JP3553696B2 - 歯科用診療装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば根管長測定装置、歯周ポケットの深さ測定装置、歯髄診断装置および根管長測定機能付き超音波スケーラなどの歯科用診断機器の表示手段と検出手段とを電気的に接続するために好適に実施することができる歯科用診療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば歯内療法における根管治療は、根管の拡大、清掃、消毒および根管充填を完全に行うためには、根管長を正確に測定する必要がある。また治療中に根尖孔を越えてリーマーやファイルなどで根尖歯周組織を刺激することは好ましくなく、またこのような根尖歯周組織への刺激をおそれて器具の挿入が不充分となり、根尖部根管に清掃消毒されない空隙を残して療後を不良にする原因を残すことは好ましくない。したがって根管治療を行うに際して、予め正確な作業長を決定するために、根管長を測定する必要があり、この根管長を測定するための装置として、根管内に挿入したリーマーと、口腔粘膜に接触させた口腔電極との間の電気的抵抗値がリーマーの先端が歯根表面に到達したとき、ほぼ一定の値(6.5kΩ)を示すことに基づいて、根管長を検出して求める電気的根管長測定装置が用いられている。
【0003】
このような根管長測定装置は、口腔電極と前記リーマーなどに接続されるクリップによって把持される測定電極とがリード線によって機器本体に接続され、この本体には口腔電極および測定電極間の抵抗値を表示する表示手段であるメータが設けられている。このような根管長測定装置を用いて根管長を測定する際には、前記フック状の口腔電極を患者の下顎に掛け止めた状態で測定電極であるリーマーの先端を根管内に挿入してゆき、前記メータの指示値が6.5kΩ付近になったとき、リーマーの先端が根尖歯周組織に達したものと判断して、そのときの深さを根管長としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような先行技術では、前記口腔電極と測定電極とは本体にリード線によって電気的に接続されているので、測定部位によって前記リード線が患者の胸や首の上に垂下がり、患者に不快感や緊張感を与え、また衛生上、好ましくないという問題を有する。
【0005】
したがって本発明の目的は、診療時における患者へのリード線の接触をなくすことができるようにした歯科用診療装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、患者が着座する座椅子に、背板が傾動自在に設けられる診療台を含む歯科用診療装置において、
前記診療装置には、電気的に接続されるべき歯科用診断機器が着脱自在に接続される2つの接続手段が設けられ、
前記歯科用診断機器は、
患者の診断情報を検出する検出手段と、
この検出手段からの出力に応答して前記診断情報またはそれに対応した診断関連情報を表示する表示手段とを含み、
一方の接続手段には、検出手段が着脱自在に接続され、他方の接続手段には、表示手段が着脱自在に接続されることを特徴とする歯科用診療装置である。
本発明に従えば、診療台は、患者が着座する座椅子に背板が傾動自在に設けられ、この診療台を含む診療装置には接続手段が設けられ、この接続手段には歯科用診断機器が電気的に接続される。
このようにして歯科用診断機器は診療装置に設けられる接続手段を介して電気的に接続することができるので、歯科用診断機器を電気的に接続するリード線などの配線が患者の首や胸などの上に垂下がって接触することはなく、これによって患者への不快感や違和感および不安感や恐怖感ならびに緊張感をなくし、診療行為を支援することができる。また歯科用診断機器を接続する配線が患者に接触することはないので、その配線が汚損されるおそれはなく、衛生上の清浄度が向上される。
また、歯科用診断機器は検出手段と表示手段とを備え、一方の接続手段に検出手段が接続され、他方の接続手段に表示手段が接続される。これによって、検出手段と表示手段とを診療装置内に収納されるリード線によって電気的に接続し、リード線などの配線が診療装置から外部に露出して患者の上に垂れ下がることが防がれた状態で、検出手段によって検出される診断情報または診断関連情報を表示手段によって表示することができる。
【0007】
また本発明は、前記一方の接続手段と前記他方の接続手段とは、導電性材料から成る芯体の外周面が電気絶縁性材料から成る絶縁層によって被覆された1または複数のリード線によって接続され、このリード線は前記診療装置内に収納されることを特徴とする。
本発明に従えば、一方の接続手段と他方の接続手段とは、リード線によって電気的に接続され、このリード線は診療装置内に収納される。これによって診療装置の外部にリード線が露出することはないので、このリード線に術者、その介助者および患者などが引っ掛かるおそれはなく、安全性が向上されるとともに、リード線の汚損が防がれる。また、診療台からリード線が露出している場合に比べて患者への不快感や違和感および不安感や恐怖感ならびに緊張感を低減することができる。
