JP3550417B2

JP3550417B2 - Push button switch

Info

Publication number: JP3550417B2
Application number: JP06504994A
Authority: JP
Inventors: 泰秀織田
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1994-04-01
Filing date: 1994-04-01
Publication date: 2004-08-04
Anticipated expiration: 2019-08-04
Also published as: JPH07282681A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、キーボード装置のキースイッチなどに用いられる押釦スイッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の押釦スイッチの一例として、従来より、実公平４−５１３８８号公報に記載されたものが知られている。同公報に開示された押釦スイッチは、キートップと、該キートップを昇降自在に保持するキートップ保持体と、該キートップ保持体を係止するプリント基板と、該プリント基板と上記キートップとの間に配置された逆椀状の弾性体とで概略構成されており、上記弾性体の内部上面には可動接点が、上記プリント基板には該可動接点に対向して固定接点がそれぞれ形成されている。
【０００３】
このように構成された押釦スイッチは、操作者が弾性体の弾発力に抗してキートップを押し込んでいくと、上記弾性体が弾性変形して可動接点が下降し、該可動接点が固定接点に接触することから、オフからオンへのスイッチングが行なわれる。また、かかるオン状態で操作者がキートップに対する押圧操作力を除去すると、弾性体の弾発力によって該弾性体が初期状態に復帰するとともにキートップが初期位置まで押し上げられ、可動接点が固定接点から離間してオフ状態に戻る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の押釦スイッチでは、キートップの押圧操作時に弾性体が弾性変形して可動接点が固定接点に接触した後、キートップをさらに押し込もうとしても上記弾性体がもはや弾性変形しないので、いわゆるオーバーストロークを得ることができず、キートップ押圧操作時のフィーリングが劣るという問題があった。
【０００５】
本発明はこのような従来技術における実情に鑑みてなされたもので、その目的は、キートップ押圧操作時にオーバーストロークを得ることのできる押釦スイッチを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、キートップと、該キートップを昇降自在に保持するキートップ保持体と、該キートップ保持体を係止するハウジングと、上記キートップに復帰力を付与する弾性体と、可動接点が固定接点に所定間隔を存して対向するスイッチ素子とを備え、上記キートップを上記弾性体に抗して押し込むことにより、該弾性体が上記可動接点を上記固定接点に接触させてスイッチングが行われる押釦スイッチにおいて、上記弾性体が、上記ハウジングの上面に載置され下方に向かって開く円椀部と、この円椀部の平坦な上面内側から上記スイッチ素子に向かって先窄まり状に突出する円錐部と、上記円椀部の上面から上方へ突出し上記キートップの裏面に当接する筒状部とを一体形成したものからなり、
上記キートップの押し込み動作に伴って上記円椀部を座屈させ、上記円錐部が上記スイッチ素子を押圧してスイッチングが行われた後に、該キートップのさらなる押し込み動作に応じて、上記筒状部が大きく弾性変形するとともに上記円錐部が外側に膨らむように弾性変形することによるこれら筒状部および円錐部の弾性変形に伴う弾発力と、上記円椀部の弾発力との合成弾発力が発生するように構成したことを特徴としている。
【０００７】
【作用】
操作者がキートップを弾性体の弾発力に抗して押し込んでいくと、まず、該弾性体の円椀部が弾性変形して円錐部が下降し、該円錐部が可動接点と当接することにより、該可動接点が固定接点に接触してオフからオンへのスイッチングが行なわれる。操作者がキートップをさらに押し込むと、もはや上記円椀部はほとんど弾性変形しなくなるが、その代わりに筒状部が大きく弾性変形するとともに円錐部が外側に膨らむように弾性変形し、これら筒状部および円錐部の弾性変形に伴う弾発力と円椀部の弾発力との合成弾発力が感触として得られる。これによって、キートップ押圧操作時にオーバーストロークを得られ、良好な操作感触が期待できる。
【０００８】
