JP3553148B2 - バリカン式刈刃体の着脱構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、草刈機や剪枝機などの主要部を構成するバリカン式刈刃体に関し、詳しくは、その取外し作業及び組付け作業がワンタッチで簡単に行えるように改良されたバリカン式刈刃体の着脱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば草刈機に装備されるバリカン式刈刃体として、図10に示すものが従来一般に知られている。ここで図10中、符号a,bは、草刈機のミッションケースcに基端部がボルト・ナットdにより固定された上下一対の細長いガイド板を示し、これらはその長手方向に沿って配置された複数組のボルト・ナットeにより相互に連結され、各ボルトに嵌合したスペーサリング(図示省略)により所定間隔を開けて対向している。そしてこの上下一対のガイド板a,bの間には、上記各スペーサリングに嵌合してこれに案内される各長孔(図示省略)を有する上下一対のバリカン式刈刃体、即ち、上刈刃体fおよび下刈刃体gが長手方向に沿って摺動自在に挟持されている。
【0003】
ここで、前記上刈刃体fおよび下刈刃体gの基端部は、ミッションケースc内に臨んで図示省略したクランク機構にそれぞれ伝動構成されており、このクランク機構が図示省略したクラッチ装置を介してエンジンにより回転駆動されることで、上刈刃体fおよび下刈刃体gはその長手方向に沿って相互に逆方向に往復駆動され、こうして草刈作業を行うようになっている。
【0004】
このようなバリカン式刈刃体を使用した草刈作業においては、上刈刃体fおよび下刈刃体gの各刈刃の研磨状態は切れ味に大きく影響し、鋭利な研磨状態では切れ味が良く作業能率も上がるが、草刈作業の進行に伴い各刈刃が摩滅すると、切れ味が悪化して作業能率が極端に低下する。そこで、切れ味が悪化した場合や一定時間草刈作業をした後には、摩滅した上刈刃体fおよび下刈刃体gの各刈刃を再研磨する必要がある。
【0005】
ここで、上刈刃体fおよび下刈刃体gの各刈刃の再研磨作業は、これらをミッションケースcに装着したままで行うことも可能ではあるが、実際には各刈刃が上下に重なって研磨作業が極めて困難であり、時間が掛かるばかりでなく、充分満足な研磨状態も得られないのが実状である。このため、一般には、摩滅した上刈刃体fおよび下刈刃体gをミッションケースcおよび上下一対のガイド板a,bから取り外し、単独でその各刈刃を再研磨している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上刈刃体fおよび下刈刃体gの各刈刃の再研磨作業に際し、これらをミッションケースcおよび一対のガイド板a,bから取り外すには、一対のガイド板a,bを上下に連結している複数組のボルト・ナットeをそれぞれ取り外し、またその基端部をミッションケースcに固定しているボルト・ナットdを取り外してミッションケースcを分解する必要があり、その取外し作業が極めて面倒であって草刈作業の現場で簡単に取り外すことができないという問題があった。同様に、再研磨作業の済んだ上刈刃体fおよび下刈刃体gをミッションケースcおよび一対のガイド板a,b組み付けるにも、前述と反対手順の作業が必要であり、特に上下一対のガイド板を複数組のボルト・ナットeで連結する作業には、その微妙な間隔調整が必要であって、組付け作業が極めて面倒であり、草刈現場で簡単に組み付けることができないという問題があった。
【0007】
従って、従来例においては、草刈作業中にその切れ味が悪化してもバリカン式刈刃体を簡単に交換することができず、作業能率が極端に低下したまま作業を続行するか、作業を中断するか、あるいは別の草刈機を用いて作業を継続しなければならないなどの問題が生じていた。
【0008】
