JP3544506B2 - 自動利得制御装置 - Google Patents

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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動利得制御装置に関し、特にスペクトル拡散を用いてマルチアクセスを行うCDMA(符号分割多重アクセス)方式を採用した移動通信体にて用いられる自動利得制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信装置、特にデジタル移動通信端末装置においては、安定した送信電力を得るため、送受信制御部にて生成される基準データとしてのベースバンド信号と送信出力の検波データとを比較することにより、送信電力の利得を制御する自動利得制御方式が用いられている。
【0003】
通常、送信電力の検波データ作成時にて用いられる検波回路部は、ダイオード、コンデンサC、抵抗R等により構成され、入力された信号に対しての包絡線検波を行う。
【0004】
しかし、電力一定の無変調波に対し、振幅変動を有する変調波の包絡線を検波する際、時定数CRによって決まる充放電変化の勾配が適切に与えられていないと、入力信号の電力を効率的に電圧成分に変換できない可能性がある。このため、正しく検波する際には、コンデンサC及び抵抗Rによって決まる時定数を適切に設定する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、移動通信用のCDMA等に代表されるように、同一周波数を複数のユーザが利用するようなシステムにおいては、利用するユーザの場所(位置)に基づいて、使用する信号に対してのパワーコントロールを行うことで電力を増幅し、さらに周波数の利用効率を上げるために複数の信号を多重化することで電力レベルの大きさ及び変動が激しい波形となるため、全ての変調波の出力パターンに対応した適切な時定数CRを求めることは困難であり、安定した検波を行えないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、検波時における時定数によって生じる差分を吸収し、扱う信号の包絡線変動の急峻さによることなく、安定した利得制御を行う自動利得制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、送信波の基準データとなるベースバンド信号を生成し、出力する送受信制御部と、ベースバンド信号を所定の周波数へ変換処理し、変換処理されたベースバンド信号を送信波として出力するRF部と、RF部から出力された送信波を分岐するカプラ部と、分岐された一方の送信波の包絡線検波を行い、検波された包絡線データと、時定数によって生じる劣化分を補償するための検波能力情報とを供給する検波回路部と、送受信制御部から供給されるベースバンド信号と、検波回路部から供給される包絡線データ及び検波能力情報に基づいて生成されるデータであり、RF部の利得変動を補正するための利得制御信号をRF部に対して出力する利得変動計算回路部と、を有し、送信波の基準データとなるベースバンド信号に対して、検波能力情報に対応した時定数データを乗算することにより、検波時における時定数によって生じる送信波の劣化分を補償することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、送信波の基準データとなるベースバンド信号を生成する送受信制御部と、ベースバンド信号を利得変動制御信号に基づいて周波数変換する周波数変換部と、周波数変換されたベースバンド信号を分岐するカプラ部と、分岐された一方のベースバンド信号を検波する検波回路部と、検波回路部による検波結果と送受信制御部から出力されるベースバンド信号の離散データとに基づいて生成される利得変動制御信号を周波数変換部に対して出力する利得変動計算回路部とを有し、検波回路部は、検波結果として、一方のベースバンド信号の包絡線データと該検波回路部の時定数からなる検波能力情報とを利得変動計算回路部に出力し、利得変動計算回路部は、包絡線データを離散データに変換するA/D変換回路と、送受信制御部からのベースバンド信号の離散データに検波能力情報である時定数を乗算した値とA/D変換回路により変換された包絡線データの離散データとの比較結果に基づいて利得変動制御信号を生成する比較計算回路と、を有して構成さることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、送受信制御部は、入力信号を直列並列変換する直列並列変換器と、直列並列変換器により直列並列変換された信号をIch信号とQch信号とに