JP3557827B2 - 圧縮音声バースト出力方法、装置、および、データストリーム再生装置 - Google Patents

圧縮音声バースト出力方法、装置、および、データストリーム再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧縮音声バースト出力方法及び装置、或はオーディオデータ再生装置、或はオーディオ再生機能付きビデオ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の圧縮音声対応レーザディスクなどの圧縮音声再生処理装置においては、採用されている圧縮音声フォーマットは一種類であり、IEC958のディジタルオーディオインターフェイス(DAI)によって定められたディジタルデータ伝送用の規格で4ワードのヘッダを先頭に付けた形で一定間隔のバースト伝送出力を行っている。
【0003】
このIEC958に準拠したDAI信号について図2に示す。DAI信号101は図2()のように4ビット分のプリアンブル102、4ビット分の補助データ領域103、20ビット分のLSB先頭後詰め20ビットオーディオデータ領域104、1ビット分のバリディティフラグ(V)105、1ビット分のユーザーデータ(U)106、1ビット分のチャネルステータス(C)107、1ビット分のパリティフラグ(P)108の計32ビットとで1DAIサブフレームが構成される。16ビットPCMステレオ音声はLchの1サンプル分がオーディオデータ領域104にMSBがバリディティフラグ(V)105の直前に来るようにLSB先頭後詰めで納められる。Rchの1サンプル分は直後のDAIサブフレームのオーディオデータ領域109に同様に納められ、このLchDAIサブフレームとRchDAIサブフレームで一つのDAIフレームが構成され、1サンプル分のデータの伝送が可能となる。従って、DAIフレームは標本化周波数(Fs)と同じ周期で発生し、DAIサブフレームは標本化周波数(Fs)の2倍と同じ周期で発生する。
【0004】
IEC958ではオーディオデータの伝送(オーディオモード)だけでなく非オーディオのディジタルデータを伝送するモード(ディジタルデータモード)も用意されており、図2()に示したように20ビットオーディオデータ領域104の上位16ビットに相当する非オーディオデータ領域110に1word(16bit)のディジタルデータを納める形で伝送する。次の1word(16bit)のディジタルデータは20ビットオーディオデータ領域109の上位16ビットに相当する非オーディオデータ領域112に納められ、1wordでDAIサブフレーム、1番目16ビットワードと2番目16ビットワードでDAIフレームが構成される。このようにIEC958に記されたDAIは、データを音声の標本化周波数に依存したクロック周波数で同期ワードやパリティ等を付加した信号に変換して伝送する、符号化及び伝送の方法及び装置に関する規格である。
【0005】
このディジタルデータモードで圧縮音声バーストを伝送する場合、圧縮音声バースト本体の他にバーストの始まりを示す同期ワード、バーストの内容を示す、情報バーストの長さを示す情報等を含んだバースト用ヘッダを使う。これについての一例はDigital Audio Compression Standard(AC−3)のAnnexBに規定されているものなどがあり、図2()にそれを示す。圧縮音声バースト本体119に対して、16ビットの第一同期ワード115、16ビットの第二同期ワード116、16ビットのバースト内データ情報117、16ビットのバースト長コード118が先頭に付加される。受信側では16ビットの第一同期ワード115、16ビットの第二同期ワード116を検出することでバーストの先頭を検知し、それに続くバースト内データ情報117、バースト長コード118に示された分だけのバーストデータを読み取る。バーストが終了してからはダミーデータが伝送され、バースト114の先頭から次のバースト114の先頭までが一定間隔のバースト伝送が行われる。図2()はその一例で、圧縮音声バースト本体が768word、ヘッダが4word、ダミーデータが2300wordで3072word間隔のバースト伝送を行なう様子である。このダミーデータも含んだDAI用16ビットデータ信号120が、図2()のような16ビットの区切りのMSB先頭の連続データとして扱われ、LSB先頭に変換された後、後詰めで非オーディオデータ領域110、或は非オーディオデータ領域112に納められて伝送される。
【0006】
これらの処理を実現している従来の機器の例として、図3に圧縮音声バーストの外部出力のための回路が設けられたデータストリーム再生装置を示す。記録媒体ディスク36から読み取り器37によって読み出された再生データストリーム38は復調回路39で復調され、復調後ストリーム40となる。復調後ストリーム40から、ストリーム分離回路41によって圧縮画像ストリーム42と圧縮音声ストリーム43が抜き出される。圧縮音声ストリーム43はバッファRAM44に一時記憶され、所定のタイミングでバースト用ヘッダ付加回路46によって読みだされる。バースト用ヘッダ付加回路46はバッファRAM44から圧縮音声ストリームを圧縮音声バースト45の形で一定時間間隔で間欠読み出しし、圧縮音声に対応するバースト用ヘッダを圧縮音声バースト45の先頭に付加して出力する。そしてバースト用ヘッダ付き圧縮音声ストリーム12はDAIエンコーダ13によってDAI信号14にエンコードされ、DAI信号端子15に出力される。