JP3557099B2 - 2色画像縮小変換方法および装置およびこの方法を記録した記録媒体 - Google Patents

2色画像縮小変換方法および装置およびこの方法を記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3557099B2
JP3557099B2 JP19993998A JP19993998A JP3557099B2 JP 3557099 B2 JP3557099 B2 JP 3557099B2 JP 19993998 A JP19993998 A JP 19993998A JP 19993998 A JP19993998 A JP 19993998A JP 3557099 B2 JP3557099 B2 JP 3557099B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
thin line
detected
value
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19993998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000032255A (ja
Inventor
佳織 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP19993998A priority Critical patent/JP3557099B2/ja
Publication of JP2000032255A publication Critical patent/JP2000032255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3557099B2 publication Critical patent/JP3557099B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、白色黒色や黄色赤色など2色で表現された原画像を縮小して出力するにあたり、原画像の中の背景色と情報色を判断し、有効な色の細線を判断して変換画を生成するものであり、きわめて画品質劣化の少ない縮小画像を得る、あるいは、画品質劣化の少ない縮小画像を高速処理して得る2色画像縮小変換方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像の縮小変換方法には、変換比率に応じて原画像の画素(原画素)を単純にサンプリングして変換画像の画素(変換画素)の値を定める方法や、原画素と変換画素との位置対応を取った場合に変換画素の周囲にある原画素に黒色画素がある場合に優先的に黒色とする論理和法が知られている。しかし、このサブサンプリングによる方法では、文字のつぶれや太まりが生じない代わりに文字の切れが生じ、論理和法では文字の切れがないが、つぶれ、太まりが生じるため、画品質が良くなかった。
【0003】
この問題を克服するために、細線の保存を基本とした縮小変換法がある。この変換法として特願昭62−236087号の例を元にして説明する。図7は特願昭62−236087号のブロック構成図である。
【0004】
10は制御手段、11は原画像の読み出し手段、12は細線の判定手段、13は細線の値を変換画素へ代入する手段、14は変換画素の決定手段である。なお、前記12は、特願昭62−236087号の「細線の検出手段」と「変換画素の判定手段」の2手段をあわせたものである。
【0005】
原画像の読み出し手段11は、制御手段10からの制御により原画像から縮小変換に必要な原画素を読み出す。細線の判定手段12は、原画像の読み出し手段11で読み出された原画素から細線の有無を判定し、細線が有ると判定した場合には、細線の値を変換画素へ代入する手段13へ処理を移し、細線が無いと判定した場合には、変換画素の値の決定手段14へ処理を要求する。細線の値を変換画素へ代入する手段13は、処理が終了すると制御手段10へ次の処理要求を出す。
【0006】
変換画素の決定手段14は、変換画素の値を何らかの方法で決定し、その値を変換画素へ代入した後、制御手段10へ次の処理要求を出す。変換画素の値の決定手段14における決定方法としては変換画素の近傍の4原画素の多数決を選択する方法など、いくつかある。変換画素に最近傍の原画素の値を選択する方法が最も簡易である。
【0007】
このような構成により、制御手段10の制御のもとに全画面について縮小変換を行う。この縮小変換法では、細線を判別し、細線がある場合には細線の値を変換画素へ代入することにより細線の消失を防ぎ、細線を保存し、その結果、画品質の向上を図るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この細線の保存を基本とする方法を始めとする従来法では、原画像の背景色と情報色を判定することができなかった。このために、情報色の細線を優先的に保存すること、または情報色の細線のみを保存することが不可能であった。このために、縮小する変換比率が小さくなると情報色である細線が切れ、これにより画品質が大きく劣化することがあった。
【0009】
縮小変換する場合に、1/20のような小さな変換比率においても、品質劣化を最小に抑えたいという要求がある。
【0010】
本発明の第1の課題は、原画像のどの色が情報を示す色であるかを判定し、縮小する変換比率が小さくなった場合に細線検出を行い、情報色の細線を判断して、優先的または常に情報色の細線の保存を行い、変換画品質の劣化を抑える2色画像縮小変換方法と装置を提供することである。
【0011】
また、本発明の第2の課題は、原画像のどの色が情報を示す色であるかを判定し、次に変換画素を求めるときに変換画素に最近傍の原画素の値を求め、さらに、最近傍が背景色かどうかを判定する手段を持ち、細線の検出を行う手段を持つことにより、高品質な変換を高速に実現する2色画像縮小変換方法と装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の第1の課題を解決するために、本発明1の方法は、細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、前記細線を検出した場合には、検出した細線の色を表す値を変換画素の値とする段階と、前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを、有することを特徴とする。
【0013】
あるいは細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する段階前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が情報色の場合には、情報色を変換画素の値とする段階と前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が背景色の場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを有することを特徴とする。
【0014】
あるいは細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、前記細線複数検出した場合には、情報色を変換画素の値とする段階と前記細線1つのみ検出した場合は、検出した細線の色を表す値を該変換画素の値とする段階と、前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを有することを特徴とする。
【0015】
あるいは細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する段階と、前記細線を複数検出した場合には、情報色を該変換画素の値とする段階と、前記細線を1つのみ検出した場合でかつ前記検出された細線が情報色の場合には、情報色を該変換画素の値とする段階と、前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が背景色の場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを、有することを特徴とする。
【0017】
記の第の課題を解決するために、本発明方法は、細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、各変換画素ごとに該変換画素に最近傍の原画素を求める段階と、前記最近傍の原画素が背景色の場合に、細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する段階と、前記細線を検出した場合でかつ前記細線の色が情報色と判定された場合には、情報色変換画素の値とする段階と、前記細線を検出した場合でかつ前記細線の色が背景色と判定された場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを、有することを特徴とする。
【0018】