符号化するI/Q符号器と、I/Q符号器により符号化されたIch信号とQch信号とをコード化する際のコード情報を指定するコードと、I/Q符号器により符号化されたIch信号とQch信号とをコードにより指定されたコード情報に基づいてコード化する変調器と、変調器により変調されたIch送信信号とQch送信信号との送信電力制御を行うパワーコントロールと、パワーコントロールからの送信電力制御に基づいてIch信号とQch信号との振幅値を制御する乗算器と、を少なくとも2以上有し、乗算器からのIch信号とQch信号のそれぞれを多重化する多重器と、多重器からのIch信号とQch信号の帯域をそれぞれ制限するフィルタと、フィルタにより帯域を制限されたIch信号とQch信号とを合成して直交変調する直交変調器と、直交変調器により直交変調された信号を所望の周波数に変換する周波数変換器と、周波数変換器により所望の周波数に変換された信号をアナログ信号に変換するD/A変換器とを有し、直交変調器により直交変調された信号をベースバンド信号の離散データとして比較計算回路に出力し、D/A変換器により変換されたアナログ信号をベースバンド信号として周波数変換部に出力することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の発明において、無線周波数変換部は、送受信制御部からのベースバンド信号をアップコンバートする第1のミキサと、第1のミキサからの出力から必要な周波数帯域以外の不要波を除去するバンドパスフィルタと、バンドパスフィルタからの出力を必要な電力に増幅する第1のアンプと、第1のアンプにより増幅された出力をアップコンバートする第2のミキサと、第2のミキサからの出力に対して利得制御信号に基づく利得を可変する可変アッテネータと、可変アッテネータからの出力を所望の大きさに増幅する第2のアンプと、を有することを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項2から4のいずれか1項に記載の発明において、カプラ部は、無線周波数変換部により利得制御信号に基づいて利得を制御されたベースバンド信号をそのまま送信波として出力すると共に、該ベースバンド信号を1/N(Nは、1以上の整数値)分周した信号を検波回路部に供給することを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、請求項2から5のいずれか1項に記載の発明において、比較計算回路は、検波回路部からの検波能力情報としての時定数を記憶する時定数テーブルと、送受信制御部からのベースバンド信号の離散データに時定数テーブルに記憶されている時定数を乗算して離散データを出力する乗算回路と、乗算回路からの離散データとA/D変換器からの離散データとを比較する比較器と、比較器による比較結果に基づいて可変アッテネータにおける変換を制御する利得制御信号を生成する可変アッテネータ制御部と、を有することを特徴とする。
【0013】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、比較器は、乗算回路からの離散データを任意の時間遅延させる第1の遅延回路と、A/D変換器からの離散データを任意の時間遅延させる第2の遅延回路と、第1の遅延回路からの出力を所定の時間で平均化する第1の平均化回路と、第2の遅延回路からの出力を所定の時間で平均化する第2の平均化回路と、第1の平均化回路からの出力と第2の平均化回路からの出力とを加算して平均電圧値を出力する加算器と、加算器から出力される平均電圧値に対しての比較値を格納する比較値変換テーブルと、平均電圧値に対して比較値変換テーブルに格納されている比較値を乗算する乗算器と、を有することを特徴とする。
【0014】
〈作用〉
本発明は、送受信制御部(CONT部)より得られるベースバンド信号に対して、検波回路部での時定数と同等のデータを乗算することにより、CDMAのような振幅変動の激しい変調波を検波する際に生じる検波電圧の劣化分を吸収することで、検波回路部に入力される信号の種類による検波電圧のバラツキを考慮するものである。
つまり、図1中に示される検波回路部4は入力される信号の構成によって特性が変わるため、出力が一定に保たれない。よって、この特性の変化の原因である検波回路部の時定数を検波能力情報(入出力特性)として予め得ることによって、劣化が予想されるレベル分時定数と同等のデータをベースバンド信号の離散データに対して一定の時間ずつ乗算し、利得変動計算回路部5にて、検波回路部で劣化した場合と同じ環境を作り比較することにより差分を吸収することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の実施形態である自動利得制御装置及びその制御方法を詳細に説明する。図1から図11を参照すると、本発明に係る自動利得制御装置及びその制御方法の実施の形態が示されている。
