JP3550610B2 - 自動車用座席一体型子供用座席 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車用座席に組込自在な、子供用座席に関するものであり、特に、これは自動車の後部座席領域の座席用である。必要の無いときには、子供用座席は、低い引込み状態にし、その状態では、そのシートカバーが、自動車用座席のカバーに対して突出しない。このように、実質的には突出せず、自動車用座席は通常大人が使用することが出来る。しかしながら、子供用座席は、展開位置に置くことも出来、この位置では、子供用座席のシートカバーは自動車用座席のカバーに対して突出する。このようにして、子供に必要な高い座席位置にすることが出来る。
【0002】
【従来の技術】
この種の公知の子供用座席では、支持構造とフレームを平行四辺形型アームにより接続し、該アームに、適宜なロック装置を連結させることにより、子供用座席を前記2つの位置に調整することが出来るようになっている。子供用座席を低い引込み状態から展開位置に変える際には、平行四辺形のデザインにより、支持構造の前端は、自動車用座席の背もたれ方向に旋回する。こうして子供は、短い座席面を持ち、しかも子供用に特別に調整したり、変えたりしないでも自動車用座席の背もたれに寄りかかることが出来ることが保証される。
更に、子供用座席の構造上の解決方法として、後部座席の広い肘掛けを、子供用座席のベースとして使用することも知られている。
平行四辺形運動学を用いて子供用座席を作動させるには、不便である。更に、その構造上のデザインは満足できるものではなく、これは、特に引込み状態及び展開位置にするためのロック装置に言えることである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
こう言った点に関して、本発明は役に立つようになる。即ち、本発明の目的は、最初の装備段階での付属品として、操作及び組立てが簡単な形で通常の自動車用座席に組込むことが出来る、平行四辺形運動学を応用した子供用座席を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的は、自動車用座席一体型子供用座席によって達成することができる。
即ち第一の発明は、通常座席高さにおける低い引込状態と展開位置との間で調節自在であり、前記展開位置においては前記通常座席高さに対して突出するもので、後部座席領域においての座席として特に使用される自動車用座席一体型子供用座席において、前記自動車用座席一体型子供用座席は、フレーム(20)と支持構造(28)を有し、前記フレーム(20)と前記支持構造(28)を、少なくとも1つの対角線方向固定ブレース(32)を介して、前及び後平行四辺形アーム(22、24)によって互いに枢着接続し、前記対角線方向固定ブレース(32)の一端を、前記フレーム(20)又は前記支持構造(28)又は前記一方の平行四辺形アーム(22、24)と枢着させると共に、他端を、前記平行四辺形アーム(22、24)のうち少なくとも一方又は前記フレーム(20)又は前記支持構造(28)に形成された縦ガイド(36)においてトランスバース部(34)を介してガイドさせ、ロック部(38)を設け、前記ロック部(38)に、前記トランスバース部(34)を収納し得る、前記縦ガイド(36)に対して横方向に伸延した逃げ面が形成された、少なくとも1つの保持用切欠き(40)と、該保持用切欠き(40)から前記トランスバース部(34)を解除するためのハンドル(42)を設けて構成される。
また第二の発明は、第一の発明において、少なくとも1つの平行四辺形アーム(22又は24)、望ましくは、少なくとも1つの後平行四辺形アーム(24)をバネ(54)と対応させ、前記バネ(54)は、前記支持構造(28)に荷重がかかっていない通常状態において前記子供用座席にプレストレスを加えて、該子供用座席を前記引込状態に対して、数ミリメートルから数十ミリメートル、例えば、20乃至60ミリメートル、望ましくは、40ミリメートル浮き上がらせるようになっている。
また第三の発明は、第二の発明において、前記バネ(54)は、1つの平行四辺形アーム(22又は24)における枢着点を取巻く形の、脚バネ又はV字型に折り曲げられた板バネである。
また第四の発明は、第一の発明において、前記支持構造(28)の下方にロック装置(44)を移動自在に配設し、前記ロック装置(44)の一方側に接手(48)を、子供用座席が引込状態にある際に該接手(48)が前記フレーム(20)の突出固定部材(52)の下方に到達して前記引込状態を拘束する形で設け、前記ロック装置(44)の他方側を、アーム(46)を介して前記ロック部(38)に接続して、前記ロック部(38)の前記ハンドル(42)の動作により該接手(48)が引かれ又は押されることにより該接手(48)が前記突出固定部材(52)から自由になるようにした。
また第五の発明は、第四の発明において、前記ロック装置(44)は戻しバネ(50)と対応しており、前記戻しバネ(50)は、前記接手(48)と前記ロック部(38)に対してロック状態にさせようとする形でプレストレスを与えるようになっている。
また第六の発明は、第一の発明において、前記ロック部(38)に、少なくとも2つの相違する展開位置において前記支持構造(28)を調節し得る形で、少なくとも2つの保持用切欠き(40)を設けた。
また第七の発明は、第一の発明において、前記トランスバース部(34)を、少なくとも2つの相違する展開位置において前記支持構造(28)を調節し得る形で、前記縦ガイド中にガイドされた摺動部(58)に枢着し、前記摺動部(58)に、少なくとも1つの凹み、又は前記トランスバース部(34)と対応し前記保持用切欠きに挿入固定される1つのトランスバース突起部を設けた。