このとき、バースト用ヘッダ付加回路46及びDAIエンコーダ13はサンプリング周波数情報52に従い、サンプリング周波数Fsに同期したクロックタイミングで動作する。このサンプリング周波数情報52は、補助情報抜き出し回路47によって圧縮音声ストリーム43から、抽出される。補助情報抜き出し回路47は同期検出48と補助情報読みだし回路49とで構成されており、同期検出48で圧縮音声ストリーム43内の圧縮音声基本単位の先頭を示す同期パターンを検出し、それ以降の補助情報部分のデータ50を送出し、補助情報読みだし回路49は補助情報部分のデータ50の中からサンプリング周波数に関する情報部分を読みだし、サンプリング周波数情報52を出力する。このような処理で従来機器は圧縮音声をDAI信号にして外部機器用に出力している。
【0007】
図4は、図3のDAI信号14を受ける外部機器の一例としての、マルチチャンネル音声フルデコーダ内蔵アンプである。マルチチャンネル音声フルデコーダ内蔵アンプ59はDAI信号入力端子60からDAI信号61を入力し、DAI信号61は内部のDAIデコーダ62で16ビットディジタルデータ96に戻される。16ビットディジタルデータ96はバースト抜き出し回路95によって、バースト用ヘッダ検出と圧縮音声バースト本体部分抜き出し処理がなされ、出力63としてバッファRAM64に送られる。圧縮音声フルチャンネルデコーダ66はバッファRAM64から圧縮音声ストリーム65を入力しデコード処理して、FL(前左)/FR(前右)リニアディジタル音声67、SL(後左)/SR(後右)リニアディジタル音声68、C(中央)/SW(低域)リニアディジタル音声69、を出力する。FL(前左)/FR(前右)リニアディジタル音声67は2chDAコンバータ70でアナログFL(前左)音声73とアナログFR(前右)音声75に変換され、SL(後左)/SR(後右)リニアディジタル音声68は2chDAコンバータ71でアナログSL(後左)音声77とアナログSR(後右)音声79に変換され、C(中央)/SW(低域)リニアディジタル音声69は2chDAコンバータ72でアナログC(中央)音声81とアナログSW(低域)音声83に変換される。アナログFL(前左)音声73は出力端子74に出力され、アナログFR(前右)音声75は出力端子76に出力され、アナログSL(後左)音声77は出力端子78に入力され、アナログSR(後右)音声79は出力端子80に入力され、アナログC(中央)音声81は出力端子82に出力され、アナログSW(低域)音声83は出力端子84に出力される。
【0008】
このようにして、外部機器のマルチチャンネル音声フルデコーダ内蔵アンプ59はマルチチャンネル音声の再生をする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術での典型的な例の一つとして、図5(1)にサンプリング周波数48kHzのAC−3 384kbpsのバースト伝送を示す。これに対して従来技術では更に、サンプリング周波数が等しい、もう一つの圧縮音声を一緒に一つのDAI信号で送ることもできるように決められており、その例を図5(2)に示す。図5(2)はサンプリング周波数48kHzのAC−3 384kbpsであるソースAとサンプリング周波数48kHzのAC−3 320kbpsであるソースBを一つのDAI信号で送る例である。ソースAのバーストの先頭から次のソースAのバーストの先頭までが3072word間隔であり、ソースBのバーストの先頭から次のソースBのバーストの先頭までも3072wordの間隔である。このようにダミーデータ領域がなくなるまで、バーストを増やすことはできる。しかし、別種のバーストを混ぜることは想定されていなかった。
【0010】
ところがディジタルビデオディスクでは、圧縮音声は、NTSC圏内では1024点MDCTを使った5.1チャンネル圧縮音声のAC−3が必須で、32等分割ポリフェーズフィルタバンクを使った7.1チャンネル圧縮音声MPEG−2audioの方がオプション、4分割フィルタとADPCMを使った5.1チャンネル圧縮音声のDTS(Digital Theater Sound)や、2段構成ミラーフィルタと512点MDCTを使った7.1チャンネル圧縮音声SDDS(Sony DinamicDigital Sound)もオプションというように二種以上の圧縮音声が扱えるように規定されている。そこでディジタルビデオディスク本体の圧縮音声選択に依存せずに、ディスクから読みだされた各圧縮音声の同時再生や或は圧縮音声データ内に含まれたパラメータの読みだし及び表示等を行ないたい場合には、一つのDAI信号で二種以上の圧縮音声を伝送する必要がある。
【0011】
ここでサンプリング周波数48kHzのAC−3 384kbpsのバースト伝送を図5(3)に、サンプリング周波数48kHzのMPEG−1 audio layer2 384kbpsのバースト伝送を図5(4)に示す。AC−3は1536サンプルが1圧縮単位であり、MPEG−1 audioは1152サンプルが1圧縮単位であるため、AC−3バーストでは周期が3072wordに対して、MPEG−1 audioバーストでは周期が2304wordとなる。
【0012】
両者を並べてタイミングをみると、最初の圧縮音声バーストのように両者が重なるタイミングが生じるので、ダミーデータ領域に余裕があっても、一つのDAI信号に納めることは容易には行えない。