【0016】
本発明では、同一周波数を複数のユーザが利用するようなシステムを考えるものであり、例えば、CDMAでは、利用するユーザの位置により基地局からの電力が一定になるように、使用する信号に対してパワーコントロールすることで電力の調整を行うと共に、周波数の利用効率を上げるために複数の信号を多重するといった制御が行われている。
【0017】
図1は、本発明の実施形態である自動利得制御装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、本発明の実施形態である自動利得制御装置は、CONT部(送受信制御部)1と、RF部(無線周波数変換部)2と、カプラ3と、検波回路部4と、利得変動計算回路部5と、を有して構成され、この利得変動計算回路部5は、比較計算回路6と、A/D変換回路7と、を有して構成される。
【0018】
CONT部1は、送信されるデジタル信号に対して変調を施すことにより、送信波の基準データとなるベースバンド信号1aを生成して、RF部2に出力すると共に、当該ベースバンド信号1aの合成振幅が生成され、離散データ1bが利得変動計算回路部5に出力される。
【0019】
RF部2は、CONT部1によって生成された送信波の基準信号となるベースバンド信号1aに対して、送信するために必要な周波数へアップコンバートした送信波2aをカプラ3に出力する。
【0020】
カプラ3は、RF部2から出力された送信波2aをそのまま送信波3aとして出力すると共に、当該送信波2aを1/N分周したカップリングデータ3bを検波回路部4に出力する。
【0021】
検波回路部4は、カプラ3から供給されるカップリングデータ3bの包絡線検波を行った後、包絡線データ4aと検波能力情報4bとを利得変動計算回路部5に供給する。
【0022】
利得変動計算回路部5は、CONT部1から供給される離散データ1bに対して、検波回路部4から供給される包絡線データ4a及び検波能力情報4bに基づいて、RF部2の周波数変換処理(変調処理)を補正するためのオフセット信号(利得制御信号)6aを生成し、RF部2に対して出力する。
【0023】
図2は、本発明の実施形態である自動利得制御装置におけるCONT部の概略構成を示すブロック図である。図2において、本発明の実施形態におけるCONT部1は、送信デジタル信号列101,111と、直列並列変換器102,112と、I/Q符号器103,113と、変調器104,114と、乗算器105,115と、多重器106と、フィルタ(ルートナイキストフィルタ)107と、コード108,118と、パワーコントロール109,119と、直交変調器120と、周波数変換器121と、D/A変換器122と、を有して構成される。
【0024】
例えば、図2に示されるCONT部1のベースバンド信号生成処理を2多重のCDMAベースバンド信号を生成する場合について以下に説明する。
【0025】
まず、入力される送信デジタル信号列101,111が直列並列変換器102,112に入力されると、QPSK(四分割相シフトキーイング)変調方式により変調される場合、1信号点あたり2ビットの伝送が可能となるため、2ビット毎に後段のI/Q符号器103,113に入力される。
【0026】
I/Q符号器103,113は、QPSK変調方式に基づいて、I/Q平面上で2ビットを1符号点とする送信信号点が生成される。
【0027】
CDMA信号の場合、I/Q符号器103,113により生成された送信信号点は、変調器104,114によってコード化され、送信条件に応じて乗算器105,115において、パワーコントロール109,119によるパワーコントロール、すなわち、振幅値の制御が行われた後、多重器106で多重化される。
【0028】
この変調器104,114においては、入力される信号に対して様々な変調処理を施すことが可能である。例えば、多重器106により多重化された送信信号は、ルートナイキストフィルタ107により周波数帯域が制限され、直交変調器120によりIチャネル,Qチャネルの合成処理及び周波数変換等の処理が行われる。
【0029】
このルートナイキストフィルタ107は、送受信におけるフィルタ伝達関数の積をナイキストフィルタ特性にするため、一般に総合伝達関数の2重根を送信側と受信側とに配分するものである。
【0030】
直交変調器120によりI/Qチャネル合成及び周波数変換処理が行われた送信信号は、周波数変換器121によって周波数変換された後、D/A変換器122によりデジタル信号からアナログ信号に変換され、送信信号の基準信号となるベースバンド信号(1a)として後段のRF部2に供給される。
