JP3545608B2 - クレー射撃用スコアボード - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレー射撃用スコアボードに関する。
【0002】
【従来の技術】
クレー射撃の成績を表示するクレー射撃用スコアボードが知られている。
【0003】
クレー射撃とは、所定の場所から放出された標的(ターゲット)を射撃する競技であり、大別すると、トラップ競技とスキート競技とに分けられる。
【0004】
従来のクレー射撃用スコアボードは、命中または失中を示す複数の立方体の部材(キュービック)が行列状に設置されたスコアボード本体を有している。
【0005】
図13は、従来のクレー射撃用スコアボードのキュービックを示す斜視図である。
【0006】
同図に示すように、キュービック100は、スコアボード本体に対し回動自在に設置されている。
【0007】
このキュービック100の回転軸150が形成されていない4つの面110、120、130および140は、それぞれ、所定の色に着色されている。
【0008】
すなわち、対向する2つの面110および120のうちの一方の面110は、命中を示す緑色に着色され、他方の面120は、失中を示す赤色に着色されている。そして、残りの2つの面130および140は、それぞれ、白色に着色されている。
【0009】
射撃前は、キュービック100は、その白色の面130または140がスコアボード本体の正面(前面)側に向くように位置している。
【0010】
そして、命中した場合には、手動で操作して、キュービック100をその緑色の面110がスコアボード本体の正面側に向くように回転させ、失中した場合には、同様に、手動で操作して、キュービック100を赤色の面120がスコアボード本体の正面側に向くように回転させる。これにより、命中または失中が示される。
【0011】
また、スコアボード本体の前面(表面)には、前記キュービック100の配置された領域(射手6名×25回分の領域)を複数に仕切る仕切りラインが形成されている。
【0012】
この仕切りラインのパターンは、トラップ競技とスキート競技とで異なる。
このため、トラップ競技では、トラップ競技専用のクレー射撃用スコアボードが使用され、スキート競技では、スキート競技専用のクレー射撃用スコアボードが使用される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、1台で、例えば、トラップ競技、スキート競技等の種々のクレー射撃の競技に対応することができるクレー射撃用スコアボードを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(15)の本発明により達成される。
【0015】
(1) クレー射撃に関する情報を表示するスコアボード本体を有するクレー射撃用スコアボードであって、
前記スコアボード本体に行列状に設置され、射撃の成績について命中と失中とを区別し得るように電気的に表示する複数の単位表示部と、
前記スコアボード本体の前記単位表示部の配置された領域を複数に仕切る仕切り手段とを有し、
前記仕切り手段は、仕切るパターンを変更し得るよう構成されていることを特徴とするクレー射撃用スコアボード。
【0016】
(2) 前記単位表示部は、少なくとも1つの発光素子で構成されている上記(1)に記載のクレー射撃用スコアボード。
【0017】
(3) 前記単位表示部は、発光色の異なる2種の発光ダイオードを有し、該2種の発光ダイオードの点灯と消灯との組み合わせにより、3色に発光し得るように構成されている上記(1)に記載のクレー射撃用スコアボード。
【0018】
(4) 前記単位表示部は、発光色の相違により前記命中と失中とを区別するよう構成されている上記(2)または(3)に記載のクレー射撃用スコアボード。
【0019】
(5) 前記仕切り手段は、複数の発光素子を有し、該発光素子を選択的に点灯させることにより、前記仕切るパターンを変更するよう構成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
【0020】
(6) 前記仕切り手段は、前記スコアボード本体に対し着脱自在の仕切り部材である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
【0021】
(7) 前記仕切り手段により変更し得る仕切りパターンは、トラップ競技用の仕切りパターンおよびスキート競技用の仕切りパターンである上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
【0022】
(8) 前記スコアボード本体上の射撃の回数に対応した表示を、トラップ競技用の表示と、スキート競技用の表示とに変更し得るよう構成されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
【0023】
(9) 射手1名分の前記単位表示部は、2行設けられている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
【0024】
(10) 前記スコアボード本体は、現在競技を行っている射団を表示する現射団表示部を有する上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
【0025】
(11) 前記スコアボード本体は、次に競技を行う射団を表示する次射団表示部を有する上記(1)ないし(10)のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
【0026】
(12) 得点を表示する得点表示部を有する上記(1)ないし(11)のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
【0027】
(13) 前記スコアボード本体は、現在射撃を行っている射手を、それ以外の射手と区別し得るように表示する射順表示部を有する上記(1)ないし(12)のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
【0028】
(14) 前記スコアボード本体は、射手の順位を表示する順位表示部を有する上記(1)ないし(13)のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
【0029】
(15) 全射手の成績を集計し、その集計結果に基づいて射手の順位を求め、前記順位表示部に前記順位を表示するよう構成されている上記(14)に記載のクレー射撃用スコアボード。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のクレー射撃用スコアボードを添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明のクレー射撃用スコアボードの第1実施例を示す正面図、図2は、図1に示すクレー射撃用スコアボードのスコアボード本体であって、トラップ競技用に設定された状態を示す正面図、図3は、図1に示すクレー射撃用スコアボードの操作盤の構成例を示す正面図である。
【0032】
これらの図に示すクレー射撃用スコアボード(以下、単に「スコアボード」と言う)1は、射手6名分のクレー射撃の成績等のクレー射撃に関する所定の情報を表示するスコアボード本体2と、このスコアボード本体2を支持する2本のポール3と、スコアボード本体2を操作する操作盤(操作手段)4とを有している。
【0033】
図1に示すように、各ポール3の一端側は、スコアボード本体2に着脱自在に取り付けられ、他端側は、地面に固定されている図示しないポール取付部に着脱自在に取り付けられる。
【0034】
スコアボード本体2を正面(前面)側から見たときのスコアボード本体2の全体形状は、ほぼ長方形(四角形)をなしている。
【0035】
スコアボード1は、このスコアボード本体2の長辺(図1および図2中横方向に延びる辺)2aと地面200とが略平行となるように設置されている。
【0036】
なお、本発明では、スコアボード本体2の全体形状が長方形に限定されないことは言うまでもない。
【0037】
図2に示すように、スコアボード本体2は、その正面側、すなわち表示面20側に、現射団表示部21と、次射団表示部22と、6つ(射手6名分)の射順表示部23と、6つの選手名表示部(射手名表示部)24と、射手6名分のクレー射撃の成績を表示する命中・失中表示部25と、6つのラウンドスコア表示部(得点表示部)26と、6つのトータルスコア表示部(得点表示部)27と、6つの順位表示部28と、射撃の回数に対応した情報を表示するトラップ・スキート表示部29とを有している。
【0038】
また、スコアボード本体2の表示面20側には、命中・失中表示部25(単位表示部251の配置された領域)およびトラップ・スキート表示部29を複数に仕切る仕切り手段6が設置されている。
【0039】
