JP3572035B2 - コネクタ付きシールドケーブル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器間の電気的接続に用いられるシールドケーブルの端部にコネクタを結合したコネクタ付きシールドケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年パーソナルコンピュータやプリンタ等の各種電子機器において、電子機器の機能の向上、多様化に伴って、電子機器内の基板間、ユニット間あるいは電子機器間を高速かつ多量にデータが送受信されるようになっており、そのインターフェースとして多ピンのコネクタ付きケーブルの使用が進んでいる。このような多ピンのコネクタ付きケーブルは、特に電子機器間の信号伝送に使用される場合、放射ノイズやイミュニティーの面で問題を引き起こすケースが増えているため、複数の芯線の束を網状のシールド部材で被覆したシールドケーブルが用いられる事が多い。そのシールド部材は、シールドケーブルの端部に結合されたコネクタの金属製で導電性のハウジングに対して、電気的に接続される事で放射ノイズを抑制している。
【0003】
また、シールドケーブルのコネクタの接続相手である電子機器の基板側コネクタのハウジングも金属製の導電部材であって、電子機器の金属製の筐体に電気的に接続される。これにより、シールドケーブル側のコネクタのハウジングを電子機器の基板側のコネクタに嵌合させて両コネクタを電気的に接続した状態において、シールドケーブルのシールド部材が両コネクタのハウジングを介してグランドである電子機器の筐体に電気的に接続され、シールド効果により放射ノイズを抑制する事ができる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら上記従来の技術において、シールドケーブルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの各部材間での電気的接続状態が不完全だと、放射ノイズのシールド特性は大きく変動するため、放射ノイズが発生する原因になっている。
【0005】
シールドケーブルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの電気的接続の不完全になる第1の要因としては、ケーブル側コネクタと基板側コネクタの嵌合による電気的接続状態の不良が挙げられる。通常ケーブル側コネクタと基板側コネクタの嵌合は、ケーブル側コネクタの嵌合部が外側、基板側コネクタの嵌合部が内側になるように嵌合され、ケーブル側コネクタの嵌合部は若干押し広げられるように嵌合される。そのため、ケーブル側コネクタの嵌合部の形状は変形し易く、繰り返し使用する事によりケーブル側コネクタと基板側コネクタの嵌合による接続状態が不安定になっていた。
【0006】
また通常ケーブル側コネクタは、その外装を形成する外側ハウジングと、基板側コネクタの嵌合部を有する内側ハウジングとを組み合わせる事で形成されている。そのため、シールドケーブルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの電気的接続が不完全になる第2の要因としては、外側ハウジングと内側ハウジングの電気的接続状態の不良が挙げられる。この電気的接続の不安定な状態は、ケーブル側コネクタが基板側コネクタに嵌合された際に生ずるケーブル側コネクタの嵌合部の歪みによって助長される。
【0007】
また通常外側ハウジングの後端部には、シールドケーブルのシールド部と接続しクランプするクランプ部が形成されている。クランプ部は断面U字状の弾性部材で形成されており、その径を縮小する事によりシールドケーブルのシールド部の外周をクランプする。しかしながら、クランプ部材は弾性部材であるため変形してしまい、シールドケーブルに設けられたシールド部材と外側ハウジングの電気的接続状態の不良が発生してしまう。これが、シールドケーブルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの電気的接続が不完全になる第3の要因となっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明においては、複数の芯線をシールド部材により被覆してなるシールドケーブルの端部にコネクタを結合したコネクタ付きシールドケーブルにおいて、該複数の芯線と接続する複数の電極が設けられた電極部と、該コネクタの接続相手となるコネクタに嵌合される嵌合部を有し、内部に該電極部を有する導電性の内側ハウジングと、該内側ハウジングの該嵌合部と該嵌合部が該コネクタの接続相手となるコネクタとの嵌合により押し広げられる変形を抑制する方向に弾性を有する導電性の接続部により接続されるとともに、シールドケーブルから露出した芯線を収容する導電性の外側ハウジングとを有し、
該外側ハウジングは該シールド部材の端部が外側ハウジングの後部のケーブル導入口よりも内側に位置するよう配置されるとともに、外側ハウジングの後端部に設けられた導電性のクランプ部によりシールドケーブルのシールド部材をクランプし電気的に接続している事を特徴としている。
【0009】
また本発明は、前記接続部は外側ハウジングと別部材である事を特徴としている。
【0010】
また本発明は、前記接続部は内側ハウジングの長手方向に対して垂直な方向に折曲部を有し、折曲部の弾性力により内側ハウジングの嵌合部と接続した構成をなしている事を特徴としている。
【0011】
また本発明は、前記接続部は導電性の板バネ状の部材である事を特徴としている。
【0012】
また本発明は、前記接続部は内側ハウジングの嵌合部の複数箇所で接触するように形成されている事を事を特徴としている。
