JP3572368B2 - エンジンのアイドル回転数学習制御装置 - Google Patents
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのアイドル回転数学習制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車用エンジンでは、吸気通路のスロットル弁をバイパスする補助空気通路に補助空気制御弁を備え、アイドル運転時に、実際のアイドル回転数と目標アイドル回転数とを比較し、比較結果に応じて補助空気制御弁の開度を制御して、アイドル回転数をフィードバック制御している。
【0003】
そして、所定の学習条件で、アイドル回転数のフィードバック制御のために増減されるフィードバック制御量(特に増減分)に基づいて、スロットル弁の全閉時の洩れ空気量の変化分(詰まり分)に対応する学習補正量を設定し、これにより補正して、より高度な学習制御を行っている。
また、学習制御においては、誤学習を防止すべく、学習補正量の絶対値を一定の範囲内に制限したり、特開昭61−210248号公報に記載のごとく、1回の学習当たりの更新量を制限している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のエンジンのアイドル回転数学習制御装置にあっては、学習補正量の絶対値を一定の範囲内に制限したとしても、その範囲はスロットル弁の詰まり等による洩れ空気量の変化幅より広くしなければならないので、その範囲内での誤学習を防止するすべはない。
【0005】
また、1回の学習当たりの更新量を制限したとしても、誤学習が連続すると、それが蓄積されて、学習補正量が異常な値となることは防止できない。
よって、従来の制限方法では、誤学習により、エンジン回転の吹き上がりや回転落ち(更にはエンスト)を生じるのを完全には防止できないという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、一般的にスロットル弁の詰まり等による変化は1トリップ(エンジンキースイッチONからOFFまで)でわずかな変化が認められる程度のゆるやかな変化であることに着目し、学習補正量の更新に対する制限をより適正化して、誤学習によるエンジン回転の吹き上がりや回転落ちをより完全に防止できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明では、吸気通路のスロットル弁をバイパスする補助空気通路に補助空気制御弁を備えるエンジンにおいて、図1に示すような手段を設けて、アイドル回転数学習制御装置を構成する。
すなわち、アイドル運転時に実際のアイドル回転数と予め定めた目標アイドル回転数とを比較し、比較結果に応じてフィードバック制御量を増減するフィードバック制御量設定手段と、学習補正量を記憶する書換え可能な学習補正量記憶手段と、前記フィードバック制御量と前記学習補正量とに基づいて、前記補助空気制御弁に対する制御量を算出する制御量算出手段と、前記制御量に対応する信号により前記補助空気制御弁を開閉駆動する補助空気制御弁駆動手段とを設ける。
【0008】
そして、前記フィードバック制御量と予め定めた目標フィードバック制御量との偏差に基づき、この偏差を減少する方向に、前記記憶手段の学習補正量を更新する学習補正量更新手段と、前記学習補正量の更新時に、新たな学習補正量がエンジンキースイッチ投入時の学習補正量に対し所定範囲内となるように更新を制限する更新制限手段とを設ける。
【0009】
一般的にスロットル弁の詰まり等による変化は、1トリップ(エンジンキースイッチONからOFFまで)にて、わずかな変化が認められる程度の、ゆるやかな変化である。
よって、学習補正量の更新時に、新たな学習補正量がエンジンキースイッチの投入時の学習補正量に対して所定範囲内となるように更新を制限することによって、1トリップ当たりの更新量を制限することで、学習補正量を実際のスロットル弁の詰まり等から考えられる範囲内に規制でき、誤学習を確実に防止できる。
【0010】
請求項2に係る発明では、前記学習補正量更新手段は、フィードバック制御量の平均値をISCIave 、目標フィードバック制御量をISCIset とすると、
学習補正量ISCLRCを、
ISCLRC=ISCLRC+(ISCIave −ISCIset )/β
