JP3569495B2 - ドフェチリド多形 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、ドフェチリド(dofetilide)として知られる化合物の多形に関する。より詳しくは、本発明は、P162、P162aおよびP143として表される新規ドフェチリド多形、およびこのような多形の製造方法、それらを含有する組成物およびそれらの使用に関する。
【0002】
ドフェチリド、すなわちN−[4−(2−[2−[4−(メタンスルホンアミド)フェノキシ]−N−メチルエチルアミノ]エチル)フェニル]メタンスルホンアミドは、次の構造を有する。
【0003】
【化1】
Figure 0003569495
【0004】
ドフェチリドは、EP−A−0245997号に、心筋および伝導組織において活動電位の期間を延長し、それによって早発刺激への不応性を増加させる抗不整脈薬として開示されている。したがって、それは、Vaughan Williams の分類(“Anti−Arrhythmic Action”E.M.Vaughan Williams, Academic Press, 1980)によるクラスIII抗不整脈薬である。それは、in vitro および in vivo 両方の心房、心室および伝導組織において有効であり、したがって、心房および心室細動を含めた種々の心室および上室不整脈の予防および治療に有用でありうると考えられる。それは、インパルスが伝導される速度を変化させないので、それは、不整脈を早く生じさせるまたは悪化させる傾向が他の抗不整脈薬(主にクラスI)よりも少なく、神経学的副作用を生じることも少ない。それは負の変力作用もないので、心臓ポンプ機能に欠陥がある患者において他の抗不整脈薬にまさる利点を与える。
【0005】
心不全、特に、うっ血性心不全を治療する場合のドフェチリドの使用は、欧州特許出願第98306188.8号に記載されており、その内容は本明細書中に援用される。
【0006】
ドフェチリドのカプセル製剤は、現在のところ好適である。ドフェチリドは極めて強力な薬物であり、したがって、極めて少ない用量で用いられる。カプセル製剤には極めて低い薬物負荷が要求されるので、その活性成分は、確実に均一ブレンドになるように小さい粒度を有することが不可欠である。
【0007】
EP−A−0245997号に記載されている従来知られているドフェチリドを製造する方法は、再現するのが難しく、ドフェチリド多形P162/P162a、P162b/P136またはP162b/P136/P143の混合物かまたは、ほとんどドフェチリド多形P136またはP162bを生じていて、それらは全て、必要な小粒度を得るために(例えば、微粉砕または超微粉砕によって)解凝集されなければならないであろう凝集体で結晶化する性質がある。したがって、これら生成物には、直接的にカプセル製剤で用いるのに適していると考えられるものはない。
【0008】
本発明の目的は、カプセル製剤で用いるのに必要な小粒度を有する、好ましくは、製造工程中に必要な薬物の微粉砕を全く伴うことなく、容易に、経済的に、および再現性をもって製造することができるドフェチリドの適当な、実質的に純粋な結晶性の多形体を提供することである。
【0009】
ここで、驚くべきことに、この目的は、P162として知られるドフェチリドの実質的に純粋な結晶性多形体およびそれを製造する発明の方法を提供する本発明によって達成されることが判明した。ドフェチリド多形P162は、水性アセトニトリルから、一貫して小粒度分布を有するフレーク/板状粉として結晶し、それら粒子の90%は45μm未満の寸法である。したがって、この形は、カプセル製剤で用いる前の微粉砕を必要としない。それは、広範囲の相対湿度にわたって非吸湿性でもあり、化学的および物理的に安定であり、in vivo で速やかに吸収されるし、しかもそれは本明細書中に記載の結晶化法によって商業的な量で日常的におよび再現性をもって製造することができる。
【0010】
したがって、本発明は、示差走査熱量測定(DSC)によって特徴付けられる実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162であって、約162℃で吸熱現象を示す上記ドフェチリド多形P162を提供する。
【0011】
ドフェチリド多形P162は、銅K−αX線(波長=1.5406オングストローム)を用いた照射によって得られる粉末X線回折(PXRD)パターンによって更に特徴付けられ、dÅ21.303、10.597、7.053、5.288、5.088、4.856、4.793、4.569、4.504、4.430、4.256、4.230、4.133、3.956、3.911、3.866、3.674、3.606、3.524、3.424、3.384、3.309、3.255、3.171、3.083、3.038、3.021、2.893、2.842、2.776、2.679、2.598、2.557、2.503、2.482、2.436、2.419、2.399、2.345および2.323の面間隔で主要ピークを示す。
【0012】
ドフェチリド多形P162は、ヌジョールマルとして赤外(IR)スペクトルによってまた更に特徴付けられ、3246、3013、2807、2776、1907、1611、1593、1510、1398、1366、1357、1321、1300、1277、1251、1220、1171、1146、1106、1091、1051、1031、1023、994、966、934、925、903、851、825、808、774、723、657、603、586、559、538、528、509、499、461および431cm−1で吸収バンドを示す。
【0013】