【0014】
また本発明は、前記接続部は鋸歯形状に形成されている事を特徴としている。
【0016】
また本発明は、前記接続部材は導電性の金属からなる複数のピンを並列して一体化したピンアレイ状の部材である事を特徴としている。
【0018】
また本発明は、前記接続部材は導電性ゴムからなるガスケットである事を特徴としている。
【0019】
以上のような構成にする事で、前記発明が解決しようとしている課題に記載した、シールドケーブルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの電気的接続が不完全になる第1の要因を解消し、ケーブル側コネクタが基板側コネクタと嵌合され接続された状態で、ケーブル側コネクタの嵌合部と基板側コネクタの嵌合部との電気的接続を確実にかつ安定してとれるようにすることができる。
【0020】
また、前記発明が解決しようとしている課題に記載した、シールドケーブルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの電気的接続が不完全になる第2の要因を解消し、ケーブル側コネクタの内側ハウジングと外側ハウジングの電気的接続を確実にかつ安定してとれるようにすることができる。
【0022】
また本発明は、前記ケーブル導入口と前記シールド部材が一点以上の多点で接触し電気的に導通する事を特徴としている。
【0023】
また本発明は、前記ケーブル導入口が前記シールド部材の部分の直径よりその一辺が小さい角形に形成され、ケーブル導入口とシールド部材が一点以上の多点で接触し電気的に導通する事を特徴としている。
【0024】
また本発明は、前記ケーブル導入口がシールド部材の直径とほぼ同じ大きさに形成され、前記ケーブル導入口の縁に1つ以上の数の突起を設け、この突起を介して前記ケーブル導入口と前記ケーブル編組が直接接触し電気的に導通する事を特徴としている。
【0025】
また本発明は、前記突起が鋸歯状の形状で多数前記ケーブル導入口の縁に設けられる事を特徴としている。
【0026】
以上のような構成にする事で、前記発明が解決しようとしている課題に記載した、シールドケーブルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの電気的接続が不完全になる第1、2、3の要因を解消し、シールドケーブルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの各部材間の電気的接続状態をすべて確実に行うことにできる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0028】
[第1の実施形態]
図1及び図2は、第1の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面図である。
【0029】
図1において、1はシールドケーブルであり、それぞれ絶縁材で被覆された複数本の芯線3の束を金属からなる網状のシールド部材2で被覆し、さらにその外側を絶縁材からなる外被4で被覆した構造となっている。シールドケーブル1の端部では、外被4が剥がされ、シールド部材2が外側に折り返されている。シールドケーブル1の端部からは芯線3が露出しており、芯線3は以下に示すコネクタ電極とハンダ付け等の方法で接続されている。また、シールドケーブル1の端部には、ケーブル側コネクタ10が取付けられている。ケーブル側コネクタ10は、外側ハウジング7、7´、内側ハウジング5、及びコネクタ電極部6により形成される。
【0030】
内側ハウジング5は導電性の金属からなり、両端が開口した細長い略長方形の筒状に形成されたケーブル側嵌合部52と、ケーブル側嵌合部52の左右上下に突出するフランジ51から形成されている。ケーブル側嵌合部52は図2に示すように、ケーブル側コネクタ10の接続相手である電子機器のプリント基板9に設けられた基板側コネクタ8の基板側嵌合部20に嵌合される。ケーブル側嵌合部52と基板側嵌合部20の嵌合部とは、ケーブル側嵌合部52が外側、基板側嵌合部20が内側になる様に嵌合される。嵌合を確実に行うために、ケーブル側嵌合部52の内径は、基板側嵌合部20の外径よりも小さくなっており、嵌合される際にケーブル側嵌合部52には、筒状部が若干押し広げられる方向に力が加えられるようになっている。
【0031】
内側ハウジング5内にはコネクタ電極部6が固定されている。コネクタ電極部6は、複数の芯線3のそれぞれに接続される複数の電極接続端子61を、絶縁体からなる保持部材53で保持したものである。コネクタ電極部6がプリント基板9に設けられた基板側コネクタ8と接続する事で、シールドケーブル1からの信号がプリント基板9へ伝送でき、またプリント基板9からの信号がシールドケーブル1を通って他のプリント基板、電子ユニット及び電子機器へ伝送される。
【0032】
外側ハウジング7、7´は、それぞれ金属板材から全体が一体に形成された導電性の部材であり、お互いを上下に重ねて組み合わさせることで、コネクタ10の外形を構成している。上側の外側ハウジング7の左右の端部にはスリット状の貫通孔73が形成されており下側の外側ハウジング7´の左右の側壁にはスリット状の貫通孔73のそれぞれに対応する位置には薄板上の突起73´が形成されている。突起73´を貫通孔73に挿入し内側に折り曲げる事で、外側ハウジング7と外側ハウジング7´は固定される。ここでは外側ハウジング部材7´は下側の外側ハウジング部材7の内側に入れられ固定されている。外側ハウジング7、7´の内部には、シールドケーブル1の端部のシールド部材2の折り返し部分から、端部から露出した芯線3までを収容しており、外側ハウジング7、7´の前部には内部ハウジング5が組み合わされている。