また、かかるオン状態で操作者がキートップに対する押圧操作力を除去すると、弾性体自身の弾発力によって該弾性体の円椀部および筒状部が初期状態に復帰するとともに、該弾性体によってキートップが初期位置まで押し上げられ、可動接点が固定接点から離間してオフ状態に戻る。
【０００９】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図１は本発明の一実施例に係る押釦スイッチを示す断面図、図２は該押釦スイッチのオン状態の断面図、図３は該押釦スイッチに備えられる支持板とハウジングの連結部分を示す要部断面図、図４は該支持板の一部を下面側から見た底面図、図５は該押釦スイッチに備えられる弾性体を拡大して示す断面図、図６は該押釦スイッチに備えられるハウジングの要部平面図、図７は該弾性体の荷重特性図、図８は該押釦スイッチに備えられるキートップ保持体の斜視図、図９は該キートップ保持体の動作説明図である。
【００１０】
これらの図において、符号１は金属板等の硬質材料からなる支持板で、この支持板１上にはメンブレムスイッチ２が載置されている。このメンブレンスイッチ２は、可撓性を有する上部シート３の下面に設けた可動接点４を、下部シート５の上面に設けた固定接点６に対向せしめ、かつ両シート３，５間にスペーサ７を介設してなる公知のスイッチ素子である。
【００１１】
また、符号８は合成樹脂製のハウジングでキーボードスイッチとして他のスイッチと共通の一枚の板状であり、符号９はハウジング８上方で昇降自在に支持された合成樹脂製のキートップであり、ハウジング８には、可動接点４の上方に位置する開口部１０と、該ハウジング８の上面より突出し、互いに対向する半円状の壁１１および２つの突起１２と、開口部１０と壁１１および両突起１２の外周を囲む外周壁１３とが設けてあるとともに、図６に示すように、後述するキートップ保持体の係合突起を係合させるための内向きの一対の係合凹所１４および外向きの一対の係合凹所１５が設けてある。また、このハウジング８には、図３に示すように、下面より突出して上部シート３、下部シート５、スペーサ７および支持板１を挿通するかしめ用の突起１６が設けられ、この突起１６の先端をかしめることによりかしめ部１６ａが形成され、ハウジング８、上部シート３、下部シート５、スペーサ７および支持板１が一体化される。該突起１６の根元部周囲には凹部１７が形成されている。一方、支持板１の挿通孔１ａの周縁に、上方へ突出して下面側に窪み１８を有する段部１９を形成し、該段部１９を上記凹部１７内に受け入れるとともに、上記かしめ部１６ａを上記窪み１８内に受け入れるようになっている。
【００１２】
符号２０はゴム部材からなりハウジング８上に設けられた弾性体で、該弾性体２０は、周縁２１ａがハウジング８の上面に載置され、下方に向かって開いた円椀部２１と、この円椀部２１の平坦な上面内側から下方に向かって先窄まり状に突出し、ハウジング８の開口部１０を介して可動接点４を押圧可能な円錐部２２と、円椀部２１の上面から上方へ突出し、キートップ９の裏面に当接する筒状部２３とから一体的に構成されている。上記円椀部２１の下端周縁２１ａは、上記半円状の壁１１および複数の突起１２と係合し、上記筒状部２３の上端には、図５に示すように、該筒状部２３の内部と外部を連通する空気逃げ用の連通孔２３ａが設けられている。また、上記円錐部２２の側面と上記円椀部２１の内面とは曲面を介してつながれており、該円錐部２２の上面とキートップ９の裏面との間には所定間隔が確保されている。また、円椀部２１の中間部２１ｂは他の部分より厚みが大きくなっており、スイッチの押圧感触を良好にしている。
【００１３】
符号２４は合成樹脂製のキートップ保持体で、このキートップ保持体２４は、図８に示すように、一対の略Ｕ字形のリンク部材２５，２６を組み合わせて構成されている。一方のリンク部材２５は、キートップ９の裏面片側を支持・固定するための支持軸２７を有し、該支持軸２７の両端から、先端部に外向きの係合突起２８ａを有し略中央部に内向きの連結ピン２８ｂを有する一対の外部脚片２８が、互いに平行に延設してある。また、他方のリンク部材２６は、キートップ９の裏面他側を支持・固定するための支持軸２９を有し、該支持軸２９の両端から、先端部に内向きの係合突起３０ａを有し略中央部に略ハート形の長孔３０ｂを有する一対の内部脚片３０が、上記外部脚片２８に対し平行かつ内側で交差する向きに延設してある。そして、各長孔３０ｂ内に連結ピン２８ｂをスナップインさせ、この連結ピン２８ｂが長孔３０ｂに沿って移動自在となるように対応する外部脚片２８と内部脚片３０とを連結することにより、両リンク部材２５，２６を一体化してキートップ保持体２４をなしている。したがって、このキートップ保持体２４は、キートップ９に押圧操作力を付与してリンク部材２５の支持軸２７と、他のリンク部材２６の支持軸２９とを下方へ押し込んでいくと、図９（ａ）〜（ｃ）に示すように、略Ｘ字形に交差して連結されている外部脚片２８および内部脚片３０がキートップ９側から見て次第に交差する角度を増していき、キートップ保持体２４の高さ寸法が漸次減少するように両リンク部材２５，２６を折り畳んでいくことができる。