また第八の発明は、第一の発明において、前記支持構造(28)に座席カバー(30)を設け、前記座席カバー(30)の全周囲を、エプロン(59)を介して通常の座席カバーに接続した。
また第九の発明は、第一の発明において、前記フレーム(20)は、子供用座席が装備される自動車用座席における通常座席の支持部に対して配置され固定される、平坦な部材である。
また第十の発明は、第一の発明において、前記引込状態において、前記平行四辺形アーム(22、24)は同一平面内に存在する。
また第十一の発明は、第一の発明において、前記支持構造の側方に巻きベルト用のガイド部を設け、前記ガイド部を介して前記巻きベルトが巻き通され得るようにした。
また第十二の発明は、第一の発明において、ロックコンポネントを設け、前記ロックコンポネントが、前記支持構造(28)が子供の重量によって加重される際に前記ロック装置(44)の動作を阻止し、望ましくは、前記ロック部(38)は、逃げ面が形成された保持用切欠き(40)を有し、前記逃げ面は、前記保持用切欠きの底部においてよりも開口部において、前記ロック部(38)の回転軸に接近している。
また第十三の発明は、第一の発明において、子供の重量によって前記対角線方向固定ブレース(32)に張力が加えられる。
また第十四の発明は、第一の発明において、前記対角線方向固定ブレース(32)に、エネルギーの供給によって伸長し得る領域(66)を形成し、望ましくは、前記伸長し得る領域(66)は、前記対角線方向固定ブレース(32)における、曲折した又はS字型の又はZ字型の領域である。
また第十五の発明は、第一の発明において、前記支持構造(28)に弾性部(68)を移動自在に配設し、前記弾性部(68)はプレストレスが加えられることにより突出するようにし、前記弾性部(68)にブロック部材(70)を接続し、前記弾性部(68)の弾性程度を、前記座席に荷重が加えられていない際には前記ブロック部材(70)が第一の位置に位置し、前記座席に子供による荷重が加えられている際には前記ブロック部材(70)が第二の位置に位置するように選択し、前記展開位置においてのみ及び前記ブロック部材(70)の前記第二の位置においてのみ、前記ブロック部材(70)が、前記ロック部(38)又は該ロック部(38)に接続された構成要素、特にロック装置(44)の動作の経路上に存在して、前記座席が前記展開位置から解除されないように前記動作を阻止するようにした。
なお、( )内の番号等は、図面における対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0005】
【作用】
上記した構成により本発明のうち第一の発明では、好ましくは少なくとも一方の前平行四辺形アーム又は2つの前平行四辺形アームに形成された縦ガイド中に、トランスバース部が案内され、該縦ガイド内のトランスバース部の位置が、ロック部により固定され、従って展開位置が安定される。
また本発明のうち第二の発明では、バネが、通常の位置において支持構造を十分に引き挙げるので、該支持構造は引込状態から数ミリから数十ミリ上に位置するようになり、またこのバネにより、ロック装置が展開位置若しくは引込み状態で解除されるときはいつでも、子供用座席の動作、即ち中間位置にまで移動する動作は保証される。
また本発明のうち第三の発明では、バネは、平行四辺形アームをその枢着点回りに付勢する。
また本発明のうち第四の発明では、引込状態において、ロック部のハンドルにかかる圧力を介して、アームに作動力がかけられ、その結果、接手が突出固定部材から自由になり、子供用座席が展開される。
また本発明のうち第五の発明では、戻しバネが、前記ロック装置に対応しており、接手及びロック部には、それらがロック位置に向かうようにプレストレスが加えられる。
また本発明のうち第六又は第七の発明では、トランスバース部がロック部により相違なる高さに設定される。
また本発明のうち第八の発明では、全周囲のエプロンが設けられて、支持構造上の座席カバーと通常のシートカバーとを連結する。
また本発明のうち第十一の発明では、ガイド部により、巻きベルトが子供の骨盤領域にピッタリと合う。
【0006】
本発明のうち第十二の発明では、子供が子供用座席に座っている際にはロック装置が不用意に作動されることがなく、また保持用切欠きに保持されているトランスバース部を該保持用切欠きとの係合から解除する動作は、まず支持構造を上方に持ち上げる形で、保持されているトランスバース部を保持用切欠きの開口部に移動させた後、ロック部を回転させる形で行われる。
本発明のうち第十四の発明では、子供用座席を搭載した自動車等が事故等によって急激に減速した場合、子供及び、該子供を載せた支持構造は、該子供用座席に対して前記自動車等の進行方向、即ち前方に向う慣性力が生じ、この支持構造に生じる慣性力によって該支持構造と車体部分とを連絡する対角線方向固定ブレースに張力が加わる。
本発明のうち第十五の発明では、子供用座席に子供が座っている際には、第二の位置に位置するブロック部材がロック装置の不用意な動作を阻止する。
なお、更なる発明の利点や特徴は、残りのクレーム及び次に示す実施例の記述からでてくるものであるが、該記述は限定的に解釈すべきではなく、図面と参照して詳しく説明する。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、展開位置における子供用座席の部分断面斜視図、
図2は、折り畳み位置における図1に示す子供用座席を示す図、
図3は、展開状態における子供用座席に、子供が乗っている状態を示す透視図、
図4は、展開状態における、図1に示す子供用座席を示す図、
図5は、2つの相違する高さ位置設定に用いる2つの保持用切欠きを有する、図1に示すロック部を示す図、
図6は、図1に対応する図(但し、子供用座席の高さ調節用摺動部が設けられている)、