あるいは細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、各変換画素ごとに該変換画素に最近傍の原画素を求める段階と、前記最近傍の原画素が背景色の場合に、細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する段階と前記細線を複数検出した場合には、情報色を該変換画素の値とする段階と、前記細線を1つのみ検出した場合は、検出した細線の色を表す値を該変換画素の値とする段階と、前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを、有することを特徴とする。
【0019】
また、上記本発明1および本発明2の方法において、前記背景色と情報色とを検出する段階では、原画像の前記所定の領域において、複数の位置の小領域から原画素の値を読み出し、前記小領域中の原画素の各色ごとの個数を計数し、該個数が所定のしきい値より多い原画素の色を背景色と判定すること、
あるいは、上記本発明1および本発明2の方法において、前記背景色と情報色とを検出する段階では、前記原画像を複数の領域に分割し、該分割された領域を前記所定の領域とすることを特徴とする。
【0020】
さらに、上記本発明1および本発明2の方法における段階をコンピュータで実現するためのプログラムを、該コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録したことを特徴とする。
【0021】
同じく、上記の第の課題を解決するために、本発明装置は、細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、前記細線を検出した場合には、検出した細線の色を表す値を変換画素の値とする手段、前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを、有することを特徴とする。
【0022】
あるいは、細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する手段前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が情報色の場合には、情報色を該変換画素の値とする手段と、前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が背景色の場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを有することを特徴とする。
【0023】
あるいは細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、前記細線を複数検出した場合には、情報色を該変換画素の値とする手段と、前記細線を1つのみ検出した場合は、検出した細線の色を表す値を該変換画素の値とする手段と、前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを、有することを特徴とする。
あるいは、細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する手段と、前記細線を複数検出した場合には、情報色を該変換画素の値とする手段と、前記細線を1つのみ検出した場合でかつ前記検出された細線が情報色の場合には、情報色を該変換画素の値とする手段と、前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が背景色の場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを、有することを特徴とする。
【0024】
同じく、上記の第2の課題を解決するために、本発明2の装置は、細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、各変換画素ごとに該変換画素に最近傍の原画素を求める手段と、前記最近傍の原画素が背景色の場合に、細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する手段と、前記細線を検出した場合でかつ前記細線の色が情報色と判定された場合には情報色を該変換画素の値とする手段と、前記細線を検出した場合でかつ前記細線の色が背景色と判定された場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを、有することを特徴とする。
【0025】
あるいは、細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、各変換画素ごとに該変換画素に最近傍の原画素を求める手段と、前記最近傍の原画素が背景色の場合に、細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する手段と、前記細複数検出した場合には、情報色を変換画素の値とする手段と、記細1つのみ検出した場合は、検出した細線の色を表す値を該変換画素の値とする手段と、前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを、有することを特徴とする。
また、上記本発明1および本発明2の装置において、前記背景色と情報色とを検出する手段は、原画像の前記所定の領域において、複数の位置の小領域から原画素の値を読み出し、前記小領域中の原画素の各色ごとの個数を計数し、該個数が所定のしきい値より多い原画素の色を背景色と判定するものであること、
あるいは、上記本発明1および本発明2の装置において、前記背景色と情報色とを検出する手段は、前記原画像を複数の領域に分割し、該分割された領域を前記所定の領域とするものであること、を特徴とする。
【0026】
従来技術では、例えば白黒2値で表現されている画像を、白色が背景であり、黒色が情報を表現する色であると予め固定的に判断していた。このため、白黒反転された画像や、黄色と赤色からなる2色画像において、どちらが有効な色であるかと判断することができず、有効な情報のみを保存すること、もしくは優先的に保存することができなかった。特に変換比率が小さくなるに従い、有効な情報の欠如が大きくなり、変換画の品質が悪化する欠点を有していた。
【0027】
これに対し本発明1では、原画像の2色の背景色と情報色とを判断し、情報色の細線を検出して、情報色の細線を優先して、もしくは常に情報色の細線を保存することにより、変換画品質の劣化を防いだ機能を有している点が異なる。
【0028】
また、本発明2では、原画像の2色の背景色と情報色とを判断し、情報色の細線を検出して、情報色の細線を優先して、もしくは常に情報色の細線を保存することにより、変換画品質の劣化を防いだ機能を有している点に加えて、さらに、変換画素に最近傍の原画素の値を求め、背景色の時のみ情報色の細線検出を行う機能を有している点が異なる。これにより、すべての変換画素に対して細線検出を行う必要が無く、高速な変換処理が実現できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により詳細に説明する。
【0030】
以下では、水平方向と垂直方向の変換比率が同一の場合について説明する。また、原画像の画素を原画素といい、変換画像の画素を変換画素ということにする。また、以下の説明において、特に断らない限り、2色を白色と黒色と表現することにする。他の色、例えば黄赤の2色画像は白色を黄色、黒色を赤と読み替えることにより、2色で表現された画像を説明することに制約にはならない。
【0031】
図1は、本発明1による第1の実施形態例の構成と処理フローを併せて示す図である。
【0032】
図1において、101は原画像のどちらが背景色でどちらが情報色かを判定する手段、102は細線の検出・判定手段、103は細線を検出したかによる分岐手段、104は分岐手段103により細線を検出したときに細線の値を代入する手段、105は細線検出できないときにすべての細線判定を終了したかによる分岐手段、106は細線が検出されない状態、107は予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段、108はすべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段、109は終了状態を示す。
【0033】
以下、図1の実施形態例を用いて、本発明1の画像の縮小変換方法を説明する。
【0034】
101は、2色で表現されている原画像を、どの色が背景色であり情報色であるのかを判定する手段である。判定法の一例を示す。本実施形態例では、BMPファイルやTIFFファイル、GIFファイルなどの画像ファイルを読み込むときにその画像ファイルの属性を読み、その属性のパレット色を判読する。このとき、0と1で表現されている画像の0が背景色であり1が情報色と判定する。もしくは1が背景色であり0が情報色であるとパレットで判定することができる。このように、パレットを変更することにより、画像ファイルの中身を変えずに画像の背景と情報色を変えることができる。なお、ここで0と1は説明上で用いた表現であり、画像ファイルによっては0とFFなどで背景色と情報色を表現するものもあり、これにより本発明の制約とはならない。
