JP3562946B2 - マルチメディア情報の処理方法及び装置並びに記録媒体 - Google Patents

マルチメディア情報の処理方法及び装置並びに記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3562946B2
JP3562946B2 JP32929697A JP32929697A JP3562946B2 JP 3562946 B2 JP3562946 B2 JP 3562946B2 JP 32929697 A JP32929697 A JP 32929697A JP 32929697 A JP32929697 A JP 32929697A JP 3562946 B2 JP3562946 B2 JP 3562946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content data
story
link
information
displaying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32929697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11161668A (ja
Inventor
敬 岩崎
清二 竹本
博司 松本
繁 亀田
憲人 平岡
竜吾 木島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP32929697A priority Critical patent/JP3562946B2/ja
Publication of JPH11161668A publication Critical patent/JPH11161668A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3562946B2 publication Critical patent/JP3562946B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像、音声、又は文字などのコンテンツデータを含むマルチメディア情報を処理する方法及び装置並びに記録媒体に関し、特に、複数の冗長なコンテンツを連続した1つのコンテンツとしてまとめて扱えるようにするための処理の方法に関する。
【0002】
近年におけるインターネット又はパソコン通信などの普及によって、マルチメディア情報を作成し又はアクセスすることが個人のレベルで日常的に行われている。したがって、マルチメディア情報の流通するそれらのネットワークを介して、種々の分野における種々の問題又はテーマを提供し又は提案し、それらに対する個人的な意見又は見解などを収集することが可能である。
【0003】
このような意見又は見解を収集し、さらには収集した意見又は見解などに基づいて意思決定を行う際の支援システムとなりうるマルチメディア情報の処理装置の出現が要望されている。
【0004】
【従来の技術】
従来より、インターネット及びパソコン通信などにおいて様々なコンテンツが提供されている。それら複数のコンテンツの相互間を互いに関付ける際には、複数のコンテンツを順番に並べるなど、人手による相応な煩わしい作業が必要である。また、複数のコンテンツの相互間に連続性を持たせようとすると、語りなどの関連付けを行うための手段が別途必要である。さらに、連続性が別の連続性を生む場台もあり、複雑化を避けることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来においては、複数のコンテンツに連続性を持たせた場合において、閲覧者にとっては、それらのコンテンツ同士を何故繋げたのか,コンテンツ間にどういう流れがあるのか、という制作者のリンク作成の意図が分からなかった。
【0006】
また、制作者及び閲覧者は、1つの連続性のあるコンテンツ相互間の関連について知ることはできるが、その連続性の中にあるコンテンツについて、それとは異なる他の連続性があるか否か、あった場合にそれへのアクセスの方法について知ることはできない。つまり、制作者も閲覧者も、制作者がつけたコンテンツの連続性又は関連性から逸脱することができなかった。
【0007】
例えば、WWWで用いられているHTMLでは、関連の意味をしめす言葉や記号とともにあるコンテンツAから他のコンテンツBへの関連を示すことはできたが、さらにそのコンテンツBが別のコンテンツCへ関連しているのかどうかということを記述することができない。
【0008】
また、近年登場してきたプッシュ技術においては、複数のコンテンツの連続性を記述することはできるが、個々のコンテンツが次のコンテンツ又は別のコンテンツとどのような論理性や必然性に基づいて関連付けられているのかを、関連の意味を示す言葉や記号とともに記述することができない。
【0009】
つまり、従来のコンテンツ制作やビジュアルデザインの過程において、複数の画像情報のリンク、そのリンクの意味、又は分岐などがうまく管理できないため、制作者が、連続性のあるコンテンツ間においてある意味を持たせようとしてもそれを表現することができなかった。そのため、例えば複数の制作者の相互間において、コンテンツの連続性の維持や相違について、うまく意志吸収を行うことができす、コンテンツ間の意味又は意志を表現する創作的なプロセスを支援することができなかった。
【0010】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、コンテンツを含むマルチメディア情報について、それらの相互間を関連付けるリンクに意味を持たせることにより、それらのリンクに込められた制作者の意味合いを閲覧者が容易に知ることのできるマルチメディア情報の処理方法及び装置並びに記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る装置は、画像、音声、又は文字などのコンテンツデータを含むマルチメディア情報を処理する装置であって、リンクで互いに関連付けられた一連のコンテンツデータ、前記リンクについてのリンク情報、及び前記リンクに付加されたコメント情報を含んで構成されるストーリーについてのデータであるストーリーデータを、ストーリーデータごとに記録する手段と、各コンテンツデータと各ストーリーとを対応付けるテーブルと、指定されたストーリーの中のコンテンツデータを表示装置の表示面に表示する手段と、前記コンテンツデータを前記表示面に表示する際に、当該コンテンツデータに関して張られたリンクについてのコメント情報、及び、当該コンテンツデータが当該ストーリー以外の他のストーリーにおいて使用されている場合にその旨を示すボタンを、当該表示面に表示する手段と、表示されたコメント情報の中から1つが選択されたときに、選択されたコメント情報に対応するリンクで関連付けられた他のコンテンツデータを前記表示面に表示する手段と、前記ボタンが選択されたときに、前記テーブルを参照して他のストーリーを検索し、検索されたストーリーのリストを表示する手段と、前記リストの中から選択されたストーリーの管理下において前記コンテンツデータを表示する手段と、を有する。
