JP3535130B2 - 搬送用チェーン - Google Patents

搬送用チェーン

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JP3535130B2
JP3535130B2 JP2001328088A JP2001328088A JP3535130B2 JP 3535130 B2 JP3535130 B2 JP 3535130B2 JP 2001328088 A JP2001328088 A JP 2001328088A JP 2001328088 A JP2001328088 A JP 2001328088A JP 3535130 B2 JP3535130 B2 JP 3535130B2
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勝俊 芝山
吉洋 村上
肇 尾崎
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、薬品関連産
業、一般産業等でビン、缶、食料品、食品、医薬品、そ
の他物品を搬送する場合に使用される搬送用チェーンに
関し、特に、搬送物載置用のトッププレートが備えられ
たリンクどうしを連結してチェーンに形成された場合、
リンクどうしの連結部における屈曲性能を良好とした搬
送用チェーンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送物を受けるトッププレート
と、このトッププレートの下面に設けたリンク本体とで
リンク(プラスチック製)を形成し、このリンクどうし
を金属製連結ピンで連結して形成した搬送用チェーンは
公知である(特開2001−139121号公報)。
【0003】従来の搬送用チェーンを構成するリンクの
裏面が図16(A)に、軸受体が図16(B)に示され
ている。このリンク2は、トッププレート3と、トップ
プレート3の下面に設けられたリンク本体4とからな
り、このリンク本体4は、軸受体が装着される筒孔5a
を有する略々円筒状の頭部5と、該頭部5にチェーン長
手方向に延設された一対の脚部6、7とからなり、この
脚部6、7にはピン孔6a、7aが形成されている。ま
た、頭部5には、ピン用長孔5bが設けられている。
【0004】この頭部5の筒孔5aには、連結ピン9が
遊嵌される貫通孔を有する比較的短い略々円柱状の軸受
体(プラスチック製)が装着される。この頭部5と軸受
体とで連結ピン9の軸受部が形成される。また、軸受体
は、駆動用スプロケットSの歯STに良好に係合して噛
み合う(図1参照)ように、一方の軸端の片側が歯ST
に良好に係合する湾曲面、及びこの湾曲面に連なる平坦
な垂直面を有する。
【0005】リンク2を連結して搬送用チェーンを形成
する場合、一方のリンク2の頭部5が隣接する他方のリ
ンク2の一対の脚部6、7間に位置するようにして連結
ピン9で連結する。
【0006】また、従来の搬送用チェーン1’として
は、図18に示すように、上記のような円筒状の頭部を
有さないタイプのものもある。すなわち、搬送用チェー
ン1’を構成するリンク2’は、トッププレート3’
と、トッププレート3’の下面に設けられたリンク本体
4’とからなる。リンク本体4’は、ピン用貫通孔5’
aを有する円筒状の軸受部5’と、この軸受部5’にチ
ェーン長手方向に延設されると共に、ピン孔6’a、
7’aを有する一対の脚部6’、7’とからなる。
【0007】搬送用チェーン1’は、一方のリンク2’
の軸受部5’が隣接する他方のリンク2’の一対の脚部
6’、7’間に位置するようにして連結ピン9’で連結
することにより形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の搬送用チェーン
は、例えば、使用者がチェーンの長さを変更する場合、