そこで本発明は、上下一対のバリカン式刈刃体の取外し作業及び組付け作業をミッションケースや一対のガイド板の分解作業を伴うことなく簡単かつ迅速に行うことができ、作業現場でバリカン式刈刃体を交換することも可能としたバリカン式刈刃体の着脱構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的のため本発明によるバリカン式刈刃体の着脱構造は、長手方向に沿って配置された複数本の連結部材を介して相互に所定間隔を開けて連結され、基端部がミッションケースに固定された上下一対のガイド板と、上記各連結部材が貫通してこれに案内される複数のガイド孔を有することで上記上下一対のガイド板に挟持されて長手方向に往復摺動自在であり、且つ各基端部にそれぞれ形成された各接続部が一対のガイド板から平面視で幅方向の左側と右側に突出する上下一対のバリカン式刈刃体と、各内端部がミッションケース内の駆動機構にそれぞれ伝動構成され、各外端部に形成された各接続部が上記各バリカン式刈刃体の各接続部にそれぞれ着脱自在にネジ止め固定されることで上記一対のバリカン式刈刃体を相互に逆方向に往復駆動する上下一対の駆動部材とを備え、上記各バリカン式刈刃体には、上記各ガイド孔に連続して上記各連結部材が通過可能な一群の切欠きをそれぞれ設け、上記一群の切欠きは、各バリカン式刈刃体の各接続部と反対側の側縁に開口させることで、上下一対のバリカン式刈刃体が上下一対のガイド板に対し幅方向に左右に着脱自在に構成したことを手段としている。
【0010】
【作用】
このような手段を採用した本発明によるバリカン式刈刃体の着脱構造では、上下一対のバリカン式刈刃体を組み付ける場合、各バリカン式刈刃体は、その基端部の各接続部が左右方向外側に向く状態とし、各連結部材に各切欠き部を位置合わせして上下一対のガイド板間にその左右両側から挿入し、各連結部材を各切欠き部を介してこれに連続する各ガイド孔に嵌合させる。そして、各バリカン式刈刃体の基端部の各接続部を上下一対の駆動部材の各外端部にそれぞれネジ止め固定して上下一対のバリカン式刈刃体の組付け作業を完了する。
【0011】
一方、上下一対のバリカン式刈刃体を取り外す場合は、組み付け作業と反対の手順で作業すればよく、まず、各バリカン式刈刃体の基端部の各接続部と上下一対の駆動部材の各外端部とのネジ止め固定状態を解除し、各連結部材に各切欠き部を位置合わせした状態で各バリカン式刈刃体を一対のガイド板の間から左右に引き抜くのであり、こうして上下一対のバリカン式刈刃体の取外し作業が完了する。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照して具体的に説明する。
例えば草刈機に適用された一実施例の全体構造を分解して示す図1および図2において、符号1は上部ガイド板1aと下部ガイド板1bとで構成される上下一対のガイド板、符号2,3は上下一対のバリカン式刈刃体を構成する上部刈刃体および下部刈刃体、符号4はミッションケースをそれぞれ示している。
【0013】
上下一対のガイド板1を構成する上部ガイド板1aおよび下部ガイド板1bは、細長い平板状のものであり、その長手方向の複数箇所(本実施例では6箇所)が連結部材5,5,…により連結されて相互に所定間隔を開けて対向している(図3参照)。図4はこの連結部材5の一つを拡大して示しており、下側から上向きに下部ガイド板1bおよび上部ガイド板1aを貫通する連結ボルト5aと、上部ガイド板1aの上面側で連結ボルト5aに螺合する連結ナット5bと、連結ボルト5aに嵌合して上部ガイド板1aと下部ガイド板1bとの間に設置されるスペーサリング5cとを備えている。なお、上記連結ボルト5aは、スペーサリング5cを兼用する段付きボルトとしてもよい。
【0014】
このように相互に所定間隔を開けて上下に連結された一対のガイド板1は、ミッションケース4にボルト・ナット結合された支持部材6に対して上部ガイド板1aの基端部がネジ止め固定されることで、ミッションケース4に片持ち状態で連結支持されている。
【0015】
ここでミッションケース4は、図示省略した草刈機のエンジンによりクラッチ装置を介して回転駆動されるクランク機構を内蔵したもので、このクランク機構には、上下一対の駆動部材7、即ち上部駆動部材7aおよび下部駆動部材7bの内端部がそれぞれ伝動構成されて相互に逆方向に往復駆動されるようになっている。
【0016】
