JP3539359B2 - 熱交換器のファンユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設機械等に設けられ、ラジエータやオイルクーラ等、所定の被冷却流体を冷却するための熱交換器において、この熱交換器に冷却風を供給するファンユニットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建設機械として、例えば油圧ショベルにはエンジンが搭載され、このエンジンにより油圧ポンプを駆動して、この油圧ポンプから供給される圧油により作動各部に設けた油圧アクチュエータを作動させるようにしている。このために、油圧ショベルには、エンジンの冷却水を冷却するためのラジエータと、油圧アクチュエータからの戻り油を冷却するためのオイルクーラとが搭載される。これらラジエータ及びオイルクーラは熱交換器であり、その構成は実質的に同じものであって、被冷却流体がラジエータではエンジン冷却水、オイルクーラでは作動油である点が相違する。
【0003】
即ち、図3に示したように、上部側に被冷却流体が流入するアッパタンク1が設けられ、また下部側には冷却された被冷却流体の流出部であるロアタンク2が設けられ、これらアッパタンク1とロアタンク2との間に放熱部3を配置するように構成される。放熱部3は、フレーム4内に上下方向に多数の細管5を設け、これらの細管5には多数の放熱フィン6が固着されている。細管5は、アッパタンク1からロアタンク2に向けて被冷却流体を流すものであり、この放熱部3に冷却風を流通させることによって、細管5内を流れる被冷却流体と熱交換させるようにしている。
【0004】
以上のようにして構成される熱交換器7は、その放熱部3に冷却風を流通させるために、図4に示したように、ファンユニット8が設けられる。ファンユニット8は、ファン9とモータ10とから構成され、ファン9は放熱部3と対面するように配置されており、このファン9を駆動するためにモータ10は、例えば油圧モータ(または電動モータ)で構成される。これらファン9及びそれを駆動するためのモータ10は、冷却風の流路を形成するためのシュラウド11に連結して設けた支持部材としてのモータブラケット12に着脱可能に固定されている。ファンユニット8はオーバーホール等のように定期的に、またファン9を駆動するモータ10が故障する等には随時において、メンテナンス作業を行を行わなければならない。このために、モータ10はモータブラケット12に着脱可能に取り付けられ、またモータ10とファン9とは分離可能に連結するように構成している。
【0005】
そこで、図5に従来技術によるファン9とモータ10との間を着脱可能に連結する機構の構成を示す。同図において、ファン9は、回転ブロック9aと、羽根9bとを備え、羽根9bは回転ブロック9aにボルト13で取り付けられて、放射状に延在させている。モータ10の出力軸10aは、回転ブロック9aに穿設した軸挿通孔14に挿通されている。そして、出力軸10aは基端側が大径で、先端側が小径となった段差形状を有するものであり、また軸挿通孔14も、出力軸10aに対応するように大径部と小径部とを有する形状となっている。
【0006】
出力軸10aの大径部分と軸挿通孔14の大径部分との間にはキー15が設けられており、このキー15により出力軸10aと回転ブロック9aとは相対回転不能に、つまり出力軸10a側を回転させると、その回転が回転ブロック9aに確実に伝達されるようになっている。また、出力軸10aの小径部の外周部にはカラー16が嵌合されており、このカラー16が回転ブロック9aの軸挿通孔14の小径部分に挿嵌されている。さらに、出力軸10aの先端面にはストッパ板17が当接させて設けられており、このストッパ板17は出力軸10aに螺挿したボルト18により出力軸10aの先端に当接した状態に固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ファンユニットに対するメンテナンス作業を行うに当っては、ファン9とモータ10とを分離しなければならない。このためには、ボルト18を脱着して、ファン9を構成する回転ブロック9aを出力軸10aから抜き出さなければならない。従って、ボルト18を脱着させ、出力軸10aまたは回転ブロック9aを相手方から離間させる方向に変位させることによりファン9とモータ10とを分離する。ここで、ファン9とモータ10との分離作業そのものは格別困難性を伴うことはない。しかしながら、メンテナンス作業を行った後に、ファン9の回転ブロック9aを出力軸と連結する作業は極めて困難である。