リンクを抜いたり、あるいは新しいリンクを付け加えた
りして繋ぐが、図17(A)に示すように、脚部6のピ
ン孔6aから連結ピン9を挿入し、ハンマーなどで叩き
込んで連結する。
【0009】しかし、連結ピン9の後端側には、ピン孔
からの抜け外れ防止用のローレット9aが形成されてい
るため、上記のようにハンマーなどで連結ピン9を叩き
込んでピン孔6aに圧入すると、図17(B)に示すよ
うに、脚部6が内側に傾き、脚部間の間隔L1が狭窄さ
れ、L2<L1となる。
【0010】そうすると、脚部6,7が軸受部の頭部5
を圧縮して挟み込み、あるいは挟持するので、搬送チェ
ーンの屈曲性能が低下し、屈曲不良になるという問題が
あった。この問題は、図18に示すような搬送チェーン
1’においても、連結ピン9’をピン孔6’に圧入する
と、円筒状の軸受部5’が圧縮挟持されることになるた
め、同じように生じる問題である。
【0011】そこで、本発明は、前述したような従来技
術の問題点を解消し、一方のリンクの軸受部を構成する
頭部が隣接する他方のリンクの一対の脚部間に配設され
た状態で、連結ピンによりリンクどうしが無端状に連結
されてなる搬送用チェーンにおいて、軸受体を頭部の筒
状部に常に正しい向きに装着することができると共に、
リンクの脚部に連結ピンを挿入してリンクを連結した場
合、脚部間の狭窄を防止でき、軸受部の圧縮挟み込み、
あるいは挟持による搬送チェーンの屈曲性能の低下、屈
曲不良を防止できる搬送用チェーンを提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明は、連結ピンが貫通するピン
用長孔が形成された略々円筒状の筒状部からなる頭部
と、該頭部にチェーン長手方向に延設された一対の脚部
とからなるリンク本体が、トッププレートの下面に設け
られてリンクが構成され、前記筒状部にピン用貫通孔が
形成された略々円柱状の軸受体が回転可能に装着されて
軸受部が形成され、一方のリンクに形成された頭部が隣
接する他方のリンクの一対の脚部間に配設された状態
で、前記軸受部を貫通して、その両端が一対の脚部にそ
れぞれ形成されたピン孔に挿嵌された連結ピンにより、
リンクどうしが無端状に連結されてなる搬送用チェーン
において、前記頭部の筒状部には、スプロケットの歯が
入り込む切欠部が形成されると共に、該筒状部の底面に
凸部と凹部が形成され、前記軸受体の一方の先端には、
前記切欠部から入ったスプロケットの歯面に係合する湾
曲面が形成されると共に、他方の先端には凹部と凸部が
形成され、前記頭部の筒状部に装着された軸受体の凹部
に筒状部の底面に形成された凸部が入り、軸受部を構成
する頭部のピン用長孔と軸受体のピン用貫通孔とが貫通
して連結ピンが挿入され、該挿入された連結ピンは、そ
の先端が一方の脚部のピン孔に挿嵌されると共に、該ピ
ン孔に形成された受け用突起部に当接し、その他端が他
方の脚部のピン孔に挿嵌されると共に、該連結ピンに形
成された係止用突出部が該脚部の内側でピン孔の縁に当
接して、一対の脚部間の間隔が保持されている搬送用チ
ェーン、という構成としたものである。請求項2に係る
本発明は、連結ピンが貫通するピン用長孔が形成された
略々円筒状の筒状部からなる頭部と、該頭部にチェーン
長手方向に延設された一対の脚部とからなるリンク本体
が、トッププレートの下面に設けられてリンクが構成さ
れ、前記筒状部にピン用貫通孔が形成された略々円柱状
の軸受体が回転可能に装着されて軸受部が形成され、一
方のリンクに形成された頭部が隣接する他方のリンクの
一対の脚部間に配設された状態で、前記軸受部を貫通し
て、その両端が一対の脚部にそれぞれ形成されたピン孔
に挿嵌された連結ピンにより、リンクどうしが無端状に
連結されてなる搬送用チェーンにおいて、前記頭部の筒
状部には、スプロケットの歯が入り込む切欠部が形成さ
れると共に、該筒状部の底面に凸部と凹部が形成され、