【0013】
本発明は、周期の異なる二種類の圧縮音声バーストを一つのDAI信号に納めて出力し、データ再生装置側の圧縮音声の切り替えに影響されずに、外部機器で二種類両方の圧縮音声のデコードやデータ内部のパラメータ情報の観測が行なえるようにするのが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
二種類のうちの第一種圧縮音声バーストの先頭から次の第一種圧縮音声バーストの先頭までの区間の長さに当たる第一種圧縮音声のバースト周期として、通常間隔(T1)より長い長区間(T1+D1)と通常間隔(T1)より短い短区間(T1−D1)を設け、第二種圧縮音声バーストの先頭から次の第二種圧縮音声バーストの先頭までの区間の長さに当たる第二種圧縮音声のバースト周期として、通常間隔(T2)より長い長区間(T2+D2)と通常間隔(T2)より短い短区間(T2−D2)を設ける(D1>0,D2>0)。
【0015】
そして更に混合指定信号とバースト切り替え信号を設けて、混合指定信号が無効のときには、バースト切り替え信号で選択された方の種類の圧縮音声バーストのみを通常間隔(Tn)の一定周期でバースト伝送する。混合指定信号が有効の時には、バースト切り替え信号で選択された方の種類の圧縮音声バーストを通常間隔(Tn)の一定周期でバースト伝送すると同時に、もう一方の選択されていない種類の圧縮音声バーストに対して予め決定された長区間(Tn+Dn)と短区間(Tn−Dn)と通常間隔(Tn)を予め決められた順番で採用して(nは1か2)、選択された方の種類の圧縮音声バーストに重ならないように配置して混合し、1本のDAI信号に納める。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施例である圧縮音声バースト混合出力装置の一例である。この例は、第一種圧縮音声入力端子1と、第二種圧縮音声入力端子4と、第一種圧縮音声入力端子1から入力された第一種圧縮音声ストリーム2を記憶させる第一バッファRAM3と、第二種圧縮音声入力端子4から入力された第二種圧縮音声ストリーム5を記憶させる第二バッファRAM6と、バースト切り替え信号34に従い、第一バッファRAM3からの第一種圧縮音声7か第二バッファRAM6からの第二種圧縮音声8かを切り替えるバースト選択回路9と、バースト先頭位置信号35とバースト切り替え信号34を入力し、圧縮音声10を間欠読み出ししバースト用ヘッダを先頭に付加するバースト用ヘッダ付加回路11と、バースト用ヘッダ付加回路11からの出力12を入力し、DAI信号14を出力するDAIエンコーダ13と、DAIエンコーダ13の出力14を受けるDAI信号端子15と、第一種圧縮音声ストリーム2を入力し、補助情報部分のデータ24を送出する第一同期検出22と、補助情報部分のデータ24を入力し、第一補助情報25を出力する第一補助情報読み出し回路23とで構成された第一補助情報抜き出し回路21と、第二種圧縮音声ストリーム5を入力し、補助情報部分のデータ29を送出する第二同期検出27と、補助情報部分のデータ29を入力し、第二補助情報30を出力する第二補助情報読み出し回路28とで構成された第二補助情報抜き出し回路26と、異種バースト混合モード入力端子16と、バースト指定信号入力端子18と、異種バースト混合モード入力端子16からの異種バースト混合モード信号17と、バースト指定信号入力端子18からのバースト指定信号19とを入力し、また第一補助情報25と第二補助情報30を入力し、混合指定信号31と圧縮音声の標本化周波数を示すコード32を出力するモード決定回路20と、混合指定信号31とコード32とバースト指定信号19を入力し、バースト先頭位置信号35とバースト切り替え信号34とを出力するタイミング生成回路33とで構成された多重バースト出力回路85で構成された圧縮音声バースト混合出力装置である。
【0017】
次に動作を説明する。第一種圧縮音声ストリーム2は第一種圧縮音声入力端子1から入力され、第二種圧縮音声ストリーム5は第二種圧縮音声入力端子4から入力される。入力された第一種圧縮音声ストリーム2は第一バッファRAM3に、入力された第二種圧縮音声ストリーム5は第二バッファRAM6に記憶される。バースト用ヘッダ付加回路11が第一バッファRAM3から第一種圧縮音声2を第一種圧縮音声バースト7の形で間欠読み出しし、第二バッファRAM6から第二種圧縮音声ストリーム5を第二種圧縮音声バースト8の形で間欠読み出しするが、そのバースト用ヘッダ付加回路11と第一バッファRAM3及び第二バッファRAM6の間ではバースト選択回路9が第一種圧縮音声バースト7か第二種圧縮音声バースト8かのいずれかを選択してバースト用ヘッダ付加回路11に送る。バースト用ヘッダ付加回路11はバースト先頭位置信号35に従って、音声の標本化周波数に依存したクロック周波数で圧縮音声バーストを入力し始め、バースト切替信号34の示す第一種圧縮音声或は第二種圧縮音声に対するバースト用ヘッダを圧縮音声バースト10の先頭に付加して出力する。そしてバースト用ヘッダ付き圧縮音声ストリーム12はDAIエンコーダ13によって、音声の標本化周波数に依存したクロック周波数でDAI信号14にエンコードされ、DAI信号端子15に出力される。
【0018】
