JP3536429B2 - スチームドレン回収装置 - Google Patents

スチームドレン回収装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はアイロン等のスチームドレンを回
収する装置の改良に関し、なんらポンプを使用すること
なく効率よくスチームドレンを回収できる装置を提供す
る。
【0002】従来のスチームドレン回収装置では、通気
口とオーバフロー口を設け、飽和状態のスチームドレン
を通気口から外部に排出させ、高温ドレンのみを回収
し、補給水と混ぜ合わせてからボイラへポンプを用いて
戻していた。
【0003】このような用途では、ポンプは高温の水に
よって故障が多く、修理、交換を頻繁に行わなければな
らない。
【0004】また、長時間にわたってボイラを稼働させ
ていると、ドレンが溜まりすぎてオーバフロー口からも
熱湯が排出されるので、その処置に苦慮していた。
【0005】このような問題を解決すべく、本発明はボ
イラからのスチームドレンを入口管路を通して受け取る
第1室と、この第1室の底部と連通する底部連絡管路を
有する第2室とを包含し、前記第1室の頂部にボイラ給
水パイプと接続する出口管路が設けてあり、前記第2室
の頂部には、加圧空気を導入する加圧空気導入管路と、
空気抜きバルブを有する空気抜き管路とが接続してあ
り、さらに、第2室の水レベル上方の空間の圧力を感知
する圧力センサが第2室の頂部に設けてあり、またさら
に、前記第2室内にその内部の所定の下限水レベルを感
知する水レベル・センサが設けてあり、また、前記加圧
空気導入管路に加圧空気導入バルブが設けてあり、前記
加圧空気導入バルブが、前記圧力センサが第2室内の空
気圧力の予め設定した上限を感知したときに開き、前記
水レベル・センサが所定の下限水レベルを感知したとき
に閉じ、このとき、同時に空気抜き管路の空気抜きバル
ブが開き、前記圧力センサが前記第2室内の予め設定し
た下限圧力を感知すると、前記空気抜きバルブが閉じる
ようになっていることを特徴とするスチームドレン回収
装置を提供する。
【0006】また、本発明のスチームドレン回収装置で
は、第1室の入口管路が温度制御式バルブと温度センサ
とを設け、この温度センサがアイロン等から排出されて
くるスチームドレンの所定の下限温度を感知すると、前
記温度制御式バルブが開いてスチームドレンを外部に排
出するようにしてもよい。
【0007】以上の構成によれば、スチームドレンを第
1室に溜め、この第1室の底部を連絡する第2室におい
て加圧空気導入管路、空気抜き管路の開閉および圧力セ
ンサの制御を行うことによって第1室からボイラへスチ
ームドレンのほぼすべてを常時戻すことができる。この
とき、なんらポンプを用いておらず、また、飽和状態の
スチームドレンや熱湯が排出することもなく、ボイラを
長時間稼働させていても安心である。
【0008】以下、本発明を図面に記載した実施例に基
づいて詳しく説明する。
【0009】図1を参照して、本発明のスチームドレン
回収装置は、第1室10と第2室12とを包含し、これ
ら第1、第2の室10、12は互いに底部を底部連絡管
路14で接続している。
【0010】第1室10の頂部には、スチームドレンを
受け入れる入口管路16が接続してあり、この入口管路
16はボイラ(図示せず)からアイロン等に接続されて
排出するスチームドレン供給パイプ18に接続してい
る。スチームドレン供給パイプ18は、温度制御式バル
ブ20を介してスチームドレン排出パイプ22にも接続
している。このスチームドレン供給パイプ18にはサー
モスタットのような温度センサ24が設けてあり、スチ
ームドレンの温度が所定の下限値の場合(普通は、50
℃)には、温度制御式バルブ20を開いて安全な温度の
スチームドレンをそのまま外部に排出するようになって
いる。スチームドレン供給パイプ18を通してアイロン
等から送られてきたスチームドレンは第1室10内に溜
められる。したがって、それがボイラに逆流しないよう
に逆止弁26を設けるとよい。
【0011】第1室10の頂部には、後述するようにそ
こに溜められたドレンをボイラへ戻すために、ドレン出
口管路28が設けてあり、このドレン出口管路28はボ
イラ給水パイプ30に接続している。ボイラからの逆流
を防ぐために、ここにも逆止弁31を設けるとよい。
【0012】第2室12の頂部には、加圧空気導入管路
32、空気抜き管路34およびドレン圧力センサ36が
接続してある。加圧空気導入管路32は、加圧空気源
(図示せず)に接続しており、センサ制御式加圧空気導
入バルブ38を有し、加圧空気の逆流を防止するために
逆止弁38Aが設けてある。空気抜き管路34はセンサ
制御式空気抜きバルブ40を備えており、外気に通じて
いる。
【0013】ドレン圧力センサ36は、第2室12内の
水レベル上方空間の空気圧力の上限、下限を感知できる
ようになっており、これら上限、下限の空気圧力は任意
に設定できる。ドレン圧力センサ36が上限の圧力を感
知すると、空気圧力バルブ38を開き、下限の圧力を感
知すると、空気抜きバルブ40が開くようになってい
る。
【0014】第2室12には、さらに、三本の水レベル
・センサ42、44、46が設けてある。第2の水レベ
ル・センサ44は第2室12内の最低の水レベルを感知