(但し、βは更新割合定数で、β≧1)
により更新するものであることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明では、前記更新制限手段は、エンジンキースイッチの投入時の学習補正量に対し所定の値を加算及び減算して上限値及び下限値を設定する手段と、学習補正量の更新時に新たな学習補正量を上限値と比較して、上限値を超えた時に上限値に制限する手段と、学習補正量の更新時に新たな学習補正量を下限値と比較して、下限値を超えた時に下限値に制限する手段と、から構成されることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明では、前記上限値設定用の加算値と前記下限値設定用の減算値との大きさを異ならせたことを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、学習補正量の更新に際し、1トリップ当たりの更新量を制限するため、学習補正量を実際のスロットル弁の詰まり等から考えられる範囲内に規制でき、誤学習を確実に防止できるので、誤学習によるエンジン回転の吹き上がりや回転落ちをより完全に防止できるという効果が得られる。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、フィードバック制御量の平均値と目標フィードバック制御量との偏差の所定割合(1/β)を加算して更新することで、制限範囲内の一時的な誤学習があっても、その影響を最小限に抑えられるという効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、学習補正量の上限値及び下限値を的確に制限できるという効果が得られる。
【0015】
請求項4に係る発明によれば、スロットル弁の詰まり特性に合わせて、詰まり増大方向の制限と詰まり減少方向の制限とを別々に設定できるという効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図2は一実施例のシステム図である。
エンジン1の吸気通路2にはスロットル弁3が設けられるが、このスロットル弁3をバイパスする補助空気通路4が設けられており、この補助空気通路4には電磁式の補助空気制御弁5が介装されている。
【0017】
補助空気制御弁5は、一定周期内におけるON時間割合(デューティ)を変化させるデューティ信号により駆動されて、デューティ増大により開度が増大、デューティ減少により開度が減少する。従って、ここでいうデューティ(%)が制御量に相当する。
また、吸気通路2には各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁6が設けられていて、これにより燃料供給がなされる。
【0018】
補助空気制御弁5及び燃料噴射弁6の作動を制御するコントロールユニット7には各種のセンサ・スイッチから信号が入力されている。
具体的には、エンジン1の所定クランク角毎に信号に出力するクランク角センサ8が設けられ、これによりクランク角を検出し得ると共に、エンジン回転数Nを算出可能である。
【0019】
また、吸気通路2内で吸入空気流量Qを検出するエアフローメータ9、スロットル弁3の開度TVOを検出するスロットルセンサ10、エンジン冷却水温Twを検出する水温センサ11が設けられている。
この他、図示省略したが、エンジンキースイッチ、車速センサ等の信号がコントロールユニット7に入力されている。
【0020】
ここにおいて、コントロールユニット7内のマイクロコンピュータは、後述する図3〜図4のルーチンに従って、補助空気制御弁5への制御量(デューティ)を制御して、アイドル回転数を学習制御する。
また、吸入空気流量Qとエンジン回転数Nとから、基本燃料噴射量Tp=K・Q/N(Kは定数)を演算し、これに各種補正を施して、最終的な燃料噴射量Ti=Tp・COEF(COEFは空燃比フィードバック補正係数を含む各種補正係数)を設定し、エンジン回転に同期した所定のタイミングで、Tiに相応するパルス巾の駆動パルス信号を燃料噴射弁6に出力して、燃料噴射を行わせる。
【0021】
図3のデューティ制御ルーチンについて説明する。本ルーチンは所定時間毎に実行される。
ステップ1(図にはS1と記してある。以下同様)では、アイドル回転数フィードバック制御条件(ISC条件)か否かを否かを判定する。