【0033】
外側ハウジング部材7、7´はホームベース状の概略五角形に形成され、その左右両側には内側ハウジング5の高さに対応した高さの側壁76、76´が折り曲げられて形成されている。側壁76、76´のそれぞれの前端にはフランジ71、71´が外側へ向かってL字形に折曲されて形成されている。内側ハウジング5のフランジ51と外側ハウジング7,7´のフランジ71,71´にはそれぞれビス止め用の孔が設けられており、これらの孔は外側ハウジング部材7,7´が組み合わされた状態で、お互いが整列するように設けられている。この整列された孔には、ケーブル側コネクタ10と基板側コネクタ8の固定する際に使用する不図示のねじが取付けられる。
【0034】
また、外側ハウジング部材7,7´のホームベース状の部分に連続する後端部には、シールドケーブル1においてシールド部材2の折り返し部分を締め付けて保持する略半円筒形で、弾性変形可能な導電性のクランプ部74、74´が形成されている。外側ハウジング部材7,7´が組み合わされた状態で、クランプ部74、74´の半径を小さくすることで、ケーブル部材13を挟み込みクランプ部74、74´と固定する。クランプ部74、74´と外側ハウジング部材7,7´が連なる部分の長さを異ならす事で、クランプ部74と、クランプ部74´が重なり合わないようにしている。このようにして、クランプ部74,74´はシールド部材2の折り返し部分に対して圧接され、シールド部材2と外側ハウジング部材7,7´は電気的に接続される。
【0035】
また、外側ハウジング7、7´において内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52に対向する前縁部に沿って、内側ハウジング5の長手方向に対して垂直な方向に折曲する折曲部72、72´が形成されている。折曲部72,72´が内側ハウジング5の嵌合部52の平面に形成された上面及び下面のそれぞれに対して弾性的に圧接することにより、外側ハウジング部材7,7´が内側ハウジング5に対して電気的に接続される。また、折曲部72,72´により、ケーブル側コネクタ10が基板側コネクタ8と嵌合した際のケーブル側嵌合部52の機械的強度は増加する。そのため、ケーブル側嵌合部52の基板側嵌合部20との嵌合による押し広げられるような変形が抑制され、ケーブル側コネクタ10と基板側コネクタ8との電気的接続の安定性が保たれる。なお、基板側コネクタ8のハウジングは不図示の電子機器のグランドとしての金属製筐体に接続される。
【0036】
また、折曲部72,72´はケーブル側嵌合部52に対する弾性力により、仮にケーブル側嵌合部52が基板側コネクタ8との嵌合により若干押し広げられる方向に変形しても、常に内側ハウジング5と接続した状態を保つ事ができる。
【0037】
また、折曲部72,72´と内部ハウジング5とが接触する部分は、できるだけ多い方が良い。これは、接触部が多いほどコネクタ全体のインピーダンスを低下させる事ができ、放射ノイズの発生を抑制する事ができるためである。また、外側ハウジング7、7´と内側ハウジング6との隙間を少なくする事ができるため、その隙間から漏れ出てくる放射ノイズの抑制にも役立つ。
【0038】
以上のように、本実施形態のシールドケーブル用コネクタは、電子機器のプリント基板9に設けられた基板側コネクタ8に接続した状態で、内側ハウジング6と基板側コネクタ8のハウジングとの電気的接続と、内側ハウジング6と外側ハウジング7、7´の電気的接続とを同時に確実かつ安定したものとなっている。これによりシールド部材2がケーブル側コネクタ10と基板側コネクタ8を介して、電子機器の金属製筐体に対して電気的に接続され、シールドケーブル1におけるシールド効果を得ることができる。また、シールドケーブル1による信号伝送において安定した伝送波形を確保でき、シールドケーブル1がアンテナとなって放射されるノイズを安定して低レベルに抑えることができる。
【0039】
なお、本実施形態では図示を省略しているが、外部ハウジング部材7、7′のさらに外側に樹脂などからなるコネクタハウジングを設け外部ハウジング部材7、7′を覆う構造としてもよい。この場合は、外部ハウジング部材7、7′の全体と、シールド部材4が全て収容されるような構造とするのが一般的である。
【0040】
[第2の実施形態]
次に、図3及び図4は、本発明の第2の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及び図2と共通または対応する部分には共通の符号を付してあり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0041】
図3及び図4に示すように、本実施形態では、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれの前縁部に設けられた折曲部72、72´に、外側へ突出する凸部76,76´を上面と下面のそれぞれに2箇所ずつ設けている。この凸部76,76´は、外側ハウジング部材7,7´の前縁部において、折曲部72,72´と内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52の接続部をそれぞれ3箇所に分断している。凸部76,76´により折曲部72,72´の内側ハウジング5との長手方向の個々の接触長さが短くなるため、折曲部72,72´の機械的強度、剛性を補強することができる。尚、本実施形態では凸部76,76´を上面と下面にそれぞれ2箇所づつ設けているが、1箇所以上であればいくつでもかまわない。
【0042】