ドフェチリド多形P162は、ドフェチリドの任意の他の形の水性アセトニトリルからの結晶化がこの多形を生成物として生じるという驚くべき知見によって入手可能にされている。
【0014】
本発明は、更に、実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162aおよびP143を提供する。これら多形が、水性アセトニトリルからの結晶化によってドフェチリド多形P162まで更に処理することができる合成中間体と考えられるだけでなく、それらと同様の治療的性質も有するということは理解されるであろう。しかしながら、ドフェチリド多形P162aおよびP143、およびP162bおよびP136は、主に、必要な粒度を得るための微粉砕がしばしば必要とされるという理由のために、薬物のカプセル製剤を製造する場合に用いるのにドフェチリド多形P162程適してはいない。ドフェチリド多形P162aおよび162bは、ドフェチリド多形P162と同様のPXRDパターンおよびIRスペクトルを有するが、異なったDSC特性値を有する。これら多形の融点の違いは、それら多形の結晶構造内の不規則のいろいろな程度に依る。
【0015】
実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162aは、DSCによって特徴付けられ、約160℃で吸熱現象を示す。
【0016】
ドフェチリド多形P162aは、銅K−αX線(波長=1.5406オングストローム)を用いた照射によって得られるPXRDパターンによって更に特徴付けられ、dÅ21.306、10.603、7.054、5.289、5.114、5.094、4.860、4.572、4.431、4.260、4.247、4.228、4.153、4.136、3.955、3.870、3.676、3.607、3.524、3.435、3.421、3.384、3.176、3.038、2.895、2.778、2.684、2.559、2.501、2.486、2.433、2.326、2.283、2.248、2.216、2.171、2.119、2.051、1.989および1.948の面間隔で主要ピークを示す。
【0017】
ドフェチリド多形P162aは、ヌジョールマルとしてIRスペクトルによってまた更に特徴付けられ、3246、3013、2807、2776、1907、1611、1593、1510、1397、1366、1357、1321、1300、1277、1251、1220、1171、1146、1106、1091、1051、1031、1023、994、966、934、926、903、851、825、807、774、726、657、602、586、559、538、528、509、499、461および430cm−1で吸収バンドを示す。
【0018】
実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P143は、DSCによって特徴付けられ、約144℃で吸熱現象を示す。
【0019】
ドフェチリド多形P143は、銅K−αX線(波長=1.5406オングストローム)を用いた照射によって得られるPXRDパターンによって更に特徴付けられ、dÅ10.993、9.006、8.243、6.769、5.807、5.530、5.375、5.104、4.998、4.735、4.575、4.539、4.237、4.179、4.159、4.019、3.854、3.705、3.682、3.601、3.562、3.482、3.392、3.343、3.331、3.263、3.227、3.173、3.135、3.082、3.009、2.946、2.905、2.859、2.830、2.803、2.769、2.672、2.608および2.567の面間隔で主要ピークを示す。
【0020】
ドフェチリド多形P143は、ヌジョールマルとしてIRスペクトルによって更に特徴付けられ、3266、3123、3107、3041、3027、3013、2766、2723、2610、1895、1614、1607、1587、1511、1414、1395、1337、1319、1301、1287、1248、1230、1215、1202、1187、1157、1148、1130、1110、1060、1042、1018、1005、980、975、959、940、917、853、844、831、803、785、766、752、743、718、640、613、553、536、526、509、499、455および429cm−1で吸収バンドを示す。
【0021】
P162、P162aおよびP143に関連して用いられる場合の“実質的に純粋な”という表現は、少なくとも95重量%純度を意味する。より好ましくは、“実質的に純粋な”は、少なくとも98重量%純度を意味し、そして最も好ましくは、少なくとも99重量%純度を意味する。
【0022】
ドフェチリド多形P162は、ドフェチリドの多形混合物を含めた任意の他の形の水性アセトニトリルからの結晶化によって製造することができる。好ましくは、98.5:1.5〜99.5:0.5容量のアセトニトリル:水を結晶化溶媒として用いる。最も好ましくは、約99:1容量のアセトニトリル:水を用いる。
【0023】
ドフェチリド多形P162aは、ドフェチリドの任意の他の形を水酸化ナトリウムなどの適当な塩基の水溶液中に溶解させ、適当な鉱酸、例えば、塩酸を用いてその溶液を約pH8.5に調整し、生成物を集めることによって製造することができる。この方法において、水酸化ナトリウムおよび塩酸を用いる場合、塩化ナトリウムを不純物として共沈殿させることができる。
【0024】
ドフェチリド多形P143は、ドフェチリドの任意の他の形をメタノール中に溶解させ、その得られた溶液をシリカカラムに加え、メタノールを用いてそのカラムを溶離し、その溶離された溶液を減圧下で濃縮乾固させて結晶性生成物を与えることによって製造することができる。