【0008】
さらに本発明は、前記診療装置は、前記診療台の背板の近傍に、移動自在に設けられるトレーテーブルを含み、前記接続手段は、前記背板の患者の肩部に対応する位置付近、前記背板の側面、トレーテーブルおよびトレーテーブル保持アームのうち少なくともいずれか1つに設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、前記診療台の背板の近傍にトレーテーブルが移動自在に設けられる。このような診療台の背板には、この診療台に患者が横たわった状態において、その患者の肩部に対応する位置付近、背板の側面、トレーテーブルおよびトレーテーブル保持アームのうち少なくともいずれか1つには前記接続手段が設けられる。このような位置に接続手段を設けることによって、歯科用診断機器を患者の肩部、背板の側面、トレーテーブルおよびトレーテーブル保持アームのうち少なくともいずれか1つ付近に配置して患者の上に配線が垂下がることなしに、いわばすっきりとした状態で診療を行うことができる。
【0009】
さらにまた本発明は、前記診療装置は、前記診療台の一側部に設けられ、患者がうがいするための水を供給し、かつ排出するベースンポールを含み、
このベースンポールには、前記接続手段が設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、診療台の一側部には、ベースンポールが設けられ、このベースンポールに前記接続手段が設けられる。このようなベースンポールに設けられる接続手段にたとえば歯科用診断機器を接続して、たとえば介助者から見やすい位置に配置することが可能となり、利便性が向上される。
【0010】
さらにまた本発明は、前記診療装置には、接続手段が設けられる位置に近接して、前記歯科用診療機器を着脱自在に係止する係止手段が設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、接続手段が設けられる位置に近接して係止手段を設けるようにしたので、必要に応じて前記歯科用診断機器を係止手段によって係止することができ、歯科用診断機器の配置上の自由度が向上されて利便性が向上されるとともに、歯科用診断機器の落下を防ぐことができるので、その歯科用診断機器の損傷を防ぎ、また落下による汚損を防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の歯科用診療装置1の全体を示す平面図である。本発明の実施のこの形態の歯科用診療装置1は、基本的に、患者が着座する座椅子2に、背板3が図1の紙面に垂直手前側に傾動自在に設けられる診療台4と、背板3の一側部に基端部5が鉛直な回転軸線6まわりに矢符A1,A2方向に連結されるトレーテーブル保持アーム(以下、アームと略記する)7と、アーム7の遊端部8に鉛直軸線9まわりに矢符B1,B2方向に回動自在に連結されて、背板3近傍に移動自在に設けられるトレーテーブル10と、座椅子2の前記アーム7およびトレーテーブル10が設けられる側とは反対側の側部に設けられるベースンポール(basin pole)11とを含む。
【0013】
前記アーム7およびトレーテーブル10は、診療台4に内蔵される図示しないリンク機構によって、背板3の傾動位置にかかわらず、常に水平に位置されるように構成されている。このようなトレーテーブル10上には、たとえば薬液瓶のホルダや、綿花ホルダおよび患者毎に交換されるスケーラーやピンセットが配置された金属製のトレイが載置される。
【0014】
背板3には矢符C1,C2方向に伸縮自在なヘッドレスト12が設けられ、その両側方の患者13の両肩部付近には複数のインスツルメント14が着脱自在に装着される。このインスツルメント14は、たとえばスリーウェイシリンジ、バキュームシリンジおよびコントラアングルハンドピースなどである。
【0015】
このようなインスツルメント14が設けられる患者13の肩部付近には、一方の接続手段である第1ピンジャック15および第2ピンジャック16が設けられる。また背板3の側面である前記アーム7の基端部5付近には、他方の接続手段である第1コネクタ17が設けられ、さらに前記ベースンポール11の一側部には他方の接続手段である第2コネクタ18が設けられる。
【0016】
第1ピンジャック15と第1コネクタ17とは、第1リード線19によって電気的に接続され、第2ピンジャック16と第1コネクタ17とは第2リード線20によって電気的に接続される。さらに第1コネクタ17と第2コネクタ18とは、第3リード線21によって電気的に接続される。第1および第2リード線19,20は、前記第1コネクタ17を介して第3リード線21に導通している。
【0017】
第1〜第3リード線19,20,21は、銅などの導電性材料から成る芯体の外周面が可撓性を有する合成樹脂などの電気絶縁性材料から成る絶縁層によって被覆されている。
【0018】
