JP3550703B2 - Dental treatment equipment - Google Patents

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は歯科治療装置に関し、特に高安全性で、かつ歯科治療機器の入出力操作を簡易化し歯科医師・アシスタント等の負担を軽減した歯科治療装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の歯科治療装置における装置の操作信号の入出力は、フットスイッチ、ドクタスイッチ、アシスタントスイッチ、ライトスイッチ、椅子姿勢制御スイッチ、ライト位置制御スイッチ等多数存在し、夫々が操作者によって単独に操作制御され、かつその都度必要項目を制御する等の煩雑さが存在した。
加えて最近の装置には更に多くの制御項目が追加され、そのための操作項目も増加傾向にあり、スイッチ類並びに配線類が増加しつつあるのでその対策が望まれていた。
【０００３】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、背板が起伏し、座板が昇降する治療椅子を備えた歯科治療装置において、治療椅子の背板の起伏駆動時又は座板の昇降駆動時に、操作部の何れの操作スイッチを押しても、治療椅子が緊急停止するように構成したことを特徴とする歯科治療装置である。
また本発明は、背板が起伏し、座板が昇降する治療椅子を備えた歯科治療装置において、背板又は／及び座板に保安スイッチを有し、駆動時に同スイッチに障害物が圧接すると警報音を発して治療椅子が停止し、次いで操作部のいずれかの操作スイッチを押すと警報音を解除すると共に、元の位置方向へ若干量復帰するように構成したことを特徴とする歯科治療装置である。
該発明においては、保安スイッチが作動した原因が除去されると警報音が解除されるように構成することも好ましい。
本発明は、一つの回路に複数の機能を兼用させる等の手段を用いてスイッチ類及び配線等の数を減少させ、もって装置の煩雑さを軽減させ、術者の作業ミスによる誤操作をも防止することも特徴とする。
【０００４】
【実施例】
図１は初期設定を示すものであって、一旦設定されたならばその後は操作しない。また、前回治療行為が終了していればその状態が記憶されているので、設定変更の必要がある場合のみ操作する。
１０２ 椅子の高さ・背板の角度を設定すること、並びに無影灯の光量を調整するためのメモリを選択するもので、操作部のＭメモリスイッチを押すと、図１２メモリスイッチ信号が現れ、設定記憶用メモリを起動する。
１０３ メモリが選定されると操作パネル（図１１のドクタ・スイッチ並びにアシスタントスイッチ)に表示されていたオート表示１〜オート表示５・リバース表示・水入切表示・ハンドピース(ＨＰと記す)ライト入切表示・低速〜高速表示の表示灯を消す。
１０４ ライト付ＨＰが取り出されているか否かを判断する。
取り出されていないと設定記憶用メモリへの入力が可能となり、回路が椅子の設定側に切替わる。
１０６ ポジションキー(オート１・オート２・オートＦ・リセットのＬＥＤ(図１１アシスタントスイッチのオート表示１〜オート表示５並びにドクタスイッチのオート表示１〜オート表示５)が点滅して設定可能を知らせる。
但し、オート１・オート２・リセットの３個のみ設定可能である。
１０７ オート１・オート２・リセットスイッチ(これは患者の導入位置を設定する)のうち、何れか一つのスイッチを押す。
１０８ オート１スイッチが押されたと仮定するとオート１表示のＬＥＤが点滅する。
１０９ 押されたスイッチに対応するＬＥＤ表示が７回点滅する。１１０ ＬＥＤの表示を開始時点に戻す。
これは前日の診療終了時の表示状態である。
１０５ １０４にてＨＰが取り出されていると、図１１ドクタスイッチの低速表示又は高速表示のＬＥＤが点灯する。
中速表示は、明るいか暗いかのみで中間の明るさは機能的に無いので、ＬＥＤは点灯させない。
１１４ 低速表示のスイッチが押されたか否かの判断。
１１７ 低速表示のスイッチが押されると低速表示が点灯し、高速表示を点滅させる。１１９ １０９と同じ。次いで１１０に進む。
【０００５】
以下に図２、図３、図９によりオート動作を説明する。
２０１〜３２０はオート動作を行うためのフローで、それに伴う無影灯の自動点滅・椅子の保安機能・タイマ機能の選定等が行なわれる。
２０２ 操作パネル（図１１のドクタースイッチ、アシスタントスイッチ）上のオート１・オート２・オート３（オートＦ）オート４（リセット）・オート５（オートＳ）の何れかのスイッチが押された事の判断。
２０３ オートＦ(オート３スイッチ)・リセット(オート４スイッチ)が押されたか否かの判断で、押された場合は無影灯の点滅を判断し、無影灯は消灯させる。
無影灯の消灯は、治療が終わり背板が起立並びに椅子が下降し始めるか或はリセットスイッチがおされると消灯する。
２０４ 背板のオートの動きの中に傾斜の機能が含まれているか否かの判断で、図１２の設定記憶用メモリのメモリ内容と、図１３のチエア位置検出部を比較した結果で判断する。
２０５ ２０４と同様の機能で背板起立の有無を判断する。