【0012】
請求項2の発明に係る記録媒体は、リンクで互いに関連付けられた一連のコンテンツデータ、前記リンクについてのリンク情報、及び前記リンクに付加されたコメント情報を含んで構成されるストーリーについてのデータであるストーリーデータを、ストーリーデータごとに記録する処理と、各コンテンツデータと各ストーリーとを対応付けるテーブルを作成する処理と、指定されたストーリーの中のコンテンツデータを表示装置の表示面に表示する処理と、前記コンテンツデータを前記表示面に表示する際に、当該コンテンツデータに関して張られたリンクについてのコメント情報、及び、当該コンテンツデータが当該ストーリー以外の他のストーリーにおいて使用されている場合にその旨を示すボタンを、当該表示面に表示する処理と、表示されたコメント情報の中から1つが選択されたときに、選択されたコメント情報に対応するリンクで関連付けられた他のコンテンツデータを前記表示面に表示する処理と、前記ボタンが選択されたときに、前記テーブルを参照して他のストーリーを検索し、検索されたストーリーのリストを表示する処理と、前記リストの中から選択されたストーリーの管理下において前記コンテンツデータを表示する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0021】
マルチメディア情報は、コンテンツデータDCN、又はコンテンツデータDCNとその付属情報などからなる。つまり、マルチメディア情報はコンテンツデータDCN自体である場合もある。
【0022】
次に、本発明に係るマルチメディア情報処理システム1の動作及び使用方法の例について、図を参照して説明する。
図10(A)に示すように、複数のコンテンツデータDCNを配置した状態で、リンクを張りたい一方のコンテンツデータDCN1を指定し、その状態から、リンクを張りたい他方のコンテンツデータDCN2に対してドラッグする。これによって、コンテンツデータDCN1と2との間にリンクLK1が張られ、それが矢印で表示される。次に、リンクLK1に対してコメント情報を付加するために、そのリンクLK1上にカーソルを置いてマウスをクリックする。これによって、図10(B)に示すように、リンクLK1のほぼ中央位置にコメント枠WKCが表示される。そこで、コメント枠WKC内に、適当なコメント情報CMF1を入力する。
【0023】
コメント情報CMF1として、通常、接続詞を用いる。つまり、コンテンツデータDCN1からコンテンツデータDCN2へリンクLK1を張った制作者が、コンテンツデータDCN1とコンテンツデータDCN2との関係について考えていること、なぜそれらの間にリンクLK1を張ったかなどを端的に示す接続詞を、コメント枠WKC内に書き込むのである。これによって、複数のコンテンツデータDCNにリンクを張る際に、それらのコンテンツデータDCNがどのようにつながるのか、何故つながっているのか、コンテンツデータDCN間にどういう流れがあるのか、という制作者のリンク作成の意図を示すことができる。
【0024】
コメント情報CMFの語句として接続詞を用いることを原則とするが、他の品詞の単語又は記号などを用いてもよい。コメント情報CMFは修正することが可能である。1つのコンテンツデータDCNに対して2本以上のリンクを張るようにしてもよい。他のデータベース又はサーバに格納されたコンテンツデータに対しても、その格納位置又はURLなどを示すことによってリンクを張ることができるようにしてもよい。
【0025】
また、図13に示すように、表示面に表示されたコンテンツデータDCN2の下方には、リンクを示すボタンBLが表示され、各ボタンBLには、コメント情報CMFが表示される。ボタンBL11は、コンテンツデータDCN2とその上方に位置するコンテンツデータDCN1とのリンクを示すものであり、コメント情報CMF1が表示されている。ボタンBL21は、コンテンツデータDCN2とその下方に位置するコンテンツデータDCN3とのリンクを示すものであり、コメント情報CMF2が表示されている。
【0026】
当該コンテンツデータDCN2が、当該ストーリーSR1以外のストーリーSRにおいて使用されている場合、つまり当該ストーリーSR1以外のストーリーSRにおいてリンクを張られている場合には、例えばその旨がボタンBW11として表示される。その場合に、閲覧者は、ボタンBW11の表示によって、現在表示されているコンテンツデータDCN2が、現にアクセスしているストーリーSR1以外の別のストーリーに関連付けられていることを知る。ボタンBW11を押すことによって、当該別のストーリーの検索が行われ、検索された別のストーリーのリストが表示される。表示されたリストの中から1つのストーリー(これをストーリーSRTとする)を選択することによって、そのストーリーSRTにアクセスし、そのストーリーSRTの中で関連付けられたコンテンツデータDCN2を表示することができる。そのコンテンツデータDCN2を表示した際には、図13に示すようにリンクを示すボタンBLが表示され、そのボタンBLを押すことによって、ストーリーSRTにおける閲覧を行うことができる。つまり、ストーリーSR1の閲覧者又は制作者は、他のストーリーSRTの存在について知らなかった場合でも、コンテンツデータDCN2を媒介としてストーリーSR1から抜け出して別のストーリーSRTにワープ(移行又は脱出)することができるのである。また、これとは逆に、ストーリーSRTにおいてコンテンツデータDCN2を閲覧していた閲覧者が、同様の手順でストーリーSRTからストーリーSR1にワープすることができる。
【0027】
なお、リンク情報又はコンテンツデータDCNとストーリーSRとを関連付けて記録する方法として、ストーリーSRを管理するデータであるストーリーデータDSの中に、各ストーリーSRを示すストーリーIDを記録する方法、コンテンツデータDCNとストーリーIDとを対応付けたテーブルTBを設ける方法、コンテンツデータDCNの付属情報としてストーリーIDを付加する方法などがある。これらを併用することも可能である。それぞれ、種々のタイミングで検索に使用される。
【0028】