【0031】
また、直交変調器120によりI/Qチャネル合成及び周波数変換処理が行われた送信信号は、離散データ1bとして、利得変動計算回路部5の比較計算回路6に供給される。
【0032】
なお、変調器104,114においては、コード108,118に基づいて変調処理を行うものであるが、QPSK変調方式に限定されることなく、様々な変調方式に基づく処理を施すことが可能である。
【0033】
以上のようにしてCONT部1で形成されたベースバンド信号1aは、RF部2に供給される。
【0034】
図3は、本発明の実施形態におけるRF部の概略構成を示すブロック図である。図3において、本発明の実施形態であるRF部2は、送信するために必要な周波数帯域や利得を得るために、MIX(ミキサ)21と、BPF(バンドパスフィルタ)22と、AMP(増幅器)23と、MIX(ミキサ)24と、可変ATT(可変アッテネータ)25と、ANP(増幅器)26と、を有して構成される。
【0035】
CONT部1から供給されたベースバンド信号1aは、MIX21でアップコンバートされ、BPF22により必要な周波数帯域以外の不要波を除去され、AMP23により送信に必要な電力に増幅される。
【0036】
AMP23にて増幅された信号は、再度、MIX24にてアップコンバートされた後、可変ATT25で後述される利得変動計算回路部5から供給されるオフセット信号6bにより、RF部2としてのトータル利得を変動される。可変ATT25からの出力信号は、AMP26により所望の大きさに増幅された送信波2aを後段のカプラ3に供給する。
【0037】
このようにして得られた送信波2aは、実際のところ、デバイスの特性や温度変動により、電力を一定に保つことは極めて困難とされている。そこで、出力される電力を一定に保つために、温度補償回路や自動利得制御回路が用いられている。この自動利得制御回路は、RF部2から供給される送信波2aの送信電力値の情報としての包絡線データ4aをフィードバック(負帰還)し、RF部2内の可変ATT25を制御することで、送信出力利得のコントロールを行う。
【0038】
図4は、本発明の実施形態における検波回路部の概略構成を示す回路図及び出力電圧波形を示すグラフである。図4において、本発明の実施形態における検波回路部4は、ダイオード41と、コンデンサC42と、抵抗R43と、検波能力データ生成部44と、を有して構成される。この検波回路4は、包絡線データ4aを利得変動計算回路部5のA/D変換器7に出力し、検波能力情報4bを利得変動計算回路部5の比較計算回路6に出力する。
【0039】
以上の構成からなる検波回路部4は、カプラ3から供給されるカップリング信号3bが入力されると、このカップリング信号3bに対して、ダイオード41により半波整流し)、コンデンサC42と抵抗R43とによる充放電を行い、包絡線データ4aを後段の利得変動計算回路部5のA/D変換器7に供給すると共に、検波能力データ生成部44に供給される。
【0040】
検波能力データ生成部44には、上述される包絡線データ4aとカプラ3から供給されるカップリングデータ3aとに基づいて、検波回路部4の検波能力情報4bを出力する。
【0041】
しかし、この場合、適切なコンデンサC42と抵抗R43との組み合わせを選択しないと、変換電圧に過不足が生じることにより、効率的な検波を行うことができず、正確な情報を検波することが困難になるという問題がある。特にCDMAのように同一周波数を複数のユーザが利用するようなシステムにおいては、上述されるようにパワーコントロールを行うことで電力を増加すると共に、周波数の利用効率を向上させるために複数の信号を多重化することになり、振幅変動が激しい変調波を扱うことになる。
【0042】
このような時、各々の信号に対して適切な時定数を求めることは困難であり、検出される電圧値にバラツキが生じてしまう。このことは、短時間かつ波形変動が大きい変調波の場合、検波回路部4の平滑化機能によって検波電圧がグリップされた状態になることにより、電力が欠落し、検出電圧が小さく出力されてしまうために起こるものである。
【0043】
図5は、本発明の実施形態における検波回路部の時定数による平均電圧の劣化原理を示す図である。図5(a)に示されるように、過不足なく検出された正確な検波電圧をV1とし、これと同じ平均電力の変調波の検波電圧をV2として表す。
【0044】
これに対し、図5(b)に示されるように、適切な時定数が求められていなかった場合に十分な検波が行われないと、図7(c)に示されるように、検波電圧V2は、V1よりも低い値をとってしまうことになる。このように、検出される電圧にバラツキが生じるとフィードバックされる情報に誤差が生じ、安定した自動利得制御を行えなくなってしまう。