２０６ 図１３の油圧開閉部が駆動して、一定の位置まで椅子は上昇又は下降何れかの動きを行う。
２０９ 背板に傾斜がある場合には、タイマーモードに設定されているか否かを判断する。
タイマ付きか否かは事前に設定し、以後は固定されている。(図１３)
２３０ ２０６と同一の動作。
２３１〜２３５ ２３０動作中にタイマＯＮの判断を行い、ＯＮならば平行して背板傾斜を行う。
【０００６】
以下は図３、図９の説明図である。
３０１ オートセット系か否かの判断で、２０２にて何れかのスイッチが押されている。事例としてオート１のスイッチが押されたと仮定して説明する。
３０２ 背板の角度が設定角度の１０度以前の位置に達したか否かの判断。 又椅子の上昇の場合は、設定位置の５０mm以前の位置に達したか否かの判断であって、図１２の設定認定用メモリと図１３のチエア位置検出部の値を読み出してＣＰＵで加算若しくは減算して判断する。
３０３〜３０４ 無影灯が点灯しているか否かの判断を行い、消灯の場合は点灯する。よって、椅子の設定位置直前になると無影灯が点灯するようにし、設定中は消灯で、患者に眩しい思いをさせないようにしている。図１２の無影灯操作部並びに無影灯主回路により点灯させる。
３０５ オートセットの設定位置に達したか否かの判断。
３２１ オート設定位置に達していれば、図１１オート１表示のＬＥＤが点灯する。
３１６ 椅子の動作は停止し、その際オート１の表示が点灯している。
３０６〜３１９ このステップは緊急停止機能とその保安機能を実現するためのものであって、オートセットスイッチを押すと椅子は設定値に従って動作し始めるが、続けて更にオートセットスイッチを押すと椅子は緊急停止し、若干その直前の状態に戻り安全機能を果たすようになっている。この場合押されるスイッチは、同一スイッチではなく何れのスイッチを押しても椅子は緊急停止する。
３０６〜３０７ オートセットスイッチが押されているか否かの判断。
３０８ フットスイッチ部にあるチエア手動スイッチ(図１２に示す)が押されたか否かの判断。
３０９ フットスイッチが踏み込まれると、図１２のハンドピース操作スイッチの給気若しくはモータの回転スイッチが動作しているか否かの判断。
３１０ 操作スイッチの何れかのスイッチが押されたか否かの判断。
３１１ 図１３の保安スイッチの動作判断。保安スイッチは、背板と座板の間、アシスタントホルダ、背板の３個所に配設され、背板が起立方向に移動する時又は倒伏方向に移動する時、障害物等により力が加わると起動して異常を検知する。
３１２ 保安スイッチが動作すれば図１３の圧電ブザーを吹鳴する。
３２１ 保安スイッチに加わる力が解除されたか否かの判断。
３２５ 手動等により保安スイッチが働いた要因が除かれれば警報音が解除されブザーが鳴り止み、フロー３２０に進む。
３２７ 椅子の動作が停止する。
３２２,３２３,３２４ 保安スイッチが解除されずブザー音吹鳴していたら操作パネルの何れかのスイッチが操作されたか否か、チエアの手動スイッチが操作されたか否かの判断。フットスイッチが踏混まれたか否かの判断を行い、その何れもがなされない場合はブザーが吹鳴し続ける。何れかのスイッチが操作されればブザー音吹鳴が止み、フロー３１３へ進む。
３１３〜３１５ 椅子を緊急停止させて若干動作直前に戻し、安全を保つためのフローであつて、下降・傾斜か、下降・起立か、上昇・傾斜動作か否かの判断を行い、定量・上昇・起立の何れかの動作を行う。定量とは、背板は設定角度を１０度戻し、椅子位置は５０ｍｍ元に戻す機能をＣＰＵ内に予め機能設定してある。３１６ 椅子を緊急停止位置より安全距離離れた地点で停止させる。
３２０ フットペタル・操作パネルのスイッチがすべて開となっているか否かの判断。

【０００７】
以下に図４により椅子の昇降・背板の起伏を説明する。
４０１〜４３１ 図１２のフットスイッチを用いて椅子の上昇・下降並びに背板の起立・傾斜の手動操作を示すフローである。
４０２〜４０６ フットスイッチにより椅子を上昇させるフローである。
上昇リミットに到達しているかの判断を行うが、尚上昇するならば保安スイッチが入って上昇が停止する。
４０７〜４１０ フットスイッチにより椅子を下降させるフローである。下降リミットを越えて下降する場合、或は何らかの原因で保安スイッチが動作した場合は、フロー３１２に戻り、ブザーを吹鳴させる。
４１１ 下降リミットに達した場合は、下降動作を停止する。
４１２〜４１５ フットスイッチにより椅子の背板を傾斜させるフローである。
傾斜リミットを越えて傾斜する場合、或は何らかの原因で保安スイッチが動作した場合は、フロー３１２に戻り、ブザーを吹鳴させる。
４１６ 傾斜リミットに達した場合は、傾斜動作を停止する。
４１７ 背板の起立か否かの判断。
起立でなければ無影灯のフローに進む。
４１８ 図１２の設定記憶メモリと図１３チエア位置検出部の背板部分の信号を比較して、背板位置が７０度以下であるか否かを判断する。
４１９ 図１３の油圧開閉部により背板が起立する。
４２０ チエア位置検出部と設定記憶用メモリを比較して背板が７０度に達したか否かの判断。