図7は、図4と同様ではあるが、別の構造を示す側面図、
図8は、図4と同様ではあるが、フレームに沿った縦ガイドを有する側面図、
図9は、図4と同様ではあるが、動力作動ドライブを有する側面図、
図10は、子供に安全なロック部及び可伸長領域を有する、図5と同様な図、
図11は、乗員の重量により作動する、子供に安全なメカニズムを有する図4と同様な図である。
【0008】
図に示すように、本発明による子供用座席は、フレーム20を有しており、該フレーム20は、本質的には平坦な曲り板及び、後述する前後の平行四辺形アーム22、24を接合するため該曲り板から立ち上がる支持構造部から構成されている。自動車用座席(なお、自動車用座席はここでは詳述していない。)の座席サポートを構成している車体部分26の形状に合うように、金属板が設けられている(図3、図7、図8)。フレーム20は、ポップリベット(ポップニート)等によりこの車体部分26に接続されている。なお、図に示されたデザインでは、子供用座席は、付属品であり、最初の装備段階で特別に装着する。
前平行四辺形アーム22、後平行四辺形アーム24はそれぞれ2本づつ設けられており、該アーム22、24は、接合部でフレーム20に枢着されている。前記接合部の反対側端部では、アーム22、24が、同様にして、支持構造28に枢着されている。支持構造は、フレーム20のように、本質的には、子供用の実際の座席を形成している板状の構成部分及びリンクジョイントを組み立てるサポートプロフィールからなっている。支持構造は、子供用座席を支持する機能をもち、座席カバー30を有している。
また、斜め方向に形成された固定ブレース32が、フレーム20上で一方の後アーム24のジョイントシャフト上に枢着されている。また、固定ブレース32は、その他端部において、各前アーム22に形成された縦ガイド36と係合しているトランスバース部34を有している。この構造により、トランスバース部34は、縦ガイド36から外れないようになっている。図1乃至図5による第1実施例においては、トランスバース部は、両側を連結するための直角に曲がった連結棒の両側の先端にそれぞれ形成されている。
図1に示すように、展開位置における子供用座席を、前述した部品、即ち、トランスバース部34及び縦ガイド36を、ロック部38と共に共動させることによりロックさせる。ロック部38は、支持構造28と共に一方の前アーム22の連結点に枢着されており、横シャフト上に設けられている。また、ロック部38は、トランスバース部34を保持する保持用切欠き40を2つ有している。ロック状態においては、図1に示すように、一方の保持用切欠き、即ち上方の切欠き40はトランスバース部34と係合している。図1に示すように、保持用切欠き40は前方、即ち座席の先端に向けて開放されており、ロック部38を左回りの方向(図1の)に回転させることにより、ロック部38はトランスバース部34との係合が外れ、ロックが解除される。従って、保持用切欠き40の逃げ面は、本質的にロック部38の回転軸の回りの円弧に近似した形状である。
ロック部38は、ハンドル42を有しており、該ハンドル42は、その下端部から突出している。ハンドルにかかる圧力により、前述した回転運動が起こり、トランスバース部34が保持用切欠き40から外れる。また、弾力性を有するように作られたハンドル42は、一種の安全装置としても作動し得る。該安全装置は、上方に突出した弾性フィンガによって、通常ロック部38が自由に回転するのを防ぎ、ハンドルに十分な圧力がかかるまでロック部38を解除しないようになっている。
ハンドルは、自動車座席の側面に設け、自動車ドアが開いた時にだけ、このハンドルにアクセスすることが出来るようにしてもよい。これにより、子供がハンドルで遊び、作動してしまう危険性を回避することが出来る。
支持構造28下方には、ロック装置44が設けられており、該ロック装置44は、アーム46と接手48を有している。ロック装置44は、戻しバネ50によってロック位置になるように、プレストレスが加えられている。図1に示すように、アーム46は、ロック部38の外周領域に重なり合っており、これによりリンクジョイントを形成している。このように、ロック部38を回転させることにより、アーム46は前後に押され、該アーム46に連結した接手48も同様に押され、戻しバネ50の作用に逆らって解除運動が起こる。
接手48は、フレーム20の突出固定部材52に対応している。突出固定部材52は、本質的にフレーム20の穴によって形成されている。接手48は、引込みの際該接手48が穴の付近に移動させられ、座席が移動して引込み状態になる際に、自動的に、突出固定部材52の下部で固定されるように構成されている。突出固定部材52は、ハンドル42を作動させることにより、この位置から解除される。ハンドル42を作動させることにより、ロック部38は回転し、ロック部38はアーム46を駆動させ、これによりアーム46は接手48を、接手48の、突出固定部材52に対する係合を外すように後方に移動させる。
別の構成として接手48が座席の前端まで突出し、アーム46がロック部38を介して押圧され、それにより接手48を突出部から解除させるようになっていても構わない。
【0009】
尚、側部の対角線方向の固定ブレースを1つだけ設けてもよいし、若しくは、中央の対角線方向に固定ブレース32を1つ設けても構わない。しかしながら、平行四辺形アーム22、24による側部の各組に対して、対角線方向の固定ブレース32を1つづつ設けることも可能である。ロック部38は、対応して構成されている。ロック部38は座席の一方の側にのみ設けられていてもよいが、図1に示すように、座席の前面領域中に伸延していても構わない。座席の前面領域中を伸延している場合には、比較的大きなハンドル42を使用することが出来るメリットがある。
【0010】