【0045】
しかし、CDMA方式においては、全ての変調波の出力パターンに対応した適切な時定数を求めることは困難であることから、本発明では、図1に示される利得変動計算回路部5内で検波回路部4における劣化を想定し、CONT部1により生成されるベースバンド信号1aを情報とする基準データに対して、検波回路部4においてCDMA信号のような数GHz帯域の多重信号を扱う際に生じる多重数や電力による検波精度のばらつき劣化を想定し、利得変動制御回路5内で処理されたデータを乗算することにより、包絡線データ4aを作成し、比較器8による比較処理を行うことで検波によって生じるバラツキを吸収する。
【0046】
図6は、本発明の実施形態における比較計算回路の概略構成を示すブロック図である。図6において、本発明の実施形態における利得変動計算回路部5は、上述されるように、比較計算回路6と、A/D変換器7と、を備え、当該比較計算回路6は、比較器8と、時定数テーブル61と、乗算器62と、可変ATT制御部63と、を有して構成される。
【0047】
時定数テーブル61は、検波回路部4の検波能力データ生成部44により生成された検波能力情報4b(検波回路部4における時定数CR) を記憶するテーブルである。
【0048】
比較器8には、CONT部1から入力される離散データ1bに対して、上述の時定数テーブル61にて記憶されている検波能力データ生成部44により生成された検波能力情報4bとしての時定数CRを乗算器62にて乗算した包絡線データ6bが入力されると共に、検波回路部4から出力された包絡線データ4aをA/D変換器7により変換された離散データ7aが入力される。ここで比較された結果は、後段の可変ATT制御部63で処理可能なデータ8fとして出力される。
【0049】
ここで、乗算器62にて乗算する時定数CRは、予め検波回路部4の特性を把握し、検波能力情報(4b)(例えば、関数式の形)として、時定数テーブル61に記憶させておく必要がある。検波能力情報(4b)の作成方法としては下記の二種類の方法が例として挙げられる。
【0050】
第1の作成方法として、予め検波回路部4の入出力特性を測定することにより、当該検波回路部4としての検波能力を数式化し、検波能力データ生成部44にメモリしておく方法がある。
【0051】
第2の作成方法として、検波回路部4の検波能力が明らかな場合は、直接、時定数テーブル61に数式をメモリしておく方法がある。
【0052】
図7は、本発明の実施形態における比較器の概略構成を示すブロック図である。図7において、本発明の実施形態における比較器8は、第1の遅延回路81と、第2の遅延回路82と、第1の平均化回路83と、第2の平均化回路84と、加算器85と、乗算器86と、比較値変換テーブル87と、を有して構成される。
【0053】
第1の遅延回路81には、乗算器62にて離散データ1bに時定数を乗算して得られた包絡線データ6bが入力され、第2の遅延回路82には、検波回路部4から出力される包絡線データ4aをA/D変換器7により変換した離散データ7aが入力され、それぞれ伝搬および計算等の遅延差を考慮し、双方の比較タイミングを合わせたデータ8a,8bが作成される。
【0054】
第1の平均化回路83及び第2の平均化回路84は、入力されたそれぞれのデータ8a,8bに対して任意の区間Tで平均化処理を行なうことで平均電圧値8c,8dを得る。
【0055】
加算器85は、第1の平均化回路83及び第2の平均化回路84から得られた各平均電圧値データ8c,8dを差動処理することで電圧差データ8eを求める。
【0056】
乗算器86は、加算器85から出力された電圧差データ8eと比較値変換テーブル87に記憶されている比較値との乗算処理を行うことで、後段の可変ATT制御部63にて処理可能なデータ8fへと変換する。
【0057】
図8は、本発明の実施形態における平均化回路の具体的な処理例を示す図である。図8において、本発明の実施形態における平均化回路83,84には、CONT部1からの離散データ1b及び検波回路部4からの包絡線データ4aの離散データ7aがそれぞれ入力される。
【0058】
図8に示されるように、各々に入力される任意の時間tの離散データに対して任意の区間Tで平均電圧値Vを算出し、求められたV1,V2に対する差動処理により電圧差データ8eを得る。また、平均電圧値データ8c,8dの比較条件として、データの形式が対数換算であれば双方とも対数形式で比較し、直線換算であれば双方とも直線形式で比較する必要がある。
【0059】