本発明に係る処理装置又はマルチメディア情報処理システムは、例えばパーソナルコンピュータ又はワークステーションを用いて実現される。本発明に係る方法を実行するためのプログラムは、半導体メモリ、ハードディスク、CD−ROM、フロッピーディスク、又は光磁気ディスクなどの記録媒体に格納される。記録媒体に格納されたプログラムは、主メモリ上に適時ローディングされ、処理装置によって実行される。その際に、CD−ROMドライブ、フロッピーディスクドライブ、又は光磁気ディスクドライブなどのドライブ装置が必要に応じて用いられる。記録媒体がネットワークなどの通信回線で結ばれたサーバに設けられている場合には、通信回線を介してサーバからプログラムが読み取られ又はダウンロードされる。また、プログラムが通信回線を介して処理装置に転送される場合には、通信回線自体も記録媒体に相当する。プログラムは、種々のOS、プラットホーム、システム環境、又はネットワーク環境の下で動作するように供給可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るマルチメディア情報処理システム1の構成を示すブロック図、図2はマルチメディア情報処理システム1のクライアント3の構成を示すブロック図、図3はマルチメディア情報処理システム1で扱うマルチメディア情報の構造を示す図である。
【0030】
図1において、マルチメディア情報処理システム1は、サーバ2、複数のクライアント3,3…、及びネットワーク4から構成されている。サーバ2には、コンテンツデータベースDBC及びタグデータベースDBTが設けられている。
【0031】
サーバ2は、クライアント3からの要求によって、コンテンツデータベースDBC又はタグデータベースDBTに格納(登録)された情報を送出し、またクライアント3から送出される情報をコンテンツデータベースDBC又はタグデータベースDBTに登録する。なお、本明細書において、コンテンツデータベースDBC、タグデータベースDBT、又はサーバ2の他のデータベースなどに登録することを、「サーバ2に登録する」と記載することがある。
【0032】
クライアント3は、画像、音声、又は文字などのコンテンツデータを入力し、再生し、サーバ2に登録するために送出し、又はサーバ2から送出させることが可能である。また、コンテンツデータについてのコメントデータについても、入力し、再生し、送出し、送出させることが可能である。
【0033】
サーバ2及びクライアント3は、例えばパーソナルコンピュータ又はワークステーションなどで構成することも可能である。
ネットワーク4として、本実施形態においてはLAN(ローカルエリアネットワーク)が用いられているが、インターネット、又は各種パソコン通信のネットワークを用いてもよい。また、CATV網を用いてもよい。CATV網を用いる場合には、サーバ2を基地局に設置し、映像送出装置を介して情報の送受を行う。又は、サーバ2をCATV網の端末の1つとして設置し、専用のチャネルを使用して情報を基地局へ送信し、別のチャネルを用いて基地局から他の端末への情報の送信を行ってもよい。
【0034】
ネットワーク4としてインターネットなどのオープンなネットワークを用いた場合、又はLANを用いて且つインターネットなどにも接続した場合には、クライアント3は、サーバ2のみでなく他のサーバに格納された種々のコンテンツデータベース又はマルチメディア情報データベースにアクセスし、それらのデータ又は情報を取得することができる。
【0035】
図2において、クライアント3は、処理装置10、キーボード11、マウス12、表示装置13、プリンタ装置14、スピーカ15、マイクロフォン16、及び磁気ディスク装置17などから構成されている。磁気ディスク装置17にはコンテンツファイルFC、ワークファイルFW、その他の種々のファイル及びデータベースが格納されている。
【0036】
クライアント3においては、磁気ディスク装置17に格納された種々の公知のアプリケーションプログラム又はエディタプログラムが、処理装置10によってマルチタスク方式によって実行され又は実行可能となっており、操作者はキーボード11又はマウス12を操作することによって、種々のマルチメディア情報を新規に作成し、既に作成されて格納された種々の媒体から読み込み、編集し、又は加工することができる。
【0037】
図3(A)において、コンテンツ情報MNCは、静止画像データ、動画像データ、音声データ、又は文字データなどのコンテンツデータDCN、及び1つ1つのコンテンツデータDCNを識別するためのオブジェクトID(BID)からなる。オブジェクトIDは、コンテンツデータDCNのファイル名でもある。つまり、コンテンツデータDCNのファイル名が、各コンテンツデータDCNに付随するコメントデータなどとのリンク情報となっている。なお、コンテンツデータDCNのファイル名には、各コンテンツデータDCNの種類又は圧縮方式を表す識別子が付されている。
【0038】
図3(B)において、プライマリタグ情報MNPは、プライマリデータDPR、及びプライマリデータDPRが関連するコンテンツデータDCNを識別するためのオブジェクトIDからなる。オブジェクトIDは、上述したように、コンテンツデータDCNとのリンク情報である。
【0039】
図3(C)に示すように、プライマリデータDPRは、対応するコンテンツデータDCNのタイトルCTL、作成者名CAT、作成日CDT、種類CKD、エレメントCELなどの属性情報、操作権限を示す情報、及び作成者のコメントデータCCMなどである。
【0040】
図3(D)において、セカンダリタグ情報MNSは、セカンダリデータDSC、及びセカンダリデータDSCの関連するコンテンツデータDCNを識別するためのオブジェクトID、同一のオブジェクトID内における各セカンダリデータDSCを識別するためのタグID(TID)、及び階層化された各セカンダリデータDSCの親ノードを示す参照ID(RID)からなる。セカンダリデータDSCは、図3(E)に示すように、セカンダリデータDSCのタイトルSTL、作成日SDT、作成者名SATなどの属性情報、操作権限を示す情報、及び本文(作成者のコメントデータ)SCMなどである。
【0041】
次に、マルチメディア情報処理システム1の動作及び使用方法について説明する。
図4は表示装置13に表示されたブラウザ画面HG1を示す図、図5は表示装置13に表示されたリスト画面HG2を示す図、図6は表示装置13に表示されたプライマリタグ登録画面HG3を示す図である。
【0042】
図4において、ブラウザ画面HG1には、コンテンツデータベースDBCに格納されたコンテンツデータDCNについて、複数のコンテンツデータDCNの内容がイメージによって一覧表示(サムネイル表示)されている。また、ブラウザ画面HG1には、コンテンツデータベースDBCに格納されたプライマリタグ情報MNPに基づいて、各コンテンツデータDCNのタイトルCTLが表示されている。また、当該画面HG1の表示に当たっての検索条件である、コンテンツデータDCNの種類(種別)CKD、エレメントCEL、及びキーワードCKWが表示されている。
【0043】
種類CKDは、「エレメント」「シーン」「ストーリー」の3種類がある。「エレメント」は、コンテンツデータDCNが、画像プロセッサ又は文章プロセッサなどの種々のアプリケーションプログラムを用いて作成したコンテンツデータそれ自体であることを示す。「シーン」は、エレメントであるコンテンツデータにHTMLを付加したデータであることを示す。「ストーリー」は、シーンが複数個集まったものである。
【0044】