仕切り手段6は、複数のLED(発光ダイオード)で構成された12本の仕切りライン61、62、63、64、65、66、67、68、69、71、72、および73を有し、これらのうちの所定の仕切りライン(所定のLED)を選択的に点灯させることにより、仕切るパターン(仕切りラインのパターン)を任意に設定(変更)することができるように構成されている。
【0040】
各仕切りライン61、62、63、64、65、66、67、68、69、71、72、および73は、それぞれ、スコアボード本体2の長辺2aに対して垂直(短辺2bに対して平行)に配置されている。
【0041】
また、各仕切りライン61、62、63、64、65、66、67、68、69、71、72、および73は、それぞれ、点灯時の色と、後述する他の仕切りラインの色とが実質的に同一となるように構成されているのが好ましい。
【0042】
そのためには、例えば、各仕切りライン61、62、63、64、65、66、67、68、69、71、72、および73を構成するLEDとして、それぞれ、後述する他の仕切りラインの色と実質的に同一の色を発光し得るLEDを用いる。
【0043】
また、各仕切りライン61、62、63、64、65、66、67、68、69、71、72、および73の点灯時の色と、後述する他の仕切りラインの色とが実質的に同一となるように、例えば、カラーフィルター等を設置してもよい。
【0044】
トラップ競技の場合には、図2に示すように、仕切りライン61、63、65、67、69および73を点灯させ(表示し)、仕切りライン62、64、66、68、71および72を消灯させる(表示しない)。図2中、消灯している仕切りラインを点線で示す。
【0045】
図4は、図1に示すクレー射撃用スコアボードのスコアボード本体であって、スキート競技用に設定された状態を示す正面図である。
【0046】
スキート競技の場合には、図4に示すように、仕切りライン61、62、64、65、66、68、71、72および73を点灯させ(表示し)、仕切りライン63、67および69を消灯させる(表示しない)。図5中、消灯している仕切りラインを点線で示す。
【0047】
なお、仕切り手段6は、本実施例では、LEDで構成されているが、本発明では、これに限らず、例えば、EL素子等の各種発光素子や、LCD(液晶表示素子)等の各種表示素子で構成されていてもよい。
【0048】
但し、これらのうちでは、発光素子が好ましく、発光素子の中でも特にLEDが好ましい。
【0049】
図2に示すように、スコアボード本体2の表示面20側には、前記仕切り手段6の他に、このスコアボード本体2の表示面20を複数に仕切る仕切りラインのパターン、すなわち、図2中縦方向に延びる(短辺2bに対して平行な)複数の仕切りラインと、図2中横方向に延びる(長辺2aに対して平行な)複数の仕切りラインとがそれぞれ形成されている。
【0050】
これらの仕切りラインは、例えば、スコアボード本体2の表示面20に着色することにより形成してもよく、また、LED、EL素子等の各種発光素子や、LCD等の各種表示素子で構成してもよい。
【0051】
なお、本実施例では、仕切りラインの色は、例えば、白色であり、スコアボード本体2の表示面20の色は、例えば、深緑色であるが、本発明では、これらの色に限定されないことは言うまでもない。
【0052】
また、スコアボード本体2は、図示しない制御手段、メモリー(ROM、RAM、E PROM等)およびブザー等を有している。
【0053】
制御手段は、通常、マイクロコンピュータ(CPU)で構成され、現射団表示部21、次射団表示部22、射順表示部23、選手名表示部24、命中・失中表示部25、ラウンドスコア表示部26、トータルスコア表示部27、順位表示部28、トラップ・スキート表示部29、仕切り手段6、メモリー、ブザー等、スコアボード1全体の制御を行う。
【0054】
次に、前記各表示部について説明する。
図2に示すように、現射団表示部21は、スコアボード本体2の図2中左上に設置されている。
【0055】
この現射団表示部21は、2つの表示ブロック51で構成されている。各表示ブロック51は、それぞれ、0〜9の任意の数字を表示し得る7つのLED(発光ダイオード)のセグメント(7セグメント)で構成されている。
【0056】
この現射団表示部21により、現在競技を行っている射団、すなわち現射団の番号(ナンバー)が表示される。
【0057】
次射団表示部22は、スコアボード本体2の現射団表示部21の図2中右側に設置されている。
【0058】
この次射団表示部22は、2つの前記表示ブロック51で構成されている。
この次射団表示部22により、次に競技を行う射団、すなわち次射団の番号が表示される。
【0059】
トラップ・スキート表示部29は、スコアボード本体2の次射団表示部22の図2中右側に設置されている。
【0060】
このトラップ・スキート表示部29は、複数のLEDで構成されており、これらのLEDの点灯(発光)と消灯との組み合わせにより、任意のアルファベット(P、M、H、L等)や数字等を任意の位置に表示し得るようになっている。
【0061】
トラップ競技の場合には、図2に示すように、このトラップ・スキート表示部29により、1〜25の数字が表示される。この表示により、トラップ競技であることを把握することができる。
【0062】
前記1〜25の数字は、放出される標的(ターゲット)の番号を表わす。この場合、ダブルトラップ競技の場合には、各番号の標的が2個ずつ放出される。
【0063】
また、スキート競技の場合には、図4に示すように、このトラップ・スキート表示部29により、1〜8の数字と、Pと、Mとが表示される。この表示により、スキート競技であることを把握することができる。
この場合、1〜8の数字は、射台の番号を表わす。
【0064】
また、Pは、標的がハイハウスから放出されることを表わし、Mは、標的がローハウスから放出されることを表わす。
【0065】
スコアボード本体2のトラップ・スキート表示部29の図2中右側には、「SCORE」の文字(アルファベット)が形成されている。
【0066】
この「SCORE」は、後述するラウンドスコア表示部26に表示される数字が、現在のラウンドの得点(ラウンドスコア)を示すことを表わす。
【0067】
スコアボード本体2の「SCORE」の図2中右側には、「TOTALSCORE」の文字が形成されている。
【0068】
この「TOTALSCORE」は、後述するトータルスコア表示部27に表示される数字が、現在のラウンドまでの得点を合計した値、すなわち総得点(トータルスコア)を示すことを表わす。
【0069】
スコアボード本体2の「TOTALSCORE」の図2中右側には、「NO.」の文字およびピリオドが形成されている。
【0070】
この「NO.」は、後述する順位表示部28に表示される数字が、順位を示すことを表わす。
【0071】
選手名表示部24は、スコアボード本体2の現射団表示部21および次射団表示部22の図2中下側に、図2中縦方向に6つ、すなわち、6行設置されている。
【0072】
各選手名表示部24は、それぞれ、複数のLEDで構成されており、これらのLEDの点灯と消灯との組み合わせにより、任意の文字(アルファベット、カタカナ、漢字等)や数字等を表示し得るようになっている。
【0073】
スコアボード本体2には、図示しないコネクタを介して図示しないキーボード(操作手段)が電気的に接続される。このキーボードを操作し、選手名(射手名)を入力すると、対応する選手名表示部24にその選手名が表示される。なお、選手名の変更や消去も前記キーボードの操作によって行うことができる。
【0074】
命中・失中表示部25は、スコアボード本体2の選手名表示部24の図2中右側に設置されている。
【0075】
この命中・失中表示部25は、行列状に配置された300個(12行×25列)の単位表示部251で構成されている。
【0076】
なお、図2中、縦方向の配列を「行」、横方向の配列を「列」と言う。また、図2中、最も上側の行を「1行目」、最も左側の列を「1列目」と言う。
【0077】
この命中・失中表示部25は、前述したように射手6名分である。よって、射手1名分は、50個(2行×25列)の単位表示部251で構成され、各選手名表示部24の図2中右側にそれぞれ配置されている。
【0078】
各単位表示部251は、それぞれ、図2中横方向に並んでいる2つのLEDユニット8で構成されている。なお、各単位表示部251は、それぞれ、2つのLEDユニット8が連動するように構成されている。
【0079】
図5は、LEDユニット8の構成例を示す正面図である。
同図に示すように、LEDユニット8は、赤色光を発光する複数のLED81と、緑色光を発光する複数のLED82とで構成されている。なお、図5中、LED81を斜線で示す。
【0080】
このLEDユニット8のLED81とLED82は、均一に分布している。
LEDユニット8から緑色光を発光させる場合には、各LED82を緑色に点灯させ、各LED81を消灯させる。
【0081】
また、LEDユニット8から赤色光を発光させる場合には、各LED81を赤色に点灯させ、各LED82を消灯させる。
【0082】
また、LEDユニット8から橙色光を発光させる場合には、各LED81を赤色に点灯させ、各LED82を緑色に点灯させる。