前記軸受体の一方の先端には、前記切欠部から入ったス
プロケットの歯面に係合する湾曲面が形成されると共
に、他方の先端には凹部と凸部が形成され、前記頭部の
筒状部に装着された軸受体の凹部に筒状部の底面に形成
された凸部が入り、軸受部を構成する頭部のピン用長孔
と軸受体のピン用貫通孔とが貫通して連結ピンが挿入さ
れ、該挿入された連結ピンは、その先端が一方の脚部の
ピン孔に挿嵌されると共に、該ピン孔に形成された受け
用突起部に当接し、その他端が他方の脚部のピン孔に挿
嵌されると共に、該連結ピンに形成された係止用凹溝部
が該ピン孔内周縁に形成された係止用突出部に嵌合固定
されて、一対の脚部間の間隔が保持されている搬送用チ
ェーン、という構成としたものである。
【0013】
【作用】本発明の搬送用チェーンは、頭部の筒状部に
は、スプロケットの歯が入り込む切欠部が形成されると
共に、該筒状部の底面に凸部と凹部が形成され、前記軸
受体の一方の先端には、前記切欠部から入ったスプロケ
ットの歯面に係合する湾曲面が形成されると共に、他方
の先端には凹部と凸部が形成され、前記頭部の筒状部に
装着された軸受体の凹部に筒状部の底面に形成された凸
部が入り、軸受部を構成する頭部のピン用長孔と軸受体
のピン用貫通孔とが貫通して連結ピンが挿入されるの
で、軸受体を筒状部に正常な向きと逆の向きに装着する
と、軸受体の凸部と筒状部の底面に形成された凸部とが
当たるため、ピン用長孔とピン用貫通孔とがずれて軸受
部に連結ピンを挿入することができなくなり、その結
果、常に軸受体は正しい向きに装着される。また、軸受
部に挿入された連結ピンは、その先端が一方の脚部のピ
ン孔に挿嵌されると共に、該ピン孔に形成された受け用
突起部に当接し、その他端が他方の脚部のピン孔に挿嵌
されると共に、該連結ピンに形成された係止用突出部が
該脚部の内側でピン孔の縁に当接して、一対の脚部間の
間隔が保持されているので、脚部間の狭窄が防止され、
軸受部の圧縮挟み込み、挟持が防止され、搬送チェーン
の屈曲性能の低下、屈曲不良が防止される。軸受部に挿
入された連結ピンは、その先端が一方の脚部のピン孔に
挿嵌されると共に、該ピン孔に形成された受け用突起部
に当接し、その他端が他方の脚部のピン孔に挿嵌される
と共に、該連結ピンに形成された係止用凹溝部が該ピン
孔内周縁に形成された係止用突出部に嵌合固定されて、
一対の脚部間の間隔が保持されている場合、脚部間の狭
窄が防止され、軸受部の圧縮挟み込み、挟持が防止さ
れ、搬送チェーンの屈曲性能の低下、屈曲不良が防止さ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態である実施例1
を図1〜図9に基づいて説明する。図1は、本発明実施
例の搬送用チェーン11がスプロケットSの歯STに、
後記する軸受体18が良好に噛み合っている状態を示す
説明図である。この搬送用チェーン11は、図2に示す
ように、リンク12が後記する連結ピン19により連結
されてなるもので、直線方向、上下左右方向等の走行ラ
インに沿って屈曲しながら走行できるユニバーサルタイ
プの搬送用チェーンである。
【0015】搬送用チェーン11を構成するリンク12
は、図3(A)、図4〜図6に示すように、搬送物が載
置されるトッププレート13と、トッププレート13の
下面に設けられたリンク本体14とからなり、トッププ
レート13の両側面には面取り13a(図4)が施さ
れ、先端側が湾曲面13b(図4)に形成されている。
また、トッププレート13の側端の一部下面には、図
2、図6に示すように、下方のリンク本体14に連なる
湾曲面13cが形成されている。面取り13aは、トッ
ププレート13の摩耗による先端部のエッジ化を防止す
る。横曲がり(左右曲がり)走行時に隣接するリンクの
脚部上にトッププレートの湾曲面13cが被さるため、