エレメントCELは、エレメントを作成したエディタ、プロセッサ、又はツールを示し、通常、アプリケーションプログラムの名称で示される。
ブラウザ画面HG1は、図示しない検索画面において、種類CKD、エレメントCEL、期間FPR、キーワードCKWなどの検索条件を入力し、検索開始を指示することによって検索された結果表示される。検索はタグデータベースDBT及びコンテンツデータベースDBCに対して行われ、コンテンツデータDCN及びそれに対応するプライマリタグ情報MNPが抽出される。検索結果が1枚の画面に表示し切れない場合には、スクロールすることによって全部のデータが表示される。
【0045】
ブラウザ画面HG1に表示されたコンテンツデータDCNのうちの1つをマウス12のクリックにより選択すると、選択されたコンテンツデータDCNについてのプライマリタグ登録画面HG3又は図示しないセカンダリタグ登録画面HG4が表示される。なお、画面HG1の右上に表示された「リスト表示」を選択すると、次に説明するリスト画面HG2に切り換わる。
【0046】
図5において、リスト画面HG2には、ブラウザ画面HG1と同じコンテンツデータDCNについて、タイトルCTL、種類CKD、作成日CDT、作成者名CAT、タグ件数、アクセス回数などが表示される。このリスト画面HG2において、コンテンツデータDCNのうちの1つを選択すると、選択されたコンテンツデータDCNについてのプライマリタグ登録画面HG3又はセカンダリタグ登録画面HG4が表示される。なお、画面HG2の右上に表示された「サムネイル表示」を選択すると、前のブラウザ画面HG1に切り換わる。
【0047】
図6において、プライマリタグ登録画面HG3には、タグ切り換えスイッチCTS、コンテンツデータDCN、タイトルCTL、作成者名CAT、作成日CDT、種類CKD、エレメントCEL、操作権限を示す情報、及びコメントデータCCMが表示されている。プライマリタグ登録画面HG3において、コンテンツデータDCNの作成者は操作権限があるので、その内容の書き込み又は修正を行うことが可能であるが、操作権限のない他の者は閲覧のみが可能である。
【0048】
コンテンツデータDCNとして、それが静止画像データである場合には縮小された画像が表示されるが、動画像データ、音声データ、又は文字データである場合には、その旨を表すイラストが表示される。それらのイラストを選択することにより、その種類に応じたエディタが立ち上がり、コンテンツデータDCNの内容が再生される。つまり、静止画像データであった場合には、画面HGの全体に画像が表示され、動画像データであった場合には所定の大きさで動画像が表示され、音声データであった場合にはスピーカ15から音声が再生される。これらの処理は処理装置10において実行される。
【0049】
また、コンテンツデータDCNの枠内にはコンテンツデータDCNが表示されるのみでなく、コンテンツデータDCNを入力することが可能である。その場合に、他のウインドウに表示された画像を、ドラッグアンドドロップによってコンテンツデータDCNとして入力することが可能である。
【0050】
コンテンツデータDCNの作成者は、自身が作成したコンテンツデータDCNについて、コンテンツデータDCN自体をコンテンツデータベースDBCに、コンテンツデータベースDBCに関連してプライマリタグ登録画面HG3で入力したプライマリタグ情報MNPをタグデータベースDBTに、それぞれ登録する。登録に当たっては、プライマリタグ登録画面HG3で必要なデータを入力した後、保存ボタンBT1を押す。コンテンツデータDCN及びプライマリタグ情報MNPを削除する場合には、削除ボタンBT2を押す。プライマリタグ登録画面HG3を保存することなく閉じるときには閉じるボタンBT3を押す。画面HG3の左上に表示されたタグ切り換えスイッチCTSの「セカンダリタグ」を選択すると、セカンダリタグ登録画面HG4に切り換わる。
【0051】
セカンダリタグ登録画面HG4においては、セカンダリデータDSCを作成しようとする作成者の、コンテンツデータDCNに関連する意見又は見解、又は他人の意見又は見解に対する意見又は見解などが入力される。
【0052】
マルチメディア情報処理システム1においては、サーバ2に登録されたコンテンツデータDCNの相互間において、またサーバ2以外の他のサーバに格納されたコンテンツデータとの相互間において、それらを互いに関連付けるためのリンクを張ることができ、且つ、各リンクに対してその意味合いを持たせるためのコメント情報を付加することができる。コメント情報としては、通常、接続詞が用いられる。コンテンツデータDCN間にリンクを張る作業及びコメント情報を付加する作業は、サーバ2及びクライアント3のストーリーエディタの画面HG5において行うことができる。
【0053】
図7はストーリーエディタの画面HG5を示す図、図8はストーリーエディタで使用可能なプルダウンメニューを示す図、図9はストーリーエディタで使用されるパレットPL1を示す図、図10は画面HG5においてリンクを張るときの手順を説明するための図、図11は作成されたストーリーSR1の例を示す図、図12は図11に示すストーリーSR1についてのストーリーデータDSを示す図、図13はストーリーSR1の中の1つのコンテンツデータDCN1を表示した画面HG6を示す図である。
【0054】
図7において、画面HG5には、ある1つの設定されたストーリーSRにおいて、コンテンツデータDCNがマトリックス状に配置されて表示される。図7の例では、行方向に3個、列方向に3個、合計9個のコンテンツデータDCNが同時に表示可能である。しかし、1つのストーリーSRについて、例えば行方向に11個、列方向に10個、合計110個のコンテンツデータDCNを配置することが可能であり、それらは画面HG5をスクロールして表示させることができる。なお、1つのストーリーSR当たりのコンテンツデータDCNの配置個数、及び画面HG5での表示個数は、ここでの例以外に種々変更することができる。
【0055】
画面HG5において、ある1つのストーリーSRに対して配置されるコンテンツデータDCNの位置は、行方向と列方向の座標によって指定される。行方向については、画面HG5の中央が「0」であり、左方へ、−1,−2…,−5となり、右方へ1,2…,5となる。列方向については、最上段が1であり、下方へ向かって2,3…,10となる。画面HG5においては、座標(0,1)のコンテンツデータDCN1のみが配置されている。
【0056】
画面HG5にコンテンツデータDCNを配置するために、種々の仕方がある。例えば、コンテンツデータDCNを、配置したい座標位置に、ブラウザ画面HG1などからドラッグアンドドロップによって持ってくる。また、コンテンツデータDCNの内容が決定されていないときには、例えば、プルダウンメニューの「表示」から「パレット」を選択し、図9に示すパレットPL1を表示させる。座標(0,1)の位置を選択した状態で、パレットPL1のブランクボタンBT1を押すことによって、座標(0,1)の位置にコンテンツ枠が配置される。このように配置されたコンテンツ枠は、コンテンツデータDCNと同様にリンクを張ることが可能である。また、コンテンツ枠内には、ドラッグアンドドロップによってコンテンツデータDCNを何時でも入れることが可能である。
