JP3574760B2 - 持ち上げ排出型コンベア装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送物を持ち上げ搬出するコンベア装置に関し、特に、摩耗性のある粉粒体を持ち上げ搬送するコンペア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
搬送物を持ち上げ搬送する場合、一般的には搬入コンペアと垂直移動コンペアと排出コンペアとを連結接続している。そして、搬入コンベア及び搬出コンペアにはベルトコンベアが使用されており、また、粉塵等の対策でコンベア移送路を密閉式にすることが多い。ところが、ベルトの上面に搬送物を載置して移動するベルトコンベアでは、搬送ベルトの表面に付着した搬送物が反転した排出側端部で反転したベルトに付着して戻り経路に入り込み、その経路中に落下することがあった。このため、搬送系を停止させて清掃する等メンテナンスを頻繁に行わなければならなかった。搬送物が水分を含んでいる場合には、この問題はより顕著に生じていた。
【0003】
そこで、搬入コンペアや搬出コンペアをスクレーパ型コンペアで形成したものも提供されている。スクレーパ型コンベアでは下側トラフに堆積している搬送物をスクレーパが掻き取つて行くことから、コンペアの戻り側に送り戻されるという不具合はない。
【0004】
また、持上げ搬送コンベアとしてバケットエレベータを使用する場合、従来は、バケットが安定した姿勢で上昇する位置で搬送物をコンべアから受渡すようにしていることから、その受渡部の形成位置がバケットエレベータの反転上昇部から比較的高い位置に設定されていることが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、水平ないし傾斜搬送をスクレーパ型コンベアで行う場合、コークス粉やガラス状粉粒体等の摩耗性のある粉体を移送する際に、移動速度が早いとコンペアのチェーンやケース部分が早期に磨耗してしまうという問題がある。
【0006】
また、持ち上げ搬送をバケットエレベータで行う場合、搬入コンペアからの受渡部がバケットエレベータの上昇反転部から高い位置に形成されていることから、バケットエレベータの下端部分を収容するピットを掘削しなければならなかった。また、その際、ピットはバケットエレベータの下端部分に落下堆積している搬送物を取り出すだけの作業空間を確保しておかなければならないことから、その掘削容積は大きくなり、搬送設備の建設費用が高価になってしまうという問題がある。
【0007】
本発明はこのよう点に着目してなされたもので、小型で搬送効率のよい持ち上げ排出型コンペア装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本発明は、搬入コンペアと排出コンペアとをそれぞれスクレーパコンベアで形成するとともに、持上げ搬送コンペアを完全排出型バケットエレベータで構成し、持上げ搬送コンペアの下側反転部分に搬送索絞り部を形成して、搬入コンペアの排出側反転部分を搬送索絞り部内に突入させるととも、持上げ搬送コンペアの上側反転部分を搬出コンペアの投入側反転部分の上側にオーバーハングさせて構成し、前記搬送索絞り部を搬入コンベアの排出側反転部分に位置するチェーンホイールと同軸に配置したガイドホイールで形成したことを特徴としている。
【0009】
【発明の作用】
本発明では、完全排出型バケットエレベータで構成した持上げ搬送コンペアの下側反転部分に搬送索絞り部を形成し、この搬送索絞り部内に搬入コンペアの排出側反転部分突入させているので、搬入コンペアの排出側端部が持上げ搬送コンペアのバケット移動空間にオーバーハングする状態で位置することになる。この結果、搬入コンペアの排出部が持上げ搬送コンペアのケーシング内に位置することになる。また、持上げ搬送コンペアの排出部分を搬出コンペアの投入部分の上側にオーバーハングさせ、かつ前記搬送索絞り部を搬入コンベアの排出側反転部分に位置するチェーンホイールと同軸に配置したガイドホイールで形成していることから、搬入コンベア、持上げ搬送コンベア、搬出コンペアのケーシングを一体化させて形成することができ、全体として小型化することができることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図は、本発明の1つの実施形態を示す概略構成図であり、この持ち上げ排出型コンベア装置は、ゴミ焼却設備で発生するスラグ等の湿った搬送物を移送するための搬送装置であり、搬入コンベア(1)と持上げ搬送コンベア(2)と搬出コンベア(3)とで構成してある。
【0011】
搬入コンベア(1)は一対の無端チェーン(4)と、その無端チェーン(4)(4)同士間に一定間隔置きに架着固定した掻き板(5)とで構成したスクレーパコンベアで構成してあり、持上げ搬送コンベア(2)は一対の無端チェーン(6)と、この無端チェーン(6)(6)同士間に一定間隔置きに架着固定したバケット(7)とで構成したバケットエレベータで構成してあり、搬出コンベア(3)は一対の無端チェーン(8)と、その無端チェーン(8)(8)同士間に一定間隔置きに架着固定した掻き板(9)とで構成したスクレーパコンベアで構成してある。
【0012】
搬入コンベア(1)の排出部(10)と持上げ搬送コンベア(2)の投入部(11)との連結接続部は、図2に示すように、搬入ロンベア(1)の排出側反転部を構成しているチェーンホイール(12)の回転軸と同軸に支持させたガイドホイール(13)が持上げ搬送コンベア(2)の無端チェーン(6)に押圧接当することにより、持上げ搬送コンベア(2)の下端寄り部分に絞り部(14)を形成している。そして、この絞り部(14)に搬入コンベア(1)の排出側反転部を突入させる状態で配置することにより、搬入コンベア(1)の排出側反転部が持上げ搬送コンベア(2)のバケツト移動空間の上側にオーバーハングした状態に位置している。
【0013】