【００１４】
ただし、このキートップ保持体２４は、外側のリンク部材２５の支持軸２７に内側のリンク部材２６の内側脚片３０が当接しないように寸法設定してあり、具体的には、長孔３０ｂから支持軸２７までの距離Ｄを該長孔３０ｂから内部脚片３０の先端までの長さＬより大きく設定してある。（図９参照）。したがって、両リンク部材２５，２６を、外部脚片２８および内部脚片３０が真横に倒れるまで折り畳むことができる。
【００１５】
このように構成されたキートップ保持体２４をハウジング８に取り付ける際には、各外部脚片２８の外向きの係合突起２８ａをそれぞれスナップインによって内向きの係合凹所１４に遊挿するとともに、各内部脚片３０の内向きの係合突起３０ａをそれぞれスナップインによって外向きの係合凹所１５に遊挿する。これにより、各係合突起２８ａ，３０ａがそれぞれ係合凹所１４，１５に回転かつスライド自在に係合され、各外部脚片２８の外側と各内部脚片３０の内側とがハウジング８に位置規制されることになる。また、こうしてキートップ保持体２４をハウジング８およびキートップ９に組み込むと、予めハウジング８に組み込んでおいた弾性体２０の筒状部２３がキートップ９の裏面に弾接するので、このキートップ９を介してリンク部材２５の支持軸２７が上方へ付勢されるとともに、このリンク部材２５の連結ピン２８ｂを介して内側のリンク部材２６の支持軸２９も上方へ付勢されることになる。
【００１６】
上記の如く構成された押釦スイッチは、キートップ保持体２４の両リンク部材２５，２６の各支持軸２７，２９が、弾性体２０の弾発力を受けてキートップ９の裏面の両側を支持することとなり、また、両リンク部材２５，２６の外部脚片２８および内部脚片３０を互いの交差する角度が変更自在となるように連結してあり、しかも各脚片２８，３０をハウジング８で位置規制しているので、結局、キートップ９はハウジング８の上方で昇降自在に保持されることになる。
【００１７】
したがって、図１に示すオフ状態で操作者がキートップ９に押圧操作力を付与し、両支持軸２７，２９を弾性体２０の弾発力に抗して押し込むと、両支持軸２７，２９がその場で回転するとともに、各係合突起２８ａ，３０ａが係合凹所１４，１５内をスライドし、略Ｘ字形に交差して連結されている外部脚片２８および内部脚片３０はキートップ９側から見て次第に交差する角度を増していき、キートップ９が弾性体２０を下方へ押し込んでいく。そして、キートップ９が図７に示す第１の位置ｄ_１まで移動したとき、円椀部２１が座屈してクリック感が生起されるとともに、円錐部２２が勢いよく押し込まれてメンブレンスイッチ２の上部シート３に当接し、該上部シート３が撓んで可動接点４が固定接点６に接触してオン状態へスイッチングが行なわれる。その結果、キートップ９の初期位置から第２の位置ｄ_２の間では、円椀部２１の座屈変形により図７の実線３１で示す弾発力の変化がクリック感触として得られる。操作者がキートップ９を第２の位置ｄ_２からさらに押し込むと、もはや円椀部２１はほとんど弾性変形しないが、その代りに図２に示すように筒状部２３が大きく弾性変形し、上記キートップ９はさらに第３の位置ｄ_３まで下降する。このとき、筒状部２３内の空気は連通孔２３ａを介して外部に放出される。その結果、第２の位置ｄ_２から第３の位置ｄ_３までの間では、図７の実線３１で示す合成弾発力（図７の破線３２で示す円椀部２１の弾性変形に伴う弾発力と、別の破線３３で示す筒状部２３の弾性変形に伴う弾発力とからなる）が感触として得られる。なお、操作者がさらにキートップ９に押圧操作力を付与すると、円錐部２２も弾性変形して外側へ膨らむようになっている。
【００１８】
また、かかるオン状態で操作者がキートップ９に対する押圧操作力を除去すると、座屈していた弾性体２０が自らの弾性で元の形状に復帰するので、キートップ９が初期位置まで押し上げられるとともに、折り畳まれていたリンク部材２５，２６も起立していき、また、上部シート３も自らの弾性で元の形状に復帰するので、可動接点４が固定接点６から離間してオフ状態に戻る。
【００１９】
このように上記実施例は、円椀部２１の座屈により円錐部２２が上部シート３に当接してオン状態へのスイッチングを行なった後、さらに、操作者がキートップ９に押圧操作力を付与すると、もはや円椀部２１はほとんど弾性変形しなくなるが、その代わりに筒状部２３が大きく弾性変形して円椀部２１と筒状部２３との合成弾発力が発生するとともに、円錐部２２も外側に膨らむように弾性変形してキートップ９が下降するので、該キートップ９の押圧操作時にオーバーストロークを得られ、良好な操作感触が期待できる。しかも、円錐部２２は、円錐形状により操作者の押圧力に応じてオーバーストローク量が可変するため、押圧感触を良好なものにできる。