本実施形態の構造によれば、上記第1の実施形態に比べ、ケーブル側コネクタ10を接続相手の基板側コネクタ8に接続するために、ケーブル側嵌合部52を基板側嵌合部20に嵌合した際に、ケーブル側嵌合部52の変形を押さえる折曲部72,72´の抑制力を第1の実施形態より増強し、ケーブル側コネクタ10と基板側コネクタ8との電気的接続の安定性をさらに高めることができる。
【0043】
なお、折曲部72,72´は、内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52の上面と下面のそれぞれに対してケーブル側嵌合部52の幅方向に沿って複数箇所で圧接するので、折曲部72,72´の嵌合部52に対する片当たりによる電気的接続の不安定さも解消される。また、折曲部72,72´自体の変形も抑制されるので、外側ハウジング部材7,7´と内側ハウジング5との電気的接続の安定性も向上する。
【0044】
[第3の実施形態]
次に、図5及び図6は、本発明の第3の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及び図2と共通または対応する部分には共通の符号を付してあり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0045】
図5及び図6に示すように、本実施形態では、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれにおいて、内側ハウジング5の嵌合部52に対向する前縁に沿って、外側ハウジング部材7,7´と別に形成された導電性の金属板からなる板バネ状の接続部材11,11´が溶接または接着等の手段によって取り付けられている。板バネ状の接続部材11,11´は外側ハウジング部材7,7´の内側に向かって折曲されており、さらに円弧状に湾曲した歯111,111´が長手方向に沿って所定間隔で複数形成されている。
【0046】
このような第3の実施形態の構造によれば、外側ハウジング部材7,7´が結合された状態で、図6に示すように、板バネ状の接続部材11,11´の歯111,111´が内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52の上面と下面のそれぞれに対して複数箇所で弾性的に圧接することにより、外側ハウジング部材7,7´が内側ハウジング5に対して確実に電気的に接続されるとともに、ケーブル側嵌合部52の機械的強度が補強され、その変形が押さえられる。
【0047】
本実施形態では、上記第1の実施形態に比べ、さらに接続部材11、11´を外側ハウジング7,7´と別部材で形成しているため、接続部材11、11´が損傷したり、弾性力が経時的に変化したりした場合に、簡単に交換可能でありケーブルの寿命を延ばす事ができる。
【0048】
[第4の実施形態]
次に、図7及び図8は、本発明の第4の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及び図2と共通または対応する部分には共通の符号を付してあり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0049】
図7及び図8に示すように、本実施形態では、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれの前縁に沿って、鋸歯形状で外側ハウジング部材7,7´の内側に向かって折曲された折曲部77,77´が形成されている。
【0050】
このような第4の実施形態の構造によれば、外側ハウジング部材7,7´が結合された状態で、図8に示すように、外側ハウジング部材7,7´の折曲部77,77´が内側ハウジング5の嵌合部52の上面と下面のそれぞれに対して複数箇所で弾性的に圧接することにより、外側ハウジング部材7,7´が内側ハウジング5に対して電気的に接続されるとともに、嵌合部52の機械的強度が補強され、その変形が押さえられる。
【0051】
本実施形態では、上記第1の実施形態に比べさらに、外側ハウジング部材7,7´の折曲部77,77´が鋸歯形状で先端が尖っている事により、内側ハウジング5の嵌合部52の表面が酸化膜や油膜などの形成で導通が取れにくい状態になっていても、折曲部77,77´の先端がそれらの膜を切り掻いて嵌合部52の金属部分に接触する事で充分導通が確保されるというメリットもある。
【0052】
尚、本実施形態の鋸歯形状で先端が尖っている折曲部77,77´の形状は、先述した第2の実施形態の変形例及び、第3の実施形態の変形例として採用する事もできる。
【0053】
[第5の実施形態]
次に、図9及び図10は、本発明の第5の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及び図2と共通または対応する部分には共通の符号を付してあり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0054】
図9及び図10に示すように、本実施形態では、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれにおいて、内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52に対向する前縁に沿って、内側ハウジング5の長手方向に対して垂直な方向に折曲する折曲部78,78´が形成されている。この折曲部78,78´は、第1の実施形態の折曲部72,72´よりも浅く折曲されている。内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52の上面及び下面と、外側ハウジング部材7,7´の折曲部78,78´の間に接続部材12,12´をそれぞれ挟み込んでいる。接続部材12,12´は、導電性の金属からなる複数のピンを並列して樹脂などによって一体化したピンアレイ状の部材であり、剛性を有している。なお、接続部材12,12´は同一で共通の部材であり、図9では1つだけ示してあるが、上面と下面に1つずつ設けられている。
