JP3540153B2 - 穴明け工具および穴明け加工方法 - Google Patents

穴明け工具および穴明け加工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、穴明け加工と同時に被削材の加工穴の開口部周縁のバリ取りや面取りを行うことが可能な穴明け工具、およびかかる穴明け工具を用いた穴明け加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の穴明け工具としては、例えば特開平8−155716号公報に記載されたものが知られている。この公報に記載された穴明け工具は、軸線回りに回転される工具本体の先端に切刃が設けられるとともに、この工具本体の先端部外周には切刃チップが、板バネ等から成るカートリッジを介して工具外周側に付勢されることにより出没自在に取り付けられている。ここで、この切刃チップは、概略正三角形平板状をなすものであって、すくい面とされる三角形面の角部に交差する二辺にはそれぞれ開口部切削刃が形成されており、このすくい面を工具回転方向に向けるとともに一の上記角部を工具外周側に位置させ、この角部に交差する上記開口部切削刃が工具先端外周側と工具後端外周側とを向いて山型に工具本体外周に突出するように取り付けられている。
【0003】
従って、このような穴明け工具によれば、工具本体を回転させながら前進させることにより、上記切刃によって被削材に加工穴が形成されるとともに、この加工穴の開口部周縁が、上記切刃チップの工具先端外周側を向く開口部切削刃によって切削されるので、この開口部周縁に生じたバリを削り取ったり、あるいはこの開口部周縁に面取り加工を施したりすることができる。そして、さらに工具本体を前進させると、この切刃チップは、被削材の加工穴内周に押し込まれるようにして一旦工具本体内に没入し、次いで加工穴が貫通して切刃チップが該加工穴から抜け出ると、上記カートリッジに付勢されて再び工具本体外周に突出するので、ここから工具本体を後退させることにより、工具後端外周側を向く開口部切削刃によって加工穴の貫通側の開口部周縁のバリ取りや面取り加工を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような穴明け工具によって被削材に貫通する加工穴を形成する穴明け加工では、特に被削材の肉厚が小さい場合などに被削材が撓んでしまうのを防ぐため、被削材の加工穴が貫通する側(工具本体の前進方向側)にサポート材を配置して被削材を支持するようにしている。ここで、被削材の撓みを確実に防ぐためには、このサポート材は上記加工穴の位置に配置されるのが望ましいのであるが、このようにサポート材を配置した場合には、穴明け工具が被削材を貫通する際に穴明け工具の切刃によってサポート材も穴明けされてしまって、被削材からサポート材に達する加工穴が形成されてしまう。このため、かかるサポート材の材質としては、サポート材が穴明けされる際の穴明け工具の上記切刃への負担を小さくしするために被削材よりも軟質な材質が用いられ、通常は、廉価であって容易に入手でき、しかも穴明けされてしまった後の廃棄も容易であることから木材が用いられたり、また被削材が鋼材である場合にはアルミニウム等の軟質金属がサポート材として用いられたりしている。
【0005】
ところが、このようにサポート材を被削材の加工穴の位置に配置して被削材を貫通する穴明け加工を行なう場合、上記従来の穴明け工具では、被削材に形成された加工穴から切刃チップが抜け出ても、サポート材に形成された加工穴に押し込まれて切刃チップが工具本体内に没入したままの状態となってしまうため、そのまま工具本体を後退させても被削材の加工穴の貫通側の開口部周縁を切削することができないという問題があった。特に、上記公報記載の穴明け工具では、工具外周側に突出する上記切刃チップの角部が、被削材の加工穴内周面への食い込みや傷付けを防止するために工具回転方向側の負の逃げ面と工具回転方向後方側の正の逃げ面とによって構成され、しかもこの負の逃げ面と正の逃げ面、および上記負の逃げ面とこれに連なる上記開口部切削刃のすくい面となる部分とが、それぞれ互いに凸円弧状に連続するように形成されており、従ってこの角部はサポート材の加工穴の内周に上記凸円弧状の部分が滑らかに摺接するだけとなるため、穴明け工具が被削材の加工穴から引き抜かれるまでは、切刃チップは工具外周側に突出することがなく、工具後端外周側を向く開口部切削刃によって切削を行うことは不可能となる。