前記上部駆動部材7aおよび下部駆動部材7bのミッションケース4から突出した各外端部は、図5に示すように、前記上部ガイド板1aと下部ガイド板1bとの間に摺動自在に挟持されている。そしてこの上部駆動部材7aの外端部には、上部ガイド板1aを基端部側から見てその幅方向左側(図1の上側)に突出する接続部7cが一体形成され、この接続部7cにはボルト挿通孔7dが形成されている。同様に、下部駆動部材7bの外端部には、上部ガイド板1aを基端部側から見てその幅方向右側(図1の下側)に突出する接続部7eが一体形成され、この接続部7eにはボルト挿通孔7fが形成されている。
【0017】
一方、前記上部刈刃体2および下部刈刃体3は、上下に重ねて上部ガイド板1aと下部ガイド板1bとの間に往復摺動自在に挟持されるものであり、図1,図2に示すように、上部刈刃体2の左右両側には一対のガイド板1の左右両側に突出する多数の三角刈刃2aが所定ピッチで形成され、同様に下部刈刃体3の左右両側には一対のガイド板1の左右両側に突出する多数の台形刈刃3aが所定ピッチで形成されている。そしてこれらの上部刈刃体2および下部刈刃体3には、前記各連結部材5における各スペーサリング5cが嵌合してこれに案内される6個の長孔状のガイド孔2b,2b,…、3b,3b,…が長手方向に沿ってそれぞれ形成されている。
【0018】
ここで、上部刈刃体2の基端部には、上下一対のガイド板1間に挟持された状態で上部ガイド板1aを基端部側から見てその幅方向左側(図1の上側)に突出する接続部2cが一体形成され、この接続部2cの上面には前記上部駆動部材7aの接続部7cの上面に接合できる接続片8がボルト・ナットにより固定されており、この接続片8には接続部7cのボルト挿通孔7dに対応したボルト挿通孔8aが形成されている。同様に、下部刈刃体3の基端部には、上下一対のガイド板1間に挟持された状態で上部ガイド板1aを基端部側から見てその幅方向右側(図1の下側)に突出する接続部3cが一体形成され、この接続部3cの下面には前記下部駆動部材7bの接続部7eの下面に接合できる接続片9がボルト・ナットにより固定されており、この接続片9には接続部7eのボルト挿通孔7fに対応したボルト挿通孔9aが形成されている。
【0019】
前記上部刈刃体2の接続部2cに固定された接続片8は、ナット付ブラケット10により上部駆動部材7aの接続部7cに重ね合わせて接続され、同様に下部刈刃体3の接続部3cに固定された接続片9もナット付ブラケット10により下部駆動部材7bの接続部7eに重ね合わせて接続されるようになっている。このナット付ブラケット10は、図6に示すように、コ字形断面を有するブラケット本体10aの片面にナット10bが溶接固定されたもので、ブラケット本体10aには上記ナット10bに対応するボルト挿通孔10cが形成されている。
【0020】
ここで前記上部刈刃体2には、接続部2cの突出する側と反対の側縁に開口して前記各連結部材5の各スペーサリング5cが通過可能な6個の切欠き部2d,2d,…が、各ガイド孔2b,2b,…の基端側の端部に連続して形成され、同様に、下部刈刃体3にも、接続部3cの突出する側と反対の側縁に開口して前記各スペーサリング5cが通過可能な6個の切欠き部3d,3d,…が、各ガイド孔3b,3b,…の基端側の端部に連続して形成されている(図1,図2参照)。
【0021】
次に、このように構成された本実施例につき、その作用を説明する。
まず、上部刈刃体2および下部刈刃体3からなる上下一対のバリカン式刈刃体を組み付けるには、図7に示すように、一対のガイド板1の上部ガイド板1aを基端部側から見て、その幅方向左側に上部刈刃体2を接続部2c(接続片8)が外側に向くよう平行配置し、これと左右対称に下部刈刃体3を接続部3c(接続片9)が外側に向くよう上部ガイド板1aの幅方向右側に平行配置する。そして上下一対のガイド板1を連結している各連結部材5の各スペーサリング5cに対し、上部刈刃体2の各切欠き部2d,2d,…および下部刈刃体3の各切欠き部3d,3d,…をそれぞれ位置合わせして上部ガイド板1aと下部ガイド板1bとの間に上部刈刃体2および下部刈刃体3を左右両側から矢印方向に挿入する。
【0022】
こうすることで、各スペーサリング5cは、上部刈刃体2の各切欠き部2d,2d,…を介して各ガイド孔2b,2b,…に嵌合し、同様に下部刈刃体3の各切欠き部3d,3d,…を介して各ガイド孔3b,3b,…に嵌合する。
【0023】
そこで、図8に示すように、上部刈刃体2の接続部2cに固定された接続片8を上部駆動部材7aの接続部7cの上面に重ね合わせ、両者をナット付ブラケット10のブラケット本体10aで抱持し、図示省略した接続ボルトを上方からナット付ブラケット10のボルト挿通孔10c、接続片8のボルト挿通孔8a、接続部7cのボルト挿通孔7dに順次挿通してナット付ブラケット10のナット10bにねじ込み、上部刈刃体2側の接続片8を上部駆動部材7a側の接続部7cに接続する。この接続状態では、ナット付ブラケット10はブラケット本体10aが接続片8および接続部7cに係合して不用意に回動することがないので、確実な接続状態が得られる。
【0024】
下部刈刃体3側の接続片9を下部駆動部材7b側の接続部7eに接続する場合も前述と同様に行うのであり、接続片9を接続部7eの下面に重ね合わせ、両者をナット付ブラケット10のブラケット本体10aで抱持し、図示省略した接続ボルトを上方からナット付ブラケット10のボルト挿通孔10c、接続部7eのボルト挿通孔7f、接続片9のボルト挿通孔9aに順次挿通してナット付ブラケット10のナット10bにねじ込む。そうすることでナット付ブラケット10はブラケット本体10aが接続片9および接続部7eに係合して不用意に回動することなく接続片9を接続部7eに確実に接続するのであり、こうして上部刈刃体2および下部刈刃体3の組付け作業が完了する。
【0025】
そこで、図示省略した草刈機のエンジンを始動してクラッチ装置を接続操作すると、ミッションケース4内のクランク機構により上部駆動部材7aおよび下部駆動部材7bが相互に逆方向に往復駆動され、これらに接続された上部刈刃体2および下部刈刃体3が、上下一対のガイド板1に挟持され、かつ各連結部材5の各スペーサリング5cに各ガイド孔2b,2b,…および各ガイド孔3b,3b,…が案内されることで、相互に逆方向に往復駆動されるのであり、こうして草刈作業が行われる。
【0026】
その際、前述のように不用意に回動することのないナット付ブラケット10,10により上部刈刃体2側の接続片8と上部駆動部材7a側の接続部7cとが確実に接続され、また下部刈刃体3側の接続片9と下部駆動部材7b側の接続部7eとが確実に接続されるので、安全な草刈作業を行うことができる。
【0027】
一方、このような草刈作業により上部刈刃体2および下部刈刃体3の各三角刈刃2aまたは各台形刈刃3aが摩滅して切れ味が悪化し、上部刈刃体2および下部刈刃体3を取り外す場合は、前述した組み付け作業と反対の手順で作業すればよく、まず、各ナット付ブラケット10のナット10bに螺合した各接続ボルト(図示省略)を取り外す。続いて、上部刈刃体2および下部刈刃体3の基端部の例えば接続片8,9などを摘んで上部刈刃体2および下部刈刃体3を上下一対のガイド板1に対し長手方向に移動し、各切欠き部2d,2d,…および各切欠き部3d,3d,…を各連結部材5の各スペーサリング5cに位置合わせする。そしてこの状態で、上部刈刃体2および下部刈刃体3を上部ガイド板1aと下部ガイド板1bとの間から左右に引き抜くのであり、こうして上部刈刃体2および下部刈刃体3の取外し作業が完了する。
【0028】
なお、本実施例では、上部刈刃体2が多数の三角刈刃2aを有し、下部刈刃体3が多数の台形刈刃3aを有する構造としたが、反対に上部刈刃体2が多数の台形刈刃を有し、下部刈刃体3が多数の三角刈刃を有する構造としてもよい。また上部刈刃体2および下部刈刃体3が、いずれも多数の台形刈刃を有する構造とし、あるいは反対にいずれも多数の三角刈刃を有する構造としてもよい。特に、刈刃自体の形状や数は特に限定されるものではなく、任意に選定できる。
【0029】