屈曲時のリンク間どうしの隙間がつめられる。そして、
このリンク12は合成樹脂で一体に成形されている。
【0016】リンク本体14は、軸受体18が装着され
る軸受体用の筒孔15aを有する略々円筒状の頭部15
を備えると共に、この頭部15にチェーン長手方向に延
設された一対の脚部16,17を備えている。この筒孔
15aの底面(トッププレート13裏面)には、図7に
示すように、凹部15cと両側を切欠した凸部15dと
で凹凸部15c、15dが形成されている。
【0017】また、この頭部15の筒孔15a周囲の筒
状部には、連結ピン19が貫通するピン用長孔15bが
形成されている。頭部15は、略々円筒状ではあるが、
図6に示すように、脚部16、17が延設されている部
分が切欠部15eとなっており、この切欠部15eにス
プロケットの歯STが入り込み、後記する軸受体18の
湾曲面18bと係合するようになっている。
【0018】脚部16、17には、それぞれ連結ピン1
9が挿嵌されるピン孔16a、17aが形成されてい
る。脚部16のピン孔16aは略々D字状の嵌合孔であ
り、連結ピン19の先端を受ける側のピン孔17aは、
連結ピン19先端が入り易いように面取り17bがして
あると共に、脚部外方へ抜け出さないようにすると共
に、脚部16,17間の狭窄を防止するために、リング
状の受け用突起部17c(図6、図9参照。)を有する
略々D字状の嵌合孔となっている。
【0019】頭部15の筒孔15a内には、リンク12
どうしを連結するための比較的短い略々円柱状の軸受体
18が挿入され、この軸受体18は中心軸線を中心とし
て自由に回動するように装着される。このように、この
頭部の筒孔15a内に装着された軸受体18と、頭部1
5とで軸受部20が構成される。
【0020】軸受体18には、図3(B)に示すよう
に、連結ピン19が遊嵌される円形のピン用貫通孔18
aが形成される。さらに、軸受体18の一方の先端に
は、駆動用スプロケットSの歯面STに良好に係合する
ように、片側肩下がりの湾曲面18bが形成されると共
に、この湾曲面18bに連なる垂直面18eが形成され
ている。また、軸受体18の他方の先端には、凹部18
c及び凸部18dからなる凹凸部18c、18dが形成
されている。
【0021】連結ピン19は、図8(A)、(B)に示
すように、円形ピンに平坦面を形成した断面略々D字状
のもので、その平坦面にピン抜け外れを防止すると共
に、脚部16、17間の狭窄を防止するための係止用突
出部19aが形成されている。
【0022】上記リンク12を連結して搬送用チェーン
11を形成する場合、各リンク12の頭部15の筒孔1
5a内に軸受体18を装着するが、この場合、図7に示
すように、軸受体18が頭部15の筒孔15a内に正し
い向きで装着されることが必要である。
【0023】この正しい向きとは、軸受体18の垂直面
18eと頭部15の切欠部15eとが対峙する向きのこ
とで、スプロケットの歯STと湾曲面18bとが係合す
るようになる。この場合は、筒孔15aの凹部15cに
軸受体18の凸部18dが入り込み、頭部15のピン用
長孔15bと軸受体18のピン用貫通孔18aとが貫通
する。
【0024】しかし、軸受体18が逆向きに装着される
と、筒孔15aの凸部15dに軸受体18の凸部18d
が当接して、軸受体18が僅かに浮き上がり、頭部15
のピン用長孔15bと軸受体18のピン用貫通孔18a
の位置が上下にずれて連結ピン19が挿入できなくな
る。
【0025】上記の構成からなるリンク12を連結して
搬送用チェーン11を形成する場合、まず、各リンク1
2の頭部15の筒孔15a内に軸受体18を装着し、次
いで、一方のリンク12の頭部15が隣接する他方のリ
ンク12の一対の脚部16、17間に位置するようにし
て、脚部間に亘って設けられた連結ピン19により、リ
ンク12どうしを無端状に連結する。
