JP3539020B2 - ガス燃焼機器 - Google Patents

ガス燃焼機器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未燃焼ガスの放出
を防止する安全装置を備えたガス湯沸器、ガス風呂釜等
のガス燃焼機器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のこの種のガス燃焼機器ではガス供
給路に複数の電磁弁を直列に設けて、一方の電磁弁が閉
じなくなった場合でも他方の電磁弁によりガス供給を遮
断して、未燃焼ガスの放出を防ぐようにしている。先ず
このようなガス燃焼機器を図2〜図4により説明する。
なお図示のものはいわゆる瞬間式の湯沸器10及び強制
循環式の風呂釜30を備えているが、この従来技術では
湯沸器10についてのみ説明する。
【0003】図2に示すように、湯沸器10のケース内
に設けたガスバーナ12に燃料ガスを供給するガス供給
路13には、ガス供給側から直列に元電磁弁14、比例
電磁弁16及びメイン電磁弁15が設けられている。な
お、比例電磁弁16は本発明と直接関係がないので、従
来技術の説明ではこれ以上の比例電磁弁16の説明は省
略する。ガスバーナ12上方のケース内に設けたフィン
チューブ形の熱交換器11の入口側に接続した給水管1
7には水流センサ18が設けられ、また出口側に接続し
た出湯管19には給湯栓20が設けられている。ガスバ
ーナ12のすぐ上方のケース内にはイグナイタの点火ロ
ッド22及び炎検出装置のフレームロッド23が設けら
れている。また図3に示すように、元電磁弁14とメイ
ン電磁弁15にそれぞれ給電する元リレー52及びメイ
ンリレー53の各常開接点52a,53aの電源側に
は、電源リレー51の常開接点51aが直列に接続され
ている。
【0004】このような構造の湯沸器10の全体的作動
を図7に示す従来のタイムチャートにより説明すれば、
運転スイッチを入れて給湯栓20を開いた場合、先ず水
流センサ18が所定量以上の給水量を検知すれば制御装
置50は直ちに強制通風用のファン21の作動を開始さ
せる。制御装置50は所定時間後に電源リレー51と元
リレー52を同時に作動させて元電磁弁14に給電する
と同時にイグナイタの作動を開始させ、更に少時間後に
メインリレー53を作動させてメイン電磁弁15を開
き、ガスバーナ12から噴出する燃料ガスには点火ロッ
ド22により点火がなされる。これによりガスバーナ1
2に生じた炎を炎検出装置のフレームロッド23が検出
すれば、制御装置50はイグナイタの作動を停止させ
る。給湯栓20を閉じ給水量が所定値以下となって水流
センサ18がそれを検知すれば、制御装置50は各リレ
ー51,52,53を不作動として両電磁弁14,15
を閉じ、所定時間後にファン21の作動を停止させる。
【0005】この種のリレー51,52,53では、常
開接点が開くべきときに開かないという故障(以下単に
オン故障という)が生じることがある。このようなオン
故障は、例えば落雷などによるアーク放電でリレーの常
開接点が溶着するとか何らかの機械的トラブルが生じる
などのリレー接点側に原因がある場合と、リレーの駆動
回路に何らかの異常が生じるなどのリレー駆動回路側に
原因がある場合とがある。このようなオン故障が生じる
と、その常開接点に対応する電磁弁は閉じるべきときに
閉じなくなるので、未燃焼ガスが放出されるおそれが生
じる。
【0006】このような問題に対処してメインリレー5
3のオン故障を検出するために、上記従来技術では、図
3に示すようにメイン電磁弁15と並列にホトカプラ5
6を使用したチェック回路55を設けている。このオン
故障の検出は、電源リレー51と元リレー52を作動さ
せた後で、メインリレー53を作動させる前に、チェッ
ク回路55によりメイン電磁弁15への給電状態を検出
することにより行う。この状態ではメイン電磁弁15に
は給電されていないはずであるが、原因の如何を問わず
メインリレー53にオン故障が生じればメイン電磁弁1
5に給電がなされてその両端子間に電圧が生じる。従っ
て、ホトカプラ56の発光ダイオード56aはこの電圧
が印加されて発光し、これを受光するホトトランジスタ
(図示省略)からの信号により、制御装置50はメイン
リレー53のオン故障を検出し、電源リレー51と元リ
レー52を不作動として、湯沸器10のそれ以降の作動
を停止させる。
【0007】前述のように通常の制御シーケンスでは電
源リレー51と元リレー52を同時に作動させているの