【0057】
また、パレットPL1のURLボタンBT2を押すと、指定した座標位置にURL(Universal Resource Locator)を書き込むことが可能である。これによって、ネットワークで接続された種々の他のコンテンツデータDCN又はマルチメディア情報(つまり資源)と関連付けることできる。
【0058】
図9に示すパレットPL1において、ボタンBT3,4,又は5を押すと、現在指定されている座標位置の左下、真下、又は右下の座標位置にコンテンツデータDCN又はコンテンツ枠が配置される。また、カットボタンBT7を押すと、指定した座標位置のコンテンツデータDCNが削除される。この場合は、コンテンツ枠及びリンクは削除されずに残る。カットボタンBT8を押すと、指定した座標位置のコンテンツデータDCNが、コンテンツ枠及びリンクとともに削除される。ボタンBT11を押すと、リンクに対してコメント情報の入力が可能な状態となる。
【0059】
次にリンクを張る方法について説明する。
図10(A)に示すように、画面HG5に複数のコンテンツデータDCNを配置した状態で、リンクを張りたい一方のコンテンツデータDCN1に対し、その下方に設けられたリンク用アンカAKにカーソルを置き、その状態から、リンクを張りたい他方のコンテンツデータDCN2に対してドラッグする。これによって、コンテンツデータDCN1と2との間にリンクLK1が張られ、それが矢印で表示される。次に、リンクLK1に対してコメント情報を付加するために、そのリンクLK1上にカーソルを置いてマウスをクリックする。これによって、図10(B)に示すように、リンクLK1のほぼ中央位置にコメント枠WKCが表示される。そこで、コメント枠WKC内に、適当なコメント情報CMF1を入力する。なお、リンクを張るためにコンテンツデータDCNを指定したときに、指定されたコンテンツデータDCNは反転表示される。
【0060】
コメント情報CMF1として、通常、接続詞を用いる。つまり、コンテンツデータDCN1からコンテンツデータDCN2へリンクLK1を張った制作者が、コンテンツデータDCN1とコンテンツデータDCN2との関係について考えていること、なぜそれらの間にリンクLK1を張ったかなどを端的に示す接続詞を、コメント枠WKC内に書き込むのである。
【0061】
これによって、複数のコンテンツデータDCNにリンクを張る際に、それらのコンテンツデータDCNがどのようにつながるのか、何故つながっているのか、コンテンツデータDCN間にどういう流れがあるのか、という制作者のリンク作成の意図を示すことができる。したがって、リンクLKで互いに関連付けられた一連のマルチメディア情報が、その制作者のみでなく他の複数の制作者及び閲覧者にも開放されることとなる。
【0062】
なお、コメント情報CMFの語句として接続詞を用いることを原則とするが、適当な接続詞がなければ他の品詞の単語又は記号などを用いてもよい。コメント情報CMFの文字数は、例えば40字程度までに制限されている。しかし、後述するボタンBLに表示れるのは8〜10字程度であるので、残りの文字は例えばスクロールによって表示させればよい。コメント情報CMFは修正することが可能である。コメント枠WKCを表示する際にデフォルト値として適当な単語を表示するようにしてもよい。1つのコンテンツデータDCNに対して、2本以上のリンクを張ることも可能である。他のデータベース又はサーバに格納されたコンテンツデータに対しても、その格納位置を示すことによってリンクを張ることが可能である。
【0063】
このようにして、コンテンツデータDCNの相互間においてリンクLKを張り、ストーリーSR1を作成する。作成されたストーリーSR1は、サーバ2に登録され、ストーリーエディタによって管理される。なお、ストーリーエディタによって複数のストーリーSR1,2,3…を作成し、管理することが可能である。これについては後述する。
【0064】
図11において、ストーリーSR1は、コンテンツデータDCN1から始まり、コンテンツデータDCN2,4,5にリンクされ、それらからさらに他のコンテンツデータDCN3,6,7…にリンクされ、というようにして構成されている。それぞれのリンクLK1,2,3…には、コメント情報CMF1,2,3…が付加されている。
【0065】
図12において、ストーリーSR1として登録されたコンテンツデータDCN、リンク情報、及びコメント情報CMFからなるストーリーデータDSが示されている。ストーリーデータDSの各行において、コンテンツデータDCNについては、最初の2つの数字は座標を示し、引用符号内の文字はコンテンツデータDCNのタイトルCTLを示し、最後の数字はコンテンツデータDCNの識別コードであるコンテンツIDを示す。
【0066】
リンク情報などについては、最初の2つの数字はリンクされた2つのコンテンツデータDCNを示し、引用符号内の文字はコメント情報CMFを示し、最後の数字はそれがリンク情報(矢印)であることを示す。なお、リンク情報において、コンテンツデータDCNを示す最初の2つの数字は、コンテンツデータDCNがそのストーリーSRに配置された順番を示す。
【0067】
図13において、画面HG6には、コンテンツデータDCN2が表示されている。コンテンツデータDCN2の下方には、リンクを示すボタンBLが表示され、各ボタンBLには、コメント情報CMFが表示されている。
【0068】
ボタンBL11は、コンテンツデータDCN2とその上方に位置するコンテンツデータDCN1とのリンクを示すものであり、コメント情報CMF1である「それで」が表示されている。ボタンBL21は、コンテンツデータDCN2とその下方に位置するコンテンツデータDCN3とのリンクを示すものであり、コメント情報CMF2である「それから」が表示されている。
【0069】
リンクが複数ある場合には、例えばボタンBL22,23のように、複数のボタンBLがコメント情報CMFとともに表示される。なお、ボタンBLの近辺に、又はボタンBLとの対応が分かるように、そのボタンBLを押した場合のリンク先のコンテンツデータDCNの内容を縮小して表示してもよい。
【0070】
そこで、それらのうちのいずれかのボタンBLを押すと、リンクによって関連付けられた他方のコンテンツデータDCNが画面HG6に表示される。閲覧者は、ボタンBLに表示されたコメント情報CMFによって、それぞれのリンクに込められた制作者の意味合いを容易に知ることができる。したがって、コメント情報CMFを参照してボタンBLを選択することによって、制作者の意図を考えながらコンテンツデータDCNを次々と閲覧することができる。閲覧者は、ボタンBLを押す際に、コメント情報CMFを参照し、ある一定の意図に沿ってコンテンツデータDCNを次々と閲覧することができる。