【0083】
このようなLEDユニット8を用いることにより、人間の目で見たときのLEDユニット8から発光する緑色光、赤色光および橙色光の強度を均一にすることができる。
【0084】
この命中・失中表示部25により、各射手(選手)の射撃の成績がそれぞれ表示される。
【0085】
すなわち、各単位表示部251は、射撃の前は、すべて消灯している。そして、命中した場合(審判(レフェリー)が「命中」と判断した場合)には、対応する単位表示部251を緑色に点灯させ、失中した場合(審判が「失中」と判断した場合)には、対応する単位表示部251を赤色に点灯させる。
また、修正時は、その修正対象の単位表示部251を橙色に点灯させる。
【0086】
射順表示部23は、スコアボード本体2の各選手名表示部24の図2中左側にそれぞれ設置されている。
【0087】
各射順表示部23は、それぞれ、4つの前記LEDユニット8で構成されている。なお、各射順表示部23は、それぞれ、4つのLEDユニット8が連動するように構成されている。
【0088】
この射順表示部23により、現在射撃を行っている射手が表示される。
すなわち、現在射撃を行っている射手(自射手)の射順表示部23は、橙色に点灯し、この他の射手の射順表示部23は、それぞれ、緑色に点灯する。なお、射手が存在しない場合の射順表示部23は、消灯する。
【0089】
各ラウンドスコア表示部26は、それぞれ、スコアボード本体2の命中・失中表示部25の図2中右側に設置されている。
【0090】
各ラウンドスコア表示部26は、それぞれ、2つの前記表示ブロック51で構成されている。
【0091】
対応する射手の現在のラウンドの成績が集計され、このラウンドスコア表示部26により、対応する射手の現在のラウンドの得点(ラウンドスコア)が表示される。
【0092】
トータルスコア表示部27は、スコアボード本体2の各ラウンドスコア表示部26の図2中右側にそれぞれ設置されている。
【0093】
各トータルスコア表示部27は、それぞれ、3つの前記表示ブロック51で構成されている。
【0094】
対応する射手の現在のラウンドまでの成績が集計され、このトータルスコア表示部27により、対応する射手の現在のラウンドまでの得点を合計した値、すなわち総得点(トータルスコア)が表示される。
【0095】
順位表示部28は、スコアボード本体2の各トータルスコア表示部27の図2中右側にそれぞれ設置されている。
【0096】
各順位表示部28は、それぞれ、1つの前記表示ブロック51で構成されている。
この順位表示部28により、対応する射手の順位が表示される。
【0097】
図3に示すように、操作盤(操作手段)4は、所定の回路が内蔵されている操作盤本体40を有している。この操作盤本体40の正面側には、電源(POWER)スイッチ401、ON/OFFスイッチ402、RECスイッチ403、D.OFFスイッチ404、Rスイッチ405、M.A.Dスイッチ406、DISPLスイッチ407、T.Mスイッチ408、T.Wスイッチ442、DT.Mスイッチ410、DT.Wスイッチ411、S.Mスイッチ409、S.Wスイッチ443、Rスイッチ412、SHOOT OFFスイッチ413、RETIスイッチ414、出場選手設定スイッチ(出場人数設定スイッチ)415、416、417、418、419、420、移動スイッチ421、422、FINALスイッチ423、P.Tスイッチ424、N.Tスイッチ425、T.Sスイッチ426、S.Oスイッチ427、Rスイッチ428、現射団入力ダイヤル(ロータリースイッチ)429、430、競技回数入力ダイヤル(ロータリースイッチ)431、テンキー432、REVスイッチ433、移動スイッチ434、435、436、437、NOBIRDスイッチ438、RESETスイッチ439、HITスイッチ440およびMISSスイッチ441が、それぞれ、設置されている。
【0098】
この操作盤4は、図示しないコネクタを介してスコアボード本体2に電気的に接続される。
【0099】
次に、このスコアボード1の作用を説明する。
(1)[電源の投入]
【0100】
電源スイッチ401をオンすると、スコアボード本体2および操作盤4の電源がそれぞれ投入され、このスコアボード1(スコアボードシステム)の初期化がなされる。
【0101】
また、電源スイッチ401をオフすると、スコアボード本体2および操作盤4の電源がそれぞれ切断される。
【0102】
(2)[競技種目の設定]
男子トラップ競技、女子トラップ競技、男子ダブルトラップ競技、女子ダブルトラップ競技、男子スキート競技および女子スキート競技のうちから、所定の競技種目を選択する。
【0103】
男子トラップ競技を行う場合には、T.Mスイッチ408をオンする。このT.Mスイッチ408をオンすると、男子トラップ競技のモードに設定される。
【0104】
また、女子トラップ競技を行う場合には、T.Wスイッチ442をオンする。このT.Wスイッチ442をオンすると、女子トラップ競技のモードに設定される。
【0105】
また、男子ダブルトラップ競技を行う場合には、DT.Mスイッチ410をオンする。このDT.Mスイッチ410をオンすると、男子ダブルトラップ競技のモードに設定される。
【0106】
また、女子ダブルトラップ競技を行う場合には、DT.Wスイッチ411をオンする。このDT.Wスイッチ411をオンすると、女子ダブルトラップ競技のモードに設定される。
【0107】
また、男子スキート競技を行う場合には、S.Mスイッチ409をオンする。このS.Mスイッチ409をオンすると、男子スキート競技のモードに設定される。
【0108】
また、女子スキート競技を行う場合には、S.Wスイッチ443をオンする。このS.Wスイッチ443をオンすると、女子スキート競技のモードに設定される。
また、Rスイッチ412をオンすると、前記の設定が解除される。
【0109】
前記男子トラップ競技のモード、女子トラップ競技のモード、男子ダブルトラップ競技のモードおよび女子ダブルトラップ競技のモードでは、それぞれ、図2に示すように、仕切りライン61、62、63、64、65、66、67、68、69、71、72および73のうち、仕切りライン61、63、65、67、69および73のみが点灯する(仕切りライン62、64、66、68、71および72は、消灯する)。
【0110】
そして、図2に示すように、トラップ・スキート表示部29に、1〜25の数字が表示される。
【0111】
また、前記男子スキート競技のモードおよび女子スキート競技のモードでは、それぞれ、図4に示すように、仕切りライン61、62、63、64、65、66、67、68、69、71、72および73のうち、仕切りライン61、62、64、65、66、68、71、72および73のみが点灯する(仕切りライン63、67および69は、消灯する)。
【0112】
そして、図4に示すように、トラップ・スキート表示部29に、1〜8の数字と、P(H)と、M(L)とが表示される。
【0113】
(3)[現射団の設定]
現射団入力ダイヤル429および430により、現射団の番号(2桁)を入力し、競技回数入力ダイヤル431により、競技回数(1桁)を入力し、P.Tスイッチ424をオンすると、前記現射団の番号および競技回数が設定され、スコアボード1の現射団表示部21に、前記現射団の番号が表示される。
【0114】
(4)[次射団の設定]
N.Tスイッチ425をオンすると、次射団入力状態となる。この次射団入力状態において、テンキー432により、次射団の番号(2桁)を入力する。これにより、前記次射団の番号が設定され、スコアボード1の次射団表示部22に、前記次射団の番号が表示される。
【0115】
入力後、再度、N.Tスイッチ425をオンすると、次射団入力状態が解除される。また、入力中に、Rスイッチ428をオンすると、入力した次射団の番号が消去され、次射団入力状態が解除される。
【0116】
(5)[出場選手の設定]
出場選手設定スイッチ415、416、417、418、419または420をオンすると、この競技に参加する選手(射手)の設定がなされる。
【0117】
例えば、1番目の選手(図2中1番上の選手名表示部24に表示される選手)に対応する出場選手設定スイッチ415をオンすると、スコアボード1の1番目の選手に対応する射順表示部23、すなわち図2中1番上の射順表示部23が緑色に点灯する。これは、前記1番目の選手が、この競技に参加することを表わす。
【0118】
この他の出場選手設定スイッチ416、417、418、419および420についてもそれぞれ前記と同様である。
【0119】
(6)[選手名の設定]
図示しないキーボードを操作し、選手名(射手名)を入力すると、その選手名が設定され、スコアボード1の対応する選手名表示部24にその選手名が表示される。
また、選手名の変更や消去も前記キーボードの操作によって行われる。
【0120】
(7)[トータルスコアの設定]
T.Sスイッチ426をオンすると、トータルスコア入力状態となる。このトータルスコア入力状態において、テンキー432により、対応する選手のトータルスコア(3桁)を入力する。これにより、前記トータルスコアが設定される。
【0121】
この場合、トータルスコアが入力される選手の選択は、移動スイッチ421または422で行う。なお、移動スイッチ421または422で選択された選手の射順表示部23は、橙色に点灯する。
【0122】
入力後、再度、T.Sスイッチ426をオンすると、トータルスコア入力状態が解除される。また、入力中に、Rスイッチ428をオンすると、入力したトータルスコアが消去され、トータルスコア入力状態が解除される。
【0123】
(8)[競技の開始]
競技を開始するときは、ON/OFFスイッチ402をオンする。これにより、競技可能な状態となる。
【0124】
この場合、スコアボード1の自射手の射順表示部23が橙色に点灯し、この他の射手の射順表示部23は、それぞれ、緑色に点灯する。なお、射手が存在しない射順表示部23は、それぞれ、消灯する。
【0125】
(9)[競技の進行]
このスコアボード1(スコアボードシステム)は、国際射撃連合(UIT)の競技別ルールに基づいて構成されており、オリンピック射撃競技に対応している。
【0126】
以下、トラップ競技、スキート競技およびダブルトラップ競技の進行(ルール)をそれぞれ簡単に説明する。なお、その内容は、このスコアボード1に関して、必要な基本的事柄のみを説明する。
【0127】
(9−1)[トラップ競技(男子、女子)]
男子トラップ競技は、25個撃ちの5ラウンド、すなわち、125個撃ち(125点満点)で行われる。また、決勝ラウンドを行う場合、25個撃ちの1ラウンド、すなわち、25個撃ちで行われる。
【0128】
女子トラップ競技は、25個撃ちの3ラウンド、すなわち、75個撃ち(75点満点)で行われる。また、決勝ラウンドを行う場合、25個撃ちの1ラウンド、すなわち、25個撃ちで行われる。
【0129】
競技は、通常、6名の射団構成により行われ、射撃ごとにレフェリーが、「命中」か「失中」かあるいは「ノーバード(不規則標的)」かの判定(判断)を行う。
【0130】
「ノーバード」の場合には、再度、標的を放出させて射撃を行う。そして、レフェリーが、「命中」か「失中」かあるいは「ノーバード」かの判定を行う。
【0131】
図6は、トラップ競技の進行を説明するための図である。
競技は、下記のように進行する。
【0132】
図6に示すように、まず、1番射台の1番目の1個の標的に対して、先頭の射手が射撃を行い、その判定がなされた後に、2番射台の1番目の1個の標的に対して、次の射手が射撃を行う。以下、同様にして、各射台の1番目の1個の標的に対して、順次、射手が射撃を行う。
【0133】
そして、全射手が各射台の1番目の1個の標的に対して射撃を終了した後、各射台の2番目の1個の標的に対して、再び、先頭の射手から射撃を行う。
【0134】
以下同様にして、全射手が25番目の1個の標的に対して射撃を終了するまで行う。これを1ラウンドとし、規定のラウンドが終了した時点で順位が決定する。
【0135】
(9−2)[ダブルトラップ競技(男子、女子)]
ダブルトラップ競技では、2個の標的が同時に放出される。
【0136】
また、ダブルトラップ競技では、下記のように男子と女子とで射撃数(標的数)が異なる。
【0137】
すなわち、男子ダブルトラップ競技は、25ダブルス撃ち(50個撃ち)の3ラウンド、すなわち、150個撃ち(150点満点)で行われる。また、決勝ラウンドを行う場合、25ダブルス撃ちの1ラウンド、すなわち、50個撃ちで行われる。
【0138】
一方、女子ダブルトラップ競技は、20ダブルス撃ち(40個撃ち)の3ラウンド、すなわち、120個撃ち(120点満点)で行われる。また、決勝ラウンドを行う場合、20ダブルス撃ちの1ラウンド、すなわち、40個撃ちで行われる。
【0139】
なお、射団構成や、「命中」、「失中」、「ノーバード」の判定は、前記トラップ競技と同様である。
【0140】
図8は、男子ダブルトラップ競技の進行を説明するための図、図9は、女子ダブルトラップ競技の進行を説明するための図である。
【0141】
競技は、下記のように進行する。
図8および図9に示すように、まず、1番射台の1番目の2個の標的に対して、先頭の射手が射撃を行い、その判定がなされた後に、2番射台の1番目の2個の標的に対して、次の射手が射撃を行う。以下、同様にして、各射台の1番目の2個の標的に対して、順次、射手が射撃を行う。
【0142】
そして、全射手が各射台の1番目の2個の標的に対して射撃を終了した後、各射台の2番目の2個の標的に対して、再び、先頭の射手から射撃を行う。
【0143】
以下同様にして、男子ダブルトラップ競技では、図8に示すように全射手が25番目の2個の標的に対して射撃を終了するまで行い、また、女子ダブルトラップ競技では、図9に示すように全射手が20番目の2個の標的に対して射撃を終了するまで行う。これを1ラウンドとし、規定のラウンドが終了した時点で順位が決定する。
【0144】
(9−3)[スキート競技(男子、女子)]
男子スキート競技は、25個撃ちの5ラウンド、すなわち、125個撃ち(125点満点)で行われる。また、決勝ラウンドを行う場合、25個撃ちの1ラウンド、すなわち、25個撃ちで行われる。
【0145】
女子スキート競技は、25個撃ちの3ラウンド、すなわち、75個撃ち(75点満点)で行われる。また、決勝ラウンドを行う場合、25個撃ちの1ラウンド、すなわち、25個撃ちで行われる。
【0146】
なお、射団構成や、「命中」、「失中」、「ノーバード」の判定は、前記トラップ競技と同様である。
【0147】
射団の各射手は、それぞれ、下記ルールに基づいて、1番射台から8番射台まで射撃を行う。
【0148】
図4に示すように、1番射台では、ハイハウスから放出されるシングル標的が1つ、ダブル標的が1つ(ハイハウスが先、ローハウスが後)、
【0149】
2番射台では、ハイハウスから放出されるシングル標的が1つ、ダブル標的が1つ(ハイハウスが先、ローハウスが後)、
【0150】
3番射台では、ハイハウスから放出されるシングル標的が1つ、ローハウスから放出されるシングル標的が1つ、ダブル標的が1つ(ハイハウスが先、ローハウスが後)、
【0151】
4番射台では、ハイハウスから放出されるシングル標的が1つ、ローハウスから放出されるシングル標的が1つ、ダブル標的が1つ(ハイハウスが先、ローハウスが後)、
【0152】
5番射台では、ハイハウスから放出されるシングル標的が1つ、ローハウスから放出されるシングル標的が1つ、ダブル標的が1つ(ハイハウスが先、ローハウスが後)、
【0153】
6番射台では、ローハウスから放出されるシングル標的が1つ、ダブル標的が1つ(ローハウスが先、ハイハウスが後)、
【0154】
7番射台では、ダブル標的が1つ(ローハウスが先、ハイハウスが後)、
8番射台では、ハイハウスから放出されるシングル標的が1つ、ローハウスから放出されるシングル標的が1つであり、
【0155】
前記各標的に対して、各射手がそれぞれ射撃を行う。
前記「シングル標的」とは、ハイハウスおよびローハウスのうちのいずれか一方から放出される標的を言い、前記「ダブル標的」とは、ハイハウスおよびローハウスから同時に放出される2個の標的を言う。
【0156】
図7は、スキート競技の進行を説明するための図である。
競技は、下記のように進行する。
【0157】
図7に示すように、まず、1番射台のそれぞれの標的に対して、先頭の射手が射撃を行い、その判定がなされた後に、1番射台のそれぞれの標的に対して、次の射手が射撃を行う。以下、同様にして、1番射台のそれぞれの標的に対して、順次、射手が射撃を行う。
【0158】
そして、全射手が1番射台のそれぞれの標的に対して射撃を終了した後、2番射台のそれぞれの標的に対して、再び、先頭の射手から射撃を行う。
【0159】
以下同様にして、全射手が8番射台のそれぞれの標的に対して射撃を終了するまで行う。これを1ラウンドとし、規定のラウンドが終了した時点で順位が決定する。
【0160】
(10)[採点処理]
得点は、標的1枚について、命中の場合が1点、失中の場合が0点である。
【0161】
ノーバードの場合には、NOBIRDスイッチ438をオンする。
NOBIRDスイッチ438をオンすると、「ノーバード」を報知すべく、ブザーが2回鳴る。操作盤4と図示しない外部ブザー接続時には、その外部ブザーも2回鳴る。
【0162】
また、命中の場合には、HITスイッチ440をオンする。
HITスイッチ440をオンすると、スコアボード1の命中・失中表示部25の対応する単位表示部251が緑色に点灯する。
【0163】
そして、自動的に、対応するラウンドスコアおよびトータルスコアがそれぞれ計算され、対応するラウンドスコア表示部26およびトータルスコア表示部27に表示される。すなわち、対応するラウンドスコアおよびトータルスコアがそれぞれ1つインクリメントされ、対応するラウンドスコア表示部26およびトータルスコア表示部27に表示される。
【0164】
なお、トータルスコア表示部27にトータルスコアを表示するか否か(表示/非表示)は、任意に設定することができる。
【0165】
また、失中の場合には、MISSスイッチ441をオンする。