図6に示されるように、比較器8は比較値変換テーブル85を有しており、図8に示すように、得られる電圧差データ8eをオフセット値に変換し、RF部2内の可変ATT25の減衰量を制御する可変ATT制御部62にオフセットデータ5cとして与えられる。可変ATT制御部62では、得られたオフセットデータを電圧値変換し、可変ATT25に制御電圧として供給することで減衰量を変動させる。
【0060】
例えば、図9に示されるように、得られる電圧差データ8eが+2V(送信出力レベルとして2dB低い)の時、オフセットデータ8fとして0140に変換される。これを可変ATT制御部62に与えることにより、RF部2内にある可変ATT25への制御電圧が+2.5Vに設定される。これにより、可変ATT25の減衰量は2dB抜かれ、RF部2のトータル利得が+2dB補正される。
【0061】
ここで、図10より、CONT部1で生成されるベースバンド信号1bのある時間T1での平均電圧はV’1で与えられる。また、同レベルの信号がカプラ3から取り出されたとすると、これを検波回路部4により検波してA/D変換器により離散データに変換後、上記と同時間T2で平均化した電圧V’2は、V’1と等価になるべきである。
【0062】
しかし、実際は、CDMAのように振幅変動の大きな信号を扱う場合、検波回路部4内の抵抗R,コンデンサCの定数によって決まる時定数の値によって、図10(b)のように振幅の大きい部分の情報が十分に取り込めず、時間T2での平均電圧はV2となりV’2に比べ低くなってしまう可能性がある。
【0063】
このような場合、希望の出力レベルが得られているにもかかわらず、レベルが低いと認識してしまい、レベルを下げるように制御が行われてしまうという問題が生じてしまう。そこで、上述のように検波能力によって生じる平均電圧の劣化分を考慮し、ベースバンド信号1bに対して検波回路部4で想定される時定数と同等のデータを時定数テーブルとして与え、乗算することにより、検波回路部4の検波能力に応じた基準データV1を作成する。
【0064】
図11は、本発明の実施形態である自動利得制御装置の動作モデルを示すブロック図である。図11に示される各パラメータを以下のように定義する。
【0065】
CONT部1で生成されるベースバンド信号波形f(x)
D/A変換器122によるレベル変動値△A
RF部2の利得A
カプラ3のカップリング量1/N
検波回路部4での検波応答c(x)
遅延回路81,82の遅延特性τ1,τ2
平均化回路83,84の振幅の補正係数m1,m2
差動処理による電圧差データ△P
とする。
【0066】
図11より、振幅領域と時間領域の2点から検証すると各々に対して下記の式▲1▼,▲2▼が与えられる。
【0067】
〈振幅領域の関係〉
Figure 0003544506
ただし、振幅の補正係数m1,m2は振幅変動に応じて一方を1にしても良い。
【0068】
〈時間領域の関係〉
Figure 0003544506
ただし、τ1およびτ2は処理時間に応じて一方を省略しても良い。
【0069】
式▲2▼に対して遅延補正が行われたとすると、上記の式▲1▼より、差動処理による出力の論理式△Pは式▲3▼として与えられる。
Figure 0003544506
【0070】
これにより、図5中の可変ATT制御部52は、以下に示すような動作を行う。
△P>0の時、RF部2の可変ATT25を制御して利得を上げる。
△P<0の時、RF部2の可変ATT25を制御して利得を下げる。
【0071】
従来は、基準値にc(x)が含まれないため、△P=0の時、基準値(=真値)、検波値(≠送信電力値)となり、安定した出力電力を得ることが出来なかったが、本発明では、検波値に付随したc(x)の項を基準値であるf(x)に乗ずることにより、基準値と検波値にc(x)が共通して存在することになり、同じテーブル上で比較することが可能となる。つまり、△P=0の時、基準値(=真値)と検波値(=送信電力値)を完全に一致させることができ、安定した送信電力を得ることができる。
【0072】
このように、検波回路部4の検波能力(時定数)による電力欠損分を補正するような処理を施したデータを基準データとすることにより、CDMA等のように振幅変動の激しい変調波を扱う際にも安定した自動利得制御を行うことを可能とする。
【0073】
なお、上述される実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の自動利得制御装置によれば、CONT部から得られるベースバンド信号に対し、検波回路部での時定数によって生じる劣化分や数GHzの多重信号を扱うことによって生じる差分を補償する包絡線データ及び検波能力情報を考慮して生成されたデータである利得制御信号を乗算して当該検波回路部における劣化分を補うことで検波時の時定数によって生じる差分を吸収することができる。よって、CDMAのような振幅変動の激しい変調波を検波する際に生じる検波電圧の劣化分を吸収し、RF出力での電力を安定させることができる。