各後平行四辺形アーム24の下部ジョイントは、座席上昇バネと対応しており、以後これを中間点バネ54と称する。実施例においては、これはねじりコイルバネ型の脚バネとして構成されている。しかし、これはヘアピン状若しくはV型の板バネでも構わない。このバネは一方がフレームに、リベット止めにより若しくはそこに挿入して固定され、他方は対応する後平行四辺形アームに装着されている。中間点バネ54は、アーム24とフレーム20間における回転ジョイントの軸を取り巻いている。座席に重量がかかっていない時には、ロックしていなければ、支持構造28の位置は、該中間点バネ54によってフレーム20の略40ミリ上にあるようになる。この位置から2つの目的位置即ち、展開位置と引込み状態はたやすく到達できる範囲内にある。
【0011】
図2では、自動車の座席カバーの外形も示されている。子供用座席が引込み状態にあるとき、座席カバー30は同じ高さにある。引込み状態における、該支持構造28の前部分の下方には、足乗せ56が設けられており、該足乗せ56はフレーム20に或いは、図1に示すように、対応する車体部分26に固定して接続されている。子供用座席が、足乗せ56が実質的に人目につかない引込み状態の時には、足乗せ56は、自動車用座席の前端の通常の輪郭に組み込まれる。足乗せ56は、子供用座席が展開位置に位置したときにのみ見えるようになる。足乗せ56は、足を置くための上方に向いた表面を有し、大きな子供のふくらはぎ用に、それにふくらはぎを当てるため前端に対して前方に突出した柔軟な詰め物を有する座席カバーから本質的に構成される。
【0012】
特に図2乃至図4に示すように、支持構造28の後端及び座席カバー30は、展開及び引込み動作の際に、クッション部57の回りを移動する。クッション部57は、その動作に(部分的に)組み込まれていてもいなくても良い。このように、例えば前記後端は、ジョイントを形成する布の腹板によってクッション部に接続していても構わない。
座席カバー30は、適宜な手段により、隣接するカバーの部分に接続しており、これにより無闇に空中空間に突出する危険が無い。図3に示すように、かなりしなやかな材質からなるエプロン59が、あらゆる方向から子供用座席を隠すように設けられている。
図3に示すように、シートベルト用ガイド部61が、子供用座席の両側に設けられており、子供に適したシートベルトの使用を可能にしている。
【0013】
図5では、互いに上下に配置された形の、2つの保持用切欠き40を有したロック部38が示されている。展開位置においては、2つの相違する高さ位置に調節することが出来る。
図6には、2つの相違する高さ位置に設定するための別の例が示されている。この例においては、前平行四辺形アーム22の縦ガイドの中に摺動部58が設けられており、該摺動部58は、対角線方向に形成された固定ブレース32とジョイントリンクしており、2つのくぼみを有している。このくぼみは、保持用切欠き40の機能を持つ。ロック部38のペッグは、くぼみに係合することが出来ると同時に、縦ガイドの案内壁を貫通する形で伸延し、案内壁によってロック性が向上される。
更に都合が良いことには、少なくとも1つある、対角線方向の固定ブレース32は、押圧バネとして、(少なくとも部分的には)実施されてもよく、例えば固定ブレース32は2つの部分からなっていてもよい。即ち、この2つの部分は、中間位置において互いにスライド交差し、互いがバネによって接続されているものである。こうして、支持構造28のフレーム20に対する飛び出しが実現する。一方、2つの部分からなる、対角線方向の固定ブレースは、適宜形成された適当なロック部によって、互いに2つの部分を固定するようにしてもよく、こうすることによって4本棒結合メカニズムを固定することになる。
フレーム20は、必ずしも、分離した部分からなる必要は無く、車体部分26に組み込まれていても構わない。この場合においては、平行四辺形アーム22、24の連結領域は常設されることになる、該連結領域は、自動車に子供用座席を装備する際にだけ使用されることになる。
【0014】
図7は第1実施例と同様の構成を示しているが、縦ガイドは、その上部領域においてねじれており、従ってこの領域において、縦ガイドは(直線状の)対角線方向の固定ブレース32の方向に向かって(セルフロックする角度の範囲内で)垂直に伸延している。このようにすれば、独立したロック部は不要となる。
図8は、フレーム20に形成された、或いは、フレーム20に固定して接続された縦ガイドを示している。対角線方向の固定ブレース32は一端で、少なくとも前平行四辺形アーム22に取り付けられており、他端ではフレーム20の縦ガイドに案内されている。固定ブレース32はトランスバース部を有しており、2つの固定アーム62によりロックされている。前記固定アーム62は、ボーデンワイヤにより作動され、一方が前述した展開位置をロックし、他方が引込み状態を維持させる。
図9は、更に、動力作動型駆動を示している。対角線方向の固定ブレース32が、歯付き部64に一端領域で接続しており、該歯付き部64は動力駆動ピニオンにより調整することが出来るようになっている。他端領域では、固定ブレースは縦ガイド中に案内されており、縦ガイドは後平行四辺形アーム24により支持されているか、若しくは、該アーム24上に形成されている。図に示した固定位置では、縦ガイドと固定ブレース32間は90°以下である。モータのメカニズムは、セルフロックである。
【0015】
図10は、子供に安全な固定装置を示している。保持用切欠きの逃げ面の形状は、支持構造28を持ち上げて、初めてトランスバース部が解除され得るように選択する。支持構造28に重量を加えている図3の子供が、ハンドルを操作しても、固定装置を解除することが出来ない。図10に示すように、保持用切欠き40は、その逃げ面が、ロック部38の回転軸のまわりに円弧を形成する形で形成されているわけでなく、むしろ逃げ面が保持用切欠き40の開口部に近づくほど該逃げ面は、該回転軸に近づくようになっている。