MISSスイッチ441をオンすると、スコアボード1の命中・失中表示部25の対応する単位表示部251が赤色に点灯し、「失中」を報知すべく、ブザーが1回鳴る。操作盤4と図示しない外部ブザー接続時には、その外部ブザーも1回鳴る。
【0166】
なお、この場合は、ラウンドスコアおよびトータルスコアは、それぞれ、変更されない。
【0167】
また、RESETスイッチ439をオンすると、その直前にHITスイッチ440またはMISSスイッチ441のオンにより入力された「命中」または「失中」を示す情報を無効とする処理が行われる。
【0168】
ここで、男子トラップ競技のモードまたは女子トラップ競技のモードに設定されている場合には、命中・失中表示部25の300個(12行×25列)の単位表示部251のうち、図6中上側から1、3、5、7、9および11行目の単位表示部251のみが使用される。すなわち、6名の各射手に対して、それぞれ、図6中上下2行の単位表示部251のうち、上側1行の単位表示部251のみが使用される。
【0169】
そして、男子トラップ競技のモードまたは女子トラップ競技のモードに設定されている場合には、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンするたびに、図6中矢印Aで示す順序で、ポインタ(このポインタは表示されない)が移動し、次にHITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンしたときに点灯する単位表示部251が選択される。
【0170】
すなわち、まず、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図6中左上(1行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0171】
次に、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図6中1行1列目の単位表示部251に対して2つ下(3行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0172】
次に、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図6中3行1列目の単位表示部251に対して2つ下(5行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0173】
以下、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンするたびに、図6中矢印Aで示す順序で単位表示部251が緑色または赤色に点灯し、最後は、図6中右下(12行25列目)の単位表示部251に対して1つ上(11行25列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0174】
また、男子ダブルトラップ競技のモードに設定されている場合には、命中・失中表示部25の300個(12行×25列)の単位表示部251がすべて使用される。すなわち、6名の各射手に対して、それぞれ、図8中上下2行の単位表示部251がすべて使用される。
【0175】
そして、男子ダブルトラップ競技のモードに設定されている場合には、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンするたびに、図8中矢印Cで示す順序で、ポインタ(このポインタは表示されない)が移動し、次にHITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンしたときに点灯する単位表示部251が選択される。
【0176】
すなわち、まず、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図8中左上(1行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0177】
次に、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図6中1行1列目の単位表示部251に対して1つ下(2行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0178】
次に、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図8中2行1列目の単位表示部251に対して1つ下(3行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0179】
以下、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンするたびに、図8中矢印Cで示す順序で単位表示部251が緑色または赤色に点灯し、最後は、図8中右下(12行25列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0180】
また、女子ダブルトラップ競技のモードに設定されている場合には、命中・失中表示部25の300個(12行×25列)の単位表示部251のうち、図9中左側から1〜20列目の単位表示部251のみが使用される。すなわち、6名の各射手に対して、それぞれ、図9中上下2行の単位表示部251であって、1〜20列目の単位表示部251のみが使用される。
【0181】
そして、女子ダブルトラップ競技のモードに設定されている場合には、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンするたびに、図9中矢印Dで示す順序で、ポインタ(このポインタは表示されない)が移動し、次にHITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンしたときに点灯する単位表示部251が選択される。
【0182】
すなわち、まず、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図9中左上(1行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0183】
次に、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図9中1行1列目の単位表示部251に対して1つ下(2行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0184】
次に、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図9中2行1列目の単位表示部251に対して1つ下(3行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0185】
以下、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンするたびに、図9中矢印Dで示す順序で単位表示部251が緑色または赤色に点灯し、最後は、図9中12行20列目の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0186】
また、男子スキート競技のモードまたは女子スキート競技のモードに設定されている場合には、命中・失中表示部25の300個(12行×25列)の単位表示部251のうち、図7中上側から1、3、5、7、9および11行目の単位表示部251のみが使用される。すなわち、6名の各射手に対して、それぞれ、図7中上下2行の単位表示部251のうち、上側1行の単位表示部251のみが使用される。
【0187】
そして、男子スキート競技のモードまたは女子スキート競技のモードに設定されている場合には、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンするたびに、図7中矢印Bで示す順序で、ポインタ(このポインタは表示されない)が移動し、次にHITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンしたときに点灯する単位表示部251が選択される。
【0188】
すなわち、まず、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図7中左上(1行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0189】
次に、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図7中1行1列目の単位表示部251に対して1つ右(1行2列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0190】
次に、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図7中1行2列目の単位表示部251に対して1つ右(1行3列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0191】
次に、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンすると、図7中1行1列目の単位表示部251に対して2つ下(3行1列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0192】
以下、HITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンするたびに、図7中矢印Bで示す順序で単位表示部251が緑色または赤色に点灯し、最後は、図7中右下(12行25列目)の単位表示部251に対して1つ上(11行25列目)の単位表示部251が緑色または赤色に点灯する。
【0193】
(11)[競技の終了]
競技終了後は、ON/OFFスイッチ402をオフする。これにより、競技終了状態となる。
【0194】
また、競技の途中で競技を中止する場合には、Rスイッチ405をオンする。これにより、競技終了状態となる。
【0195】
(12)[競技結果の記録(記憶)]
競技結果を記録(記憶)する場合には、RECスイッチ403をオンする。
【0196】
RECスイッチ403をオンすると、競技結果、すなわち、現在スコアボード1に表示されている情報(クレー射撃に関する情報)がすべてメモリーに記憶される。
【0197】
なお、メモリーには、複数ラウンド(例えば、100ラウンド)分の前記競技結果(予選ラウンド、決勝ラウンド、シュートオフ等の競技結果)を記憶することができるようになっている。
【0198】
(13)[記録(記憶)されている競技結果の消去]
メモリーに記憶されている競技結果を消去する場合には、M.A.Dスイッチ406をオンする。
【0199】
M.A.Dスイッチ406をオンすると、メモリーに記憶されている競技結果がすべて消去される。
【0200】
(14)[表示の消去]
スコアボード1の表示を消去する場合には、D.OFFスイッチ404をオンする。
【0201】
D.OFFスイッチ404をオンすると、スコアボード1の表示がすべて消去される。
【0202】
(15)[記録(記憶)されている競技結果の読み出し]
メモリーに記憶されている競技結果を読み出す場合には、まず、読み出す競技結果、すなわち、読み出す競技結果に対応する射団の番号、競技回数および競技種目をそれぞれ選択する。
【0203】
この場合、T.Mスイッチ408、T.Wスイッチ442、DT.Mスイッチ410、DT.Wスイッチ411、S.Mスイッチ409またはS.Wスイッチ443をオンすると、読み出す競技結果に対応する競技種目が選択され、現射団入力ダイヤル429および430により読み出す競技結果に対応する射団の番号が選択され、競技回数入力ダイヤル431により読み出す競技結果に対応する競技回数が選択される。
【0204】
そして、DISPLスイッチ407をオンすると、前記選択された競技結果がメモリーから読み出され、スコアボード1に表示される。
【0205】
再度、DISPLスイッチ407をオンすると、スコアボード1の表示がすべて消去される。
【0206】
(16)[修正]
競技中または競技終了後に、スコアボード1に表示されてる射撃(競技)の成績を修正(変更)する場合には、REVスイッチ433をオンする。
【0207】
REVスイッチ433をオンすると、修正可能状態となる。これにより、REVスイッチ433をオンする直前にHITスイッチ440またはMISSスイッチ441のオンにより点灯した単位表示部251にポインタが移動し、その単位表示部251が橙色に点灯する。すなわち、ポインタの位置する単位表示部251が橙色に点灯する。
【0208】
この修正可能状態において、移動スイッチ434、435、436または437を操作して前記ポインタを移動させ、命中・失中表示部25のうちの修正を行う単位表示部251を選択する。すなわち、修正を行う単位表示部251にポインタを位置させる。
【0209】
そして、「失中」を「命中」に修正する場合には、HITスイッチ440をオンし、また、「命中」を「失中」に修正する場合には、MISSスイッチ441をオンする。
【0210】
これにより、対応する単位表示部251の発光色が所定の色に修正されるとともに、対応するラウンドスコアおよびトータルスコアがそれぞれ修正され、その修正後のラウンドスコアおよびトータルスコアがそれぞれ対応するラウンドスコア表示部26およびトータルスコア表示部27に表示される。
【0211】
すなわち、「失中」を「命中」に修正した場合には、対応する単位表示部251が緑色に点灯するとともに、対応するラウンドスコアおよびトータルスコアがそれぞれ1つインクリメントされ、対応するラウンドスコア表示部26およびトータルスコア表示部27に表示される。
【0212】
また、「命中」を「失中」に修正した場合には、対応する単位表示部251が赤色に点灯するとともに、対応するラウンドスコアおよびトータルスコアがそれぞれ1つデクリメントされ、対応するラウンドスコア表示部26およびトータルスコア表示部27に表示される。
【0213】
また、他の箇所の修正を行う場合には、前述したように、移動スイッチ434、435、436または437を操作して前記ポインタを移動させ、命中・失中表示部25のうちの修正を行う単位表示部251を選択し、HITスイッチ440またたMISSスイッチ441をオンする。
【0214】
これにより、前述したように、対応する単位表示部251の発光色が所定の色に修正されるとともに、対応するラウンドスコアおよびトータルスコアがそれぞれ修正され、その修正後のラウンドスコアおよびトータルスコアがそれぞれ対応するラウンドスコア表示部26およびトータルスコア表示部27に表示される。
【0215】
なお、前述したように、トータルスコア表示部27にトータルスコアを表示するか否か(表示/非表示)は、任意に設定することができる。
【0216】
再度、REVスイッチ433をオンすると、修正可能状態が解除される。これにより、修正された状態のままで、修正前の位置にポインタ(このポインタは表示されない)が移動する。すなわち、次にHITスイッチ440またはMISSスイッチ441をオンしたときに点灯する単位表示部251が選択される。
【0217】
また、メモリーに記憶されている競技結果を修正(変更)する場合には、まず、修正する競技結果、すなわち、修正する競技結果に対応する射団の番号、競技回数および競技種目をそれぞれ選択する。
【0218】
この場合、T.Mスイッチ408、T.Wスイッチ442、DT.Mスイッチ410、DT.Wスイッチ411、S.Mスイッチ409またはS.Wスイッチ443をオンすると、修正する競技結果に対応する競技種目が選択され、現射団入力ダイヤル429および430により修正する競技結果に対応する射団の番号が選択され、競技回数入力ダイヤル431により修正する競技結果に対応する競技回数が選択される。
【0219】
そして、DISPLスイッチ407をオンすると、前記選択された競技結果がメモリーから読み出され、スコアボード1に表示される。
【0220】
次いで、REVスイッチ433をオンすると、前述したように、修正可能状態となる。
【0221】
以下、前述したように、修正を行って、再度、REVスイッチ433をオンすると、修正可能状態が解除される。
【0222】
そして、RECスイッチ403をオンすると、メモリーに記憶されている対応する競技結果が、現在スコアボード1に表示されている競技結果に書き換えられる。
【0223】
再度、DISPLスイッチ407をオンすると、スコアボード1の表示がすべて消去される。
【0224】
(17)[決勝(FINAL)]
決勝(FINAL)ラウンドを行う場合には、FINALスイッチ423をオンする。
【0225】
FINALスイッチ423をオンすると、決勝ラウンドのモードに設定され、各順位表示部28に、それぞれ対応する選手(射手)の順位が表示される。
【0226】
再度、FINALスイッチ423をオンすると、決勝ラウンドのモードの設定が解除される。
【0227】
以下、具体的に説明する。
FINALスイッチ423をオンすると、この競技に参加している全選手(全射手)の成績に基づいて、各選手の順位がそれぞれ求められる。
【0228】
すなわち、この競技に参加している全射手のトータルスコアがメモリーから読み出され、制御手段において、そのトータルスコアが比較され、前記トータルスコアが大きい順に、各選手の順位がそれぞれ決定される。各選手の順位は、すべてメモリーに記憶される。
【0229】
次いで、制御手段において、前記順位に基づいて、決勝ラウンドに出場する選手(上位6名の選手)(但し、上位6名が定まらない場合、すなわち、同点者が複数いるために、上位の選手の数が7名以上になってしまう場合は、競射(シュートオフ)によって選出する。)が決定され、そのうちの最下位(6位)の選手が図2または図4中上側になり、1位の選手が下側になるように、順次、選手名表示部24、トータルスコア表示部27および順位表示部28に、それぞれ、対応する選手名、対応する選手のトータルスコアおよび対応する選手の順位が表示される。
【0230】
そして、所定の設定を行った後、決勝ラウンドを行う。なお、このときの操作(作用)は、ほぼ前述した通りであるので、説明を省略する。
【0231】
但し、決勝ラウンドでは、制御手段において、逐次、決勝ラウンドに出場している全選手のトータルスコアが比較され、選手の順位が決定される。そして、順位が変わった場合には、対応する順位表示部28の表示(順位)が変更される。
【0232】
なお、SHOOT OFFスイッチ413は、シュートオフの際に使用されるスイッチであり、RETIスイッチ414は、選手の途中棄権(リタイア)の際に使用されるスイッチであり、S.Oスイッチ427は、射順を変更する際に使用されるスイッチであるが、これらについては、説明を省略する。
【0233】
以上説明したように、このスコアボード1によれば、1台で、男子トラップ競技、女子トラップ競技、男子ダブルトラップ競技、女子ダブルトラップ競技、男子スキート競技および女子スキート競技のそれぞれに対応することができる。
【0234】
また、スコアボード1では、競技規則(ルール)の変更や、新しい競技種目の追加等がなされたとしても、適宜、プログラム(ソフト)の追加や変更を行うことにより、これらに対応することができる。
【0235】
また、従来技術で述べた従来のスコアボードにおいて、トラップ競技とダブルトラップ競技とに対応できるようにするためにキュービック100(図13参照)を射手1名に対して2行ずつ設置すると、キュービック100の他に、キュービック100を回動自在に支持する機構等も2倍設置しなければならないので、スコアボードが大型化(特に、縦方向に大型化)し、また、構造が複雑化してしまうが、このスコアボード1では、単位表示部251がLEDユニット8で構成されているので、構造が簡易であり、また、スコアボード1を大型化することなく、種々の競技に対応することができる。
【0236】
また、スコアボード1では、単位表示部251が射撃の成績を電気的に表示するように構成されているので、その射撃の成績の表示を遠隔操作することができ、これにより前記操作を容易に行うことができる。
【0237】
また、スコアボード1では、仕切り手段6、現射団表示部21、次射団表示部22、射順表示部23、選手名表示部24、ラウンドスコア表示部26、トータルスコア表示部27、順位表示部28およびトラップ・スキート表示部29が、電気的に表示するように構成されているので、例えば、得点表示板等を手動で付け替える等の操作が不要であり、また、遠隔操作することができ、これにより操作を容易に行うことができる。
【0238】
なお、スコアボード本体2の各表示部は、前記実施例では、LEDで構成されているが、本発明では、これに限らず、例えば、EL素子等の各種発光素子や、LCD(液晶表示素子)等の各種表示素子で構成されていてもよい。
【0239】
但し、これらのうちでは、発光素子が好ましく、発光素子の中でも特にLEDが好ましい。
【0240】
また、本発明では、現射団表示部21、次射団表示部22、ラウンドスコア表示部26、トータルスコア表示部27および順位表示部28の数字の表示は、例えば、マグネット反転式であってもよい。
【0241】
また、本発明では、トラップ競技と、スキート競技とで、変わらない仕切りラインついては、共通仕切りライン(不変仕切りライン)として、予め、スコアボード本体2の表示面20に形成(着色)されていてもよい。
【0242】
また、本発明では、図2中横方向に延びる(長辺2aに対して平行な)仕切りラインが変更されるように構成されていてもよい。この場合、例えば、トラップ競技およびスキート競技では、射手1名分の単位表示部が1行になり、ダブルトラップ競技では、射手1名分の単位表示部が2行になるように、仕切りラインが変更される。
【0243】
また、前記実施例では、発光色の相違により命中と失中とを区別するよう構成されているが、本発明では、これに限らず、例えば、「○」と「×」のように、表示(形状)の相違により命中と失中とを区別するよう構成されていてもよい。
【0244】
次に、本発明のスコアボードの第2実施例を説明する。
図10、図11および図12は、本発明のスコアボードの第2実施例であって、そのスコアボード本体を示す正面図である。なお、前述した第1実施例のスコアボード1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0245】
これらの図に示すスコアボード1は、スコアボード本体2を有している。このスコアボード本体2の表示面20には、トラップ競技用の仕切りラインのパターン、すなわち、図10中縦方向に延びる(長辺2aに対して垂直な)仕切りライン111、112、113、114、115および116と、図10中横方向に延びる(長辺2aに対して平行な)仕切りライン121、122、123、124、125および126とが、それぞれ形成されている。
【0246】
また、スコアボード本体2の表示面20の図10中上側には、1〜25の数字が、それぞれ形成されている。
【0247】
これらの仕切りライン111〜116、121〜126および1〜25の数字は、それぞれ、スコアボード本体2の表示面20に着色することによって形成されている。
【0248】
また、スコアボード本体2の図10中上側には、L字状の突出部131、132、133、134、135、136、137および138が、それぞれ形成されている。
【0249】
また、スコアボード1は、スコアボード本体2に対し着脱自在のパネル91、92、93および94をそれぞれ有している。以下、代表的に、パネル91を説明する。
【0250】
パネル91は、長方形のパネル本体910を有している。このパネル本体910の図10中下側には、長尺状の仕切り部材141および142と、長尺状の仕切り隠し部材151とが、それぞれ形成されている。
【0251】
仕切り部材141および142には、それぞれ、スキート競技用の仕切りラインが形成されている。これらの仕切りラインは、それぞれ、仕切り部材141および142に着色することによって形成されている。
【0252】
また、仕切り隠し部材151は、スコアボード本体2の表示面20と同一の色に着色されている。
【0253】
また、パネル本体910の図10中上側の端面には、半円状のフック161および162が、それぞれ形成されている。
【0254】
また、パネル本体910には、スキート競技用の仕切りラインと、1および2の数字と、P(H)と、M(L)とが、それぞれ形成されている。
【0255】
パネル92〜94の構成は、それぞれ、前述したパネル91とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
【0256】
なお、これらのパネル91〜94の仕切り部材により、仕切り手段が構成されている。
【0257】
次に、このスコアボード1の作用を説明する。
男子トラップ競技、女子トラップ競技、男子ダブルトラップ競技または女子ダブルトラップ競技を行う場合には、図10に示すように、パネル91〜94をすべてスコアボード本体2から取り外す。
【0258】
図10に示すように、パネル91〜94がすべてスコアボード本体2から取り外されると、スコアボード本体2の表示面20に、トラップ競技用の仕切りラインと、1〜25の数字とが、それぞれ表れる。
【0259】
また、男子スキート競技または女子スキート競技を行う場合には、図12に示すように、パネル91〜94をすべてスコアボード本体2に装着する。
【0260】
図11に示すように、スコアボード本体2にパネル91を装着する際は、パネル91のフック161および162をそれぞれスコアボード本体2の突出部131および132に引っ掛ける。
【0261】
スコアボード本体2にパネル91が装着されると、パネル91の仕切り隠し部材151により、スコアボード本体2のトラップ競技用の仕切りライン112が隠れ、また、仕切り部材141および142に形成されているスキート競技用の仕切りラインがそれぞれ表れる。さらに、パネル本体910により、スコアボード本体2に形成されているトラップ競技用の仕切りラインと1〜6の数字とがそれぞれ隠れ、パネル本体910に形成されているスキート競技用の仕切りラインと、1および2の数字と、Pと、Mとがそれぞれ、表れる。
【0262】
図12に示すように、スコアボード本体2にパネル92〜94を装着する際も、前記と同様に、パネル92のフック163および164を突出部133および134に、パネル93のフック165および166を突出部135および136に、パネル94のフック167および168を突出部137および138に、それぞれ引っ掛ける。
【0263】
パネル91〜94がすべてスコアボード本体2に装着されると、図12に示すように、スコアボード本体2の表示面20に、スキート競技用の仕切りラインと、1〜8の数字と、Pと、Mとが、それぞれ表れる。
【0264】
以上説明したように、このスコアボード1によれば、前述した第1実施例のスコアボード1と同様に、1台で、男子トラップ競技、女子トラップ競技、男子ダブルトラップ競技、女子ダブルトラップ競技、男子スキート競技および女子スキート競技のそれぞれに対応することができ、競技規則(ルール)の変更や、新しい競技種目の追加等がなされたとしても対応することができる。
【0265】
なお、本発明では、スコアボード本体2の表示面20に、スキート競技用の仕切りラインのパターンと、1〜8の数字と、Pと、Mとが形成されており、このスコアボード本体2に対し着脱自在のパネルに、トラップ競技用の仕切りラインのパターンと、1〜25の数字が形成されていてもよい。
【0266】
また、前記実施例では、仕切り部材および仕切り隠し部材と、パネル本体とが一体化されているが、本発明では、これらは、別体であってもよい。
【0267】
以上、本発明のスコアボードを、図示の各実施例に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
【0268】
例えば、前記各実施例では、選手名表示部は、複数のLEDで構成されているが、本発明では、これに限らず、例えば、選手名表示部を、選手名が記載され、スコアボード本体に対して着脱自在なプレート等で構成し、そのプレートをスコアボード本体に取り付けてもよいし、また、選手名表示部を、選手名を記載し得る黒板やホワイトボード等で構成し、それに選手名を記載してもよい。
【0269】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のクレー射撃用スコアボードによれば、1台で、例えば、トラップ競技、スキート競技等の種々のクレー射撃の競技に対応することができる。
【0270】
また、単位表示部が射撃の成績を電気的に表示するように構成されているので、その射撃の成績の表示を遠隔操作することができ、これにより前記操作を容易に行うことができる。
【0271】
また、射手1名分の単位表示部が2行設けられている場合には、1台で、例えば、トラップ競技とダブルトラップ競技とのそれぞれに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスコアボードの第1実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示すスコアボードのスコアボード本体であって、トラップ競技用に設定された状態を示す正面図である。
【図3】図1に示すスコアボードの操作盤の構成例を示す正面図である。
【図4】図1に示すスコアボードのスコアボード本体であって、スキート競技用に設定された状態を示す正面図である。
【図5】本発明におけるLEDユニットの構成例を示す正面図である。
【図6】本発明におけるトラップ競技の進行を説明するための図である。
【図7】本発明におけるスキート競技の進行を説明するための図である。
【図8】本発明における男子ダブルトラップ競技の進行を説明するための図である。
【図9】本発明における女子ダブルトラップ競技の進行を説明するための図である。
【図10】本発明のスコアボードの第2実施例であって、そのスコアボード本体を示す正面図である。
【図11】本発明のスコアボードの第2実施例であって、そのスコアボード本体を示す正面図である。
【図12】本発明のスコアボードの第2実施例であって、そのスコアボード本体を示す正面図である。
【図13】従来のクレー射撃用スコアボードのキュービックを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 クレー射撃用スコアボード
2 スコアボード本体
2a 長辺
2b 短辺
20 表示面
21 現射団表示部
22 次射団表示部
23 射順表示部
24 選手名表示部
25 命中・失中表示部
251 単位表示部
26 ラウンドスコア表示部
27 トータルスコア表示部
28 順位表示部
29 トラップ・スキート表示部
3 ポール
4 操作盤
40 操作盤本体
401 電源スイッチ
402 ON/OFFスイッチ
403 RECスイッチ
404 D.OFFスイッチ
405 Rスイッチ
406 M.A.Dスイッチ
407 DISPLスイッチ
408 T.Mスイッチ
409 S.Mスイッチ
410 DT.Mスイッチ
411 DT.Wスイッチ
412 Rスイッチ
413 SHOOT OFFスイッチ
414 RETIスイッチ
415〜420 出場選手設定スイッチ
421、422 移動スイッチ
423 FINALスイッチ
424 P.Tスイッチ
425 N.Tスイッチ
426 T.Sスイッチ
427 S.Oスイッチ
428 Rスイッチ
429、430 現射団入力ダイヤル
431 競技回数入力ダイヤル
432 テンキー
433 REVスイッチ
434〜437 移動スイッチ
438 NOBIRDスイッチ
439 RESETスイッチ
440 HITスイッチ
441 MISSスイッチ
442 T.Wスイッチ
443 S.Wスイッチ
51 表示ブロック
6 仕切り手段
61〜69 仕切りライン
71〜73 仕切りライン
81、82 LED
91〜94 パネル
111〜116 仕切りライン
121〜126 仕切りライン
131〜138 突出部
141、142 仕切り部材
151 仕切り隠し部材
161〜168 フック
100 キュービック
110〜140 面
150 回転軸
200 地面

Claims (15)

  1. クレー射撃に関する情報を表示するスコアボード本体を有するクレー射撃用スコアボードであって、
    前記スコアボード本体に行列状に設置され、射撃の成績について命中と失中とを区別し得るように電気的に表示する複数の単位表示部と、
    前記スコアボード本体の前記単位表示部の配置された領域を複数に仕切る仕切り手段とを有し、
    前記仕切り手段は、仕切るパターンを変更し得るよう構成されていることを特徴とするクレー射撃用スコアボード。
  2. 前記単位表示部は、少なくとも1つの発光素子で構成されている請求項1に記載のクレー射撃用スコアボード。
  3. 前記単位表示部は、発光色の異なる2種の発光ダイオードを有し、該2種の発光ダイオードの点灯と消灯との組み合わせにより、3色に発光し得るように構成されている請求項1に記載のクレー射撃用スコアボード。
  4. 前記単位表示部は、発光色の相違により前記命中と失中とを区別するよう構成されている請求項2または3に記載のクレー射撃用スコアボード。
  5. 前記仕切り手段は、複数の発光素子を有し、該発光素子を選択的に点灯させることにより、前記仕切るパターンを変更するよう構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
  6. 前記仕切り手段は、前記スコアボード本体に対し着脱自在の仕切り部材である請求項1ないし4のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
  7. 前記仕切り手段により変更し得る仕切りパターンは、トラップ競技用の仕切りパターンおよびスキート競技用の仕切りパターンである請求項1ないし6のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
  8. 前記スコアボード本体上の射撃の回数に対応した表示を、トラップ競技用の表示と、スキート競技用の表示とに変更し得るよう構成されている請求項1ないし7のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
  9. 射手1名分の前記単位表示部は、2行設けられている請求項1ないし8のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
  10. 前記スコアボード本体は、現在競技を行っている射団を表示する現射団表示部を有する請求項1ないし9のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
  11. 前記スコアボード本体は、次に競技を行う射団を表示する次射団表示部を有する請求項1ないし10のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
  12. 得点を表示する得点表示部を有する請求項1ないし11のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
  13. 前記スコアボード本体は、現在射撃を行っている射手を、それ以外の射手と区別し得るように表示する射順表示部を有する請求項1ないし12のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
  14. 前記スコアボード本体は、射手の順位を表示する順位表示部を有する請求項1ないし13のいずれかに記載のクレー射撃用スコアボード。
  15. 全射手の成績を集計し、その集計結果に基づいて射手の順位を求め、前記順位表示部に前記順位を表示するよう構成されている請求項14に記載のクレー射撃用スコアボード。
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