４２１〜４２３ 背板が７０度の位置に達したことを判断して停止する。
４２４〜４２５ 背板が７０度位置に達しているにも拘わらず、尚フットスイッチを踏続けていると、ブザーが吹鳴し、７０度に達していることを知らせる。
４２６〜４３１ 背板位置が７０度異常のフローを示すものであって、４１８〜４２３のフローと同様な操作が行なわれる。
但し、起立リミットに達した後フットスイッチを踏続けてもブザーは吹鳴しない。
【０００８】
以下に図５により無影灯の点滅・光量調整を説明する。
５０１〜５１９ ドクタースイッチ若しくはアシスタントスイッチの何れかのスイッチが手動操作された場合における無影灯の点滅・光量調整が行なわれるフローである。
５０１ 図１１のドクタースイッチ又はアシスタントスイッチの何れかが押されたか否かの判断で、無影灯スイッチを入切する。
５０２〜５０４ 図１２の無影灯主回路が動作しているか否かの判断により、無影灯点灯していれば消灯を、消灯していれば点灯するように動作する。この機能は、ドクタ側とアシスタント側で、スイッチが独立して操作できるようにする処置である。
５０５ 図１０のハンドピース優先回路５個の内、何れか１個が取り上げられたことを検知して検知信号を出す。
事例としてＮo．３ＨＰが取り上げられたとすると、ハンドピース優先回路がこれを検知してハンドピース取出し信号を送出する。
この信号が図１２のハンドピース識別信号として出力し、ＣＰＵが信号の有無を判別する。この識別信号は８ビット信号として出力するので識別１〜８の何れかが動作する。
５０６ フットスイッチが踏混まれているか否かの判断。
５０７〜５０９ フットスイッチが踏込まれると、無影灯が点灯していれば消灯し、消灯していれば点灯する。
フットスイッチを踏込むだけで点灯・消灯できるので、医師が手を用いずに無影灯を点滅できるので衛生的である。
５１０ 図１１ドクタースイッチの低・中・高速表示のＬＥＤの何れかが点灯して現状を表示している。
５１１〜５１７ ドクタースイッチの明るさを低・中・高速何れかに調節すると、それに対応した低・中・高速表示の何れかのＬＥＤが点灯する。
同時に図１２の無影灯主回路が低・中・高の何れかに切替える。
このフローが終了するとスタートへ戻る。
５１８〜５１９ 無影灯操作部の入切を検知しており、無影灯を消灯していれば点灯させる。
ＨＰが取り出されると無影点灯は必ず点灯するようになっており、続いてＨＰ調整フローに進む。
【０００９】
以下に図６によりＨＰの選択制御について説明する。
６０１〜６２３ とり出されたＨＰの種類に応じて表示並びに回転数の選択制御を行うものである。
６０１ とり出したＨＰに対応したデータの読込みを行う。
事例としてＮo．３の低速マイクロモータと仮定する。
６０２〜６０４ 読込むべきＨＰの種類を識別する。
前工程でＮo．３低速マイクロモータを選択したので、リバース、注水、ライト付、低・中・高速の回転レンジの表示の何れかが必要なので、設定されている条件をドクタースイッチの表示灯に表示する。
６０９ 低速・中速・高速回転の判断。
事例は低速マイクロモータであるから、ドクタースイッチの低速表示のＬＥＤが点灯すると共に、低速スイッチ、マイクロモータ操作部低速に信号が出る。
６１１,６１２ とり出されたＨＰがマイクロモータＨＰかエアタービンＨＰかの判断。
６１４〜６１９ ドクタースイッチの速度調整用スイッチを押して設定記憶用メモリに記憶させると共に、それに対応したＬＥＤを点灯させる。
６１３ とり出されたＨＰがスケーラであるかの判断。
６２０〜６２３ ６１４〜６１９と同様の操作を行う。スイッチも兼用している。
【００１０】
以下に図７によりＨＰの制御機能について説明する。
７０１〜７０８ ６００シリーズと同様にリバース、注水、ＨＰライトの入切を判断し、夫々の機能を付与する。
１００〜７００までは、操作部の表示機能の付与、動作機能の付与を行う工程である。
７０１ マイクロモータＨＰの正転か逆転かの判断であって、逆転させたい場合はドクタースイッチのリバーススイッチを押すとリバース表示のＬＥＤが点灯する。
７０２,７０６ 次いでＨＰがマイクロモータＨＰであるか否かの判断を行い、マイクロモータＨＰならばドクタースイッチのリバーススイッチを押して設定すると共にＬＥＤを点灯する。
７０３,７０７ ＨＰへの注水切換の有無を判断し、注水切換が必要ならばドクタースイッチの水入切スイッチを押してＬＥＤを点灯させる。
７０４,７０５ ＨＰはマイクロモータ若しくはエアタービンかスケーラであるかの判断。
７０８ ライト点灯の場合ドクタースイッチのＨＰライト入切スイッチを押すとＨＰライト入切ＬＥＤが点灯すると共に、ライト点灯を設定する。
【００１１】
以下に図８により医師の治療行為を説明する。
８０１〜８２８ 操作部の表示機能並びに動作機能の付与が終了したので、このフローは医師がフットスイッチを踏込んで治療行為を行う工程である。
８０１ フットスイッチが踏込まれたか否かの判断。
８０２,８０３ 使用するＨＰはマイクロモータか否かの判断を行い、マイクロモータならば回転動作を行う。
このフローは６０１で設定済みであるから、図１２マイクロモータ操作部低速より出てマイクロモータ主回路を通りＨＰを回転させる。
