JP3538079B2 - 岩石状植栽具 - Google Patents

岩石状植栽具

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JP3538079B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩石状植栽具に関
し、さらに詳しくは、可視表面が自然の岩石の形状と外
観を備え、重厚感と重量感に富んだ風合を有する岩石状
部材の背面や正面の所望の位置に植物を容易確実に植込
むことができ且つ軽量で、運搬や設置等の取扱いが極め
て容易な岩石状植栽具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の日本庭園には大小様々な自然石が
庭石として配置使用されており、その重厚感や様々の形
状により、日本庭園に重厚で落着きのある景観を付与し
ている。
【0003】また、近年流行の洋風ガーデニングや園芸
でも、景観の向上を図って自然石を使った造景的手法が
採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、両者いづ
れの場合も自然石を使用しているため、次のような問題
がある。自然石は極めて重量が大である(1M2当り約
2.5T程度)ため、運搬が困難であって、専門業者が
クレーン車やレッカー車等の運搬手段を使用しての運搬
移動しかできないものであり、また、ビルの屋上やテラ
スなどのように重量制限がある場所での重い自然石を使
った造園は不可能であると共に、地下街、その他の搬入
できない場所では、大きくて重い自然石を使っての造園
は不可能であるといった問題がある。
【0005】また、自然石の形状や大きさに起因して、
配置した自然石の周辺に植木や草花を植えるのが困難ま
たは不可能な場合がある。即ち、近年の洋風庭園のよう
に多くの草花を植込む場合に、自然石を配置した場所
が、例えば図7に略示するように、道路Rに面したフェ
ンスFと家屋の壁Wとの間隔が狭いと、配置した自然石
Sの周りに植木や草花を植え込むだけのスペースが無い
ため、実際に、自然石Sの周りを植木や草花で装飾でき
ないといった問題がある。
【0006】本発明は、上記の問題を解決することを課
題として開発されたもので、可視表面が自然の岩石の形
状と外観を備え、重厚感と重量感に富んだ風合を有する
岩石状部材の背面や正面に植物を容易に植込むことがで
き、庭石に美麗な草花や樹木を容易に配設できる岩石状
植栽具を安価に提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本発明は、可視表面を岩
石状に膨出形成して、その内側に少なくとも背面を開放
した、土壌を収容するための空洞状のスペースを設けて
植栽具本体を構成し、この植栽具本体に植栽用植物の植
込み部を形成したことを特徴とする岩石状植栽具を提供
するものである。
【0008】また、本発明は、上記のように構成した岩
石状植栽具において、植栽具本体の内外を貫通する通孔
により植栽用植物の植込み部を形成した岩石状植栽具、
及び植栽具本体の周縁に設けた窪みにより植栽用植物の
植込み部を形成した岩石状植栽具をそれぞれ提供するも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明すれば、図1〜図4において、1
は岩石状の植栽具本体を示しており、この実施の形態で
は、FRP樹脂を原料に用いて成形したものである。こ
の植栽具本体1は、自然の岩石の形状、外観に模して前
方に膨出すると共に、岩石風の色調に着色塗装した可視
表面2を形成し、その内側に背面開放部3及び底面開放
部4を備えた、土壌を収容するための空洞状のスペース
5を設けて断面形状が湾曲板状に構成されている。な
お、上記底面開放部4は本発明の必須要件ではなく、図
示していないが、底壁を設けておけば庭に安定して配置
できる利点がある。
【0010】また、この植栽具本体1の複数個所に植栽
用植物の植込み部6が形成されており、この実施の形態
では、植栽具本体1の可視表面2に内外を貫通する一つ
又は複数の通孔6aから成る植込み部6を形成すると共
に、植栽具本体1の上部周縁及び側部周縁に複数の窪み
6bから成る植込み部6が形成されていて、このように
して本発明の実施の形態に係る岩石状植栽具を構成した
ものである。
【0011】上記のように構成した実施の形態に係る岩
石状植栽具の使用状態を説明すれば、図5及び図6に略
示するように庭、その他の所要の場所に植栽具本体1の
可視表面2以外の部分即ち、側面及び背面は視野に入ら
ないよう配慮して、植栽具本体1をその下側縁を地面G
に刺込んで立設し、その内側に設けた空洞状のスペース
5内に土壌Eを盛り込んで収容する。
【0012】次に、植栽具本体1の可視表面2に設けた
通孔6aからなる植込み部6に根付きの草花等の植物P
を挿入して土壌Eに植込むと共に、植栽具本体1の上部
周縁や側部周縁に設けた窪み6bからなる植込み部6に
植木等の根付きの植物Pを凭れ掛けるように挿入して植
込むことにより、図5に示すように、自然の岩石状の植
栽具本体1の可視表面2及び背面に美しい草花や植木等
の植物Pを備えた庭石を形成するものである。
【0013】したがって、上記実施の形態に係る岩石状
植栽具によれば、次の作用、効果を達成できる。 (1) 非常に軽量であるから、可視表面2だけを見た
場合は、数百Kg以上の重量感、巨大感があっても片手で
容易に運搬でき、したがって、通常の庭園や狭い土地は
勿論のこと、ビルの屋上やテラスのように重量制限があ
る場所や、搬入困難な地下街であっても容易に搬入して
配置できる。
【0014】(2) 搬入した後に、上述した手法にし
たがって簡単な作業をすることにより、図5に示すよう
に、自然の岩石状の植栽具本体1の可視表面2及び背面
に美しい草花や植木等の植物Pを備えた庭石を形成でき
るので、日本庭園や洋風庭園及びビルの屋上やテラス並
びに地下街等の美観を向上できる。
【0015】(3) その軽量性により、容易に植栽具
本体1を配置変えできるので、種々のアレンジが可能で
あって、庭園の外観上の趣を容易に多様に変化させるこ
とができる。
【0016】(4) 道路Rに面したフェンスFと家屋
の壁Wとの間隔が狭い場所であっても、図6に示すよう
に、簡便容易に植物Pを植込むことができる。
【0017】以上、本発明の主要な実施の形態について
説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるも
のではなく、例えば、図示していないが、植栽具本体1
の底面側を開放せずに底壁を設けてもよく、底壁を設け
ることにより植栽具本体1の製造単価は若干高くなって
も、所望の場所に容易確実に安定配置できるものであ
り、また、FRP樹脂等の合成樹脂以外の材料として、
金型成形が可能なセメントを用いることも可能であっ
て、要するに本発明の目的を達成でき、その要旨を逸脱
しない範囲内で種々の設計変更を行ない得るものであ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、可視表面を岩石状に膨出形成
して、その内側に少なくとも背面を開放した、土壌を収
容するための空洞状のスペースを設けて植栽具本体を構
成し、この植栽具本体に植栽用植物の植込み部を形成し
たことを特徴とする岩石状植栽具に係り、上記のように
して使用するものであるから、実施の形態で述べたとお
りの有用顕著な作用、効果を奏するものであって、庭石
を使用する庭園の美観を著しく向上できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る岩石状植栽具の実施の形態の一例
を示す正面図である。
【図2】その背面図である。
【図3】その背面側から見た斜視図である。
【図4】図1の正面図である。
【図5】その使用状態の一例を示す正面図である。
【図6】他の使用状態の一例を示しており、家の壁とフ
ェンスと間の狭い場所に配設して使用した状態の縦断側
面図である。
【図7】図6と同じ場所に自然石を配設した状態の側面
図である。
【符号の説明】
1 岩石状の植栽具本体 2 可視表面 3 背面開放部 4 底面開放部 5 空洞状のスペース 6 植込み部 6a 通孔 6b 窪み E 土壌 F フェンス G 地面 P 植物 R 道路 S 自然石 W 壁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視表面を岩石状に膨出形成して、その
    内側に少なくとも背面を開放した、土壌を収容するため
    の空洞状のスペースを設けて植栽具本体を構成し、この
    植栽具本体に植栽用植物の植込み部を形成したことを特
    徴とする岩石状植栽具。
  2. 【請求項2】 植栽具本体の内外を貫通する通孔により
    植栽用植物の植込み部を形成した請求項1に記載の岩石
    状植栽具。
  3. 【請求項3】 植栽具本体の周縁に設けた窪みにより植
    栽用植物の植込み部を形成した請求項1に記載の岩石状
    植栽具。
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