ここで、ISC条件とは、少なくとも、スロットル弁3が全閉(TVO=0)、車速VSPが所定値以下、かつスタートスイッチOFFのアイドル運転時であることとする。
【0022】
ISC条件でない場合は、ステップ2,3を実行する。
ステップ2では、エンジン冷却水温Twに応じて目標フィードバック制御量ISCIset を定めたテーブルを参照し、水温センサ11により検出される実際の水温Twから目標フィードバック制御量ISCIset を検索する。
そして、ステップ3では、フィードバック制御量ISCI=ISCIset に設定する。
【0023】
ISC条件の場合は、ステップ4〜8を実行する。
ステップ4では、クランク角センサ8からの信号に基づいて実際のエンジン回転数(アイドル回転数)Nを検出する。
ステップ5では、エンジン冷却水温Twに応じて目標アイドル回転数Nset を定めたテーブルを参照し、水温センサ11により検出される実際の水温Twから目標アイドル回転数Nset を検索する。
【0024】
ステップ6では、実際のアイドル回転数Nと目標アイドル回転数Nset とを比較し、N<Nset の場合は、ステップ7でフィードバック制御量ISCIを所定の積分分ΔI増大させる。逆に、N>Nset の場合は、ステップ8でフィードバック制御量ISCIを所定の積分分ΔI減少させる。
ここで、ステップ4〜8の部分がフィードバック制御量設定手段に相当する。
【0025】
フィードバック制御量ISCIの設定後は、ステップ9〜11を実行する。
ステップ9では、学習補正量記憶手段としての書換え可能なRAMに記憶されている学習補正量ISCLRCを読込む。この学習補正量ISCLRCは、スロットル弁3の全閉時の洩れ空気量変化分(詰まり分)に相当するものである。尚、RAMに対しては、エンジンキースイッチのOFF後も学習補正量ISCLRCを記憶保持するために、バックアップ電源回路を用いる。
【0026】
ステップ10では、次式のごとく、フィードバック制御量ISCIと学習補正量ISCLRCとを加算して、制御量(デューティ)ISCONを算出する。この部分が制御量算出手段に相当する。
ISCON=ISCI+ISCLRC
ステップ11では、制御量(デューティ)ISCONに対応するデューティ信号を出力して、補助空気制御弁5を開閉駆動する。この部分が補助空気制御弁駆動手段に相当する。
【0027】
次に図4の学習ルーチンについて説明する。本ルーチンは所定時間毎又は所定回転毎に実行される。
ステップ21では、エンジンキースイッチの投入時(OFF→ON時)か否かを判定し、エンジンキースイッチの投入時には、ステップ22で、記憶保持されている学習補正量ISCLRCを読込み、次のステップ23で、次式のごとく、エンジンキースイッチの投入時の学習補正量ISCLRCに対し所定の値L1,L2を加算及び減算して、上限値A及び下限値Bを設定する。この部分が上限値及び下限値設定手段に相当する。
【0028】
A=ISCLRC+L1
B=ISCLRC−L2
ステップ24では、所定の学習条件か否かを判定する。
ここでいう所定の学習条件とは、少なくとも、アイドル運転時であって、アイドル回転数のフィードバック制御中であることとする。また、安定状態で学習するため、エアコンOFFなどを条件とするとよい。
【0029】
所定の学習条件でない場合は本ルーチンを終了するが、学習条件の場合は、ステップ25以降へ進む。
ステップ25では、現在のフィードバック制御量ISCIを取込み、次式によって、フィードバック制御量の平均値ISCIave を算出する。
ISCIave =〔ISCIave ・(α−1)+ISCI〕/α
(但し、αは平均化割合定数で、α>1)
ステップ26では、エンジン冷却水温Twに応じて目標フィードバック制御量ISCIset を定めたテーブル(ステップ2で用いたもの)を参照し、水温センサ11により検出される実際の水温Twから目標フィードバック制御量ISCIset を検索する。
【0030】
ステップ27では、次式のごとく、フィードバック制御量の平均値ISCave と目標フィードバック制御量ISCIset との偏差ΔISCIを算出する。
ΔISCI=ISCave −ISCIset
ステップ28では、次式のごとく、現在の学習補正量ISCLRCに前記偏差ΔISCIの所定割合(1/β)を加算して、新たな学習補正量ISCLRCを設定する。
