JP3551784B2

JP3551784B2 - Airbag folding structure and method

Info

Publication number: JP3551784B2
Application number: JP26677698A
Authority: JP
Inventors: 行貞砂走; 裕司佐々木; 夏澄瀬尾
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1997-09-19
Filing date: 1998-09-21
Publication date: 2004-08-11
Anticipated expiration: 2018-09-21
Also published as: JPH11152004A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明はエアバッグの折りたたみ構造及び方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車のエアバッグとして、車両の側突時に、シートバックの側部から前方へ展開して乗員を保護する側突用エアバッグがある。（特開平９−１３６５９８号公報に類似技術が示されている）。
【０００３】
この種のエアバッグは、展開時略Ｌ形の外形を有し、内部に設けられた隔壁布により上側の頭部保護部と下側の胸部保護部とに区画される。エアバッグは、インフレータが設けらた基端部を備え、インフレータ側面の噴出口から噴出したガスが、まず胸部保護部に入ってこれを前方へ展開させ、更に、隔壁布の通気孔から頭部保護部に入ってこれを上方へ展開させる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
このような側突用エアバッグは、比較的狭い乗員・車体側壁間スペースに、胸部保護部をすばやく展開させることが求められ、また展開時に例えば車体側壁等との干渉を避ける工夫が求められる。
【０００５】
このようなエアバッグの展開時の動作及びスピードは、エアバッグの折りたたみ方に関係している。
【０００６】
この点、展開スピードの向上並びに車体側壁との干渉で損なわれることのない円滑な展開動作が可能なエアバッグの折りたたみ構造及び方法の提案が望まれる。
【０００７】
この発明は、かかる点に鑑みなされたもので、展開スピードの向上及び円滑な展開動作が可能なエアバッグの折りたたみ構造及び方法を提供するためものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、展開時の胸部保護及び頭部保護のための保護面を備えた胸部保護部及び頭部保護部を有する展開外形略Ｌ形のエアバッグの折りたたみ構造であって、前記頭部保護部をその前記保護面を内側にして複数回巻き、この頭部保護部を前記胸部保護部の内部へ押し込んだことを特徴とする。
【０００９】
請求項１記載の発明によれば、展開外形略Ｌ形のエアバッグが「展開時の胸部保護及び頭部保護のための保護面」（以下、しばしば「乗員側の面」又は単に「乗員側」と呼ぶ。）を備えた胸部保護部及び頭部保護部を有し、その折りたたみ時に、頭部保護部が乗員側を内側にして複数回巻かれ、この巻き形に畳み整形された頭部保護部が胸部保護部の内部へ押し込まれる。
【００１０】
エアバッグの展開時には、上記頭部保護部が、高速展開する胸部保護部から、それ以上の速さで巻き形のまま弾き出され、例えば勢いをつけて床に転がした反物ように、車体側壁等に沿った伸展方向へストレートに巻き径の幅ですばやく解どけ、裏面側に多少の異物が存在してもそれを乗り越えて転動伸展し、同時に膨張展開する。
【００１１】
従って、乗員と車体側壁との間の比較的狭いスペースでエアバッグが展開する場合でも、頭部保護部の展開が、車体側壁の内装部品等に干渉して妨げられることなく、円滑且つ迅速に行われる。また、この頭部保護部につながる胸部保護部もすばやく展開し、車両側突時の初期に乗員を保護できる。
【００１２】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載のエアバッグの折りたたみ構造であって、前記胸部保護部をその前記保護面を内側にして複数回巻いたことを特徴とする。
【００１３】
請求項２に記載の発明によれば、巻き形の頭部保護部を押し込んだ状態の胸部保護部が、その乗員側を内側にして複数回巻かれるので、上述の効果に加え、エアバッグの最終的な折りたたみサイズがより小さくなり、収納スペースが小さいシートバックへの設置に好適である。
【００１４】
請求項３に記載の発明は、請求項１に記載のエアバッグの折りたたみ構造であって、前記頭部保護部と連結する前記胸部保護部の一部を該胸部保護部の内部へ押し込んだことを特徴とする。
【００１５】
請求項３に記載の発明によれば、胸部保護部の頭部保護部側の部分が、押し込まれた頭部保護部とともに胸部保護部の内部へ押し込まれ、全体の折りたたみサイズが小さくなり、胸部保護部を乗員と車体側壁との間の狭いスペースへ展開させやすくなり、しかも頭部保護部弾き出し時の初速度があがり、その分よりすばやい展開が可能となる。
【００１６】
請求項４に記載の発明は、展開時の胸部保護及び頭部保護のための保護面を備えた胸部保護部及び頭部保護部を有する展開外形略Ｌ形のエアバッグの折りたたみ方法であって、前記頭部保護部をその前記保護面を内側にして複数回巻き、この頭部保護部を前記胸部保護部の内部へ押し込むことを特徴とする。
【００１７】