更に図10においては、子供に安全な固定装置の具体的構成とは独立して、可伸長部66が、対角線方向に形成された固定ブレース32中に付加的に設けられている。これは、曲折した形状であり、次の機能を持つ。即ち、固定ブレースは張力の作用した状態にある。子供用座席が装備してある自動車は、事故が起こって急激に減速する際、特に子供が受ける加速力によって、支持構造28は前方に移動する。このような事故によって生じる加速力が作用すると、可伸長部66は伸長する。事故によらない通常の加速では、可伸長部66は伸長しない。固定ブレース32がその可伸長部66内で長くなることと、事故によって生じた加速により、支持構造28はシートカバー30と共に、通常よりもっと前方に回転することが出来る。即ち、座席の深さが増す。これにより事故によって加速が生じる際に起きるシートベルトの延びを補う。可伸長部66が伸長するにはエネルギーが必要となるが、この様に事故に関連した状況では、エネルギーは固定ブレース32の領域中に吸収される。
可伸長部66の実際の構成は、選択の幅が広い。図10は、その構成の1つに過ぎない。可伸長部66は、固定ブレース32の実際の外形から突出しても突出していなくても構わないし、Z型或いはS型に形成された領域でもよい。決め手となる唯一の点は、事故によって生じた加速のもとで即ち、固定ブレース32を伸長させるに十分な力のもとで固定ブレースの全長が長くなるということである。
図11に示すように、弾性部68は支持構造28から突出しており、該弾性部68は支持構造上に設けられている。弾性部68は、基本的には、板バネ若しくは広バネの鋼板により形成されている。また弾性部68はブロック部材70に接続しており、支持構造の開口部と対応している。図1乃至図4に示す第1実施例と同様に、ロック装置44が支持構造の下方に設けられている。しかしながら、この場合においては、ロック装置は一体として構成され、ハンドル42をも組み込んでいる。アーム46は接手48及びハンドル42と一体的に接続している。ロック装置にはロック部38と係合する駆動スロットが設けられており、該駆動スロットにより、ロック部38は作動される。このロック装置の移動領域は、ブロック部材70の移動領域と交差する。座席に重量をかけず、ブロック部材が第1の位置に位置している場合には、図11に示すように、ロック装置44は第1の実施例と同様に前後に移動することが出来る。しかしながら、ブロック部材が第2の位置に位置しているときには(図11には示されていない。)、従ってその位置ではブロック部材が支持構造内に開口部を介して伸びているのであるが、このブロック部材がロック装置の動きを、ロック装置が(図11の)右側に移動することが出来ないように妨害をする。また、ロック部38は示されたロック位置から外れて回転することは不可能である。このように座席は展開位置から外れて下方に移動することは無く、ブロック部材70がロック装置44の動きを妨害する限り展開位置に留まる。
弾性部68の弾性の程度は、座席に荷重がかかっていない際には、常に第1の位置に位置するように選択される。子供により座席が押えられると直ちに、ブロック部材70は第2の位置に移動し、座席に荷重がかかっている限り、そこに留まる。実際弾性の程度は、座席に荷重がかかっていない時、弾性部68がブロック部材70を、第1の位置において確実に保持し得るように選ばれる。2−4kg程の負荷がかかれば十分にブロック部材70を移動させることが出来、そこに維持させることが出来る。
(図に)示された構成においては、弾性部は、支持構造28の略半分の長さの鋼板バネであり、支持構造28の前3分の1の箇所で鋲着されている。また、弾性部は座席の幅の約半分に亘って伸延している。
座席が引込み位置にある際には、ブロック部材70は作用しない。引込み状態に向かうロック装置の解除動作の経路は、展開位置に向かう場合の経路よりも例えば50%ぐらい短くなるよう選ばれる。図11はこのことを示している。破線で示された引込み状態では、ロック装置44は、それが展開位置にあるよりも、ブロック部材70からかなり離れている。
上述した安全装置は、以上述べた実施例に述べたもの以外の方法で構成することも出来る。例えば、ブロック部材70は、ロック部38に直接作用することも出来、或いは、別のハンドル42に作用させることも出来る。ロック装置44は別の部品を使用して製造することも出来る(第1実施例のように)。板バネの代わりに、金属板を設けることも出来、該金属板は圧力バネによって支持構造に対して支持される。ブロック部材70は、弾性部68と組み合わせて一体にすることも可能である。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のうち第一の発明によれば、通常座席高さにおける低い引込状態と展開位置との間で調節自在であり、前記展開位置においては前記通常座席高さに対して突出するもので、後部座席領域においての座席として特に使用される自動車用座席一体型子供用座席において、前記自動車用座席一体型子供用座席は、フレームと支持構造を有し、前記フレームと前記支持構造を、少なくとも1つの対角線方向固定ブレースを介して、前及び後平行四辺形アームによって互いに枢着接続し、前記対角線方向固定ブレースの一端を、前記フレーム又は前記支持構造又は前記一方の平行四辺形アームと枢着させると共に、他端を、前記平行四辺形アームのうち少なくとも一方又は前記フレーム又は前記支持構造に形成された縦ガイドにおいてトランスバース部を介してガイドさせ、ロック部を設け、前記ロック部に、前記トランスバース部を収納し得る、前記縦ガイドに対して横方向に伸延した逃げ面が形成された、少なくとも1つの保持用切欠きと、該保持用切欠きから前記トランスバース部を解除するためのハンドルを設けて構成した。