また、持上げ搬送コンベア(2)の上側に形成した排出部(15)が搬出コンベア(3)に形成した投入部(16)に連連接続してある。この場合、持上げ搬送コンベア(2)の上側反転部分(17)を搬出コンベア(3)の投入部(16)の上側に位置する状態にオーバーハングさせてある。この場合、持上げ搬送コンベア(2)の移動経路を変更する機構としてガイドレールやガイドホイール等のガイド機構を使用することができる。
【0014】
そして、この持ち上げ排出型コンベア装置は、搬入コンベア(1)、持上げ搬送コンベア(2)、搬出コンベア(3)を一体に形成したケーシング(18)で囲つて形成してある。
【0015】
このように形成した持ち上げ排出型コンペア装置では、搬入コンベア(1)に投入された被搬送物が掻き板(5)で掻かれながら排出部側に搬送され、持上げ搬送コンベア(2)の投入部(11)から持上げ搬送コンベア(2)のバケット(7)に供給され、バケット(7)で垂直に移送され、バケット(7)が上側反転部で反転する際の重力で内部の被搬送物を排出し、搬出コンベア(3)で搬出することになる。このとき、搬入コンベア(1)の排出口が持上げ搬送コンベア(2)のバケツト移動空間内にオーバーハングする状態に位置していることから、水平移動手段である搬入コンベア(1)と垂直移動手段であるバケットコンベア(2)とを近接配置することができるようになり、搬送装置として小型に形成できる。
【0016】
上述の持ち上げ排出型コンベア装置では、搬入コンペア(1)と持上げ搬送コンベア(2)との連接部にガイドホイール(13)を配置したが、このガイドホイール(13)にかえてガイドレールを使用することにより垂直方向に移動するバケット(7)の移動経路を変更させるようにしてもよい。また、持上げ搬送コンベア(2)はコンベア経路が傾斜する状態に配置してあってもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、完全排出型バケットエレベータで構成した持上げ搬送コンペアの下側反転部分に搬送索絞り部を形成し、この搬送索絞り部内に搬入コンペアの排出側反転部分を突入させているので、搬入コンペアの排出側端部が持上げ搬送コンペアのバケット移動空間にオーバーハングする状態で位置することになる。この結果、搬入コンペアの排出部が持上げ搬送コンペアのケーシング内に位置することになる。また、持上げ搬送コンペアの排出部分を搬出コンペアの投入部分の上側にオーバーハングさせ、持上げ搬送コンベアの下側反転部分に形成した搬送索絞り部を搬入コンベアの排出側反転部分に位置するチェーンホイールと同軸に配置したガイドホイールで形成していることから、搬入コンベア、持上げ搬送コンベア、搬出コンペアのケーシングを一体化させて形成することができ、全体として小型化することができる。
【0018】
また、持上げ搬送するバケットコンペアと、搬入コンベア及び搬出コンペアとを切り離して構成してあることから、持ち上げ搬送するバケットコンペアでの搬送速度のみを上げることにより、耐摩耗性を維持した状態で搬送効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施形態を示す概略構成図である。
【図2】搬入コンベアと持上げ搬送コンベアとの持続部を示す概略構成図である。
【持号の説明】
1…搬入コンベア、2…持上げ搬送コンベア、3…搬出コンベア、10…搬入コンベアの排出部、H…持上げ搬送コンベアの投入部、13…ガイドホイール、14…搬送索絞り部、15…持上げ搬送コンベア排出部、16…搬出コンベアの投入部、17…持上げ搬送コンベアの上側反転部分。
Claims (1)
- 搬入コンベア(1)の排出部(10)を持上げ搬送コンベア(2)の下部に形成した投入部(11)に連結接続し、持上げ搬送コンベア(2)の上部に形成した排出部(15)を搬出コンベア(3)の投入部(16)に連結接続した持ち上げ排出型コンペアであって、
搬入コンベア(1)と排出コンベア(3)とをそれぞれスクレーパコンベアで形成するとともに、持上げ搬送コンベア(2)を完全排出型バケットエレベータで構成し、持上げ搬送コンベア(2)の下側反転部分に搬送索絞り部(14)を形成して、搬入コンベア(1)の排出側反転部分を搬送索絞り部内に突入させるとともに、持上げ搬送コンベア(2)の上側反転部分(17)を搬出コンベア(3)の投入部(16)の上側にオーバーハングさせて構成し、前記搬送索絞り部 (14) を搬入コンベア ( 1 ) の排出側反転部分に位置するチェーンホイールと同軸に配置したガイドホイール (13) で形成したことを特徴とする持ち上げ排出型コンベア装置。
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JP17976399A JP3574760B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 持ち上げ排出型コンベア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP17976399A JP3574760B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 持ち上げ排出型コンベア装置 |
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ID=16071470
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JP17976399A Expired - Lifetime JP3574760B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 持ち上げ排出型コンベア装置 |
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Cited By (1)
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- 1999-06-25 JP JP17976399A patent/JP3574760B2/ja not_active Expired - Lifetime
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