【0031】
ISCLRC=ISCLRC+(ISCIave −ISCIset )/β
(但し、βは更新割合定数で、β≧1)
ステップ29では、新たな学習補正量ISCLRCを上限値Aを比較し、ISCLRC>Aの場合に、ステップ30へ進んで学習補正量ISCLRC=Aに制限する。この部分が上限値制限手段に相当する。
【0032】
ステップ31では、新たな学習補正量ISCLRCを下限値Bを比較し、ISCLRC<Bの場合に、ステップ32へ進んで学習補正量ISCLRC=Bに制限する。この部分が下限値制限手段に相当する。
ステップ33では、新たに設定された学習補正量ISCLRCにより、RAM上の学習補正量ISCLRCのデータを書換える。
【0033】
書換えられた学習補正量ISCLRCのデータは、スロットル弁3の全閉時の洩れ空気量変化分(詰まり分)に相当するものとなり、次回より、これに基づいて補正がなされる。また、これに基づいて、劣化度合を自己診断することもできる。
本発明では、学習補正量ISCLRCの更新に際し、新たな学習補正量がエンジンキースイッチの投入時の学習補正量に対して所定範囲内となるように更新を制限することによって、1トリップ当たりの更新量を制限するというリミッター処理を行っている。一般的にスロットル弁の詰まり等による変化は、1トリップにて、わずかな変化が認められる程度の、ゆるやかな変化であることから、1トリップ当たりの更新量を制限することで、学習補正量ISCLRCを実際のスロットル弁の詰まり等から考えられる範囲内に規制でき、誤学習を確実に防止できる。
【0034】
また、エンジンキースイッチの投入時の学習補正量ISCLRCに対し所定の値L1,L2を加算及び減算して上限値A及び下限値Bを設定するに際しては、加算値L1と減算値L2との大きさを異ならせることにより、スロットル弁の詰まり特性に合わせて、詰まり増大方向の制限と詰まり減少方向の制限とを別々に設定できる。
【0035】
すなわち、通常は劣化と共に詰まり量が増大するので、L2よりL1を大きくしておくのがよい。但し、保守点検作業時などにスロットル弁部の洗浄を行った場合は、詰まり減少方向に急激に変化するので、この場合には学習補正量を初期化できるようにしておくのがよい。尚、初期化する場合は、ISCLRC=0とするより、0よりやや大きな値にして、多少吹き上がりはあるが、初期フリクションによるエンストを防止できるようにするとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】本発明の一実施例を示すシステム図
【図3】デューティ制御ルーチンのフローチャート
【図4】学習ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 エンジン
2 吸気通路
3 スロットル弁
4 補助空気通路
5 補助空気制御弁
6 燃料噴射弁
7 コントロールユニットチ
8 クランク角センサ
9 エアフローメータ
10 スロットルセンサ
11 水温センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのアイドル回転数学習制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車用エンジンでは、吸気通路のスロットル弁をバイパスする補助空気通路に補助空気制御弁を備え、アイドル運転時に、実際のアイドル回転数と目標アイドル回転数とを比較し、比較結果に応じて補助空気制御弁の開度を制御して、アイドル回転数をフィードバック制御している。
【0003】
そして、所定の学習条件で、アイドル回転数のフィードバック制御のために増減されるフィードバック制御量(特に増減分)に基づいて、スロットル弁の全閉時の洩れ空気量の変化分(詰まり分)に対応する学習補正量を設定し、これにより補正して、より高度な学習制御を行っている。
また、学習制御においては、誤学習を防止すべく、学習補正量の絶対値を一定の範囲内に制限したり、特開昭61−210248号公報に記載のごとく、1回の学習当たりの更新量を制限している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のエンジンのアイドル回転数学習制御装置にあっては、学習補正量の絶対値を一定の範囲内に制限したとしても、その範囲はスロットル弁の詰まり等による洩れ空気量の変化幅より広くしなければならないので、その範囲内での誤学習を防止するすべはない。