【0025】
ドフェチリドを製造する合成経路は、EP−A−0245997号および本参考例部分に記載されている。
【0026】
ドフェチリド多形の抗不整脈薬理作用の評価には、イヌから分離された心臓組織を用いる。右心室肉柱、乳頭筋またはプルキンエ線維を両心室から分離し、生理食塩水溶液が入っている器官浴中に置き、電気的に刺激する。細胞内微小電極を用いて得られる活動電位を記録する。活動電位期および不応期(ERP)に対する浴溶液中の多形の濃度増加の効果を評価する。ERPは、特別な刺激を用いて、その特別な刺激が活動電位を引き起こすことができなくなるまで次第に短くなる刺激間隔で組織を刺激することによって測定される。本質的には、それら用いられる方法は、Gwilt,M., Arrowsmith J.E., Blackburn K.J. ら,“UK−68798.A novel,potent and highly selective class III antiarrhythmic agent which blocks potassium channels in cardiac cells”,J.Pharmacol.Exp.Ther., 256,318−24(1991) によって記載の通りである。
【0027】
心不全を治療する場合のドフェチリド多形の活性を評価する方法は、欧州特許出願第98306188.8号に記載されている。
【0028】
ドフェチリド多形は、単独で投与することができるが、一般的には、予定の投与経路および標準的な薬学的慣例に関して選択される薬学的に許容しうる希釈剤または担体との混合物で投与されるであろう。例えば、それらは、デンプンまたはラクトースのような賦形剤を含有する錠剤の形で、または単独でかまたは賦形剤との混合物でのカプセル剤で、または着香剤または着色剤を含有するエリキシル剤または懸濁剤の形で経口投与することができる。それらは、非経口で、例えば、静脈内、筋肉内または皮下に注射することができる。非経口投与用には、それらは、他の溶質、例えば、血液と等張の溶液にするのに充分な塩類またはグルコースを含有しうる滅菌水溶液の形で最もよく用いられる。
【0029】
ドフェチリド多形は、好ましくは、カプセル製剤として投与される。このような製剤は、ドフェチリド多形を、微結晶性セルロース、乾燥トウモロコシデンプン、コロイド二酸化珪素およびステアリン酸マグネシウムなどの適当な担体または賦形剤と一緒に混合することによって製造することができる。
【0030】
心房および心室細動を含めた心室および上室不整脈のような心臓異常の治療におけるヒトへの投与に関して、式(I)の化合物の経口用量は、平均的な成人患者(70kg)に1日に2回までの分割用量で毎日与えられる0.125〜1mg、好ましくは、0.25〜1mgの範囲内であると考えられる。したがって、典型的な成人患者用に、個々の錠剤またはカプセル剤は、例えば、0.125〜0.5mgの活性化合物を適当な薬学的に許容しうる希釈剤、賦形剤または担体と一緒に含有してよい。医療の実務家に知られているように、治療される患者の体重および症状によって変更はあり得る。
【0031】
心不全を治療するためのドフェチリド多形の適当な用量は、欧州特許出願第98306188.8号に記載されている。
【0032】
医学的処置の意味が、治癒的、待期的または予防的処置を意味することは理解されるであろう。
【0033】
本発明は、したがって、
(i)実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162、P162aまたはP143;
(ii)実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162、P162aまたはP143の製造方法;
(iii)実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162、P162aまたはP143を薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬組成物;
(iv)実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162、P162aまたはP143を薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬カプセル組成物;
(v)薬剤として用いるための実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162、P162aまたはP143;
(vi)抗不整脈薬の製造のための実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162、P162aまたはP143の使用;
(vii)心臓不整脈を治療する方法であって、このような治療を必要としているヒトを含めた動物に、実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162、P162aまたはP143、またはその薬学的に許容しうる組成物の有効量を投与することを含む上記方法;
(viii)心不全、特に、うっ血性心不全を治療する薬剤の製造のための実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162、P162aまたはP143の使用;
(ix)心不全、特に、うっ血性心不全を治療する方法であって、このような治療を必要としているヒトを含めた動物に、実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162、P162aまたはP143、またはその薬学的に許容しうる組成物の有効量を投与することを含む上記方法
を提供する。
【0034】