従って、ロック部により作動が簡単になり、かつ展開位置で支持構造を安全にロックすることが可能となる。好ましくは少なくとも一方の前平行四辺形アーム又は2つの前平行四辺形アームに形成された縦ガイド中に、トランスバース部が案内され、該縦ガイド内のトランスバース部の位置が、ロック部により固定され、従って展開位置が安定される。対角線方向固定ブレースにより、4本棒結合メカニズムを非常に効果的に安定させ、支持構造の展開位置を極力少ない部材で安定させることが可能になる。
【0017】
特許請求の範囲第2項に記載された特徴は、非常に便利である。ここでは、バネが設けられており、該バネが、通常の位置において支持構造を十分に引き上げるので、該支持構造は引込状態から数ミリから数十ミリ上に位置するようになる。このバネは中間点バネとも呼ぶ。このバネにより、ロック装置が展開位置若しくは引込み状態で解除されるときはいつでも、子供用座席の動作、即ち中間位置にまで移動する動作は保証される。これは展開動作中において特に便利である。平行四辺形アームは、引込み状態で1つのレベル上に存在し、単に子供用座席の前端を押し上げて座席を展開しても、後平行四辺形アームは折たたまれないからである。更に、中間点バネの力によって達した中間位置により、子供用座席が使用されていないときには、引込み状態でロックすべきであり、子供用座席が展開位置に配置されるべきならば、意識して展開すべきであることを思いださせる。
【0018】
V字型に曲がった板バネは、この板バネが少なくとも1つの後平行四辺形アームと対応しており、該後平行四辺形アームのジョイントシャフトの回りで案内されているので、中間点バネとして特に都合がよいことがわかっている。引込状態では、このバネは実質的にはヘアピンのように形成されており、ヘアピンバネとよばれることもある。
【0019】
更に、支持構造の下方に調整自在なロック装置を設けることも非常に都合が良い。該ロック装置は、一方側でフレームに設けられた突出固定部材の下側に到達する接手を有しており、他方側では、ロック部のハンドルにより作動し得るように、アームによってロック部に接続されている。ロック装置は、低い引込み状態で子供用座席を、ロックする機能を有している。この位置において、ロック部のハンドルにかかる圧力を介して、アームに力が作用し、その結果、接手が突出固定部材から自由になり、こうして子供用座席は展開される。中間点バネの作動により、展開までの行程が特に簡単になる。このようにして、子供用座席のロック装置はハンドルにより、低い引込み状態と展開位置において操作される。
【0020】
更に都合が良いことは、戻しバネが、前記ロック装置に対応しており、接手及びロック部には、それらがロック位置に向かうようにプレストレスが加えられる。この戻しバネにより、引込状態及び展開位置でのロック位置が確実になるだけでなく、防振性も付与される。
【0021】
更に都合が良いことには、子供用座席を、少なくとも2つの相違する高さに設定して展開することが出来ることである。このために、少なくとも2つの保持用切欠きをロック部に設けて、トランスバース部が一方の切欠きに、若しくは少なくとも他方の保持用切り欠きに挿入されるようにし、これにより2つの相違する高さに設定できるようにするか、あるいは、トランスバース部を縦ガイド中にガイドされた摺動部に接続し、該摺動部に、ロック部の保持用切欠きと係合し得る、トランスバース部と一体となった、少なくとも1つのトランスバース突起部を設けることが必要である。このようにして、トランスバース部が保持用切欠きに係合したときに、違った高さ設定が可能となる。更には、トランスバース部を省略することも可能であり、また摺動部にトランスバース突起部を多数設けてもよい。
【0022】
ユーザーが平行四辺形構造の中に手を入れて触ったり、怪我の発生を極力防止するために、また、玩具若しくはその他の物体を、金属ベースと支持構造の間に落としてしまい、これによって子供用座席の機能を妨げたりしないように、全周囲のエプロンが設けられている。このエプロンは、支持構造上の座席カバーと通常のシートカバーとを連結している。また、このエプロンにより、平行四辺形構造が視界から外れる。このエプロンは、弾力性があり、折りたたみ自在で、伸縮自在な、若しくはその他適宜な材質によって作られている。
【0023】
支持構造の各側部に設けられたガイド部は、巻きベルト用として特に都合が良く、該ガイド部により、巻きベルトが子供の骨盤領域にピッタリと合うようになっている。より小さい子供用に、付加的に安全クッションを設けることも可能である。該クッションは子供の腿の上にあり、巻きベルトは該クッションを通して巻かれる。
【0024】
更に、引込状態において支持構造の下側に、足乗せを設けることも非常に都合が良い。この足乗せはフレームに対して固定され、若しくはその下に設けられた車体部分に対して固定される。これは、子供用座席と共に移動することは無く、子供用座席が展開されたときに、はじめてアクセス可能となり、また、開放される。より小さな子供では足乗せに足を置くことが出来、大きな子供では、脚がしびれないように、脚がガイドされる。
【0025】
本発明のうち第十二の発明は、ロックコンポネントを設け、前記ロックコンポネントが、前記支持構造が子供の重量によって加重される際に前記ロック装置の動作を阻止し、望ましくは、前記ロック部は、逃げ面が形成された保持用切欠きを有し、前記逃げ面は、前記保持用切欠きの底部においてよりも開口部において、前記ロック部の回転軸に接近していることを特徴とするので、本発明による子供用座席に子供が座っている際には、ロック装置が不用意に作動されることがなく、従って該子供用座席が不用意に引込まれ、該子供用座席に座っている子供に急な衝撃が加わることが防がれているので、第一の発明による効果に加えて安全性が更に向上されている。