８０４,８０５ フロー６０１で設定済みであるから、図１２マイクロモータ操作部の入切より出てマイクロモータ主回路を通り、ＨＰより冷水を噴出する。
８０６,８０７ フロー７０４で設定済みであるから、図１１ライト操作部より図１０ハンドピースライト主回路へ信号が入り、対応するＨＰのライトが点灯する。
８０８ フットスイッチが依然として踏込まれているか否かの判断。
８１０ ＨＰがハンドピースホルダに格納されたか否かの判断。
８０９ ＨＰがハンドピースホルダに格納された事を確認してマイクロモータ、注水、ＨＰのライトを消灯する。
８１１〜８１９ とり出されたＨＰがエアタービンＨＰか否かの判断を行う。
フローは８０２〜８１０に準ずる。
８２０〜８２９ とりだされたＨＰがスケーラか否かの判断を行う。
フローは８０２〜８１０に準ずるが、８２４,８２５はスケーラ独特のフローであって、スケーラの場合はフットスイッチが踏込まれた場合、ＣＰＵが判断してスケーラの動作を踏込んだ時の状態を維持する。従って８２６,８２８で示すように角度フットスイッチが踏込まれたか否かの判断が必要となる。
【００１２】
上記した回路の制御にはメモリ機能を有するＣＰＵが全体の動作を制御している。 ＣＰＵにはタイミング制御を行うためのクロックとして４ＭＨzの発振器があり、これをステップダウンして１６ＫＨzのクロックとし、シリアルーパラレル変換若しくはパラレルーシリアル変換の伝送クロックとして用いている。
【００１３】
【発明の効果】
実施例にて説明したように、本発明に係る歯科治療装置は、駆動時に何れの操作スイッチを押して椅子の駆動が停止するから、医師が気付かない場合でもアシスタントが緊急停止させることができ、安全性が一段と向上した。
又、障害物が挟まった場合等でも緊急停止して警報を発するので、医師は容易に異常状態を知ることができ、操作パネルスイッチ、チェア手動スイッチ、フットスイッチの何れかが操作されれば、元の位置方向へ若干量復帰するので異常状態の除去も容易にできるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施例の初期設定を示すフロー図である。
【図２】実施例のオート動作を行うためのフロー図である。
【図３】実施例のオート動作を行うためのフロー図である。
【図４】実施例の椅子の上昇・下降並びに背板の起立・傾斜の手動操作を示すフロー図である。
【図５】実施例の操作盤のスイッチを手動操作した場合の無影灯のフロー図である。
【図６】ハンドピースの種類に応じた表示・回転数の制御フロー図である。
【図７】ハンドピースの種類に応じた表示・回転数の制御フロー図である。
【図８】実施例の医師がフットスイッチを踏み込んで治療行為を行うフロー図である。
【図９】実施例のオート動作を行うためのフロー図である。
【図１０】実施例のテーブル部ハンドピースの回路図である。
【図１１】実施例のテーブル部、ドクタースイッチ、アシスタントスイッチ、スケーラ操作部、ライト操作部、ソレノイドバルブ、注水スプレーの回路図である。
【図１２】実施例の無影灯、マイクロモータ操作部、フットスイッチ、エアバルブ、操作部設定記憶用メモリの回路図である。
【図１３】実施例のＣＰＵ、チェア位置検出部、油圧開閉部、保安スイッチ、ブザー、タイマの回路図である。
【図１４】実施例の操作盤ドクタスイッチの平面図である。
【図１５】実施例の歯科治療装置の斜視図である。[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a dental treatment apparatus, and more particularly, to a dental treatment apparatus that is highly safe and that simplifies input / output operations of a dental treatment device and reduces the burden on dentists and assistants.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
There are many input / output of operation signals of the conventional dental treatment equipment such as foot switch, doctor switch, assistant switch, light switch, chair posture control switch, light position control switch, etc., each of which is independently operated and controlled by the operator. However, there is a problem that the necessary items are controlled each time.
In addition, more control items have been added to recent devices, and the number of operation items for that purpose has been increasing, and switches and wiring have been increasing, so that countermeasures have been desired.
[0003]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention relates to a dental treatment apparatus including a treatment chair in which a back plate is raised and lowered and a seat plate is moved up and down. This is a dental treatment apparatus characterized in that the treatment chair is configured to stop urgently even if the user presses the button.
Further, the present invention provides a dental treatment apparatus provided with a treatment chair in which a back plate is raised and lowered and a seat plate moves up and down. In the dental treatment device, a security switch is provided on the back plate and / or the seat plate, and when an obstacle is pressed against the switch during driving. A dental treatment characterized in that the treatment chair is stopped by emitting an alarm sound, and then, when any one of the operation switches of the operation unit is pressed, the alarm sound is canceled and the medical treatment unit is slightly returned to the original position. Device.
In the present invention, it is also preferable that the alarm beep is released when the cause of the operation of the security switch is removed.
The present invention reduces the number of switches, wiring, and the like by using a means such that one circuit has a plurality of functions, thereby reducing the complexity of the apparatus and preventing erroneous operation due to operator's work mistake. It is also a feature.
[0004]
【Example】
FIG. 1 shows an initial setting, and once set, no operation is performed thereafter. If the treatment has been completed last time, the state is stored, so the operation is performed only when the setting needs to be changed.
102 To set the height of the chair and the angle of the back plate, and to select the memory for adjusting the light quantity of the operating light. When the M memory switch of the operation unit is pressed, the memory switch signal shown in FIG. 12 appears. Activate the setting storage memory.
103 When the memory is selected, the auto display 1 to the auto display 5 displayed on the operation panel (the doctor switch and the assistant switch in FIG. 11), the reverse display, the water-off display, and the handpiece (shown as HP) light are turned on. Turns off the display lamps for off display / low speed to high speed display.
104 It is determined whether or not the HP with light has been taken out.
If it has not been removed, it is possible to input to the setting storage memory, and the circuit is switched to the setting side of the chair.
The position keys (auto 1, auto 2, auto F, reset LEDs (auto display 1 to auto display 5 of the assistant switch and auto display 1 to auto display 5 of the doctor switch in FIG. 11)) flash to indicate that setting is possible.
However, it is possible to set only three of auto 1, auto 2, and reset.
Press any one of the 107 auto 1 / auto 2 / reset switches (this sets the patient's introduction position).
Assuming that the auto 1 switch has been pressed, the auto 1 display LED flashes.
109 The LED display corresponding to the pressed switch blinks seven times. Return the display of the 110 LED to the starting point.
This is the display state at the end of medical treatment on the previous day.
When the HP is taken out at 105 104, the low-speed display or high-speed display LED of the doctor switch in FIG. 11 is turned on.
The medium-speed display is only bright or dark and has no intermediate brightness functionally, so the LED is not turned on.
114 Judgment as to whether or not the low-speed display switch has been pressed.
117 When the low-speed display switch is pressed, the low-speed display is turned on and the high-speed display blinks. Same as 119 109. Then proceed to 110.
[0005]
The automatic operation will be described below with reference to FIGS. 2, 3, and 9.
Reference numerals 201 to 320 denote flows for performing an automatic operation, in which automatic selection of an operating light, a security function of a chair, a selection of a timer function, and the like are performed.
202 When one of the switches of auto 1, auto 2, auto 3 (auto F), auto 4 (reset), and auto 5 (auto S) on the operation panel (the doctor switch and the assistant switch in FIG. 11) is pressed. Judgment.
203 Whether or not the auto F (auto 3 switch) / reset (auto 4 switch) has been pressed is determined. When pressed, the blinking of the operating light is determined, and the operating light is turned off.
The extinguishing of the operating light is extinguished when the treatment is over and the backboard stands up and the chair starts to lower or the reset switch is pressed.
In the determination whether or not the tilting function is included in the automatic movement of the back plate, the determination is made based on the result of comparing the memory contents of the setting storage memory of FIG. 12 with the chair position detection unit of FIG. .