請求項４に記載の発明によれば、請求項１に記載の発明と同等な作用効果が得られる。
【００１８】
請求項５に記載の発明は、請求項４に記載のエアバッグの折りたたみ方法であって、更に、前記胸部保護部をその前記保護面を内側にして複数回巻くことを特徴とする。
【００１９】
請求項５に記載の発明によれば、請求項２に記載の発明と同等な作用効果が得られる。
【００２０】
請求項６に記載の発明は、請求項４に記載のエアバッグの折りたたみ方法であって、更に、前記頭部保護部と連結する前記胸部保護部の一部を該胸部保護部の内部へ押し込むことを特徴とする。
【００２１】
請求項６に記載の発明によれば、請求項３に記載の発明と同等な作用効果が得られる。
【００２２】
【発明の効果】
請求項１に記載の発明によれば、頭部保護部が乗員側へ向けて複数回巻き取られていて、それが車体側壁に沿って転がるように展開するため、頭部保護部の展開が車体側壁の内装部品等に干渉して妨げられることがなく円滑に行われる。また、巻き取られた頭部保護部が、胸部保護部の内部へ押し込まれた状態になっているため、巻き取られた頭部保護部がすばやく胸部保護部から押し出され、前記のような展開が可能な状態になる。
【００２３】
請求項２に記載の発明によれば、巻き取られた頭部保護部が内部に押し込まれた状態の胸部保護部を、乗員側へ向けて複数回巻き取ったため、エアバッグの最終的な折りたたみサイズがより小さくなる。従って、収納スペースが小さいシートバックへの設置に好適である。
【００２４】
請求項３に記載の発明によれば、胸部保護部の頭部保護部側部分が、押し込まれた頭部保護部ごと、更に胸部保護部の内部へ押し込まれているため、胸部保護部を乗員と車体側壁との狭いスペース内にすばやく展開することができる。すなわち、内部への押し込み構造は、押し込まれたものがそのままダイレクトに押し出されるため、展開スピードが非常に速い。従って、乗員と車体側壁とのスペースが狭くても、車両側突時の初期において、胸部保護部をすばやく展開させ、乗員の胸部を確実に保護することができる。
【００２５】
請求項４に記載の発明によれば、請求項１に記載の発明と同様な効果が得られる。
請求項５に記載の発明によれば、請求項２に記載の発明と同様な効果が得られる。
請求項６に記載の発明によれば、請求項３に記載の発明と同様な効果が得られる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【００２７】
図１〜図１０は、この発明の第１実施形態を示す図である。まず、図１に基づいて、エアバッグ装置の構造を説明する。１は右側フロントシートのシートバックで、その右側端部には、エアバッグモジュール２が内蔵されている。このエアバッグモジュール２内には、エアバッグ３とインフレータ４とが収納されている。エアバッグ３は、後述する折りたたみ状態で、エアバッグモジュール２の内部に収納されている。そして、このエアバッグ３は、車両側突時に乗員と車体側壁との間に展開して、乗員を保護するようになっている。
【００２８】
エアバッグ３は展開時略Ｌ形の外形を有し、これを下側の胸部保護部Ａと、上側の頭部保護部Ｂとに区画する内部隔壁としての布５が設けられている。この隔壁布５の後側には通気孔６が形成されている。
【００２９】
インフレータ４の側面下端部には噴出口７が形成されていて、該噴出口７から噴出したガスＧは、まず胸部保護部Ａ内に入って該胸部保護部Ａを前方へ展開させ、その後、胸部保護部Ａ内のガスＧは通気孔６を介して頭部保護部Ｂへ導入され、該頭部保護部Ｂを上方へ展開させるようになっている。
【００３０】
次に、図２〜図１０に基づいて、エアバッグ３のエアバッグモジュール２内における折りたたみ方について説明する。
【００３１】
第１の工程として、図２に示すように、頭部保護部Ｂの一部を隔壁布５の位置から胸部保護部Ａ内に押し込む。この工程は、若干後側に傾いた頭部保護部Ｂの向きを是正するもので、その後の巻き取り作業を行い易くするための予備的工程である。なお、図中、符号Ｓａは胸部保護部Ａの乗員側の面を表し、Ｓｂは頭部保護部Ｂの乗員側の面を表す。
【００３２】
第２の工程として、図３に示すように、頭部保護部Ｂの後方への出っ張り部分８を、折り返し線Ｌ１から乗員側へ折り返す。この工程も、その後の巻き取り作業を行い易くするための予備的工程である。
【００３３】
第３の工程として、図４に示すように、第１工程及び第２工程を経て、概略長方形状になった頭部保護部Ｂを、５本の巻き取り線Ｌ２を基準に５回乗員側へ向けて巻き取り、頭部保護部Ｂをロール状にする。
【００３４】
第４の工程として、図５及び図６に示すように、ロール状に巻き取られた頭部保護部Ｂを胸部保護部Ａの内部へ押し込む。尚、図６は図５中の矢示ＶＩ−ＶＩ線に沿う断面図を示している。
【００３５】
第５の工程として、図７に示すように、第４工程における胸部保護部Ａの下側角部９を、図５に示す折り返し線Ｌ３から、ロール状の頭部保護部Ｂと、車外側の胸部保護部Ａとの間に押し込む。
【００３６】
第６の工程として、図８に示すように、頭部保護部Ｂに連結した胸部保護部Ａの押し込み線Ｌ４までの部分Ｃを、ロール状の頭部保護部Ｂごと、押し込み線Ｌ４から更に胸部保護部Ａの内部へ押し込む。
【００３７】
第７工程として、図９に示すように、ロール状に巻き取られた頭部保護部Ｂの上端部１０を、折り返し線Ｌ５から乗員側へ折り返す。
【００３８】
以上の工程により、図１０に示すエアバッグ３の最終折りたたみ状態が得られる。
【００３９】
