JP3539807B2 - フレキシブルコネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はTVカメラ用のコネクタに係わり、特にケーブルの接続方向を可変とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なTVカメラとしては、撮影した映像の映像信号を出力するコネクタをTVカメラ本体側に配設し、該コネクタに信号送受信用のケーブルをプラグを介して接続することにより映像信号を外部に出力する構成となっている。
このとき、コネクタに接続したケーブルはTVカメラの移動や向きの変化に追従して動かされることになり、剛性の高いケーブルや比較的重量のあるケーブルに対しては、TVカメラを所望のカメラアングルに構えようとするとケーブルが思うように追従せず、ケーブルの自重と相まってコネクタおよびケーブルに大きな曲げ力が負荷されることがある。
【0003】
特に、手で支えたり肩に担ぎながら撮影する小型TVカメラにおいては、TVカメラ本体の背面にケーブル接続用のコネクタが設けられている場合が多く、そのコネクタにケーブルを接続すると、TVカメラ本体の背面側で撮影方向と反対方向にケーブルが突出する状態となる。そのため、狭い場所や壁を背にした場所で撮影する場合、あるいはカメラを地面に近づけて撮影する場合等に、TVカメラ本体近傍のケーブルが壁や地面等に接触し、所望のカメラアングルでTVカメラを構えることができない等の撮影の妨げとなる場合があり、さらに、ケーブルに外力が頻繁に負荷されるためケーブルに断線が生じることがあった。
【0004】
そこで、図9に示すようにTVカメラ本体に配設されるコネクタ91を、ケーブル接続方向を1方向だけ傾斜可能な構成にすることにより、ケーブルを傾斜させることができ、TVカメラの操作性やケーブル等の保護作用を幾分改善するようにしたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のコネクタにあっては、ケーブルの接続方向を一方向しか傾斜できないために、例えば、前後方向のみならず左右方向にもケーブルの接続方向を傾斜する必要がある場合においては、必要としている方向にケーブルを傾斜させることができず、TVカメラを所望のカメラアングルに構えることができない場合があった。
【0006】
そこで本発明は、このような従来の問題点に鑑み、TVカメラ本体に接続されるケーブルの接続方向が任意の方向に傾斜可能なTVカメラ用コネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、TVカメラ本体に配設され信号送受信用のケーブルを接続するコネクタにおいて、外周面が外側に膨らむ球面で形成された円筒状の摺動リングと、前記摺動リングの中央空洞部に配設され、ケーブル接続方向を前記摺動リングの軸方向に一致させて接続するケーブル接続手段と、前記摺動リングの外周面に対応して球面状に形成された内周面内に前記摺動リングを嵌合し、該摺動リングを前記内周面で摺動可能に支持する支持部材と、前記摺動リングと前記支持部材とを、両者の相対摺動範囲を制限するように係合させる係合手段と、を備え、前記支持部材と摺動リングとの摺動により、前記ケーブル接続手段のケーブル接続方向を任意の方向に傾斜可能とする一方、前記係合手段が、前記摺動リングと前記支持部材の一方の摺動面に設けた凹部と他方の摺動面に設けられた凸部とで構成され、前記凸部を前記凹部の縁部に当接させることにより、前記両者の相対摺動範囲を制限するようにした。
【0008】
これにより、ケーブル接続部におけるケーブル接続方向を、ケーブルに作用する外力の方向に応じて任意の方向に傾斜させることができるため、ケーブルやケーブル接続部に生じる曲げ力等が軽減され、ケーブルやケーブル接続部の寿命を向上させることができると共に、カメラ本体に接続されたケーブルの突出方向が任意の方向に傾斜するため、ケーブルが壁や地面等に強く接触することが抑止され、所望のカメラアングルでTVカメラを構えることができ、撮影の自由度を向上させることができる。
【0009】
また、前記係合手段が、前記摺動リングと前記支持部材の一方の摺動面に設けた凹部と他方の摺動面に設けられた凸部とで構成され、前記凸部を前記凹部の縁部に当接させることにより、前記両者の相対摺動範囲を制限するようにしたので、摺動リングと支持部材の摺動範囲が制限されることで、摺動リングの軸回転によるケーブルの捩じれを防止すると共に、摺動リングに固定された部材が摺動リングと連動しない支持部材側の部材に接触することを防止でき、ケーブルの断線や部材同士の接触による破損を未然に防ぐことができる。
【0010】
請求項に記載の発明は、前記凸部が前記凹部内を前記摺動範囲内において自由に移動するようにした。これにより、簡単な構成で摺動リングの摺動範囲を制限することができる一方、凹部を目的の形状に形成することにより、摺動リングの摺動範囲を任意に設定することができる。
【0011】
請求項に記載の発明は、前記ケーブル接続手段および前記摺動リングと、前記支持部材との間に、それらの部材を軸方向を一致させる方向に弾性付勢する弾性復帰手段を備えるようにした。これにより、ケーブル接続方向が支持部材の軸方向から傾斜したときに、ケーブル接続方向を該軸方向に復帰することができ、特に、接続されたケーブルに外力がほとんど作用していないときや、ケーブルがケーブル接続部に接続されていないときは、TVカメラ本体のフレキシブルコネクタ配設面に対してケーブルの接続方向が正面を向き、ケーブルの着脱作業を容易にすることができる。
【0012】
請求項に記載の発明は、前記弾性復帰手段は、ケーブル接続手段のケーブル接続側の反対側に一端部が固定され該ケーブル接続手段の中心軸上に突出させた制御棒と、該制御棒と前記支持部材周縁部との間に介装された弾性部材とで構成するようにした。これにより、ケーブル接続手段のケーブル接続方向が傾斜したときに、該ケーブル接続手段の制御棒が追従して傾斜するため、弾性部材が該制御棒の傾斜方向に応じて変形することになり、該弾性部材の復元力によって該制御棒が支持部材の軸方向に戻されるため、ケーブル接続方向を該軸方向に復帰させることができる。
【0013】
請求項に記載の発明は、前記弾性部材は、その中心部に前記制御棒を嵌挿する開孔部を有しており、周縁部が前記支持部材の周縁部に固定されたゴム板を含んで構成するようにした。これにより、ケーブル接続手段のケーブル接続方向が傾斜した場合に、制御棒が傾斜してゴム板が伸ばされる一方、ケーブル接続手段側の部材が突出することによりゴム板が押圧され、ゴム板が変形するようになり、このときのゴム板の復元力によって該制御棒が支持部材の軸方向に戻すことができると共に、該突出した部材を押し戻すことができる。
【0014】
請求項に記載の発明は、前記支持部材の周縁部側から中心側に向けて所定の幅を有した板バネ部をほぼ等角度毎に形成した弾性板を備え、該板バネ部が前記ゴム板に当接可能に形成するようにした。これにより、ケーブル接続手段のケーブル接続方向が傾斜してケーブル接続手段側の部材が突出してゴム板を押圧する場合に、ゴム板の変形量を弾性板により補強することによって軽減することができ、ゴム板の耐久性を向上させることができると共に、弾性板が該弾性板の変形量に応じて復元力を発生させるため、突出した部材を押し戻すことができ、その結果、ケーブル接続方向を支持部材の軸方向に復帰させる効果を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。
まず、ケーブル接続方向を任意の方向に傾斜可能にした第1の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態におけるフレキシブルコネクタの組立構成を示している。このフレキシブルコネクタは、TVカメラ外部からの信号送受信用のケーブルをプラグを介して接続するためのコネクタ11と、内側のリング材と外側のリング材により形成されている偏心リング12と、該偏心リング12の中央空洞部を通してコネクタ11にネジにより締結し、コネクタ11を偏心リング12の内側のリング材に固定するリング状のコネクタ固定具13と、前記偏心リング12の外周面を覆う補強材14と、補強材14および偏心リング12にそれぞれ形成された貫通孔に嵌挿されるピン15と、から構成され、該フレキシブルコネクタを固定板16にねじ等の係止具17により固定し、該フレキシブルコネクタが固定された固定板16をねじ等の係止具19によりTVカメラ本体18に取り付けている。
【0016】
次に、コネクタ11が固定されている偏心リング12の詳細な構成を説明する。偏心リング12は、図2(a) に示すように内側の摺動リング12a とその外側の支持リング12b から構成されている。この摺動リング12a の外周面は外側に膨らむ球面状に形成されると共に、該外周面上に内側に凹む円形状の溝部12c が形成されている。
【0017】
一方、支持リング12b は、該支持リング12b の外周面から中心側に向けて直角に貫通させた貫通孔12e を形成すると共に、該支持リング12b の一部分を径方向に切断している切り欠き部12d を有している。この切り欠き部12d を拡げることにより、図2(b) に示すように摺動リング12a を支持リング12b の内周部に圧入することができる。
【0018】
尚、この支持リング12b の内周面は、摺動リング12a の外周面に対応したほぼ球面状で形成され、摺動リング12a を支持リング12b に圧入して組み合わせたときに、これらが滑らかに摺動可能となるようにしている。
ここにおいて、摺動リング12a または支持リング12b 、あるいはそれらの両方を樹脂材料で形成し、その摺動面をモリブデン等を焼付塗装する潤滑塗装を施すことが好ましく、該潤滑塗装により、摺動リング12a と支持リング12b との摺動をより円滑にし、摺動面の磨耗を抑制すると共に、軽量化を図ることができる。
【0019】
そして、補強材14は、支持リング12b の外周面を押さえ付けることにより、支持リング12b の切り欠き部12d が過剰に広がることを防止している。
次に、本実施の形態におけるフレキシブルコネクタの作用を図3を用いて説明する。図3は図1に示す各構成要素の組み立て後の状態を示している。
即ち、摺動リング12a の中央空洞部において、コネクタ11のケーブル接続側の反対側の外周面11a に形成した雄ねじと、コネクタ固定具13の内周面13a に形成した雌ねじとを締結することにより、コネクタ11とコネクタ固定具13とを摺動リング12a に固定している。
【0020】
これにより、コネクタ11は摺動リング12a を摺動させることにより、ケーブル接続方向の傾斜やコネクタ11の軸回転が可能となる。しかし、無制限に傾斜や軸回転させるとコネクタ11が固定板16や支持リング12b 等の部材に接触したり、コネクタ11に接続するケーブルが捩じれて断線することがあるため、摺動リング12a の可動範囲を制限する必要がある。
【0021】
そこで、補強材14に形成されたネジ孔14a を支持リング12b の貫通孔12e の形成位置に合わせつつ、ピン15を補強材14のネジ孔14a と支持リング12b の貫通孔12e を通して偏心リング12a の溝部12c 部に嵌挿し、ピン15に形成されたネジ部15a をネジ孔14a に締結することにより固定する。
図3に示すように、コネクタ11に連動しない固定板16や支持リング12b 等の部材にコネクタ11が接触する寸前の位置に摺動リング12a を傾斜させるまでの間に、摺動リング12a に形成された溝部12c の縁部31にピン15を当接させることにより、摺動リング12a の可動範囲を制限している。尚、この摺動リング12a の可動範囲は、溝部12c の配設位置や形状を変化させることにより任意に設定することができる。
【0022】
これにより、コネクタ11と固定板16や支持リング12b 等の部材との接触を防止できると共に、コネクタ11の軸回転も制限されるため、コネクタ11に接続されたケーブルが必要以上に捩じられることを防止できる。
以上説明したように、コネクタ11にケーブルをプラグを介して接続した際、ケーブルに作用する外力の方向に、コネクタ11が溝部12c 位置や形状で定められる可動範囲内において傾斜し、コネクタ11のケーブル接続方向を任意の方向に傾斜させることができる。
【0023】
このため、コネクタ11に接続されたケーブルのTVカメラ本体からの突出方向を任意の方向に傾斜させることができ、TVカメラを所望のカメラアングルに容易に構えることができ、撮影の自由度が向上すると共に、コネクタ11やケーブルに大きな曲げ力が負荷されることを極力低減でき、コネクタ11やケーブルの寿命を向上させることができる。
【0024】
次に、コネクタのケーブル接続方向を任意の方向に傾斜可能にすると共に、該接続方向が支持リング12b の軸方向(中立方向)から傾斜したときに該中立方向に戻る力を付勢するようにした第2の実施の形態を説明する。
本実施の形態においては、第1の実施の形態における構成に追加して、図4に示す補強材14のケーブル接続側の反対側の軸直角な側面をほぼ全面に渡りゴム板41により覆い、さらにその外側を弾性板42で補強しつつ、ゴム板41と弾性板42を図示しないネジ等の係止具により補強材14に固定した構成としている。
【0025】
図5は図4の平面図(A方向に見た平面図)を示しており、弾性板42は、例えばステンレス材等の弾性材料から成り、周縁側から中心側に向けて等角度に4つの板バネ部42a,42b,42c,42d を形成し、これらの板バネ部がゴム板に当接するように重ね合わせている。
次に、本実施の形態におけるフレキシブルコネクタの作用を説明する。
【0026】
図6は、例えばコネクタ11に図示しないケーブルに接続されたプラグを接続し、該ケーブルを図で上方に牽引したとき、摺動リング12a が摺動することにより、コネクタ11のケーブル接続方向が中立方向から傾斜した様子を示している。
このように、コネクタ11のケーブル接続方向が図で上向きに傾斜すると、摺動リング12a やコネクタ固定具13がケーブル接続側の反対側に突出し、ゴム板41が押圧されると共に、ゴム板41に当接する弾性板42の板バネ部42a,42b,42c,42d のいずれかが押圧されることになる。このときのゴム板41および弾性板42の変形に対する復元力によって摺動リング12a がP方向に回転しようとするため、コネクタ11のケーブル接続方向が中立方向に復帰するようになる。
【0027】
また、コネクタ11にケーブルが接続され、該ケーブルに外力が常に作用している場合には、その外力と、ゴム板41と弾性板42との復元力とがバランスした位置にコネクタ11のケーブル接続方向が復帰することになる。
尚、上記復元力はゴム板41だけの復元力によっても十分得られるが、ゴム板41と弾性板42を並設する構成とすることにより、ゴム板41の変形による亀裂発生等の不具合を抑制でき、以て、ゴム板41の耐久性を向上させることができる。
【0028】
以上説明したように、本実施の形態においては、コネクタのケーブル接続方向を任意の方向に傾斜可能とすると共に、該ケーブル接続方向が中立方向から傾斜したときに該中立方向に復帰させることができ、コネクタに接続されたケーブルにほとんど外力が作用していない時やコネクタにケーブルが接続されていない場合に、コネクタのケーブル接続方向がTVカメラ本体のフレキシブルコネクタの配設面に対して正面を向くようになるため、ケーブルの着脱作業が容易となり、TVカメラの操作性を向上させることができる。
【0029】
次に、第2の実施の形態におけるコネクタをトライアックスコネクタとした第3の実施の形態について説明する。
図7にトライアックスコネクタを使用したフレキシブルコネクタの構成を示した。このトライアックスコネクタ71は、プラグを介してケーブルを接続する側の反対側に突出部71a が形成されており、該突出部71a をゴム板41の中央部に形成した円孔部44から突出させている。
【0030】
このような構成で、例えば、トライアックスコネクタ71に図示しないケーブルに接続されたプラグを接続し、該ケーブルを図で上方に牽引したとき、トライアックスコネクタ71のケーブル接続方向は、図7に示すように摺動リング12a が摺動することにより中立方向から傾斜する。
すると、第2の実施の形態の場合と同様に、摺動リング12a やコネクタ固定具13がケーブル接続側の反対側に突出することによるゴム板41および弾性板42の復元力によって、摺動リング12a がP方向に回転するようになる。また、トライアックスコネクタ71の突出部71a が下向きに傾斜するため、ゴム板41の上方部が伸ばされることによって生じるゴム板41の復元力により、突出部71a が図で上方に牽引され、摺動リング12a がP方向に回転するようになる。これらの作用によってトライアックスコネクタ71のケーブル接続方向が中立方向に復帰するようになる。
【0031】
尚、図7に示すゴム板41や板バネ状の弾性板42の他に、図8に示すコイル状の弾性部材81をトライアックスコネクタ71の突出部71a に係止することによっても、前述と同様にトライアックスコネクタ71のケーブル接続方向を中立方向に復帰させる効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、トライアックスコネクタのケーブル接続方向を任意の方向に傾斜可能とすると共に、該ケーブル接続方向が中立方向から傾斜したときに、トライアックスコネクタの突出部がゴム板および弾性板を変形させるため、該変形により生じる復元力によってトライアックスコネクタのケーブル接続方向を中立方向に復帰させることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、ケーブル接続部におけるケーブル接続方向を、ケーブルに作用する外力の方向に応じて任意の方向に傾斜させることができるため、ケーブルやケーブル接続部に生じる曲げ力等が軽減され、ケーブルやケーブル接続部の寿命を向上させることができると共に、TVカメラ本体に接続されたケーブルの突出方向を任意の方向に傾斜させることができるようになるため、撮影時において、TVカメラ本体近傍のケーブルが壁や地面等に強く接触することが抑止され、所望のカメラアングルでTVカメラを構えることができ、撮影の自由度を向上させることができる。
【0033】
また、摺動リングと支持部材の摺動範囲が制限されることで、摺動リングが軸回転することによるケーブルの捩じれを防止すると共に、摺動リングに固定されたケーブル接続手段等の部材が摺動リングと連動しない支持部材側の部材に接触することを防止でき、ケーブルの断線や部材同士の接触による破損を未然に防ぐことができる。
【0034】
請求項に記載の発明によれば、簡単な構成で摺動リングの摺動範囲を制限することができる一方、凹部の形状を目的に応じて変更することにより、摺動リングの摺動範囲を自由に設定することができる。請求項に記載の発明によれば、ケーブル接続方向が支持部材の軸方向から傾斜したときに、ケーブル接続方向を該軸方向に復帰することができ、特に、接続されたケーブルに外力がほとんど作用していないときや、ケーブル接続部にケーブルが接続されていないときは、TVカメラ本体のフレキシブルコネクタ配設面に対してケーブル接続方向が正面を向き、ケーブルの着脱作業を容易にすることができる。
【0035】
請求項に記載の発明によれば、ケーブル接続手段のケーブル接続方向が傾斜したときに、該ケーブル接続手段の制御棒が追従して傾斜するため、該制御棒に当接した弾性部材が該制御棒の傾斜方向に変形することになり、該弾性部材の復元力によって該制御棒が支持部材の軸方向に戻されるようになるため、ケーブル接続方向を該軸方向に復帰させることができる。
【0036】
請求項に記載の発明によれば、ケーブル接続手段の制御棒が傾斜することや、ケーブル接続手段側の部材が突出することによるゴム板の伸びに対する復元力によって、該制御棒を支持部材の軸方向に戻すことができると共に、該突出した部材を押し戻すことができる。請求項に記載の発明によれば、ケーブル接続手段のケーブル接続方向が傾斜してケーブル接続手段側の部材が突出してゴム板を押圧する場合に、ゴム板の変形量を弾性板により補強することによって軽減でき、ゴム板の耐久性を向上させることができると共に、弾性板が該弾性板の変形量に応じて復元力を発生させるため、突出した部材を突出方向に押し戻すことができ、その結果、ケーブル接続方向を支持部材の軸方向に復帰させる効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるフレキシブルコネクタの組立構成図。
【図2】偏心リングの詳細な構成を説明する図。
【図3】第1の実施の形態におけるフレキシブルコネクタの構成図。
【図4】第2の実施の形態におけるフレキシブルコネクタの構成図。
【図5】弾性板およびゴム板の形状を示す図。
【図6】弾性板およびゴム板によりケーブル接続方向が中立方向に復帰する様子を説明する図。
【図7】第3の実施の形態におけるフレキシブルコネクタの構成図。
【図8】コイル状のバネ材を弾性部材として用いた例を示す図。
【図9】従来の1方向のみ傾斜可能なフレキシブルコネクタの構成図。
【符号の説明】
11 コネクタ
12 偏心リング
12a 摺動リング
12b 支持部材
12c 溝部
12e 貫通孔
15 ピン
41 ゴム板
42 弾性板
42a,42b,42c,42d 板バネ部
71 トライアックスコネクタ
71a 突出部

Claims (6)

  1. TVカメラ本体に配設され信号送受信用のケーブルを接続するコネクタにおいて、
    外周面が外側に膨らむ球面で形成された円筒状の摺動リングと、
    前記摺動リングの中央空洞部に配設され、ケーブル接続方向を前記摺動リングの軸方向に一致させて接続するケーブル接続手段と、
    球面状に形成した内周面内に前記摺動リングを嵌合し、該摺動リングを前記内周面で摺動可能に支持する支持部材と
    前記摺動リングと前記支持部材とを、両者の相対摺動範囲を制限するように係合させる係合手段と、を備え、
    前記支持部材と摺動リングとの摺動により、前記ケーブル接続手段のケーブル接続方向を任意の方向に傾斜可能とする一方、
    前記係合手段は、前記摺動リングと前記支持部材の一方の摺動面に設けた凹部と他方の摺動面に設けられた凸部とで構成され、前記凸部を前記凹部の縁部に当接させることにより、前記両者の相対摺動範囲を制限することを特徴とするフレキシブルコネクタ。
  2. 前記凸部が前記凹部内を前記摺動範囲内で移動自由とした請求項に記載のフレキシブルコネクタ。
  3. 前記ケーブル接続手段および前記摺動リングと、前記支持部材との間に、それらの部材を軸方向を一致させる方向に弾性付勢する弾性復帰手段を備えた請求項1又は請求項2に記載のフレキシブルコネクタ。
  4. 前記弾性復帰手段は、ケーブル接続手段のケーブル接続側の反対側に一端部が固定され該ケーブル接続手段の中心軸上に突出させた制御棒と、該制御棒と前記支持部材周縁部との間に介装された弾性部材とで構成されることを特徴とする請求項に記載のフレキシブルコネクタ。
  5. 前記弾性部材は、中心部に前記制御棒を嵌挿する開孔部を有し、周縁部が前記支持部材の周縁部に固定されたゴム板を含んで構成されている請求項に記載のフレキシブルコネクタ。
  6. 前記支持部材の周縁部側から中心側に向けて所定の幅を有した板バネ部をほぼ等角度毎に形成した弾性板を備え、該板バネ部が前記ゴム板に当接可能に形成されている請求項に記載のフレキシブルコネクタ。
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