【0026】この場合、この実施例1では、図8
(A)、(B)、(C)に示すように、連結ピン19に
は係止用突出部19aが形成されているため、脚部16
のピン孔16aから連結ピン19を挿入して打ち込む
と、その先端が脚部17のピン孔17a内にリング状の
受け用突起部17cで抜け止めされて挿嵌されると共
に、係止用突出部19aがピン孔16aを通り抜けて脚
部16の内側に入り込む。
【0027】その結果、図9に示すように、連結ピン1
9が脚部16、17間に亘って装着されたとき、連結ピ
ン19後端側の係止用突出部19aがピン孔16aの縁
に当接すると共に、先端がピン孔17aに形成された受
け用突起部17cに当接するように該ピン孔17aに挿
嵌されるので、連結ピン19の先端と受け用突起部17
cとの当接、及び連結ピン19の他端の係止用突出部1
9aとピン孔16aの縁との当接により、脚部16、1
7間の間隔が保持されて、該脚部間の狭窄が防止され、
軸受部20の頭部15の圧縮挟み込み、挟持を防止する
ことができ、搬送チェーンの屈曲性能の低下、屈曲不良
を防止することができる。また、軸受体18を頭部15
の筒状部に正常な向きと逆の向きに装着すると、ピン用
長孔15bと軸受体18のピン用貫通孔18aの位置が
上下にずれて軸受部20に連結ピン19を挿入できなく
なり、その結果、常に軸受体18を正しい向きに装着す
ることができる。
【0028】本発明の実施例2を図10、図11に基づ
いて説明する。実施例2の搬送用チェーンは、前記実施
例1の搬送用チェーンと、連結ピンの形状及び脚部のピ
ン孔の形状が異なるのみで、搬送用チェーンの主たる構
成は変わらない。以下、前記実施例1と同一態様部材に
は適宜同一符号を付して説明する。
【0029】図10(A)、(B)には、連結ピン29
の側面図、正面図が示され、連結ピン29は、断面円形
状のもので、後端部側にリング状の係止用突出部29a
が形成されている。
【0030】図11には、脚部26,27間に亘って連
結ピン29が装着された場合の説明図が示され、ここで
は、軸受体18を省略したリンクの正面図として示され
ている。脚部26には,連結ピン29が嵌挿される円形
状のピン孔26aが設けられ、また、脚部27には,円
形状のピン孔27aが設けられ、このピン孔27aは、
連結ピン29の先端が脚部外方へ抜け出さないようにす
ると共に、脚部26、27間の狭窄を防止するために、
リング状の受け用突起部27cを有する円形の嵌合孔と
なっている。
【0031】上記リンク22を連結して搬送用チェーン
を形成する場合、前記実施例1と同じように、まず、各
リンク22の頭部15の筒孔15a内に軸受体18を装
着し、次いで、一方のリンク22の頭部15が隣接する
他方のリンク22の一対の脚部26、27間に位置する
ようにして、脚部間に亘って設けられた連結ピン29に
より、リンク22どうしを無端状に連結する。
【0032】この場合、図10、図11に示すように、
連結ピン29には係止用突出部29aが形成されている
ため、脚部26のピン孔26aから連結ピン29を挿入
して打ち込むと、その先端が脚部27のピン孔27a内
にリング状の受け用突起部27cに当接するように挿嵌
されると共に、係止用突出部29aがピン孔26aを通
り抜けて脚部26の内側に入り込んでピン孔26aの縁
に当接し係止される。
【0033】その結果、連結ピン29が脚部26、27
間に亘って設けられたとき、連結ピン29後端側の係止
用突出部29aがピン孔26aの縁に当接して係止され
ると共に、先端がピン孔27aの受け用突起部27cに
当接するようにピン孔27aに挿嵌されるので、連結ピ
ン29の先端と受け用突起部27cとの当接、及び連結
ピンの他端の係止用突出部29aとピン孔27aの縁と
の当接により、脚部間の間隔が保持されて、脚部間の狭
窄が防止され、軸受部の頭部15の圧縮挟み込み、挟持