するようになっており、そのとき、加圧空気導入バルブ
38を閉じ、空気抜きバルブ40を開く。第1、第3の
水レベル・センサ42、46はスイッチのチャタリング
を防ぐために設けてある。
【0015】以上の構成において、ボイラからのスチー
ムドレンは、スチームドレン供給パイプ18を経て入口
管路16を通して第1室10に入る。このとき、外部に
排出しても安全な温度を温度センサ24に設定しておけ
ば、その温度以下のドレンの場合、温度制御式バルブ2
0が開き、そのまま外部に排出される。
【0016】第1室10に入ったスチームドレンは、底
部連絡管路14を通って第2室12にも流入し、そこに
溜まる。ドレン圧力センサ36が上限圧力を感知する
と、空気圧力バルブが38が開き、これは第2水レベル
・センサ44が最低レベルを感知するまで続く。第2水
レベル・センサ44が最低水レベルを感知すると、空気
圧力バルブ38が閉じ、空気抜きバルブ40が開く。ド
レン圧力センサ36が上限の圧力を感知すると、空気圧
力バルブ38を開き、下限の圧力を感知すると、空気抜
きバルブ40を開く。
【0017】第2室12内でドレンの水レベルが上昇す
るにつれて、その上方の空間の空気圧力が上昇する。こ
の空気圧力が上限に達すると、それをドレン圧力センサ
36が感知して加圧空気導入バルブ38が開き、加圧空
気が加圧空気導入管路32を通して第2室12に導入さ
れ、その中のドレンに圧力を加え、その圧力が底部連絡
管路14を通じて第1室10内のドレンに伝わり、それ
を出口管路28を通してボイラ給水パイプ30に送り、
最終的にボイラに戻される。
【0018】その後、第2室12内のドレンのレベルが
低下して第2水レベル・センサ44が最低レベルを感知
すると、加圧空気導入バルブ38が閉じ、空気抜きバル
ブ40が開く。したがって、空気が外部に抜け、再びド
レンのレベルが上昇し始めながら、ドレン圧力センサ3
6の下限まで空気を抜き、下限に達すると空気抜きバル
ブ40が閉じる。
【0019】ドレン上方空間の圧力が高まって上限に達
すると、それをドレン圧力センサ36が感知し、上記と
同様に、加圧空気導入バルブ38を開き、空気抜きバル
ブ40を閉じ、アイロン等からのドレンの再充填が開始
する。
【0020】このように、本発明のスチームドレン回収
装置は、ポンプをいっさい必要とすることなく、アイロ
ン等からの所定温度以上のスチームドレンを受け入れ、
再びボイラへ戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明のスチームドレン回収装置の一実施例
を示す概略図である。
【符号の説明】
10・・・第1室 12・・・第2室 14・・・底部連絡管路 16・・・入口管路 18・・・スチームドレン供給パイプ 20・・・温度制御式バルブ 22・・・スチームドレン排出パイプ 24・・・温度センサ 26・・・逆止弁 28・・・出口管路 30・・・ボイラ給水パイプ 31・・・逆止弁 32・・・加圧空気導入管路 34・・・空気抜き管路 36・・・ドレン圧力センサ 38・・・加圧空気導入バルブ 38A・・・逆止弁 40・・・空気抜きバルブ 42・・・第1水レベル・センサ 44・・・第2水レベル・センサ 46・・・第3水レベル・センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイロン等からのスチームドレンを入口
    管路を通して受け取る第1室と、この第1室の底部と連
    通する底部連絡管路を有する第2室とを包含し、前記第
    1室の頂部にボイラ給水パイプと接続する出口管路が設
    けてあり、前記第2室の頂部には、加圧空気を導入する
    加圧空気導入管路と、空気抜きバルブを有する空気抜き
    管路とが接続してあり、さらに、第2室の水レベル上方
    の空間の圧力を感知する圧力センサが第2室の頂部に設
    けてあり、またさらに、前記第2室内にその内部の所定
    の下限水レベルを感知する水レベル・センサが設けてあ
    り、また、前記加圧空気導入管路に加圧空気導入バルブ
    が設けてあり、前記加圧空気導入バルブが、前記圧力セ
    ンサが第2室内の空気圧力の予め設定した上限を感知し
    たときに開き、前記水レベル・センサが所定の下限水レ
    ベルを感知したときに閉じ、このとき、同時に空気抜き
    管路の空気抜きバルブが開き、前記圧力センサが前記第
    2室内の予め設定した下限圧力を感知すると、前記空気
    抜きバルブが閉じるようになっていることを特徴とする
    スチームドレン回収装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスチームドレン回収装置
    において、前記第1室の入口管路がスチームドレン供給
    パイプに接続しており、前記スチームドレン供給パイプ
    に温度制御式バルブと温度センサとが設けてあり、この
    温度センサがボイラから供給されてくるスチームドレン
    の所定の下限温度を感知すると、前記温度制御式バルブ
    が開いてスチームドレンを外部に排出するようになって
    いることを特徴とするスチームドレン回収装置。
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