205 The same function as 204 is used to determine whether the backboard is standing.
The hydraulic opening / closing unit in FIG. 13 is driven, and the chair moves up or down to a certain position.
209 If the back plate is inclined, it is determined whether or not the timer mode is set.
Whether or not a timer is provided is set in advance, and is fixed thereafter. (FIG. 13)
230 Same operation as 206.
During the operation of 231 to 235 230, it is determined that the timer is ON. If the timer is ON, the back plate is inclined in parallel.
[0006]
The following is an explanatory diagram of FIGS. 3 and 9.
At 301, any switch has been pressed in the determination as to whether or not the system is an auto-set system. As an example, a description will be given assuming that the switch of the auto 1 is pressed.
302 It is determined whether or not the angle of the back plate has reached a position 10 degrees before the set angle. In the case of the chair being lifted, it is determined whether or not the position has reached a position 50 mm before the set position. The value of the setting approval memory of FIG. 12 and the value of the chair position detecting unit of FIG. 13 are read and added by the CPU. Alternatively, it is determined by subtraction.
It is determined whether or not the operating lights 303 to 304 are turned on. Therefore, the operating light is turned on immediately before the setting position of the chair, and is turned off during the setting, so that the patient is not dazzled. It is turned on by the operating light operating section and the operating light main circuit shown in FIG.
305 Judge whether the set position of the auto set has been reached.
If the 321 auto set position has been reached, the LED of the auto 1 display in FIG. 11 is turned on.
316 The operation of the chair is stopped, and at that time, the display of Auto 1 is lit.
306 to 319 This step is for realizing the emergency stop function and its security function. When the auto set switch is pressed, the chair starts operating according to the set value. The emergency stop is performed, and the vehicle returns to the state immediately before the emergency stop to perform the safety function. In this case, the switch to be pressed is not the same switch, and the chair is immediately stopped even if any switch is pressed.
306 to 307 Judge whether the auto set switch is pressed or not.
308 Determines whether the manual switch (shown in FIG. 12) on the foot switch unit has been pressed.
309 When the foot switch is depressed, it is determined whether the air supply of the handpiece operation switch in FIG. 12 or the rotation switch of the motor is operating.
310 Determine whether any of the operation switches has been pressed.
311 Operation determination of the security switch of FIG. The security switch is provided between the back plate and the seat plate, at the three locations of the assistant holder and the back plate. When the back plate moves in the upright direction or the down direction, it is activated when a force is applied by an obstacle or the like. To detect abnormalities.
312 When the security switch is operated, the piezoelectric buzzer of FIG. 13 is sounded.
321 Judgment as to whether or not the force applied to the security switch has been released.
325 If the cause of the operation of the security switch is removed manually or the like, the alarm sound is released, the buzzer stops sounding, and the flow proceeds to flow 320.
327 Chair motion stops.
322, 323, 324 If the security switch is not released and the buzzer is sounding, it is determined whether any switch on the operation panel has been operated or not, and whether the manual switch of the chair has been operated. It is determined whether or not the foot switch has been depressed, and if neither of them is performed, the buzzer continues to sound. If any switch is operated, the buzzer sound stops and the flow proceeds to flow 313.
313-315 Emergency stop of the chair and return to the position just before the operation, and in order to maintain safety, determine whether it is descending / tilting, descending / standing, rising / tilting operation, and quantitative / ascent. -Perform any of the standing operations. The function of returning the set angle of the back plate to 10 degrees and returning the chair position to the original position of 50 mm is previously set in the CPU. 316 Stop the chair at a safe distance from the emergency stop position.
320 Judgment as to whether all switches on the foot petal and operation panel are open.

[0007]
The lifting of the chair and the undulation of the back plate will be described below with reference to FIG.
401 to 431 are flowcharts showing manual operations of raising / lowering the chair and raising / tilting the backboard using the foot switch of FIG.
402 to 406 This is a flow in which the chair is raised by the foot switch.
It is determined whether the ascent limit has been reached. If the ascent is still elevated, the security switch is turned on and the ascent is stopped.
407 to 410 This is a flow in which the chair is lowered by the foot switch. When descending beyond the descending limit or when the security switch is operated for some reason, the flow returns to the flow 312 and the buzzer is sounded.
411 When the descending limit is reached, the descending operation is stopped.
412 to 415 is a flow in which the back plate of the chair is tilted by the foot switch.
If the vehicle is inclined beyond the inclination limit, or if the security switch is operated for some reason, the flow returns to the flow 312 to sound the buzzer.
416 When the inclination limit is reached, the inclination operation is stopped.
417 Judgment of whether or not the backboard is standing.
If it does not stand up, it proceeds to the operation light flow.
418 By comparing the setting storage memory of FIG. 12 with the signal of the back plate portion of the position detecting unit of FIG. 13, it is determined whether or not the back plate position is 70 degrees or less.