【0071】
また、表示されたコンテンツデータDCN2が、当該ストーリーSR1以外の他のストーリーSRにおいて使用されている場合、つまり他のストーリーSRにおいてコンテンツデータDCN2にリンクが張られている場合には、その旨を示すためのボタンBW11が表示される。閲覧者は、ボタンBW11の表示によって、現在表示されているコンテンツデータDCN2が、現にアクセスしているストーリーSR1以外の別のストーリーSRに関連付けられていることを知る。
【0072】
そこで、ボタンBW11を押すと、当該別のストーリーSRの検索が行われ、検索された別のストーリーSRのリストが表示される。ストーリーSRのリストの中から1つのストーリーSRを選択することによって、選択したストーリーSRにアクセスし、そのストーリーSRの中でリンクの張られたコンテンツデータDCNを、図13に示すと同様に表示することができる。
【0073】
このように、ストーリーSR1内おけるコンテンツデータDCNから、そのコンテンツデータDCNを使用している他のストーリーSRに移行することを、本明細書では「ワープ」という。マルチメディア情報処理システム1では、ワープが可能であるため、1つのコンテンツデータDCNに対してそれぞれリンクを張った複数のストーリーSR間において、一方から他方に自由に乗り移ることができる。また、1つのストーリーSRから、閲覧者又は制作者の知らなかった別のストーリーSRに逸脱することができる。
【0074】
また、ストーリーエディタでは、全てのストーリーSRにおいて使用されているコンテンツデータDCNを対象として検索することが可能である。このような検索を、本明細書において「ワープ検索」という。ワープ検索に当たっては、検索パラメータとして1つ又は複数のコンテンツデータDCNを指定する。複数のコンテンツデータDCNを指定した場合には、それらの間の論理条件をも検索パラメータとして指定する。そのような論理条件として、AND条件又はOR条件を指定可能である。AND条件を指定したときは、検索パラメータとして指定した全てのコンテンツデータDCNを含むストーリーSRが検索される。R条件を指定したときは、検索パラメータとして指定した全てのコンテンツデータDCNのいずれかを含むストーリーSRが検索される。
【0075】
なお、ストーリーエディタにより作成された複数のストーリーSR1,2,3…は、図15に示すようにストーリーエディタ(又はストーリー管理システム)によって管理される。
【0076】
ストーリーエディタには、図16に示すようなテーブルTBが設けられる。テーブルTBは、各ストーリーSRに使用されているコンテンツデータDCNについて、それらのストーリーIDとコンテンツIDとの対応関係で示すものである。ワープ検索が指示されたときには、このテーブルTBが参照され、指定された検索パラメータにしたがってストーリーSRが検索される。
【0077】
また、このようなテーブルTBを設ける代わりに、図12に示すストーリーデータDSにおいて、コンテンツIDの後に、当該コンテンツデータDCNが使用されているストーリーSRを示すストーリーIDを記述しておいてもよい。
【0078】
また、シーンのコンテンツデータDCNの付属情報として、そのシーンが使用されているストーリーIDを記述しておいてもよい。
これらテーブルTB又はストーリーIDは、操作における種々の異なるタイミングで検索される。例えば、上述のようにワープ検索が指示されたとき、又はコンテンツデータDCNを表示する度毎などにおいて検索される。
【0079】
次に、図14に示すフローチャートを参照してリンク情報処理の手順を説明する。図14はストーリーエディタによるストーリーSRの作成における手順を示すフローチャートである。
【0080】
図14において、表示された複数のコンテンツデータDCNの中から、互いに関連付けたい一方のコンテンツデータDCNを指定し(#11)、次に他方のコンテンツデータDCNを指定する(#12)。これによってコンテンツ間にリンクLKが張られて表示され(#13)、そのリンク情報がメモリに記憶される(#14)。表示されたリンクを指定すると(#15)、コメント枠WKCが表示され(#16)、コメント情報CMFを入力する(#17)。入力されたコメント情報CMFは、リンク情報と関連付けられて、つまり例えばリンク情報に付加されて記憶される(#18)。
【0081】
図17は本発明に係る方法を実行するためのプログラムの記録媒体STの形態を示す図である。
図17に示すように、コンピュータの処理装置PSに設けられた主メモリ、RAM、ROM、若しくはハードディスクなどの記憶装置STA、CD−ROM、フロッピーディスク、若しくは光磁気ディスクなどの可搬媒体STB、ネットワーク若しくは通信回線STDで結ばれたサーバ若しくはDASDなどの回線先媒体STC、又は通信回線STDそれ自体が、記録媒体STとして利用可能である。
【0082】
記録媒体STが可搬媒体STBである場合には、プログラムは可搬媒体STBの種類に対応するドライブ装置によって読み出され、処理装置PSの記憶装置STAに格納され又は主メモリ上にローディングされ、実行される。記録媒体STが回線先媒体STCである場合には、プログラムは通信回線STDを介して記憶装置STAにダウンロードされ、又は適時転送されて実行される。プログラムは、種々のOS、プラットホーム、システム環境、又はネットワーク環境の下で動作するように供給可能である。
【0083】
上述のマルチメディア情報処理システム1において、クライアント3の操作者は、サーバ2に登録された各コンテンツデータDCNについて、それに対応するプライマリデータDPR、又はセカンダリデータDSCを閲覧することにより、コンテンツデータDCNの作成者の作成の意図や意見を知り、またそれに対する他人の意見又は見解を容易に知ることができ、それらに対する操作者の意見又は見解を容易に入力しで登録することができる。
【0084】
したがって、コンテンツデータDCN及びプライマリデータDPRによって提供され又は提案された種々の分野における種々の問題又はテーマについて、それらに対する個人的な意見又は見解などを容易に収集することができる。そして、それらの意見又は見解などを集計して統合することにより、提起された問題についての意思決定を行うことが容易となる。
【0085】
上述の実施形態のマルチメディア情報処理システム1によると、リンクLKにそのリンクLKに関連するコメント情報CMFを付加することができ、コメント情報CMFを辿ってコンテンツデータDCNの連続性(ストーリー性)を追うことができる。
【0086】
また、画像のようなコンテンツの連続性のある情報の制作に際して、制作者の意図を記録することが可能となることによって、制作者と閲覧音の意思疎通が図られ、コンテンツ制作やビジュアルデザインの発展に寄与するところが大きい。
【0087】