また、上部刈刃体2および下部刈刃体3に形成した各切欠き部2d,2d,…および切欠き部3d,3d,…は、相互のピッチ間隔が上下一対のガイド板1を相互に連結している各連結部材5の各スペーサリング5cのピッチ間隔に対応している限り、各ガイド孔2b,2b,…および各ガイド孔3b,3b,…の一端部に連続しているものに限らず、その他端部や中央部に連続するものであってもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したとおり本発明では、上下一対のバリカン式刈刃体の組付け作業は、各バリカン式刈刃体をその基端部の各接続部が左右方向外側に向く状態とし、各連結部材に各切欠き部を位置合わせして上下一対のガイド板間にその左右両側から挿入し、各連結部材を各切欠き部を介してこれに連続する各ガイド孔に嵌合させ、各バリカン式刈刃体の各基端部の各接続部を上下一対の駆動部材の各外端部の各接続部にそれぞれネジ止め固定するだけで完了し、また各バリカン式刈刃体の取外し作業は、組付け作業と反対の手順により完了する。
【0031】
従って本発明によれば、上下一対のバリカン式刈刃体の取外し作業および組付け作業を、ミッションケースや一対のガイド板の分解作業を伴うことなく、各バリカン式刈刃体の各接続部と上下一対の駆動部材の各接続部とのネジ止め操作のみにより、簡単かつ迅速に行うことができ、作業現場で素早くバリカン式刈刃体を交換することが可能となり、作業能率を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構造を示す分解平面図である。
【図2】一実施例の全体構造を示す分解底面図である。
【図3】一実施例における上下一対のガイド板の側面図である。
【図4】一実施例における連結部材付近の部分拡大図である。
【図5】一実施例における上下一対のガイド板の基端部付近の部分拡大図である。
【図6】一実施例におけるナット付ブラケットの拡大斜視図である。
【図7】一実施例の作用を示す組付け作業の初段、または取外し作業の終段の全体平面図である。
【図8】一実施例の作用を示す組付け作業の終段、または取外し作業の初段におけるガイド板の基端部付近の部分拡大平面図である。
【図9】一実施例の作用を示す組付け作業完了時の全体平面図である。
【図10】従来例の全体構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上下一対のガイド板
1a 上部ガイド板
1b 下部ガイド板
2 上部刈刃体
2a 三角刈刃
2b ガイド孔
2c 接続部
2d 切欠き部
3 下部刈刃体
3a 台形刈刃
3b ガイド孔
3c 接続部
3d 切欠き部
4 ミッションケース
5 連結部材
5a 連結ボルト
5b 連結ナット
5c スペーサリング
6 支持部材
7 上下一対の駆動部材
7a 上部駆動部材
7b 下部駆動部材
7c,7e 接続部
7d,7f ボルト挿通孔
8 接続片
8a ボルト挿通孔
9 接続片
9a ボルト挿通孔
10 ナット付ブラケット
10a ブラケット本体
10b ナット
10c ボルト挿通孔
Claims (1)
- 長手方向に沿って配置された複数本の連結部材を介して相互に所定間隔を開けて連結され、基端部がミッションケースに固定された上下一対のガイド板と、
上記各連結部材が貫通してこれに案内される複数のガイド孔を有することで上記上下一対のガイド板に挟持されて長手方向に往復摺動自在であり、且つ各基端部にそれぞれ形成された各接続部が一対のガイド板から平面視で幅方向の左側と右側に突出する上下一対のバリカン式刈刃体と、
各内端部がミッションケース内の駆動機構にそれぞれ伝動構成され、各外端部に形成された各接続部が上記各バリカン式刈刃体の各接続部にそれぞれ着脱自在にネジ止め固定されることで上記一対のバリカン式刈刃体を相互に逆方向に往復駆動する上下一対の駆動部材とを備え、
上記各バリカン式刈刃体には、上記各ガイド孔に連続して上記各連結部材が通過可能な一群の切欠きをそれぞれ設け、
上記一群の切欠きは、各バリカン式刈刃体の各接続部と反対側の側縁に開口させることで、上下一対のバリカン式刈刃体が上下一対のガイド板に対し幅方向に左右に着脱自在に構成したことを特徴とするバリカン式刈刃体の着脱構造。
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