を防止することができ、搬送チェーンの屈曲性能の低
下、屈曲不良を防止することができる。
【0034】本発明の実施例3を図12、図13に基づ
いて説明する。実施例3の搬送用チェーンは、前記実施
例1の搬送用チェーンと、連結ピンの形状及び脚部のピ
ン孔の形状が異なるのみで、搬送用チェーンの主たる構
成は変わらない。以下、前記実施例1と同一態様部材に
は適宜同一符号を付して説明する。
【0035】図12には、連結ピン39が示され、連結
ピン39は、断面円形状のもので、後端部側にリング状
の係止用凹溝部39aが形成されている。
【0036】図13には、脚部36,37間に亘って連
結ピン39が設けられた場合の説明図が示され、ここで
は、軸受体18を省略したリンクの正面図として示され
ている。脚部36には,連結ピン39が挿嵌される円形
状のピン孔36aが設けられ、このピン孔36aの内周
縁には、リング状の係止用突出部36bが形成されてい
る。また、脚部37には,円形状のピン孔37aが設け
られ、このピン孔37aは、連結ピン39の先端が脚部
外方へ抜け出さないようにすると共に、脚部36、37
間の狭窄を防止するために、リング状の受け用突起部3
7cを有する円形の嵌合孔となっている。
【0037】上記リンク32を連結して搬送用チェーン
を形成する場合、前記実施例1と同じように、まず、各
リンク32の頭部15の筒孔15a内に軸受体18を装
着し、次いで、一方のリンク32の頭部15が隣接する
他方のリンク32の一対の脚部36、37間に位置する
ようにして、脚部間に亘って連結ピン39を装着し、リ
ンク32どうしを無端状に連結する。
【0038】この場合、図12、図13に示すように、
連結ピン39には係止用凹溝部39aが形成されている
ため、脚部36のピン孔36aから連結ピン39を挿入
して打ち込むと、その先端が脚部37のピン孔37a内
でリング状の受け用突起部37cに当接するように挿嵌
されると共に、ピン孔36aの係止用突出部36bが連
結ピン39の係止用凹溝部39aに嵌合する。
【0039】その結果、連結ピン39が脚部36、37
間に亘って設けられたとき、連結ピン39後端側の係止
用凹溝部39aがピン孔36aのリング状の係止用突出
部36bに嵌合固定されると共に、先端がピン孔37a
の受け用突起部37cに当接するように該ピン孔37a
に挿嵌されるので、連結ピン39先端の受け用突起部3
7cとの当接と、後端の凹溝部39a及び突出部36b
の嵌合固定とにより、脚部間の間隔が保持されて、脚部
間の狭窄が防止され、軸受部の頭部15の圧縮挟み込
み、挟持を防止することができ、搬送チェーンの屈曲性
能の低下、屈曲不良を防止することができる。
【0040】以上、実施例1〜実施例3として、搬送用
チェーンを構成するリンクがトッププレートとリンク本
体とが略々同じ形状のものについて説明したが、トップ
プレートを図14、図15に示すように、リンク本体の
幅より大きいトッププレート13’、13”としてもよ
く、その形状が三日月形状のトッププレート(図示略)
であっても構わない。
【0041】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によれば、搬送用
チェーンは、頭部の筒状部には、スプロケットの歯が入
り込む切欠部が形成されると共に、該筒状部の底面に凸
部と凹部が形成され、前記軸受体の一方の先端には、前
記切欠部から入ったスプロケットの歯面に係合する湾曲
面が形成されると共に、他方の先端には凹部と凸部が形
成され、前記頭部の筒状部に装着された軸受体の凹部に
筒状部の底面に形成された凸部が入り、軸受部を構成す
る頭部のピン用長孔と軸受体のピン用貫通孔とが貫通し
て連結ピンが挿入されるので、チェーンを組み立てると
き、あるいはチェーンを切り接ぎするとき、軸受体を筒
状部に正常な向きと逆の向きに装着すると、軸受体の凸