図2は、第1ピンジャック15および第1コネクタ17付近を拡大して示す一部の斜視図である。診療台4上に患者13が上方を向いて横たわった状態において、その患者13の右肩部付近を支持する背板3の部分23には、前述のインスツルメント14に隣接して操作パネル24が設けられる。この操作パネル24には、前記第1ピンジャック15と、複数の操作スイッチ25と、複数のランプ26とが設けられる。操作スイッチ25は、たとえばシートスイッチなどによって実現され、またランプ26はたとえば発光ダイオードなどによって実現される。操作スイッチ25の押圧操作によって、診療台4の昇降変位、背板3の傾動変位、インスツルメント14のたとえばバキュームシリンジの吸引動作の開始および停止、コントラアングルハンドピースのライトの点灯、注水、給気などの動作を制御することができる。各ランプ26は、これらの操作スイッチ25の操作によって点灯し、または消灯する。
【0019】
前記トレーテーブル10上には、薬液瓶ホルダ27などが設けられるとともに、歯科用診断機器である根管長測定装置28の表示手段である表示器29が載置される。表示器29は、表示器本体30と、本体30から延びるカールコードなどによって実現されるリード線31と、リード線31の一端部に接続されるコネクタプラグ32とを有する。このコネクタプラグ32が前記第1コネクタ17に接続されることによって、リード線31と背板3内の第1リード線19とが電気的に接続される。リード線31の他端部には、ピン33が接続され、表示器本体30に設けられる図示しないピンジャックに着脱自在に接続することができる。
【0020】
前記根管長測定装置28は、患者の診断情報を検出する検出手段34を含む。この検出手段34は、リード線35の一端部が接続されるクリップ36によってリーマーまたはファイルなどの測深用探針37が把持され、また他方のリード線38の一端部が接続されるクリップ39には、バックフックと呼ばれる口腔電極40とを有し、各リード線35,38は各他端部で平行線41とされ、この平行線41の一端部には第1ピンジャック15に着脱自在に接続されるピンプラグ42が設けられる。口腔電極40は、患者13の口腔内に掛止められ、測深用探針37を根管内に挿入しながら表示器29によって表示される検出手段34からの診断情報またはそれに対応した診断関連情報を見て、根管長の測定が行われる。このようにして測深用探針37および口腔電極40間の電気的特性値であるインピーダンスを測定することができるので、表示器29から患者の口腔にわたってリード線が垂下がるおそれはなく、またそのリード線が患者の胸などに接触することなく、いわばすっきりとした状態で根管長を測定することができる。
【0021】
図3は、第2ピンジャック付近を拡大して示す一部の斜視図である。また背板3の患者13の左肩付近に対応する部分43が、前述の操作パネル24と同様な操作パネル44が設けられ、この操作パネル44には前記第2ピンジャック16が設けられる。このような第2ピンジャック16にもまた、前述の検出手段34のピンプラグ42を差し込んで、患者13の左側の歯の根管長を測定することができる。これによって患者13の首や胸の上にリード線が垂下がることはなく、患者12に不快感や違和感および不安感や恐怖感ならびに緊張感を与えることになしに、診療を行うことができる。
【0022】
図4はベースンポール11の斜視図であり、図5はベースンポール11の正面図である。前記ベースンポール11は、基台46と、基台46の上部に設けられるテーブル47と、テーブル47から上方に立上り、上部が一方向に湾曲した立上り壁48と、立上り壁48に内蔵され、吐出口49が下方に向けて突出して形成され、患者13がうがいをするための水を供給する給水管50と、テーブル47に設けられ、洗浄後の汚水を回収して排出するシンク51とを有する。テーブル47の前記吐出口49の直下には、コップ52を載置する給水用検知スイッチが内蔵された載置台53が設けられ、載置台53上に載置されたコップ52内の水が予め定める量以下になったとき、注水管50から水が自動的に給水される。前記基台46の一側部54には、前述の第2コネクタ18が設けられる。この第2コネクタ18には、前述の検出手段34に設けられるコネクタプラグ32を着脱自在に装着して電気的に接続することができる。
【0023】
基台46のヘッドレスト12側に臨む他側部55には、図6に示されるように、第2コネクタ18に近接して取付金具56がビス57によって固定され、表示器29の背後には、取付金具56の前記他側部55の表面から突出する係合部58が嵌まり込む係合凹所59と、この係合凹所59の下方(図6の下方)に連なり、前記係合部58が嵌まり込むことができる案内凹所60とが形成される。このような係合凹所59、案内凹所60、および取付金具56によって係止手段を構成している。表示器29を取付金具56に係止させるにあたっては、表示器29を把持して係合部58を案内凹所60内に嵌め込んだ後、表示器29を下降させることによって、案内凹所60内の係合部58は係合凹所59内に嵌まり込み、表示器29が取付金具56によって支持される。
【0024】
こうして表示器29がベースンポール11に取付けられた状態で、表示器29のコネクタプラグ32をベースンポール11の第2コネクタ18に接続することによって、第1および第2ピンジャック15,16のいずれか一方に接続されている検出手段34と表示器29とを電気的に接続することができる。
【0025】
このようにして表示器29をトレーテーブル10上に載置し、あるいはベースンポール11に係止して、術者あるいは介助者の見やすい位置に配置することができる。
【0026】
なお、前記係止手段は図6の実施の形態に示される構成に限るものではなく、たとえば前記ベースンポール11の他側部55に係合凹所59および案内凹所60に対応する構成を実施し、表示器29に取付金具56に対応する構成を設けるようにしてもよい。
【0027】
上述の実施の形態では、検出手段34と表示器29とを診療台4内に配置される第1〜第3リード線19,20,21を用いて電気的に接続するようにしたけれども、本発明の実施の他の形態として、図7に示されるように超音波スケーラ付根管長測定装置61に対しても、本発明を好適に実施することができる。この装置61の本体62には、前記表示器29を搭載することができる凹所68が形成され、一側部には前記検出手段34のピンプラグ42を差し込むことができるジャック63が設けられ、他側部には、超音波スケーラ64のプラグ65を差し込むことができるジャック66が設けられ、背後部には表示器29のコネクタプラグ32を差し込むことができるコネクタ67が設けられる。このような超音波スケーラ付根管長測定装置61を用いる場合においてもまた、本体62および表示器29を、たとえばトレーテーブル10上に乗載した状態で、別途に準備された補助用リード線69を用いて、一方のプラグ70を根管長測定用ジャック63またはスケーラ用ジャック66に差し込み、他方のプラグ71を第1コネクタ17に差し込むようにすればよい。このようにして超音波スケーラ64または検出手段34のいずれでも用いることができる。
【0028】
本発明の実施のさらに他の形態として、図8に示されるように、歯牙の上部に導電性ペースト72を乗載し、または乗載せずに電極73からパルス状の電圧を歯に印加して、痛みが生じるか否かによって歯髄を診断する歯髄診断用ハンドピース74に対しても、本発明を好適に実施することができる。この場合には、リード線75に設けられるプラグ76を、第1および第2ピンプラグ15,16のうち、いずれか一方に差し込み、第1および第2コネクタ17,18のいずれか一方に前記パルス状電圧を印加するための電源装置を接続すればよい。
【0029】
本発明は、図9に示されるような盲嚢測定用ハンドピース77に対しても、リード線78にプラグ79を設け、図8に示される歯髄診断用ハンドピース74と同様に第1および第2ピンプラグ15,16のいずれか一方にプラグ79を差し込み、第1および第2コネクタ17,18のいずれか一方に測定器本体を接続すればよい。この盲嚢測定用ハンドピース77は、図10にその原理が示されるように、盲嚢(歯周ポケット)80内に案内スリーブ81の先端部付近で変位自在なプローブ82を挿入し、プローブ82にワイヤ83によって連結されたコア84の変位によって電磁コイル85によって形成された磁界を変化させ、検出コイル86に生じた誘導起電力を検出するものである。このようにして盲嚢80の深さを検出する盲嚢測定用ハンドピース77に関しても、本発明を有利に実施することができる。
【0030】
また本発明の実施のさらに他の形態として、第1コネクタ17を、トレーテーブル10またはアーム7に設けるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、歯科用診断機器は診療装置に設けられる接続手段に電気的に接続することができるので、歯科用診断機器を電気的に接続するリード線などの配線が患者の首や胸などの上に垂下がって接触することはなく、これによって患者への不快感や違和感および不安感や恐怖感ならびに緊張感をなくし、診療行為を支援することができる。また歯科用診断機器を接続する配線が患者に接触することはないので、その配線が汚損されるおそれはなく、衛生上の清浄度が向上される。
また、歯科用診断機器は検出手段と表示手段とを備え、一方の接続手段に検出手段が接続され、他方の接続手段に表示手段が接続されるので、検出手段と表示手段とを診療装置内に収納されるリード線によって電気的に接続することができ、リード線などの配線が診療装置から外部に露出して患者の上に垂れ下がってそのリード線が患者に接触することが防がれた状態で、検出手段によって検出される診断情報または診断関連情報を表示手段によって表示することができる。
【0032】
また本発明によれば、一方の接続手段と他方の接続手段とは、リード線によって電気的に接続され、このリード線は診療装置内に収納される。これによって診療装置の外部にリード線が露出することはないので、このリード線に術者、その介助者および患者などが引っ掛かるおそれはなく、安全性が向上されるとともに、リード線の汚損が防がれる。また、診療台からリード線が露出している場合に比べて患者への不快感や違和感および不安感や恐怖感ならびに緊張感を低減することができる。
【0033】