【0055】
本実施形態によれば、上記第1乃至第4の実施形態に比べ、ケーブル側嵌合部52の機械的強度がさらに補強され、その変形が押さえられるため、ケーブル側コネクタ10と基板側コネクタ8との電気的接続の安定性がより確実なものとなる。
【0056】
なお、接続部材12,12´をピンアレイ状にする事によって、内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52の上面と下面のそれぞれに対し、その長手方向に沿って複数箇所で電気的接続がなされるので、片当たりによる電気的接続の不安定さも解消される。
【0057】
尚、本実施形態のピンアレイ状の接続部材12,12´は、先述した第2の実施形態乃至第4の実施形態の変形例として採用する事もできる。
【0058】
[第6の実施形態]
次に、図11及び図12は、本発明の第6の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及び図2と共通または対応する部分には共通の符号を付してあり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0059】
図11及び図12に示すように、本実施形態では、第5の実施形態と同様に、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれの前縁に沿って、内側ハウジング5の長手方向に対して垂直な方向に折曲する折曲部78,78´が形成されている。内側ハウジング5の嵌合部52の上面及び下面と、外側ハウジング部材7,7´の折曲部78,78´の間に接続部材13,13´をそれぞれ挟み込む構造を採用している。接続部材13,13´は、導電性の金属板から形成された板バネ状の部材であり、複数箇所で上下に切り曲げられた突起131,131´を有する。なお、接続部材13,13´は同一で共通の部材であり、図11では1つだけ示してあるが、上面と下面に1つずつ設けられている。
【0060】
本実施形態によれば、外側ハウジング部材7,7´が結合された状態で、その折曲部78,78´が接続部材13,13´を弾性的に内側に押圧し、接続部材13,13´が内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52の上面と下面のそれぞれに圧接する。これにより、内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52を基板側のコネクタ8と嵌合した際にケーブル側嵌合部52が変形しても、折曲部78,78´がその変形に追従するように変形し、安定した電気的接続状態を保つ事ができる。また、ケーブル側嵌合部52の機械的強度が補強されるため、ケーブル側嵌合部52が変形を抑制し、ケーブル側嵌合部52と基板側のコネクタ8の嵌合を安定かつ確実に行う事ができる。尚、本実施形態の板バネ状の接続部材13,13´は、先述した第2の実施形態乃至第4の実施形態の変形例として採用する事もできる。
【0061】
[第7の実施形態]
次に、図13及び図14は、本発明の第7の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図および模式的な断面図である。ここでは第1の実施形態を説明する図1及び図2と共通または対応する部分には共通の符号を付してあり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0062】
図13及び図14に示すように、本実施形態では、外側ハウジング部材7,7´のそれぞれの前縁部に設けられた折曲部79、79´に、外側へ突出する凸部791,791´を上面と下面のそれぞれに定間隔で複数箇所ずつ設けている。この凸部791,791´は、外側ハウジング部材7,7´の前縁部において、折曲部79,79´と内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52の接続部をそれぞれを複数箇所に分断している。凸部791,791´により折曲部79,79´の内側ハウジング5との個々の長手方向の接触長さが短くなるため、折曲部79,79´の機械的強度、剛性を補強することができる。また、内側ハウジング5の嵌合部52の上面及び下面と、外側ハウジング部材7,7´の折曲部79,79´の間に導電性ゴムからなる接続部材としてのガスケット14,14´をそれぞれ挟み込む構造を採用している。なお、ガスケット14,14´は同一で共通の部材であり、図13では1つだけ示してあるが、上面と下面に1つずつ設けられている。
【0063】
本実施形態の構造によれば、外側ハウジング部材7,7´が結合された状態で、その折曲部79,79´がガスケット14,14´を弾性的に内側に押圧し、ガスケット14,14´が内側ハウジング5の嵌合部52の上面と下面のそれぞれに圧接する。これにより、外側ハウジング部材7,7´が内側ハウジング5に対して電気的に接続されるとともに、嵌合部52の機械的強度が補強され、その変形が押さえられる。これにより、内側ハウジング5のケーブル側嵌合部52を基板側のコネクタ8と嵌合した際にケーブル側嵌合部52が変形しても、折曲部79,79´がその変形に追従するように変形し、安定した電気的接続状態を保つ事ができる。また、ケーブル側嵌合部52の機械的強度が補強されるため、ケーブル側嵌合部52が変形を抑制し、ケーブル側嵌合部52と基板側のコネクタ8の嵌合を安定かつ確実に行う事ができる。