419 The back plate is erected by the hydraulic opening / closing unit in FIG.
420 Compare the chain position detector with the setting storage memory to determine whether the back plate has reached 70 degrees.
421 to 423 Stop when it is determined that the back plate has reached the 70-degree position.
424-425 If the foot switch is still depressed even though the back plate has reached the 70-degree position, a buzzer will sound and inform that 70-degree has been reached.
426 to 431: The back plate position indicates a flow in which the position is abnormal at 70 degrees, and the same operation as the flow of 418 to 423 is performed.
However, the buzzer does not sound even if the foot switch is kept depressed after reaching the standing limit.
[0008]
The blinking and light amount adjustment of the surgical light will be described below with reference to FIG.
This is a flow in which blinking and light quantity adjustment of the operating light are performed when any one of the doctor switch and the assistant switch is manually operated.
501 The operating light switch is turned on / off by determining whether the doctor switch or the assistant switch in FIG. 11 has been pressed.
By determining whether or not the operating light main circuit of FIG. 12 is operating, the operation is performed such that if the operating light is turned on, the light is turned off, and if the operating light is turned off, the light is turned on. This function allows the doctor and the assistant to operate the switches independently.
505 Detects that any one of the five handpiece priority circuits in FIG. 10 has been picked up and issues a detection signal.
As an example, No. If 3HP is picked up, the handpiece priority circuit detects this and sends out a handpiece removal signal.
This signal is output as the handpiece identification signal in FIG. 12, and the CPU determines the presence or absence of the signal. Since this identification signal is output as an 8-bit signal, any one of identifications 1 to 8 operates.
506 Judgment as to whether foot switch has been depressed.
507 to 509 When the foot switch is depressed, if the operating light is on, the light is turned off, and if it is off, the light is turned on.
It can be turned on / off simply by depressing the foot switch, so that the doctor can blink the operating light without using a hand, which is hygienic.
510 FIG. 11 Any one of the low / medium / high speed display LEDs of the doctor switch is lit to indicate the current state.
When the brightness of the doctor switch is adjusted to one of low, medium, and high speed, any of the low, middle, and high speed LEDs corresponding to the brightness is turned on.
At the same time, the operating lamp main circuit of FIG. 12 switches to any of low, middle and high.
When this flow ends, the process returns to the start.
518 to 519 The on / off operation of the operating light is detected, and the operating light is turned on if it is turned off.
When the HP is taken out, the shadowless lighting is always turned on, and then the flow proceeds to the HP adjustment flow.
[0009]
Hereinafter, the HP selection control will be described with reference to FIG.
601 to 623 perform display control and selection control of the number of rotations in accordance with the type of HP taken out.
601 The data corresponding to the extracted HP is read.
As an example, No. Assume 3 low speed micromotors.
602 to 604 Identify the type of HP to be read.
No. in the previous step. Since the low-speed micromotor is selected, any of reverse, water injection, with light, and display of the low / medium / high speed rotation range is required, so the set conditions are displayed on the indicator lamp of the doctor switch.
609 Judgment of low / medium / high speed rotation.
Since the case is a low-speed micromotor, the low-speed display LED of the doctor switch is turned on, and a signal is output to the low-speed switch and the micromotor operation unit at low speed.
611,612 It is determined whether the extracted HP is the micromotor HP or the air turbine HP.
614 to 619 Press the speed adjustment switch of the doctor switch to store it in the setting storage memory, and turn on the corresponding LED.
613 Determine whether the fetched HP is a scaler.
620 to 623 The same operation as 614 to 619 is performed. Switches are also used.
[0010]
Hereinafter, the control function of the HP will be described with reference to FIG.
As in the case of the 701 to 708 600 series, reverse, water injection, and turning on / off the HP light are determined, and respective functions are provided.
Steps 100 to 700 are steps for providing a display function and an operation function of the operation unit.
At step 701, it is determined whether the micromotor HP is rotating forward or reverse. If the user wants to rotate the micromotor HP in reverse, pressing the reverse switch of the doctor switch turns on the reverse display LED.
702, 706 Next, it is determined whether or not the HP is the micromotor HP. If the HP is the micromotor HP, the reverse switch of the doctor switch is pressed and the LED is turned on.
703, 707 It is determined whether or not the water injection switching to the HP is performed. If the water injection switching is necessary, the water on / off switch of the doctor switch is pressed to turn on the LED.
704,705 Determine if HP is a micromotor or air turbine or scaler.
708 When the light is turned on When the HP light on / off switch of the doctor switch is pressed, the HP light on / off LED is turned on and the light is set.
[0011]
Hereinafter, the treatment performed by the doctor will be described with reference to FIG.
Since the provision of the display function and the operation function of the operation unit has been completed, this flow is a step in which the doctor performs a therapeutic action by depressing the foot switch.
