JP3545975B2 - ベルトコンベア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ベルトコンベアに関し、さらに詳しくは、ベルトコンベアの復路側に、ベルトを回転駆動せしめる駆動機構を設置して成る所謂センタードライブ型のベルトコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のベルトコンベアの中には、ベルトを駆動回転せしめる駆動機構をコンベア本体の復路側に設置したものがある。
例えば、図15にて示すベルトコンベア100は、通常、センタードライブ型のベルトコンベアと呼ばれ、上記コンベア本体101の両端部に各々ローラ102a,102bを設けると共に、これら両ローラ102a,102bの間に無端状のベルト104を架設することにより、上記コンベア本体101の上面に搬送物を搬送する搬送路105を構成してある。
ちなみに、図15にて示すベルトコンベア100は、本願出願人が提案したベルトコンベアであり、センタードライブ型のベルトコンベアにおいて、メンテナンス作業等の際に、ベルトの交換を容易に行なうことのできる機能を具備せしめたものである(特願平11−14486号)。
【0003】
上記したベルトコンベア100は、機枠となるコンベア本体101を平面視略長帯型に構成し、このコンベア本体101の上面側、即ち搬送路105をベルト104の往路とし、且つ同コンベア本体101の下面側を同ベルト104の復路としている。
ベルト104を駆動する駆動機構103は、コンベア本体101の下面、即ち、復路側に設置し、ベルト104の復路側を駆動ローラ106の下面側に掛け回して接触せしめ、さらに、この駆動ローラ106の一側と他側とに、一対のスナップローラ107a,107bを当接せしめることにより、上記ベルト104を駆動ローラ106の回転により駆動せしめるように構成してある(図16)。
【0004】
尚、上記した両スナップローラ107a,107bは、駆動ローラ106外周の一側と他側とに、一対の支持アーム108a,108bを配設し、これら支持アーム108a,108bの先端部にて軸支することにより回転自在に軸支してある。また、上記両支持アーム108a,108bは、コンベア本体101側の部材に対して着脱可能に取付支持される支持体109の立ち上がり部109aにその下端部を軸支することにより、回動可能に支持してある。
そして、両支持アーム108a,108bの間にコイルスプリング110を引き伸ばした状態で弾装し、このコイルスプリング110の復元力により、両支持アーム108a,108b同士が互いに接近する方向に作用する付勢力を得る。そして、上記付勢力により両支持アーム108a,108bの先端に軸支した両スナップローラ107a,107bを、駆動ローラ106外周の一側と他側とに当接せしめ、同駆動ローラ106の外周面にベルト104が適宜な圧力にて接触するように構成してある。
【0005】
尚、上記した如く構成したコンベア100は、両支持アーム108a,108bを取り付け支持してある支持体109をコンベア本体の側板111から取り外して下方へ向けて取り外すことにより、上記した如く両スナップローラ107a,107bによって保たれていたベルト104の緊張を弛めて、同ベルト104をコンベア100の手前に向けて簡単に引き出すことが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように構成したコンベア100は、ベルト104の取付と取り外しを容易に行なえる特徴を具備している。
しかし、両スナップローラ107a,107bを支持する支持アーム108a,108bは、従来のものと同様な加工を施すことにより、両アーム108a,108bの下端部を支持体109の立ち上がり部109aに対して軸支している。
【0007】
例えば、図17にて示すように、支持アーム108a,108bの下端部を軸支する支軸112a,112bにあっては、左右両側に設けられる支持体109及び立ち上がり部109aに貫通孔を穿設すると共に、同貫通孔に支軸112a,112bの回転を円滑に行なうためのブッシュ113を嵌装する。
さらに両支持体109の立ち上がり部109aの間には、支持アーム108a,108bの下端部に嵌入したスリーブ114に差し込んだ状態で支軸112a,112bを貫通し、両支持体109の左右両側に突出した支軸112a,112bの端部に、各々Eリング115等を止着して上記支軸112a,112bが軸芯方向へ抜け出るのを防止する。
すなわち、両支持アーム108a,108bの下端部を軸支するだけでも上記したように面倒な加工が必要である(図示せず)。これは、上記したコンベア100だけに言えることではなく、同様な構造を有する従来のコンベア全体に言えることである。
【0008】
本発明は、上記した如き従来事情に鑑みなされたものであり、上記した如き構造を有するセンタードライブ型のベルトコンベアに関し、支持アーム及びその軸支部分に必要な部材と加工を大幅に削減して構造の簡素化を行なうことにより、製造コストの低減を合理的に図ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した課題を解決するために、ベルトコンベアのコンベア本体の始端部と終端部とに各々ローラを横架し、これら両ローラ間に無端状のベルトを架設すると共に、上記コンベア本体の中間部の左右両側部間に亘って駆動ローラを水平に横架すると共に、駆動源を連結して、同駆動ローラをコンベア本体の復路側において駆動回転自在に支持し、且つ、上記ベルトの復路側を駆動ローラの下面側外周に掛け回し、この駆動ローラ外周の一側と他側とに、一対の支持アームを配設し、これら支持アームの先端部にて、駆動ローラ外周の一側と他側とに当接するスナップローラを各々回転自在に軸支せしめると共に、上記駆動ローラ直下の定位置に復帰及び離脱可能に支持した支承部により、上記両支持アームの下端部を枢支して、これら支持アームを回動可能に支持することで、両支持アーム先端のスナップローラを上記駆動ローラの外周面に対して各々接離可能に構成し、
上記両支持アーム同士を接近せしめる方向に付勢する付勢手段により、これら支持アームのスナップローラを上記した如く下面外周にベルトを掛け回した駆動ローラ外周の一側と他側とに常時押圧することにより、上記ベルトを駆動ローラの外周面に押圧せしめ、
且つ、上記両支持アームと支承部との少なくとも一方は、所定の断面形にて押し出し成形した長尺状の押し出し成形材を所定の長さに切断することにより構成して成るものである。
【0010】
上記した手段によれば、無端状のベルトが架設されるコンベア本体の復路側に設けた駆動ローラには、上記無端状ベルトの復路側を同駆動ローラの下面側外周に掛け回してある。駆動ローラ外周の一側と他側とには、一対の支持アームを配設してあり、これら支持アームの先端に、上記駆動ローラの一側と他側とに当接するスナップローラを回転自在に軸支してある。
【0011】
両支持アームの下端部は、駆動ローラ直下の定位置に支持した支承部により枢支して、両支持アームを回動自在に支持している。また、上記両支持アームの間は、例えばコイルスプリング等の付勢手段によって、両支持アーム同士が常時近接する方向に付勢している。
よって、上記した付勢手段の付勢力により、両支持アーム先端のスナップローラが上記駆動ローラの一側と他側に対してベルトを介して押圧する。これにより、駆動ローラの下面側に掛け回したベルトを駆動ローラの外周に対して適宜な力にて圧接すると共に、同ベルトに適度な張力を与える。そして、上記駆動ローラを駆動回転すると、同駆動ローラの外周に掛け回した無端状のベルトが回転駆動する。
【0012】
両支持アームの下端部を枢支する支承部は、通常時において、駆動ローラ直下の定位置に対して支持される。また、メンテナンス等によりベルトを取り外す必要が生じた場合には、付勢手段による付勢力に抗して両支持アームを開き、そのままの状態を保持しつつ、上記支承部を定位置から下方へ離脱せしめることにより、両支持アームのスナップローラが駆動ローラ外周の一側と他側から外れる。これに伴ってコンベア本体に架設したベルトが弛んで同コンベア本体の一側へ引き出すことが可能となる。
【0013】
さらに、上記両支持アームと、支承部との少なくとも一方は、押し出し成形により支持アーム若しくは支承部と同じ断面形を有する長尺状の押し出し成形材を用いて構成してある。
即ち、上記支持アームと支承部は、これらの断面形に対応して押し出し成形した成形材を所定の長さ(押し出し方向)に切断することにより構成してある。即ち、上記支持アームと支承部の少なくとも一方は、上記押し出し成形材から切断するだけで構成することができ、後加工を一切必要としない。
【0014】
請求項2記載のベルトコンベアは、上記した請求項1記載のベルトコンベアの両支持アームは、各々の下端部に断面略Ω形の枢支体を突設すると共に、該枢支体を駆動ローラ直下の定位置に支持した支承部に凹設される断面略C形の支承凹部内に各々嵌合して、両支持アームを回動可能に支持するように構成したものである。
【0015】
この場合、上記した如く支持アームと支承部を押し出し成形する際に、上記支持アームと共に、同アーム下端に形成する断面Ω形の枢支体も押し出し成形される。また、これと同様に、上記枢支体を嵌合せしめる支承凹部も支承部を押し出し成形するのと同時に、断面略C形に形成することができる。
上記したように断面略Ω形に突設形成される支持アーム下端の枢支体は、断面略C形の支承凹部内に嵌合し、この嵌め合いによって、両支持アームの下端部を枢支して、両支持アームを回動可能に支持する。
【0016】
請求項3記載のベルトコンベアは、上記した請求項1又は2記載のベルトコンベアにおいて、上記両支持アームの下端部を支承する支承部の部材に、カムを軸支すると共に、上記両支持アームの下端部に形成したカム当接部に上記カムの外周に形成した摺動面を当接せしめ、且つ、該カムの外周面の所定箇所に穿設した孔に棒材を挿入し、該棒材を持って上記カムを正方向及び逆方向に回動せしめることにより、上記両支持アームを作動状態と全開状態との間を回動せしめるように構成したものである。
【0017】
上記した手段によれば、コンベア本体に装着したベルトを取り外す際において、カムの外周に穿設した孔に棒材の一端を挿入し、該棒材の他端側を持って上記カムを手動により正方向へ回動せしめる。これにより、カム摺動面の回転により同カム摺動面のレベルが上がって、両支持アームの下端部に形成したカム当接部を下から押し上げて、付勢手段による付勢力に抗して両支持アームの先端側が離間するように回動する。これにより、両支持アーム先端の両スナップローラの間が駆動ローラの外径よりも広がった状態となる。
この状態において、定位置に保持してあった支承部を同定位置から下方へ離脱することにより、一対の支持アームの先端に設けた両スナップローラを駆動ローラの外周から下方へ引き抜いて駆動ローラの外周に掛け回してあったベルトを弛めることができる。
【0018】
また、上記した如く弛めたベルトを元通りに装着する際には、弛んだ状態のベルトを駆動ローラの下面側に掛け回した後、定位置から下方へ離脱しておいた支承部を定位置まで復帰せしめて支持する。
そして、上記した如く一方向へ回動せしめてあったカムに挿入した棒材を持って同カムを逆方向に回動せしめて元の状態まで戻すことにより、両支持アームの下端に設けたカム当接部に当接していたカム外周の摺動面のレベルが下がり、両支持アームが付勢手段による付勢力により上記駆動ローラの一側と他側に圧接する位置まで回動する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1乃至図4にて示すコンベアは、所謂センタードライブ型のベルトコンベアである。
上記ベルトコンベアAのコンベア本体aは、左右両側に沿ってフレーム1a,1bを配設し、該両フレーム1a,1bの間を、搬送物の搬送面a1となる無端状のベルト3の往路側を下面から全面的に支承する略平板状の連絡板1cにより連絡し、平面視並行状に構成してある。尚、本実施例の場合、上記両フレーム1a,1bと、これらの間を連絡する平板状の連絡板1cを押し出し成形により一体に成形してある(図3)。
【0020】
上記した如く並行状に連結される左右両フレーム1a,1bの両端部には、折り返し用のローラ2a,2bを架設し、該ローラ2a,2bの間に上記した如く搬送面a1を構成する無端状のベルト3を掛け回してある。
尚、上記コンベア本体aの一側のフレーム1aの始端側及び終端側には、脚19を取り付け、これら脚19を介してコンベア本体aを水平状態にて自立せしめている。
【0021】
コンベア本体aの両端部のローラ2a,2b間に掛け回したベルト3の往路側は、上記連結板1cにより下側から支承されることにより、水平な平面を維持する。また、ベルト3の復路側は、両フレーム1a,1bの下部に突出する形で設置した駆動ユニットCの内部に引き込み、該駆動ユニットCが具備する駆動ローラ7と、一対のスナップローラ8a,8bによって、上記駆動ローラ7の下面側外周に掛け回したベルト3を両側から挟持することにより、駆動ローラ7の駆動回転をベルト3に伝達するように構成してある(図4)。
【0022】
コンベア本体aの左右両側に沿って設置されるフレーム1a,1bの略中央部には、各々支持板53a,53bの上辺部を取り付け支持すると共に、その下辺部側を下方へ向けて垂下せしめることにより、上記フレーム1a,1bに対して取り付け支持してある。
尚、上記支持板53aは、周囲に枠を折曲成形してなる。支持板53bは、上下両辺部を折曲形成した縦長状の板材であり、上辺部は左右に延長して正面視略T形に形成してある。また、支持板53bの上辺部の左右両端部には、後述する駆動ユニットCに設けるキャッチクリップ66の掛止部を掛止する掛止片55を付設してある。
【0023】
上記した如くコンベア本体aの復路側に垂下する形で取り付け支持される両支持板53a,53bの略中央部には、各々駆動ローラ7を軸支するためのベアリングを具備する軸受け部54a,54bを設け、これらの間に、駆動ローラ7を水平に横架して回転自在に軸支してある。
駆動ローラ7は、円柱状に形成した駆動ローラ本体7aの軸芯部に支軸7bを挿通して成り、この支軸7bの両端部を上記両支持板53a,53bに設けた軸受け部54a,54bに各々嵌入することにより、同駆動ローラ7をコンベア本体aの復路側を水平に横架する形で軸支してある。
【0024】
駆動ローラ7の支軸7bの一端部は、上記軸受け部54bを貫通して突出させ、その突出部にタイミングプーリ71を取り付け固定してある。
また、コンベア本体aの一方のフレーム1aに突出する駆動ローラ7のタイミングプーリ71の隣には、支持板53aに隣接して取り付け固定した支持板44に減速機4a付きの駆動モータ4を設置してある。
【0025】
そして、上記減速機4aの出力軸にタイミングプーリ41を装着すると共に、該タイミングプーリ41と上記駆動ローラ7のタイミングプーリ71との間を無端状のタイミングベルト43にて連絡してある。よって、上記駆動モータ4を駆動回転すると、この駆動力がタイミングプーリ41,タイミングベルト43,タイミングプーリ71を介して駆動ローラ7に伝達され、該駆動ローラ7を所定の回転数にて駆動回転せしめる。
尚、上記駆動モータ4と駆動ローラ7との間を連絡する動力の伝達手段は、上記実施例のようにタイミングベルトとタイミングプーリに限定するものではなく、既存の動力伝達手段であれば、どのようなものを用いてもよい。例えばスプロケット間に無端状のチェーン架設構造を用いてもよい。
【0026】
ベルト3の復路側の中間部は、上記駆動ローラ7の下面側外周に略290゜の範囲に亘って接触させた状態で掛け回してある(図4)。
また、上記駆動ローラ7の両側には、各々支持アーム9a,9bの先端部に軸支した2個一対のスナップローラ8a,8bを駆動ローラ7の一側と他側とに配置し、これらスナップローラ8a,8bにより、ベルト3の復路側を掛け回した駆動ローラ7を両側から挟持して弾性的に押圧せしめている。
【0027】
上記スナップローラ8a及び8bは、駆動ローラ7を挟んで両側に各々2個ずつ配置し、これらスナップローラ8a,8bを各々同レベルにて軸支してある。また、一対のスナップローラ8a,8bは、支持アーム9a及び9bの先端部に対して各々水平に嵌挿して取り付け固定した支軸95a,95bの左右両端部に各々回転自在に軸支してある。即ち、2個一対のスナップローラ8a及び8bは、全く同じ構造にて2本の支持アーム9a,9bの先端部において同軸した状態で軸支してある(図3)。
尚、支軸95a,95bの左右両端部に取り付け支持されるスナップローラ8a,8a及び8b,8bは、図3にて示すように、駆動ローラ7の全幅の1/2よりも若干狭い間隔をおいて配置してあるが、上記両スナップローラ同士の間隔は任意に変更してもよい。また、スナップローラは、本実施例のように2個と限定するものではなく、1個若しくは2個以上であってもよい。
【0028】
ところで、上記した駆動ユニットCの両スナップローラー8a,8bを支持する一対の支持アーム9a,9bと、これら支持アーム9a,9bを回動可能に枢支する支承部10とは、アルミ材を用いて押し出し成形したものである。
また、上記したように押し出し成形した支持アーム9a,9bと、支承部10を構成する支承部材10’とは、十分な強度を維持しつつ必要以外の部分を全て肉抜きしてアルミ材の使用量削減と部品の軽量化を図っている。
【0029】
一対の支持アーム9a,9bは、略円弧状に屈曲形成した先端部にスナップローラ8a,8bの支軸95a,95bを貫通せしめる。支持アーム9a,9bの先端部から左右に突出する支軸95a,95bの両端部には、各々一対のローラ8a,8bを回転自在に支持してある。
上記したように両支持アーム9a,9bの先端部にて軸支された一対のスナップローラ8a,8bは、図4にて示すように駆動ローラ7外周の幾分上面側に対して当接するように構成してある。
【0030】
また、同支持アーム9a,9bの下端部は、上端部と同様に中央へ向けて略円弧状に屈曲形成してあり、その屈曲部の下端部に、後述する支承部10の支承凹部11内に嵌合する断面略Ω形の枢支体20を一体に突設してある。即ち、上記した両支持アーム9a,9bは、図4にて示すような断面形に押し出し成形した長尺状の押し出し成形材b1を所定の長さL1に切断することにより枢支体20も含めて成形される(図8)。
そして、上記した如く切断して構成した2個一対の支持アーム9a,9bを駆動ローラ7を挟んで向い合わせに配置してある。
【0031】
一方、上記支持アーム9a,9bを支持する支承部10と、駆動ユニットCの側板10aとを構成する一対の支承部材10’は、駆動ローラ7の軸芯直下を中心として両側に対称に配置される。即ち、上記した一対の支承部材10’も、上記した支持アーム9a,9bと同様に、図9にて示すような断面形に押し出し成形した長尺状の押し出し成形材b2を所定の長さL2、即ち、コンベア本体aの幅から支持板53aの厚さ分差し引いた長さに切断して構成する。
【0032】
上記した一対の支承部材10’は、後述するカム30の幅と略同じ間隔を置いて対称となるように向かい合わせに配置する。また、上記した如く所定の間隔を置いて配置した両支承部材10’の上面には、後述する支持アーム9a,9bの下端部の端面を挟持して同支持アーム9a,9bの移動を防止する2枚の板状ストッパ14をネジ止めすることにより、一体的に連結した支承部10を構成している。
【0033】
図3にて示すように、上記した如く連結した両支承部材10’の一側に沿っては、やはり押し出し成形により構成した連結材12を配置する。一方、両支承部材10’の側板10aの下部には、各々ピンプレート13を嵌入してネジ止めし、該ピンプレート13から突出せしめた枢支ピン13aを上記連結材12の端面に形成される断面略C形の孔12a内部に嵌入する。
連結材12は、駆動ローラ7の一端を支持する支持板53aの下辺部に沿わせた状態でネジ止めし、同支持板53aと一体化してある。よって、上記支承部材10’は、ピンプレート13の枢支ピン13aを介して支持板53a下辺部に取付支持され、同枢支ピン13aを支点として、支承部10と両側板10aが定位置から下方へ回動するように構成してある(図12)。
【0034】
上記した如く一対の支承部材10’を連結して構成した支承部10は、両支持アーム9a,9bの下端部を支承する部位であり、その中央にカム30を装着する間隙を介して左右対称に形成してある。
支承部10は、中央の間隙10bを挟んで平行状に形成される支承凹部11を形成してある。両支承凹部11は上面が開口する略C形の凹溝であり、両支持アーム9a,9bの枢支体20の外径よりも一回り大きな径の円弧状の溝として両支承部材10’の全長にわたって形成してある。
【0035】
上記した如く支承部10に凹設した支承凹部11内には、所定の厚みに形成したポリエチレン等の合成樹脂からなるブッシュ21を内嵌する。そして、上記支承凹部11内に嵌合する両支持アームの9a,9bの枢支体20を上記ブッシュ21の内側に嵌入することにより支承凹部11内にて回動可能に支持する。
上記した合成樹脂製のブッシュ21は、枢支部材の摩耗と円滑な回動を行なうためのものであり、上記したブッシュ21を介した状態で支承凹部11内に枢支体20を嵌合せしめた支持アーム9a,9bは、しっくりとした感覚で回動する。
尚、上記した支承凹部11枢支体20との間に介在させるブッシュ21は、ポリエチレンのようにブッシュとしての機能を有するものであれば、どのようなものを使用してもよく、例えばポリエチレン以外の樹脂の他に、青銅鋳物やオイルレススチル等を使用してもよい。また、枢支体と支承凹部との間の接触部に良好な潤滑を維持できれば、上記したブッシュを使用せずに、支承凹部内に枢支体を直接嵌合してもよい。
【0036】
支承部10における両支承凹部11の外側には、各々溝15を支承部材10’の全長にわたって形成し、該溝15における支持アーム9a,9b下部の直下に、合成樹脂若しくはゴム等からなるクッション材16を嵌装してある。上記クッション材16は、両支持アーム9a,9bが回動した際に、同アーム9a,9bの下部の屈曲部に対して弾性的に当接して同屈曲部が支承部材10’に直接接触して変形したり騒音を発生するのを防止する。
【0037】
両支持アーム9a,9b下端の屈曲部の先端部には、カム当接部31を支承部10の中央へ向けて突設し、その下面に各々カム30の外周面が当接する当接面31aを形成してある。
上記した両支持アーム9a,9bのカム当接部31の先端部同士は、作動状態において、若干の間隙を介して対向し、各々のこれらカム当接部31の下面に、カム30と接触する当接面31aを構成する(図3,図4)。ちなみに、上記した作動状態においては、上記両カム当接部31が後述するカム30の停留区間30aに当接して両当接面31aが略水平に維持された状態となり、これにより、両支持アーム9a,9b先端部の両スナップローラ8a,8bが駆動ローラ7の外周面に当接した状態を維持する。
【0038】
一方、両支承部材10’の中央に形成される間隙10bにおける両支持アーム9a,9bのカム当接部31の直下には、図3,図10にて示すような外周形を有するカム30を嵌入して回動可能に軸支してある。
カム30は、ポリエチレン等の合成樹脂等を用いて形成し、側面の所定箇所に支軸32を貫通せしめてある。また、上記カム30外周面には、作動状態において両支持アーム9a,9bのカム当接部31が当接して同カム30の回動を止める凹状の停留区間30aと、両支持アーム9a,9bを全開せしめた際に、上記カム当接部31が当接して同カム30の回動を止める平坦な停留区間30cとを形成してある。そして、これら両停留区間30aと30cとの間に、カム30を回動せしめる際に支持アーム9a,9bの両カム当接部31の当接面31aと接触する摺動面30bを形成して成る。
【0039】
上記した両停留区間30aと30cとの間は、支軸32を中心として円周方向に略90゜の間隔を置いて設けてある。また、上記カム30の外周面における摺動面30bと略反対側の位置には、棒材34を嵌入する孔33を上記支軸32の軸芯へ向けて穿設してある。
上記した如く構成したカム30は、両側面に突出する支軸32の両端部を、細長い固定板35の一端側に穿設した孔35aに嵌入する。
両固定板35は、支承部10中央の間隙10bを形成する両支承部材10’の端面に沿って形成した挿入溝10c内に各々挿入する。そして、上記カム30を両アーム9a,9bの直下まで移動させる。この状態で、両固定板35の他端側に穿設したネジ孔35bに止めネジ35cを螺合して締め付けることにより、上記カム30を設置位置に固定する(図6)。
【0040】
上記両支持アーム9a,9bにおける下部側屈曲部の上面には、断面略C形に形成した3個の止め孔36a〜36cを適宜な間隔を置いて形成してある。この止め孔36a〜36cは、両支持アーム9a,9bの間に引き伸ばした状態で架設するコイルスプリング60の両端を取付シャフト62を介して掛止する部分である。両支持アーム9a,9bの任意の止め孔36a〜36cには取付シャフト62を挿嵌し、該取付シャフト62の両端部に各々コイルスプリング60の両端部を掛止して両支持アーム9a,9bが互いに接近するように付勢力を加える(図5)。
上記したように、3個の止め孔36a〜36cを設けることにより、コイルスプリング60の端部を掛止する位置を適宜に調節し、枢支体20の軸芯と各止め孔36a〜36cとの距離を変化させることにより、同コイルスプリング60による付勢力を調節できる。
【0041】
尚、本実施例においては、両支持アーム9a,9bの間に弾装して両スナップローラ8a,8b同士を近接する方向に付勢力を作用させる付勢手段としてコイルスプリング60を使用した。しかし、本発明に用いる付勢手段は、コイルスプリングに限定するものではなく、両支持アームのスナップローラを駆動ローラ外周の一側と他側とに常時押圧せしめることができるものであれば、既存のどのようなものを使用してもよい。
【0042】
本実施例の場合、コイルスプリング60の一端部を支持アーム9aの一番内側の止め孔36aに掛止し、同コイルスプリング60の他端部をもう一方の支持アーム9bの一番外側の止め孔36cに取付シャフト62を介して掛止してある。その結果、駆動ローラ7の外周面に対する押圧力は、支持アーム9b側におけるスナップローラ8bが強く、また、支持アーム9a側のスナップローラ8aは弱めの調節となる。
【0043】
上記した如く両支持アーム9a,9bを支承した支承部10と両側板10aから構成される駆動ユニットCは、支持板53aの下辺部に沿って取付固定した連結材12の両端部にピンプレート13の枢支ピン13aを嵌入することにより、この枢支ピン13aを支点として定位置と下部位置との間を回動可能に支持してある(図12)。
また、駆動ユニットCの他側の左右両側板10aの内側には、各々ブラケット65を取付支持し、これら両ブラケット65の外面側に、各々キャッチクリップ66を取り付けてある。上記した両キャッチクリップ66は、駆動ユニットCの他端側を上方へ回動して支承部10が水平となる定位置に至った状態にて、上記両キャッチクリップ66を前記した支持板53bに設けた両掛止片55に各々掛止することにより、上記駆動ユニットC及び支承部10は、定位置にて保持される(図3)。
【0044】
上記した如く構成したベルトコンベアAにおいて、ベルト3を取り外す際には、カム30を操作する。
カム30を操作する際には、同カム30の外周に穿設した孔33に適宜外径の棒材34若しくはプラスのドライバー等を嵌入する。
通常の状態において、上記カム30は、停留区間30aが両支持アーム9a,9bのカム当接部31の当接面31aに当接している(図3)。この状態において、カム30の最上部のレベルが下げられ、これに伴って両支持アーム9a,9bがコイルスプリング60による付勢力により相互に近接し、両アーム9a,9b先端のスナップローラ8a,8bが駆動ローラ7の外周面に圧接し、該駆動ローラ7の下面に掛け回したベルト3を同ローラ7の外周面に圧接せしめると共に、同ベルト3に適宜な張力を加える。
【0045】
次いで、上記した棒材34若しくはドライバーを正方向へ90゜回動する(図10)。これにより、カム30の摺動面30bが両作動アーム9a,9bの当接面31aを押し上げ、同カム30の停留区間30cが上記両作動アーム9a,9bの当接面31aに接した状態にて、カム30の回動が停止する。
この状態において、カム30の最上部のレベルがコイルスプリング60による付勢力に抗して所定量上方に移動し、これにより、両作動アーム9a,9b拡開し、先端の両スナップローラ8a,8bの間隔が駆動ローラ7の外径よりも広がった状態となる(図11)。
【0046】
上記した状態において、駆動ユニットCの他側に設けた両キャッチクリップ66の掛止を外すと、同駆動ユニットCが枢支ピン13aを支点として下方へ回動し、これにより、両スナップローラ8a,8bが駆動ローラ7を通過して下方へ外される(図13)。その結果、駆動ローラ7に掛け回してあったベルト3が弛んで手前に引き出すことができる状態となる。また、コンベア本体aからベルト3を完全に取り外す際には、両脚19の上部に設けた接合部19aのキャッチクリップ19bを外し、接合状態にあるローラ19c,19c’の間からベルト3を引き出す(図14)。
【0047】
上記したようにベルト3を取り外す際にも、上記したように正方向に回動したカム30は、その状態を維持し、両作動アーム9a,9bを開いた状態で維持する。
また、反対に、取り外したベルト3を装着する際には、上記した工程を逆に実行し、最後に駆動ユニットCを定位置まで回動して両キャッチクリップ66を掛止した状態からカム30に差し込んでいた棒材34若しくはドライバーを持って同カム30を逆方向へ90゜回動せしめることにより、カム30による付勢力が解かれて開いた状態にあった両作動アーム9a,9b及び両スナップローラ8a,8bがコイルスプリング60による付勢力により再び引き寄せられ、図3,図4にて示す作動状態に復帰する。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のベルトコンベアは、コンベア本体に架設した無端状ベルトの復路側を駆動ローラの下面側外周に掛け回して接触せしめると共に、該駆動ローラの一側と他側とに、各々スナップローラを軸支する一対の支持アームを配設し、上記駆動ローラ直下の定位置に支持した支承部により、上記両支持アームの下端部を枢支して、両支持アームを回動可能に支持し、上記両スナップローラを駆動ローラ外周面の一側と他側に対して各々接離可能に構成すると共に、付勢手段により、両支持アームのスナップローラを下面外周にベルトを掛け回した駆動ローラ外周の一側と他側とに常時押圧することにより、上記ベルトを駆動ローラの外周面に押圧せしめ、且つ、上記両支持アームと、支承部との少なくとも一方は、所定の断面形にて押し出し成形した長尺状の押し出し成形材を所定の長さに切断することにより構成して成るものである。
【0049】
上記したように、本願のベルトコンベアは、一対のスナップローラと支持アームとを支持する支承部を定位置から離脱せしめて両スナップローラを駆動ローラの一側と他側から外すことにより、コンベア本体に架設したベルトを弛めて同コンベア本体から簡単に取り外す機能を具備する。そして、上記ベルトをコンベア本体に装着する作業も、上記工程と逆の作業を行なうことにより、容易に行なうことができる。
【0050】
そして、上記両支持アームと支承部との少なくとも一方は、押し出し成形により支持アーム若しくは支承部と同じ断面形を有する長尺状の押し出し成形材を用いて構成してある。
即ち、上記支持アームと支承部は、それらの断面形に合わせて押し出し成形した長尺状の押し出し成形材を所定の長さに切断するだけで、後加工を一切行なわずに極めて簡単に製造することができる。その結果、製造コストを大幅に低減することが可能となる。
また、押し出し成形による部品の断面形状は、極限まで肉抜きを行なうことができるので、部品の製造に必要なアルミ等の材料の使用量を低減して、省エネルギー化とリサイクル化に貢献し、さらに部品の軽量化を効果的に行なうこともできる。
【0051】
請求項2記載のベルトコンベアは、上記した請求項1記載のベルトコンベアにおいて、両支持アームの下端部に断面略Ω形の枢支体を突設すると共に、該枢支体を駆動ローラ直下の定位置に支持した支承部に凹設した断面略C形の支承凹部内に嵌合して、両支持アームを回動可能に支持するように構成したものである。この場合、両支持アームの下端部を支承部に対して回動可能に枢支する枢支部の構造を支持アームと支承部を押し出し成形するのと同時に成形することができるので、従来のように、多くの部品と加工を必要としていた支持アーム下端の枢支部の構造を大幅に簡素化し、製造コストを低減することができる。
【0052】
請求項3記載のベルトコンベアは、両支持アームの下端部を支承する支承部の部材に、カムを軸支すると共に、上記両支持アームの下端部に形成したカム当接部に上記カムの外周に形成した摺動面を当接せしめ、且つ、該カムの外周面の所定箇所に穿設した孔に棒材を挿入し、該棒材を持って上記カムを正方向及び逆方向に回動せしめることにより、上記両支持アームを作動状態と全開状態との間を回動せしめるように構成したものである。
【0053】
上記した手段によれば、両支持アームを開いてコンベア本体に架設したベルトを弛める際において、カムの外周面に設けた孔に棒材を差し込んで同カムを正方向に回動せしめることにより、両支持アームの先端に軸支したスナップローラ同士の間隙を全開位置まで簡単に回動することができる。これにより、両スナップローラの間隔を上記駆動ローラの外径よりも大きく広げて、同駆動ローラ外周の一側及び他側から両スナップローラを下方へ離脱させ、駆動ローラに掛け回したベルトを弛めて取り外すことが可能な状態となる。
また、両支持アームを手動により直接開く場合には、かなりの力を必要とするが、上記したようにカムに棒材を差し込んで回動することにより、両支持アーム間に付勢手段による付勢力が作用していても、大きな力を入れることなく(例えば非力な女性であっても)両支持アームの回動操作を容易に行なうことができる。さらに、上記したようにカムの回動に使用する棒材には、一般に市販されている工具や付属工具のドライバー等を利用することもでき、特別な工具を使用する必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したベルトコンベアを一部切欠して示す側面図。
【図2】同ベルトコンベアの平面図。
【図3】図2におけるIII-III 線断面図。
【図4】図3におけるIV-IV 線断面図。
【図5】支承部とカム周りの構造を示す縦断面図。
【図6】支承部のカム部周りの構造を一部切欠して示す平面図。
【図7】駆動ユニットの側面図。
【図8】支持アームを構成する押し出し成形材を示す斜視図。
【図9】支承部と側面部を構成する押し出し成形材を示す斜視図。
【図10】カムを回動した状態を示す縦断面図
【図11】カムの回動により両作動アームが全開した状態を示す縦断側面図。
【図12】駆動ユニットを下方へ回動した状態を示す正面図。
【図13】駆動ユニットを下げてベルトを弛めた状態を示すベルトコンベアの側面図。
【図14】支持脚の接合部分を示す縦断面図。
【図15】従来のベルトコンベアを示す正面図。
【図16】同ベルトコンベアの駆動ローラ部分を示す縦断面図。
【図17】図16におけるX−X線断面図。
【符号の説明】
A・・・ベルトコンベア
a・・・コンベア本体
a1・・・搬送路
2a,2b・・・ローラ
3・・・ベルト
4・・・駆動モータ
7・・・駆動ローラ
8a,8b・・・スナップローラ
9a,9b・・・支持アーム
10・・・支承部
10’・・・支承部材
11・・・支承凹部
20・・・枢支体
21・・・ブッシュ
30・・・カム
30a・・・停留区間(作動側)
30b・・・摺動面
30c・・・停留区間(作動アーム開動)
31・・・カム当接部
31a・・・当接面
32・・・支軸
33・・・孔
34・・・棒材

Claims (3)

  1. ベルトコンベアのコンベア本体の始端部と終端部とに各々ローラを横架し、これら両ローラ間に無端状のベルトを架設すると共に、上記コンベア本体の中間部の左右両側部間に亘って駆動ローラを水平に横架すると共に、駆動源を連結して、同駆動ローラをコンベア本体の復路側において駆動回転自在に支持し、且つ、上記ベルトの復路側を駆動ローラの下面側外周に掛け回し、この駆動ローラ外周の一側と他側とに、一対の支持アームを配設し、これら支持アームの先端部にて、駆動ローラ外周の一側と他側とに当接するスナップローラを各々回転自在に軸支せしめると共に、上記駆動ローラ直下の定位置に復帰及び離脱可能に支持した支承部により、上記両支持アームの下端部を枢支して、これら支持アームを回動可能に支持することで、両支持アーム先端のスナップローラを上記駆動ローラの外周面に対して各々接離可能に構成し、
    上記両支持アーム同士を接近せしめる方向に付勢する付勢手段により、これら支持アームのスナップローラを上記した如く下面外周にベルトを掛け回した駆動ローラ外周の一側と他側とに常時押圧することにより、上記ベルトを駆動ローラの外周面に押圧せしめ、
    且つ、上記両支持アームと支承部との少なくとも一方は、所定の断面形にて押し出し成形した長尺状の押し出し成形材を所定の長さに切断することにより構成して成るベルトコンベア。
  2. 上記両支持アームは、各々の下端部に断面略Ω形の枢支体を突設すると共に、該枢支体を駆動ローラ直下の定位置に支持した支承部に凹設される断面略C形の支承凹部内に各々嵌合して、両支持アームを回動可能に支持するように構成した請求項1記載のベルトコンベア。
  3. 上記両支持アームの下端部を支承する支承部の部材に、カムを軸支すると共に、上記両支持アームの下端部に形成したカム当接部に上記カムの外周に形成した摺動面を当接せしめ、且つ、該カムの外周面の所定箇所に穿設した孔に棒材を挿入し、該棒材を持って上記カムを正方向及び逆方向に回動せしめることにより、上記両支持アームを作動状態と全開状態との間を回動せしめるように構成した請求項1又は2記載のベルトコンベア。
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