で、元リレー52に関してはこの制御シーケンスを変え
ない限り、メインリレー53と同じやり方でオン故障を
検出することはできない。そこで元リレー52について
は、図4に示すように、その作動コイル52bと直列に
設けたスイッチング回路60にスイッチングチェック回
路65を設けて、リレー駆動回路に起因するオン故障だ
けを検出している。スイッチング回路60は、入力端子
60bへの信号電圧が0ボルトの場合は負荷端子60a
と接地端子の間が遮断されており、入力端子60bに信
号電圧5ボルトが加われば導通して作動コイル52bに
通電するものである。またスイッチングチェック回路6
5はスイッチング回路60と同様のスイッチング回路6
6の入力端子66bに制御電源端子68からの電圧(5
ボルト)を印加すると共にダイオード67を介してスイ
ッチング回路60の負荷端子60aに接続したものであ
る。スイッチング回路66は、スイッチング回路60が
遮断されているときは導通しているが、スイッチング回
路60が導通することにより遮断されて負荷端子66a
の電圧がローからハイになることにより元リレー52が
給電されてオンになったことを検出するものである。
【0008】このスイッチングチェック回路65による
元リレー52のオン故障の検出は、電源リレー51と元
リレー52を作動させる前に行う。この状態では作動コ
イル52bへの給電はないはずであり、元リレー52に
駆動側に原因するオン故障が生じるのはスイッチング回
路60が導通した場合であるので、そのような導通をス
イッチングチェック回路65により検出すれば、制御装
置50は元リレー52に駆動側に原因するオン故障が生
じたと判断し、それ以降の作動を停止させる。
【0009】このような従来技術によれば、メインリレ
ー53に原因の如何を問わずオン故障が生じた場合、ま
たは元リレー52に駆動側に原因するオン故障が生じた
場合には直ちにこれを検出し、電源リレー51及び元リ
レー52を不作動としている。これにより、電源リレー
51(オン故障のチェックはなされていない)にオン故
障がない場合には元電磁弁14及びメイン電磁弁15は
両方とも閉じられ、電源リレー51に先にオン故障が生
じていた場合でも、元電磁弁14とメイン電磁弁15の
何れか一方(対応するリレーにオン故障が生じていない
方)が閉じられるので、ガスバーナ12からの未燃焼ガ
スの放出は防止される。
【0010】元リレー52にリレー接点側に原因するオ
ン故障が生じた場合にはその検出はなされないが、その
後でメインリレー53にオン故障が生じれば電源リレー
51及び元リレー52は不作動とされる。この場合でも
電源リレー51にオン故障が生じていなければ、元電磁
弁14及びメイン電磁弁15は両方とも閉じられるの
で、ガスバーナ12からの未燃焼ガスの放出は防止され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、元リレ
ー52にリレー接点側に原因するオン故障が生じ、かつ
電源リレー51にオン故障が生じた場合(このオン故障
は何れも検出されない)には、その後でメインリレー5
3にオン故障が生じた場合に初めて電源リレー51及び
元リレー52を不作動とする。しかしオン故障が生じて
いる両リレー51,51の各常開接点51a,52aは
何れも閉じたままであるので、元電磁弁14及びメイン
電磁弁15は閉じられず、未燃焼ガスが放出されるとい
う問題を生じる。
【0012】本発明はメインリレーのオン故障の検出に
使用するチェック回路を利用して電源リレーにオン故障
が生じたことを検出できるようにしてこのような問題を
解決し、ガス燃焼機器の製造コストを上昇させることな
くその安全性を一層向上させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるガス燃焼機
器は、図1に示すように、ガスバーナ12へのガス供給
路に元電磁弁及びメイン電磁弁を直列に設け、元電磁弁
に給電する元リレーの常開接点の電源側と、メイン電磁
弁に給電するメインリレーの常開接点の電源側に、電源
リレーの常開接点を直列接続し、チェック回路によりメ
イン電磁弁への給電状態を検出し、制御手段により電源
リレーと元リレーを作動させて元電磁弁に給電した後に
メインリレーを作動させてメイン電磁弁に給電するよう
にして、第1安全チェック手段により電源リレーと元リ
レーを作動させた後でメインリレーを作動させる前にチ
ェック回路がメイン電磁弁に給電されていることを検出
すれば電源リレーと元リレーを不作動としてそれ以降の
作動を停止させるようにしたガス燃焼機器に関するもの
である。本発明では、制御手段は電源リレーを作動させ
るのに先立ちメインリレーを一旦作動させ所定時間後に
不作動に戻すものとし、この所定時間の間にチェック回
路がメイン電磁弁に給電されていることを検出すればメ
インリレーを不作動としてそれ以降の作動を停止させる
第2安全チェック手段を備えている。
【0014】電源リレーを作動させる前にはメインリレ
ーを作動させても、電源リレーの作動が正常ならばメイ
ン電磁弁に給電されることはないはずであり、このよう
な給電をチェック回路が検出するのは電源リレーにオン
故障が生じたことを意味している。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に図2〜図6に示す実施の形
態により、本発明の説明をする。図2は本発明を、湯沸
器10と風呂釜30を備えた風呂釜付き給湯装置に適用
した実施の形態を示している。湯沸器10は従来技術で
説明したものと実質的に同一であるので、従来技術で説
明を省略した部分についてのみ説明する。
【0016】元電磁弁14及びメイン電磁弁15が開閉
のみを行う電磁弁であるのに対し、比例電磁弁16は印
加される制御電流に応じて開度が連続的に変化して、ガ
スバーナ20へのガス供給量を変化させて加熱量を調整
するものである。またファン21は連続的に回転速度が
変化され、ガス供給量に応じた量の燃焼用空気を供給し
て空燃比を所定の範囲内に保つようにしている。給水管
17からの給水は、熱交換器11を通過する際に加熱量
が調整可能なガスバーナ12により加熱され、所定温度
となって給湯栓20から出湯される。
【0017】次に風呂釜30の説明をする。図2に示す
ように、湯沸器10のガスバーナ12に燃料ガスを供給
するガス供給路13の元電磁弁14と比例電磁弁16の
間から分岐されて風呂釜30のケース内に設けたガスバ
ーナ32に燃料ガスを供給するガス供給路33には、メ
イン電磁弁34が設けられている。ガスバーナ32上方
のケース内に設けた熱交換器31は、両端が浴槽40に
連結されてポンプ36により強制的に通水される循環管
路35の途中に設けられている。ガスバーナ32のすぐ
上方のケース内には、湯沸器10と同様の点火ロッド3
8及びフレームロッド39が設けられている。循環管路
35と湯沸器10の出湯管19を、破線で示す連結管4
1により連結すれば、湯沸器10により浴槽40に湯張
りをすることが可能になる。
【0018】何れも図示を省略した追焚きスイッチを入
れあるいは風呂の湯温センサが所定温度以下となれば、
制御装置50はポンプ36及びファン37を作動させ、
電源リレー51、元リレー52及びメインリレー54を
介して元電磁弁14及びメイン電磁弁34を開き、ガス
バーナ32から噴出する燃料ガスに点火し、追焚きスイ
ッチを切りあるいは風呂の湯温センサが所定温度以上と
なれば、両電磁弁14,34を閉じポンプ36及びファ
ン37を停止させて風呂釜30を停止させる。これ以外
の作動は、比例電磁弁による加熱量の制御がなされてい
ない点を除き前述した湯沸器10の場合と同じであるの
で、詳細な説明は省略する。
【0019】また図3に示すように、メイン電磁弁34
及びこれに直列接続されたメインリレー54の常開接点
54aは、電源リレー51の常開接点51aの後側にお
いて、湯沸器10のメイン電磁弁15及びこれに直列接
続されたメインリレー53の常開接点53aと並列に接
続されている。メイン電磁弁34と並列には、湯沸器1
0の場合と同様のホトカプラ58を使用したチェック回
路57が設けられ、電源リレー51と元リレー52を作
動させた後で、メインリレー54を作動させる前に、チ
ェック回路57によりメイン電磁弁34への給電状態を
検出することにより、メインリレー54のオン故障の検
出を行うようにしている。
【0020】図2に示す制御装置50は、風呂釜付き給
湯装置全体の作動を制御する中央処理装置(CPU)、
読出し専用メモリ(ROM)及び書込み可能メモリ(R
AM)よりなる電子制御装置、各リレー51〜54、こ
れら各リレーへの給電回路、各チェック回路55,5
7,65等を備えている。湯沸器10及び風呂釜30の
作動に必要な各種スイッチ、湯温設定器、各種表示ラン
プ等もCPUに接続されている。ROMには湯沸器10
及び風呂釜30の作動全体を制御するための制御プログ
ラムが記憶されている。この実施の形態と請求項との対
比において、この制御プログラムを含む電子制御装置の
一部がそれぞれ制御手段1、第1安全チェック手段2及
び第2安全チェック手段3を構成しており、制御手段1
及び第2安全チェック手段3を除く各構成は従来技術の
ものと実質的に相違はない。
【0021】次に上記実施の形態における湯沸器10の
作動を、図5に示すフローチャートと図6に示すタイム
チャートにより説明する。制御装置50の電源を投入す
れば(ステップ101)、CPUは先ず各チェック回路
55,57,65等の作動が正常であるか、過熱を検出
するハイリミットが作動していないか等の初期チェック
を行い(ステップ102)、異常がなければステップ1
03に制御動作を進め、異常があればステップ117に
進めてブザー、警告灯等により異常を表示すると共に湯
沸器10のそれ以降の作動を停止させる。異常がない場
合は、制御装置50の運転スイッチを入れ(ステップ1
03)、給湯栓20を開けば(ステップ104)給水管
17に通水が開始される。この通水量が所定量以上とな
れば水流センサ18がオンとなって制御動作は直ちにス
テップ105からステップ106及びステップ107に
進み、CPUは図6のタイムチャートのaに示すように
ファン21が作動を開始させるだけでなく、メインリレ
ー53を作動させて常開接点53aを閉じる。
【0022】次いでCPUはチェック回路55によりメ
イン電磁弁15に給電されているか否かを検出する(ス
テップ108)。この状態ではまだ電源リレー51を作
動させていないのでメイン電磁弁15に給電されること
はないはずであり、このような給電をチェック回路55
が検出するのは電源リレー51にオン故障が生じたこと
を意味している。ステップ108でこのような給電が検
出されれば、電源リレー51にオン故障が生じたとして
CPUは制御動作をステップ117に進め、ブザー、警
告灯等により異常を表示すると共に湯沸器10のそれ以
降の作動を停止させる。このような給電が検出されるこ
となく所定時間(例えば1秒間)経過すれば、CPUは
メインリレー53を、図6のタイムチャートのbに示す
ように不作動とし(ステップ109)て常開接点53a
を開く。
【0023】次いでCPUは図6のタイムチャートのc
に示すように、電源リレー51、元リレー52及びイグ
ナイタを作動させ(ステップ110)た後に、チェック
回路55によりメイン電磁弁15に給電されているか否
かを検出する(ステップ111)。この状態ではメイン
リレー53は作動されていないのでメイン電磁弁15に
給電されることはないはずであり、このような給電をチ
ェック回路55が検出するのはメインリレー53にオン
故障が生じたことを意味している。ステップ111でこ
のような給電が検出されれば、メインリレー53にオン
故障が生じたとしてCPUは制御動作をステップ117
に進め、ブザー、警告灯等により異常を表示すると共に
湯沸器10のそれ以降の作動を停止させる。
【0024】このような給電が検出されることなく少時
間時間(例えば0.1秒間)経過すれば、CPUはメイ
ンリレー53を、図6のタイムチャートのdに示すよう
に作動させ(ステップ112)、常開接点53aを閉じ
てメイン電磁弁15を開き、比例電磁弁16を緩点火開
度とする(ステップ113)。これによりガスバーナ1
2からは緩点火に適した量の燃料ガスが噴出され、イグ
ナイタの点火ロッド22に生じている火花により点火さ
れ、これによりガスバーナ12に生じた炎を炎検出装置
フレームロッド23が検出すれば(ステップ114)、
CPUはイグナイタの作動を停止させ(ステップ11
5)、ステップ116の比例燃焼制御に移行する。
【0025】比例燃焼制御では、CPUは温度センサ
(図示省略)により検出される出湯温度を使用者が設定
した設定温度と比較し、比例電磁弁16の開度を変化さ
せ、ガスバーナ12に供給するガス量を変化させて出湯
温度が設定温度となるように制御する。給湯栓20を閉
じて給水管17を通る通水量が所定値以下となれば、水
流センサ18がそれを検知し、CPUは各リレー51,
52,53を不作動として両電磁弁14,15を閉じ、
所定時間のアフタパージの後にファン21の作動を停止
させる。この後に再び給湯栓20を開けば、ステップ1
04以後の動作が繰り返され、その都度電源リレー51
及びメインリレー53のオン故障のチェックがなされ
る。なお本発明では電源リレー51のオン故障のチェッ
クを行っているので、リレー駆動回路に起因する元リレ
ー52のオン故障をスイッチングチェック回路65によ
り検出する必要はない。
【0026】図示は省略したが、上記実施の形態では、
風呂釜30も図5と同様のフローチャートによる各リレ
ーのオン故障の検出を行い、何れかのリレーにオン故障
が検出されれば風呂釜30のそれ以降の作動を停止する
ようにしている。この場合のフローチャートは、ステッ
プ105の水流センサ18によるチェックの代わりにポ
ンプ36を作動させ、この風呂釜30は比例電磁弁を備
えていないのでこれに関連する作動はなく、加熱能力が
一定である点を除き図5と同様であるので、詳細な説明
は省略する。なお、風呂釜30は図示のようなポンプを
用いた強制循環式のものに限らず、自然循環式のもので
もよい。
【0027】本発明は、図示のような湯沸器と風呂釜を
備えた風呂釜付き給湯装置や、湯沸器、風呂釜単独に限
らず、ガス供給路に複数の電磁弁を直列に設けた安全装
置を備えたガス調理器具やガス暖房機などのガス燃焼機
器に広く適用することができる。
【0028】
【発明の効果】上述のように、本発明のガス燃焼機器に
よれば、電源リレーにオン故障が生じたことを検出する
ことができ、そのような検出がなされればそれ以降の作
動を停止させるようにしているので、電源リレー及び元
リレーに先にオン故障が生じた場合にメインリレーのオ
ン故障が生じるまでガス燃焼機器の作動停止がなされ
ず、元電磁弁及びメイン電磁弁が閉じられなくなって未
燃焼ガスが放出されるという問題を生じることはない。
しかもこの電源リレーのオン故障の検出はメインリレー
のオン故障の検出に使用するチェック回路を利用して行
っているので、製造コストが増大することはない。
【0029】なお本発明のガス燃焼機器によれば、従来
は駆動側に原因する元リレーのオン故障を検出するのに
必要であったスイッチングチェック回路が不要となるの
で、むしろ製造コストを低下させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるガス燃焼機器の構成を示す図で
ある。
【図2】 本発明を適用するガス燃焼機器の一実施形態
の全体的構成を示す図である。
【図3】 図2に示すガス燃焼機器の各電磁弁のリレー
駆動回路及びチェック回路を示す図である。
【図4】 図2に示すガス燃焼機器の元リレーのスイッ
チング回路及びチェック回路を示す図である。
【図5】 本発明によるガス燃焼機器の湯沸器の作動を
示すフローチャートである。
【図6】 本発明によるガス燃焼機器の湯沸器の作動を
示すタイムチャートである。
【図7】 従来技術によるガス燃焼機器の湯沸器の作動
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…制御手段、2…第1安全チェック手段、3…第2安
全チェック手段、12,32…ガスバーナ、13,33
…ガス供給路、14…元電磁弁、15,34…メイン電
磁弁、51…電源リレー、51a…常開接点、52…元
リレー、52a…常開接点、53,54…メインリレ
ー、53a,54a…常開接点、55,57…チェック
回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバーナへのガス供給路に直列に設け
    た元電磁弁及びメイン電磁弁と、前記元電磁弁に給電す
    る常開接点を有する元リレーと、前記メイン電磁弁に給
    電する常開接点を有するメインリレーと、前記元リレー
    及びメインリレーの各常開接点の電源側に直列接続され
    た常開接点を有する電源リレーと、前記メイン電磁弁へ
    の給電状態を検出するチェック回路と、前記電源リレー
    と元リレーを作動させて前記元電磁弁に給電した後に前
    記メインリレーを作動させて前記メイン電磁弁に給電す
    る制御手段と、前記電源リレーと元リレーを作動させた
    後で前記メインリレーを作動させる前に前記チェック回
    路がメイン電磁弁に給電されていることを検出すれば前
    記電源リレーと元リレーを不作動としてそれ以降の作動
    を停止させる第1安全チェック手段を備えてなるガス燃
    焼機器において、前記制御手段は前記電源リレーを作動
    させるのに先立ち前記メインリレーを一旦作動させ所定
    時間後に不作動に戻すものとし、この所定時間の間に前
    記チェック回路が前記メイン電磁弁に給電されているこ
    とを検出すれば前記メインリレーを不作動としてそれ以
    降の作動を停止させる第2安全チェック手段を備えたこ
    とを特徴とするガス燃焼機器。
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