mounting washer 2 is bonded to the cracked portion of the concrete structure, and the injector 1 is filled with a repair (adhesive) material into the tube 3 from one of the mounting ports 4. The mounting opening 4 is fitted with the mounting opening 12 of the mounting washer 2. The mounting opening 12 is provided with a locking projection 14, and the mounting opening 4 has a notch engaged therewith. Since the portion 16 is provided, the engaging projection 14 is engaged with the notch 16 to connect the two. However, in order to prevent the engaging projection 14 from easily falling off, the notch 16 is formed in a key shape in a front view. After the engagement, it is necessary to twist the injector 1 so that the engagement protrusion 14 reaches the inner part of the notch 16.
[0005]
In the prior art, in addition to the above, there is also known a type in which a member corresponding to an injector and a member corresponding to a mounting washer are integrated, but this is because the entire repair material is injected after the start of injection. If additional infusions were desired, the infused injection device was filled with repair material using an infusion pump. However, it is not easy to fill the glued injection device with the repair material because repair work is difficult in some places such as narrow walls or ceilings.
[0006]
In this regard, in the above prior art in which the injector and the mounting washer are configured as separate members, the injector emptied when additional repair material is injected is removed, and a new injector filled with the repair material is attached while being bonded. There is an advantage that the injection can be resumed by attaching the washer. However, since the engagement means between the mounting port of the injector and the mounting port of the mounting washer is a protruding piece and a key-shaped notch, it is necessary to insert the mounting port of the injector into the mounting port and then twist them together without twisting. Could not. For this reason, a torsional force is applied to the mounting washer, and the washer may be peeled off from the concrete surface. This is because the mounting washer may be peeled off together with the adhesive when the injector is engaged because the surface of the concrete is not flat and the surface strength of the concrete varies.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a casting cylinder for filling a repair material and a pedestal for adhering to a cracked portion of concrete and injecting the repair material into the cracks as separate members. The purpose of the present invention is to provide an injection device which does not apply excessive force to the injection device.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The solution is to fill the repair material with an injection cylinder, which is provided with a low-grade repair material inlet / outlet that also serves as a repair material filling port and an injection port on a bottom wall serving as a base end of the soft material cylindrical body. The end of the repair material inlet / outlet is formed as a check valve, and the end serving as the tip is closed with a plug , and the plug has a hollow inside the cylindrical body when the repair material is not filled. A core material for preventing the occurrence of the material is integrally formed, an injection beak for injecting a repair material into the crack portion of the concrete is provided in the crack portion of the concrete, and the repair material inlet and outlet of the injection cylinder body filled with the repair material are connected to the injection beak. And when the tip of the injection beak breaks through the check valve and reaches the inside of the cylindrical body, repairing is performed using the restoring force of the cylindrical body through the repair material port or the injection beak. It is characterized in that a material is injected into cracks.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1 shows a use state of the injection device according to the present invention, FIG. 2 shows an injection cylinder and a plug, FIG. 3 shows a pedestal, FIG. 4 shows a fastening band, and FIG. 5 shows an assembled injection cylinder. I have. The injection device of the present embodiment includes an injection cylinder 1 made of a soft material for filling a repair material, a pedestal 2 bonded to a cracked portion of concrete, a plug 3 for closing an opening of the injection cylinder 1, It comprises a tightening band 5 for preventing the stopper 3 from dropping off the cylinder 1.
[0010]
The injection cylinder 1 is made of a soft material such as rubber, preferably silicone rubber, and has a bottom wall 11 on the base end side of the cylindrical body 10 and an open port 12 on the front end side. Then, it swells (FIG. 1). Here, the bottom wall portion 11 is provided with a repaired material entrance / exit 13 having a bottom which serves as a filling port and an injection port for the repair material and does not penetrate the bottom wall at a central portion. A check valve 14 is formed. The check valve 14 has a structure in which an annular groove 15 is provided in the bottom wall portion 11 so as to protrude toward the cylindrical body 10. However, the annular groove 15 is not necessarily provided, and the repair material entrance and exit are provided. If the thickness of the terminal portion of the thirteen is formed thin, the function of the check valve can be exhibited. The opening 12 is formed with an engagement step 16 in which the inner diameter of the cylindrical body 10 is made slightly smaller.