【0035】
また、本発明における情報色と背景色を判定する別の方法の例を次に示す。例えば、原画像から5×5画素の原画素パターンを複数の位置から読み出す。その原画素パターンの中の白色の画素の個数と黒色の画素の個数を数える。白色が一定個数、例えば12個より多いパターンの場合には白色背景の画像であると判定し、それ以外の場合には黒色背景の画像と定義することにより、背景色と情報色とを判定することが可能である。ここで用いた5×5の原画素パターン、および12個のしきい値は一例であり、用いる画像の種類により変化させることが可能であり、例えば3×5の原画素パターン、7個をしきい値、などと新たに定義することが可能である。このように原画像の複数の5×5のような小領域を参照し、その中の白色画素と黒色画素の個数を計数し、比較することにより、原画像の背景色と情報色を判定することが可能になる。
【0036】
以上、ファイル属性を読み込む方法、パターンを比較計数することの2方法のいずれかの方法により、原画像の背景色と情報色を判定することが可能になる。さらに、1枚の画像すべてが白背景でなく、例えば、上半分が白背景、下半分が黒背景である画像も存在する。このような画像をも取り扱う場合には、原画像をm×m(mは2や4などの適切な値)に分割し、その分割された中でそれぞれ小領域を参照して白色個数を計数することにより背景色と情報色を判定することが可能である。これにより、原画像の背景色が変化する複雑な画像においても適切に背景色と情報色を判定することが可能である。
【0037】
102は細線の検出手段である。細線の検出手段は、予め定めた条件により変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段であり、従来の方法を適用することが可能である。具体的な一例として、“細線保存縮小変換法”電子情報通信学会 D−2 VOL.J75−D−2,NO.8,pp.1364−1371(1992年8月)を用いることができる。これにより、あらゆる方向の細線が検出可能である。この方法を用いると、1つの変換画素の値を決定するときに、変換比率が1/4のときには水平・垂直方向あわせて12種類の細線の判定を行い、変換比率が1/6のときには水平・垂直方向あわせて240種類の細線の判定を行う。なお、細線の検出条件は、この方法のみに限定するものでない。他の一例として、前記細線保存縮小変換法の細線検出条件のすべての原画素パターンをバイナリ表現で書き出し、このパターンとのパターンマッチングを行う方法によるものも本発明における細線検出条件に属する。
【0038】
103は細線を検出したかによる分岐手段を示す。102により、細線を判断したときには103により104へ、細線を検出できないときには105へと処理を移す。
【0039】
104は103により細線を検出したときに細線の値を代入する手段である。これは、細線の値が背景色であろうと情報色であろうと代入する手段を示す。情報色でも背景色でも細線の値が保存される。
【0040】
105は細線検出できないときにすべての細線判定を終了したかによる分岐手段を示す。細線の判定条件は前記102で行うが、1つの変換画素の値を決定するときに、変換比率が1/4のときには水平・垂直方向あわせて12種類の細線の判定が必要であり、変換比率が1/6のときには水平・垂直方向あわせて240種類の細線の判定が必要である。これら必要な細線の判定を、NOの時の流れにより細線を検出するまで繰り返す分岐である。すべての検出手段を終了したときにはYESの条件により106へ処理が移る。
【0041】
106は細線が検出されない状態を示している。細線が検出されないときには、107において従来方法を用いて変換画素の値を決定する。
【0042】
107は予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段である。本発明では、細線を検出し、その細線の値を保存するが、反対に、細線を検出できない場合には、従来の変換法で変換画素の値を決定することができる。例えば、SPC法を用いることもできるし、領域判別法を用いることもできる。また、中間調を利用した縮小変換法を用いることも可能である。このように、1つの原画素の値を変換画素へ代入して変換画素の値を決定する事が可能であり、領域判別法のように複数の原画素の演算結果を変換画素の値とすることも可能である。
【0043】
108はすべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段を示す。NOの場合には、102の細線の検出・判定手段へ戻って、次の変換画素の値を決定するための処理を行う。
【0044】
109は終了状態を示す。108においてすべての変換画素の値を決定したときの状態を示し、処理を終了する。
【0045】
図2は、本発明1による第2の実施形態例の構成と処理フローを併せて示す図である。
【0046】
図2において、201は原画像のどちらが背景色でどちらが情報色かを判定する手段、202は細線の検出・判定手段、203は細線が情報色か背景色かを判断する手段、204は細線を検出したかによる分岐手段、205は細線の色を検出する手段、206は205により情報色の細線を検出した状態、207は205と206により情報色の細線を検出したときに細線の値を代入する手段、208は205により背景色の細線を検出した状態、209は204で細線検出できないときにすべての細線判定を終了したかによる分岐手段、210は細線が検出されない状態、211は予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段、208はすべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段、209は終了状態を示す。
【0047】
以下、図2の実施形態例を用いて、本発明の第2の2色画像縮小変換方法を説明する。
【0048】
201は、2色で表現されている原画像を、どの色が背景色であり情報色であるのかを判定する手段である。
【0049】
202は細線の検出・判定手段である。
【0050】
203は細線が情報色か背景色かを判断する手段である。これは、201から背景色と情報色を判定してあるので、その特定された色を用いて、202の細線検出時に、情報色の細線であるのか、背景色の細線であるのかを認識する手段である。この手段により情報色の細線と背景色の細線とを分離して検出する事ができる。
【0051】
204は細線を検出したかによる分岐手段を示す。202により、細線を判断したときには204の分岐により205へ、細線を検出できないときには209へと処理を移す。
【0052】
205は204により細線を検出した状態を示す。
【0053】
206は細線を検出したとき細線の値を判定し、情報色の細線である場合を示している。情報色の細線を判定した場合には、情報色である細線の値を207により変換画素へ代入する。
【0054】
208は細線を検出したとき細線の値を判定し、背景色の細線である場合を示している。背景色の細線を判定した場合には、211により変換画素の値を決定する。
【0055】
なお、図2の処理フローでは208の細線が背景色の場合に211で変換画素の値を決定する場合を記述してあるが、別の処理として208の時でも細線の値を代入する207の処理を行うことも可能である。この処理を用いたときには、205により細線を検出した場合には、細線の値が背景色であろうと情報色であろうとすべての細線の値を変換画素に代入することになる。
【0056】
209は細線検出できないときにすべての細線判定を終了したかによる分岐手段を示す。細線の判定を、1つの変換画素を決定するとき、検査するすべての細線の判定を終了する繰り返す分岐である。すべての判定手段を終了したときにはYESの条件により210へ処理が移る。
【0057】
210は細線が検出されない状態を示している。
【0058】
211は予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段である。本発明では、細線を検出し、その細線の値を保存する。しかし、反対に、細線が検出されないときには、従来方法を用いて変換画素の値を決定する。また、背景色の細線が判定されたときにも、211により変換画素の値が決定される。
【0059】
212はすべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段を示す。NOの場合には、202の細線の検出・判定手段へ戻って、次の変換画素の値を決定するための処理を行う。
【0060】
213は終了状態を示す。212においてすべての変換画素の値を決定したときの状態を示し、処理を終了する。
【0061】