【0064】
尚、本実施形態のガスケット14,14´は、先述した第2の実施形態乃至第4の実施形態の変形例として採用する事もできる。
【0065】
[第8の実施形態]
次に、図15乃び図16は、本発明の第8の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの外側ハウジングと、シールドケーブルの接続部分の構造を示す模式的な断面図である。ここでは第1の実施形態と共通または対応する部分には共通の符号を付してあり、第1の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0066】
本実施形態においては、上記第1乃至第7の実施形態に加えて、シールドケーブル1と外側ハウジング7,7´との接続をより確実に行い、シールドケーブル1のシールド部材2から電子機器の基板側コネクタ8のハウジングに到るまでの各部材間の電気的接続状態をすべて確実に行うものである。
【0067】
図15中、外部ハウジング部材7、7′の後端部にはシールドケーブル1をクランプして抜け止めするクランプ部74、74′が一体形成されている。外部ハウジング部材7、7′から延びるクランプ部74、74′の根本部分は、シールドケーブル1を導入するためのケーブル導入口80が形成されている。
【0068】
このクランプ部74、74′でシールドケーブル1のシールド部材2を締め付けて保持し、シールドケーブル1がケーブル側コネクタ10から抜ける事を防ぎ、また、外部ハウジング部材7、7′とシールド部材2の間の電気的導通を取ることができる。
【0069】
本実施形態では、シールド部材2の芯線3が露出する先端部81を金属製の外部ハウジング部材7、7′の内部に入り込む構造にする事で、安定した低ノイズ性を得ることができる。すなわち、芯線3が外部ハウジング部材7、7′の外部に露出せず、信号線7と外部ハウジング部材7、7′の間に発生する容量結合によって、ノイズ源である高周波電流がバイパスされ、放射ノイズの発生を防ぐことができる。
【0070】
図16は外部ハウジング部材7、7′のケーブル導入口80の構造を示したものである。図16は、外部ハウジング部材7、7′を上下で組み合わせた状態でケーブル導入口80の部分を後方から示したものである。
【0071】
ここでは、ケーブル導入口80をシールド部材2の直径よりその一辺が小さい角形に形成してある。したがって、シールド部材2の先端部81が外部ハウジング部材7、7′内にある位置関係を保った状態でシールドケーブル1を外部ハウジング部材7、7′に組み付けると、シールド部材2が変形してケーブル導入口80に接触することになる。
【0072】
このように、ケーブル導入口80をシールド部材2の直径よりその一辺が小さい角形に形成し、シールド部材2をケーブル導入口80に接触させることで、シールド部材2とケーブル導入口80を確実に接触させ、外部ハウジング部材7、7′とシールド部材2の導通性を向上させることができ、簡単安価な構成により外部ハウジング部材7、7′のシールド性を向上し、さらなる低放射ノイズ性を得ることができる。
【0073】
[第9の実施形態]
図17は、本発明の第9の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの外側ハウジングと、シールドケーブルの接続部分の構造を示す模式的な断面図であり、外部ハウジング部材7、7´を上下で組み合わせた状態でケーブル導入口80の部分を後方から示したものである。ここでは第8の実施形態と共通または対応する部分には共通の符号を付してあり、第8の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0074】
本実施形態では、ケーブル導入口80をシールド部材2の直径とほぼ同じの円径とした上、さらに内側方向に伸びる突起82を設けた形状に形成してある。ここでは突起82の数は4つであるが、突起82の数は1つ以上の数であればいくつでも良い。シールド部材2の先端部81が外部ハウジング部材7、7′内にある位置関係を保った状態でシールドケーブル1を外部ハウジング部材7、7′に組み付けると、シールド部材2が突起82によって変形する。これにより、突起82の部位で外部ハウジング部材7、7´とシールド部材2を接触させることができる。シールド部材2とケーブル導入口80を確実に導通することで、外部ハウジング部材7、7′とシールド部材4の導通性が向上し、外部ハウジング部材7、7′のシールド性を向上させる事ができ、放射ノイズを抑制する事ができる。
【0075】
[第10の実施形態]
図18は、本発明の第10の実施形態によるコネクタ付きシールドケーブルの外側ハウジングと、シールドケーブルの接続部分の構造を示す模式的な断面図であり、外部ハウジング部材7、7′を上下で組み合わせた状態でケーブル導入口80の部分を後方から示したものである。ここでは第8の実施形態と共通または対応する部分には共通の符号を付してあり、第8の実施形態と共通の部分の説明は省略する。
【0076】
本実施形態では、ケーブル導入口80を、シールド部材2と概略同一の直径の鋸歯状の突起83を円形に配列した形状としてある。したがって、シールド部材2の先端部が外部ハウジング部材7、7′内にある位置関係を保った状態でシールドケーブル1を外部ハウジング部材7、7′に組み付けると、外部ハウジング部材7、7′内にあるシールド部材2が、突起83によって多点で接触することになり、シールド部材2とケーブル導入口80をより確実に接触させ、外部ハウジング部材7、7′とシールド部材2の導通性が向上し、外部ハウジング部材7、7′のシールド性を向上することにより低放射ノイズ性を得るものである。