[0011]
The pedestal 2 is made of plastic and includes a substrate 20 and an injection beak 21 protruding from the center of the substrate 20. The injection beak 21 has a small diameter toward the tip and a tubular shape penetrating the bottom surface of the substrate 20. Body. In addition, the bottom of the substrate 20 forms an oval projecting rim 22 around the opening 21 a of the injection beak 21. Further, through holes 23 are provided in the peripheral portion of the substrate 20 to allow the adhesive to penetrate when the pedestal 2 is bonded to the concrete to secure the bonding of the substrate 20. In the embodiment, the number of the through holes 23 is four.
The pedestal 2 of the embodiment has an elliptical shape in plan view, but may have an arbitrary shape such as a circle or a rectangle.
[0012]
The plug 3 is made of plastic and is formed by integrally forming the core 4. The core member 4 is formed to have a slightly smaller diameter than the main body 30, and is inserted through the opening 12 of the tubular body 10. The plug 3 has a small-diameter portion 31 that is engaged with the engaging step 16 of the opening 12 in the main body. The core material 4 prevents the cavity from being formed in the tubular body 10 when the repair material is not filled by being inserted into the tubular body 10, and prevents the repair material from being wastefully used. It is for doing.
In another embodiment shown in FIG. 2d, the plug 3a and the core material 4a are formed as separate members, and the base end of the core material 4a has a cutout portion 40 in a direction orthogonal to the axial direction. When the injection beak 21 of the pedestal 2 is formed and protrudes from the check valve 14, the opening of the injection beak 21 is prevented from being closed.
[0013]
In addition, when the plug 3 is attached to the opening of the cylindrical body 10 to prevent the plug 3 from falling off due to the pressure of the repair material filled in the cylinder, the opening 12 shown in FIG. Attach the tightening band 5. The tightening band 5 has a claw formed on the hand body 50 and a band through hole 51 provided at one end. When the band body 50 is inserted into the band through hole 51 and the tip is pulled, the claw is passed through the band. The structure does not loosen by engaging with the hole 51.
[0014]
In the injection cylinder 1, the core material 4 of the plug 3 is inserted from the opening 12 of the cylindrical body 10, and the opening 12 is closed by the plug 3. In order to prevent the plug 3 from falling off due to the internal pressure when the tubular body 10 is inflated by the repair material, the fastening band 5 is attached to the opening 12 of the tubular body 10. The injection cylinder 1 is shipped in an assembled state (FIG. 5A).
In the case where the plug 3a and the core 4a are formed as separate members, the core 4a is inserted from the notch 40 when the core 4a is inserted into the cylindrical body 10, and is inserted between the check valve 14 and the notch 40. A gap is formed (FIG. 5c).
[0015]
The repair work is performed in the following procedure. First, the pedestal 2 is bonded to the cracked portion 61 of the concrete 60 with the adhesive 65 (FIG. 1). The adhesive 65 is applied to the back surface of the substrate 20. However, since the opening 21 a of the injection beak 21 is opened inside the ridge 22, the adhesive 65 is applied only to the outside of the ridge 22. At this time, the adhesive 65 penetrates into the through holes 23 formed in the peripheral portion of the substrate 20 to secure the adhesion between the pedestal 2 and the concrete 60.
[0016]
The injection cylinder 1 fills the repair material 70 into the tubular body 10 from the repair material port 13 by attaching a dedicated nozzle to a grease pump (not shown). Since the dedicated nozzle of the grease pump and the injection beak 21 of the pedestal 2 are both sharply pointed, when the dedicated nozzle and the injection beak 21 are inserted into the repair material entrance 13, the check valve 14 is broken and the dedicated nozzle is The tip of the injection beak 21 reaches the inside of the cylindrical body 10 (see FIG. 1). At this time, the exclusive nozzle of the grease pump and the tip of the injection beak 21 have reached the gap between the core 4 and the check valve 14 in the embodiment of FIG. 5A, and in the embodiment of FIG. Since the front end reaches the inside of the cutout portion 40 of the core material 4a, the dedicated nozzle of the grease pump and the front end opening of the injection beak 21 are not closed in any case.
The check valve 14 is pierced by a dedicated nozzle of the grease pump. However, when the dedicated nozzle is pulled out, the hole is closed, and the repair material has an appropriate viscosity. The repair material 70 does not flow back.
[0017]
When the crack is exposed around the pedestal 2 bonded to the crack 61 of the concrete 60, a sealing material is applied to the exposed crack to prevent the injected repair material from discharging to the concrete surface. At this point, the injection cylinder 1 that has been filled with the repair material 70 and is in a swelled state is inserted into the injection beak 21 of the pedestal 2 and the injection of the repair material 70 is started.