801 Judge if foot switch is depressed.
802, 803 Determine whether the HP to be used is a micromotor or not, and if it is a micromotor, perform a rotation operation.
Since this flow has already been set in 601, the micromotor operating section in FIG. 12 exits from the low speed and passes through the micromotor main circuit to rotate the HP.
804, 805 Since the flow has been set in the flow 601, the cold water is ejected from the HP through the micromotor main circuit through the on / off of the micromotor operation unit in FIG.
806, 807 Since the setting has been completed in the flow 704, a signal is input from the light operation unit in FIG. 11 to the handpiece light main circuit in FIG. 10 and the corresponding HP light is turned on.
808 Judge if foot switch is still depressed.
810 Determine if HP has been stored in handpiece holder.
After confirming that the 809 HP is stored in the handpiece holder, turn off the lights of the micromotor, water injection, and HP.
It is determined whether or not the extracted HP is an air turbine HP.
The flow conforms to 802 to 810.
It is determined whether the extracted HP is a scaler.
The flow conforms to 802 to 810, but 824 and 825 are unique to the scaler. In the case of the scaler, when the foot switch is depressed, the CPU judges and the state when the operation of the scaler is depressed is maintained. I do. Therefore, it is necessary to determine whether or not the angle foot switch is depressed as indicated by 826 and 828.
[0012]
In controlling the above-described circuits, a CPU having a memory function controls the entire operation. The CPU has a 4 MHz oscillator as a clock for performing timing control. The oscillator is stepped down to a 16 KHz clock and used as a transmission clock for serial-parallel conversion or parallel-serial conversion.
[0013]
【The invention's effect】
As described in the embodiment, since the dental treatment apparatus according to the present invention stops driving the chair by pressing any operation switch at the time of driving, the assistant can emergency stop even if the doctor does not notice, and Sex has been further improved.
In addition, even when an obstacle is caught, etc., the emergency stop is issued and an alarm is issued, so that the doctor can easily know the abnormal state, and if any of the operation panel switch, chair manual switch, foot switch is operated, There is an advantage that the abnormal state can be easily removed because the position slightly returns to the original position.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing an initial setting of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart for performing an automatic operation of the embodiment.
FIG. 3 is a flowchart for performing an automatic operation of the embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing a manual operation of raising and lowering the chair and raising and tilting the back plate according to the embodiment.
FIG. 5 is a flowchart of an operating light when a switch on an operation panel of the embodiment is manually operated.
FIG. 6 is a control flowchart of a display / rotation speed according to a type of a handpiece.
FIG. 7 is a control flowchart of a display / rotation speed according to a type of a handpiece.
FIG. 8 is a flow chart in which the doctor of the embodiment depresses a foot switch to perform a therapeutic action.
FIG. 9 is a flowchart for performing an automatic operation of the embodiment.
FIG. 10 is a circuit diagram of a table handpiece according to the embodiment.
FIG. 11 is a circuit diagram of a table unit, a doctor switch, an assistant switch, a scaler operation unit, a light operation unit, a solenoid valve, and a water spray according to the embodiment.
FIG. 12 is a circuit diagram of an operating light, a micromotor operation unit, a foot switch, an air valve, and an operation unit setting storage memory according to the embodiment.
FIG. 13 is a circuit diagram of a CPU, a chair position detecting unit, a hydraulic opening / closing unit, a security switch, a buzzer, and a timer according to the embodiment.
FIG. 14 is a plan view of the operation panel doctor switch of the embodiment.
FIG. 15 is a perspective view of the dental treatment apparatus according to the embodiment.

Claims (2)

背板が起伏し、座板が昇降する治療椅子を備えた歯科治療装置であり、治療椅子の背板の起伏駆動時又は座板の昇降駆動時に、操作部の何れの操作スイッチを押しても、治療椅子が緊急停止するように構成した歯科治療装置において、背板又は／及び座板並びにアシスタントホルダに保安スイッチを有し、駆動時に同スイッチに障害物が圧接すると警報音を発して治療椅子が停止し、次いで操作部のいずれかの操作スイッチを押すと警報音を解除すると共に元の位置方向へ若干量復帰するように構成したことを特徴とする歯科治療装置。 It is a dental treatment device provided with a treatment chair in which the back plate is raised and lowered, and the seat plate moves up and down. in dental treatment device configured to treat a chair is emergency stop, has a safety switch on the back plate and / or the seat plate and assistant holder, obstacles in the switch when the drive is an alarm sound and pressure-contact therapy A dental treatment apparatus characterized in that the chair is stopped, and then, when one of the operation switches of the operation section is pressed, the alarm sound is released and the chair is slightly returned to the original position. 保安スイッチが作動した原因が除去されると警報音が解除されるように構成したことを特徴とする請求項１記載の歯科治療装置。Dental treatment device according to claim 1, characterized by being configured as alarm sound cause safety switch is actuated is removed is released.

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