【0077】
【発明の効果】
以上のように、本発明のコネクタ付きシールドケーブルは、シールドケーブルによる信号伝送において安定した伝送波形を確保でき、ケーブルがアンテナとなって放射されるノイズも安定して低レベルに抑えることができる。
【0078】
また、本発明によれば、導電性のハウジングが内側ハウジングと外側ハウジングに分かれたコネクタを端部に結合したコネクタ付きシールドケーブルにおいて、そのコネクタが接続相手の基板側コネクタと嵌合されて接続された状態で、内側ハウジングと外側ハウジングの電気的接続を確実に取ることができる。また同時に、接続相手のコネクタに嵌合される内側ハウジングの嵌合部の変形を押さえて、接続相手のコネクタとの電気的接続を安定したものにすることができる。これにより、シールドケーブルによる信号伝送において安定した伝送波形を確保でき、ケーブルがアンテナとなって放射されるノイズの特定においても安定して低レベルに抑えることができる等の優れた効果が得られる。
【0079】
また、本発明においては、内側ハウジングと外側ハウジングの電気的接続及び、内側ハウジングと接続相手のコネクタとの電気的接続を安定したものに加え、シールド部材の端部がコネクタハウジング後部のケーブル導入口よりも内側に位置する構成を採用し、かつケーブル導入口と前記ケーブル部材が一点以上の多点で直接接触し電気的に導通する構成により、コネクタハウジングとシールド部材の導通性を向上させることがでる。これにより、シールドケーブルのシールド部材から電子機器の基板側コネクタのハウジングに到るまでの各部材間の電気的接続状態をすべて確実に行うことができるため、シールド効果を確実に安定して得ることができ、放射ノイズを抑制する事ができる。また、極めて簡単安価な構成により、信号線がコネクタハウジング外に露出することを防ぎ、コネクタハウジングと信号線の容量結合により、シールドケーブルおよびコネクタ周辺からの放射ノイズを低減することができる。
【0080】
さらに、前記ケーブル導入口がシールド部材の直径よりその一辺が小さい角形に形成され、前記ケーブル導入口と前記ケーブル編組が一点以上の多点で直接接触し電気的に導通する構成により、シールド編組とケーブル導入口を確実に接触させ、コネクタハウジングとシールド編組の導通性を向上させることができ、簡単安価な構成によりコネクタハウジングのシールド性を向上し、さらなる低放射ノイズ性を得ることができる。
【0081】
さらに、前記ケーブル導入口がケーブル部材の直径とほぼ同じ大きさに形成され、前記ケーブル導入口の縁に1つ以上の数の突起を設け、この突起を介して前記ケーブル導入口と前記ケーブル編組が直接接触し電気的に導通する構成により、シールド編組とケーブル導入口を確実に接触させ、コネクタハウジングとシールド編組の導通性を向上させることができ、簡単安価な構成によりコネクタハウジングのシールド性を向上し、さらなる低放射ノイズ性を得ることができる。
【0082】
さらに、前記突起が鋸歯状の形状で多数前記ケーブル導入口の縁に設けられる構成により、シールド編組とケーブル導入口を確実に接触させ、コネクタハウジングとシールド編組の導通性を向上させることができ、簡単安価な構成によりコネクタハウジングのシールド性を向上し、さらなる低放射ノイズ性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図2】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネクタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図3】第2の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図4】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネクタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図5】第3の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図6】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネクタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図7】第4の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図8】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネクタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図9】第5の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図10】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネクタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図11】第6の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図12】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネクタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図13】第7の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図14】同コネクタ付きシールドケーブルの構造とコネクタの接続の様子を示す模式的な断面図である。