上述の実施形態のマルチメディア情報処理システム1は、震災が発生したときの復興に当たっての意見収集及び意思決定に適用することができる。その場合には、例えば、コンテンツデータDCNとして、震災によって損壊を受けた建物、橋梁、河川などの写真又はイラストなどをコンテンツデータDCNとし、その概況説明などをプライマリデータDPRとしてサーバ2に登録しておき、復興施策に携わる複数の特定の識者又は一般人などが自由にクライアント3を操作して意見などを入力できるようにすればよい。
【0088】
上述の実施形態において、コンテンツデータベースDBCとタグデータベースDBTとは同一のデータベース内に作成することも可能である。コメント情報CMFをコメント枠WKC内に直接に入力するようにしたが、コメント情報CMFを入力するためのダイアログボックス「リンクのプロパティ」を表示し、そこに書き込むようにしてもよい。その他、クライアント3、サーバ2、及びマルチメディア情報処理システム1の全体又は各部の構成、データの構成、処理の内容又は順序、画面HGの内容又は構成などは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
【0089】
【発明の効果】
請求項1および請求項の発明によると、コンテンツを含むマルチメディア情報について、それらの相互間を関連付けるリンクに意味を持たせることにより、それらのリンクに込められた制作者の意味合いを閲覧者が容易に知ることができる。
【0090】
さらに、ストーリーの閲覧者又は制作者は、他のストーリーの存在について知らなかった場合でも、コンテンツデータを媒介としてストーリーから抜け出して別のストーリーに移行することができる。
つまり、コンテンツデータとコンテンツデータとをつなげてストーリーを作成する際にリンク元のコンテンツデータとリンク先のコンテンツデータとを関連付けた意味合い、すなわち、それらのコンテンツ同士を何故繋げたのか、コンテンツ間にどういう流れがあるのか、という制作者のリンク作成の意図をコメント情報によって知ることが可能である。したがって、閲覧者は、制作者の意図を考えながらコンテンツデータを次々と閲覧することができる。
そして、コンテンツデータが当該ストーリー以外の他のストーリーにおいて使用されている場合に、その旨を示すボタンが表示面に表示されるので、閲覧者は、ボタンの表示によって現在表示されているコンテンツデータが現にアクセスしているストーリー以外の別のストーリーに関連付けられていることを知ることができ、当該ストーリーから抜け出して別のストーリーに移行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチメディア情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】マルチメディア情報処理システムのクライアントの構成を示すブロック図である。
【図3】マルチメディア情報処理システムで扱うマルチメディア情報の構造を示す図である。
【図4】表示装置に表示されたブラウザ画面を示す図である。
【図5】表示装置に表示されたリスト画面を示す図である。
【図6】表示装置に表示されたプライマリタグ登録画面を示す図である。
【図7】ストーリーエディタの画面を示す図である。
【図8】ストーリーエディタで使用可能なプルダウンメニューを示す図である。
【図9】ストーリーエディタで使用されるパレットを示す図である。
【図10】リンクを張るときの手順を説明するための図である。
【図11】作成されたストーリーの例を示す図である。
【図12】図11に示すストーリーについての記録されたデータを示す図である。
【図13】ストーリーの中の1つのコンテンツデータを表示した画面を示す図である。
【図14】ストーリーエディタによるストーリーの作成における手順を示すフローチャートである。
【図15】ストーリーエディタにより管理されるストーリーの概念を示す図である。
【図16】ワープ検索に用いられるテーブルを示す図である。
【図17】本発明に係る方法を実行するためのプログラムの記録媒体の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 マルチメディア情報処理システム(マルチメディア情報の処理装置)
10 処理装置(記録する手段、表示する手段、選択する手段)
12 マウス(登録階層指定手段)
LK,LK1 リンク
DCN コンテンツデータ(マルチメディア情報)
CMF コメント情報
DBC コンテンツデータベース(データベース)
SR ストーリー
STA,STB,STC,STD 記録媒体

Claims (2)

  1. 画像、音声、又は文字などのコンテンツデータを含むマルチメディア情報を処理する装置であって、
    リンクで互いに関連付けられた一連のコンテンツデータ、前記リンクについてのリンク情報、及び前記リンクに付加されたコメント情報を含んで構成されるストーリーについてのデータであるストーリーデータを、ストーリーデータごとに記録する手段と、
    各コンテンツデータと各ストーリーとを対応付けるテーブルと、
    指定されたストーリーの中のコンテンツデータを表示装置の表示面に表示する手段と、
    前記コンテンツデータを前記表示面に表示する際に、当該コンテンツデータに関して張られたリンクについてのコメント情報、及び、当該コンテンツデータが当該ストーリー以外の他のストーリーにおいて使用されている場合にその旨を示すボタンを、当該表示面に表示する手段と、
    表示されたコメント情報の中から1つが選択されたときに、選択されたコメント情報に対応するリンクで関連付けられた他のコンテンツデータを前記表示面に表示する手段と、
    前記ボタンが選択されたときに、前記テーブルを参照して他のストーリーを検索し、検索されたストーリーのリストを表示する手段と、
    前記リストの中から選択されたストーリーの管理下において前記コンテンツデータを表示する手段と、
    を有することを特徴とするマルチメディア情報の処理装置。
  2. 画像、音声、又は文字などのコンテンツデータを含むマルチメディア情報を処理するためのプログラムを記録した記録媒体であって、
    リンクで互いに関連付けられた一連のコンテンツデータ、前記リンクについてのリンク情報、及び前記リンクに付加されたコメント情報を含んで構成されるストーリーについてのデータであるストーリーデータを、ストーリーデータごとに記録する処理と、
    各コンテンツデータと各ストーリーとを対応付けるテーブルを作成する処理と、
    指定されたストーリーの中のコンテンツデータを表示装置の表示面に表示する処理と、
    前記コンテンツデータを前記表示面に表示する際に、当該コンテンツデータに関して張られたリンクについてのコメント情報、及び、当該コンテンツデータが当該ストーリー以外の他のストーリーにおいて使用されている場合にその旨を示すボタンを、当該表示面に表示する処理と、
    表示されたコメント情報の中から1つが選択されたときに、選択されたコメント情報に対応するリンクで関連付けられた他のコンテンツデータを前記表示面に表示する処理と、