実施例1〜8
次の実施例は、新規ドフェチリド多形P162、P162aおよびP143、および既知のドフェチリド多形P162bの製造を詳しく説明する。これら多形の典型的な試料についてのPXRD、IR、DSCおよび粒度分析データを表1〜5に示す。
【0035】
実施例1
ドフェチリド多形P162
アセトニトリル(18リットル)および水(180ml)の撹拌溶液に、ドフェチリド(3.62kg)を加え、その混合物を加熱して固形物を完全に溶解させた。
【0036】
その熱溶液を、CLARCEL−FLO(商標)濾過助剤のパッド(下の脚注1に記載のように調製される)を介して濾過し、そのパッドをアセトニトリルで洗浄した。その濾液を撹拌し、周囲温度まで冷却した。その懸濁液を周囲温度で18時間造粒し、その固体を濾過によって集め、アセトニトリル(2x400ml)で洗浄し、その生成物を減圧下において70℃で乾燥させて、標題化合物(3.043kg)を得た。
【0037】
脚注
1. 出発物質は、使用前に不純物を除去するために次の方法を用いて木炭で前処理されていてよい。
【0038】
アセトニトリル(10,145ml)および水(101ml)の撹拌溶液に、ドフェチリド(2028.9g)を加え、その混合物を加熱して固形物を完全に溶解させた。脱色炭(BDH[商標],202.9g)を加え、その混合物を還流しながら15分間加熱した。予めコーティングされたフィルターパッドは、CLARCEL−FLO(商標)濾過助剤(200g)をアセトニトリル(1000ml)中に懸濁させ、その混合物を紙膜上に吸引濾過することによって調製された。その濾液を捨て、そのパッドを、濾液が透明になるまでアセトニトリル(1000ml)で洗浄した。そのパッドを固くなるまで、しかし湿った状態のままに吸引し、その洗液を棄てた。
【0039】
そのパッドを介して熱ドフェチリド溶液を吸引濾過し、その濾液を撹拌しながら周囲温度まで冷却した。懸濁液を周囲温度で18時間造粒した。その固体を濾過によって集め、アセトニトリル(2x200ml)で洗浄し、その生成物を減圧下において70℃で乾燥させて、1525.6gの物質を得た。
【0040】
実施例2
ドフェチリド多形P162a
ドフェチリド(100g)を、水(1000ml)中の水酸化ナトリウム(25g)の溶液中に撹拌しながら溶解させた。その溶液を、脱色炭(5g)を用いて周囲温度で30分間処理し、その炭素を濾去した。その濾液を、濃塩酸を用いてpH8.5に調整し、その混合物を90分間造粒した。その固体を濾過によって集め、水(2x100ml)で洗浄した。その固体を、水(1000ml)中の水酸化ナトリウム(25g)の溶液中に溶解させ、脱色炭を用いる処理を前と同様に繰り返した。その濾液を前と同様にpH8.5に調整し、その混合物を90分間造粒した。その固体を濾去し、水で洗浄し、減圧下において70℃で乾燥させて、標題化合物(93.3g)を生じた。
【0041】
実施例3(参考として)
ドフェチリド多形P162b
ドフェチリド(37.0g)をアセトン(750ml)中に周囲温度で撹拌しながら溶解させ、その溶液を、CLARCEL−FLO(商標)濾過助剤のパッドを介する濾過によって透明にした。その濾液を減圧下において温度が20℃を越えないように確保しながらで蒸発させた。得られたシロップを結晶化させ、アセトン(100ml)を加えた。その固体を濾過によって集め、減圧下において70℃で一晩乾燥させて、標題化合物(29.1g)を生じた。
【0042】
実施例4(参考として)
ドフェチリド多形P162b
ドフェチリドをその融点より約5℃上まで加熱した後、周囲温度まで冷却して、非結晶性ガラス様固体を得た。次に、このガラスを70〜125℃まで加熱して、標題化合物を結晶性固体として得た。
【0043】
実施例5
ドフェチリド多形P143
ドフェチリド(60g)をメタノール(6000ml)中に撹拌しながら溶解させ、得られた溶液をシリカのカラム(WOELM TSC型[商標])(1000g)に加えた。そのカラムをメタノールで溶離し、その溶離液の最初の12リットルを減圧下で濃縮乾固させて、減圧下において60℃で乾燥させた粉末(54.9g)として標題化合物を得た。
【0044】
実施例6
ドフェチリド多形P162
ドフェチリド多形P162aを、実施例1で用いられたのと同様の方法によって水性アセトニトリルから結晶化させて、ドフェチリド多形P162を得た。
【0045】
実施例7
ドフェチリド多形P162
ドフェチリド多形P162bを、実施例1で用いられたのと同様の方法によって水性アセトニトリルから結晶化させて、ドフェチリド多形P162を得た。
【0046】
実施例8
ドフェチリド多形P162
ドフェチリド多形P143を、実施例1で用いられたのと同様の方法によって水性アセトニトリルから結晶化させて、ドフェチリド多形P162を得た。
【0047】
参考例1、1A、2、2A、3、3Aおよび4
次の参考例1、1A、2、2A、3および3Aでは、EP−A−0245997号の実施例7、19、20、21および22の結晶化条件を繰り返した。当業者は、EP−A−0245997号に記載の実施例それぞれにおいてドフェチリドを製造するのに用いられた合成経路が、製造される多形/多形混合物に影響を与えないということを理解するであろう。これを決定するのは、用いられる結晶化条件だけである。融点は、ベンズアニリド対照標準と連結された Electrothermal IA9100装置を用いて測定された。
【0048】
これら参考例の生成物についてのPXRD、IR、DSCおよび粒度データを表1〜5に示す。
【0049】
参考例1、1A、2、2A、3および3Aで、実質的に純粋なドフェチリド多形P162、P162aまたはP143を与えるものはない。
【0050】