【図15】第8の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルのシールドケ−ブルとコネクタの結合部の構成を側方から示した断面図である。
【図16】第8の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルのケーブル導入口部分の構成を示した後面図である。
【図17】第9の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルのケーブル導入口部分の構成を示した後面図である。
【図18】第10の実施形態におけるコネクタ付きシールドケーブルのケーブル導入口部分の構成を示した後面図である。
【符号の説明】
1 シールドケーブル
2 シールド部材
3 芯線
4 外被
5 内側ハウジング
6 コネクタ電極部
7,7´ 外側ハウジング
8 基板側コネクタ
9 プリント基板
10 ケーブル側コネクタ
11,11´ 板バネ状の接続部材
12,12´ ピンアレイ状の接続部材
13,13´ 板バネ状の接続部材
14,14´ ガスケット
20 基板側嵌合部
52 ケーブル側嵌合部
53 保持部材
61 電極接続端子
72,72´,77,77´,78,78´,79,79´ 折曲部
73 貫通孔
73´突起
74,74´ クランプ部
80 ケーブル導入口
82,83 突起

Claims (12)

  1. 複数の芯線をシールド部材により被覆してなるシールドケーブルの端部にコネクタを結合したコネクタ付きシールドケーブルにおいて、
    該複数の芯線と接続する複数の電極が設けられた電極部と、該コネクタの接続相手となるコネクタに嵌合される嵌合部を有し、内部に該電極部を有する導電性の内側ハウジングと、
    該嵌合部が該コネクタの接続相手となるコネクタと嵌合する際の、該嵌合部が押し広げられる変形を抑制する方向に弾性を有する導電性の接続部により、該内側ハウジングの該嵌合部と接続されるとともにシールドケーブルから露出した芯線を収容する導電性の外側ハウジングとを有し、
    該外側ハウジングは該シールド部材の端部が外側ハウジングの後部のケーブル導入口よりも内側に位置するよう配置されるとともに、外側ハウジングの後端部に設けられた導電性のクランプ部によりシールドケーブルのシールド部材をクランプし電気的に接続している事を特徴とするコネクタ付きシールドケーブル。
  2. 前記接続部は外側ハウジング及び内側ハウジングと別部材で形成されている事を特徴とする請求項第項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  3. 前記接続部は内側ハウジングの長手方向に対して垂直な方向に折曲部を有し、折曲部の弾性力により内側ハウジングの嵌合部と接続している請求項第項乃至第項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  4. 前記接続部は導電性の板バネ状の部材である請求項第項乃至第項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  5. 前記接続部は内側ハウジングの嵌合部の複数箇所で接触するように形成されている請求項第項乃至第項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  6. 前記接続部は鋸歯形状に形成されている請求項第項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  7. 前記接続部材は導電性の金属からなる複数のピンを並列して一体化したピンアレイ状の部材である事を特徴とする請求項第項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  8. 前記接続部材は導電性ゴムからなるガスケットである事を特徴とする請求項第項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  9. 前記ケーブル導入口と前記シールド部材が少なくとも一点以上で接触し電気的に導通する事を特徴とする請求項第1項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  10. 前記ケーブル導入口が前記シールド部材の部分の直径よりその一辺が小さい角形に形成され、ケーブル導入口とシールド部材が少なくとも一点以上接触し電気的に導通する事を特徴とする請求項第1項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  11. 前記ケーブル導入口がシールド部材の直径とほぼ同じ大きさに形成され、前記ケーブル導入口の縁に1つ以上の数の突起を設け、この突起を介して前記ケーブル導入口と前記ケーブル編組が直接接触し電気的に導通する事を特徴とする請求項第1項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
  12. 前記突起が鋸歯状の形状で多数前記ケーブル導入口の縁に設けられる事を特徴とする請求項第11項記載のコネクタ付きシールドケーブル。
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