【0075】
従って、検波回路部から出力される検波電圧に対して、CONT部より得られるベースバンド信号に対し、検波回路部での時定数によって生じる劣化分や数GHzの多重信号を扱うことによって生じる多重数を考慮して生成されたデータである利得制御信号を乗算することにより、CDMAのように振幅変動の激しい変調波を検波する際に生じる検波電圧の劣化による誤差を吸収することが可能となる。その結果、検波回路部に入力される信号の出力での検波電圧のバラツキを考慮に入れ、入力される信号の種類によらない安定した自動利得制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である自動利得制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態におけるCONT部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態におけるRF部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態における検波回路部の概略構成及び検出される電圧値を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における検波回路部における時定数による平均電圧の劣化原理を示す図である。
【図6】本発明の実施形態における利得変動計算回路部の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態における比較器の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態における比較器の比較方法を示す図である。
【図9】本発明の実施形態における比較値変換テーブルの比較方法を示す図である。
【図10】本発明の実施形態における時定数テーブルの比較原理を示す図である。
【図11】本発明の実施形態である自動利得制御装置の動作モデルを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CONT部
2 RF部
3 カプラ
4 検波回路部
5 利得変動計算回路部
6 比較計算回路
7 A/D変換器

Claims (7)

  1. 送信波の基準データとなるベースバンド信号を生成し、出力する送受信制御部と、
    前記ベースバンド信号を所定の周波数へ変換処理し、該変換処理された前記ベースバンド信号を前記送信波として出力するRF部と、
    前記RF部から出力された前記送信波を分岐するカプラ部と、
    前記分岐された一方の送信波の包絡線検波を行い、検波された包絡線データと、時定数によって生じる劣化分を補償するための検波能力情報とを供給する検波回路部と、
    前記送受信制御部から供給される前記ベースバンド信号と、前記検波回路部から供給される前記包絡線データ及び前記検波能力情報に基づいて生成されるデータであり、前記RF部の利得変動を補正するための利得制御信号を前記RF部に対して出力する利得変動計算回路部と、を有し、
    前記送信波の基準データとなる前記ベースバンド信号に対して、前記検波能力情報に対応した時定数データを乗算することにより、前記検波時における時定数によって生じる前記送信波の劣化分を補償することを特徴とする自動利得制御装置。
  2. 送信波の基準データとなるベースバンド信号を生成する送受信制御部と、
    前記ベースバンド信号を利得変動制御信号に基づいて周波数変換する周波数変換部と、
    前記周波数変換された前記ベースバンド信号を分岐するカプラ部と、
    前記分岐された一方のベースバンド信号を検波する検波回路部と、
    前記検波回路部による検波結果と前記送受信制御部から出力される前記ベースバンド信号の離散データとに基づいて生成される前記利得変動制御信号を前記周波数変換部に対して出力する利得変動計算回路部とを有し、
    前記検波回路部は、
    前記検波結果として、前記一方のベースバンド信号の包絡線データと該検波回路部の時定数からなる検波能力情報とを前記利得変動計算回路部に出力し、
    前記利得変動計算回路部は、
    前記包絡線データを離散データに変換するA/D変換回路と、
    前記送受信制御部からの前記ベースバンド信号の離散データに前記検波能力情報である時定数を乗算した値と前記A/D変換回路により変換された前記包絡線データの離散データとの比較結果に基づいて前記利得変動制御信号を生成する比較計算回路と、