参考例4は、実施例1〜5および参考例1、1A、2、2A、3および3Aにおいて出発物質として用いられるドフェチリドの製造を記載している。
【0051】
参考例1(EP−A−0245997号の実施例21および22を参照されたい)
ドフェチリド多形P136/P162b混合物
ドフェチリド(5.0g)を酢酸エチル(100ml)中に懸濁させ、その撹拌混合物を還流温度まで加熱した。還流下で15分後、追加の酢酸エチル(100ml)を加え、更に15分後、更に酢酸エチル(100ml)を加えた。その熱溶液を濾過し、冷却させたが、結晶化は起こらなかった。その溶液を還流下で加熱し、溶媒の蒸発によって約100mlの容量まで減少させ、冷却し、室温で一晩放置した。その結晶性生成物を濾過によって集め、冷酢酸エチルで洗浄し、乾燥させた(1.7g)。m.p.160〜1℃
【0052】
ベンズアニリド標準(文献値m.p.163℃)m.p.164〜5℃。
【0053】
参考例1A(EP−A−0245997号の実施例21および22を参照されたい)
ドフェチリド多形P162/P162a混合物
EP−A−0245997号の実施例21および22の再現性の欠如は、ドフェチリド(20.0g)を用いて参考例1の結晶化条件を反復することで、ドフェチリド多形P162/P162aの混合物が得られたことによって示される。
【0054】
参考例2(EP−A−0245997号の実施例19および20を参照されたい)
ドフェチリド多形P136/P162b混合物
ドフェチリド(5.0g)を酢酸エチル(300ml)に加え、その混合物を撹拌し、還流下で加熱して完全に溶解させた。その熱溶液を濾過し、その濾液をn−ヘキサン(100ml)で処理した。白色沈殿が得られ、その懸濁液を室温で一晩造粒した。その固体を濾過によって集め、n−ヘキサンで洗浄し、乾燥させた(3.7g)。m.p.158〜60℃
【0055】
ベンズアニリド標準(文献値m.p.163℃)m.p.164〜5℃。
【0056】
参考例2A(EP−A−0245997号の実施例19および20を参照されたい)
ドフェチリド多形P136/P162b/P143混合物
EP−A−0245997号の実施例19および20の再現性の欠如は、ドフェチリド(20.0g)を用いて参考例2の結晶化条件を反復することで、ドフェチリド多形P136/P162b/P143の混合物が得られたことによって示される。
【0057】
参考例3(EP−A−0245997号の実施例7を参照されたい)
ドフェチリド多形P136
ドフェチリド(10.0g)を酢酸エチル(200ml)に加え、その混合物を撹拌し、還流下で加熱した。得られた懸濁液を、メタノールを1滴ずつ用いて、完全に溶解するまで処理した。その熱溶液を濾過し、冷却したが、結晶化は起こらなかった。その溶液を還流下で加熱して、結晶化が始まるまで溶媒を蒸発させた。その混合物を冷却し、4時間造粒し、濾過し、乾燥させた(2.6g)。m.p.147〜8℃
【0058】
ベンズアニリド標準(文献値m.p.163℃)m.p.164〜5℃。
【0059】
参考例3A(EP−A−0245997号の実施例7を参照されたい)
ドフェチリド多形P162b
EP−A−0245997号の実施例7の再現性の欠如は、ドフェチリド(20.0g)を用いて参考例3の結晶化条件を反復することで、ドフェチリド多形P162bが得られたことによって示される。
【0060】
参考例4
N−[4−(2−[2−[4−(メタンスルホンアミド)フェノキシ]−N −メチルエチルアミノ]エチル)フェニル]メタンスルホンアミド(ドフェチリド)
【0061】
【化2】
Figure 0003569495
【0062】
(i)N−メチル−N−[2−(4−ニトロフェノキシ)エチル]−4−ニトロフェネチルアミン
撹拌された脱イオン水(60ml)に、N−メチル−2−(4−ニトロフェニル)エチルアミン塩酸塩(20.0g)、4−(2−クロロエトキシ)ニトロベンゼン(18.61g)、無水炭酸カリウム(14.04g)、ヨウ化カリウム(3.06g)およびヨウ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(1.70g)を加えた。その混合物を還流下で3時間加熱し、約40℃まで冷却し、酢酸エチル(100ml)を加え、10分間撹拌した。その有機相を分離し、水性相を酢酸エチル(2x100ml)で洗浄した。合わせた有機相を水(50ml)で洗浄し、減圧下において(理論収率に基づいて)標題化合物1グラムにつき2mlを含有する容量まで濃縮した後、2倍容量のエタノールを加えた。その混合物を撹拌し、周囲温度で一晩造粒し、その固体を濾過によって集め、エタノール(2x100ml)で洗浄し、減圧下において40℃で乾燥させて、標題化合物(21.34g,67%)を生じた。
【0063】
脚注
1. J.Med.Chem.,33,873−7(1990)。
【0064】
2. J.Org.Chem.,49,3114−21(1984)。
【0065】
3. ブラインを用いてよい。
【0066】
(ii)N−メチル−N−[2−(4−アミノフェノキシ)エチル]−4−アミノフェネチルアミン
メタノール(2000ml)に、項目(i)の化合物(200g)および5%w/w炭素上パラジウム(50%の水を含有する)(20g)を加えた。その混合物を撹拌し、水素吸収が止むまで60p.s.i.(414kPa)で水素化した。その触媒を濾去し、メタノール(2x100ml)で洗浄し、合わせた濾液および洗液を減圧下で低容量まで蒸発させた。残留する溶媒を共沸蒸留によってトルエンと交換し、この工程の完了時に、トルエンを用いてその溶液の容量を約400mlに調整した(全部で約800mlのトルエンを用いた)。その溶液を周囲温度まで冷却し、約90分間造粒した。その固体を濾過によって集め、トルエン(100ml)で洗浄し、減圧下において40℃で乾燥させて、標題化合物(152.3g,93%)を生じた。