【0006】
本発明は、このような事情を鑑みてなされたもので、上述のようにサポート材を配置した場合でも、被削材の加工穴の貫通側の開口部周縁の切削を行うことが可能な穴明け工具および穴明け加工方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の穴明け工具は、先端に切刃を有する工具本体と、この工具本体の先端部外周に出没自在に設けられた切刃チップとを備え、上記切刃によって被削材に明けられた加工穴の開口部の周縁を上記切刃チップに形成された開口部切削刃によって切削する穴明け工具であって、上記切刃チップには、上記開口部切削刃の工具外周側に拡径用切削刃を形成し、該切刃チップが上記被削材の加工穴内にあるときには上記拡径用切削刃が上記切刃の外径よりも工具外周側に突出することがなく、かつ該切刃チップが上記加工穴から抜け出た状態では上記拡径用切削刃が上記切刃の外径よりも工具外周側に突出して上記被削材を支持するサポート材を切削するように、上記切刃チップを工具外周側に弾性的に付勢したことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の穴加工方法は、このような、先端に切刃を有する工具本体と、この工具本体の先端部外周に出没自在に設けられた切刃チップとを備えた穴明け工具を用いて、上記切刃によって被削材に明けられた加工穴の開口部の周縁を、上記切刃チップに形成された開口部切削刃によって切削する穴明け加工方法であって、上記被削材をサポート材によって支持する一方、上記切刃チップには上記開口部切削刃の工具外周側に拡径用切削刃を形成し、上記工具本体を前進させて、上記切刃により上記被削材を貫通して上記サポート材に達する加工穴を形成するとともに、上記切刃チップが上記被削材の加工穴から抜け出たところで上記拡径用切削刃を上記切刃の外径よりも工具外周側に突出させて、該拡径用切削刃により上記サポート材を切削して該サポート材の加工穴を拡径せしめた後、上記工具本体を後退させて、上記開口部切削刃により上記被削材の加工穴の貫通側開口部の周縁を切削することを特徴とする。
【0009】
従って、上記構成の穴明け工具および穴明け加工方法によれば、切刃チップに拡径用切削刃が形成されていることにより、切刃チップが被削材の加工穴から抜け出たところで、この拡径用切削刃が工具本体先端の上記切刃の外径よりも工具外周側に突出して上記被削材を支持するサポート材を切削し、該サポート材に形成される加工穴の内径を拡径するとともに、切刃チップの開口部切削刃も工具外周側に突出するので、この状態から工具本体を後退させることにより、上記開口部切削刃によって被削材の加工穴の貫通側開口部周縁を切削することが可能となる。また、その一方で、切刃チップが上記被削材の加工穴内にあるときには、上記拡径用切削刃が上記切刃の外径よりも工具外周側に突出することがなく、従って被削材の加工穴内周面に上記拡径用切削刃が食い込んだり、拡径用切削刃によってこの加工穴内周面が傷つけられたりするのを防ぐことができる。
【0010】
ここで、例えば被削材が鋼材でサポート材が木材やアルミニウム材である場合に、上述したように切刃チップが上記被削材の加工穴内にあるときには上記拡径用切削刃が上記切刃の外径よりも工具外周側に突出することがなく、かつ該切刃チップが上記加工穴から抜け出た状態では上記拡径用切削刃が上記切刃の外径よりも工具外周側に突出してサポート材を切削するようにするには、上記切刃チップを工具外周側に弾性的に付勢する付勢圧(付勢力)を、0.5〜10kgの範囲に設定するのが望ましい。すなわち、この付勢圧が上記範囲を上回ると、拡径用切削刃が被削材の加工穴内周面に食い込んだり、傷を付けたりするおそれがある一方、上記付勢圧が上記範囲を下回ると、拡径用切削刃によってサポート材を切削することが困難となるおそれがある。また、被削材の加工穴内周への拡径用切削刃の食い込み等をより確実に防ぐには、上記拡径用切削刃に連なる外周逃げ面を、上記切刃チップが上記被削材の加工穴内にあるときにはこの加工穴の内周に摺接し、かつ該切刃チップが上記加工穴から抜け出て工具外周側に突出した状態では上記拡径用切削刃に正の逃げ角を与えるように設定するのが望ましい。
【0011】