なお、203は本発明に必須な手段ではないことがある、これは、205、206、208を用いることにより、本発明構成の中で203が存在しなくてもなんら支障なく動作することが可能な場合があるからである。反対に、203を用いて情報色の細線判定、背景色の細線判定と明示的に区分けして細線判定を行うことにより、205を省くことが可能である。さらに、203と205がともに存在してもなんら支障はない。
【0062】
図3は、本発明1の第3の実施形態例の構成と処理フローを併せて示す図である。
【0063】
図3において、301は画像の背景色と情報色を判定する手段、302は細線の検出・判定手段、303は細線が情報色か背景色かを判断する手段、304は細線を検出したかの状態、305はすべての細線の判定終了したかの分岐手段、306は検出した細線が複数、1つ、なしを判定する分岐手段、307は検出した細線が複数の状態、308は情報色の両線を変換画素へ代入する手段、309は検出した細線が1つのみの状態、310は細線の色の検出手段、311は細線の値を代入する手段、312は細線が検出されない状態、313は予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段、314はすべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段、315は終了状態である。
【0064】
以下、図3を用いて、本実施形態例の2色画像縮小変換方法を説明する。
【0065】
301は、2色で表現されている原画像を、どの色が背景色であり情報色であるのかを判定する手段である。
【0066】
302は細線の検出・判定手段である。
【0067】
303は細線が情報色か背景色かを判断する手段である。これは、301において背景色と情報色を判定してあるので、その特定された色を用いて、302の細線検出時に、情報色の細線であるのか、背景色の細線であるのかを認識する手段である。この手段により情報色の細線と背景色の細線とを分離して検出する事ができる。
【0068】
304は細線を検出したかの状態を示す。302の手段により、細線を判断したときには304の状態を通して305へ移り、細線を検出できないときでも同じく305へと処理を移す。
【0069】
305は304により細線を検出し、かつ複数種類存在する細線の判定をすべて終了したのかの分岐条件を示す。複数種類存在する細線の判定とは、前記説明したことであるが、例えば“細線保存縮小変換法”電子情報通信学会 D−2 VOL.J75−D−2,NO.8,pp.1364−1371(1992年8月)を用いたとき、変換比率が1/4のときには水平・垂直方向あわせて12種類の細線の判定、変換比率が1/6のときには水平・垂直方向あわせて240種類の細線の判定、をそれぞれ行うことを意味している。なお、細線の検出条件はこの方法のみに限定されるものでない。すべての細線判定を終了していないNOの場合は302へ処理が移り、他の細線の判定が繰り返される。もし、すべての細線判定が終了したならば、YESにより306へと処理が移る。
【0070】
306は検出した細線が複数存在するのか、1つのみなのか、それとも0なのかを判定条件である。もし、複数の細線が検出された場合は、307へ移行する。検出した細線が1つならば309へ処理が移る。細線が無い場合には312へ処理が移る。
【0071】
307は、検出した細線が複数ある状態を示している。細線を複数検出したときには、情報色の細線の値を308により変換画素へ代入する。
【0072】
308は、情報色の細線の値を変換画素へ代入する手段である。
【0073】
309は細線を1つのみ検出したときの状態を示している。1つのみの細線を検出したときは、310で細線の値を検出し、情報色の細線でも背景色の細線でも311で細線の値を変換画素へ代入する。
【0074】
312は細線の検出が無かったときの状態を示している。細線が存在しない場合には、313においての予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段により、変換画素の値を決定する。
【0075】
313は予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段である。ここでは、従来方法を用いて変換画素の値を決定することができる。具体的には、変換画素に最近傍の原画素の値を変換画素へ代入したり、もしくは最近傍の4個の原画素を多数決演算を行い、その結果を変換画素へ代入したり、複数の原画素の演算により決定したりすることにより決定できる。
【0076】
314は、すべての変換画素を決定するまで処理を繰り返すことを示す。また、すべての変換画素の値を決定終了するまで、NOにより302へ処理が移る。
【0077】
すべての変換画素の値を決定すると、315の終了状態へ処理が移り、終了する。315は終了状態を示す。
【0078】
なお、図3の処理フローでは、310において細線の値を検出したとき、311において細線の色が情報色でも背景色でも細線の値を変換画素へ代入する例を示している。もう一つ別な処理として、311においては細線の色が情報色の場合のみ細線の値を変換画素の値へ代入することも可能であり、これも本発明の範囲内である。さらに別の処理として、309の状態の時に、310と311を経由するのでなく、313へ移行して予め定めた演算により変換画素の値を決定する処理も本発明の範囲内である。
【0079】
なお、303は本発明1に必須な手段ではないことがある。これは、308と310,311を用いることにより、本発明構成の中で303が存在しなくてもなんら支障なく動作することが可能な場合があり得るからである。反対に、303を用いて情報色の細線判定、背景色の細線判定と区分けして細線判定を行うことも可能であり、このときには308と311を省略する処理フローを作ることが可能である。さらに、303と308,310,311がすべて存在してもなんら支障はない。
【0080】
以上説明したように、本発明1では、原画像の色を背景色と情報色と区分けして、どの色が情報色か、どの色が背景色かを判定する手段を有し、情報色の細線、背景色の細線を判定する手段を有し、それぞれ変換画素の値を算出する手段を持つことが、本発明1の特徴である。
【0081】
さらに、本発明1では、情報色の細線の場合のみ細線を保存する手段を有していることが、本発明1の特徴である。
【0082】
さらに、複数種類の細線判定を行う手段を有し、複数の細線が判定されたときのみ情報色の細線を保存する手段を有し、検出した細線が1種類のみの場合には細線の値を代入する手段を有していることが、本発明の特徴である。
【0083】
なお、本発明1は、水平方向と垂直方向の変換比率が同一の場合への適用はもちろん、水平方向と垂直方向の変換比率が異なる場合、及びその一方が拡大変換に対しても、適用が可能である。
【0084】
なお、本発明1では原画像および変換画像ともに、白黒画像を取り上げて説明してきた。しかし、本発明1は画像として白黒に限定されるものでない。白黒画像以外、例えば、白色地に赤文字、黄色背景に黒文字などの2色で表現されている画像に対しても、適用が可能である。
【0085】
次に、本発明2の実施形態例を説明する。
【0086】
図4は、本発明2による第1の実施形態例の構成と処理フローを併せて示す図である。
【0087】
図4において、401は原画像のどちらが背景色でどちらが情報色かを判定する手段、402は変換画素に最近傍の原画素の値を求める手段、404は変換画素のに最近傍の原画素の値が背景色の場合のみ細線の検出・判定を行う手段、405は細線を検出したかによる分岐手段、406は細線の色を検出する手段、407は406により情報色の細線を検出した状態、408は406と407により情報色の細線を検出したときに細線の値を代入する手段、409は406により背景色の細線を検出した状態、410は405で細線検出できないときにすべての細線判定を終了したかによる分岐手段、411は細線が検出されない状態、412は予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段、413はすべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段、414は終了状態を示す。
【0088】
以下、図4の実施形態例を用いて、本発明2の画像縮小変換方法を説明する。
【0089】
401は、2色で表現されている原画像を、どの色が背景色であり情報色であるのかを判定する手段である。判定法の一例を示す。ここでは、BMPファイルやTIFFファイル、GIFファイルなどの画像ファイルを読み込むときにその画像ファイルの属性を読み、その属性のパレット色を判読する。このとき、0と1で表現されている画像の0が背景色であり1が情報色、あるいは1が背景色であり0が情報色とパレットと判定することができる。もし、不具合がある場合には、そのパレットの0と1をそれぞれ反転することにより、画像ファイルの中身を変えずに、画像の背景色と情報色を変えることが可能になる。また、別の実現例を示す。例えば、5×5画素の原画素のパターンを複数参照し、その中の白色と黒色の画素を数える。白色が一定個数、例えば13個より多いパターンの場合には白色背景の画像であると判定し、それ以外の場合には黒色背景の画像と定義することにより、背景色と情報色とを判定することが可能である。このように原画像の1つまたは複数の5×5パターンからなる小領域を参照し、その中の白色画素と黒色画素の個数を計数して比較する事により、原画像の背景色と情報色を判定することが可能になる。
