JP3540451B2 - コード緊張装置を備えたかご扉開閉機構 - Google Patents

コード緊張装置を備えたかご扉開閉機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はかご扉開閉機構に関し、特に、かご扉のセイフティーシューの動作を検出するスイッチに接続された検出信号伝送用キャプタイヤコードを案内する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6及び図7には、従来のエレベータのかご扉開閉機構の要部構成が示されている。図6には、2つのかご扉10及び12が閉じた状態(戸閉状態)が示され、図7には開いた状態(戸開状態)が示されている。ドアアーム14の先端部(図6において右側の端部)は、その先端部を回動軸としてドアアーム14を揺動自在に支持する固定軸15が設けられ、ドアアーム14の基端部(図6において左側の端部)には、そのドアアーム14と他のドアアーム16とを相互に回動自在に連結する可動軸18が設けられている。固定軸15はかご扉10に固定されており、一方、可動軸はかご扉12に固定されていないために、かご扉が開動作すると、その固定軸15が図6の左方向へ移動することになり、その結果、可動軸18を屈曲点として2つのドアアームが2つ折りの状態になる(図7参照)。
【0003】
図6において、ドアアーム14の先端部には、上記の固定軸15によって固定保持されたドア係合装置用のカム20が設けられている。具体的には、かご扉の閉状態において、伸長したドアアームのカム20は、セイフティシューに連絡したベーン(図示せず)の突起に係合し、それを押し出す。
【0004】
スイッチ22はマイクロスイッチなどで構成され、セイフティシューが押された時にその状態を電気的に検出するものである。具体的には、スイッチ22の可動片が上記のセフティシューの退避動作によって倒れ込み、これによりスイッチ22から検出信号が出力される。
【0005】
スイッチ22からの検出信号はキャプタイヤコード(以下、単に「コード」という)24を介して制御部(図示せず)伝送される。そのコード24は、スイッチ22からドアアーム14及びドアアーム16を経由する経路に沿って配設されており、その所要箇所でサドル26〜34にて保持されている。この従来例において、各サドル26〜34は、コードを押圧挟持している。
【0006】
コード24は、ドアアーム14及び16の両者の屈曲動作を許容するための“弛み”を有する。すなわち、サドル32とサドル34との間は、可動軸18での回動運動に対して不必要に規制を与えないために、コード24を弛ませており(図6のA参照)、また、サドル2とサドル30との間も同様にドアアーム14の傾斜動作に対して不必要に規制を与えないために、コード24を弛ませている(図7のB参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、コード24に存在する弛みは2つのドアアーム14及び16の屈曲動作の上で必要なものであるが、一方において、図7のBに示すように、ドアの開状態においてコード24の弛み部分がカム20とかご扉10の間に入り込んで、コード24の被膜を損傷させてその機能を阻害したり、あるいはドアアーム14の円滑な動作を妨げたりする可能性があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、ドアアームの円滑な動作を確保しつつ、信号伝送用のコード(セイフティシュー動作検出スイッチ用のキャプタイヤコード)の弛み部分が不必要に飛び出る問題を防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、エレベータのかご扉の開閉に連動して屈曲運動するドアアームと、前記かご扉の側端部に設けられ、セイフティシューの進退動作を検出するスイッチと、前記スイッチから前記ドアアームに沿った経路上の複数箇所で保持され、前記ドアアームの屈曲運動を許容する弛みを所要箇所に有する信号伝送コードと、前記ドアアームに配置され、前記信号伝送コードの弛みを引っ張り解消して前記信号伝送コードに常時テンションを与えるコード緊張装置と、を含むことを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、コード緊張装置がドアアームに配置されているので、そのコード緊張装置によってコードに生じる弛みが引っ張り解消されつつコードに常時テンションが与えられる。すなわち、本発明は、コードに対して所要の弛みを付与しつつも、かご扉の動作状態に応じて生じるコードの膨らみを他の部位へ積極的に移動させて、そのコードの膨らむ部分が他の部材と接触することを防止するものである。よって、ドアアームが伸長した場合には、上記の弛みによりその伸長動作が規制されることなく円滑に行われ、一方、ドアアームが屈曲した場合には、上記の弛みがコード緊張装置により引っ張り解消され、上記のカム近傍でコードが膨らむことによる従来の問題が自然にかつ簡単に解消される。
【0011】
本発明の好適な態様では、前記コード緊張装置は、一定間隔をおいて配置され、前記信号伝送コードを案内する一対の案内手段と、前記一対の案内手段の間で、前記一対の案内手段の配列方向と交差する方向へ前記信号伝送コードを引っ張って前記弛みを解消する引っ張り手段と、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の好適な態様では、前記コード緊張装置は、前記ドアアームに設けられた揺動軸によって揺動自在に懸下されたベースプレートと、前記ベースプレートの上部に一定間隔をおいて回転自在に配置され、前記信号伝送コードが上から掛け渡された一対の案内ローラと、前記一対の案内ローラの間で、前記信号伝送コードが下から引っ掛けられて前記信号伝送コードをU字状に下方へ引っ張り、前記弛みを解消する引っ張りローラと、前記引っ張りローラに連結され、自重により引っ張り付勢力を発揮する錘と、前記ベースプレートに設けられ、前記引っ張りローラと前記錘とで構成された錘ユニットを上下方向に移動自在に案内するユニット案内手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】
上記の構成では、一対の案内ローラに掛け渡されたコードが錘ユニットにより下方へ引っ張られ、これにより上記の弛みが解消される。この場合、ベースプレートはドアアームに対して揺動自在にされており、ドアアームの傾斜角度にかかわらず、錘ユニットは常に下方に向けて懸下される。コードに付与するテンションは錘の重さに応じて調整可能であり、上記の弛みを確実に解消できる程度の重さ以上で、コードの機能及びドアアームの動作に悪影響を与えない程度の重さ以下に設定される。錘の利用により、電気的な駆動が不要となり、経済的に有利でかつ調整容易な装置を構成できる。
【0014】
本発明の好適な態様では、前記ドアアームにおける前記コード緊張装置の前記スイッチ側には、前記信号伝送コードを進退自在に案内する案内装置が配置される。
【0015】
このような構成では、案内装置のコード支持・案内作用によって、コード緊張装置によるコードの引き込み、及び、ドアアームの伸長に伴うコード緊張装置からのコードの引き出しを円滑に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。
【0017】
図1には本発明に係るかご扉開閉機構の好適な実施形態が示されており、図1はその要部構成図である。図1に示すかご扉開閉機構40において図6及び図7に示した従来の構成と同様の構成には同一符号を付する。
【0018】
図1に示すかご扉開閉機構40において、従来同様に二つのかご扉10及び12の並び方向にドアアーム14が伸張しており、そのドアアーム14の先端部はかご扉10に固定された固定軸15によって回動自在に軸支されている。なお、その先端部には従来同様にカム20が設けられている。ドアアーム14の基端部は可動軸18によってドアアーム16に対して相互に回動自在に連結されている。かご扉の開状態では、従来同様に、固定軸15の左方向への運動に伴なってドアアーム14及び16が屈曲する。
【0019】
かご扉10の側端部近傍にはマイクロスイッチ等で構成されるスイッチ22が固定配置されており、このスイッチ22によってセイフティシューの退避運動が検出される。そして、その検出信号はコード24によって制御部(図示せず)に伝送される。図1に示されるように、コード24は、スイッチ22からドアアーム14及び16を介した経路に沿って配設されており、その所要箇所においてサドル26,28,32及び34によって保持固定されている。具体的には、サドル26はセンサ22の近傍においてコード24を保持固定しており、サドル28はドアアーム14の近傍においてコード24をかご扉10に保持固定している。サドル32はドアアーム14の基端部近傍に設けられ、サドル34はドアアーム16の可動軸18近傍に設けられ、それぞれコード24を保持固定している。サドル32とサドル34との間には従来同様に一定の弛みがもたされている。この弛みは固定軸18を回動軸とする二つのアーム14及び16の屈曲を許容するものである。
【0020】
以上説明したかご扉開閉機構40の各構成は基本的に図6及び図7に示した従来の構成と同一であるが、本発明に係るかご扉開閉機構40の特徴的構成について以下に説明する。
【0021】
図7のBに示したコード24の弛みを引っ張り解消するために、図1のドアアーム14の中央部にはコード緊張装置42が懸下されている。すなわち、このコード緊張装置42は後述するようにコード24の一部分を下方に引っ張ってコード24に対して常に一定のテンションを付与し、これにより図7のBに示したコード24の弛みを引っ張り解消するものである。そして、そのコード緊張装置42と上記のサドル28との間でコード24を案内支持するためにドアアーム14には案内装置4が設けられている。
【0022】
図1において、コード緊張装置42は錘ユニット46を昇降自在に内蔵しており、その錘ユニット46はコードに対するテンションを付与するための錘48を有する。揺動軸50は、ドアアーム14に対してコード緊張装置42を連結させるものであり、その揺動軸50は上述したようにドアアーム14に対してコード緊張装置42を揺動自在に軸支している。錘48の作用によりコード緊張装置42は揺動軸50を回転軸として常に重力方向へ懸下されており、それはドアアーム14の傾斜角度にかかわらず維持される。
【0023】
図2には、コード緊張装置42の具体的な構成が示され、同図はコード緊張装置42を側方から見た要部断面図である。上述した揺動軸50は具体的にはボルト50A及びナット50Bで構成されている。錘ユニット46を昇降自在に案内するためにユニット案内枠体52が構成されており、具体的には、そのユニット案内枠体52はベースプレートを構成する後面板54と、その後面板54に一定距離隔てて対向する前面板56と、それらの後面板54及び前面板56を側方において連結する2枚の側面板58と、で構成される。後面板54の上端部は上記のとおり揺動軸50を構成するボルト50Aが貫通している。ユニット案内枠体52は錘ユニット46の形状に合致して箱型をなしており、この実施形態ではユニット案内枠体52の底部は開口とされている。
【0024】
ユニット案内枠体52の内部には図2に示されるようにユニット案内路52Aが空洞として構成され、そのユニット案内路52A内を錘ユニット46が昇降する。側面板58は図1に示されるように、その上部が切り取られて開放されており、これによってコード24を挿通させる開口が形成されている。勿論、ドアアーム14の傾斜に伴ってコード緊張装置42の基準軸とドアアーム14の基準軸とが平行に近付くことになるが、その際にコード24に対して側面板58の上縁が当らないようにその高さを設定するのが望ましい。図2に示されるように、後面板54と前面板56との間には一対の案内手段としての2つの固定案内ローラ60が一定間隔隔てて配置されている。それぞれの固定案内ローラ60は回動自在に軸支されており、図2に示されるようにその中央部がやや細くその端部にかけて直径が増大した糸巻き形状を有する。これらの固定案内ローラ60にはコード24が上方から掛け渡され、固定案内ローラ60の固有の形状によってコード24はそのローラの中央部に位置決めされつつ案内される。それらの固定案内ローラ60の間においてコード24は錘ユニット46によって下方に引き下げられており、具体的には錘ユニット46に内蔵される可動案内ローラ62の下側にコード24が引っ掛けられて、すなわち可動案内ローラ62によってコード24がU字型に下方に引っ張り込まれている。勿論、その作用は主として錘48の荷重によるものである。可動案内ローラ62は固定案内ローラ60と同様の形状を有しており、すなわちその中央部の直径がやや細くその端部にかけて直径が大きくコード24は可動案内ローラ62の中央部に位置決めされる。
【0025】
図1及び図2に示されるように、二つの固定案内ローラ60の間に掛け渡されたコード24に対して錘ユニット46をぶら下げる、すなわち可動案内ローラ62を介して錘48の荷重を伝達させることによってコード24に対して一定のテンションを常時付与することが可能となる。図7に示したようなかご扉の開状態において生ずる弛み(図7のB参照)はこのコード緊張装置42の弛み解消作用によって効果的に除去されることが理解される。勿論、このコード緊張装置42は、不必要にコードが膨らむという意味での弛みを解消するものであり、換言すれば、カム20の近傍において存在する弛みをコードの引っ張りにより積極的に他の位置へ移動させてドアアーム14の屈曲運動に支障のない位置でその弛みを存在させるものである。
【0026】
図3には、錘ユニット46の斜視図が一部断面図として示されている。錘ユニット46の下方には、例えば金属などで構成される錘48が内蔵されている。勿論、錘48の重さは、弛みを円滑に解消できかつコードの機能やドアアームの運動に悪影響を与えない範囲に設定すべきである。この実施形態では弛みの円滑な解消を図るために案内装置44による案内が行われているが、これについては後述する。錘ユニット46の上面板64には、その両側部においてコード24を挿通させるための挿通路を構成する切り欠き64Aがそれぞれ形成されている。勿論、このような上面板64を設けなくても錘ユニット46の機能を実現することができるが、このような上面板64を設けることによりコード24の円滑な運動を許容しつつ錘ユニット46内部にごみなどが侵入して可動案内ローラ62の回転を妨げることなどの問題を防止することができる。図3に示されるように、錘48と可動案内ローラ62との間にはコード24の回り込み通路が形成されている。
【0027】
なお、コード緊張装置42における錘ユニット46の昇降距離はカム20の近傍に生ずる弛みの量に依存しており、したがってそのような弛みが多い場合にはユニット案内路52Aを上下に長く形成する。この場合、ユニット案内枠体52の下方から錘ユニット46の下部が一部分突出したとしてもその錘ユニット46の上下動が円滑に確保されればそのような突出は問題とならない。ユニット案内枠体52の下面側が封止される場合には弛みの量に相関する錘ユニット46のストローク量に応じてユニット案内路52の長さを設定する。
【0028】
図4には、図1に示した案内装置44の側方から見た断面図が示されている。この案内装置44はボルト68A及びナット68Bによってドアアーム14に固定されており、具体的にはその後面板70の上端部がドアアーム14に固定されている。後面板70と前面板72との間には、上述した固定案内ローラ60及び可動案内ローラ62と同様の形状を有する案内ローラ74が回転自在に配置されており、その案内ローラ74の上側にはコード24が捲回されている。このような案内ローラ74によって図1に示したサドル28を支点としてコード24をコード緊張装置42側へ円滑に引っ張らせることが可能となる。すなわち、案内ローラ74はコード緊張装置42とサドル28との間におけるコード24の屈曲点を構成しており、かご扉が閉じてドアアーム14が伸張する際にはコード24のスイッチ22側への移動を案内し、一方、かご扉が閉じる際にはドアアーム14の屈曲に伴なってコード緊張装置42側へのコード24の移動を案内する。
【0029】
図5には、ドアアーム14及び16が屈曲した状態が示されており、上述したように、揺動軸50を回動軸として錘ユニット46の自重によりコード緊張装置42が重力方向に起立維持され、その際においてカム20の近傍に生ずる弛みが解消されている。これによりコード24がカム20とかご扉との間に挾まれてコードを損傷させたりあるいはドアアームの動きを妨げたりする問題が効果的に解消される。
【0030】
図1に示したサドル32と34はそれぞれコード24を完全に保持固定しており、その間には従来同様の弛みが形成されている。但し、この弛みは問題を生じさせるものではないのでその部分でのコード緊張は行われていない。しかしながら、必要に応じてそのような部位に対してコード緊張装置を設けることは可能であり、あるいは一つのコード緊張装置でコード24の各種の弛みを一括して解消させることもできる。図1に示すコード緊張装置42はドアアーム14の中央に設けられていたが、それはドアアームに沿った左方向あるいは右方向へ移動させることもできる。この場合、カム20の近傍に近付け過ぎるとその部分の構造が複雑となったりあるいはカム20の動作に支障を与えたりすることになり、逆に可動軸18側に近付け過ぎるとドアアーム14の揺動端側に過大な荷重を与えことになるので、そのような条件を考慮してコード緊張装置42の配置箇所を選定すべきである。この実施形態のコード緊張装置42は、電気的な駆動を必要としないので経済的であり、また錘の作用によりテンションをかけるという極めて簡易な構造のため、そのコストの低減を図ることもできる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、コード緊張装置によってコードの弛みを引っ張り解消してその信号伝送コードに常時テンションを与えることができるので、ドアアームの運動に伴って生ずる信号伝送コードの弛みを引っ張り解消して従来のコード弛みによる問題を解消できる。また本発明によれば、錘の加重によって引っ張り付勢力を発揮させることができ、電気的な駆動手段を必要としないので経済的なコード緊張装置を形成できるという利点がある。したがって、本発明によれば経済的でかつ安全性の高いエレベータを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るかご扉開閉機構の要部構成を示す図である。
【図2】コード緊張装置を側方から見た断面図である。
【図3】錘ユニットの斜視図である。
【図4】案内装置を側方から見た図である。
【図5】ドアアーム屈曲状態を示す図である。
【図6】従来のかご扉開閉機構の要部を示す図である
【図7】従来のかご扉開閉機構におけるコードの弛みを示す図である。
【符号の説明】
10,12 かご扉、14,16 ドアアーム、24 キャプタイヤコード(信号伝送コード)、42 コード緊張装置、44 案内装置、46 錘ユニット。

Claims (3)

  1. エレベータのかご扉の開閉に連動して屈曲運動するドアアームと、
    前記かご扉の側端部に設けられ、セイフティシューの進退動作を検出するスイッチと、
    前記スイッチから前記ドアアームに沿った経路上の複数箇所で保持され、前記ドアアームの屈曲運動を許容する弛みを有する信号伝送コードと、
    前記ドアアームに配置され、前記信号伝送コードの弛みを引っ張り解消して前記信号伝送コードに常時テンションを与えるコード緊張装置と、
    前記スイッチと前記コード緊張装置の間に配置され、前記信号伝送コードを前記コード緊張装置に進退自在に案内する案内装置と、
    を含むことを特徴とするコード緊張装置を備えたかご扉開閉機構。
  2. 請求項1記載のかご扉開閉機構において、
    前記コード緊張装置は、
    一定間隔をおいて配置され、前記信号伝送コードを案内する一対の案内手段と、
    前記一対の案内手段の間で、前記一対の案内手段の配列方向と交差する方向へ前記信号伝送コードを引っ張って前記弛みを解消する引っ張り手段と、
    を含むことを特徴とするコード緊張装置を備えたかご扉開閉機構。
  3. 請求項1記載のかご扉開閉機構において、
    前記コード緊張装置は、
    前記ドアアームに設けられた揺動軸によって揺動自在に懸下されたベースプレートと、
    前記ベースプレートの上部に一定間隔をおいて回転自在に配置され、前記信号伝送コードが上から掛け渡された一対の案内ローラと、
    前記一対の案内ローラの間で、前記信号伝送コードが下から引っ掛けられて前記信号伝送コードをU字状に下方へ引っ張り、前記弛みを解消する引っ張りローラと、
    前記引っ張りローラに連結され、自重により引っ張り付勢力を発揮する錘と、
    前記ベースプレートに設けられ、前記引っ張りローラと前記錘とで構成された
    錘ユニットを上下方向に移動自在に案内するユニット案内手段と、
    を含むことを特徴とするコード緊張装置を備えたかご扉開閉機構。
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