The injection of the repair material 70 is started when the tip of the injection beak 21 breaks the check valve 14 and reaches the inside of the cylindrical body 10. Since the cylindrical body 10 is made of silicon rubber, a restoring force acts to return the tube from the expanded state to the original state, and the repairing material 70 is injected into the cracked portion 61 by the restoring force. When the cylindrical body 10 is emptied immediately after the injection is started, the cylindrical body 10 is replaced with a new cylindrical body 10 filled with the repair material 70.
[0018]
In the embodiment, since the two can be connected only by inserting the injection cylinder 1 into the injection beak 21 of the pedestal 2, it is impossible to connect the pedestal 2 with the adhesive at the time of the connection at the time of injection of the repair material and the removal after the injection. Since no force is applied, the pedestal 2 does not fall off the concrete surface. Further, since the core members 4 and 4a are inserted into the cylindrical body 10 so that no cavity is formed when the cylindrical body is empty, useless use of the repair material is prevented.
[0019]
The injection cylinder 1 of the embodiment is made of silicone rubber, the thickness of the cylindrical body 10 is 2.0 to 3.0 mm, the filling amount of the repair material is 60 to 70 cc, and the injection pressure is Was 1.0 to 2.0 kg / cm ² .
[0020]
【The invention's effect】
The present invention provides an injection cylinder for filling a repair material and a pedestal for bonding to cracks in concrete as separate members, and by inserting the injection cylinder into an injection beak of the pedestal, the two can be connected to each other. The effect of preventing the pedestal from peeling off the concrete surface because it does not apply excessive force, and the effect of preventing the wasteful use of repair materials by inserting a core material into the injection cylinder body is there.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing a use state of an injection device of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are perspective views showing a cylindrical body, b a plug, c another plug, and d another core material.
FIG. 3 is a perspective view showing a pedestal.
FIG. 4 is a perspective view showing a tightening band.
5A is a sectional view showing an injection cylinder, FIG. 5B is a pedestal, and c is another sectional view showing another injection cylinder.
6A and 6B show a prior art, in which a is a sectional view and b is a front view of a check valve.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Injection cylinder 2 Pedestal 3 Plug 4 Core material 5 Tightening band 10 Cylindrical body 11 Bottom wall 12 Opening 13 Repair material entrance 14 Check valve 15 Annular groove 16 Engaging step 20 Substrate 21 Injection beak 21a Opening 22 Projection Enclosure 23 Through Hole 30 Main Body 31 Small Diameter Portion 40 Notch 50 Band Body 51 Band Through Hole 60 Concrete 61 Crack 65 Adhesive 70 Repair Material

Claims

補修材を充填する注入筒体（１）が、軟質資材の筒状体（１０）の基端部となる底壁部（１１）に補修材の充填口と注入口を兼ねた有底の補修材出入口（１３）を設けると共に該補修材出入口の終端部を逆止弁（１４）に形成し、かつ先端部となる端部を栓体（３）により閉塞したものであり、前記栓体（３）には、補修材を充填しないとき筒状体（１０）内に空洞を生じないようにする芯材（４）が一体成形され、コンクリートのひび割れ部に当該ひび割れ部の内部に補修材を注入する注入嘴（２１）を設け、補修材を充填した上記注入筒体の補修材出入口を上記注入嘴に差し込み、当該注入嘴の先端が上記逆止弁を突き破って上記筒状体の内部に達したときに該筒状体の復元力を利用して上記補修材出入口ないし上記注入嘴を介して補修材をひび割れに注入することを特徴とするコンクリート構造物のひび割れに補修材を注入するための注入器具。An injection cylinder (1) for filling the repair material is a bottomed repair that also serves as a filling port and an injection port for the repair material on a bottom wall (11) serving as a base end of the tubular body (10) of a soft material. A material inlet / outlet (13), a terminal end of the repair material inlet / outlet is formed in a check valve (14), and an end serving as a tip is closed by a plug (3) ; In 3), a core material (4) is formed integrally so as not to form a cavity in the tubular body (10) when the repair material is not filled, and the repair material is inserted into the cracked portion of the concrete. An injection beak (21) for injecting is provided, and a repair material inlet / outlet of the injection cylinder filled with the repair material is inserted into the injection beak, and a tip of the injection beak breaks through the check valve and enters the inside of the cylindrical body. When it reaches, repairing is performed by using the restoring force of the cylindrical body through the repair material doorway or the injection beak. Injection instrument for injecting a repairing material to cracking of the concrete structure, characterized by injecting into cracks to.