【0090】
402は変換画素に最近傍の原画素の値を求める手段である。変換画素に最近傍の原画素を計数して、その値を読み込む手段である。これを404の前に行うことが本発明の大きな特徴である。これにより、すべての変換画素に対して細線検出を行わずに済む。
【0091】
403は、最近傍の原画素が背景色がどうかの分岐手段である。最近傍の原画素が背景色の場合は、Yesにより404へ、背景色でない場合はNoにより412へ処理を移す。
【0092】
404は細線の検出・判定手段である。最近傍の原画素が背景色のときのみ、細線を検出・判定を行う。本発明の特徴である。細線の検出条件は、従来の判定条件を適用することが可能である。具体的な一例として、”細線保存縮小変換法“電子情報通信学会 D−2 VOL.J75−D−2,NO.8,pp.1364−1371(1992年8月)を用いることができる。これを用いて、あらゆる方向の細線を検出する。なお、この方法を用いると、1つの変換画素の値を決定するときに、変換比率が1/4のときには水平・垂直方向あわせて12種類の細線の判定を行い、変換比率が1/6のときには水平・垂直方向あわせて240種類の細線の判定を行う。なお、細線の検出条件は、この方法のみに限定するものでない。他の方法、一例として、前記細線保存縮小変換法の細線検出条件のすべての原画素パターンをバイナリ表現で書き出し、書き出したパターンとのパターンマッチングを行う方法によるものも本発明における細線検出条件に属する。 405は細線を検出したかによる分岐条件を示す。404の手段により細線を判断したときには405の分岐により406へ、細線を検出できないときには410へと処理を移す。
【0093】
406は細線の色を判定する手段を示す。
【0094】
407は情報色の細線である場合を示している。情報色の細線を判定した場合には、情報色である細線の値を408により変換画素へ代入する。
【0095】
409は背景色の細線である場合を示している。背景色の細線を判定した場合には、412により変換画素の値を決定する。
【0096】
なお、図4の処理フローでは409の細線が背景色の場合に412で変換画素の値を決定する場合を記述してあるが、別の処理として409の状態の時でも細線の値を代入する408の処理を行うことも可能である。この処理を用いたときには、406により細線を検出した場合には、細線の値が背景色であろうと情報色であろうとすべての細線の値を変換画素に代入することになる。
【0097】
410は細線検出できないときにすべての細線判定を終了したかによる分岐手段を示す。細線の判定を、1つの変換画素を決定するとき、検査するすべての細線の判定を終了する繰り返す分岐である。すべての判定手段を終了したときにはYESの条件により411へ処理が移る。
【0098】
411は細線が検出されない状態を示している。
【0099】
412は予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段である。本発明では、細線を検出し、その細線の値を保存するが、反対に、細線を検出できない場合には、従来の変換法で変換画素の値を決定することができる。例えば、SPC法を用いることもできるし、領域判別法を用いることもできる。また、中間調を利用した縮小変換法を用いることも可能である。このように、1つの原画素の値を変換画素へ代入して変換画素の値を決定する事が可能であり、領域判別法のように複数の原画素の演算結果を変換画素の値とすることも可能である。また、背景色の細線が判定されたときにも、412により変換画素の値を決定する。
【0100】
413はすべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段を示す。Noの場合には、402へ戻って、次の変換画素の値を決定するための処理を行う。
【0101】
414は終了状態を示す。413においてすべての変換画素の値を決定したときの状態を示し、処理を終了する。
【0102】
図5は、本発明2の第2の実施形態例による構成と処理フローを併せて示す図である。
【0103】
図5において、501は原画像のどちらが背景色でどちらが情報色かを判定する手段、502は変換画素に最近傍の原画素の値を求める手段、503は最近傍の原画素が背景色か判定分岐条件、504は変換画素のに最近傍の原画素の値が背景色の場合のみ細線の検出・判定を行う手段、505は細線を検出したかの状態、506は複数種類存在する細線の判定をすべて終了したのかの分岐条件、507は検出した細線が複数か、1つか、それとも0なのかを判定する条件、508は検出した細線が複数ある状態、509は情報色の細線の値を代入する手段、510は細線を1つのみ検出したときの状態、511は細線の色を検出する手段、512は情報色の細線の値を代入する手段、513は細線の検出が無かったときの状態、514は予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段、515はすべての変換画素を決定するまで処理を繰り返すことを示す分岐手段、516は終了手段である。
【0104】
図5を用いて、本発明2の第2の実施形態例による画像縮小変換方法を説明する。
【0105】
501は原画像のどちらが背景色でどちらが情報色かを判定する手段である。手段は401で示した方法を用いることができる。
【0106】
502は変換画素最近傍の原画素の値を求める手段である。
【0107】
503は、最近傍の原画素が背景色か判定分岐条件である。もし、Noの場合には、514へ処理を移す。この分岐条件により、すべての変換画素に対して細線の判定を行う処理を省くことができ、高速に変換処理を実現できる。Yesの場合には504へ処理を移行する。
【0108】
504は最近傍原画素が背景色の場合のみに細線を検出する手段である。
【0109】
505は細線を検出したかの状態を示す。
【0110】
506は505により細線を検出し、かつ複数種類存在する細線の判定をすべて終了したのかの分岐条件を示す。複数種類存在する細線の判定とは、前記説明したことであるが、例えば”細線保存縮小変換法”電子情報通信学会 D−2 VOL.J75−D−2,NO.8,pp.1364−1371(1992年8月)を用いるならば、変換比率が1/4のときには水平・垂直方向あわせて12種類の細線の判定を行うことである。なお、細線の検出条件はこの方法のみに限定されるものでない。すべての細線判定を終了していない場合は、Noの状態であり、504へ処理が移り、他の細線の判定が終了するまで繰り返される。もし、すべての細線判定が終了したならば、Yesにより507へと処理が移る。
【0111】
507は検出した細線が複数存在するのか、1つのみなのか、それとも0なのかを判定条件である。もし、複数の細線が検出された場合は、508へ移行する。検出した細線が1つならば510へ処理が移る。細線が無い場合にいは513へ処理が移る。
【0112】
508は、検出した細線が複数ある状態を示している。細線を複数検出したときには、情報色の細線の値を509により変換画素へ代入する。
【0113】
510は細線を1つのみ検出したときの状態を示している。
【0114】
511は、510において1つのみの細線を検出したときに、細線の値を検出する手段である。512は、情報色の細線の場合に細線の値を変換画素へ代入する手段である。
【0115】
513は細線の検出が無かったときの状態を示している。503で最近傍の変換画素の値が情報色の場合、および細線が存在しない場合には、514において変換画素の値を決定する。
【0116】
514は予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段である。ここでは、従来方法を用いて変換画素の値を決定することができる。具体的には、最近傍の原画素の値を変換画素へ代入したり、もしくは最近傍の4個の原画素を多数決演算を行い、その結果を変換画素へ代入したり、複数の原画素の演算により決定したりすることにより決定できる。
【0117】
515は、すべての変換画素を決定するまで処理を繰り返すことを示す。また、すべての変換画素の値を決定終了するまで、Noにより502へ処理が移る。
【0118】
すべての変換画素の値を決定すると、516の終了状態へ処理が移り、終了する。
【0119】
516は終了状態を示す。
【0120】
なお、図5の処理フローでは、511において細線の値を検出したとき、512において細線の色が情報色の場合に細線の値を変換画素へ代入する例を示している。これに限定されるものでない。もう一つ別な処理として、512においては細線の色が情報色でも背景色でも細線の値を変換画素の値へ代入する手段とすることが可能であり、これも本発明の範囲内である。さらに別の処理として、510の状態の時に、511を経由し、もし情報色なら509へ移行し、もし背景色なら514へ移行して、それぞれ変換画素の値を決定する処理も本発明の範囲内である。また、別の例として、508と510を「細線が1つ以上ある状態」に代え、その状態に該当する場合には「情報色の細線を変換画素へ代入する」という手段で実現することが可能である。