つまり、ファン9の回転時に振動等が発生しないようにするために、回転ブロック9aとキー15と出力軸10aとの装着部はほぼ隙間がない状態となっている。このために、ファン9とモータ10との組み付け時には、前述した3つの部材を極めて正確に位置合わせしなければならない。ところが、ファンユニット8の前方位置には熱交換器7が配置されており、モータ10の装着部にはシュラウド11に連結して設けたモータブラケット12が配置されている等、周囲には様々な部材が配置されていることから、回転ブロック9a,キー15,出力軸10aを相互に正確に位置合わせする作業が極めて困難になる。このために、メンテナンス作業に極めて長い時間が要する等、時間及び労力が無駄に消費される等といった問題点がある。
【0008】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、モータとファンとの着脱を容易にし、もってファンユニットのメンテナンス作業を短時間で迅速に行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、熱交換器の放熱部に冷却風を供給するようにしたものにおいて、ファン駆動用のモータと、前記モータの出力軸に相対回転不能かつ着脱可能に設けた駆動側カップリング部材と、前記駆動側カップリング部材に位置決めされる接合面を有し、ファンを着脱可能に設けたファン側カップリング部材と、前記駆動側カップリング部材と前記ファン側カップリング部材とを締着する連結ボルトと、前記モータが固定され、前記モータの出力軸側の一部及び前記駆動側カップリング部材を挿通可能とする開口部とを有する支持部材と、前記モータの外周に設けたフランジ部と、前記モータのフランジ部を前記支持部材に締着する締着手段と、前記モータの出力軸端に着脱可能に設けられ、前記ファン側カップリング部材を前記出力軸との間で挟持させる抜け止め手段とで構成したことをその特徴とするものである。
【0010】
ここで、出力軸と駆動側カップリング部材とを相対回転不能に連結する手段としては、例えばキー,スプライン等で構成することができる。また、回転伝達手段は、前記両カップリング部材間に取り付けた連結ボルトで構成すると、両カップリング部材間の着脱が容易になる。さらに、出力軸はその基端側が大径で、先端側が小径となる段差構造のもので構成し、駆動側カップリング部材をこの出力軸の大径部に嵌合させ、またファン側カップリング部材は出力軸の小径部に所定の厚みを有するカラーを介して嵌合させるように構成することができる。この場合には、抜け止め手段は、出力軸の先端に装着され、カラーの端面に接合され、かつ外径がファン側カップリング部材のカラーへの嵌合部より大径となったストッパ板と、このストッパ板を着脱可能に固定するために、出力軸の先端面に螺挿した止着ボルトとで構成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図1及び図2に基づいて詳細に説明する。なお、熱交換器自体の構成は、前述した従来技術のものと格別の差異はないので、その図示及び説明は省略する。
【0012】
而して、図1には、ファンユニットを構成する駆動側のモータ20と、ファン21側とを連結した状態を示し、また図2にモータ20をファン21から分離した状態を示す。ここで、モータ20には出力軸22が設けられており、この出力軸22は、基端側が大径部22a、先端側が小径部22bとなっている。一方、ファン21は所定数の羽根23を有し、これら各羽根23の基端部はファン側カップリング部材24に取り付けられて、このファン側カップリング部材24から各羽根23が放射状に延在されている。
【0013】
ファン側カップリング部材24は、その回転中心部に軸挿通孔24aが穿設されており、この軸挿通孔24aには出力軸22、具体的にはその小径部22bが挿通される。ただし、出力軸22の回転はファン側カップリング部材24に直接伝達されるのではなく、駆動側カップリング部材25を介してファン側カップリング部材24に回転力を伝達するようにしている。このために、駆動側カップリング部材25に軸挿通孔25aが穿設されており、出力軸22の大径部22aと駆動側カップリング部材25の軸挿通孔25aとの間にはキー26が介装されている。このキー26によって、出力軸22と駆動側カップリング部材25との間は相対回転不能となり、出力軸22が回転すると、その回転が確実に駆動側カップリング部材25に伝達されるようになる。しかも、この回転伝達時におけるがたをなくすために、出力軸22の大径部22aと駆動側カップリング部材25の軸挿通孔25a及びキー26の嵌合部は実質的に密嵌状態となっている。
【0014】
ファン側カップリング部材24と駆動側カップリング部材25との相対向する面は接合面24b,25bとなっている。そして、両カップリング部材24,25の接合面24b,25bを相互に接合させた状態で、連結ボルト27を締着することによって、駆動側カップリング部材25の回転をファン側カップリング部材24に伝達できるようになっている。従って、駆動側カップリング部材25からファン側カップリング部材24への回転伝達機構は連結ボルト27により構成される。回転の伝達を確実に行わせるために、連結ボルト27は複数箇所、好ましくは等しい角度毎に3箇所(120°毎)または4箇所(90°毎)設けられている。しかも、両カップリング部材24,25の接合面24b,25bが相互に接合しているので、連結ボルト27に過大な負荷が作用することはない。この連結ボルト27を取り付けるために、駆動側カップリング部材25はボルト挿通孔25cが、またファン側カップリング部材24にはねじ孔24cが設けられている。従って、連結ボルト27はモータ20側から螺挿されることになる。
【0015】
出力軸22における小径部22bには、カラー28が嵌合されており、このカラー28は小径部22bと大径部22aとの段差に当接している。そして、このカラー28にはファン側カップリング部材24の軸挿通孔24aが嵌合されるようになっている。そして、ファン側カップリング部材24のカラー28に対する嵌合を容易に行うために、カラー28と軸挿通孔24aとの間には多少の隙間が生じるようにしている。また、カラー28の長さ寸法は、軸挿通孔24aの長さ寸法より僅かに長くなっている。
【0016】
カラー28の先端面には、ストッパ板29を当接させて設けている。このストッパ板29は、内径が出力軸22の小径部22bの外径より僅かに大きく、カラー28の外径より十分小さい孔径を有し、外径がファン側カップリング部材24の軸挿通孔24aの内径より十分大きくなった円環状の板体から構成される。そして、出力軸22の先端面には止着ボルト30が螺挿されており、この止着ボルト30の頭部30aはストッパ板29の孔径より大きくなっている。なお、31は止着ボルト30の緩み止め機能を発揮するワッシャである。従って、ストッパ板29及びこのストッパ板29を固定する止着ボルト30によりファン21のモータ20における出力軸22に対する抜け止め機構が構成される。
【0017】
モータ20とファン21とからなるファンユニットは以上のようにしてアセンブルされるが、このファンユニットを構成するモータ20は、支持部材として、シュラウドに連結した設けたモータブラケット32に固定される。このために、モータブラケット32には、取付孔32aが設けられており、またモータ20にはこの取付孔32aより大径のフランジ部20aが設けられている。そして、ボルトナットからなる締着手段33によってモータ20のフランジ部20aがモータブラケット32に着脱可能に取り付けられる。ここで、モータブラケット32に形成した取付孔32aは、少なくともモータ20の先端部分が挿通可能な大きさとなっていなければならないが、さらに駆動側カップリング部材25を挿通させることができる開口径を有するものである。
【0018】
本実施の形態は以上のように構成されるものであって、図1に示した装着状態で、モータ20を作動させると、ファン21が回転することになり、熱交換器に冷却風を供給することができる。即ち、モータ20の出力軸22が回転すると、その回転がキー26を介して駆動側カップリング部材25に伝達される。さらに、この駆動側カップリング部材25の回転は、連結ボルト27を介してファン側カップリング部材24に伝達され、このファン側カップリング部材24に設けた羽根23が回転することになる。ここで、出力軸22,キー26及び駆動側カップリング部材25間には実質的に隙間が生じないようになっており、また両カップリング部材24,25の接合面24b,25b間は密着している。従って、回転の伝達時に、出力軸22と駆動側カップリング部材25との間でがたつきが生じたり、また両カップリング部材24,25間の連結ボルト27が変形したりすることなく、回転が極めて効率的に伝達される。
【0019】
出力軸22の先端にはストッパ板29が固定して設けられており、ファン側カップリング部材24は、このストッパ板29と出力軸22の小径部22bと大径部22aとの段差との間に実質的に挾持された状態となるから、ファン側カップリング部材24は実質的に軸線方向に位置がずれることはない。また、連結ボルト27によりファン側カップリング部材24に連結されている駆動側カップリング部材25も軸線方向における移動が阻止される。ただし、ストッパ板29がファン側カップリング部材24に圧接されていると、ファン21の起動時及び停止時に羽根23及びファン側カップリング部材24の慣性力によって、ストッパ板29に回転方向の力が作用して、止着ボルト30が緩むおそれがある。しかしながら、ストッパ板29はカラー28に圧接され、ファン側カップリング部材24に対しては僅かな隙間が形成されるようになっているので、止着ボルト30に対する緩みが生じるような力が作用することはない。従って、ファン21はモータ20の出力軸22に対して極めて安定した状態に連結・保持される。
【0020】
以上の構成を有するファンユニットは定期的に、またはモータ20の故障等が生じた時等には随時メンテナンス作業を行を行わなければならない。特に、モータ20に対するメンテナンス作業を行う場合には、このモータ20を取り外さなければならない。このモータ20の取り外しは、まず連結ボルト27及び止着ボルト30を脱着すると共に、ストッパ板29をカラー28から離間させる。これによって、ファン側カップリング部材24と駆動側カップリング部材25とが分離され、かつファン側カップリング部材24が出力軸22の軸線方向に移動可能となる。
【0021】
この状態から、さらにモータ20のフランジ部20aをモータブラケット32に固定しているボルトナットからなる締着手段33を脱着することによって、モータ20をモータブラケット32から分離可能な状態にする。このままの状態で、図2の矢印方向に示したように、モータ20をモータブラケット32から離間させる方向に移動させる。そうすると、モータ20は、その出力軸22には駆動側カップリング部材25が連結されたままの状態で、ファン21を構成するファン側カップリング部材24とから分離されて、モータブラケット32から取り外すことができる。ここで、駆動側カップリング部材25及びキー26は、出力軸22の軸線方向に固定されてはいないものの、それらの間は密嵌状態となり摩擦による保持力が働くから、格別大きな力を作用させない限り、それらは一体となったまま取り外すことができる。また、カラー28も出力軸22の小径部22bに対してある程度の摩擦係合力が作用する状態にして嵌合させておけば、このカラー28も装着した状態でモータ20をモータブラケット32から取り外すことができる。ただし、この取り外し時にカラー28が分離しても差し支えない。なお、ファン21はモータブラケット32と熱交換器との間に位置しているが、このファン21は適宜の部材に支持させるか、またはシュラウドと干渉しないようであれば、横方向にスライドさせることにより外部に取り出すことができる。従って、ファン21のメンテナンス、例えば清掃やねじの締め付け等の作業を円滑に行うことができる。
【0022】
以上のように、モータ20をモータブラケット32から分離した状態でメンテナンス作業を行うが、駆動側カップリング部材25は出力軸22に固定されている訳ではないので、モータ20を分解する等のために、出力軸22から駆動側カップリング部材25を分離することもできる。モータ20をモータブラケット32から分離した状態では、この駆動側カップリング部材25及びキー26の着脱は容易に行える。
【0023】
メンテナンス作業が終了した後には、モータ20の出力軸22から駆動側カップリング部材25やキー26が分離されておれば、それらを装着した上で、このモータ20をモータブラケット32に取り付け、かつファン21と連結するようにしてアセンブルされる。ここで、駆動側カップリング部材25及びキー26を出力軸22との連結は実質的に密嵌状態とするが、それらの組み付けは完全に開放された空間内で行えるので、格別の困難も伴うことはない。また、カラー28も出力軸22の小径部22bに嵌合させるが、この作業も開放空間で行うことができるので、やはりその装着に何等の困難性も生じることはない。
【0024】
而して、モータブラケット32の手前側から駆動側カップリング部材25及びキー26を装着した出力軸22をモータブラケット32における取付孔32a内に挿入する。そして、この出力軸22の小径部22bに嵌合させたカラー28をファン側カップリング部材24の軸挿通孔24a内に挿通させる。ここで、カラー28とファン側カップリング部材24の軸挿通孔24aとの嵌合部は実質的に遊嵌状態となっているので、この嵌合作業は極めて容易に行われる。なお、この状態で、モータ20を安定した状態で固定するために、このモータ20を締着手段33でモータブラケット32に固定するのが望ましい。ただし、モータ20のモータブラケット32への固定は最後に行うようにしても良い。
【0025】
次に、両カップリング部材24,25を嵌合状態にしたままで、ファン側カップリング部材24を所定角度回転させることによって、このファン側カップリング部材24のねじ孔24cが駆動側カップリング部材25のボルト挿通孔25cと軸線が一致することになる。なお、ねじ孔24cはファン側カップリング部材24の板厚方向に貫通するように穿設されているので、ねじ孔24cとボルト挿通孔25cとの位置合わせを容易に行うことができる。また、この位置合わせは1箇所のみで良い。そして、駆動側カップリング部材25とファン側カップリング部材24との位置合わせが行われると、連結ボルト27をボルト挿通孔25cから挿入して、ねじ孔24cに螺挿させるが、この作業は手前側から行えるので、連結ボルト27の締着を容易に行うことができる。
【0026】
その後に、カラー28の先端面にストッパ板29を当接させて、止着ボルト30を出力軸22の先端に螺挿する。これによって、ストッパ板29はカラー28の先端面に圧接されることになり、その結果ファン側カップリング部材24が実質的に出力軸22の軸線方向に動かないように固定される。また、駆動側カップリング部材25は連結ボルト27でファン側カップリング部材24に連結・固定されているので、この駆動側カップリング部材25も実質的に出力軸22の軸線方向に固定されることになる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、モータとファンとの着脱を容易にし、もってファンユニットのメンテナンス作業を短時間で迅速に行える等の諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すファンユニットを構成するモータとファンとの連結部の要部断面図である。
【図2】モータとファンとを分離した状態にして示す図1と同様の断面図である。
【図3】熱交換器の一例を示す正面図である。
【図4】図3の熱交換器とファンユニットとを組み込んだ状態を示す側面図である。
【図5】従来技術のファンユニットのモータとファンとの連結部の断面図である。
【符号の説明】
20 モータ 21 ファン
22 出力軸 22a 大径部
22b 小径部 23 羽根
24 ファン側カップリング部材
25 駆動側カップリング部材
24a,25a 軸挿通孔
24b,25b 接合面
24c ねじ孔 25c ボルト挿通孔
26 キー 27 連結ボルト
28 カラー 29 ストッパ板
30 止着ボルト 32 モータブラケット
32a 取付孔

Claims (3)

  1. 熱交換器の放熱部に冷却風を供給するようにしたものにおいて、ファン駆動用のモータと、前記モータの出力軸に相対回転不能かつ着脱可能に設けた駆動側カップリング部材と、前記駆動側カップリング部材に位置決めされる接合面を有し、ファンを着脱可能に設けたファン側カップリング部材と、前記駆動側カップリング部材と前記ファン側カップリング部材とを締着する連結ボルトと、前記モータが固定され、前記モータの出力軸側の一部及び前記駆動側カップリング部材を挿通可能とする開口部とを有する支持部材と、前記モータの外周に設けたフランジ部と、前記モータのフランジ部を前記支持部材に締着する締着手段と、前記モータの出力軸端に着脱可能に設けられ、前記ファン側カップリング部材を前記出力軸との間で挟持させる抜け止め手段とで構成したことを特徴とする熱交換器のファンユニット。
  2. 前記出力軸はその基端側が大径で、先端側が小径となる段差構造のもので構成し、前記駆動側カップリング部材は前記出力軸の大径部に嵌合され、また前記ファン側カップリング部材は前記出力軸の小径部に所定の厚みを有するカラーを介して嵌合させるようになし、前記抜け止め手段は、前記出力軸の先端に装着され、前記カラーの端面に接合され、かつ外径が前記ファン側カップリング部材の前記カラーへの嵌合部より大径となったストッパ板と、このストッパ板を着脱可能に固定するために、前記出力軸の先端面に螺挿した止着ボルトとで構成したことを特徴とする請求項1記載の熱交換器のファンユニット。
  3. 前記出力軸と前記駆動側カップリング部材とを相対回転不能に連結する手段は、キーまたはスプラインであることを特徴とする請求項2記載の熱交換器のファンユニット。
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