さらに本発明によれば、前記診療台の近傍にトレーテーブルが移動自在に設けられる。このような診療台の背板には、この診療台に患者が横たわった状態において、その患者の肩部に対応する位置付近に、背板の側面、トレーテーブルおよびトレーテーブル保持アームのうちの少なくともいずれか1つには前記接続手段が設けられる。このような位置に接続手段を設けることによって、歯科用診断機器を患者の肩部、背板の側面、トレーテーブルおよびトレーテーブル保持アームのうち少なくともいずれか1つ付近に配置して、患者の上に配線が垂下がることなしに、いわばすっきりとした状態で診療を行うことができる。
【0034】
さらに本発明によれば、診療台の一側部には、ベースンポールが設けられ、このベースンポールに前記接続手段が設けられる。このようなベースンポールに設けられる接続手段に歯科用診断機器を接続して、たとえば介助者から見やすい位置に配置することが可能となり、利便性が向上される。
【0035】
さらに本発明によれば、接続手段が設けられる位置に近接して係止手段を設けるようにしたので、必要に応じて前記歯科用診断機器を係止手段によって係止することができ、歯科用診断機器の配置上の自由度が向上されて利便性が向上されるとともに、歯科用診断機器の落下を防ぐことができるので、その歯科用診断機器の損傷を防ぎ、また落下による歯科用診断機器の汚損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の歯科用診療装置1の全体の構成を示す平面図である。
【図2】第1ピンジャック15および第1コネクタ17付近の拡大斜視図である。
【図3】第2ピンジャック16付近の拡大斜視図である。
【図4】ベースンポール11の斜視図である。
【図5】ベースンポール11の正面図である。
【図6】表示器29のベースンポール11への取付構造を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の他の形態の超音波スケーラ付根管長測定装置61を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態の歯髄診断用ハンドピース74を示す側面図である。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態の盲嚢測定用ハンドピース77を示す側面図である。
【図10】図9に示される盲嚢測定用ハンドピース77の測定原理を示す簡略化した図である。
【符号の説明】
1 歯科用診療装置
2 座椅子
3 背板
4 診療台
5 基端部
6 鉛直軸線
7 アーム
8 遊端部
9 トレーテーブル
11 ベースン
12 ヘッドレスト
13 患者
14 インスツルメント
15 第1ピンジャック
16 第2ピンジャック
17 第1コネクタ
18 第2コネクタ
19 第1リード線
20 第2リード線
21 第3リード線
28 根管長測定装置
29 表示器
34 検出手段
37 測深用探針
40 口腔電極

Claims (5)

  1. 患者が着座する座椅子に、背板が傾動自在に設けられる診療台を含む歯科用診療装置において、
    前記診療装置には、電気的に接続されるべき歯科用診断機器が着脱自在に接続される2つの接続手段が設けられ、
    前記歯科用診断機器は、
    患者の診断情報を検出する検出手段と、
    この検出手段からの出力に応答して前記診断情報またはそれに対応した診断関連情報を表示する表示手段とを含み、
    一方の接続手段には、検出手段が着脱自在に接続され、他方の接続手段には、表示手段が着脱自在に接続されることを特徴とする歯科用診療装置。
  2. 前記一方の接続手段と前記他方の接続手段とは、導電性材料から成る芯体の外周面が電気絶縁性材料から成る絶縁層によって被覆された1または複数のリード線によって接続され、このリード線は前記診療装置内に収納されることを特徴とする請求項1記載の歯科用診療装置。
  3. 前記診療装置は、前記診療台の背板の近傍に、移動自在に設けられるトレーテーブルを含み、前記接続手段は、前記背板の患者の肩部に対応する位置付近、前記背板の側面、トレーテーブルおよびトレーテーブル保持アームのうち少なくともいずれか1つに設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の歯科用診療装置。
  4. 前記診療装置は、前記診療台の一側部に設けられ、患者がうがいするための水を供給し、かつ排出するベースンポールを含み、
    このベースンポールには、前記接続手段が設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の歯科用診療装置。
  5. 前記診療装置には、接続手段が設けられる位置に近接して、前記歯科用診断機器を着脱自在に係止する係止手段が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の歯科用診療装置。
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