ここで、異種バースト混合モード信号17が異種バースト混合モード入力端子16から入力され、バースト指定信号19がバースト指定信号入力端子18から入力され、モード決定回路20に供給される。モード決定回路20は第一補助情報25と第二補助情報30の中に含まれる情報からサンプリング周波数や圧縮基本単位の長さを読み取り、サンプリング周波数を示すコード32にはバースト指定信号19が示す方のサンプリング周波数を示すコードを出力する。ここで、圧縮音声の基本単位とはリニアのディジタル音声から圧縮音声ストリームに圧縮符号化するときの変換単位で、例えば、同期パターンで始まり、ビットレートやチャンネル数などを示す情報が一つずつ入り、周波数域での聴覚心理モデルの適用のための時間周波数変換係数が1組だけ対応し、復号処理ができる最小の単位である。
【0019】
同時に、第一種圧縮音声のサンプリング周波数と第二種圧縮音声のサンプリング周波数とが等しく、第一種圧縮音声の圧縮基本単位の長さと第一種圧縮音声の圧縮基本単位の長さとの合計が予め定めた値以下であり、異種バースト混合モード信号17が有効を示すときのみ混合指定信号31を有効として出力する。
【0020】
タイミング生成回路33は混合指定信号31とバースト指定信号19の状態に依存して四種類のタイミング生成をする。混合指定信号31が無効でバースト指定信号19が第一種圧縮音声を示すときは図6に示した通り、第一種圧縮音声バーストを一定間隔で伝送するためのバースト先頭位置信号35を出力し、バースト切替信号34は第一種圧縮音声を示したままにする。混合指定信号31が無効でバースト指定信号19が第二種圧縮音声を示すときは図7に示した通り、第二種圧縮音声バーストを一定間隔で伝送するためのバースト先頭位置信号35を出力し、バースト切替信号34は第二種圧縮音声を示したままにする。
【0021】
混合指定信号31が有効でバースト指定信号19が第二種圧縮音声を示すときは図8(1)〜(5)に示した通り、図8(4)の第二種圧縮音声バースト122が一定間隔のバースト伝送で、図8(3)の第一種圧縮音声バースト121が第二種圧縮音声バースト122と重ならないように予め定まった間隔で配置された非一定間隔のバースト伝送となり、図8(5)のバースト用ヘッダ付き圧縮音声ストリーム12が構成されるための図8(1)に示されたバースト先頭位置信号35と図8(2)に示されたバースト切替信号34を出力する。この例ではバースト切替信号34が‘eH’のときに第一種圧縮音声で‘eL’のときに第二種圧縮音声を示している。また、この例ではバースト先頭位置信号35の立ち上がり位置がバースト先頭の4wordヘッダ開始位置となっている。ここで第一種圧縮音声の通常周期がT1、バースト長がB1、長区間が(T1+D1)、短区間が(T1−D1)で第二種圧縮音声の通常周期がT2、バースト長がB2であるとき、第一種圧縮音声バーストの長区間は(T1+D1)=T2+(4+B2)+(4+B1)で算出され、混合指定に必要な条件として第一種圧縮音声バーストのaとbが第二種圧縮音声バーストのaとcより内側に収まる必要があるため、T1+(4+B1)≦2×T2−(4+B2)が満たされるかどうかが予め検査される。
【0022】
混合指定信号31が有効でバースト指定信号19が第一種圧縮音声を示すときは図9(1)〜(5)に示した通りで、図9(3)の第一種圧縮音声バースト123が一定間隔のバースト伝送で、図9(4)の第二種圧縮音声バースト124が第一種圧縮音声バースト123と重ならないように予め定まった間隔で配置された非一定間隔のバースト伝送となり、図9(5)のバースト用ヘッダ付き圧縮音声ストリーム12が構成されるための図9(1)に示されたバースト先頭位置信号35と図9(2)に示されたバースト切替信号34を出力する。ここで第一種圧縮音声の通常周期がT1、バースト長がB1で第二種圧縮音声の通常周期がT2、バースト長がB2、長区間が(T2+D2)、短区間が(T2−D2)であるとき、第二種圧縮音声バーストの短区間は(T2−D2)=T1−(4+B2)−(4+B1)で算出され、混合指定に必要な条件として第二種圧縮音声バーストのbとcが第一種圧縮音声バーストのbとcより内側に納まる必要があるため、2×(4+B2)+(4+B1)≦T1が満たされれるかどうかが予め検査される。
【0023】
図8の例では通常区間(T1)1回、長区間(T1+D1)1回、短区間(T1−D1)1回の順番で、また図9の例では長区間(T2−D2)1回、通常区間(T2)1回、短区間(T2−D2)1回、通常区間(T2)1回の順番でバースト混合が実現される。この結果、二種類の圧縮音声バーストが重なりあわずに、1本のDAI信号で出力できるようになる。
【0024】
これにより、外部機器において、二種類の圧縮音声バーストを同時再生したり、或は一定間隔の方は圧縮音声はデコード再生し、非一定間隔の方の圧縮音声は圧縮音声バースト内部に含まれたパラメータ情報を抜き出して表示するなどの処理が可能となる。
【0025】
ここで図10に、予め定まった長区間,短区間の長さと順番、及び混合を指定するための条件のうちの一つの圧縮音声バーストの長さに関する前提条件について、その算出手順の一例を示す。計算開始ステップ301の計算開始から始まり、まずステップ304において第一種圧縮音声の通常周期をT1、バースト長をB1、長区間(T1+D1)、短区間を(T1−D1)と、第二種圧縮音声の通常周期をT2、バースト長をB2、長区間を(T2+D2)、短区間を(T2−D2)として、T1,T2,B1,B2に数値を代入する(ただしT1>T2となるように第一種と第二種を設定しておく)。そしてM1×T1=M2×T2を満たす自然数M1,M2(M1<M2)を求める。例えば、T1=3072,T2=2304ならば、M1=3,M2=4となる。次にステップ305で連続するM1個の第一種圧縮音声バーストと連続するM2個の第二種圧縮音声バーストに対して認識記号を割り当てる。例えばM1=3,M2=4のときには、三つの連続する第一種圧縮音声バーストをa1,b1,c1とし、四つの連続する第二種圧縮音声バーストをa2,b2,c2,d2とする。ステップ306で一定間隔伝送する方の圧縮音声バーストが第一種と第二種のどちらの場合について計算をするかを選ぶ。第一種を一定間隔伝送する場合の計算のときはステップ307に進み、バーストb1の直後にバーストb2を、バーストc1の直前にバーストc2を配置する。これにより、バーストb2とバーストc2の間が短区間(T2−D2)となり、その位置も一定間隔伝送の第一種圧縮音声バーストに対する相対位置として決定される。次にステップ308においてバーストb2に対して周期T2だけ早いタイミング位置にバーストa2を、バーストc2に対して周期T2だけ遅いタイミング位置にバーストd2を配置する。これにより、バーストa2とバーストb2の間が通常周期(T2)、バーストc2とバーストd2の間が通常周期(T2)となり、残りのバーストd2とバーストa2の間が長区間(T2+D2)となって、その位置も一定間隔伝送の第一種圧縮音声バーストに対する相対位置として決定される。これにより、ステップ303のバースト位置決定に至る。
【0026】
また、ステップ306において、第二種を一定間隔伝送する場合の計算を選んだときはステップ310に進み、バーストc2の直前にバーストb2を、バーストc1の直後にバーストc2を配置する。これにより、バーストb1とバーストc1の間が長区間(T1+D1)となり、その位置も一定間隔伝送の第二種圧縮音声バーストに対する相対位置として決定される。次にステップ311においてバーストb1に対して周期T1だけ早いタイミング位置にバーストa1を配置する。これにより、バーストa1とバーストb1の間が通常周期(T2)、バーストc1とバーストa1の間が短区間(T1−D1)となって、その位置も一定間隔伝送の第二種圧縮音声バーストに対する相対位置として決定される。これにより、ステップ303のバースト位置決定に至る。更にステップ309において混合前提条件のT1+(4+B1)≦2×T2−(4+B2)の式に各数値を代入し、バースト長B1,B2の関係式として、ステップ302の混合指定用バースト長条件決定に至る。
【0027】
このような手順でタイミング生成回路33を設計する前に予め算出しておいて、実際の回路は予め設定されている幾つかのタイミングの切り替えのみを行なえば良いようにすることで、本発明は実現される。
【0028】
また図15は通常間隔区間を設けない例で、図10のステップ309の代わりにステップ316、ステップ308の代わりにステップ312とステップ313、ステップ311の代わりにステップ314とステップ315を設けている。ステップ307の次のステップ312では第二種圧縮音声バーストの位置ずらし基本単位DIST2をDIST2={T1−(4+B1)−(4+B2)}/3の式によって算出する。次にステップ313においてバーストa1の終了点からDIST2だけ遅れたタイミング位置にバーストa2の先頭部を配置し、バーストc1の終了点からDIST2×2だけ遅れたタイミング位置にバーストd2の先頭部を配置する。これにより、バーストa2とバーストb2の間、バーストc2とバーストd2の間、バーストd2とバーストa2の間はお互いに等しく、また通常間隔(T2)とは異なるバースト間隔となる。
【0029】
ステップ310の次のステップ314では第一種圧縮音声バーストの位置ずらし基本単位DIST1をDIST1={T2−(4+B1)−(4+B2)}/2の式によって算出する。次にステップ314においてバーストa2の終了点からDIST1だけ遅れたタイミング位置にバーストa1の先頭部を配置する。これにより、バーストa1とバーストb1の間、バーストc1とバーストa1の間はお互いに等しく、また通常間隔(T1)とは異なるバースト間隔となる。
【0030】
ステップ304の次のステップ316では、通常間隔を採用しなくても良いようにしているために、混合前提条件は(4+B1)+2×(4+B2)≦T1となって、各数値を代入し、バースト長B1,B2の関係式として、ステップ302の混合指定用バースト長条件決定に至る。
【0031】
このような手順によって予め設定されたタイミングで本発明を実現することもできる。
【0032】
図11(1)〜(5)は別のビットレートにおいて、混合指定信号31が有効でバースト指定信号19が第一種圧縮音声を示すときの例である。ここで第一種圧縮音声バースト125(48kHz,AC−3,320kbps,unit=1536sample)は長さ(B1)が640word(word=16bit)で3072wordの通常周期(T1)、第二種圧縮音声バースト126(MPEG−2 audio layer2 with Multichannel Extension,704kbps,unit=1152sample)は長さ(B2)が1056word(word=16bit)で2304wordの通常周期(T2)である。この例では第一種圧縮音声バーストが三つ、第二種圧縮音声バーストが四つで共通の長さとなるが(M1=3,M2=4)、四つのうち二つの第二種圧縮音声バーストの位置をずらすようなタイミングが既に図10に示した手順で予め設定されており、長区間(T2+D2)1回、通常区間(T2)1回、短区間(T2−D2)1回、通常区間(T2)1回の順番でバースト混合が実現される。短区間(T2−D2)=T1−(4+B1)−(4+B2)の式より、短区間(T2−D2)=1368,D2=936,長区間(T2+D2)=3240となり、混合指定に必要な条件としては第二種圧縮音声バーストのbとcが第一種圧縮音声バーストのbとcより内側に納まる必要があるため、2×(4+B2)+(4+B1)≦T1の式からB1+2×B2≦3060(単位:word)となる。
【0033】
以上の例において、予め決めておくバーストの長区間、バーストの短区間の長さ、及びそれらの順番については、入力として考えられるビットレートの中で最大のものを使って算出しておくと異なるビットレートの入力に一つのタイミングで対応ができる。例えば、第一種圧縮音声のAC−3が64〜384kbps、第二種圧縮音声のMPEG−2audioが64〜736kbpsの範囲で規定されている場合は、第一種圧縮音声のAC−3での最大ビットレート384kbps、第二種圧縮音声のMPEG−2audioでの最大ビットレート736kbpsを使って、予めタイミングを設定しておくと、それ以下の全ビットレートに対応できる。そのタイミングを示したのが図12(1)〜(5)であり、混合指定信号31が有効でバースト指定信号19が第一種圧縮音声を示すときで、AC−3 384kbpsである第一種圧縮音声(T1=3072,B1=768)とMPEG−2audio 768kbpsである第二種圧縮音声(T2=2304,B2=1104)を混合した図12(3)に示した信号127が構成されるためのバースト先頭位置信号35が図12(1)に、バースト切替信号34が図12(2)に示してある。
【0034】
これに対してAC−3 320kbpsである第一種圧縮音声(T1=3072,B1=640)とMPEG−2audio 768kbpsである第二種圧縮音声(T2=2304,B2=1104)を混合した例が図12(4)に、AC−3 384kbpsである第一種圧縮音声(T1=3072,B1=768)と、MPEG−2audio 384kbpsである第二種圧縮音声(T2=2304,B2=576)を混合した例が図12(5)に示してある。これらの図から明らかなように、各バーストの後の隙間が変化するだけで、可変範囲の全てのビットレートで問題なく混合が行われる。
【0035】
ここで、短区間(T2−D2)=T1−(4+B1)−(4+B2)の式より、短区間(T2−D2)=1192,D2=1112,長区間(T2+D2)=3416となり、混合指定に必要な条件としては第二種圧縮音声バーストのbとcが第一種圧縮音声バーストのbとcより内側に納まる必要があるため、2×(4+B2)+(4+B1)≦T1の式からB1+2×B2≦3060(単位:word)となる。
【0036】
図13はディジタルビデオディスク再生装置に本発明を適用した例であり、図1における多重バースト出力回路85を内部に設けた例である。
【0037】
この例は多重データストリームが予め記録された記録媒体ディスク91と、上記記録媒体ディスク91から上記多重データストリームを読み取り、再生データストリーム92として出力する読み取り器37と、再生データストリーム92を入力し、復調後ストリーム93を出力する復調回路39と、上記復調後ストリーム93から圧縮画像ストリーム42と第一種圧縮音声ストリーム2と第二種圧縮音声ストリーム5とを抜き出して出力するストリーム分離回路94と、圧縮画像ストリーム42を入力し、ビデオ信号57を出力するビデオ信号処理回路56と、ビデオ信号57を受けるビデオ出力端子58と、第一種圧縮音声ストリーム2を入力して2chデコード処理をするオーディオデコーダ53と、オーディオデコーダ53からの出力54を受けるディジタルステレオ音声出力端子55と、多重バースト出力回路85とで構成されている。
【0038】
次に動作を説明する。記録媒体ディスク91から読み取り器37によって読み出された再生データストリーム92は復調回路39で復調され、復調後ストリーム93となる。復調後ストリーム93から、ストリーム分離回路94によって圧縮画像ストリーム42と第一種圧縮音声ストリーム2と第二種圧縮音声ストリーム5が抜き出される。圧縮画像ストリーム42はビデオ信号処理回路56でデコードされ、ビデオ信号57となってビデオ出力端子58に送られる。第一種圧縮音声ストリーム2はオーディオデコーダ53で2chデコード処理がなされ、2ch出力54としてディジタルステレオ音声出力端子55に送られる。これと同時に第一種圧縮音声ストリーム2と第二種圧縮音声ストリーム5は多重バースト出力回路85に入力され、以降は図1に示したものと同様の動作をする。
【0039】
このようにして、ディジタルビデオディスク再生装置についても図1に示したような本発明が適用できる。
【0040】
図13の示したディジタルビデオディスク再生装置に対する外部機器は、図14に示したような、二種類の圧縮音声デコーダを内蔵したアンプなどが考えられる。アンプ86はDAI信号入力端子60からDAI信号61を入力し、DAI信号61は内部のDAIデコーダ62で16ビットディジタルデータ96に戻される。16ビットディジタルデータ96はバースト抜き出し回路87によって、バースト用ヘッダ検出と圧縮音声バースト本体部分抜き出し処理がなされ、第一種圧縮音声バースト63と第二種圧縮音声バースト88として出力される。第一種圧縮音声バースト63は第一バッファRAM64に送られ、第二種圧縮音声バースト88は第二バッファRAM89に送られる。第一種圧縮音声フルチャンネルデコーダ66は第一バッファRAM64から第一種圧縮音声ストリーム65を読みだし、デコード処理して3本の第一ディジタル2chリニア音声203と第一パラメータ情報202を出力する。第二種圧縮音声フルチャンネルデコーダ201は第二バッファRAM89から第一種圧縮音声ストリーム90を読みだし、デコード処理して3本の第二ディジタル2chリニア音声205と第二パラメータ情報204を出力する。パラメータ表示回路206は第一パラメータ情報202と第二パラメータ情報204を入力して、これらを表示する。音声出力選択回路209は出力切替信号入力端子207から入力された出力切替信号208を入力して、3本の第一ディジタル2chリニア音声203と3本の第二ディジタル2chリニア音声205のうちで、出力切替信号208が示している一方を2chDAコンバータ70,71,72に送る。2chDAコンバータ70ではアナログFL(前左)音声73とアナログFR(前右)音声75に変換され、2chDAコンバータ71ではアナログSL(後左)音声77とアナログSR(後右)音声79に変換され、2chDAコンバータ72ではアナログC(中央)音声81とアナログSW(低域)音声83に変換されて、出力される。
【0041】
このようにして、外部機器で、必須圧縮音声(AS−3)とオプション圧縮音声(MPEG−1audio)の両方を同時再生したり、或は一定間隔の方の圧縮音声はデコード再生し、非一定間隔の方の圧縮音声は圧縮音声バースト内部に含まれたパラメータ情報(チャンネル数,ビットレート,拡張ステレオモード等)を抜き出して表示するなどの処理が可能となる。
【0042】
【発明の効果】
異種の圧縮音声バーストを1本のDAI信号に納めて外部出力ができる。これにより、圧縮音声簡易版デコーダ或は圧縮音声フルデコーダを持たない圧縮音声信号再生装置の圧縮音声選択に依存せずに、外部のフルデコーダ内蔵機器等で二つの異なる内容の圧縮音声を同時再生できたり、また、再生せずとも、その各圧縮音声ストリーム内に含まれたパラメータデータの表示等が行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した圧縮音声混合バースト出力装置のブロック図。
【図2】IEC958に準拠したDAI信号と、それを使った従来技術によるバースト伝送の説明図。
【図3】従来の圧縮音声を含むデータの再生装置のブロック図。
【図4】従来の圧縮音声を含むデータの再生装置に対する、外部機器としての圧縮音声フルデコーダ内蔵機器のブロック図。
【図5】従来技術による複数バーストの伝送と異種バーストのバーストタイミングチャート。
【図6】本発明において、異種混合モードが無効(通常モード)でバースト選択が第一種を選択している時のバースト伝送タイミングチャート。
【図7】本発明において、異種混合モードが無効(通常モード)でバースト選択が第二種を選択している時のバースト伝送タイミングチャート。
【図8】本発明において、異種混合モードが有効(通常モード)でバースト選択が第二種を選択している時のバースト伝送タイミングチャート。
【図9】本発明において、異種混合モードが有効(通常モード)でバースト選択が第一種を選択している時のバースト伝送タイミングチャート。
【図10】本発明における長区間,短区間及びそれらの順番の算出手順のフローチャート。
【図11】本発明において、異種混合モードが有効(通常モード)でバースト選択が第一種を選択している時のバースト伝送タイミングチャート。
【図12】本発明において、取り得るビットレートが幾つかある場合に、その中の最大レートでタイミングを予め算出した場合の説明図。
【図13】本発明をディジタルビデオディスク再生装置に適用した一実施例のブロック図。
【図14】本発明を適用したディジタルビデオディスク再生装置に対する外部機器として、将来出現する可能性のあるデコーダ内蔵アンプのブロック図。
【図15】本発明における長区間,短区間及びそれらの順番の算出手順のフローチャート。
【符号の説明】
1…第一種圧縮音声入力端子、3…第一バッファRAM、4…第二種圧縮音声入力端子、6…第二バッファRAM、9…バースト選択回路、11…バースト用ヘッダ付加回路、13…DAIエンコーダ、15…DAI信号端子、16…異種バースト混合モード入力端子、18…バースト指定信号入力端子、20…モード決定回路、33…タイミング生成回路。

Claims (5)

  1. 第一種圧縮音声ストリームと第二種圧縮音声ストリームを入力し、上記二種類の圧縮音声ストリームをバーストにして、音声の標本化周波数に依存したクロック周波数でディジタルデータ出力する圧縮音声バースト出力方法において、
    バースト選択信号によって選択された方の圧縮音声バーストを一定間隔の伝送とし、もう一方の圧縮音声バーストは一定間隔である通常区間と、該通常区間より長い長区間と、上記通常区間より短い短区間との間で予め定めた順番で変化させて上記二種類の圧縮音声バースト同士が重ならないように時分割多重して音声の標本化周波数に依存したクロック周波数で、ディジタルデータの出力をすることを特徴とする圧縮音声バースト出力方法。
  2. 請求項1に記載の圧縮音声バースト出力方法において、