【００２０】
さらに、上記実施例では、ハウジング８の下面より突出する突起１６をメンブレンスイッチ２および支持板１に挿通するとともに、該突起１６の先端をかしめることにより形成されるかしめ部１６ａを、支持板１の下面側の窪み１８内に受け入れるよう構成したので、上記かしめ部１６ａが支持板１の下面より突出せず、さらに、該支持板１の挿通孔１ａの周縁に形成した段部１９をハウジング８の凹部１７内に受け入れることから、押釦スイッチ全体の厚みを少なくすることができ、キーボード装置全体の薄型化に好適である。
【００２１】
また、上記実施例では、弾性体２０の円錐部２２の側面と円椀部２１の内面とが、曲面を介してつながれているので、該弾性体２０が弾性変形した際に、円錐部２２の側面と円椀部２１との内面との間に応力集中が生じることがなく、したがって、該応力集中による弾性体２０の切裂を防止できる。
【００２２】
しかも、上記実施例では、円椀部２１の周縁２１ａ側面がハウジング８に設けた半円状の壁１１と２つの突起１２にそれぞれ係合することから、弾性体２０の位置決め精度を向上できる。
【００２３】
さらにまた、上記実施例では、ハウジング８に開口部１０の外周を囲む外周壁１３を設けたので、該開口部１０を介してメンブレンスイッチ２に異物が侵入するのを防止できる。
【００２４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、円椀部の座屈により円錐部が可動接点に当接してオン状態へのスイッチングを行なった後、さらに、操作者がキートップに押圧操作力を付与すると、もはや円椀部はほとんど弾性変形しなくなるが、その代わりに筒状部が大きく弾性変形するとともに円錐部が外側に膨らむように弾性変形し、これら筒状部および円錐部の弾性変形に伴う弾発力と円椀部の弾発力との合成弾発力が発生してキートップが下降するので、該キートップ押圧操作時にオーバーストロークを得られ、操作感触の良好な押釦スイッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係る押釦スイッチを示す断面図である。
【図２】該押釦スイッチのオン状態の断面図である。
【図３】該押釦スイッチに備えられる支持板とハウジングの連結部分を示す要部断面図である。
【図４】該支持板の一部を下面側から見た底面図である。
【図５】該押釦スイッチに備えられる弾性体を拡大して示す断面図である。
【図６】該押釦スイッチに備えられるハウジングの要部平面図である。
【図７】該弾性体の荷重特性図である。
【図８】該押釦スイッチに備えられるキートップ保持体の斜視図である。
【図９】該キートップ保持体の動作説明図である。
【符号の説明】
１支持板
２メンブレンスイッチ（スイッチ素子）
３上部シート
４可動接点
５下部シート
６固定接点
７スペーサ
８ハウジング
９キートップ
１０開口部
１１半円状の壁
１２突起
１３外周壁
１６突起
１６ａかしめ部
１７凹部
１８窪み
１９段部
２０弾性体
２１円椀部
２１ａ周縁
２２円錐部
２３筒状部
２３ａ空気逃げ用の連通孔
２４キートップ保持体
２５，２６リンク部材[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a push button switch used as a key switch of a keyboard device.
[0002]
[Prior art]
As an example of this type of push button switch, a switch described in Japanese Utility Model Publication No. 4-51388 is conventionally known. The push button switch disclosed in the publication includes a key top, a key top holder that holds the key top so as to be able to move up and down, a printed board that locks the key top holder, the printed board and the key top. A movable contact is formed on the inner upper surface of the elastic body, and a fixed contact is formed on the printed circuit board in opposition to the movable contact. ing.
[0003]
When the operator pushes the key top against the elastic force of the elastic body, the elastic body is elastically deformed, the movable contact is lowered, and the movable contact is fixed. Switching from OFF to ON is performed by contacting the contact. Further, when the operator removes the pressing operation force on the key top in the on state, the elastic body returns to the initial state by the elastic force of the elastic body, the key top is pushed up to the initial position, and the movable contact is fixed. And returns to the off state.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-described conventional push button switch, after the elastic body is elastically deformed at the time of pressing operation of the keytop and the movable contact comes into contact with the fixed contact, the elastic body is no longer elastically deformed even if the keytop is further pushed in. Therefore, there is a problem that a so-called overstroke cannot be obtained, and the feeling at the time of the key top pressing operation is inferior.
[0005]
The present invention has been made in view of such a situation in the related art, and an object of the present invention is to provide a push button switch capable of obtaining an overstroke at the time of a key top pressing operation.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a key top, a key top holding body that holds the key top so as to be able to move up and down, a housing that locks the key top holding body, and a return force to the key top. The elastic body to be provided includes a switch element in which the movable contact faces the fixed contact at a predetermined interval, and the elastic body pushes the movable contact by pressing the key top against the elastic body. In a push button switch in which switching is performed by being brought into contact with a fixed contact, the elastic body is placed on the upper surface of the housing and opens downward, and the switch element is provided from inside a flat upper surface of the bowl portion. consists are integrally formed with a conical portion projecting tapered-off shape and a cylindrical portion abutting the rear surface of the key top protrudes upward from the upper surface of the circular bowl portion toward the,
After the bowl portion is buckled with the pressing operation of the key top, and the conical portion presses the switch element to perform switching, the cylindrical shape is formed according to the further pressing operation of the key top. and elastic force caused by the elastic deformation of these cylindrical portion and a conical portion due to the tapered portion with parts is greatly elastically deformed is elastically deformed so as to expand outward, synthetic bullet with the resilient force of the circular bowl portion It is characterized in that it is configured to generate an motive force.
[0007]
[Action]
When the operator pushes the key top against the elastic force of the elastic body, first, the bowl portion of the elastic body is elastically deformed and the conical portion descends, and the conical portion contacts the movable contact. As a result, the movable contact contacts the fixed contact, and switching from off to on is performed. When the operator further presses the key top further, the above-mentioned bowl portion is no longer elastically deformed, but instead, the cylindrical portion is largely elastically deformed, and the conical portion is elastically deformed so as to expand outward. The combined resilience of the resilience due to the elastic deformation of the part and the conical part and the resilience of the bowl is obtained as a touch . Thereby, an overstroke can be obtained at the time of the key top pressing operation, and a good operation feeling can be expected.
[0008]
Further, when the operator removes the pressing operation force on the key top in the ON state, the bowl and the cylindrical portion of the elastic body return to the initial state by the elastic force of the elastic body itself, and the elastic body causes the elastic body to return to the initial state. The key top is pushed up to the initial position, and the movable contact is separated from the fixed contact and returns to the off state.
[0009]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a sectional view showing a push-button switch according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a sectional view of the push-button switch in an ON state, and FIG. 3 is a diagram showing a connecting portion between a support plate and a housing provided in the push-button switch. FIG. 4 is a bottom view of a part of the support plate as viewed from below, FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of an elastic body provided in the push button switch, and FIG. 6 is provided in the push button switch. FIG. 7 is a plan view of a main part of the housing, FIG. 7 is a load characteristic diagram of the elastic body, FIG. 8 is a perspective view of a key top holder provided in the push button switch, and FIG. 9 is an operation explanatory diagram of the key top holder.
[0010]
In these figures, reference numeral 1 denotes a support plate made of a hard material such as a metal plate, on which a membrane switch 2 is mounted. The membrane switch 2 has a movable contact 4 provided on a lower surface of a flexible upper sheet 3 opposed to a fixed contact 6 provided on an upper surface of a lower sheet 5, and a spacer 7 is provided between the sheets 3 and 5. It is a known switch element interposed.
[0011]
Reference numeral 8 denotes a synthetic resin housing, which is a single plate-shaped keyboard switch common to other switches. Reference numeral 9 denotes a synthetic resin key top supported above the housing 8 so as to be able to move up and down. The housing 8 has an opening 10 located above the movable contact 4, a semicircular wall 11 and two protrusions 12 projecting from the upper surface of the housing 8 and facing each other, an opening 10, the wall 11, An outer peripheral wall 13 surrounding the outer periphery of the protrusion 12 is provided, and as shown in FIG. 6, a pair of inward engaging recesses 14 for engaging an engaging protrusion of a key top holding body, which will be described later, and A pair of outwardly facing engagement recesses 15 are provided. Further, as shown in FIG. 3, the housing 8 is provided with a crimping projection 16 projecting from the lower surface and penetrating the upper sheet 3, the lower sheet 5, the spacer 7, and the support plate 1. By caulking, the caulked portion 16a is formed, and the housing 8, the upper sheet 3, the lower sheet 5, the spacer 7, and the support plate 1 are integrated. A recess 17 is formed around the root of the projection 16. On the other hand, a step 19 is formed on the periphery of the insertion hole 1a of the support plate 1 and protrudes upward and has a depression 18 on the lower surface side. The step 19 is received in the recess 17 and the caulked portion 16a is It is designed to be received in the recess 18.
[0012]
Reference numeral 20 denotes an elastic body made of a rubber member and provided on the housing 8. The elastic body 20 includes a bowl 21 having a peripheral edge 21a mounted on the upper surface of the housing 8 and opening downward. A conical portion 22 protruding downward from the inside of the flat upper surface of the bowl portion 21 and capable of pressing the movable contact 4 through the opening 10 of the housing 8, and an upward direction from the upper surface of the bowl portion 21 It is integrally formed with a cylindrical portion 23 which protrudes and comes into contact with the back surface of the key top 9. The lower peripheral edge 21a of the bowl portion 21 engages with the semicircular wall 11 and the plurality of protrusions 12, and the upper end of the tubular portion 23 is provided with the tubular portion 23 as shown in FIG. There is provided a communication hole 23a for air escape communicating between the inside and the outside. The side surface of the conical portion 22 and the inner surface of the bowl portion 21 are connected via a curved surface, and a predetermined interval is secured between the upper surface of the conical portion 22 and the back surface of the key top 9 . . In addition, the middle portion 21b of the bowl 21 is thicker than the other portions, so that the switch feels good.
[0013]
Reference numeral 24 denotes a key top holder made of synthetic resin. As shown in FIG. 8, the key top holder 24 is configured by combining a pair of substantially U-shaped link members 25 and 26. One of the link members 25 has a support shaft 27 for supporting and fixing one side of the back surface of the key top 9, and has outwardly engaging projections 28 a at the distal ends from both ends of the support shaft 27 and has a substantially central portion. A pair of external leg pieces 28 having inwardly connecting pins 28b at the portions extend parallel to each other. The other link member 26 has a support shaft 29 for supporting and fixing the other side of the back surface of the key top 9, and has inward engagement projections 30 a at both ends of the support shaft 29. A pair of internal leg pieces 30 each having a substantially heart-shaped long hole 30b at a substantially central portion extend in a direction parallel to and inward of the external leg pieces 28. Then, the connecting pin 28b is snapped into each long hole 30b, and the corresponding outer leg piece 28 and inner leg piece 30 are connected so that the connecting pin 28b is movable along the long hole 30b. The two link members 25 and 26 are integrated to form a key top holder 24. Therefore, when the key top holding body 24 applies a pressing operation force to the key top 9 to push the support shaft 27 of the link member 25 and the support shaft 29 of the other link member 26 downward, as shown in FIG. As shown in (a) to (c), the angle at which the outer leg piece 28 and the inner leg piece 30 intersecting and connected in a substantially X-shape gradually increases as viewed from the key top 9 side, and The two link members 25 and 26 can be folded such that the height of the top holder 24 gradually decreases.
[0014]
However, the key top holder 24 is dimensioned so that the inner leg piece 30 of the inner link member 26 does not contact the support shaft 27 of the outer link member 25. Is set to be longer than the length L from the long hole 30b to the tip of the inner leg piece 30. (See FIG. 9). Therefore, both link members 25 and 26 can be folded until the outer leg piece 28 and the inner leg piece 30 fall down to the side.
[0015]
When attaching the key top holder 24 thus configured to the housing 8, the outward engaging projections 28a of the external leg pieces 28 are loosely inserted into the inward engaging recesses 14 by snap-in. At the same time, the inward engaging projections 30a of the inner leg pieces 30 are loosely inserted into the outward engaging recesses 15 by snap-in. As a result, the engaging projections 28a and 30a are rotatably and slidably engaged with the engaging recesses 14 and 15, respectively, so that the outer side of each outer leg 28 and the inner side of each inner leg 30 are positioned on the housing 8. It will be regulated. Further, when the key top holding body 24 is assembled into the housing 8 and the key top 9 in this manner, the cylindrical portion 23 of the elastic body 20 previously incorporated into the housing 8 elastically contacts the back surface of the key top 9. , The support shaft 27 of the link member 25 is urged upward, and the support shaft 29 of the inner link member 26 is also urged upward via the connection pin 28b of the link member 25.
[0016]
In the push button switch configured as described above, the support shafts 27 and 29 of the link members 25 and 26 of the key top holder 24 support both sides of the back surface of the key top 9 by receiving the elastic force of the elastic body 20. In addition, the outer leg piece 28 and the inner leg piece 30 of both link members 25 and 26 are connected so that the angle at which they intersect can be changed freely, and the respective leg pieces 28 and 30 are connected to the housing 8. Therefore, the key top 9 is held above the housing 8 so as to be able to move up and down.
[0017]
Therefore, when the operator applies a pressing operation force to the key top 9 in the off state shown in FIG. 1 and pushes both support shafts 27 and 29 against the elastic force of the elastic body 20, both support shafts 27 and 29 are pressed. Are rotated in place, and each of the engaging projections 28a and 30a slides in the engaging recesses 14 and 15, and the outer leg piece 28 and the inner leg piece 30 that are connected in a substantially X-shaped cross are keyed. The angle of intersection gradually increases as viewed from the top 9 side, and the key top 9 pushes the elastic body 20 downward. When the key top 9 moves to the _first position d ₁ shown in FIG. 7, the bowl 21 buckles to generate a click sensation, and the conical portion 22 is pushed in vigorously to prevent the membrane switch 2 from moving. The upper sheet 3 comes into contact with the upper sheet 3, and the movable contact 4 comes into contact with the fixed contact 6 to switch to the ON state. As a result, between the initial position of the key top 9 of the second position d _2, the change in elastic force indicated by the solid line 31 in FIG. 7 is obtained as a click feeling by the buckling deformation of the Enwan portion 21. When the operator further pushes the key top 9 from the second position d _2, but no longer Enwan 21 almost elastically deformed, and the cylindrical portion 23 is larger elastically deformed as shown in FIG. 2 instead, the key top 9 is lowered further to a third position d _3. At this time, the air in the cylindrical portion 23 is discharged outside through the communication hole 23a. As a result, between the second position d ₂ to a third position d _3, synthetic resilient force indicated by the solid line 31 in FIG. 7 (bullet due to the elastic deformation of the circular bowl portion 21 shown by the broken line 32 in FIG. 7 (Composed of an elastic force and an elastic force accompanying the elastic deformation of the cylindrical portion 23 shown by another broken line 33). When the operator further applies a pressing operation force to the key top 9, the conical portion 22 is also elastically deformed and swells outward.
[0018]
Further, when the operator removes the pressing operation force on the key top 9 in the ON state, the buckled elastic body 20 returns to its original shape by its own elasticity, so that the key top 9 is pushed up to the initial position and The folded link members 25 and 26 also stand up, and the upper sheet 3 also returns to its original shape due to its own elasticity, so that the movable contact 4 separates from the fixed contact 6 and returns to the off state.
[0019]
As described above, in the above-described embodiment, after the conical portion 22 abuts on the upper sheet 3 due to the buckling of the bowl portion 21 and switches to the ON state, the operator further applies a pressing operation force to the key top 9. When applied, the bowl 21 is no longer elastically deformed, but instead, the cylindrical part 23 is largely elastically deformed to generate a combined elastic force of the bowl 21 and the cylindrical part 23, and a cone is formed. Since the portion 22 also elastically deforms so as to bulge outward and the key top 9 descends, an overstroke can be obtained when the key top 9 is pressed, and a good operation feeling can be expected. In addition, since the overstroke amount of the conical portion 22 varies according to the pressing force of the operator due to the conical shape, the touch feeling can be improved.
[0020]
Further, in the above embodiment, the protrusion 16 protruding from the lower surface of the housing 8 is inserted into the membrane switch 2 and the support plate 1, and the caulking portion 16 a formed by caulking the tip of the protrusion 16 is attached to the support plate 1. The caulking portion 16a does not protrude from the lower surface of the support plate 1 and the step portion 19 formed on the peripheral edge of the insertion hole 1a of the support plate 1 By receiving the push button switch in the concave portion 17, the thickness of the entire push button switch can be reduced, which is suitable for reducing the thickness of the entire keyboard device.
[0021]
In the above embodiment, since the side surface of the conical portion 22 of the elastic body 20 and the inner surface of the bowl 21 are connected via a curved surface, when the elastic body 20 is elastically deformed, There is no stress concentration between the side surface and the inner surface of the bowl 21, and therefore, it is possible to prevent the elastic body 20 from being cut by the stress concentration.
[0022]
Moreover, in the above embodiment, since the side surface of the peripheral edge 21a of the bowl 21 is engaged with the semicircular wall 11 and the two projections 12 provided on the housing 8, the positioning accuracy of the elastic body 20 can be improved.
[0023]
Furthermore, in the above embodiment, since the outer peripheral wall 13 surrounding the outer periphery of the opening 10 is provided in the housing 8, it is possible to prevent foreign matter from entering the membrane switch 2 through the opening 10.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, after the conical portion contacts the movable contact due to the buckling of the bowl portion and switches to the ON state, the operator further applies a pressing operation force to the keytop. When given, the bowl will no longer be elastically deformed, but instead, the cylindrical part will be greatly elastically deformed and the conical part will be elastically deformed so as to expand outward. A combined resilient force of the accompanying resilience and the resilience of the bowl portion is generated, and the key top is lowered, so that an overstroke can be obtained at the time of the key top depressing operation, and a good push button switch is provided. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing a push button switch according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the push button switch in an ON state.
FIG. 3 is a sectional view of a main part showing a connecting portion between a support plate and a housing provided in the push button switch.
FIG. 4 is a bottom view of a part of the support plate viewed from a lower surface side.
FIG. 5 is an enlarged sectional view showing an elastic body provided in the push button switch.
FIG. 6 is a plan view of a main part of a housing provided in the push button switch.
FIG. 7 is a load characteristic diagram of the elastic body.
FIG. 8 is a perspective view of a key top holder provided in the push button switch.
FIG. 9 is a diagram illustrating the operation of the key top holder.
[Explanation of symbols]
1 support plate 2 membrane switch (switch element)
3 Upper sheet 4 Movable contact 5 Lower sheet 6 Fixed contact 7 Spacer 8 Housing 9 Key top 10 Opening 11 Semicircular wall 12 Projection 13 Outer peripheral wall 16 Projection 16a Caulking section 17 Recess 18 Depression 19 Step 20 Elastic body 21 Circle Bowl part 21a Peripheral edge 22 Conical part 23 Cylindrical part 23a Communication hole 24 for air escape Key top holder 25, 26 Link member

Claims

キートップと、該キートップを昇降自在に保持するキートップ保持体と、該キートップ保持体を係止するハウジングと、上記キートップに復帰力を付与する弾性体と、可動接点が固定接点に所定間隔を存して対向するスイッチ素子とを備え、上記キートップを上記弾性体に抗して押し込むことにより、該弾性体が上記可動接点を上記固定接点に接触させてスイッチングが行われる押釦スイッチにおいて、
上記弾性体が、上記ハウジングの上面に載置され下方に向かって開く円椀部と、この円椀部の平坦な上面内側から上記スイッチ素子に向かって先窄まり状に突出する円錐部と、上記円椀部の上面から上方へ突出し上記キートップの裏面に当接する筒状部とを一体形成したものからなり、
上記キートップの押し込み動作に伴って上記円椀部を座屈させ、上記円錐部が上記スイッチ素子を押圧してスイッチングが行われた後に、該キートップのさらなる押し込み動作に応じて、上記筒状部が大きく弾性変形するとともに上記円錐部が外側に膨らむように弾性変形することによるこれら筒状部および円錐部の弾性変形に伴う弾発力と、上記円椀部の弾発力との合成弾発力が発生するように構成したことを特徴とする押釦スイッチ。 A key top, a key top holding body that holds the key top in a vertically movable manner, a housing that locks the key top holding body, an elastic body that applies a restoring force to the key top, and a movable contact that is a fixed contact. A push-button switch comprising: a switch element that faces at a predetermined interval, and presses the key top against the elastic body so that the elastic body contacts the movable contact with the fixed contact to perform switching. At
A bowl portion mounted on the top surface of the housing and opening downward, a conical portion projecting from the inside of the flat top surface of the bowl portion toward the switch element, It is formed integrally with a cylindrical portion projecting upward from the upper surface of the bowl portion and abutting against the back surface of the key top,
After the bowl portion is buckled with the pressing operation of the key top, and the conical portion presses the switch element to perform switching, the cylindrical shape is pressed in accordance with the further pressing operation of the key top. and elastic force caused by the elastic deformation of these cylindrical portion and a conical portion due to the tapered portion with parts is greatly elastically deformed is elastically deformed so as to expand outward, synthetic bullet with the resilient force of the circular bowl portion A push-button switch characterized in that it is configured to generate a force.