【0005】
また、1回の学習当たりの更新量を制限したとしても、誤学習が連続すると、それが蓄積されて、学習補正量が異常な値となることは防止できない。
よって、従来の制限方法では、誤学習により、エンジン回転の吹き上がりや回転落ち(更にはエンスト)を生じるのを完全には防止できないという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、一般的にスロットル弁の詰まり等による変化は1トリップ(エンジンキースイッチONからOFFまで)でわずかな変化が認められる程度のゆるやかな変化であることに着目し、学習補正量の更新に対する制限をより適正化して、誤学習によるエンジン回転の吹き上がりや回転落ちをより完全に防止できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明では、吸気通路のスロットル弁をバイパスする補助空気通路に補助空気制御弁を備えるエンジンにおいて、図1に示すような手段を設けて、アイドル回転数学習制御装置を構成する。
すなわち、アイドル運転時に実際のアイドル回転数と予め定めた目標アイドル回転数とを比較し、比較結果に応じてフィードバック制御量を増減するフィードバック制御量設定手段と、学習補正量を記憶する書換え可能な学習補正量記憶手段と、前記フィードバック制御量と前記学習補正量とに基づいて、前記補助空気制御弁に対する制御量を算出する制御量算出手段と、前記制御量に対応する信号により前記補助空気制御弁を開閉駆動する補助空気制御弁駆動手段とを設ける。
【0008】
そして、前記フィードバック制御量と予め定めた目標フィードバック制御量との偏差に基づき、この偏差を減少する方向に、前記記憶手段の学習補正量を更新する学習補正量更新手段と、前記学習補正量の更新時に、新たな学習補正量がエンジンキースイッチ投入時の学習補正量に対し所定範囲内となるように更新を制限する更新制限手段とを設ける。
【0009】
一般的にスロットル弁の詰まり等による変化は、1トリップ(エンジンキースイッチONからOFFまで)にて、わずかな変化が認められる程度の、ゆるやかな変化である。
よって、学習補正量の更新時に、新たな学習補正量がエンジンキースイッチの投入時の学習補正量に対して所定範囲内となるように更新を制限することによって、1トリップ当たりの更新量を制限することで、学習補正量を実際のスロットル弁の詰まり等から考えられる範囲内に規制でき、誤学習を確実に防止できる。
【0010】
請求項2に係る発明では、前記学習補正量更新手段は、フィードバック制御量の平均値をISCIave 、目標フィードバック制御量をISCIset とすると、
学習補正量ISCLRCを、
ISCLRC=ISCLRC+(ISCIave −ISCIset )/β
(但し、βは更新割合定数で、β≧1)
により更新するものであることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明では、前記更新制限手段は、エンジンキースイッチの投入時の学習補正量に対し所定の値を加算及び減算して上限値及び下限値を設定する手段と、学習補正量の更新時に新たな学習補正量を上限値と比較して、上限値を超えた時に上限値に制限する手段と、学習補正量の更新時に新たな学習補正量を下限値と比較して、下限値を超えた時に下限値に制限する手段と、から構成されることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明では、前記上限値設定用の加算値と前記下限値設定用の減算値との大きさを異ならせたことを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、学習補正量の更新に際し、1トリップ当たりの更新量を制限するため、学習補正量を実際のスロットル弁の詰まり等から考えられる範囲内に規制でき、誤学習を確実に防止できるので、誤学習によるエンジン回転の吹き上がりや回転落ちをより完全に防止できるという効果が得られる。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、フィードバック制御量の平均値と目標フィードバック制御量との偏差の所定割合(1/β)を加算して更新することで、制限範囲内の一時的な誤学習があっても、その影響を最小限に抑えられるという効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、学習補正量の上限値及び下限値を的確に制限できるという効果が得られる。