【0121】
以上説明したように、本発明2は原画像の色を背景色と情報色と区分けして、どの色が情報色か、どの色が背景色かを判定する手段を有し、最近傍の原画素の色の判定を行い、背景色の場合に細線の判定を行い、情報色の場合に細線の判定を行わない縮小変換法である。
【0122】
さらに、細線の判定条件が複数ある場合に、合致した細線条件が2つ以上有るのか、1つのみなのか、それとも合致するものがないのかを判定する手段を有している。さらに、それぞれの条件により、それぞれ保存する細線の色を定義できる縮小変換法である。これにより、保存する細線を最適に定義でき、最良の品質の縮小変換画像を作成することができる。
【0123】
なお、本発明2は、水平方向と垂直方向の変換比率が同一の場合、水平方向と垂直方向の変換比率が異なる場合、及びその一方が拡大変換に対しても、適用可能である。
【0124】
なお、本発明2では原画像および変換画像ともに、白黒の2色画像を主な対象に説明してきた。しかし、本発明は画像として白黒に限定されるものでない。白黒画像以外、例えば、白色地に赤文字、黄色背景に黒文字などの2色で表現されている画像に対しても適用が可能である。
【0125】
図7に本発明による効果を示す。(a)はオリジナルの20ポイントの漢字の画像例を示し、(b)は(a)を従来法で縮小変換した変換画例、(c)は(a)を本発明による方法で縮小変換した変換画例である。なお、(b),(c)とも、水平方向、垂直方向の変換比率は1/4である。(b)の従来法の変換画例では、漢字の横方向の線分が密集しているところで、黒細線の消失が生じている。これに対し、本発明の方法の変換画例では、白細線の保存を抑圧して有効情報が保存されており、従来法よりも品質が良好なことがわかる。また、本発明の方法は、保存した黒細線が太くなるのを防止しながら保存する機能を有しているため、(c)の例においても変換画に不要なつぶれを発生していないことがわかる。
【0126】
なお、図1〜図5で示した手段による処理の段階を、コンピュータを用いて実現できることは言うまでもなく、コンピュータでその処理の段階を実現するためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば、FD(フロッピーディスク)や、MO、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバブルディスクなどに記録して提供し、配布することが可能である。
【0127】
【発明の効果】
本発明1によれば、原画像の背景色と情報色を判定でき、情報色の細線のみを保存することができる。このために、特に縮小する変換比率が小さくなっても情報色の細線が切れることなく、変換画品質の劣化を防ぐ効果がある。
【0128】
また、情報色と背景色を判定することができるために、白黒反転した画像においても、どの色が有効な情報の色であるかを判定することが可能であるため、有効な細線の色を保存した変換画像を生成でき、変換品質が良い変換画像を生成することが可能になる。
【0129】
さらに、細線が複数存在するとき、1つだけ存在するとき、無いとき、それぞれに対して細線を保存する処理を持ち、情報色の細線を優先的に保存するため、変換画品質の良好な変換画が作成できる。
【0130】
本発明2によれば、情報色と背景色を分別し、最近傍の原画素の色を判定し、背景色の場合のみに細線の判定を行うことにより、情報色の細線を有効に保存することができ、変換画品質の劣化を防ぐ効果がある。
【0131】
また、情報色と背景色を判定することができるために、白黒反転した画像においても、どの色が有効な情報の色であるかを判定することが可能であるため、有効な細線の色を保存した変換画像を生成でき、変換品質が良い変換画像を生成することが可能になる。
【0132】
また、すべての変換画素について細線判定処理を行うことなく、高速な処理を実現することが可能である。
【0133】
さらに、複数の細線判定を検出する手段により、優先的に情報色の細線を保存することができ、より品質の低下を防いだ変換画を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明1による第1の実施形態例における、変換画像を生成するための構成と処理フローを併せて示す図である。
【図2】本発明1による第2の実施形態例における、変換画像を生成するための構成と処理フローを併せて示す図である。
【図3】本発明1による第3の実施形態例における、変換画像を生成するための構成と処理フローを併せて示す図である。
【図4】本発明2による第1の実施形態例における、変換画像を生成するための構成と処理フローを併せて示す図である。
【図5】本発明2による第2の実施形態例における、変換画像を生成するための構成と処理フローを併せて示す図である。
【図6】(a),(b),(c)は、本発明の効果を示す図である。
【図7】従来技術を説明する機能ブロック図である。
【符号の説明】
101…原画像の背景色と情報色を判定する手段
102…細線の検出・判定手段
103…細線を検出したかによる分岐手段
104…細線の値を代入する手段
105…すべての細線判定を終了したかによる分岐手段
106…細線が検出されない状態
107…予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段
108…すべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段
109…終了状態
201…原画像の背景色と情報色を判定する手段
202…細線の検出・判定手段
203…細線が情報色か背景色かを判断する手段
204…細線を検出したかによる分岐手段
205…細線の色を検出する手段
206…情報色の細線を検出した状態
207…情報色の細線を検出したときに細線の値を代入する手段
208…背景色の細線を検出した状態
209…すべての細線判定を終了したかによる分岐手段
210…細線が検出されない状態
211…予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段
212…すべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段
213…終了状態
301…画像の背景色と情報色を判定する手段
302…細線の検出・判定手段
303…細線が情報色か背景色かを判断する手段
304…細線を検出したかの状態
305…すべての細線の判定終了したかの分岐手段
306…検出した細線が複数、1つ、なしを判定する分岐手段
307…検出した細線が複数の状態
308…情報色の両線を変換画素へ代入する手段
309…検出した細線が1つのみの状態
310…細線の色の検出手段
311…細線の値を代入する手段
312…細線が検出されない状態
313…予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段
314…すべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段
315…終了状態
401…原画像のどちらが背景色でどちらが情報色かを判定する手段
402…変換画素に最近傍の原画素検出手段
403…最近傍の原画素が背景色がどうかの分岐手段
404…最近傍原画素が背景色のみ細線を検出・判定する手段
405…細線を検出したかの状態
406…細線の色を判定する手段
407…情報色の細線の場合をの状態
408…細線の値を代入する手段、
410…すべての細線判定を終了したかによる分岐手段
411…線が検出されない状態
412…予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段
413…すべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段
414…終了状態
501…原画像のどちらが背景色でどちらが情報色かを判定する手段
502…最近傍の原画素の値を判定する手段
503…変換画素近傍の原画素の値が背景色かを判定する手段
504…最近傍原画素が背景色のみの細線の検出・判定手段
505…細線を検出したかの状態
506…すべての細線検出したかの分岐手段
507…検出した細線が複数か1つか0かを判定する手段
508…検出した細線が複数の状態
509…上布色の細線の値を代入する手段
510…検出した細線が1つのみの状態
511…細線の値を検出する手段
512…情報色の細線を検出したときに細線の値を代入する手段
513…細線が検出されない状態
514…予め定めた演算により変換画素の値を決定する手段
515…すべての変換画素の値を決定したかによる分岐手段
516…終了状態