また、保持用切欠きに保持されているトランスバース部を該保持用切欠きとの係合から解除する動作は、まず保持されているトランスバース部を保持用切欠きの開口部に移動させた後、ロック部を回転させる形で行われることになり、保持されているトランスバース部を保持用切欠きの開口部に移動させるためには、支持構造を上方に持ち上げなければならない。つまり、子供用座席に子供が座っている際には、支持構造が上方に持ち上げられないので、トランスバース部が保持用切欠きとの係合から不用意に解除され、該子供用座席が不用意に引込まれ、該子供用座席に座っている子供に急な衝撃が加わることが防がれているので、安全性は更に向上されている。
【0026】
本発明のうち第十四の発明は、前記対角線方向固定ブレースに、エネルギーの供給によって伸長し得る領域を形成したことを特徴とし、望ましくは、前記伸長し得る領域は、前記対角線方向固定ブレースにおける、曲折した又はS字型の又はZ字型の領域であることを特徴とするので、本発明による子供用座席を搭載した自動車等が事故等によって急激に減速した場合、子供及び、該子供を載せた支持構造は、該子供用座席に対して前記自動車等の進行方向、即ち前方に向う慣性力が生じ、この支持構造に生じる慣性力によって該支持構造と車体部分とを連絡する対角線方向固定ブレースに張力が加わる。従って、対角線方向固定ブレースはこの張力によるエネルギーを受けて前記領域において伸長する。即ち、対角線方向固定ブレースの伸長により、支持構造が通常よりも前方に回転することにより、子供用座席の深さが増し、よって子供が装着しているシートベルトの伸びを補うことができるので、第一の発明による効果に加えて安全性が更に一層向上されている。
また、急激な減速により生じる、子供及び、該子供を載せた支持構造に作用する慣性エネルギーの一部は、対角線方向固定ブレースが伸長するために消費されることになるので、子供に作用する慣性エネルギーは極力軽減され、安全性が更に一層向上されている。
【0027】
本発明のうち第十五の発明は、前記支持構造に弾性部を移動自在に配設し、前記弾性部はプレストレスが加えられることにより突出するようにし、前記弾性部にブロック部材を接続し、前記弾性部の弾性程度を、前記座席に荷重が加えられていない際には前記ブロック部材が第一の位置に位置し、前記座席に子供による荷重が加えられている際には前記ブロック部材が第二の位置に位置するように選択し、前記展開位置においてのみ及び前記ブロック部材の前記第二の位置においてのみ、前記ブロック部材が、前記ロック部又は該ロック部に接続された構成要素、特にロック装置の動作の経路上に存在して、前記座席が前記展開位置から解除されないように前記動作を阻止するようにしたことを特徴とするので、本発明による子供用座席に子供が座っている際には、第二の位置に位置するブロック部材がロック装置の不用意な動作を阻止する。従って該子供用座席が不用意に引込まれ、該子供用座席に座っている子供に急な衝撃が加わることが防がれているので、第一の発明による効果に加えて安全性が更に向上されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、展開位置における子供用座席の部分断面斜視図である。
【図2】図2は、折り畳み位置における図1に示す子供用座席を示す図である。
【図3】図3は、展開状態における子供用座席に、子供が乗っている状態を示す透視図である。
【図4】図4は、展開状態における、図1に示す子供用座席を示す図である。
【図5】図5は、2つの相違する高さ位置設定に用いる2つの保持用切欠きを有する、図1に示すロック部を示す図である。
【図6】図6は、図1に対応する図(但し、子供用座席の高さ調節用摺動部が設けられている)である。
【図7】図7は、図4と同様ではあるが、別の構造を示す側面図である。
【図8】図8は、図4と同様ではあるが、フレームに沿った縦ガイドを有する側面図である。
【図9】図9は、図4と同様ではあるが、動力作動ドライブを有する側面図である。
【図10】図10は、子供に安全なロック部及び可伸長領域を有する、図5と同様な図である。
【図11】図11は、乗員の重量により作動する、子供に安全なメカニズムを有する図4と同様な図である。
【符号の説明】
20……フレーム
22……前平行四辺形アーム
24……後平行四辺形アーム
28……支持構造
30……座席カバー
32……対角線方向固定ブレース
34……トランスバース部
36……縦ガイド
38……ロック部
40……保持用切欠き
42……ハンドル
44……ロック装置
46……アーム
48……接手
50……戻しバネ
52……突出固定部材
54……バネ
58……摺動部
59……エプロン
66……領域(可伸長領域)
70……ブロック部材

Claims (15)

  1. 通常座席高さにおける低い引込状態と展開位置との間で調節自在であり、前記展開位置においては前記通常座席高さに対して突出するもので、後部座席領域においての座席として特に使用される自動車用座席一体型子供用座席において、
    前記自動車用座席一体型子供用座席は、フレームと支持構造を有し、
    前記フレームと前記支持構造を、少なくとも1つの対角線方向固定ブレースを介して、前及び後平行四辺形アームによって互いに枢着接続し、
    前記対角線方向固定ブレースの一端を、前記フレーム又は前記支持構造又は前記一方の平行四辺形アームと枢着させると共に、他端を、前記平行四辺形アームのうち少なくとも一方又は前記フレーム又は前記支持構造に形成された縦ガイドにおいてトランスバース部を介してガイドさせ、
    ロック部を設け、