【0015】
請求項4に係る発明によれば、スロットル弁の詰まり特性に合わせて、詰まり増大方向の制限と詰まり減少方向の制限とを別々に設定できるという効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図2は一実施例のシステム図である。
エンジン1の吸気通路2にはスロットル弁3が設けられるが、このスロットル弁3をバイパスする補助空気通路4が設けられており、この補助空気通路4には電磁式の補助空気制御弁5が介装されている。
【0017】
補助空気制御弁5は、一定周期内におけるON時間割合(デューティ)を変化させるデューティ信号により駆動されて、デューティ増大により開度が増大、デューティ減少により開度が減少する。従って、ここでいうデューティ(%)が制御量に相当する。
また、吸気通路2には各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁6が設けられていて、これにより燃料供給がなされる。
【0018】
補助空気制御弁5及び燃料噴射弁6の作動を制御するコントロールユニット7には各種のセンサ・スイッチから信号が入力されている。
具体的には、エンジン1の所定クランク角毎に信号に出力するクランク角センサ8が設けられ、これによりクランク角を検出し得ると共に、エンジン回転数Nを算出可能である。
【0019】
また、吸気通路2内で吸入空気流量Qを検出するエアフローメータ9、スロットル弁3の開度TVOを検出するスロットルセンサ10、エンジン冷却水温Twを検出する水温センサ11が設けられている。
この他、図示省略したが、エンジンキースイッチ、車速センサ等の信号がコントロールユニット7に入力されている。
【0020】
ここにおいて、コントロールユニット7内のマイクロコンピュータは、後述する図3〜図4のルーチンに従って、補助空気制御弁5への制御量(デューティ)を制御して、アイドル回転数を学習制御する。
また、吸入空気流量Qとエンジン回転数Nとから、基本燃料噴射量Tp=K・Q/N(Kは定数)を演算し、これに各種補正を施して、最終的な燃料噴射量Ti=Tp・COEF(COEFは空燃比フィードバック補正係数を含む各種補正係数)を設定し、エンジン回転に同期した所定のタイミングで、Tiに相応するパルス巾の駆動パルス信号を燃料噴射弁6に出力して、燃料噴射を行わせる。
【0021】
図3のデューティ制御ルーチンについて説明する。本ルーチンは所定時間毎に実行される。
ステップ1(図にはS1と記してある。以下同様)では、アイドル回転数フィードバック制御条件(ISC条件)か否かを否かを判定する。
ここで、ISC条件とは、少なくとも、スロットル弁3が全閉(TVO=0)、車速VSPが所定値以下、かつスタートスイッチOFFのアイドル運転時であることとする。
【0022】
ISC条件でない場合は、ステップ2,3を実行する。
ステップ2では、エンジン冷却水温Twに応じて目標フィードバック制御量ISCIset を定めたテーブルを参照し、水温センサ11により検出される実際の水温Twから目標フィードバック制御量ISCIset を検索する。
そして、ステップ3では、フィードバック制御量ISCI=ISCIset に設定する。
【0023】
ISC条件の場合は、ステップ4〜8を実行する。
ステップ4では、クランク角センサ8からの信号に基づいて実際のエンジン回転数(アイドル回転数)Nを検出する。
ステップ5では、エンジン冷却水温Twに応じて目標アイドル回転数Nset を定めたテーブルを参照し、水温センサ11により検出される実際の水温Twから目標アイドル回転数Nset を検索する。
【0024】
ステップ6では、実際のアイドル回転数Nと目標アイドル回転数Nset とを比較し、N<Nset の場合は、ステップ7でフィードバック制御量ISCIを所定の積分分ΔI増大させる。逆に、N>Nset の場合は、ステップ8でフィードバック制御量ISCIを所定の積分分ΔI減少させる。
ここで、ステップ4〜8の部分がフィードバック制御量設定手段に相当する。
【0025】
フィードバック制御量ISCIの設定後は、ステップ9〜11を実行する。
ステップ9では、学習補正量記憶手段としての書換え可能なRAMに記憶されている学習補正量ISCLRCを読込む。この学習補正量ISCLRCは、スロットル弁3の全閉時の洩れ空気量変化分(詰まり分)に相当するものである。尚、RAMに対しては、エンジンキースイッチのOFF後も学習補正量ISCLRCを記憶保持するために、バックアップ電源回路を用いる。
【0026】
ステップ10では、次式のごとく、フィードバック制御量ISCIと学習補正量ISCLRCとを加算して、制御量(デューティ)ISCONを算出する。この部分が制御量算出手段に相当する。
ISCON=ISCI+ISCLRC
ステップ11では、制御量(デューティ)ISCONに対応するデューティ信号を出力して、補助空気制御弁5を開閉駆動する。この部分が補助空気制御弁駆動手段に相当する。
【0027】
次に図4の学習ルーチンについて説明する。本ルーチンは所定時間毎又は所定回転毎に実行される。
ステップ21では、エンジンキースイッチの投入時(OFF→ON時)か否かを判定し、エンジンキースイッチの投入時には、ステップ22で、記憶保持されている学習補正量ISCLRCを読込み、次のステップ23で、次式のごとく、エンジンキースイッチの投入時の学習補正量ISCLRCに対し所定の値L1,L2を加算及び減算して、上限値A及び下限値Bを設定する。この部分が上限値及び下限値設定手段に相当する。
【0028】
A=ISCLRC+L1
B=ISCLRC−L2
ステップ24では、所定の学習条件か否かを判定する。
ここでいう所定の学習条件とは、少なくとも、アイドル運転時であって、アイドル回転数のフィードバック制御中であることとする。また、安定状態で学習するため、エアコンOFFなどを条件とするとよい。
【0029】
所定の学習条件でない場合は本ルーチンを終了するが、学習条件の場合は、ステップ25以降へ進む。
ステップ25では、現在のフィードバック制御量ISCIを取込み、次式によって、フィードバック制御量の平均値ISCIave を算出する。
ISCIave =〔ISCIave ・(α−1)+ISCI〕/α
(但し、αは平均化割合定数で、α>1)
ステップ26では、エンジン冷却水温Twに応じて目標フィードバック制御量ISCIset を定めたテーブル(ステップ2で用いたもの)を参照し、水温センサ11により検出される実際の水温Twから目標フィードバック制御量ISCIset を検索する。
【0030】
ステップ27では、次式のごとく、フィードバック制御量の平均値ISCave と目標フィードバック制御量ISCIset との偏差ΔISCIを算出する。
ΔISCI=ISCave −ISCIset
ステップ28では、次式のごとく、現在の学習補正量ISCLRCに前記偏差ΔISCIの所定割合(1/β)を加算して、新たな学習補正量ISCLRCを設定する。
【0031】
ISCLRC=ISCLRC+(ISCIave −ISCIset )/β
(但し、βは更新割合定数で、β≧1)
ステップ29では、新たな学習補正量ISCLRCを上限値Aを比較し、ISCLRC>Aの場合に、ステップ30へ進んで学習補正量ISCLRC=Aに制限する。この部分が上限値制限手段に相当する。
【0032】
ステップ31では、新たな学習補正量ISCLRCを下限値Bを比較し、ISCLRC<Bの場合に、ステップ32へ進んで学習補正量ISCLRC=Bに制限する。この部分が下限値制限手段に相当する。
ステップ33では、新たに設定された学習補正量ISCLRCにより、RAM上の学習補正量ISCLRCのデータを書換える。
【0033】
書換えられた学習補正量ISCLRCのデータは、スロットル弁3の全閉時の洩れ空気量変化分(詰まり分)に相当するものとなり、次回より、これに基づいて補正がなされる。また、これに基づいて、劣化度合を自己診断することもできる。
本発明では、学習補正量ISCLRCの更新に際し、新たな学習補正量がエンジンキースイッチの投入時の学習補正量に対して所定範囲内となるように更新を制限することによって、1トリップ当たりの更新量を制限するというリミッター処理を行っている。一般的にスロットル弁の詰まり等による変化は、1トリップにて、わずかな変化が認められる程度の、ゆるやかな変化であることから、1トリップ当たりの更新量を制限することで、学習補正量ISCLRCを実際のスロットル弁の詰まり等から考えられる範囲内に規制でき、誤学習を確実に防止できる。