【0067】
(iii)N−[4−(2−[2−[4−(メタンスルホンアミド)フェノキシ ]−N −メチルエチルアミノ]エチル)フェニル]メタンスルホンアミド(ドフェチリド)
撹拌されたアセトニトリル(235ml)に、項目(ii)の化合物(57.0g)を加え、続いてトリエチルアミン(50.5g)を加えた。この混合物に、アセトニトリル(50ml)中の塩化メタンスルホニル(57.2g)の溶液を30分間にわたって徐々に加えた。その混合物を90分間撹拌し、水(200ml)を用いて急冷した。炭酸ナトリウム(26.7g)を加え、その混合物を20分間撹拌した。その反応混合物を蒸留によって半分の容量まで減少させ、水(200ml)を加え、そして再度半分容量まで蒸留した。その混合物を冷却し、水酸化ナトリウムペレット(16.0g)を加え、その混合物を周囲温度で3時間撹拌した。濃塩酸(35ml)を1滴ずつ30分間にわたって加え、その混合物を90分間造粒した。その固体を濾過によって集め、水(2x70ml)で洗浄し、減圧下において60℃で乾燥させて、標題化合物(87.4g,99%)を得た。
【0068】
脚注
1. その添加中、反応混合物の温度を50℃より上昇させないようにした。
【0069】
2. これは、減圧下での蒸発によって行われてもよい。
【0070】
3. この時間の後、その混合物は確実にpH>13であるべきである。そうでない場合、このpHに達するまで更に塩基を加えるべきである。
【0071】
4. HPLCは、この物質が>99%純度であることを示した。それは、炭素処理によって更に精製することができる(実施例1、脚注1を参照されたい)。
【0072】
分析データ
(a)PXRD
粉末X線回折パターンは、自動試料交換器、θ−θゴニオメーター、自動ビーム発散スリット、二次モノクロメーターおよびシンチレーション検出器を装備した Siemens D5000粉末X線回折計を用いて測定された。
【0073】
それら試料は、シリコンウェファー試料取付台に分離された直径12mm、深さ0.25mmキャビティ中に粉末を充填することによって分析用に調製された。それぞれの検体を回転させ、同時に、40kV/40mAで操作されるX線管を用いて銅K−αX線(波長=1.5406オングストローム)を照射した。それら分析は、ゴニオメーターを用いて0.02゜ステップにつき5秒計数に設定されたステップ−走査モードで運転して2゜〜55゜の2θ範囲にわたって行われた。
【0074】
図1〜図7Dに示されているピークを表1に示すが、dÅは面間隔の測定値であり、I/Iは相対強度の測定値である。
【0075】
【表1】
Figure 0003569495
【0076】
【表2】
Figure 0003569495
【0077】
脚注
1. 塩化ナトリウム不純物によるピークは省略されている。
【0078】
2. ドフェチリド多形P136/P162b混合物。
【0079】
3. ドフェチリド多形P136/P162b混合物。
【0080】
4. ドフェチリド多形P136。
【0081】
【表3】
Figure 0003569495
【0082】
脚注
5. ドフェチリド多形P162/P162a混合物。
【0083】
6. ドフェチリド多形P136/P162b/P143混合物。
【0084】
4. ドフェチリド多形P162b。
【0085】
【表4】
Figure 0003569495
【0086】
(b)DSC
示差走査熱量測定(DSC)は、自動試料交換器を装備した Perkin Elmer DSC−7試験機を用いて行われた。約2mgの各試料を50マイクロリットルアルミニウム皿中に正確に秤量し、孔あきリッドを用いてクリンプシールした。
【0087】
それら試料を、窒素ガスパージを用いて20℃/分で40℃〜200℃の範囲まで加熱した。
【0088】
図8〜図14Dの熱現象を表2に要約する。
【0089】
【表5】
Figure 0003569495
【0090】
【表6】
Figure 0003569495
【0091】
(c)IR
赤外(IR)分光法は、MCT−B検出器を装備した Nicolet 800FT−IR分光計で行われた。スペクトルは全て、2cm−1分解能で得られた。それら試料はヌジョールマルとして調製され、スペクトルを得る前に2枚のKBrプレートの間に置かれた。
【0092】
図15〜図21に示されているピークを表3に示すが、それぞれのピークの波数(cm−1)が記録されている。
【0093】
図15〜図18に示されているピークを表4にも示すが、それぞれのピークの波数(cm−1)および透過百分率(%T)両方が記録されている。
【0094】
【表7】
Figure 0003569495
【0095】
【表8】
Figure 0003569495
【0096】
【表9】
Figure 0003569495
【0097】
脚注
1. ドフェチリド多形P136/P162b混合物。
【0098】
2. ドフェチリド多形P136/P162b混合物。
【0099】
3. ドフェチリド多形P136。
【0100】
【表10】
Figure 0003569495
【0101】
【表11】
Figure 0003569495
【0102】
【表12】
Figure 0003569495
【0103】
(d)粒度
粒度分析は、Malvern Mastersizer S試験機を用いてレーザー光回折によって行われた。約0.5gの試料を100mlのプロパン−2−オールに加え、得られた飽和溶液を濾過し、追加の試料を加え、そして超音波処理後に撹拌によって分散させた。三重反復試験測定値から、D(v,0.9)によって得られる粒度の平均値を計算した。
【0104】
ドフェチリド多形P162、および参考例1A、2Aおよび3Aの生成物それぞれについて得られる粒度分析を表5に示す。
【0105】
【表13】
Figure 0003569495
【0106】
脚注
1,2. ドフェチリド多形P162とは異なり、参考例1A、2Aおよび3Aの生成物はそれぞれ、微細物質および最大6〜8mmまでの直径の大形塊の混合物を含有していた。参考例1A、2Aおよび3Aの生成物それぞれの飽和溶液中での音波処理後、多数の大形塊が参考例1Aおよび2Aの生成物中に残っていたが、これらは、実施された粒度分析に含まれなかった。その結果、参考例1Aおよび2Aの生成物について得られた粒度データは、より微細な画分のみが分析されたので、正確ではない。
【0107】
表5に示されている結果は、ドフェチリド多形P162の他には、参考例3Aの生成物だけが、その45μm未満の寸法の粒子を90%有していたことを示している。しかしながら、参考例3Aの生成物は、カプセル製剤での使用に適当であるには小さすぎると考えられる14μm未満の粒子を90%有していた。
【0108】
参考例1A、2Aおよび3Aの生成物から大形塊の物質を除去するためには、その製造法において、ドフェチリド多形P162には不必要である微粉砕工程が必要であろうということは留意されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ドフェチリド多形P162のPXRDパターンを示す。
【図2】図2は、ドフェチリド多形P162aのPXRDパターンを示す。
【図3】図3は、ドフェチリド多形P162bのPXRDパターンを示す。
【図4】図4は、ドフェチリド多形P143のPXRDパターンを示す。
【図5】図5は、参考例1の生成物のPXRDパターンを示す。
【図5A】図5Aは、参考例1Aの生成物のPXRDパターンを示す。
【図6】図6は、参考例2の生成物のPXRDパターンを示す。
【図6A】図6Aは、参考例2Aの生成物のPXRDパターンを示す。
【図7】図7は、参考例3の生成物のPXRDパターンを示す。
【図7A】図7Aは、参考例3Aの生成物のPXRDパターンを示す。
【図7B】図7Bは、実施例6の生成物のPXRDパターンを示す。
【図7C】図7Cは、実施例7の生成物のPXRDパターンを示す。
【図7D】図7Dは、実施例8の生成物のPXRDパターンを示す。
【図8】図8は、ドフェチリド多形P162のDSCサーモグラムを示す。
【図9】図9は、ドフェチリド多形P162aのDSCサーモグラムを示す。
【図10】図10は、ドフェチリド多形P162bのDSCサーモグラムを示す。
【図11】図11は、ドフェチリド多形P143のDSCサーモグラムを示す。
【図12】図12は、参考例1のDSCサーモグラムを示す。
【図12A】図12Aは、参考例1AのDSCサーモグラムを示す。
【図13】図13は、参考例2のDSCサーモグラムを示す。
【図13A】図13Aは、参考例2AのDSCサーモグラムを示す。
【図14】図14は、参考例3のDSCサーモグラムを示す。
【図14A】図14Aは、参考例3AのDSCサーモグラムを示す。
【図14B】図14Bは、実施例6のDSCサーモグラムを示す。
【図14C】図14Cは、実施例7のDSCサーモグラムを示す。
【図14D】図14Dは、実施例8のDSCサーモグラムを示す。
【図15】図15は、ドフェチリド多形P162のIRスペクトルを示す。
【図16】図16は、ドフェチリド多形P162aのIRスペクトルを示す。
【図17】図17は、ドフェチリド多形P162bのIRスペクトルを示す。
【図18】図18は、ドフェチリド多形P143のIRスペクトルを示す。
【図19】図19は、参考例1のIRスペクトルを示す。
【図20】図20は、参考例2のIRスペクトルを示す。
【図21】図21は、参考例3のIRスペクトルを示す。

Claims (22)

  1. 示差走査熱量測定(DSC)によって162℃で吸熱現象を示し;
    銅K−α1X線(波長=1.5406オングストローム)を用いた照射によって得られる粉末X線回折(PXRD)パターンが、dÅ21.303、10.597、7.053、5.288、5.088、4.856、4.793、4.569、4.504、4.430、4.256、4.230、4.133、3.956、3.911、3.866、3.674、3.606、3.524、3.424、3.384、3.309、3.255、3.171、3.083、3.038、3.021、2.893、2.842、2.776、2.679、2.598、2.557、2.503、2.482、2.436、2.419、2.399、2.345および2.323の面間隔で主要ピークを示し;そして
    ヌジョールマルとして赤外(IR)スペクトルによって、3246、3013、2807、2776、1907、1611、1593、1510、1398、1366、1357、1321、1300、1277、1251、1220、1171、1146、1106、1091、1051、1031、1023、994、966、934、925、903、851、825、808、774、723、657、603、586、559、538、528、509、499、461および431cm-1で吸収バンドを示すことを特徴とする、実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162。
  2. 請求項1に記載のドフェチリド多形P162の製造方法であって、ドフェチリドの混合物を含めた任意の他の形の水性アセトニトリルからの結晶化を含む上記方法。
  3. 98.5:1.5〜99.5:0.5容量のアセトニトリル:水を用いる請求項2に記載の方法。
  4. 99:1容量のアセトニトリル:水を用いる請求項3に記載の方法。
  5. 請求項1に記載のドフェチリド多形P162を薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬組成物。
  6. カプセル剤形による投与に適している請求項5に記載の組成物。
  7. 薬剤として用いるための、請求項1に記載のドフェチリド多形P162、または請求項5または6に記載のその薬学的に許容しうる組成物。
  8. 抗不整脈薬の製造のための、請求項1に記載のドフェチリド多形P162、または請求項5または6に記載のその薬学的に許容しうる組成物の使用。
  9. 心不全、特に、うっ血性心不全を治療する薬剤の製造のための、請求項1に記載のドフェチリド多形P162、または請求項5または6に記載のその薬学的に許容しうる組成物の使用。
  10. DSCによって160℃で吸熱現象を示し;銅K−α1X線(波長=1.5406オングストローム)を用いた照射によって得られるPXRDパターンが、dÅ21.306、10.603、7.054、5.289、5.114、5.094、4.860、4.572、4.431、4.260、4.247、4.228、4.153、4.136、3.955、3.870、3.676、3.607、3.524、3.435、3.421、3.384、3.176、3.038、2.895、2.778、2.684、2.559、2.501、2.486、2.433、2.326、2.283、2.248、2.216、2.171、2.119、2.051、1.989および1.948の面間隔で主要ピークを示し;そして
    ヌジョールマルとしてIRスペクトルによって、3246、3013、2807、2776、1907、1611、1593、1510、1397、1366、1357、1321、1300、1277、1251、1220、1171、1146、1106、1091、1051、1031、1023、994、966、934、926、903、851、825、807、774、726、657、602、586、559、538、528、509、499、461および430cm-1で吸収バンドを示すことを特徴とする、実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P162a。
  11. 請求項10に記載のドフェチリド多形P162aの製造方法であって、ドフェチリドの混合物を含めた任意の他の形を塩基水溶液中に溶解させ、酸を用いて該溶液をpH8.5に調整し、生成物を集めることを含む上記方法。
  12. 塩基が水酸化ナトリウムである請求項11に記載の方法。
  13. 酸が塩酸のような鉱酸である請求項11または請求項12に記載の方法。
  14. DSCによって144℃で吸熱現象を示し;
    銅K−α1X線(波長=1.5406オングストローム)を用いた照射によって得られるPXRDパターンが、dÅ10.993、9.006、8.243、6.769、5.807、5.530、5.375、5.104、4.998、4.735、4.575、4.539、4.237、4.179、4.159、4.019、3.854、3.705、3.682、3.601、3.562、3.482、3.392、3.343、3.331、3.263、3.227、3.173、3.135、3.082、3.009、2.946、2.905、2.859、2.830、2.803、2.769、2.672、2.608および2.567の面間隔で主要ピークを示し;そして
    ヌジョールマルとしてIRスペクトルによって、3266、3123、3107、3041、3027、3013、2766、2723、2610、1895、1614、1607、1587、1511、1414、1395、1337、1319、1301、1287、1248、1230、1215、1202、1187、1157、1148、1130、1110、1060、1042、1018、1005、980、975、959、940、917、853、844、831、803、785、766、752、743、718、640、613、553、536、526、509、499、455および429cm-1で吸収バンドを示すことを特徴とする、実質的に純粋な結晶性ドフェチリド多形P143。
  15. 請求項14に記載のドフェチリド多形P143の製造方法であって、ドフェチリドの混合物を含めた任意の他の形をメタノール中に溶解させ、該得られた溶液をシリカカラムに加え、メタノールを用いて該カラムを溶離し、該溶離された溶液を濃縮乾固させて生成物を与えることを含む上記方法。
  16. 請求項10および請求項14のいずれか1項にそれぞれ記載のドフェチリド多形P162aまたはP143を薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬組成物。
  17. 薬剤として用いるための、請求項10および請求項14のいずれか1項にそれぞれ記載のドフェチリド多形P162aまたはP143、または請求項16に記載のその薬学的に許容しうる組成物。
  18. 抗不整脈薬の製造のための、請求項10および請求項14のいずれか1項にそれぞれ記載のドフェチリド多形P162aまたはP143、または請求項16に記載のその薬学的に許容しうる組成物の使用。
  19. 心不全、特に、うっ血性心不全を治療する薬剤の製造のための、請求項10および請求項14のいずれか1項にそれぞれ記載のドフェチリド多形P162aまたはP143、または請求項16に記載のその薬学的に許容しうる組成物の使用。
  20. 少なくとも95重量%の純度を有する請求項1、10または14に記載の多形。
  21. 少なくとも98重量%の純度を有する請求項20に記載の多形。
  22. 少なくとも99重量%の純度を有する請求項21に記載の多形。
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