この実施形態によれば、頭部保護部Ｂが乗員側へ向けて複数回（この場合５回）巻き取られているため（第３工程）、エアバッグ３の展開時、この頭部保護部Ｂは車体側壁に沿って転がるように展開する。従って、頭部保護部Ｂの展開が車体側壁の内装部品等に干渉して妨げられることがなく円滑に行われる。
【００４０】
また、ロール状に巻き取られた頭部保護部Ｂが、胸部保護部Ａの内部へ押し込まれた状態になっているため（第４工程）、ロール状に巻き取られた頭部保護部Ｂは、胸部保護部Ａからすばやく押し出され、前記のような展開が可能な状態になる。
【００４１】
更に、胸部保護部Ａの頭部保護部Ｂ側部分が、ロール状の頭部保護部Ｂごと、胸部保護部Ａの内部へ更に押し込まれているため、胸部保護部Ａが乗員と車体側壁との間の狭いスペースにすばやく展開することができる。すなわち、内部への押し込み構造は、押し込まれたものがそのままダイレクトに押し出されるため、展開スピードが非常に速い。従って、乗員と車体側壁との間のスペースが狭くても、車両側突時の初期において、胸部保護部Ａをすばやく展開させ、乗員の胸部を確実に保護することができる。
【００４２】
図１１〜図１３は、この発明の第２実施形態を示す図である。以下、ロール状の頭部保護部Ｂを胸部保護部Ａ内に押し込む第４の工程まで、第１実施形態と同様な仕方で済んでいるものとして説明を行う。
【００４３】
第５の工程として、図１１に示すように、上側角部１１と下側角部１２とを、それぞれ折り返し線Ｌ６、Ｌ７から乗員側へ折り返す。
【００４４】
第６の工程として、図１２に示すように、第５工程を経た胸部保護部Ａを、５本の巻き取り線Ｌ８を基準に５回乗員側へ向けて巻き取りロール状にする。
【００４５】
以上の工程により、図１３に示すエアバッグ３の最終折りたたみ状態が得られる。
【００４６】
この第２の実施形態によれば、第１の実施形態と同様に、ロール状に巻き取られた頭部保護部Ｂを胸部保護部Ａの内部へ押し込み、その後、更に、ロール状に巻かれた頭部保護部Ｂが内部に押し込まれた状態の胸部保護部Ａも、乗員側へ向けて複数回巻き取っているので、エアバッグ３の最終的な折りたたみサイズが第１実施形態の場合よりも小さくなる。従って、収納スペースが小さいシートバックへの設置に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１実施形態に係るエアバッグ装置を示す側面図である。
【図２】折りたたみ方の第１工程を示すエアバッグの側面図である。
【図３】折りたたみ方の第２工程を示すエアバッグの側面図である。
【図４】折りたたみ方の第３工程を示すエアバッグの側面図である。
【図５】折りたたみ方の第４工程を示すエアバッグの側面図である。
【図６】図５中矢示ＶＩ−ＶＩ線に沿う断面図である。
【図７】折りたたみ方の第５工程を示すエアバッグの側面図である。
【図８】折りたたみ方の第６工程を示すエアバッグの側面図である。
【図９】折りたたみ方の第７工程を示すエアバッグの側面図である。
【図１０】エアバッグの最終折りたたみ状態を示す側面図である。
【図１１】この発明の第２実施形態に係る折りたたみ方の第５工程を示すエアバッグの側面図である。
【図１２】折りたたみ方の第６工程を示すエアバッグの側面図である。
【図１３】エアバッグの最終折りたたみ状態を示す側面図である。
【符号の説明】
３エアバッグ
５隔壁布
Ａ胸部保護部
Ｂ頭部保護部
Ｃ胸部保護部の一部
Ｓａ胸部保護部の保護面
Ｓｂ頭部保護部の保護面[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an airbag folding structure and method.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art As an airbag for an automobile, there is an airbag for a side collision that deploys forward from a side portion of a seat back to protect an occupant when the vehicle is in a side collision. (A similar technique is disclosed in JP-A-9-136598).
[0003]
This type of airbag has a substantially L-shaped outer shape when deployed, and is partitioned into an upper head protection part and a lower chest protection part by a partition cloth provided inside. The airbag has a base end provided with an inflator, and the gas ejected from the ejection port on the side of the inflator first enters the chest protection part and deploys it forward. Enter the protection part and expand it upward.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In such a side collision airbag, it is required that the chest protection portion be quickly deployed in a relatively narrow space between the occupant and the vehicle body side wall, and a device for avoiding interference with, for example, the vehicle body side wall at the time of deployment is required.
[0005]
The operation and speed when the airbag is deployed are related to how the airbag is folded.
[0006]
In this regard, there is a need for a proposal of a folding structure and a method of an airbag capable of improving a deployment speed and performing a smooth deployment operation without being damaged by interference with a vehicle body side wall.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a folding structure and a method of an airbag capable of improving a deployment speed and performing a smooth deployment operation.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a folding structure of an approximately L-shaped deployed airbag having a chest protection portion and a head protection portion provided with protection surfaces for chest protection and head protection during deployment, The head protection unit is wound a plurality of times with the protection surface inside, and the head protection unit is pushed into the chest protection unit.
[0009]
According to the first aspect of the present invention, the airbag having an approximately L-shaped deployed outer shape is a "protective surface for protecting the chest and the head during deployment" (hereinafter often referred to as "occupant side surface" or simply "occupant side"). ). A head protection part provided with a chest protection part and a head protection part, and when folded, the head protection part is wound a plurality of times with the occupant side inward, and the head is folded and shaped into this winding shape. The protection part is pushed into the inside of the chest protection part.
[0010]
When the airbag is deployed, the head protection section is flipped out of the chest protection section, which deploys at a high speed, in a wound form at a higher speed, and, for example, as a cloth rolled on the floor with momentum, such as a body side wall. It quickly unwinds with a width of the winding diameter straight in the extension direction along with, and even if there is some foreign matter on the back side, it rolls and extends over it and expands and expands at the same time.
[0011]
Therefore, even when the airbag is deployed in a relatively narrow space between the occupant and the vehicle body side wall, the deployment of the head protection portion is smoothly and quickly performed without being interfered with by the interior components of the vehicle body side wall. Done. In addition, the chest protection section connected to the head protection section is also quickly deployed, so that the occupant can be protected in the early stage of a vehicle side collision.
[0012]
The invention according to claim 2 is the folding structure of the airbag according to claim 1, wherein the chest protection portion is wound a plurality of times with the protection surface inside.
[0013]
According to the invention as set forth in claim 2, the chest protection portion in a state where the winding head protection portion is pushed in is wound a plurality of times with the occupant side inward, so that in addition to the above-described effects, the airbag The final folding size is smaller, and it is suitable for installation in a seat back having a small storage space.
[0014]
According to a third aspect of the present invention, there is provided the folding structure of the airbag according to the first aspect, wherein a part of the chest protection section connected to the head protection section is pushed into the chest protection section. It is characterized by.
[0015]
According to the third aspect of the present invention, the portion of the chest protection portion on the side of the head protection portion is pushed into the inside of the chest protection portion together with the pushed-in head protection portion, so that the entire folding size is reduced, and The protection portion can be easily deployed in a narrow space between the occupant and the side wall of the vehicle body, and the initial speed at the time of ejecting the head protection portion is increased, so that the deployment can be performed more quickly.
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a method of folding an airbag having a substantially L-shaped deployed outer shape having a chest protection portion and a head protection portion provided with protection surfaces for chest protection and head protection during deployment. The head protection portion is wound a plurality of times with the protection surface inside, and the head protection portion is pushed into the chest protection portion.
[0017]
According to the fourth aspect, the same operation and effect as those of the first aspect can be obtained.
[0018]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the method of folding an airbag according to the fourth aspect, further comprising winding the chest protection portion a plurality of times with the protection surface inside.
[0019]
According to the fifth aspect of the invention, the same operation and effect as those of the second aspect of the invention can be obtained.
[0020]
The invention according to claim 6 is the method for folding an airbag according to claim 4, further comprising: pushing a part of the chest protection portion connected to the head protection portion into the inside of the chest protection portion. It is characterized by the following.
[0021]
According to the sixth aspect, the same operation and effect as those of the third aspect can be obtained.
[0022]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, since the head protection portion is wound a plurality of times toward the occupant and is deployed so as to roll along the side wall of the vehicle body, the head protection portion can be unfolded. The operation is performed smoothly without interference with the interior parts of the vehicle body side wall. Further, since the wound head protection part is pushed into the chest protection part, the wound head protection part is quickly pushed out of the chest protection part, and the unfolded head protection part is expanded as described above. Becomes possible.
[0023]
According to the second aspect of the present invention, the chest protection portion in a state where the wound head protection portion is pushed into the inside is wound up a plurality of times toward the occupant, so that the airbag is finally folded. Smaller in size. Therefore, it is suitable for installation in a seat back having a small storage space.
[0024]
According to the third aspect of the present invention, the head protection portion side portion of the chest protection portion is pushed into the chest protection portion together with the pushed-in head protection portion. It can be quickly deployed in a narrow space between the vehicle and the side wall of the vehicle. That is, since the pushed-in structure is directly pushed out as it is, the deployment speed is extremely high. Therefore, even if the space between the occupant and the side wall of the vehicle body is narrow, the chest protector can be quickly deployed in the early stage of the vehicle side collision, and the occupant's chest can be reliably protected.
[0025]
According to the fourth aspect of the invention, the same effect as the first aspect of the invention can be obtained.
According to the fifth aspect, the same effect as that of the second aspect can be obtained.
According to the sixth aspect, the same effect as that of the third aspect can be obtained.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0027]
1 to 10 are views showing a first embodiment of the present invention. First, the structure of the airbag device will be described with reference to FIG. Reference numeral 1 denotes a seat back of a right front seat, and an airbag module 2 is built in a right end portion thereof. The airbag module 2 houses an airbag 3 and an inflator 4. The airbag 3 is housed inside the airbag module 2 in a folded state described later. The airbag 3 is deployed between the occupant and the side wall of the vehicle body at the time of a vehicle side collision to protect the occupant.
[0028]
The airbag 3 has a substantially L-shaped outer shape when deployed, and is provided with a cloth 5 serving as an internal partition that partitions the airbag 3 into a lower chest protection portion A and an upper head protection portion B. A vent hole 6 is formed on the rear side of the partition cloth 5.
[0029]
A spout 7 is formed at the lower end of the side surface of the inflator 4, and the gas G spouted from the spout 7 first enters the chest protection part A and deploys the chest protection part A forward. The gas G in the chest protection part A is introduced into the head protection part B through the ventilation hole 6, and the head protection part B is developed upward.
[0030]
Next, a method of folding the airbag 3 in the airbag module 2 will be described with reference to FIGS.
[0031]
As a first step, as shown in FIG. 2, a part of the head protection part B is pushed into the chest protection part A from the position of the partition wall cloth 5. This step corrects the direction of the head protecting portion B slightly inclined backward, and is a preliminary step for facilitating the subsequent winding operation. Note that, in the drawing, reference symbol Sa denotes the occupant side surface of the chest protection unit A, and Sb denotes the occupant side surface of the head protection unit B.
[0032]
In the second step, as shown in FIG. 3, the protruding portion 8 of the head protecting portion B is folded back from the folding line L1 toward the occupant. This step is also a preliminary step for facilitating the subsequent winding operation.
[0033]
As a third step, as shown in FIG. 4, through the first step and the second step, the substantially rectangular head protection portion B is moved five times on the occupant side with reference to five winding lines L2. And the head protection part B is rolled.
[0034]
As a fourth step, as shown in FIGS. 5 and 6, the head protecting portion B wound in a roll shape is pushed into the chest protecting portion A. FIG. 6 is a sectional view taken along the line VI-VI in FIG.
[0035]
As a fifth step, as shown in FIG. 7, the lower corner 9 of the chest protection part A in the fourth step is moved from the folded line L3 shown in FIG. And press it between the chest protection part A.
[0036]
As a sixth step, as shown in FIG. 8, the part C up to the pushing line L4 of the chest protecting part A connected to the head protecting part B is further moved together with the roll-shaped head protecting part B from the pushing line L4. Push it into the chest protection part A.
[0037]
As a seventh step, as shown in FIG. 9, the upper end portion 10 of the head protection portion B wound in a roll shape is folded back from the folding line L5 toward the occupant.
[0038]
Through the above steps, the final folded state of the airbag 3 shown in FIG. 10 is obtained.
[0039]
According to this embodiment, since the head protection portion B is wound toward the occupant side a plurality of times (in this case, five times) (third step), when the airbag 3 is deployed, the head protection portion B is wound. B is deployed so as to roll along the side wall of the vehicle body. Therefore, the deployment of the head protection portion B is smoothly performed without being obstructed by interference with the interior parts and the like of the vehicle body side wall.
[0040]
Further, since the head protecting portion B wound up in a roll shape is pushed into the chest protecting portion A (fourth step), the head protecting portion B wound up in a roll shape is formed. Is quickly pushed out of the chest protection part A, and can be deployed as described above.
[0041]
Furthermore, since the part of the chest protection part A on the side of the head protection part B is further pushed into the inside of the chest protection part A together with the roll-shaped head protection part B, the chest protection part A is located between the occupant and the vehicle body side wall. It can be deployed quickly in a narrow space between the two. That is, since the pushed-in structure is directly pushed out as it is, the deployment speed is extremely high. Therefore, even if the space between the occupant and the side wall of the vehicle body is narrow, the chest protector A can be quickly deployed in the initial stage of the vehicle side collision, and the occupant's chest can be reliably protected.
[0042]
FIG. 11 to FIG. 13 are views showing a second embodiment of the present invention. Hereinafter, a description will be given assuming that the same procedure as in the first embodiment has been performed up to the fourth step of pushing the roll-shaped head protection section B into the chest protection section A.
[0043]
As a fifth step, as shown in FIG. 11, the upper corner 11 and the lower corner 12 are folded from the folding lines L6 and L7 to the occupant side, respectively.
[0044]
As a sixth step, as shown in FIG. 12, the chest protection portion A that has passed through the fifth step is wound up five times toward the occupant with five winding lines L8 as a reference.
[0045]
Through the above steps, the final folded state of the airbag 3 shown in FIG. 13 is obtained.
[0046]
According to the second embodiment, similarly to the first embodiment, the head protection portion B wound in a roll shape is pushed into the chest protection portion A, and then further wound in a roll shape. The chest protection part A in which the head protection part B is pushed into the inside is also wound up a plurality of times toward the occupant, so that the final folded size of the airbag 3 is larger than that in the first embodiment. Is also smaller. Therefore, it is suitable for installation in a seat back having a small storage space.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an airbag device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the airbag showing a first step of folding.
FIG. 3 is a side view of the airbag showing a second step of folding.
FIG. 4 is a side view of the airbag showing a third step of folding.
FIG. 5 is a side view of the airbag showing a fourth step of folding.
6 is a sectional view taken along the line VI-VI shown in FIG.
FIG. 7 is a side view of the airbag showing a fifth step of folding.
FIG. 8 is a side view of the airbag showing a sixth step of folding.
FIG. 9 is a side view of the airbag showing a seventh step of folding.
FIG. 10 is a side view showing a final folded state of the airbag.
FIG. 11 is a side view of the airbag, showing a fifth step of folding according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a side view of the airbag showing a sixth step of folding.
FIG. 13 is a side view showing a final folded state of the airbag.
[Explanation of symbols]
3 airbag 5 partition cloth A chest protection part B head protection part C part of chest protection part Sa protection face of chest protection part Sb protection face of head protection part

Claims

展開時の胸部保護及び頭部保護のための保護面を備えた胸部保護部及び頭部保護部を有する展開外形略Ｌ形のエアバッグの折りたたみ構造であって、前記頭部保護部をその前記保護面を内側にして複数回巻き、この頭部保護部を前記胸部保護部の内部へ押し込んだことを特徴とするエアバッグの折りたたみ構造。A folded structure of an approximately L-shaped airbag having an expanded outer shape having a chest protection section and a head protection section provided with protection surfaces for chest protection and head protection during deployment, wherein the head protection section is provided with the head protection section. A folding structure of an airbag, wherein the head protection part is pushed into the chest protection part a plurality of times with the protection surface inside.

請求項１に記載のエアバッグの折りたたみ構造であって、前記胸部保護部をその前記保護面を内側にして複数回巻いたことを特徴とするエアバッグの折りたたみ構造。The folding structure for an airbag according to claim 1, wherein the chest protection portion is wound a plurality of times with the protection surface inside.

請求項１に記載のエアバッグの折りたたみ構造であって、前記頭部保護部と連結する前記胸部保護部の一部を該胸部保護部の内部へ押し込んだことを特徴とするエアバッグの折りたたみ構造。The airbag folding structure according to claim 1, wherein a part of the chest protection portion connected to the head protection portion is pushed into the chest protection portion. .

展開時の胸部保護及び頭部保護のための保護面を備えた胸部保護部及び頭部保護部を有する展開外形略Ｌ形のエアバッグの折りたたみ方法であって、前記頭部保護部をその前記保護面を内側にして複数回巻き、この頭部保護部を前記胸部保護部の内部へ押し込むことを特徴とするエアバッグの折りたたみ方法。A method of folding an airbag having a deployed outer shape substantially L-shaped having a chest protection portion and a head protection portion provided with protection surfaces for chest protection and head protection at the time of deployment, wherein the head protection portion is attached to the airbag. A method for folding an airbag, comprising: wrapping a plurality of times with the protection surface inside, and pushing the head protection portion into the chest protection portion.

請求項４に記載のエアバッグの折りたたみ方法であって、更に、前記胸部保護部をその前記保護面を内側にして複数回巻くことを特徴とするエアバッグの折りたたみ方法。5. The method of folding an airbag according to claim 4, further comprising: wrapping the chest protection portion a plurality of times with the protection surface inside.

請求項４に記載のエアバッグの折りたたみ方法であって、更に、前記頭部保護部と連結する前記胸部保護部の一部を該胸部保護部の内部へ押し込むことを特徴とするエアバッグの折りたたみ方法。5. The method of folding an airbag according to claim 4, further comprising: pushing a part of the chest protection portion connected to the head protection portion into the chest protection portion. Method.