【0034】
また、エンジンキースイッチの投入時の学習補正量ISCLRCに対し所定の値L1,L2を加算及び減算して上限値A及び下限値Bを設定するに際しては、加算値L1と減算値L2との大きさを異ならせることにより、スロットル弁の詰まり特性に合わせて、詰まり増大方向の制限と詰まり減少方向の制限とを別々に設定できる。
【0035】
すなわち、通常は劣化と共に詰まり量が増大するので、L2よりL1を大きくしておくのがよい。但し、保守点検作業時などにスロットル弁部の洗浄を行った場合は、詰まり減少方向に急激に変化するので、この場合には学習補正量を初期化できるようにしておくのがよい。尚、初期化する場合は、ISCLRC=0とするより、0よりやや大きな値にして、多少吹き上がりはあるが、初期フリクションによるエンストを防止できるようにするとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】本発明の一実施例を示すシステム図
【図3】デューティ制御ルーチンのフローチャート
【図4】学習ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 エンジン
2 吸気通路
3 スロットル弁
4 補助空気通路
5 補助空気制御弁
6 燃料噴射弁
7 コントロールユニットチ
8 クランク角センサ
9 エアフローメータ
10 スロットルセンサ
11 水温センサ
Claims (4)
- 吸気通路のスロットル弁をバイパスする補助空気通路に補助空気制御弁を備えるエンジンにおいて、
アイドル運転時に実際のアイドル回転数と予め定めた目標アイドル回転数とを比較し、比較結果に応じてフィードバック制御量を増減するフィードバック制御量設定手段と、
学習補正量を記憶する書換え可能な学習補正量記憶手段と、
前記フィードバック制御量と前記学習補正量とに基づいて、前記補助空気制御弁に対する制御量を算出する制御量算出手段と、
前記制御量に対応する信号により前記補助空気制御弁を開閉駆動する補助空気制御弁駆動手段と、
前記フィードバック制御量と予め定めた目標フィードバック制御量との偏差に基づき、この偏差を減少する方向に、前記記憶手段の学習補正量を更新する学習補正量更新手段と、
前記学習補正量の更新時に、新たな学習補正量がエンジンキースイッチ投入時の学習補正量に対し所定範囲内となるように更新を制限する更新制限手段と、
を含んで構成されるエンジンのアイドル回転数学習制御装置。 - 前記学習補正量更新手段は、フィードバック制御量の平均値をISCIave 、目標フィードバック制御量をISCIset とすると、
学習補正量ISCLRCを、
ISCLRC=ISCLRC+(ISCIave −ISCIset )/β
(但し、βは更新割合定数で、β≧1)
により更新するものであることを特徴とする請求項1記載のエンジンのアイドル回転数学習制御装置。 - 前記更新制限手段は、
エンジンキースイッチの投入時の学習補正量に対し所定の値を加算及び減算して上限値及び下限値を設定する手段と、
学習補正量の更新時に新たな学習補正量を上限値と比較して、上限値を超えた時に上限値に制限する手段と、
学習補正量の更新時に新たな学習補正量を下限値と比較して、下限値を超えた時に下限値に制限する手段と、
から構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエンジンのアイドル回転数学習制御装置。 - 前記上限値設定用の加算値と前記下限値設定用の減算値との大きさを異ならせたことを特徴とする請求項3記載のエンジンのアイドル回転数学習制御装置。
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JP32487895A JP3572368B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | エンジンのアイドル回転数学習制御装置 |
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JPH09166037A JPH09166037A (ja) | 1997-06-24 |
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