一方、上記切刃チップにおいて上記拡径用切削刃と開口部切削刃とが交差する部分には、この部分をこれら拡径用切削刃と開口部切削刃とに鈍角に交差する直線状に面取りしたり、あるいは両切削刃に滑らかに連なる曲線状に面取りしたりして、面取り部を形成するようにするのが望ましく、これにより、切刃チップが被削材の加工穴に挿入される際に該切刃チップを工具本体に円滑に没入させることができるとともに、拡径用切削刃と開口部切削刃とが交差する部分における欠損等を防止することができ、またこの面取り部の長さ分だけ開口部切削刃が短くなるので、被削材の加工穴周縁に面取り加工を行う場合においてはその面取り幅を調整することができる一方、上記拡径用切削刃も短くなるので、小さな付勢圧でも確実にサポート材の加工穴を拡径させることが可能となる。さらに、このような構成を採った場合には、少なくとも上記面取り部にホーニングを施すことにより、上記拡径用切削刃と開口部切削刃とが交差する部分、すなわち上記面取り部における欠損等をより確実に防止することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1ないし図6は、本発明の穴明け工具の一実施形態を示すものである。本実施形態において工具本体1は外形略円柱状をなし、その先端部の外周には、該工具本体1の軸線O回りに工具後端側に向かうに従い工具回転方向Tの後方側に捩れる一対の切屑排出溝2,2が工具先端に開口して後端側に延びるように形成されており、これらの切屑排出溝2,2の工具回転方向T側を向く壁面の先端にそれぞれ形成されたチップ取付座3に、超硬合金等の硬質材料より成るチップ4がろう付けされていて、このチップ4の先端に、被削材に加工穴をあけるための切刃5が形成されている。なお、工具本体1内には工具後端側から先端側に向けて切削油剤等の供給孔6が軸線Oに沿って形成されており、この供給孔6は工具先端側において2つに分岐して、上記切刃5,5の工具回転方向T後方側に連なる先端逃げ面7,7にそれぞれ開口している。
【0013】
そして、この工具本体1の先端部外周には、上記先端逃げ面7,7のうちの一つに、該先端逃げ面7に開口する上記供給孔6の一つから工具外周側に向かうように開口し、かつこの先端逃げ面7に連なる工具本体1の一のランド8に工具後端側に向けて軸線Oに平行に延びる凹溝9が形成されており、この凹溝9に、カートリッジ10を介して切刃チップ11が取り付けられている。ここで、本実施形態では上記カートリッジ10は、図3および図4に示すように凹溝9の底部に固定されるベース10Aに、先端部に上記切刃チップ11を保持して凹溝9に収容される可動アーム10Bが、ピン10Cを介して回動自在に取り付けられるとともに、該可動アーム10Bとベース10Aとの間には付勢部材10Dとしてバネ(コイルスプリング)が介装された構成とされており、これによって上記切刃チップ11は、可動アーム10Bごと工具外周側に向けて弾性的に付勢されて、工具本体1の外周に出没自在とされた状態とされている。そして、この付勢部材10Dによる付勢圧、すなわち上記コイルスプリングのバネ圧は、本実施形態では0.5〜10kgの範囲に設定されている。
【0014】
また、本実施形態における上記切刃チップ11は、やはり超硬合金等の硬質材料により形成されて図5および図6に示すように概略正三角形平板状をなし、この正三角形をなす面の一つがすくい面11Aとされるとともに外周面が逃げ面11Bとされて、このすくい面11Aの中央には、当該切刃チップ11をその厚さ方向に貫通する取付穴11Cが形成されている。ここで、この切刃チップ11の上記すくい面11Aとされる正三角形面は、その3つの角部が各角部に対向する辺に平行となるように切り欠かれていて、これにより該切刃チップ11は厳密には図5に示すように偏六角形平板状をなすこととなる。そして、このすくい面11Aの切り欠かれた角部にはそれぞれ拡径用切削刃12が形成されるとともに、この拡径用切削刃12の両端に連なる上記すくい面11Aの辺稜部には、それぞれ開口部切削刃13,13が形成されている。
【0015】
なお、上記すくい面11Aのうち、各角部の拡径用切削刃12と開口部切削刃13,13とに囲まれる等脚台形状の部分は、図6に示すように上記拡径用切削刃12からすくい面11A中央の上記取付穴11C側に向かうに従い、該すくい面11Aとは反対側の着座面11D側に向けて一定勾配で傾斜した後、凹円弧状に切れ上がるように形成されている。また、上記逃げ面11Bのうち、上記拡径用切削刃12に連なる部分は、当該切刃チップ11の上記厚さ方向に平行となるように形成されて、拡径用切削刃12の逃げ角が0°となるように設定される一方、開口部切削刃13に連なる部分は、着座面11D側に向かうに従い上記取付穴11C側に向かうように傾斜して形成され、開口部切削刃13に正の逃げ角が与えられるように設定されている。
【0016】
他方、このような切刃チップ11が装着される上記カートリッジ10の可動アーム10Bの先端部には、当該カートリッジ10を工具本体1の凹溝9に取り付けた状態で工具回転方向T側を向く底面14Aと、この底面14Aの周縁から屹立して工具外周側を向く壁面14Bおよび該壁面14Bに略60°に交差して工具先端内周側を向く壁面14Cとから画成されるチップ取付座14が形成されている。また、上記底面14Aには図示されないネジ穴が形成されている。そして、上記切刃チップ11は、上記すくい面11Aを工具回転方向T側に向けるとともに着座面11Dを上記底面14Aに密着させ、またすくい面11Aの一の角部の上記拡径用切削刃12を工具外周側に突出させるとともに、この拡径用切削刃12とは反対側のすくい面11Aの辺稜部に連なる逃げ面11Bを上記壁面14Bに当接させ、かつ、この状態で工具後端外周側を向く逃げ面11Bの一部を上記壁面14Cに当接させて上記チップ取付座14に着座させられ、さらに上記取付穴11Cに挿通されたクランプネジ15を上記ネジ穴にねじ込むことによってカートリッジ10に取り付けられている。
【0017】
次に、このように構成された穴明け工具により、サポート材Sに支持された被削材Wに穴明け加工を行って該被削材Wを貫通する加工穴Hwを形成する場合の、本発明の穴明け加工方法の一実施形態について、図7ないし図12に示す概略図を用いて説明する。なお、本実施形態において被削材Wは鋼材であり、またサポート材Sとしては被削材よりも軟質な木材(りん木)が用いられている。そして、このサポート材Sは、被削材Wの裏側の上記加工穴Hwが貫通する位置に配置されている。
【0018】
まず最初に、工具本体1を軸線O回りに工具回転方向Tに回転させつつ被削材Wに向けて前進させると、工具本体1最先端の上記切刃5,5が被削材Wに食いつき、加工穴Hwの形成が始まる。そして、上記切刃チップ11が被削材Wに達すると、この加工穴Hwの穴明け工具挿入側(被削材Wの表側。図7ないし図11においては被削材Wの上側)の開口部周縁E1の切削が行われる。すなわち、上記穴明け工具の工具本体1の先端部外周に突出する切刃チップ11においては、拡径用切削刃12が軸線Oに平行に配置されて工具外周側に最も突出しているとともに、この拡径用切削刃12の両端に連なる開口部切削刃13,13のうち工具先端側の開口部切削刃13は、工具先端側に向かうに従い工具内周側に向かうように傾斜して配置されることとなり、この工具先端側の開口部切削刃13が図7に示すように上記開口部周縁E1に食いつくことによって、この開口部周縁E1に生じたバリが削り取られたり、あるいは該開口部周縁E1がテーパ面状に面取りされたりする。
【0019】
次いで、さらに工具本体1を前進させると、傾斜した上記開口部切削刃13が上記開口部周縁E1に案内されるようにして切刃チップ11がカートリッジ10の可動アーム10Bごと付勢部材10Dによる付勢力に抗して工具内周側に押し込まれ、これにより図8に示すように切刃チップ11が加工穴Hw内に挿入されて上記拡径用切削刃12が加工穴Hwの内周面に当接した状態となる。このとき、本実施形態では上記付勢部材10Dによる付勢圧が0.5〜10kgの範囲に設定されているため、この拡径用切削刃12が加工穴Hwの内周面に食い込むことはなく、拡径用切削刃12は加工穴Hwの内周面に摺接しながら軸線O回りに回転するだけとなる。
【0020】
こうして、工具本体1の前進をさらに続けると、ついには切刃5,5が被削材Wの裏面に達して加工穴Hwが被削材Wを貫通するが、その後も工具本体1は前進させられ、この加工穴Hwの位置に配置されたサポート材Sにも切刃5,5によって被削材Wの加工穴Hwと同径の加工穴Hsが形成される。そして、上記切刃チップ11がこの加工穴Hwの貫通側(被削材Wの裏側。図7ないし図11において被削材Wの下側)の開口部周縁E2から抜け出ると、上記付勢部材10Dの付勢圧が0.5〜10kgの範囲に設定されているため、切刃チップ11はこの付勢力によって再び工具外周側に突出し、拡径用切削刃12がサポート材Sに形成された上記加工穴Hsの内周面に食いついて図9に示すようにこの加工穴Hsの内径を拡径するように切削する。
【0021】
しかるに、ここから工具本体1を後退させると、上記拡径用切削刃12の工具後端側に連なる開口部切削刃13により、被削材の加工穴Hwの貫通側の開口部周縁E2が切削される。すなわち、この工具後端側の開口部切削刃13は、上記工具先端側の開口部切削刃13とは逆に工具後端側に向かうに従い工具内周側に向かうように傾斜しており、工具本体1の後退に伴ってこの工具後端側の開口部切削刃13が図10に示すように上記開口部周縁E2に食いつくことにより、この開口部周縁E2に生じたバリが削り取られ、あるいは該開口部周縁E2がテーパ面状に面取りされる。
【0022】
そして、さらに工具本体1を後退させると、傾斜した工具後端側の上記開口部切削刃13が貫通側の上記開口部周縁E2に案内されるようにして、上記と同様に切刃チップ11が可動アーム10Bごと付勢部材10Dによる付勢力に抗して工具内周側に再び押し込まれ、図11に示すように切刃チップ11が加工穴Hw内に挿入されて上記拡径用切削刃12が加工穴Hwの内周面に当接した状態となる。なお、このときにも、拡径用切削刃12が加工穴Hwの内周面に食いつくことはない。従って、このまま工具本体1を加工穴Hwから抜き出すことにより、図12に示すように被削材Wに、その挿入側と貫通側との開口部周縁E1,E2が切削されてバリ取りあるいは面取りされた加工穴Hwが形成される。
【0023】
このように、上記構成の穴明け工具および該穴明け工具を用いた上記穴明け加工方法では、切刃チップ11に拡径用切削刃12が形成されていて、この切刃チップ11が被削材Wの加工穴Hwから抜け出た状態で上記拡径用切削刃12が切刃5,5の外径よりも工具外周側に突出して被削材Wを支持するサポート材Sを切削するように、該切刃チップ11が付勢部材10Dによって工具外周側に弾性的に付勢されているので、被削材Wの加工穴Hwを抜け出て工具外周側に突出した切刃チップ11の拡径用切削刃12は、サポート材Sに形成された加工穴Hsに食いついてこれを拡径してゆく。従って、工具本体1が後退する際には、こうして拡径された加工穴Hsに切刃チップ11が突出した状態であって、この切刃チップ11の工具後端側を向く開口部切削刃13により被削材Wの加工穴Hwの貫通側の開口部周縁E2の切削を行うことが可能となり、上述のように挿入側と貫通側との開口部周縁E1,E2が切削された加工穴Hwを被削材Wに形成することができる。
【0024】
その一方で、この切刃チップ11は、該切刃チップ11が被削材Wの加工穴Hw内に挿入されているときには、上記拡径用切削刃12が加工穴Hwの内周面に当接して工具先端の切刃5,5の外径よりも工具外周側に突出することがないように付勢されており、従ってこの切刃チップ11の拡径用切削刃12が被削材Wの加工穴Hwに食い込むこともないので、この加工穴Hwの内周面が拡径用切削刃12によって切削されて必要以上に加工穴Hwの内径が拡げられてしまったり、あるいは加工穴Hwの内周面が傷つけられて仕上面精度が損なわれてしまったりするのを防ぐことができる。そればかりか、むしろ上記構成の穴明け工具および上記穴明け加工方法によれば、このように切刃チップ11が被削材Wの加工穴Hwの内周面に当接しながら軸線O回りに回転することにより、いわゆるバニシング効果が生じて加工穴Hwの内周面が平滑に仕上げられるので、却って良好な仕上面精度を得ることができるという効果を奏する。
【0025】
ここで、本実施形態の穴明け工具では、被削材Wが鋼材であるとともにサポート材Sが木材であるのに対し、上記切刃チップ11を工具外周側に付勢する付勢部材10Dによる付勢圧が0.5〜10kgの範囲に設定されており、一層確実に切刃チップ11を上記加工穴Hwの内外で出没せしめて上述の穴明け加工方法をなすことができる。すなわち、この付勢部材10Dによる付勢圧が上記範囲を上回るほど大きいと、切刃チップ11が被削材Wの加工穴Hwの内周面に強く押し付けられすぎてしまい、拡径用切削刃12がこの内周面に食い込んで加工穴Hwを拡径してしまったり、あるいは該内周面に傷を付けて仕上げ面粗度を劣化させたりするおそれがある。
【0026】
一方、付勢圧が上記範囲を下回るほど小さいと、切刃チップ11が上記加工穴Hwから抜け出た際に工具外周側に十分に突出せず、拡径用切削刃12がサポート材Sに切り込まれなくなって該サポート材Sの加工穴Hsを拡径させることが困難となり、従って被削材Wの加工穴Hwの貫通側の開口部周縁E2が切削されなくなるおそれがある。なお、本実施形態ではサポート材Sを木材とした場合に付勢圧を上記範囲に設定しているが、例えばアルミニウム材など被削材Wよりも軟質な金属材をサポート材Sとした場合でも、この付勢圧は概ね同様の範囲に設定しておけばよい。
【0027】
また、本実施形態の穴明け工具においては、その切刃チップ11が略三角形平板状をなし、そのすくい面11Aとされる三角形面の各角部に拡径用切削刃12が形成されるとともに、この拡径用切削刃12の両端に開口部切削刃13,13が形成されており、これら開口部切削刃13,13に、上記開口部周縁E1,E2のバリ取りや面取り切削に適した傾斜を与えることができ、また一つの切刃チップ11で3回の使い回しが可能となる。さらに本実施形態の切刃チップ11では、上記拡径用切削刃12と開口部切削刃13,13とにより囲まれるすくい面11Aの角部部分が、該拡径用切削刃12から離間して取付穴11C側に向かうに従いすくい面11Aとは反対側の着座面11D側に向けて一定勾配で傾斜した後、凹円弧状に切れ上がるように形成されており、これにより拡径用切削刃12の径方向すくい角を正角側に大きく設定して鋭い切れ味を与え、サポート材Sの加工穴Hsへの拡径用切削刃12の食いつきや切削性の向上を図ることができるという利点が得られる。
【0028】
なお、本実施形態では、このように切刃チップ11の拡径用切削刃12および開口部切削刃13,13に囲まれるすくい面11A部分を傾斜するように形成しているが、例えばこれを図13および図14に示す切刃チップ21のように、すくい面11A自体は傾斜させることなく着座面11Dに平行に形成するとともに、このすくい面11Aの上記拡径用切削刃12および開口部切削刃13,13に囲まれた部分に、これら拡径用切削刃12および開口部切削刃13,13に沿って凹溝状のチップブレーカ22を形成するようにしてもよい。この場合には、上記チップブレーカ22によって拡径用切削刃12および開口部切削刃13,13のすくい角が実質的に正角側に大きく設定されるので、上記切刃チップ11と同様の効果を得ることができる。ただし、この図13および図14を初め、以下にに示す切刃チップにおいて、図5および図6に示した切刃チップ11と共通する部分には同一の符号を配して説明を省略する。
【0029】
一方、これらの切刃チップ11,21では、上記すくい面11Aの周りに配される逃げ面11Bのうち、上記拡径用切削刃12に連なる部分は、この拡径用切削刃12の逃げ角が0°となるように切刃チップ11,21の厚さ方向に平行に形成される一方、開口部切削刃13に連なる部分は、この開口部切削刃13に正の逃げ角が与えられるように、着座面11D側に向かうに従い上記取付穴11C側に向かうように傾斜して形成されているが、被削材Wの加工穴Hwへの拡径用切削刃12の食い込み等をより確実に防ぐには、図15および図16に示す切刃チップ31のように、逃げ面11Bのうち拡径用切削刃12に連なる外周逃げ面32を、上記切刃5,5により形成される被削材Wの加工穴Hwの内半径と等しい曲率半径の凸円弧面状に形成するなどして、切刃チップ31が被削材Wの加工穴Hw内にあるときにはこの加工穴Hwの内周面に摺接し、かつ該切刃チップ31が上記加工穴Hwから抜け出て工具外周側に突出した状態では拡径用切削刃12に正の逃げ角を与えるように設定するのが望ましい。
【0030】
すなわち、かかる構成の切刃チップ31を装着した穴明け工具によれば、図17に示すように、切刃チップ31が被削材の加工穴Hw内にあるときには、上記外周逃げ面32が全面的に加工穴Hwの内周面に密着して当接するため、拡径用切削刃12が加工穴Hwの内周面に食い込むのが確実に防止される。その一方で、上記構成の穴明け工具において、例えば切刃チップ31の出没方向を、上記拡径用切削刃12が工具本体1の軸線Oに対する半径方向に沿って出没するように設定するなどした場合には、切刃チップ31が被削材Wの加工穴Hwから抜け出て工具外周側に突出したときに、図17に示すように上記外周逃げ面32に正の逃げ角が与えられて、この外周逃げ面32と拡径用切削刃12によって拡径させられた加工穴Hsの内周面との間に逃げを確保することができるので、少ない抵抗で効率的に加工穴Hsを拡径させることができ、被削材Wの加工穴Hwの貫通側の開口部周縁E2の切削を確実に行うことが可能となる。
【0031】
さらに、図18および図19にその一部を示す切刃チップ41のように、すくい面11Aの周囲に配置される逃げ面11Bにおいて、上記拡径用切削刃12に連なる部分と上記開口部切削刃13,13に連なる部分との交差稜線部に平面状の面取り面42を形成して、上記拡径用切削刃12と開口部切削刃13,13とが交差する部分に、これら拡径用切削刃12および開口部切削刃13,13の双方に鈍角に交差する直線状の面取り部43を形成したり、あるいは図20および図21にその一部を示す切刃チップ51のように、上記逃げ面11Bの上記交差稜線部に、すくい面11Aの周方向に湾曲する凸曲面状の面取り面52を形成して、上記拡径用切削刃12と開口部切削刃13,13とが交差する部分に、これら拡径用切削刃12および開口部切削刃13,13の双方に滑らかに連なる円弧等の凸曲線状の面取り部53を形成したりするのが望ましい。
【0032】
しかるに、このような構成を採った場合には、これらの切刃チップ41,51の工具先端側の開口部切削刃13によって被削材Wの加工穴Hwの挿入側の開口部周縁E1が切削された後に、工具本体1の前進に伴って切刃チップ41,51が加工穴Hw内に挿入されるときや、あるいは工具後端側の開口部切削刃13によって加工穴Hwの貫通側の開口部周縁E2が切削された後に、工具本体1の後退に伴って切刃チップ41,51が加工穴Hw内に挿入されるときに、切刃チップ41,51が上記面取り部43,53に案内されるようにして、より円滑に工具内周側に押し込まれて工具本体1の凹溝9内に没入されることとなるので、上記拡径用切削刃12と開口部切削刃13,13とが交差する部分がこれらの開口部周縁E1,E2に引っ掛かって傷を付けたり、あるいは拡径用切削刃12や開口部切削刃13,13に欠損等を生じたりするような事態を防止することができる。
【0033】
また、切刃チップ41,51にこのような面取り部43,53を形成することにより、面取り部43,53を設けずに拡径用切削刃12と開口部切削刃13,13とを直接交差させる場合に比べ、これら拡径用切削刃12や開口部切削刃13,13の切刃長を短くすることができるので、開口部切削刃13においては被削材Wの加工穴Hwの開口部周縁E1,E2を面取り加工する際の面取り幅を調整することができる一方、拡径用切削刃12においては付勢部材10Dによる付勢圧が小さくても、確実にサポート部材Sを切削してその加工穴Hsを拡径せしめることが可能となるという利点も得られる。
【0034】
さらに、このような面取り部43、53を形成した場合には、図22および図23にその一部を示す切刃チップ61のように、上記切刃チップ41に直線状に形成された上記面取り部43にホーニングを施して、上記面取り面42とすくい面11Aとに鈍角に交差するホーニング面62を形成したり、あるいは図24および図25にその一部を示す切刃チップ71のように、上記チップ51に凸曲線状に形成された上記面取り部53にホーニングを施して、上記面取り面52とすくい面11Aとに鈍角に交差するホーニング面72を形成するのが望ましく、このようにホーニングを施すことにより、上記拡径用切削刃12と開口部切削刃13,13とが交差する部分、すなわち上記面取り部43,53の欠損等を、より確実に防止することが可能となる。なお、このようなホーニングを、面取り部43,53の他に上記拡径用切削刃12や開口部切削刃13にも施すようにすれば、これら拡径用切削刃12や開口部切削刃13における欠損やチッピングの防止を図ることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の穴明け工具および穴明け加工方法によれば、被削材を支持するサポート材が被削材に形成される加工穴の位置にあっても、この加工穴の貫通側の開口部周縁を確実に切削してバリ取りしたり、面取りしたりすることができ、より一層効率的な穴明け加工を促すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穴明け工具の一実施形態を示す工具本体1先端部の側面図である。
【図2】図1に示す実施形態を工具先端側から見た正面図である。
【図3】図1に示す実施形態の切刃チップ11周辺を示す、図2におけるZ方向視の一部省略した側面図である。
【図4】図1に示す実施形態のカートリッジ10および切刃チップ11を示す側面図である。
【図5】図1に示す実施形態の切刃チップ11の平面図である。
【図6】図5に示す切刃チップ11の断面図である。
【図7】図1に示す実施形態の穴明け工具を用いた本発明の穴明け加工方法の一実施形態の初めの状態を示す図である。
【図8】図7の次の状態を示す図である。
【図9】図8の次の状態を示す図である。
【図10】図9の次の状態を示す図である。
【図11】図10の次の状態を示す図である。
【図12】図11の次の状態を示す図である。
【図13】本発明の穴明け工具の実施形態の変形例に係わる切刃チップ21の平面図である。
【図14】図13に示す切刃チップ21の断面図である。
【図15】本発明の穴明け工具の実施形態に係わる変形例の切刃チップ31の平面図である。
【図16】図15に示す切刃チップ31の断面図である。
【図17】図15に示す切刃チップ31を装着した穴明け工具により穴明け加工を行う場合を示す軸線Oに直交する断面図である。
【図18】本発明の穴明け工具の実施形態に係わる変形例の切刃チップ41の部分平面図である。
【図19】図18に示す切刃チップ41の部分側面図である。
【図20】本発明の穴明け工具の実施形態に係わる変形例の切刃チップ51の部分平面図である。
【図21】図20に示す切刃チップ51の部分側面図である。
【図22】本発明の穴明け工具の実施形態に係わる変形例の切刃チップ61の部分平面図である。
【図23】図22に示す切刃チップ61の部分側面図である。
【図24】本発明の穴明け工具の実施形態に係わる変形例の切刃チップ71の部分平面図である。
【図25】図24に示す切刃チップ71の部分側面図である。
【符号の説明】
1 工具本体
5 切刃
10 カートリッジ
10D 付勢部材
11,21,31,41,51,61,71 切刃チップ
11A すくい面
11B 逃げ面
12 拡径用切削刃
13 開口部切削刃
22 チップブレーカ
32 外周逃げ面
43,53 面取り部
62,72 ホーニング面
W 被削材
S サポート材
Hw 被削材Wの加工穴
Hs サポート材Sの加工穴
E1 加工穴Hwの挿入側の開口部周縁
E2 加工穴Hwの貫通側の開口部周縁
O 工具本体1の中心軸線
T 工具回転方向

Claims (6)

  1. 先端に切刃を有する工具本体と、この工具本体の先端部外周に出没自在に設けられた切刃チップとを備え、上記切刃によって被削材に明けられた加工穴の開口部の周縁を上記切刃チップに形成された開口部切削刃によって切削する穴明け工具であって、上記切刃チップには、上記開口部切削刃の工具外周側に拡径用切削刃が形成されており、該切刃チップが上記被削材の加工穴内にあるときには上記拡径用切削刃が上記切刃の外径よりも工具外周側に突出することがなく、かつ該切刃チップが上記加工穴から抜け出た状態では上記拡径用切削刃が上記切刃の外径よりも工具外周側に突出して上記被削材を支持するサポート材を切削するように、上記切刃チップが工具外周側に弾性的に付勢されていることを特徴とする穴明け工具。
  2. 上記切刃チップを工具外周側に弾性的に付勢する付勢圧が、0.5〜10kgの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の穴明け工具。
  3. 上記拡径用切削刃に連なる外周逃げ面は、上記切刃チップが上記被削材の加工穴内にあるときにはこの加工穴の内周に摺接し、かつ該切刃チップが上記加工穴から抜け出て工具外周側に突出した状態では上記拡径用切削刃に正の逃げ角を与えるように設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の穴明け工具。
  4. 上記切刃チップにおいて上記拡径用切削刃と開口部切削刃とが交差する部分には、面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の穴明け工具。
  5. 少なくとも上記面取り部にはホーニングが施されていることを特徴とする請求項4に記載の穴明け工具。
  6. 先端に切刃を有する工具本体と、この工具本体の先端部外周に出没自在に設けられた切刃チップとを備えた穴明け工具を用いて、上記切刃によって被削材に明けられた加工穴の開口部の周縁を、上記切刃チップに形成された開口部切削刃によって切削する穴明け加工方法であって、上記被削材を該被削材よりもサポート材によって支持する一方、上記切刃チップには上記開口部切削刃の工具外周側に拡径用切削刃を形成し、上記工具本体を前進させて、上記切刃により上記被削材を貫通して上記サポート材に達する加工穴を形成するとともに、上記切刃チップが上記被削材の加工穴から抜け出たところで上記拡径用切削刃を上記切刃の外径よりも工具外周側に突出させ、上記サポート材を切削して該サポート材の加工穴を拡径せしめた後、上記工具本体を後退させて、上記開口部切削刃により上記被削材の加工穴の貫通側開口部の周縁を切削することを特徴とする穴明け加工方法。
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