Claims (17)

  1. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、
    各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、
    前記細線を検出した場合には、検出した細線の色を表す値を変換画素の値とする段階と、
    前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを、
    有することを特徴とする2色画像縮小変換方法。
  2. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、
    各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、
    前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する段階
    前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が情報色の場合には、情報色を変換画素の値とする段階と
    前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が背景色の場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを
    有することを特徴とする2色画像縮小変換方法。
  3. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、
    各変換画素ごとに該変換画素に最近傍の原画素を求める段階と、
    前記最近傍の原画素が背景色の場合に、細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、
    前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する段階と、
    前記細線を検出した場合でかつ前記細線の色が情報色と判定された場合には情報色を該変換画素の値とする段階と、
    前記細線を検出した場合でかつ前記細線の色が背景色と判定された場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを、
    有することを特徴とする2色画像縮小変換方法。
  4. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、
    各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、
    前記細線複数検出した場合には、情報色を変換画素の値とする段階と
    前記細線1つのみ検出した場合は、検出した細線の色を表す値を該変換画素の値とする段階と
    記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを
    有することを特徴とする2色画像縮小変換方法。
  5. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、
    各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、
    前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する段階と、
    前記細線を複数検出した場合には、情報色を該変換画素の値とする段階と、
    前記細線を1つのみ検出した場合でかつ前記検出された細線が情報色の場合には、情報色を該変換画素の値とする段階と、
    前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が背景色の場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを、
    有することを特徴とする2色画像縮小変換方法。
  6. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換方法であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する段階と、
    各変換画素ごとに該変換画素に最近傍の原画素を求める段階と、
    前記最近傍の原画素が背景色の場合に、細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する段階と、
    前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する段階と、
    記細複数検出した場合には、情報色を変換画素の値とする段階と、
    記細1つのみ検出した場合は、検出した細線の色を表す値を該変換画素の値とする段階と、
    前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する段階とを、
    有することを特徴とする2色画像縮小変換方法。
  7. 記背景色と情報色とを検出する段階では、
    原画像の前記所定の領域において、複数の位置の小領域から原画素の値を読み出し、前記小領域中の原画素の各色ごとの個数を計数し、該個数が所定のしきい値より多い原画素の色を背景色と判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の2色画像縮小変換方法。
  8. 前記背景色と情報色とを検出する段階では、
    前記原画像を複数の領域に分割し、該分割された領域を前記所定の領域とする、
    ことを特徴とする請求項7記載の2色画像縮小変換方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項記載の2色画像縮小変換方法における段階をコンピュータで実現するためのプログラムを、該コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録した、
    ことを特徴とする2色画像縮小変換方法を記録した記録媒体。
  10. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、
    各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、
    前記細線を検出した場合には、検出した細線の色を表す値を変換画素の値とする手段と、
    前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを、
    有することを特徴とする2色画像縮小変換装置。
  11. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、
    各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、
    前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する手段
    前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が情報色の場合には、情報色を変換画素の値とする手段と
    前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が背景色の場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを
    有することを特徴とする2色画像縮小変換装置。
  12. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、
    各変換画素ごとに該変換画素に最近傍の原画素を求める手段と、
    前記最近傍の原画素が背景色の場合に、細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、
    前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する手段と、
    前記細線を検出した場合でかつ前記細線の色が情報色と判定された場合には情報色を該変換画素の値とする手段と、
    前記細線を検出した場合でかつ前記細線の色が背景色と判定された場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを、
    有することを特徴とする2色画像縮小変換装置。
  13. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、
    各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、
    前記細線複数検出した場合には、情報色を変換画素の値とする手段と
    前記細線1つのみ検出した場合は、検出した細線の色を表す値を該変換画素の値とする手段と
    記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを
    有することを特徴とする2色画像縮小変換装置。
  14. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、
    各変換画素ごとに細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、
    前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する手段と、
    前記細線を複数検出した場合には、情報色を該変換画素の値とする手段と、
    前記細線を1つのみ検出した場合でかつ前記検出された細線が情報色の場合には、情報色を該変換画素の値とする手段と、
    前記細線を検出した場合でかつ前記検出された細線が背景色の場合、または前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを、
    有することを特徴とする2色画像縮小変換装置。
  15. 細線を有する2色表現の原画像を縮小して出力するにあたり、有効な色の細線を判断して変換画像を生成する、任意の変換比率で縮小可能な画像の縮小変換装置であって、
    原画像の所定の領域ごとに背景色と情報色とを検出する手段と、
    各変換画素ごとに該変換画素に最近傍の原画素を求める手段と、
    前記最近傍の原画素が背景色の場合に、細線の検出に必要な該変換画素の周囲の原画素の値を用いて細線を検出する手段と、
    前記細線を検出した場合に前記検出した細線の色を判定する手段と、
    記細複数検出した場合には、情報色を変換画素の値とする手段と、
    記細1つのみ検出した場合は、検出した細線の色を表す値を該変換画素の値とする手段と、
    前記細線が検出されない場合には、該変換画素に最近傍の1つもしくは複数の原画素の値に基づき該変換画素の値を決定する手段とを、
    有することを特徴とする2色画像縮小変換装置。
  16. 記背景色と情報色とを検出する手段は、
    原画像の前記所定の領域において、複数の位置の小領域から原画素の値を読み出し、前記小領域中の原画素の各色ごとの個数を計数し、該個数が所定のしきい値より多い原画素の色を背景色と判定するものである、
    ことを特徴とする請求項1015のいずれか1項記載の2色画像縮小変換装置。
  17. 前記背景色と情報色とを検出する手段は、
    前記原画像を複数の領域に分割し、該分割された領域を前記所定の領域とするものである、
    ことを特徴とする請求項16記載の2色画像縮小変換装置。
JP19993998A 1998-07-15 1998-07-15 2色画像縮小変換方法および装置およびこの方法を記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP3557099B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19993998A JP3557099B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 2色画像縮小変換方法および装置およびこの方法を記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19993998A JP3557099B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 2色画像縮小変換方法および装置およびこの方法を記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000032255A JP2000032255A (ja) 2000-01-28
JP3557099B2 true JP3557099B2 (ja) 2004-08-25

Family

ID=16416119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19993998A Expired - Fee Related JP3557099B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 2色画像縮小変換方法および装置およびこの方法を記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3557099B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8269850B2 (en) 2007-06-07 2012-09-18 Sony Corporation Signal processing method and signal processing system

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4057337B2 (ja) 2002-04-24 2008-03-05 東芝テック株式会社 画像処理装置と画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8269850B2 (en) 2007-06-07 2012-09-18 Sony Corporation Signal processing method and signal processing system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000032255A (ja) 2000-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004228811A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラム
JPH03208467A (ja) 画像処理装置の画像領域識別方式
US6807301B1 (en) Image production controlling device, image producing device, image production controlling method, and a storage medium
JP3557099B2 (ja) 2色画像縮小変換方法および装置およびこの方法を記録した記録媒体
US5812695A (en) Automatic typing of raster images using density slicing
JP2010074342A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム
US6661921B2 (en) Image process apparatus, image process method and storage medium
JP3073837B2 (ja) 画像領域分離装置及び画像領域分離方法
JP2008227732A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP4453979B2 (ja) 画像再生装置、画像再生方法、プログラム及び記録媒体
JP4228466B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP3698812B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP4141310B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータが実行するためのプログラム
JP3563905B2 (ja) 画像出力装置
JPH10108012A (ja) 像域分離装置
JP3838981B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2006109482A (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラム
JPH08237404A (ja) 光学文字認識モードの選択方法
JP2947566B2 (ja) 枠内領域検出装置
JPH02199588A (ja) 像域識別装置
JP3988970B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体
JP2001169099A (ja) 画像再生装置
JP5407582B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JPS6248941B2 (ja)
JP3605773B2 (ja) 画像領域判別装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees