JP3538156B2 - 光交換装置 - Google Patents

光交換装置

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JP3538156B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信ネットワーク
でルーティングのために使用される光交換装置に係わ
り、特に光学素子を使用してスイッチングを行う光交換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信技術の急速な発展と共に、光信号
をそのままスイッチングする光交換装置が注目されてい
る。このような光交換装置に使用されるスイッチング手
段として、従来では方向性結合器やマッハツェンダ干渉
計が使用されている。しかしながら、これらの技術では
装置の小型化の観点から問題がある。そこで、この観点
からマイクロミラーを使用して光交換装置を構成するこ
とが提案されている。
【0003】マイクロミラーとは、たとえば反射率の高
いアルミニウムのミラーで構成され、CMOS(comple
mentary metal oxide semiconductor:相補性金属酸化
膜半導体)技術によって、シリコン・メモリ・チップの
上に数十万個以上敷き詰められた構成となっている。そ
れぞれのミラーは、対角線を中心に安定した2つの状態
で回転するヨーク上にミラー保持ポストで支えられ、所
定の角度範囲で回動することができる。したがって、こ
れらのマイクロミラーを使用することで光信号のスイッ
チングを行うことが可能になる。
【0004】図18は、マイクロミラーを使用した光交
換装置の原理的な構成を表わしたものである。ここでは
説明を簡単にするために2入力2出力の構成としてい
る。特開平11−258527号公報に開示されたこの
光交換装置101は、2行2列のマトリックスに並んだ
4組のマイクロミラー1021〜1024を備えている。
第1の装置入力ポート1031は2組のマイクロミラー
1021、1023を結ぶ直線上に配置されている。第2
の装置入力ポート1032は他の2組のマイクロミラー
1022、1024を結ぶ直線上に配置されている。第1
の装置出力ポート1041は2組のマイクロミラー10
3、1024を結ぶ直線上に配置されている。第2の装
置出力ポート1042は他の2組のマイクロミラー10
1、102 2を結ぶ直線上に配置されている。
【0005】各マイクロミラー1021〜1024は実線
で示した入力ミラーと破線で示した出力ミラーから構成
されている。選択されていない状態のミラーについては
入出力ビームがそれらによって反射されることなく自由
に通過(直進)する。選択されたミラーについては、入
出力ビームが入力ミラーによって反射され、出力ミラー
によって更に反射されることで装置入力ポート103か
ら装置出力ポート104へと光路を変更されることにな
る。
【0006】このような構成の光交換装置101で、た
とえば第2の装置入力ポート103 2と第1の装置出力
ポート1041との間で光パスを設定するものとする。
この場合には、マイクロミラー1024を傾斜させてこ
れを選択状態にすると共に、その手前に配置されたマイ
クロミラー1022については傾斜させず非選択状態と
する。これにより第2の装置入力ポート1032から入
力された光は、マイクロミラー1022では反射される
ことなくこの箇所を通過し、その後に配置されたマイク
ロミラー1024の実線で示した入力ミラーによって反
射され、破線で示した出力ミラーによって更に反射され
た後、第1の装置出力ポート1041へと導かれる。
【0007】ところがこの図18に示した提案では、マ
トリックス状に配置されたマイクロミラー102の中の
どれか1つが選択されると、装置入力ポート103から
見て同一延長線上にそれよりも後の位置に配置されたマ
イクロミラー102には光信号が到達しない。したがっ
て、選択されたマイクロミラー102の後に配置された
マイクロミラー102は光信号を選択することができな
い。すなわち、1つの装置入力ポート103に入力され
た光信号を複数の装置出力ポート104に同時に放送的
に出力(ブロードキャスト)することはできないという
問題がある。
【0008】図19は、そこで1つの装置入力ポートに
入力された光信号を必要に応じて複数の装置出力ポート
に出力するブロードキャストを可能にしたn入力n出力
の光交換装置の構成を表わしたものである。ここで数値
nは2以上の整数である。この光交換装置121は、第
1、第2、……第nの装置入力ポート1221、12
2、……122nと、これらの装置入力ポート12
1、1222、……122nに入力側を接続されたn入
力(n+1)出力の光スイッチ123と、第1、第2、
……第nの装置出力ポート1241、1242、……12
nと、これらの装置出力ポート1241、1242、…
…124nに対応して配置され、光スイッチ123の出
力を入力する2入力1出力の第1、第2、……第nの光
スイッチ125 1、1252、……125nとによって構
成されている。
【0009】この光交換装置121の第1、第2、……
第nの装置入力ポート1221、1222、……122n
は、光スイッチ123のn個の入力ポート1261、1
262、……126nのうちの対応するものに接続されて
いる。この光スイッチ123は出力側にn個の通常出力
ポート1271、1272、……127nと、1つのブロ
ードキャスト出力用ポート128を備えている。このう
ちの通常出力ポート1271、1272、……127
nは、光スイッチ1251、1252、……125nのうち
の対応するものの第1の入力ポート1291、1292
……129nと接続されている。ブロードキャスト出力
用ポート128の方は、全光スイッチ125 1、12
2、……125nの第2の入力ポート1311、13
2、……131nに接続されている。
【0010】このような構成の光交換装置121で、第
1、第2、……第nの装置入力ポート1221、12
2、……122nは、それぞれ第1の波長λ1の光信号
1321、1322、……132nのうちの対応するもの
を光スイッチ123の対応する入力ポート1261、1
262、……126nに出力するようになっている。
【0011】今、第1の装置入力ポート1221から出
力される第1の波長λ1の光信号1321が、第2の装置
出力ポート1242と第nの装置出力ポート124nに対
してブロードキャスト出力される場合を考える。光スイ
ッチ123はその入力ポート1261に入力した第1の
波長λ1の光信号1321をブロードキャスト出力用ポー
ト128に対して出力する。この結果、この光信号13
1は全光スイッチ1251、1252、……125nの第
2の入力ポート1311、1312、……131nに入力
されることになる。したがって、この図19に示したよ
うに、第2のスイッチ1252および第nのスイッチ1
25nがそれぞれ第2の入力ポート1312、131n
選択することで、第1の波長λ1の光信号1321が第2
の装置出力ポート1242および第nの装置出力ポート
124nから出力されることになる。このようにして、
ブロードキャスト動作が実現されることになる。
【0012】なお、この図19で第2の装置入力ポート
1222の出力する第1の波長λ1の光信号1322につ
いては、ブロードキャスト出力の要求がない。そこで、
たとえば光スイッチ123が通常出力ポート1271
選択したとすると、光信号1322が光スイッチ1251
の第1の入力ポート1291に入力される。これによ
り、第1の装置出力ポート1241が光信号1322を出
力することになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この図19
に示した光交換装置では、装置出力ポート1241、1
242、……124nのうちで、ブロードキャストされた
光信号を選択して出力したポートには、装置入力ポート
1221、1222、……122nのうちでこのブロード
キャスト出力に関係のないポートから出力される光信号
を出力することができないという問題があった。
【0014】すなわち第1、第2、……第nの装置入力
ポート1221、1222、……122nには各種の波長
の光信号1321、1322、……132nが入力し得る
としても、ある確率でこの図19に示したようにブロー
ドキャストした光信号と光交換装置121の他の装置入
力ポート122から出力される光信号が同一波長となる
場合が存在する。このような場合には、光交換装置の同
一の装置出力ポートに2つの光信号が入力されると、こ
れらの出力光を分離することができなくなってしまう。
このため、従来のこのような光交換装置では、ブロード
キャスト出力用ポート128を使用してブロードキャス
ト出力を行うとき、光スイッチ123は他の装置入力ポ
ート122から入力される光信号のスイッチングを時間
的に並行して行うことができないという問題があった。
これにより、この図19に示した光交換装置121で
は、光信号の交換の効率が低くなるという問題があっ
た。
【0015】そこで本発明の目的は、ブロードキャスト
する光信号の波長と同一の波長の光信号に対しても時間
的に並行して交換動作を行うことのできる光交換装置を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)光信号を入力する複数の装置入力ポートと、
(ロ)光信号を出力する複数の装置出力ポートと、
(ハ)装置入力ポートにそれぞれ対応して内部入力ポー
トを、また装置出力ポートに対応して通常出力ポートを
それぞれ配置すると共に、内部入力ポートに入力された
光信号の出力先としての装置出力ポートが複数の場合に
はこの光信号を通常出力ポートに代わって出力するブロ
ードキャスト出力用ポートを配置した装置入力ポート側
光スイッチと、(ニ)ブロードキャスト出力用ポートか
ら出力される光信号の波長を他の波長に変換する波長変
換手段と、(ホ)装置入力ポート側光スイッチの各通常
出力ポートとこれらに対応する装置出力ポートの間にそ
れぞれ配置され、対応する通常出力ポートから供給され
た光信号および波長変換手段によって波長を変換された
後の光信号の供給を受け、これらの選択および2以上の
波長の光信号が選択された場合の波長多重を行う装置出
力ポート側光スイッチとを光交換装置に具備させる。
【0017】すなわち請求項1記載の発明では、通常の
交換動作用の内部入力ポートと通常出力ポートの他にブ
ロードキャスト出力用ポートを装置入力ポート側光スイ
ッチに具備させると共に、装置入力ポート側光スイッチ
の各通常出力ポートとこれらに対応する装置出力ポート
の間にそれぞれ配置され、対応する通常出力ポートから
供給された光信号および波長変換手段によって波長を変
換された後の光信号の供給を受け、これらの選択および
2以上の波長の光信号が選択された場合の波長多重を行
う装置出力ポート側光スイッチを具備させる。ブロード
キャストする光信号は該当する内部入力ポートからブロ
ードキャスト出力用ポートにスイッチングさせる。ブロ
ードキャスト出力用ポートから出力される光信号は波長
変換手段によって通常出力ポートから出力される波長と
は異なった波長に変換される。したがって、変換後のブ
ロードキャスト出力用の光信号を装置出力ポート側光ス
イッチに供給して通常出力ポートから供給される光信号
と波長多重することができる。
【0018】請求項2記載の発明では、(イ)光信号を
入力する複数の装置入力ポートと、(ロ)光信号を出力
する複数の装置出力ポートと、(ハ)装置入力ポートに
それぞれ対応して内部入力ポートを、また装置出力ポー
トに対応して通常出力ポートをそれぞれ配置すると共
に、内部入力ポートに入力された光信号の出力先として
の装置出力ポートが複数の場合にはこの光信号を通常出
力ポートに代わって出力するブロードキャスト出力用ポ
ートを配置した装置入力ポート側光スイッチと、(ニ)
前記した複数の装置入力ポートと装置入力ポート側光ス
イッチの内部入力ポートの対応するものとの間にそれぞ
れ配置され、これら複数の装置入力ポートから入力され
る光信号の波長をそれぞれ異なった波長となるように変
換する波長変換手段と、(ホ)装置入力ポート側光スイ
ッチの各通常出力ポートとこれらに対応する装置出力ポ
ートの間にそれぞれ配置され、対応する通常出力ポート
から供給された光信号およびブロードキャスト出力用ポ
ートから供給された光信号の供給を受け、これらの選択
および2以上の波長の光信号が選択された場合の波長多
重を行う装置出力ポート側光スイッチとを光交換装置に
具備させる。
【0019】すなわち請求項2記載の発明では、通常の
交換動作用の内部入力ポートと通常出力ポートの他にブ
ロードキャスト出力用ポートを装置入力ポート側光スイ
ッチに具備させると共に、前記した複数の装置入力ポー
トと装置入力ポート側光スイッチの内部入力ポートの対
応するものとの間に、これら複数の装置入力ポートから
入力される光信号の波長をそれぞれ異なった波長となる
ように変換する波長変換手段を具備させる。ブロードキ
ャストする光信号は該当する内部入力ポートからブロー
ドキャスト出力用ポートにスイッチングさせる。内部入
力ポートに供給される光信号は全て異なる波長のため、
通常出力ポートから出力される光信号の波長とブロード
キャスト出力用ポートから出力される光信号の波長は異
なるものとなる。したがって、装置出力側光スイッチに
おいて、通常出力ポートから出力される光信号とブロー
ドキャスト出力用ポートから出力される光信号とを波長
多重することができる。
【0020】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の光交換装置で、ブロードキャスト出力用
ポートは装置入力ポート側光スイッチに1つ配置されて
いることを特徴としている。
【0021】すなわち請求項3記載の発明では、ブロー
ドキャスト出力用ポートは装置入力ポート側光スイッチ
に1つ配置されているので、複数の装置入力ポートから
入力される光信号の1つをブロードキャスト出力とする
ことができ、簡易な装置構成とすることができる。
【0022】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の光交換装置で、ブロードキャスト出力用
ポートは装置入力ポート側光スイッチに内部入力ポート
の数と同数またはこれ以下の数だけ配置されていること
を特徴としている。
【0023】すなわち請求項4記載の発明では、ブロー
ドキャスト出力用ポートは装置入力ポート側光スイッチ
に内部入力ポートの数と同数またはこれ以下の数だけ配
置されているので、請求項3記載の発明よりもブロード
キャスト出力の制限がなくなる。特にブロードキャスト
出力用ポートの数が装置入力ポート側光スイッチに内部
入力ポートの数と同数である場合には、すべての装置入
力ポートに入力した光信号を同時にブロードキャストす
ることができる。
【0024】請求項5記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の光交換装置で、装置入力ポート側光スイ
ッチは、マイクロミラーを複数配置することによって構
成したことを特徴としている。
【0025】すなわち請求項5記載の発明では、マイク
ロミラーを使用することで光交換装置自体を小型化する
ことができ、しかもブロードキャストに対する制限もな
くなる。
【0026】請求項6記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の光交換装置で、装置出力ポート側光スイ
ッチは、各波長の光信号を合波する合波器と、合波後の
光信号の中から所望の1または複数の波長の光信号を選
択して通過させる波長フィルタとを具備することを特徴
としている。
【0027】すなわち請求項6記載の発明では、通常出
力ポートから出力される光信号とブロードキャスト出力
用ポートから出力されるこれと異なった波長の光信号を
まず合波器で合波し、出力先の光信号のみを波長フィル
タで選択的に出力することにしている。
【0028】請求項7記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の光交換装置で、装置出力ポート側光スイ
ッチは、各波長の光信号のうち対応するものを入力して
それらの出力のオン・オフ制御を行う光ゲートと、これ
らの光ゲートの出力を合波する合波器とを具備すること
を特徴としている。
【0029】すなわち請求項7記載の発明では、通常出
力ポートから出力される光信号とブロードキャスト出力
用ポートから出力されるこれと異なった波長の光信号の
それぞれを対応する光ゲートに入力して、必要なものの
みを通過させ、その後に合波器で合波することにしてい
る。
【0030】
【発明の実施の形態】
【0031】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0032】<第1の実施例>
【0033】図1は本発明の第1の実施例における光交
換装置の構成を表わしたものである。この光交換装置2
01は、第1、第2、……第nの装置入力ポート202
1、2022、……202nと、これらの装置入力ポート
2021、2022、……202nに入力側を接続された
n入力(n+1)出力の光スイッチ203と、第1、第
2、……第nの装置出力ポート2041、2042、……
204nと、これらの装置出力ポート2041、20
2、……204nに対応して配置され、光スイッチ20
3の出力を入力する2入力1出力の第1、第2、……第
nの光スイッチ2051、2052、……205nと、光
スイッチ203と光スイッチ205の間に配置された波
長変換器206によって構成されている。
【0034】この光交換装置201の第1、第2、……
第nの装置入力ポート2021、2022、……202n
は、光スイッチ203のn個の入力ポート2071、2
072、……207nのうちの対応するものに接続されて
いる。この光スイッチ203は出力側にn個の通常出力
ポート2081、2082、……208nと、1つのブロ
ードキャスト出力用ポート209を備えている。このう
ちの通常出力ポート2081、2082、……208
nは、光スイッチ2051、2052、……205nのうち
の対応するものの第1の入力ポート2111、2112
……211nと接続されている。ブロードキャスト出力
用ポート209の方は、波長変換器206の入力側に接
続されている。波長変換器206は入力された光信号の
波長を変換する装置であり、その出力側は光スイッチ2
051、2052、……205nの第2の入力ポート21
1、2122、……212nに接続されている。
【0035】図2は、本実施例の光交換装置のn入力
(n+1)出力の光スイッチの構成を表わしたものであ
る。光スイッチ203は、マトリックス(格子)状に配
置されたn行(n+1)列のマイクロミラー22111
22112、……2211n、2211(n+1)、22121、2
2122、……221n1、221n2、……221nn、22
n(n+1)を有している。このうち図1に示した第1の装
置入力ポート2021から出力される光信号2311は、
第1行のマイクロミラー22111、22112、……22
1n、2211(n+1)を結ぶ光軸上を進行するようになっ
ている。また、第2の装置入力ポート2022から出力
される光信号2312は、第2行のマイクロミラー22
21、22122、……2212n、2212(n+1)を結ぶ光
軸上を進行するようになっている。以下同様であり、第
nの装置入力ポート202nから出力される光信号23
nは、第n行のマイクロミラー221n1、221n2
……221nn、221n(n+1)を結ぶ光軸上を進行するこ
とになる。
【0036】それぞれのマイクロミラー22111、22
12、……221nn、221n(n+1)は、図示しないが第
1および第2のマイクロミラーで構成されている。これ
らのうちの第1のマイクロミラーが所定の角度だけ傾斜
するように駆動されると、進行してきた光を第2のマイ
クロミラーの方向に反射する。第2のマイクロミラーは
この光を更に反射することで行方向に進行してきた光を
列方向に進路を変更させる。これに対して、第1のマイ
クロミラーの傾斜駆動が行われない場合には、行方向に
進行してきた光はそのままその第1のマイクロミラーを
通過することになる。
【0037】本明細書では、入射してきた行方向の光を
列方向に反射するようにマイクロミラー221が作動す
るとき、マイクロミラー221がオン状態であると定義
し、入射してきた行方向の光をそのまま通過させ列方向
に反射しない場合をマイクロミラー221がオフ状態で
あると定義することにする。図2ではオフ状態のマイク
ロミラー221を細線で表現することにし、オン状態の
マイクロミラー221を太線で表現することにする。
【0038】たとえば、図1に示す第1の装置入力ポー
ト2021から出力される光信号2311は、第1行のマ
イクロミラー22111、22112、……2211n、22
1 (n+1)を結ぶ線上を進行する。このとき図2に示すよ
うにマイクロミラー2211 1、22112、……2211n
がすべてオフ状態で最後のマイクロミラー2211(n +1)
がオン状態であるとする。この場合には光信号2311
は最後のマイクロミラー2211(n+1)で反射されて、ブ
ロードキャスト出力用ポート209から出力されるよう
な光パスが構成される。また、たとえばマイクロミラー
22121がオン状態の場合には、図1に示す第2の装置
入力ポート2022から出力される光信号2312がこの
マイクロミラー22121によって反射される。そして、
通常出力ポート2081から出力されるように光パスが
構成されることになる。更に、たとえばマイクロミラー
221nnがオン状態の場合には、図1に示す第nの装置
入力ポート202nから出力される光信号231nがこの
マイクロミラー221nnによって反射される。そして、
通常出力ポート208nから出力されるように光パスが
構成されることになる。
【0039】図3は2入力1出力の光スイッチの構成を
表わしたものである。2入力1出力の光スイッチ205
1、2052、……205nは共に同一の構成となってい
る。したがって、ここでは2入力1出力の光スイッチ2
051の構成を代表的に示すものとする。光スイッチ2
051は、第1および第2の光ゲート241、242
と、これらの出力を入力する2入力1出力の合波器24
3を備えている。第1の入力ポート2111から入力さ
れた光信号は第1の光ゲート241に入力され、その出
力が図示しないゲート制御手段によってオン・オフ(通
過または遮断)制御されるようになっている。同様に第
2の入力ポート2121から入力された光信号は第2の
光ゲート242に入力され、その出力が同様に図示しな
いゲート制御手段によってオン・オフ制御されるように
なっている。
【0040】合波器243はこれら第1および第2の光
ゲート241、242から出力される光信号を合波して
出力ポート2441から出力するようになっている。出
力ポート2441から出力される光信号2451は、図1
に示す第1の装置出力ポート2041から出力されるこ
とになる。
【0041】図4〜図7はこの図3に示した2入力1出
力の光スイッチのとり得る4つの動作状態を示したもの
である。ここでは説明を簡単にするために第1の入力ポ
ート2111に入力される光信号の波長をλ1とし、第2
の入力ポート2121に入力される光信号の波長をλ2
表現する。また、これらの図では図3に示した2入力1
出力の光スイッチ2051を例として挙げている。
【0042】図4は2入力1出力の光スイッチの第1の
状態を示している。第1の状態では第1の光ゲート24
1がオン状態に設定されており、第2の光ゲート242
がオフ状態に設定されている。この場合、第1の光ゲー
ト241は第1の波長λ1の光信号を通過させる。第2
の光ゲート242は第2の波長λ2の光信号の通過を遮
断する。この結果、2入力1出力の合波器243は第1
の波長λ1の光信号のみを入力して出力ポート2441
ら出力する。
【0043】図5は2入力1出力の光スイッチの第2の
状態を示している。第2の状態では第1の状態と逆に第
1の光ゲート241がオフ状態に設定されており、第2
の光ゲート242がオン状態に設定されている。この場
合、第2の光ゲート242は第2の波長λ2の光信号を
通過させる。第1の光ゲート241は第1の波長λ1
光信号の通過を遮断する。この結果、2入力1出力の合
波器243は第2の波長λ2の光信号のみを入力して出
力ポート2441から出力する。
【0044】図6は2入力1出力の光スイッチの第3の
状態を示している。第3の状態では第1の光ゲート24
1と第2の光ゲート242が共にオン状態に設定されて
いる。この場合、第1の光ゲート241は第1の波長λ
1の光信号を通過させる。第2の光ゲート242は第2
の波長λ2の光信号を通過させる。この結果、2入力1
出力の合波器243は第1の波長λ1の光信号と第2の
波長λ2の光信号を波長多重して、出力ポート2441
ら出力することになる。
【0045】図7は2入力1出力の光スイッチの第4の
状態を示している。第4の状態では第1の光ゲート24
1と第2の光ゲート242が共にオフ状態に設定されて
いる。この場合、第1の光ゲート241は第1の波長λ
1の光信号の通過を遮断する。第2の光ゲート242も
第2の波長λ2の光信号の通過を遮断する。この結果、
2入力1出力の合波器243にはどの波長の光信号も供
給されず、出力ポート2441から光信号の出力はな
い。
【0046】以上のような構成の本実施例の光交換装置
201では、図1に示した第1、第2、……第nの装置
入力ポート2021、2022、……202nと第1、第
2、……第nの装置出力ポート2041、2042、……
204nの間に任意の光パスを構成することができる。
次に、次の第1〜第3の光パスを時間的に重複して設定
する場合を例に挙げて具体的に説明する。(1)第1の
光パスは、光交換装置201の第1の装置入力ポート2
021から入力した光信号が、第2の装置出力ポート2
042と第nの装置出力ポート204nの双方にブロード
キャスト出力されるものである。(2)第2の光パス
は、光交換装置201の第2の装置入力ポート2022
から入力した光信号が、第1の装置出力ポート2041
に出力されるものである。(3)第3の光パスは、光交
換装置201の第nの装置入力ポート202nから入力
した光信号が、第nの装置出力ポート204nに出力さ
れるものである。光交換装置201の第1、第2および
第nの装置入力ポート2021、2022、202nから
はそれぞれ第1の波長λ1の光信号が光スイッチ203
に入力されるものとする。
【0047】光交換装置201の第1の装置入力ポート
2021から入力された第1の波長λ1の光信号2311
は、光スイッチ203の入力ポート2071を通って、
図2に示すようにマイクロミラー2211(n+1)で反射さ
れ、ブロードキャスト出力用ポート209に出力され
る。また、光交換装置201の第2の装置入力ポート2
022から入力された同じく第1の波長λ1の光信号23
2は、光スイッチ203の入力ポート2072を通っ
て、マイクロミラー22121で反射され、第1の通常出
力ポート2081から出力される。更に、光交換装置2
01の第nの装置入力ポート202nから入力された同
じく第1の波長λ1の光信号231nは、光スイッチ20
3の入力ポート207nを通って、マイクロミラー22
nnで反射され、第nの通常出力ポート208nから出
力される。
【0048】光スイッチ203のブロードキャスト出力
用ポート209に出力された第1の波長λ1の光信号2
311は、波長変換器206に入力される。波長変換器
206はこの第1の波長λ1の光信号2311を第1、第
2、……第nの装置入力ポート2021、2022、……
202nに入力される波長と異なる第xの波長λxの光信
号251に変換する。この変換後の光信号251は光ス
イッチ2051、2052、……205nの第2の入力ポ
ート2121、2122、……212nに入力される。
【0049】一方、光スイッチ203の通常出力ポート
2081に出力された第1の波長λ1の光信号231
2は、2入力1出力の光スイッチ2051の第1の入力ポ
ート2111に入力される。また、光スイッチ203の
通常出力ポート208nに出力された第1の波長λ1の光
信号231nは、2入力1出力の光スイッチ205nの第
1の入力ポート211nに入力される。
【0050】第1の光スイッチ2051は、第1の波長
λ1の光信号2312の入力された第1の光ゲート241
をオンにしてブロードキャスト用の第2の光ゲート24
2をオフにする。この結果、図4で第1の状態として説
明したように、第1の波長λ 1の光信号2312のみが光
スイッチ2051から出力されることになり、第1の装
置出力ポート2041からこの光信号2312が光信号2
451として出力される。
【0051】一方、第2の光スイッチ2052では、第
2の入力ポート2122に第xの波長λxの光信号251
が供給されており、第1の入力ポート2112には光信
号が供給されていない。第2の光スイッチ2052はそ
の第2の光ゲート242をオンにしてこの第xの波長λ
xの光信号251を出力する。したがって、図5で第2
の状態として説明したように、第2の装置出力ポート2
042からは第1の波長λ1とは異なる第xの波長λx
光信号251が光信号2452として出力されることに
なる。
【0052】最後に第nの光スイッチ205nでは、そ
の第1の入力ポート211nに第1の波長λ1の光信号2
31nが供給されており、第2の入力ポート212nには
第xの波長λxの光信号251が供給されている。第n
の光スイッチ205nは、第1および第2の光ゲート2
41、242(図3参照)をオンにする。この結果、図
6で第3の状態として説明したように、2入力1出力の
合波器243は、第1の波長λ1の光信号231nと第x
の波長λxの光信号251を波長多重して出力ポート2
44nからこれを出力することになる。したがって、第
nの装置出力ポート204nからは第1の波長λ1と第x
の波長λxの多重された光信号245nが出力されること
になる。
【0053】<第1の実施例の第1の変形例>
【0054】図8は本発明の第1の実施例の第1の変形
例で使用される2入力1出力の光スイッチの構成を表わ
したものである。この2入力1出力の第1の光スイッチ
205A1は先の実施例の2入力1出力の光スイッチ2
051に対応するものである。先の実施例では図1に示
したように第1、第2、……第nの装置出力ポート20
1、2042、……204nにそれぞれ対応して第1、
第2、……第nの光スイッチ2051、2052、……2
05nが使用された。この変形例ではこれらに対応して
第1、第2、……第nの光スイッチ205A1、205
2、……205A nが使用されることになる。ただし、
これら第1、第2、……第nの光スイッチ205A1
205A2、……205Anの構成は互いに同一なので、
ここでは第1の光スイッチ205A1を説明し、他の説
明は省略する。
【0055】第1の光スイッチ205A1は、第1の入
力ポート2111に供給される光信号と第2の入力ポー
ト2121に供給される光信号の双方を入力する合波器
271と、この合波器271の出力側に配置された可変
波長フィルタ272を備えている。可変波長フィルタ2
72の出力側は第1の光スイッチ205A1の出力ポー
ト2441に接続されている。この出力ポート2441
ら光信号245A1が出力される。
【0056】ところで合波器271は第1の入力ポート
2111に供給される光信号と第2の入力ポート2121
に供給される光信号を波長多重する。多重後の光信号を
入力する可変波長フィルタ272は、入力された出力光
のうちで必要としない波長光の通過を遮断し、必要な波
長成分のみを通過させるようになっている。
【0057】図9〜図12はこの変形例で使用される2
入力1出力の光スイッチのとり得る4つの動作状態を示
したものである。ここでは説明を簡単にするために第1
の入力ポート2111に入力される光信号の波長をλ1
し、第2の入力ポート212 1に入力される光信号の波
長をλ2と表現する。
【0058】図9は2入力1出力の光スイッチの第1の
状態を示している。第1の状態では合波器271が第1
の入力ポート2111に入力される第1の波長λ1の光信
号と第2の入力ポート2121に入力される第2の波長
λ2の光信号を波長多重する。可変波長フィルタ272
は多重後の光信号から第1の波長λ1の光信号を通過さ
せ、第2の波長λ2の光信号の通過を遮断する。この結
果、第1の波長λ1の光信号のみが出力ポート2441
ら出力される。
【0059】図10は2入力1出力の光スイッチの第2
の状態を示している。第2の状態では合波器271が第
1の入力ポート2111に入力される第1の波長λ1の光
信号と第2の入力ポート2121に入力される第2の波
長λ2の光信号を波長多重する。可変波長フィルタ27
2は多重後の光信号から第2の波長λ2の光信号を通過
させ、第1の波長λ1の光信号の通過を遮断する。この
結果、第2の波長λ2の光信号のみが出力ポート2441
から出力される。
【0060】図11は2入力1出力の光スイッチの第3
の状態を示している。第3の状態では合波器271が第
1の入力ポート2111に入力される第1の波長λ1の光
信号と第2の入力ポート2121に入力される第2の波
長λ2の光信号を波長多重する。可変波長フィルタ27
2は多重後のこれらの光信号を通過させる。この結果、
第1および第2の波長λ1、λ2の光信号が出力ポート2
441から出力される。
【0061】図12は2入力1出力の光スイッチの第4
の状態を示している。第4の状態では合波器271が第
1の入力ポート2111に入力される第1の波長λ1の光
信号と第2の入力ポート2121に入力される第2の波
長λ2の光信号を波長多重する。可変波長フィルタ27
2は多重後のこれらの光信号の通過を遮断する。この結
果、第1および第2の波長λ1、λ2の光信号は共に出力
ポート2441から出力されない。
【0062】<第1の実施例の第2の変形例>
【0063】図13は本発明の第1の実施例における第
2の変形例の光交換装置の構成を表わしたものである。
図13で図1と同一部分には同一の符号を付しており、
これらの説明を適宜省略する。
【0064】この第2の変形例の光交換装置201Aで
は、第1、第2、……第nの装置入力ポート2021
2022、……202nから常に全く同一の波長λ1の光
信号が入力されることを前提あるいは使用環境としてい
る。そして、これらの装置入力ポート2021、20
2、……202nとn入力(n+1)出力の光スイッチ
203との間に、それぞれの装置入力ポート2021
2022、……202nに対応させて第1、第2、……第
nの波長変換器2061、2062、……206nを配置
している。ここで第1の波長変換器2061は第1の波
長λ1の光信号を第2の波長λ2の光信号に波長変換す
る。また、第2の波長変換器2062は第1の波長λ1
光信号を第3の波長λ3の光信号に波長変換する。以下
同様にして第1の波長λ1の光信号をそれぞれ異なる波
長の光信号に変換する。第nの波長変換器206nは、
同様に変換を行うと第1の波長λ1の光信号を第(n+
1)の波長λ (n+1)の光信号に波長変換することにな
る。そのような波長変換を行ってもよいが、この第2の
変形例では全体の採り得る波長の種類をなるべく少なく
するためにこれを第1の波長λ1のまま出力することに
している。したがって、結果的には第nの波長変換器2
06nは不要とすることができる。
【0065】また、同様の考え方から、たとえば第1の
波長変換器2061は第1の波長λ1の光信号をそのまま
の波長で出力し、第2、……第nの波長変換器20
2、……206nについて他の波長に変換するようにし
てもよい。この場合には第1の波長変換器2061を省
略することも可能である。
【0066】このように第2の変形例の光交換装置20
1Aでは、第1、第2、……第nの波長変換器20
1、2062、……206nを光スイッチ203の手前
に配置した。したがって、光スイッチ203のn個の入
力ポート2071、2072、……207nにはそれぞれ
異なる波長の光信号が入力することになる。このため、
ブロードキャスト出力用ポート209から所定の波長の
光信号が出力されても、これと同一の波長の光信号が第
1、第2、……第nの装置出力ポート2041、20
2、……204nの段階で重複することはない。
【0067】これを第1の実施例で説明したと同様に、
第1〜第3の光パスの例で示してみる。ここで(1)第
1の光パスは、光交換装置201Aの第1の装置入力ポ
ート2021から入力した光信号が、第2の装置出力ポ
ート2042と第nの装置出力ポート204nの双方にブ
ロードキャスト出力されるものである。(2)第2の光
パスは、光交換装置201Aの第2の装置入力ポート2
022から入力した光信号が、第1の装置出力ポート2
041に出力されるものである。(3)第3の光パス
は、光交換装置201Aの第nの装置入力ポート202
nから入力した光信号が、第nの装置出力ポート204n
に出力されるものである。光交換装置201Aの第1、
第2および第nの装置入力ポート2021、2022、2
02nからはそれぞれ第1の波長λ1の光信号が出力され
るものとする。
【0068】光交換装置201Aの第1の装置入力ポー
ト2021から入力された第1の波長λ1の光信号231
1は、第1の波長変換器2061によって第2の波長λ2
の光信号に変換され、光スイッチ203の入力ポート2
071を通って、図2に示すようにマイクロミラー22
1(n+1)で反射され、ブロードキャスト出力用ポート2
09に出力される。また、光交換装置201Aの第2の
装置入力ポート202 2から入力された同じく第1の波
長λ1の光信号2312は、第2の波長変換器2062
よって第3の波長λ3の光信号に変換され、光スイッチ
203の入力ポート2072を通って、マイクロミラー
22121で反射され、第1の通常出力ポート2081
ら出力される。更に、光交換装置201Aの第nの装置
入力ポート202nから入力された同じく第1の波長λ1
の光信号231nは、第nの波長変換器206nをそのま
まの波長で通過し、光スイッチ203の入力ポート20
nを通って、マイクロミラー221nnで反射され、第
nの通常出力ポート208nから出力される。
【0069】光スイッチ203のブロードキャスト出力
用ポート209に出力された第2の波長λ2の光信号2
311は、光スイッチ2051、2052、……205n
第2の入力ポート2121、2122、……212nに入
力される。
【0070】一方、光スイッチ203の通常出力ポート
2081に出力された第3の波長λ3の光信号231
2は、2入力1出力の光スイッチ2051の第1の入力ポ
ート2111に入力される。また、光スイッチ203の
通常出力ポート208nに出力された第1の波長λ1の光
信号231nは、2入力1出力の光スイッチ205nの第
1の入力ポート211nに入力される。
【0071】第1の光スイッチ2051は、第3の波長
λ3の光信号2312の入力された第1の光ゲート241
をオンにしてブロードキャスト用の第2の光ゲート24
2をオフにする。この結果、第3の波長λ3の光信号2
312のみが光スイッチ205 1から出力されることにな
り、第1の装置出力ポート2041からこの光信号23
2が光信号2451として出力される。
【0072】一方、第2の光スイッチ2052では、第
2の入力ポート2122に第2の波長λ2の光信号251
が供給されており、第1の入力ポート2111には光信
号が供給されていない。第2の光スイッチ2052はそ
の第2の光ゲート242をオンにしてこの第2の波長λ
2の光信号251を出力する。したがって、第2の装置
出力ポート2042からは第2の波長λ2の光信号251
が光信号2452として出力されることになる。
【0073】最後に第nの光スイッチ205nでは、そ
の第1の入力ポート211nに第1の波長λ1の光信号2
31nが供給されており、第2の入力ポート212nには
第2の波長λ2の光信号251が供給されている。第n
の光スイッチ205nは、第1および第2の光ゲート2
41、242(図3参照)をオンにする。この結果、2
入力1出力の合波器243は、第1の波長λ1の光信号
231nと第2の波長λ2の光信号251を波長多重して
出力ポート244nからこれを出力することになる。し
たがって、第nの装置出力ポート204nからは第1の
波長λ1と第2の波長λ2の多重された光信号245n
出力されることになる。
【0074】<第2の実施例>
【0075】図14は本発明の第2の実施例における光
交換装置の構成を表わしたものである。図14で図1と
同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を
適宜省略する。この第2の実施例の光交換装置301
は、第1、第2、……第nの装置入力ポート2021
2022、……202nと、これらの装置入力ポート20
1、2022、……202nに入力側を接続されたn入
力(n+m)出力の光スイッチ303と、第1、第2、
……第nの装置出力ポート2041、2042、……20
nと、これらの装置出力ポート2041、2042、…
…204nに対応して配置され、光スイッチ303の出
力を入力する(m+1)入力1出力の第1、第2、……
第nの光スイッチ3051、3052、……305nと、
光スイッチ303と第1、第2、……第nの光スイッチ
3051、3052、……305nの間に配置されたm個
の波長変換器3061、……306mによって構成されて
いる。
【0076】ここで、光スイッチ303はn個の入力ポ
ート2071、2072、……207 nと、n個の通常出
力ポート2081、2082、……208nの他に、m個
のブロードキャスト用出力ポート3091、……309m
を備えている。数値mは2以上で、かつ数値n以下の整
数である。n個の通常出力ポート2081、2082、…
…208nの出力する第1の波長λ1の光信号は、第1、
第2、……第nの光スイッチ3051、3052、……3
05nのうちの対応するものの第1の入力ポート31
1、3112、……311nに供給されるようになって
いる。
【0077】m個のブロードキャスト用出力ポート30
1、……309mは、m個の波長変換器3061、……
306mの入力側にそれぞれ1つずつ対応して接続され
ている。これらの波長変換器3061、……306mは、
第1、第2、……第nの装置入力ポート2021、20
2、……202nから入力され、m個のブロードキャス
ト用出力ポート3091、……309mからそれぞれ出力
される第1の波長λ1の光信号を入力して、これと異な
る第(x+1)、……第(x+m)の波長λ(x+1 )、…
…λ(x+m)の光信号に波長を変換するようになってい
る。
【0078】このうち第1の波長変換器3061から出
力される第(x+1)の波長λ(x+1)の光信号は、第
1、第2、……第nの光スイッチ3051、3052、…
…305 nのうちの対応するものの第2の入力ポート3
121、3122、……312nに供給されるようになっ
ている。図14には示していないが、第2の波長変換器
3062から出力される第(x+2)の波長λ(x+2)の光
信号は、第1、第2、……第nの光スイッチ3051
3052、……305nのうちの対応するものの第3の入
力ポート3131、3132、……313nに供給される
ようになっている。以下同様であり、第mの波長変換器
306mから出力される第(x+m)の波長λ( x+m)の光
信号は、第1、第2、……第nの光スイッチ3051
3052、……305nのうちの対応するものの第(m+
1)の入力ポート31(m+1)1、31(m+1)2
……31(m+1)nに供給されるようになっている。
第1、第2、……第nの光スイッチ3051、3052
……305nの出力ポート3441、3442、……34
nから選択して出力される最大(m+1)多重された
光信号3451、3452、……345nは、第1、第
2、……第nの装置出力ポート2041、2042、……
204nのうちの対応するものから外部に送出されるこ
とになる。
【0079】図15は、本実施例の(m+1)入力1出
力の光スイッチの構成を表わしたものである。ここでは
第1の光スイッチ3051を例に挙げている。第2、…
…第nの光スイッチ3052、……305nはこれと実質
的に同一の構成となっているので、これらの構成の説明
は省略する。
【0080】第1の光スイッチ3051は、図14に示
した第1の通常出力ポート2081に接続された第1の
入力ポート3111から入力される第1の波長λ1の光信
号のオン・オフ制御を行う第1の光ゲート351と、m
個の波長変換器3061、……306m(図14)の出力
側に1対1に対応して接続された第2、……第(m+
1)の入力ポート3121、……31(m+1)1から入
力される第(x+1)、……第(x+m)の波長λ
(x+1)、……λ(x+m)の光信号のオン・オフ制御を行う第
2、……第(m+1)の光ゲート3521、……352m
と、これらの出力側に入力側を接続された合波器353
によって構成されている。合波器353の出力側が第1
の出力ポート3441に接続されている。この第1の光
スイッチ3051では、光ゲート351、3521、……
352mでそれぞれ異なった波長の光信号の選択を行
う。合波器353は選択された波長の光信号を入力す
る。そして光信号が複数の波長で構成されているときに
はこれらを波長多重して第1の出力ポート3441から
出力させることになる。
【0081】このような構成の第2の実施例の光交換装
置301では、第1、第2、……第nの装置入力ポート
2021、2022、……202nが、これらの数と等し
いかこれよりも少ない数で2以上となったm個のブロー
ドキャスト用出力ポート3091、……309mを任意に
選択してブロードキャスト出力を実行することができ
る。数値mが数値nと等しい場合には第1、第2、……
第nの装置入力ポート2021、2022、……202n
のすべてがブロードキャスト出力を選択することができ
る。しかしながら、これらが同時にブロードキャストの
実行を選択する可能性が低い場合には適宜数値mを小さ
な値に設定することができる。
【0082】この光交換装置301の交換動作を簡単に
説明する。第1の装置入力ポート2021から入力した
光信号が、第1の装置出力ポート2041と第2の装置
出力ポート2042の双方にブロードキャスト出力され
るものとする。この場合には光スイッチ303の入力ポ
ート2071がm個のブロードキャスト用出力ポート3
091、……309mのうちの任意のものとしてたとえば
第1のブロードキャスト用出力ポート3091に接続さ
れる。これにより、第1の波長変換器3061に第1の
装置入力ポート2021から入力した第1の波長λ1の光
信号が入力され、第(x+1)の波長λ(x+1)の光信号
に変換される。そして第1、第2、……第nの光スイッ
チ3051、3052、……305nの第2の入力ポート
3121、3122、……312nに共通して供給され
る。図示しない光スイッチ制御回路は第1および第2の
光スイッチ3051、3052に対して第2の入力ポート
3121、3122を選択するように指示する。これによ
り、第(x+1)の波長λ(x+1)の光信号が第1、第2
の装置出力ポート2041、2042から単独で、あるい
は他の波長の光信号と多重化されて出力されることにな
る。
【0083】一方、第2の装置入力ポート2022から
入力した光信号が、第1の装置出力ポート2041のみ
から出力されるものとする。この場合、光スイッチ30
3の入力ポート2072が第1の通常出力ポート2081
に接続される。この結果、第1の波長λ1の光信号が第
1の光スイッチ3051の第1の入力ポート3111に供
給される。前記した光スイッチ制御回路は第1の光スイ
ッチ3051に対して第1の入力ポート3111を選択す
るように指示する。そこで、前記した第(x+1)の波
長λ(x+1)の光信号と共に第1の波長λ1の光信号が波長
多重された形で第1の装置出力ポート2041から出力
されることになる。
【0084】この光交換装置301では第1、第2、…
…第nの装置入力ポート2021、2022、……202
nのうちのm個について同時にブロードキャストが実行
できる。そこで以上説明した交換動作と平行してたとえ
ば第nの装置入力ポート202nに入力した第1の波長
λ1の光信号を、第2の装置出力ポート2042と第nの
装置出力ポート204nの双方にブロードキャスト出力
することができる。この場合には光スイッチ303の入
力ポート207nがm個のブロードキャスト用出力ポー
ト3091、……309mのうちのたとえば第mのブロー
ドキャスト用出力ポート309mに接続される。これに
より、第mの波長変換器306mに第nの装置入力ポー
ト202nから入力した第1の波長λ1の光信号が入力さ
れ、第(x+m)の波長λ(x+m)の光信号に変換され
る。そして第1、第2、……第nの光スイッチ30
1、3052、……305nの第(m+1)の入力ポー
ト31(m+1)1、31(m+1)2、……31(m+
1)nに共通して供給される。前記した光スイッチ制御
回路は第2および第nの光スイッチ3052、305n
対して第(m+1)の入力ポート31(m+1)2、3
1(m+1)nを選択するように指示する。これによ
り、第(x+m)の波長λ(x+m)の光信号が第2、第n
の装置出力ポート2042、204nから単独で、あるい
は他の波長の光信号と多重化されて出力されることにな
る。
【0085】この例ではこの結果として、第2の装置出
力ポート2042から第(x+1)の波長λ(x+1)の光信
号と第(x+m)の波長λ(x+m)の光信号が波長多重さ
れて出力され、第nの装置出力ポート204nからは第
(x+m)の波長λ(x+m)の光信号が出力されることに
なる。
【0086】<第2の実施例の第1の変形例>
【0087】図16は本発明の第2の実施例の第1の変
形例における光交換装置を表わしたものである。この図
16で図14と同一部分には同一の符号を付しており、
これらの説明を適宜省略する。
【0088】この第1の変形例では、第1、第2、……
第nの装置入力ポート2021、2022、……202n
にそれぞれ対応させて、これらの出力側と光スイッチ3
03の間に第1、第2、……第nの波長変換器36
1、3662、……366nを配置している。第1の波
長変換器3661は第1の波長λ1の光信号を入力して、
これを第(x+1)の波長λ(x+1)の光信号に変換し、
これを光スイッチ303の入力ポート2071に入力す
るようになっている。また、第2の波長変換器3662
は第1の波長λ1の光信号を入力して、これを第(x+
2)の波長λ(x+2)の光信号に変換し、これを光スイッ
チ303の入力ポート2072に入力するようになって
いる。以下同様であり、第nの波長変換器366nは第
1の波長λ1の光信号を入力して、これを第(x+n)
の波長λ(x+n)の光信号に変換し、これを光スイッチ3
03の入力ポート207nに入力することになる。第2
の実施例で使用していたm個の波長変換器3061、…
…306mが存在しない点を除けば、光スイッチ303
およびこれ以降の回路は図14と同一である。
【0089】この変形例の光交換装置301Aでは、光
スイッチ303の各入力ポート2071、2072、……
207nに入力される光信号の波長が第1、第2、……
第nの波長変換器3661、3662、……366nによ
って互いに相違するものに変換されている。したがっ
て、これ以降は波長の変換操作を行うことなく各光信号
を多重することができる。そこで、図14で説明したと
同様の光パスが設定された場合を例にとって、この変形
例の光交換装置301Aの動作を説明する。
【0090】第1の装置入力ポート2021から入力し
た光信号が、第1の装置出力ポート2041と第2の装
置出力ポート2042の双方にブロードキャスト出力さ
れるものとする。この場合には光スイッチ303の入力
ポート2071がm個のブロードキャスト用出力ポート
3091、……309mのうちの任意のものとしてたとえ
ば第1のブロードキャスト用出力ポート3091に接続
される。これにより、第1の波長変換器3661によっ
て変換された第(x+1)の波長λ(x+1)の光信号は第
1、第2、……第nの光スイッチ3051、3052、…
…305nの第2の入力ポート3121、3122、……
312nに共通して供給される。図示しない光スイッチ
制御回路は第1および第2の光スイッチ3051、30
2に対して第2の入力ポート3121、3122を選択
するように指示する。これにより、第(x+1)の波長
λ(x+1)の光信号が第1、第2の装置出力ポート20
1、204 2から単独で、あるいは他の波長の光信号と
多重化されて出力されることになる。
【0091】一方、第2の装置入力ポート2022から
入力した光信号が、第1の装置出力ポート2041のみ
から出力されるものとする。この場合、光スイッチ30
3の入力ポート2072が第1の通常出力ポート2081
に接続される。この結果、第2の波長変換器3662
よって変換された第(x+2)の波長λ(x+2)の光信号
は、第1の光スイッチ3051の第1の入力ポート31
1に供給される。前記した光スイッチ制御回路は第1
の光スイッチ3051に対して第1の入力ポート3111
を選択するように指示する。そこで、前記した第(x+
1)の波長λ(x+1)の光信号と共に第(x+2)の波長
λ(x+2)の光信号が波長多重された形で第1の装置出力
ポート2041から出力されることになる。
【0092】この光交換装置301では第1、第2、…
…第nの装置入力ポート2021、2022、……202
nのうちのm個について同時にブロードキャストが実行
できる。そこで以上説明した交換動作と平行してたとえ
ば第nの装置入力ポート202nに入力した第1の波長
λ1の光信号を、第nの波長変換器366nで第(x+
n)の波長λ(x+n)の光信号に変換したものを第mのブ
ロードキャスト用出力ポート309mから出力し、第
1、第2、……第nの光スイッチ3051、3052、…
…305nの第(m+1)の入力ポート31(m+
1)1、31(m+1)2、……31(m+1)nに共通
して供給することができる。前記した光スイッチ制御回
路は第2および第nの光スイッチ3052、305nに対
して第(m+1)の入力ポート31(m+1)2、31
(m+1)nを選択するように指示する。これにより、
第(x+n)の波長λ(x+n)の光信号が第2、第nの装
置出力ポート2042、204nから単独で、あるいは他
の波長の光信号と多重化されて出力されることになる。
【0093】この例ではこの結果として、第2の装置出
力ポート2042から第(x+1)の波長λ(x+1)の光信
号と第(x+n)の波長λ(x+n)の光信号が波長多重さ
れて出力され、第nの装置出力ポート204nからは第
(x+n)の波長λ(x+n)の光信号が出力されることに
なる。
【0094】<第2の実施例の第2の変形例>
【0095】図17は本発明の第2の変形例として(m
+1)入力1出力の光スイッチの他の例を示したもので
ある。この図で図15と同一部分には同一の符号を付し
ており、これらの説明を適宜省略する。この第2の変形
例の光スイッチ305A1は、第1の入力ポート3111
から入力される第1の波長λ1の光信号と、第2、……
第(m+1)の入力ポート3121、……31(m+
1)1から入力される第(x+1)、……第(x+m)
の波長λ(x+1)、……λ(x+m)の光信号を共に合波器37
1で合波し、波長フィルタ372に入力するようになっ
ている。波長フィルタ372ではこれらの各波長の光信
号のうち指定されたもののみを通過させ、これ以外の波
長については通過を遮断するようになっている。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、通常の交換動作用の内部入力ポートと通常出
力ポートの他にブロードキャスト出力用ポートを装置入
力ポート側光スイッチに具備させると共に、このブロー
ドキャスト出力用ポートを経て出力される光信号を通常
出力ポートから出力される波長とは異なった波長に変換
することにしたので、同時に同一波長の光信号が装置入
力ポート側光スイッチに入力され、かつその中の少なく
とも一部がブロードキャストされる場合でも、波長多重
が可能になる。
【0097】また請求項2記載の発明によれば、通常の
交換動作用の内部入力ポートと通常出力ポートの他にブ
ロードキャスト出力用ポートを装置入力ポート側光スイ
ッチに具備させると共に、前記した複数の装置入力ポー
トと装置入力ポート側光スイッチの内部入力ポートの対
応するものとの間に、これら複数の装置入力ポートから
入力される光信号の波長をそれぞれ異なった波長となる
ように変換する波長変換手段を具備させることにした。
したがって、同一の波長の光信号が存在しても装置入力
ポート側光スイッチにはそれぞれ異なった波長に変換し
て入力される。したがって、ブロードキャスト出力用の
光信号を通常出力ポートから供給される光信号と波長多
重することができる。
【0098】更に請求項3記載の発明によれば、ブロー
ドキャスト出力用ポートは装置入力ポート側光スイッチ
に1つ配置されているので、複数の装置入力ポートから
入力される光信号の1つをブロードキャスト出力とする
ことができ、簡易な装置構成とすることができる。
【0099】また請求項4記載の発明によれば、ブロー
ドキャスト出力用ポートは装置入力ポート側光スイッチ
に内部入力ポートの数と同数またはこれ以下の数だけ配
置されているので、請求項3記載の発明よりもブロード
キャスト出力の制限がなくなる。特にブロードキャスト
出力用ポートの数が装置入力ポート側光スイッチに内部
入力ポートの数と同数である場合には、すべての装置入
力ポートに入力した光信号を同時にブロードキャストす
ることができる。
【0100】更に請求項5記載の発明によれば、マイク
ロミラーを使用することで光交換装置自体を小型化する
ことができ、しかもブロードキャストに対する制限もな
くなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光交換装置の構
成を表わしたブロック図である。
【図2】第1の実施例における光交換装置のn入力(n
+1)出力の光スイッチの構成を表わした概略構成図で
ある。
【図3】第1の実施例における2入力1出力の光スイッ
チの構成を表わしたブロック図である。
【図4】第1の実施例における2入力1出力の光スイッ
チの第1の状態を示した説明図である。
【図5】第1の実施例における2入力1出力の光スイッ
チの第2の状態を示した説明図である。
【図6】第1の実施例における2入力1出力の光スイッ
チの第3の状態を示した説明図である。
【図7】第1の実施例における2入力1出力の光スイッ
チの第4の状態を示した説明図である。
【図8】本発明の第1の実施例の第1の変形例で使用さ
れる2入力1出力の光スイッチの構成を表わしたブロッ
ク図である。
【図9】第1の実施例の第1の変形例における2入力1
出力の光スイッチの第1の状態を示した説明図である。
【図10】第1の実施例の第1の変形例における2入力
1出力の光スイッチの第2の状態を示した説明図であ
る。
【図11】第1の実施例の第1の変形例における2入力
1出力の光スイッチの第3の状態を示した説明図であ
る。
【図12】第1の実施例の第1の変形例における2入力
1出力の光スイッチの第4の状態を示した説明図であ
る。
【図13】本発明の第1の実施例における第2の変形例
の光交換装置の構成を表わしたブロック図である。
【図14】本発明の第2の実施例における光交換装置の
構成を表わしたブロック図である。
【図15】第2の実施例における(m+1)入力1出力
の光スイッチの構成を表わしたブロック図である。
【図16】本発明の第2の実施例の第1の変形例におけ
る光交換装置を示したブロック図である。
【図17】本発明の第2の実施例の第2の変形例におけ
る(m+1)入力1出力の光スイッチの構成を表わした
ブロック図である。
【図18】従来提案されたマイクロミラーを使用した光
交換装置の原理的な構成を表わしたブロック図である。
【図19】ブロードキャストを可能にした従来のn入力
n出力の光交換装置の構成を表わしたブロック図であ
る。
【符号の説明】
201、201A、301、301A 光交換装置 202 装置入力ポート 203 n入力(n+1)出力の光スイッチ 204 装置出力ポート 205 2入力1出力の光スイッチ 206、306 波長変換器 221 マイクロミラー 241 第1の光ゲート 242 第2の光ゲート 243、271 2入力1出力の合波器 272 可変波長フィルタ 303 n入力(n+m)出力の光スイッチ 351、352 光ゲート 353、371 合波器 372 波長フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−199257(JP,A) 特開 平2−206994(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 H04Q 3/52 H04Q 11/00 - 11/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を入力する複数の装置入力ポート
    と、 光信号を出力する複数の装置出力ポートと、 前記装置入力ポートにそれぞれ対応して内部入力ポート
    を、また装置出力ポートに対応して通常出力ポートをそ
    れぞれ配置すると共に、内部入力ポートに入力された光
    信号の出力先としての装置出力ポートが複数の場合には
    この光信号を通常出力ポートに代わって出力するブロー
    ドキャスト出力用ポートを配置した装置入力ポート側光
    スイッチと、 前記ブロードキャスト出力用ポートから出力される光信
    号の波長を他の波長に変換する波長変換手段と、 前記装置入力ポート側光スイッチの各通常出力ポートと
    これらに対応する前記装置出力ポートの間にそれぞれ配
    置され、対応する通常出力ポートから供給された光信号
    および波長変換手段によって波長を変換された後の光信
    号の供給を受け、これらの選択および2以上の波長の光
    信号が選択された場合の波長多重を行う装置出力ポート
    側光スイッチとを具備することを特徴とする光交換装
    置。
  2. 【請求項2】 光信号を入力する複数の装置入力ポート
    と、 光信号を出力する複数の装置出力ポートと、 前記装置入力ポートにそれぞれ対応して内部入力ポート
    を、また装置出力ポートに対応して通常出力ポートをそ
    れぞれ配置すると共に、内部入力ポートに入力された光
    信号の出力先としての装置出力ポートが複数の場合には
    この光信号を通常出力ポートに代わって出力するブロー
    ドキャスト出力用ポートを配置した装置入力ポート側光
    スイッチと、 前記複数の装置入力ポートと装置入力ポート側光スイッ
    チの内部入力ポートの対応するものとの間にそれぞれ配
    置され、これら複数の装置入力ポートから入力される光
    信号の波長をそれぞれ異なった波長となるように変換す
    る波長変換手段と、 前記装置入力ポート側光スイッチの各通常出力ポートと
    これらに対応する前記装置出力ポートの間にそれぞれ配
    置され、対応する通常出力ポートから供給された光信号
    およびブロードキャスト出力用ポートから供給された光
    信号の供給を受け、これらの選択および2以上の波長の
    光信号が選択された場合の波長多重を行う装置出力ポー
    ト側光スイッチとを具備することを特徴とする光交換装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ブロードキャスト出力用ポートは前
    記装置入力ポート側光スイッチに1つ配置されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の光交換装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ブロードキャスト出力用ポートは前
    記装置入力ポート側光スイッチに前記内部入力ポートの
    数と同数またはこれ以下の数だけ配置されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の光交換装置。
  5. 【請求項5】 前記装置入力ポート側光スイッチは、マ
    イクロミラーを複数配置することによって構成したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の光交換装
    置。
  6. 【請求項6】 前記装置出力ポート側光スイッチは、各
    波長の光信号を合波する合波器と、合波後の光信号の中
    から所望の1または複数の波長の光信号を選択して通過
    させる波長フィルタとを具備することを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の光交換装置。
  7. 【請求項7】 前記装置出力ポート側光スイッチは、各
    波長の光信号のうち対応するものを入力してそれらの出
    力のオン・オフ制御を行う光ゲートと、これらの光ゲー
    トの出力を合波する合波器とを具備することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の光交換装置。
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