    を有して構成されることを特徴とする自動利得制御装置。
  3. 前記送受信制御部は、
    入力信号を直列並列変換する直列並列変換器と、
    前記直列並列変換器により直列並列変換された信号をIch信号とQch信号とに符号化するI/Q符号器と、
    前記I/Q符号器により符号化された前記Ich信号と前記Qch信号とをコード化する際のコード情報を指定するコードと、
    前記I/Q符号器により符号化された前記Ich信号と前記Qch信号とを前記コードにより指定されたコード情報に基づいてコード化する変調器と、
    前記変調器により変調された前記Ich送信信号と前記Qch送信信号との送信電力制御を行うパワーコントロールと、
    前記パワーコントロールからの送信電力制御に基づいて前記Ich信号と前記Qch信号との振幅値を制御する乗算器と、
    を少なくとも2以上有し、
    前記乗算器からの前記Ich信号と前記Qch信号のそれぞれを多重化する多重器と、
    前記多重器からの前記Ich信号と前記Qch信号の帯域をそれぞれ制限するフィルタと、
    前記フィルタにより帯域を制限された前記Ich信号と前記Qch信号とを合成して直交変調する直交変調器と、
    前記直交変調器により直交変調された信号を所望の周波数に変換する周波数変換器と、
    前記周波数変換器により所望の周波数に変換された信号をアナログ信号に変換するD/A変換器とを有し、
    前記直交変調器により直交変調された信号を前記ベースバンド信号の離散データとして前記比較計算回路に出力し、
    前記D/A変換器により変換された前記アナログ信号を前記ベースバンド信号として前記周波数変換部に出力することを特徴とする請求項記載の自動利得制御装置。
  4. 前記無線周波数変換部は、
    前記送受信制御部からの前記ベースバンド信号をアップコンバートする第1のミキサと、
    前記第1のミキサからの出力から必要な周波数帯域以外の不要波を除去するバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタからの出力を必要な電力に増幅する第1のアンプと、
    前記第1のアンプにより増幅された出力をアップコンバートする第2のミキサと、
    前記第2のミキサからの出力に対して前記利得制御信号に基づく利得を可変する可変アッテネータと、
    前記可変アッテネータからの出力を所望の大きさに増幅する第2のアンプと、
    を有することを特徴とする請求項2または3記載の自動利得制御装置。
  5. 前記カプラ部は、
    前記無線周波数変換部により前記利得制御信号に基づいて利得を制御された前記ベースバンド信号をそのまま送信波として出力すると共に、該ベースバンド信号を1/N(Nは、1以上の整数値)分周した信号を前記検波回路部に供給することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の自動利得制御装置。
  6. 前記比較計算回路は、
    前記検波回路部からの前記検波能力情報としての前記時定数を記憶する時定数テーブルと、
    前記送受信制御部からの前記ベースバンド信号の離散データに前記時定数テーブルに記憶されている前記時定数を乗算して離散データを出力する乗算回路と、
    前記乗算回路からの離散データと前記A/D変換器からの離散データとを比較する比較器と、
    前記比較器による比較結果に基づいて前記可変アッテネータにおける変換を制御する前記利得制御信号を生成する可変アッテネータ制御部と、
    を有することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の自動利得制御装置。
  7. 前記比較器は、
    前記乗算回路からの離散データを任意の時間遅延させる第1の遅延回路と、
    前記A/D変換器からの離散データを任意の時間遅延させる第2の遅延回路と、
    前記第1の遅延回路からの出力を所定の時間で平均化する第1の平均化回路と、
    前記第2の遅延回路からの出力を前記所定の時間で平均化する第2の平均化回路と、
    前記第1の平均化回路からの出力と前記第2の平均化回路からの出力とを加算して平均電圧値を出力する加算器と、
    前記加算器から出力される前記平均電圧値に対しての比較値を格納する比較値変換テーブルと、
    前記平均電圧値に対して前記比較値変換テーブルに格納されている前記比較値を乗算する乗算器と、
    を有することを特徴とする請求項6記載の自動利得制御装置。
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