    前記ボタンが選択されたときに、前記テーブルを参照して他のストーリーを検索し、検索されたストーリーのリストを表示する処理と、
    前記リストの中から選択されたストーリーの管理下において前記コンテンツデータを表示する処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
JP32929697A 1997-11-28 1997-11-28 マルチメディア情報の処理方法及び装置並びに記録媒体 Expired - Fee Related JP3562946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32929697A JP3562946B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 マルチメディア情報の処理方法及び装置並びに記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32929697A JP3562946B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 マルチメディア情報の処理方法及び装置並びに記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11161668A JPH11161668A (ja) 1999-06-18
JP3562946B2 true JP3562946B2 (ja) 2004-09-08

Family

ID=18219884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32929697A Expired - Fee Related JP3562946B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 マルチメディア情報の処理方法及び装置並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3562946B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004234158A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Sony Corp 情報処理装置、およびコンテンツ管理方法、コンテンツ情報管理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2006185334A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Ricoh Co Ltd リンク関係取得方法、装置、プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5333138B2 (ja) * 2009-10-05 2013-11-06 三菱電機株式会社 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11161668A (ja) 1999-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8798523B2 (en) Object set optimization using dependency information
JP5325169B2 (ja) ウェブアプリケーションの操作再現方法およびシステム
US20020026521A1 (en) System and method for managing and distributing associated assets in various formats
US20040268224A1 (en) Authoring system for combining temporal and nontemporal digital media
EP0851367A1 (en) Data processing systems for generating printed materials
US20080281783A1 (en) System and method for presenting media
JP2007036830A (ja) 動画管理システム、動画管理方法、クライアント、およびプログラム
JP2001320670A (ja) 合成キーフレームの生成方法及びそれを利用したビデオブラウジングシステム
WO2005029353A1 (ja) 注釈管理システム、注釈管理方法、文書変換サーバ、文書変換プログラム、電子文書付加プログラム
WO2002063500A2 (en) Improvements in and relating to multi-media management systems
US8931002B2 (en) Explanatory-description adding apparatus, computer program product, and explanatory-description adding method
CN100418088C (zh) 检索处理***及方法
CN100593782C (zh) 数据处理***
JP2004112372A (ja) 画像処理システム
JP2001350766A (ja) マルチメディア情報利用方法、マルチメディア情報利用プログラムを記録した記録媒体及びマルチメディア情報システム
JP2004112379A (ja) 画像検索システム
JP3562946B2 (ja) マルチメディア情報の処理方法及び装置並びに記録媒体
JP2008072396A (ja) 情報提示システム、サーバ装置、端末装置、情報提示方法等
JP2000267639A (ja) 情報処理装置
JP2004334992A (ja) 記録装置及び再生装置
JP4096670B2 (ja) 画像再生システム
JP4787887B2 (ja) デジタルコンテンツを検索するためのシステム及びこれを用いた検索方法
JPH10247200A (ja) マルチメディア情報登録システム
JP4496929B2 (ja) 複数Web閲覧操作の並列再生装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002330392A (ja) 映像概要作成装置および方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100611

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120611

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees