JP3550740B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、受信した渋滞情報を車両内に設けたディスプレイに表示する車両用ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
FM多重放送やビーコン送信機等によって送信される渋滞情報を受信し、その受信した渋滞情報を車両内に設けたディスプレイに表示するようにした車両用ナビゲーション装置が知られている。この種の装置では、渋滞しているとの情報が得られた道路を赤色等の目立つ色で強調表示して、運転者に注意を促す。
ところが、受信される情報は渋滞情報に限らず、所要時間情報や事故情報等の他の情報も受信されるため、特開平5−028397号公報に開示された装置では、受信した渋滞情報を画面上に表示するか否かを選択できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
都心部等の交通量の多い地域はディスプレイに表示される道路のほとんどすべてが渋滞していることが多く、従来の装置によって渋滞情報を表示すると、渋滞箇所を示す赤色等の太線が数多く画面に表示されてしまう。これら太線が表示されると、その付近にある他の道路地図データが画面上から隠れてしまうため、画面内に表示される赤色太線の数が多い場合には、本来表示されるべき多くの道路地図データが表示されなくなる。したがって、渋滞箇所があまりに多いと、画面上の道路地図がいたるところで分断され、各道路の接続状況や地名等が確認できなくなる。
【0004】
また、ディスプレイに表示される道路密度は図9(a),(b)に示すように時と場合によって異なり、図9(a)に示すように道路密度が高い場合は各道路が接近しているため、太線で表示した道路に隣接する道路が画面上から隠れるおそれが大きい。
さらに、渋滞箇所は赤色等の運転者の注意を惹く色で表示されるため、渋滞箇所があまりに多い場合には、目に与える刺激が強くなり、画面上の表示が大変見づらくなる。
【0005】
本発明の目的は、ディスプレイ画面上に強調表示する道路数を減らすことによって、渋滞箇所または渋滞していない箇所をわかりやすく表示・確認できるようにした車両用ナビゲーション装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ディスプレイに道路地図を表示する表示制御手段と、渋滞情報を受信する受信手段と、渋滞情報に基づいてディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度を検出する渋滞度検出手段と、ディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度の平均値を演算する平均値演算手段とを備え、表示制御手段は、渋滞度の平均値に応じてディスプレイの背景色を変えるとともに、渋滞度の平均値が所定値以上の場合は渋滞していない道路リンクをディスプレイの背景色に対して強調表示し、渋滞度の平均値が所定値未満の場合は渋滞している道路リンクをディスプレイの背景色に対して強調表示する。
【0007】
請求項2の発明は、車両の現在地を検出する現在地検出手段と、目的地を設定する目的地設定手段と、現在地から目的地までの推奨経路を演算する推奨経路演算手段と、ディスプレイに現在地周辺の道路地図と前記推奨経路を表示する表示制御手段と、渋滞情報を受信する受信手段と、渋滞情報に基づいてディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度を検出する渋滞度検出手段と、ディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度の平均値を演算する平均値演算手段とを備え、表示制御手段は、渋滞度の平均値に応じてディスプレイの背景色を変えるとともに、渋滞度の平均値が所定値以上の場合は推奨経路上の渋滞していないリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示し、渋滞度の平均値が所定値未満の場合は推奨経路上の渋滞しているリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示する。
【0008】
【作用】
請求項1の車両用ナビゲーション装置では、渋滞度の平均値に応じてディスプレイの背景色を変えるとともに、渋滞度の平均値が所定値以上の場合は渋滞していない道路リンクをディスプレイの背景色に対して強調表示し、渋滞度の平均値が所定値未満の場合は渋滞している道路リンクをディスプレイの背景色に対して強調表示する。
請求項2の車両用ナビゲーション装置では、渋滞度の平均値に応じてディスプレイの背景色を変えるとともに、渋滞度の平均値が所定値以上の場合は推奨経路上の渋滞していないリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示し、渋滞度の平均値が所定値未満の場合は推奨経路上の渋滞しているリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示する。
【0009】
なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】
−第1の実施例−
以下、図1〜5に基づいて、本発明による車両用ナビゲーション装置の第1の実施例を説明する。
図1は本発明による車両用ナビゲーション装置の第1の実施例のブロック図である。図1において、1は車両の進行方位を検出する方位センサである。2は車両走行速度に応じて所定数のパルス信号を出力する車速センサであり、例えば車両のトランスミッションに取り付けられる。3は交差点ネットワークデータを含む道路地図データを記憶する地図記憶メモリであり、交差点やカーブ地点を示すノードの位置情報、ノード間を接続する道路(リンク)の経路長および地名等の文字情報等を記憶する。
【0011】
4は後述する図2の処理を行うCPU、5はCPU4が実行する制御プログラム等を記憶するROM、6はCPU4が行った演算結果を記憶するRAMである。7はCPU4によって作成された画像データを記憶するV−RAMであり、このV−RAM7の記憶内容に応じてディスプレイ8に絵文字情報が表示される。9は現在地または目的地を入力する操作ボード、10はGPS衛星からのGPS信号を受信するGPS受信機である。
11はビーコンやFM多重放送によって送信される渋滞情報等の各種道路交通情報を受信する交通情報受信機であり、不図示のアンテナやチューナ等によって構成される。12はインタフェース回路であり、方位センサ1、車速センサ2、地図記憶メモリ3、CPU4、ROM5、RAM6、V−RAM7、ディスプレイ8、操作ボード9、GPS受信機10および交通情報受信機11の間での信号の受け渡しを行う。
【0012】
図1のように構成された車両用ナビゲーション装置において、不図示のイグニションキーがアクセサリー(ACC)位置,イグニッションオン(IGN−ON)位置,スタート(START)位置のいずれかに操作されると、CPU4は図2のフローチャートの処理を開始する。以下、図2のフローチャートに基づいて第1の実施例の動作を説明する。
図2のステップS1では、交通情報受信機11に信号を送り、道路交通情報の受信を開始する。ステップS2では車両の現在地を検出する。この現在地の検出は、GPS受信機10によってGPS信号を受信することによって行なう。ただし、トンネル走行中などGPS信号の受信状態が悪い場合は、方位センサ1または車速センサ2の出力に基づいて現在地を検出する。あるいは、操作ボート9によって現在地を入力してもよい。
【0013】
ステップS3では、現在地周辺の道路地図、すなわちディスプレイ8に表示される範囲の道路地図データを地図記憶メモリ3から読み込む。また、予め地図縮尺が選択されている場合には、その地図縮尺も考慮に入れて道路地図データを読み込む。
ステップS4では、交通情報受信機11によって渋滞情報が受信されたか否かを判定する。なお、交通情報受信機11では、図3に示すように、道路を交差点等で区分けした領域(以下、この区分けした領域をリンクと呼ぶ)ごとに渋滞情報を受信する。図中の「渋滞レベル」は渋滞度を示す数値であり、図4に示すように数値が小さいほど渋滞度が激しいことを示す。また、渋滞度を示す数値が受信されなかった場合には、例えば各リンクごとに受信データ量を比較し、データ量が多いリンクを渋滞が激しいと判断してもよい。
ステップS4の判定が否定されるとステップS4に留まり、判定が肯定されるとステップS5に進む。ステップS5では、受信した渋滞情報に基づいてディスプレイ8上のすべての道路の渋滞度を検出し、それら渋滞度の平均値を演算する。例えば、渋滞度を示す渋滞レベルの平均値が”1.4”の場合は「渋滞」、”3,2”の場合は「混雑」、”4.3”の場合は「渋滞なし」と判断する。
【0014】
ステップS6では、ディスプレイ8に表示されるリンクの総数Nを検出する。ステップS7では、リンクの総数Nが所定の閾値Aより小さいか否かを判定する。判定が肯定されるとステップS8に進み、ディスプレイ8に表示されるリンクのうち、渋滞レベルの小さいリンクすなわち渋滞しているリンクを所定色(例えば赤色)の太線で表示する。
【0015】
一方、ステップS7の判定が否定されるとステップS9に進み、ステップS5で演算した渋滞レベルの平均値が所定の閾値Bより小さいか否かを判定する。判定が肯定されるとステップS10に進み、ディスプレイ8に表示されるリンクのうち、渋滞レベルの大きいリンクすなわち渋滞していないリンクを所定色の太線で表示する。一方、ステップS9の判定が否定されるとステップS8に進む。
【0016】
このように、ステップS7〜S10の処理では、渋滞度の平均値とリンク総数とによって太線表示するリンクを変更する。すなわち、ディスプレイ8上のリンク総数が少ない場合は、たとえ全リンクを太線表示しても画面が見にくくなる等の問題が起きないため、渋滞しているリンクを太線表示する。また、リンク総数が多い場合でも渋滞度が低い場合は、渋滞しているリンク数が少ないと考えられるため、渋滞しているリンクを太線表示する。一方、リンク総数が多く、かつ渋滞度が高い場合に渋滞しているリンクを太線表示すると、渋滞箇所を示す太線が互いに重なって画面が見にくくなるため、この場合には渋滞していないリンクを太線表示する。
【0017】
ステップS8またはS10の処理が終了した場合はともにステップS11に進み、ステップS5で演算した渋滞度(渋滞レベル)の平均値に応じて、ディスプレイ8上の背景色を変える。例えば渋滞度が低い場合は、図5(a)に示すように、背景色を青または白にし、渋滞しているリンクを赤色太線で表示する。また、渋滞度が中程度の場合は、図5(b)に示すように、背景色を赤みがかった色例えばピンク色にし、渋滞しているリンクを赤色太線で表示する。一方、渋滞度が高い場合は、図5(c)に示すように、背景色を赤色に近い色とし、渋滞していないリンクを白色太線で表示する。
【0018】
このように、ディスプレイ8上の背景色を変えることによって、渋滞しているリンクと渋滞していないリンクのどちらを現在太線表示しているのかわかりやすくなる。すなわち、渋滞度に連動させて背景色を変更し、例えば渋滞が激しい場合には背景色を運転者の注意を惹くような色、例えば赤みがかった色にし、逆にほとんど渋滞していない場合には背景色を例えば青みがかった色にすることによって、現在地周辺が渋滞しているのか否かがわかりやすくなるとともに、どのようなリンクを太線表示しているかも即座に判断できるようになる。
【0019】
図2のステップS12では、渋滞情報を新たに受信したか否かを判定する。判定が否定されるとステップS13に進み、車両が所定距離以上移動したか否かを判定する。判定が否定されるとステップS12に戻り、判定が肯定されるとステップS2に戻る。
一方、ステップS12の判定が肯定されるとステップS14に進み、ステップS5と同様に、渋滞度(渋滞レベル)の平均値を演算した後、ステップS7に戻る。
【0020】
以上、図2の処理をまとめると、まず現在地を検出して現在地周辺の道路地図データを地図記憶メモリ3から読み込む。次に、渋滞情報を受信し、ディスプレイ8に表示されるすべてのリンクの渋滞度の平均値を演算する。
次に、ディスプレイ8に表示されるリンクの総数を演算する。このリンクの総数が閾値Aより小さい場合と、リンクの総数が閾値A以上でかつ渋滞レベルの平均値が閾値B以上の場合には、ディスプレイ8上の渋滞しているリンクを所定色の太線によって表示する。一方、リンクの総数が閾値A以上でかつ渋滞レベルの平均値が閾値Bより小さい場合には、ディスプレイ8上の渋滞していないリンクを所定色の太線によって表示する。
【0021】
このように、第1の実施例では、ディスプレイ8に表示されるリンクの総数と各リンクの渋滞度の平均値とによって、渋滞しているリンクまたは渋滞していないリンクのいずれを太線表示するかを切り換えるようにしたため、ディスプレイ8に表示される太線リンクの数を制限することができる。したがって、太線リンクおよびそれ以外の道路地図データを読み取りやすくなる。
また、渋滞度の平均値に応じてディスプレイ8上の背景色を変更するようにしたため、この背景色を見るだけで、現在地周辺がどの程度渋滞しているかを判断できるようになる。さらに、背景色を変化させることにより、現在表示している太線リンクが渋滞しているリンクなのか、あるいは渋滞していないリンクなのかわかりやすくなる。さらにまた、背景色の時間的な変化を見れば、渋滞度が時間的にどのように変化したか知ることができる。
【0022】
−第2の実施例−
第2の実施例は、出発地から目的地までの推奨経路上の渋滞リンクを表示するものである。第2の実施例の構成は、図1に示す第1の実施例の構成と共通するため、その構成の説明を省略する。
図6,7は第2の実施例のCPUによる処理を示すフローチャートであり、このフローチャートに基づいて第2の実施例の動作を説明する。
【0023】
図6のステップS101では、道路交通情報の受信を開始する。ステップS102では、GPS受信機10等を用いて車両の出発地を検出する。ステップS103では、操作ボード9によって入力された目的地を読み込む。ステップS104では、公知のダイクストラ法(特開昭62−86499号公報参照)等を用いて出発地から目的地まで経路探索を行って推奨経路を演算する。なお、出発地および目的地が経路探索を行なうノード位置からずれている場合は、出発地近くの交差点等および目的地近くの交差点等をそれぞれ演算開始点、演算終了点とする。
【0024】
次に、ステップS105〜S108では、図2のステップS2〜S5と同様に、ディスプレイ8に表示される各リンクの渋滞度の平均値を演算する。
ステップS109では、演算された渋滞度の平均値が閾値Cより小さいか否かを判定する。判定が否定されるとステップS110に進み、推奨経路上の渋滞しているリンクを所定色で太線表示する。一方、ステップS109の判定が肯定されるとステップS111に進み、推奨経路上の渋滞していないリンクを所定色で太線表示する。
【0025】
ステップS110またはS111の処理が終了するとステップS112に進み、以下ステップS112〜S115では、図2のステップS11〜S14と同様の処理を行なう。
ステップS114の判定が肯定されるとステップS116に進み、車両が目的地に到達したか否かを判定する。判定が否定されるとステップS105に戻り、判定が肯定されると処理を終了する。
【0026】
以上、図6,7の処理をまとめると、出発地から目的地までの推奨経路を演算した後、ディスプレイ8に表示される各リンクの渋滞度(渋滞レベル)の平均値を演算する。この渋滞レベルの平均値が閾値Cより小さい場合には、推奨経路上の渋滞していないリンクを太線表示し、閾値C以上の場合には、推奨経路上の渋滞しているリンクを太線表示する。
【0027】
このように、第2の実施例では、推奨経路上のリンクだけを太線表示し、車両の誘導に関係のない他の道路については太線表示をしないようにしたため、画面表示を見やすくすることができる。例えば、図8(a)は従来の装置による渋滞表示例であり、この例を第2の実施例で表示すると、図8(b)のようになる。なお、図8(a),(b)の三角マークは車両の現在地、星印は目的地、実線部分は推奨経路および破線部分は推奨経路以外の道路、太線部分は渋滞箇所を示す。
【0028】
また、第2の実施例では、推奨経路上の渋滞箇所が多い場合には、渋滞していない箇所を太線で表示するようにしたため、運転者は太線表示された渋滞していない箇所を目安に、迂回経路を取る等の処置を行ないやすくなる。
【0029】
上記各実施例では、太線表示する際に赤色等の所定色で表示したが、運転者の注意を惹くことができれば色を変更する以外の処理を行なってもよく、例えば、輝度、色合いまたは彩度のいずれか、またはそれらを組み合わせて変更してもよい。
また、図2のステップS11によって背景を表示する場合、渋滞度を示す渋滞レベルに応じて、図4(b)のように色、輝度または彩度を段階的に変えれば、現在地周辺の渋滞度および渋滞度の時間的な変化状況をより詳細に知ることができる。
さらに、上記各実施例において、現在太線表示しているリンクが渋滞しているリンクなのか、あるいは渋滞していないリンクなのかをディスプレイ8上に文字等によって表示してもよい。
【0030】
以上の実施例の構成において、CPU4が表示制御手段、渋滞度検出手段、平均値演算手段および推奨経路演算手段を、交通情報受信機11が受信手段を、GPS受信機10が現在地検出手段を、操作ボード9が目的地設定手段をそれぞれ構成する。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明によれば、渋滞度の平均値に応じてディスプレイの背景色を変えるとともに、渋滞度の平均値が所定値以上の場合は渋滞していない道路リンクまたは推奨経路上の渋滞していないリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示し、渋滞度の平均値が所定値未満の場合は渋滞している道路リンクまたは推奨経路上の渋滞しているリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示するようにしたので、現在地周辺が渋滞しているのか否かがわかりやすくなるとともに、渋滞しているリンクと渋滞していないリンクのどちらを強調表示しているのかわかりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用ナビゲーション装置の第1の実施例のブロック図。
【図2】第1の実施例におけるCPUの処理を示すフローチャート。
【図3】道路上の各リンクと渋滞レベルの関係を示す図。
【図4】渋滞レベルと渋滞度合いとの関係を示す図。
【図5】渋滞度に応じて画面表示がどのように変化するかを示す図。
【図6】第2の実施例におけるCPUの処理を示すフローチャート。
【図7】図6に続くフローチャート。
【図8】従来の画面表示と第2の実施例による画面表示とを示す図。
【図9】画面上の道路密度が時と場合によって異なることを示す図。
【符号の説明】
1 車速センサ
2 方位センサ
3 GPS受信機
4 加速度センサ
5 CPU
6 ROM
7 RAM
8 ディスプレイ
9 操作ボード
10 GPS受信機
11 交通情報受信機
12 インタフェース回路
【産業上の利用分野】
本発明は、受信した渋滞情報を車両内に設けたディスプレイに表示する車両用ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
FM多重放送やビーコン送信機等によって送信される渋滞情報を受信し、その受信した渋滞情報を車両内に設けたディスプレイに表示するようにした車両用ナビゲーション装置が知られている。この種の装置では、渋滞しているとの情報が得られた道路を赤色等の目立つ色で強調表示して、運転者に注意を促す。
ところが、受信される情報は渋滞情報に限らず、所要時間情報や事故情報等の他の情報も受信されるため、特開平5−028397号公報に開示された装置では、受信した渋滞情報を画面上に表示するか否かを選択できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
都心部等の交通量の多い地域はディスプレイに表示される道路のほとんどすべてが渋滞していることが多く、従来の装置によって渋滞情報を表示すると、渋滞箇所を示す赤色等の太線が数多く画面に表示されてしまう。これら太線が表示されると、その付近にある他の道路地図データが画面上から隠れてしまうため、画面内に表示される赤色太線の数が多い場合には、本来表示されるべき多くの道路地図データが表示されなくなる。したがって、渋滞箇所があまりに多いと、画面上の道路地図がいたるところで分断され、各道路の接続状況や地名等が確認できなくなる。
【0004】
また、ディスプレイに表示される道路密度は図9(a),(b)に示すように時と場合によって異なり、図9(a)に示すように道路密度が高い場合は各道路が接近しているため、太線で表示した道路に隣接する道路が画面上から隠れるおそれが大きい。
さらに、渋滞箇所は赤色等の運転者の注意を惹く色で表示されるため、渋滞箇所があまりに多い場合には、目に与える刺激が強くなり、画面上の表示が大変見づらくなる。
【0005】
本発明の目的は、ディスプレイ画面上に強調表示する道路数を減らすことによって、渋滞箇所または渋滞していない箇所をわかりやすく表示・確認できるようにした車両用ナビゲーション装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ディスプレイに道路地図を表示する表示制御手段と、渋滞情報を受信する受信手段と、渋滞情報に基づいてディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度を検出する渋滞度検出手段と、ディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度の平均値を演算する平均値演算手段とを備え、表示制御手段は、渋滞度の平均値に応じてディスプレイの背景色を変えるとともに、渋滞度の平均値が所定値以上の場合は渋滞していない道路リンクをディスプレイの背景色に対して強調表示し、渋滞度の平均値が所定値未満の場合は渋滞している道路リンクをディスプレイの背景色に対して強調表示する。
【0007】
請求項2の発明は、車両の現在地を検出する現在地検出手段と、目的地を設定する目的地設定手段と、現在地から目的地までの推奨経路を演算する推奨経路演算手段と、ディスプレイに現在地周辺の道路地図と前記推奨経路を表示する表示制御手段と、渋滞情報を受信する受信手段と、渋滞情報に基づいてディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度を検出する渋滞度検出手段と、ディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度の平均値を演算する平均値演算手段とを備え、表示制御手段は、渋滞度の平均値に応じてディスプレイの背景色を変えるとともに、渋滞度の平均値が所定値以上の場合は推奨経路上の渋滞していないリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示し、渋滞度の平均値が所定値未満の場合は推奨経路上の渋滞しているリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示する。
【0008】
【作用】
請求項1の車両用ナビゲーション装置では、渋滞度の平均値に応じてディスプレイの背景色を変えるとともに、渋滞度の平均値が所定値以上の場合は渋滞していない道路リンクをディスプレイの背景色に対して強調表示し、渋滞度の平均値が所定値未満の場合は渋滞している道路リンクをディスプレイの背景色に対して強調表示する。
請求項2の車両用ナビゲーション装置では、渋滞度の平均値に応じてディスプレイの背景色を変えるとともに、渋滞度の平均値が所定値以上の場合は推奨経路上の渋滞していないリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示し、渋滞度の平均値が所定値未満の場合は推奨経路上の渋滞しているリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示する。
【0009】
なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】
−第1の実施例−
以下、図1〜5に基づいて、本発明による車両用ナビゲーション装置の第1の実施例を説明する。
図1は本発明による車両用ナビゲーション装置の第1の実施例のブロック図である。図1において、1は車両の進行方位を検出する方位センサである。2は車両走行速度に応じて所定数のパルス信号を出力する車速センサであり、例えば車両のトランスミッションに取り付けられる。3は交差点ネットワークデータを含む道路地図データを記憶する地図記憶メモリであり、交差点やカーブ地点を示すノードの位置情報、ノード間を接続する道路(リンク)の経路長および地名等の文字情報等を記憶する。
【0011】
4は後述する図2の処理を行うCPU、5はCPU4が実行する制御プログラム等を記憶するROM、6はCPU4が行った演算結果を記憶するRAMである。7はCPU4によって作成された画像データを記憶するV−RAMであり、このV−RAM7の記憶内容に応じてディスプレイ8に絵文字情報が表示される。9は現在地または目的地を入力する操作ボード、10はGPS衛星からのGPS信号を受信するGPS受信機である。
11はビーコンやFM多重放送によって送信される渋滞情報等の各種道路交通情報を受信する交通情報受信機であり、不図示のアンテナやチューナ等によって構成される。12はインタフェース回路であり、方位センサ1、車速センサ2、地図記憶メモリ3、CPU4、ROM5、RAM6、V−RAM7、ディスプレイ8、操作ボード9、GPS受信機10および交通情報受信機11の間での信号の受け渡しを行う。
【0012】
図1のように構成された車両用ナビゲーション装置において、不図示のイグニションキーがアクセサリー(ACC)位置,イグニッションオン(IGN−ON)位置,スタート(START)位置のいずれかに操作されると、CPU4は図2のフローチャートの処理を開始する。以下、図2のフローチャートに基づいて第1の実施例の動作を説明する。
図2のステップS1では、交通情報受信機11に信号を送り、道路交通情報の受信を開始する。ステップS2では車両の現在地を検出する。この現在地の検出は、GPS受信機10によってGPS信号を受信することによって行なう。ただし、トンネル走行中などGPS信号の受信状態が悪い場合は、方位センサ1または車速センサ2の出力に基づいて現在地を検出する。あるいは、操作ボート9によって現在地を入力してもよい。
【0013】
ステップS3では、現在地周辺の道路地図、すなわちディスプレイ8に表示される範囲の道路地図データを地図記憶メモリ3から読み込む。また、予め地図縮尺が選択されている場合には、その地図縮尺も考慮に入れて道路地図データを読み込む。
ステップS4では、交通情報受信機11によって渋滞情報が受信されたか否かを判定する。なお、交通情報受信機11では、図3に示すように、道路を交差点等で区分けした領域(以下、この区分けした領域をリンクと呼ぶ)ごとに渋滞情報を受信する。図中の「渋滞レベル」は渋滞度を示す数値であり、図4に示すように数値が小さいほど渋滞度が激しいことを示す。また、渋滞度を示す数値が受信されなかった場合には、例えば各リンクごとに受信データ量を比較し、データ量が多いリンクを渋滞が激しいと判断してもよい。
ステップS4の判定が否定されるとステップS4に留まり、判定が肯定されるとステップS5に進む。ステップS5では、受信した渋滞情報に基づいてディスプレイ8上のすべての道路の渋滞度を検出し、それら渋滞度の平均値を演算する。例えば、渋滞度を示す渋滞レベルの平均値が”1.4”の場合は「渋滞」、”3,2”の場合は「混雑」、”4.3”の場合は「渋滞なし」と判断する。
【0014】
ステップS6では、ディスプレイ8に表示されるリンクの総数Nを検出する。ステップS7では、リンクの総数Nが所定の閾値Aより小さいか否かを判定する。判定が肯定されるとステップS8に進み、ディスプレイ8に表示されるリンクのうち、渋滞レベルの小さいリンクすなわち渋滞しているリンクを所定色(例えば赤色)の太線で表示する。
【0015】
一方、ステップS7の判定が否定されるとステップS9に進み、ステップS5で演算した渋滞レベルの平均値が所定の閾値Bより小さいか否かを判定する。判定が肯定されるとステップS10に進み、ディスプレイ8に表示されるリンクのうち、渋滞レベルの大きいリンクすなわち渋滞していないリンクを所定色の太線で表示する。一方、ステップS9の判定が否定されるとステップS8に進む。
【0016】
このように、ステップS7〜S10の処理では、渋滞度の平均値とリンク総数とによって太線表示するリンクを変更する。すなわち、ディスプレイ8上のリンク総数が少ない場合は、たとえ全リンクを太線表示しても画面が見にくくなる等の問題が起きないため、渋滞しているリンクを太線表示する。また、リンク総数が多い場合でも渋滞度が低い場合は、渋滞しているリンク数が少ないと考えられるため、渋滞しているリンクを太線表示する。一方、リンク総数が多く、かつ渋滞度が高い場合に渋滞しているリンクを太線表示すると、渋滞箇所を示す太線が互いに重なって画面が見にくくなるため、この場合には渋滞していないリンクを太線表示する。
【0017】
ステップS8またはS10の処理が終了した場合はともにステップS11に進み、ステップS5で演算した渋滞度(渋滞レベル)の平均値に応じて、ディスプレイ8上の背景色を変える。例えば渋滞度が低い場合は、図5(a)に示すように、背景色を青または白にし、渋滞しているリンクを赤色太線で表示する。また、渋滞度が中程度の場合は、図5(b)に示すように、背景色を赤みがかった色例えばピンク色にし、渋滞しているリンクを赤色太線で表示する。一方、渋滞度が高い場合は、図5(c)に示すように、背景色を赤色に近い色とし、渋滞していないリンクを白色太線で表示する。
【0018】
このように、ディスプレイ8上の背景色を変えることによって、渋滞しているリンクと渋滞していないリンクのどちらを現在太線表示しているのかわかりやすくなる。すなわち、渋滞度に連動させて背景色を変更し、例えば渋滞が激しい場合には背景色を運転者の注意を惹くような色、例えば赤みがかった色にし、逆にほとんど渋滞していない場合には背景色を例えば青みがかった色にすることによって、現在地周辺が渋滞しているのか否かがわかりやすくなるとともに、どのようなリンクを太線表示しているかも即座に判断できるようになる。
【0019】
図2のステップS12では、渋滞情報を新たに受信したか否かを判定する。判定が否定されるとステップS13に進み、車両が所定距離以上移動したか否かを判定する。判定が否定されるとステップS12に戻り、判定が肯定されるとステップS2に戻る。
一方、ステップS12の判定が肯定されるとステップS14に進み、ステップS5と同様に、渋滞度(渋滞レベル)の平均値を演算した後、ステップS7に戻る。
【0020】
以上、図2の処理をまとめると、まず現在地を検出して現在地周辺の道路地図データを地図記憶メモリ3から読み込む。次に、渋滞情報を受信し、ディスプレイ8に表示されるすべてのリンクの渋滞度の平均値を演算する。
次に、ディスプレイ8に表示されるリンクの総数を演算する。このリンクの総数が閾値Aより小さい場合と、リンクの総数が閾値A以上でかつ渋滞レベルの平均値が閾値B以上の場合には、ディスプレイ8上の渋滞しているリンクを所定色の太線によって表示する。一方、リンクの総数が閾値A以上でかつ渋滞レベルの平均値が閾値Bより小さい場合には、ディスプレイ8上の渋滞していないリンクを所定色の太線によって表示する。
【0021】
このように、第1の実施例では、ディスプレイ8に表示されるリンクの総数と各リンクの渋滞度の平均値とによって、渋滞しているリンクまたは渋滞していないリンクのいずれを太線表示するかを切り換えるようにしたため、ディスプレイ8に表示される太線リンクの数を制限することができる。したがって、太線リンクおよびそれ以外の道路地図データを読み取りやすくなる。
また、渋滞度の平均値に応じてディスプレイ8上の背景色を変更するようにしたため、この背景色を見るだけで、現在地周辺がどの程度渋滞しているかを判断できるようになる。さらに、背景色を変化させることにより、現在表示している太線リンクが渋滞しているリンクなのか、あるいは渋滞していないリンクなのかわかりやすくなる。さらにまた、背景色の時間的な変化を見れば、渋滞度が時間的にどのように変化したか知ることができる。
【0022】
−第2の実施例−
第2の実施例は、出発地から目的地までの推奨経路上の渋滞リンクを表示するものである。第2の実施例の構成は、図1に示す第1の実施例の構成と共通するため、その構成の説明を省略する。
図6,7は第2の実施例のCPUによる処理を示すフローチャートであり、このフローチャートに基づいて第2の実施例の動作を説明する。
【0023】
図6のステップS101では、道路交通情報の受信を開始する。ステップS102では、GPS受信機10等を用いて車両の出発地を検出する。ステップS103では、操作ボード9によって入力された目的地を読み込む。ステップS104では、公知のダイクストラ法(特開昭62−86499号公報参照)等を用いて出発地から目的地まで経路探索を行って推奨経路を演算する。なお、出発地および目的地が経路探索を行なうノード位置からずれている場合は、出発地近くの交差点等および目的地近くの交差点等をそれぞれ演算開始点、演算終了点とする。
【0024】
次に、ステップS105〜S108では、図2のステップS2〜S5と同様に、ディスプレイ8に表示される各リンクの渋滞度の平均値を演算する。
ステップS109では、演算された渋滞度の平均値が閾値Cより小さいか否かを判定する。判定が否定されるとステップS110に進み、推奨経路上の渋滞しているリンクを所定色で太線表示する。一方、ステップS109の判定が肯定されるとステップS111に進み、推奨経路上の渋滞していないリンクを所定色で太線表示する。
【0025】
ステップS110またはS111の処理が終了するとステップS112に進み、以下ステップS112〜S115では、図2のステップS11〜S14と同様の処理を行なう。
ステップS114の判定が肯定されるとステップS116に進み、車両が目的地に到達したか否かを判定する。判定が否定されるとステップS105に戻り、判定が肯定されると処理を終了する。
【0026】
以上、図6,7の処理をまとめると、出発地から目的地までの推奨経路を演算した後、ディスプレイ8に表示される各リンクの渋滞度(渋滞レベル)の平均値を演算する。この渋滞レベルの平均値が閾値Cより小さい場合には、推奨経路上の渋滞していないリンクを太線表示し、閾値C以上の場合には、推奨経路上の渋滞しているリンクを太線表示する。
【0027】
このように、第2の実施例では、推奨経路上のリンクだけを太線表示し、車両の誘導に関係のない他の道路については太線表示をしないようにしたため、画面表示を見やすくすることができる。例えば、図8(a)は従来の装置による渋滞表示例であり、この例を第2の実施例で表示すると、図8(b)のようになる。なお、図8(a),(b)の三角マークは車両の現在地、星印は目的地、実線部分は推奨経路および破線部分は推奨経路以外の道路、太線部分は渋滞箇所を示す。
【0028】
また、第2の実施例では、推奨経路上の渋滞箇所が多い場合には、渋滞していない箇所を太線で表示するようにしたため、運転者は太線表示された渋滞していない箇所を目安に、迂回経路を取る等の処置を行ないやすくなる。
【0029】
上記各実施例では、太線表示する際に赤色等の所定色で表示したが、運転者の注意を惹くことができれば色を変更する以外の処理を行なってもよく、例えば、輝度、色合いまたは彩度のいずれか、またはそれらを組み合わせて変更してもよい。
また、図2のステップS11によって背景を表示する場合、渋滞度を示す渋滞レベルに応じて、図4(b)のように色、輝度または彩度を段階的に変えれば、現在地周辺の渋滞度および渋滞度の時間的な変化状況をより詳細に知ることができる。
さらに、上記各実施例において、現在太線表示しているリンクが渋滞しているリンクなのか、あるいは渋滞していないリンクなのかをディスプレイ8上に文字等によって表示してもよい。
【0030】
以上の実施例の構成において、CPU4が表示制御手段、渋滞度検出手段、平均値演算手段および推奨経路演算手段を、交通情報受信機11が受信手段を、GPS受信機10が現在地検出手段を、操作ボード9が目的地設定手段をそれぞれ構成する。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明によれば、渋滞度の平均値に応じてディスプレイの背景色を変えるとともに、渋滞度の平均値が所定値以上の場合は渋滞していない道路リンクまたは推奨経路上の渋滞していないリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示し、渋滞度の平均値が所定値未満の場合は渋滞している道路リンクまたは推奨経路上の渋滞しているリンクをディスプレイの背景色に対して強調表示するようにしたので、現在地周辺が渋滞しているのか否かがわかりやすくなるとともに、渋滞しているリンクと渋滞していないリンクのどちらを強調表示しているのかわかりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用ナビゲーション装置の第1の実施例のブロック図。
【図2】第1の実施例におけるCPUの処理を示すフローチャート。
【図3】道路上の各リンクと渋滞レベルの関係を示す図。
【図4】渋滞レベルと渋滞度合いとの関係を示す図。
【図5】渋滞度に応じて画面表示がどのように変化するかを示す図。
【図6】第2の実施例におけるCPUの処理を示すフローチャート。
【図7】図6に続くフローチャート。
【図8】従来の画面表示と第2の実施例による画面表示とを示す図。
【図9】画面上の道路密度が時と場合によって異なることを示す図。
【符号の説明】
1 車速センサ
2 方位センサ
3 GPS受信機
4 加速度センサ
5 CPU
6 ROM
7 RAM
8 ディスプレイ
9 操作ボード
10 GPS受信機
11 交通情報受信機
12 インタフェース回路
Claims (2)
- ディスプレイに道路地図を表示する表示制御手段と、
渋滞情報を受信する受信手段と、
渋滞情報に基づいて前記ディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度を検出する渋滞度検出手段と、
前記ディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度の平均値を演算する平均値演算手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記渋滞度の平均値に応じて前記ディスプレイの背景色を変えるとともに、前記渋滞度の平均値が所定値以上の場合は渋滞していない道路リンクを前記ディスプレイの背景色に対して強調表示し、前記渋滞度の平均値が所定値未満の場合は渋滞している道路リンクを前記ディスプレイの背景色に対して強調表示することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。 - 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、
目的地を設定する目的地設定手段と、
現在地から目的地までの推奨経路を演算する推奨経路演算手段と、
ディスプレイに現在地周辺の道路地図と前記推奨経路を表示する表示制御手段と、
渋滞情報を受信する受信手段と、
渋滞情報に基づいて前記ディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度を検出する渋滞度検出手段と、
前記ディスプレイに表示される道路リンクの渋滞度の平均値を演算する平均値演算手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記渋滞度の平均値に応じて前記ディスプレイの背景色を変えるとともに、前記渋滞度の平均値が所定値以上の場合は前記推奨経路上の渋滞していないリンクを前記ディスプレイの背景色に対して強調表示し、前記渋滞度の平均値が所定値未満の場合は前記推奨経路上の渋滞しているリンクを前記ディスプレイの背景色に対して強調表示することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
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