    前記ロック部に、前記トランスバース部を収納し得る、前記縦ガイドに対して横方向に伸延した逃げ面が形成された、少なくとも1つの保持用切欠きと、該保持用切欠きから前記トランスバース部を解除するためのハンドルを設けて構成した自動車用座席一体型子供用座席。
  2. 少なくとも1つの平行四辺形アーム、望ましくは、少なくとも1つの後平行四辺形アームをバネと対応させ、
    前記バネは、前記支持構造に荷重がかかっていない通常状態において前記子供用座席にプレストレスを加えて、該子供用座席を前記引込状態に対して、数ミリメートルから数十ミリメートル、例えば、20乃至60ミリメートル、望ましくは、40ミリメートル浮き上がらせるようになっていることを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  3. 前記バネは、1つの平行四辺形アームにおける枢着点を取巻く形の、脚バネ又はV字型に折り曲げられた板バネであることを特徴とする請求項2記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  4. 前記支持構造の下方にロック装置を移動自在に配設し、
    前記ロック装置の一方側に接手を、子供用座席が引込状態にある際に該接手が前記フレームの突出固定部材の下方に到達して前記引込状態を拘束する形で設け、
    前記ロック装置の他方側を、アームを介して前記ロック部に接続して、前記ロック部の前記ハンドルの動作により該接手が引かれ又は押されることにより該接手が前記突出固定部材から自由になるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  5. 前記ロック装置は戻しバネと対応しており、
    前記戻しバネは、前記接手と前記ロック部に対してロック状態にさせようとする形でプレストレスを与えるようになっていることを特徴とする請求項4記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  6. 前記ロック部に、少なくとも2つの相違する展開位置において前記支持構造を調節し得る形で、少なくとも2つの保持用切欠きを設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  7. 前記トランスバース部を、少なくとも2つの相違する展開位置において前記支持構造を調節し得る形で、前記縦ガイド中にガイドされた摺動部に枢着し、
    前記摺動部に、少なくとも1つの凹み、又は前記トランスバース部と対応した前記保持用切欠きに挿入固定される1つのトランスバース突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  8. 前記支持構造に座席カバーを設け、
    前記座席カバーの全周囲を、エプロンを介して通常の座席カバーに接続したことを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  9. 前記フレームは、子供用座席が装備される自動車用座席における通常座席の支持部に対して配置され固定される、平坦な部材であることを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  10. 前記引込状態において、前記平行四辺形アームは同一平面内に存在することを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  11. 前記支持構造の側方に巻きベルト用のガイド部を設け、
    前記ガイド部を介して前記巻きベルトが巻き通され得るようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  12. ロックコンポネントを設け、
    前記ロックコンポネントが、前記支持構造が子供の重量によって加重される際に前記ロック装置の動作を阻止し、
    望ましくは、前記ロック部は、逃げ面が形成された保持用切欠きを有し、
    前記逃げ面は、前記保持用切欠きの底部においてよりも開口部において、前記ロック部の回転軸に接近していることを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  13. 子供の重量によって前記対角線方向固定ブレースに張力が加えられることを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  14. 前記対角線方向固定ブレースに、エネルギーの供給によって伸長し得る領域を形成したことを特徴とし、
    望ましくは、前記伸長し得る領域は、前記対角線方向固定ブレースにおける、曲折した又はS字型の又はZ字型の領域であることを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
  15. 前記支持構造に弾性部を移動自在に配設し、
    前記弾性部はプレストレスが加えられることにより突出するようにし、
    前記弾性部にブロック部材を接続し、
    前記弾性部の弾性程度を、前記座席に荷重が加えられていない際には前記ブロック部材が第一の位置に位置し、前記座席に子供による荷重が加えられている際には前記ブロック部材が第二の位置に位置するように選択し、
    前記展開位置においてのみ及び前記ブロック部材の前記第二の位置においてのみ、前記ブロック部材が、前記ロック部又は該ロック部に接続された構成要素、特にロック装置の動作の経路上に存在して、前記座席が前記展開位置から解除されないように前記動作を阻止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動車用座席一体型子供用座席。
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