    上記第一種圧縮音声ストリームの同期パターンから次の同期パターンまでに相当するのが第一種圧縮音声の圧縮基本単位の長さ(B1)word(1word=16bit)で、上記第二種圧縮音声ストリームの同期パターンから次の同期パターンまでに相当するのが第二種圧縮音声の圧縮基本単位の長さ(B2)wordであるとするとき、上記第一種圧縮音声に対する標本化周波数と上記第二種圧縮音声に対する標本化周波数が等しく、且つ上記B1とB2が予め定めた値より小さいことを必要とする圧縮音声バースト出力方法。
  3. 請求項1または2に記載の圧縮音声バースト出力方法において、
    上記長区間と上記短区間と、予め定めた順番については、上記第一種圧縮音声バーストの通常の伝送周期が(T1)wordで、上記第二種圧縮音声バーストの通常の伝送周期が(T2)wordで(T1>T2)、上記第一種圧縮音声バーストの長区間が(T1+D1)word、短区間が(T1−D1)word、上記第二種圧縮音声バーストの長区間が(T2+D2)word、短区間が(T2−D2)wordであるとき、
    (T1+D1)=T2+(4+B2)+(4+B1)が成立するようにD1を決定し、
    (T2−D2)=T1−(4+B1)(4+B2)が成立するようにD2を決定して、
    上記第一種圧縮音声バーストの長区間(T1+D1)、上記第一種圧縮音声バーストの短区間(T1−D1)、上記第二種圧縮音声バーストの長区間(T2+D2)、および、上記第二種圧縮音声バーストの短区間(T2−D2)を予め決定しておく圧縮音声バースト出力方法。
  4. 請求項1から3何れか一項に記載の圧縮音声バースト出力方法において、
    上記第一種圧縮音声バーストの通常の伝送周期が(T1)wordで、上記第二種圧縮音声バーストの通常の伝送周期が(T2)wordで(T1>T2)、T1とT2の最小公倍数がT1×M1(=T2×M2)であるとき(M1,M2は自然数でM1<M2)、連続するM1個の上記第一種圧縮音声バーストのうちの、少なくとも(M2−M1)個の第一種圧縮音声バーストについては、その隣接した直後に上記第二種圧縮音声バーストが配置され、連続するM1個の上記第一種圧縮音声バーストのうちの少なくとも(M2−M1)個の第一種圧縮音声バーストについては、その隣接した直前に上記第二種圧縮音声バーストが配置されるように予めタイミングが設定された圧縮音声バースト出力方法。
  5. 第一種圧縮音声規格によって圧縮符号化された第一種圧縮音声ストリームを記憶しておく第一緩衝記憶手段と、
    第二種圧縮音声規格によって圧縮符号化された第二種圧縮音声ストリームを記憶しておく第二緩衝記憶手段と、
    上記第一緩衝記憶手段からの入力と上記第二緩衝記憶手段からの入力とのどちらかをバースト切替信号に従って選んで出力するバースト選択手段と、バーストの読み始めのタイミングを示すバースト先頭位置信号に従って上記バースト選択手段から信号を間欠的に読みだしてバーストの形にして、その先頭にバースト長などを示すデータを含んだヘッダをバースト切替信号が指示している方の種類の圧縮音声に適した形で付加するバースト用ヘッダ付加回路と、
    該バースト用ヘッダ付加回路からの信号に対して、音声の標本化周波数に依存したクロック周波数で同期ワードやパリティ等を付加した信号に変換するディジタルオーディオ符号化手段とを備えた圧縮音声バースト出力装置において、
    更に異種バースト混合モード信号を入力する異種バースト混合モード入力手段と、
    バースト指定信号を入力するバースト指定信号入力手段と、
    上記第一種圧縮音声ストリームから標本化周波数や圧縮基本単位の長さ或は圧縮基本単位の長さの決定に必要な情報部分を抜き出して第一補助情報として出力する第一補助情報抜き出し手段と、
    上記第二種圧縮音声ストリームから標本化周波数や圧縮基本単位の長さ或は圧縮基本単位の長さの決定に必要な情報部分を抜き出して第二補助情報として出力する第二補助情報抜き出し手段と、
    上記異種バースト混合モード信号と上記バースト指定信号と第一補助情報と第二補助情報とを入力して、上記第一種の圧縮音声の標本化周波数と上記第二種の圧縮音声の標本化周波数が等しく、且つ異種バースト混合モード信号が有効を示すときのみ混合指定信号を有効として出力し、それ以外のときは混合指定信号を無効として出力し、更にバースト指定信号が示している方の圧縮音声に対する標本化周波数を示すコードを出力するモード決定手段と、
    上記混合指定信号が無効を示す場合は、上記第一種圧縮音声ストリームと、上記第二種圧縮音声ストリームのうちで上記バースト指定信号が示す方の圧縮音声ストリームを一定間隔で読み出すためのタイミング信号であるバースト先頭位置信号を出力し、
    上記混合指定信号が有効を示す場合には、上記バースト指定信号が示す方の圧縮音声ストリームを一定間隔で読み出すとともに、上記バースト指定信号が示していない方の圧縮音声ストリームについてはバーストの間隔を、上記一定間隔である通常区間と、該通常期間より長い長区間と、前記通常期間より短い短区間との間で予め定めた順番で変化させて上記二種類の圧縮音声バースト同士が重ならないように時分割多重するためのタイミング信号であるバースト先頭位置信号とバースト切り替え信号を出力するタイミング生成手段とを備えることを特徴とする圧縮音声バースト出力装置。
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