部と筒状部の底面に形成された凸部とが当たるため、ピ
ン用長孔とピン用貫通孔とがずれて軸受部に連結ピンを
挿入することができなくなり、その結果、常に軸受体を
正しい向きに装着することができる。
【0042】また、軸受部に挿入された連結ピンは、そ
の先端が一方の脚部のピン孔に挿嵌されると共に、該ピ
ン孔に形成された受け用突起部に当接し、その他端が他
方の脚部のピン孔に挿嵌されると共に、該連結ピンに形
成された係止用突出部が該脚部の内側でピン孔の縁に当
接して、一対の脚部間の間隔が保持されているので、脚
部間の狭窄が防止され、軸受部の圧縮挟み込み、挟持が
防止され、搬送チェーンの屈曲性能の低下、屈曲不良を
防止することができる。
【0043】請求項2に係る本発明によれば、前記請求
項1に係る本発明と同様に、軸受体を筒状部に正常な向
きと逆の向きに装着すると、軸受体の凸部と筒状部の底
面に形成された凸部とが当たるため、軸受部に連結ピン
の挿入ができなくなり、その結果、常に軸受体を正しい
向きに装着することができる。また、軸受部に挿入され
た連結ピンは、その先端が一方の脚部のピン孔に挿嵌さ
れると共に、該ピン孔に形成された受け用突起部に当接
し、その他端が他方の脚部のピン孔に挿嵌されると共
に、該連結ピンに形成された係止用凹溝部が該ピン孔内
周縁に形成された係止用突出部に嵌合固定されて、一対
の脚部間の間隔が保持されているので、脚部間の狭窄が
防止され、軸受部の圧縮挟み込み、挟持が防止され、搬
送チェーンの屈曲性能の低下、屈曲不良を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1における、搬送用チェーンがス
プロケットの歯に良好に噛み合っている状態を示す説明
図である。
【図2】同上、搬送用チェーンが屈曲走行する場合の説
明図である。
【図3】同上、搬送用チェーンの分解図を示し、(A)
はリンクの斜視図、(B)は軸受体の斜視図、(C)は
連結ピンの斜視図である。
【図4】同上、リンク表面側の平面図である。
【図5】同上、リンクの側面図である。
【図6】同上、リンク裏面側の平面図である。
【図7】同上、軸受体が正しい向きで装着された場合の
説明図である。
【図8】同上、連結ピンを示し、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図9】同上、連結ピンの装着状態を示す説明図であ
る。
【図10】本発明実施例2における、連結ピンを示し、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図11】同上、連結ピンの装着状態を示す説明図であ
る。
【図12】本発明実施例3における、連結ピンを示し、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図13】同上、連結ピンの装着状態を示す説明図であ
る。
【図14】本発明各実施例の変形例であるリンクの平面
図である。
【図15】本発明各実施例の変形例であるリンクの平面
図である。
【図16】従来の搬送用チェーンにおける、リンク、軸
受体を示し、(A)はリンクの裏面側の平面図、(B)
は軸受体の斜視図である。
【図17】同上、連結ピンの装着状態を示し、(A)は
連結ピン挿入時、(B)は連結ピン装着後の説明図であ
る。
【図18】従来の他の搬送用チェーンの裏面側の平面図
である。
【符号の説明】
11 搬送用チェーン 12、22、32 リンク 13 トッププレート 13a 面取り 13b 湾曲面 13c 湾曲面 14 リンク本体 15 頭部 15a 筒孔 15b ピン用長孔 15c 凹部 15d 凸部 15e 切欠部 16 脚部 16a ピン孔 17 脚部 17a ピン孔 17b 面取り 17c 受け用突起部 18 軸受体 18a ピン用貫通孔 18b 湾曲面 18c 凹部 18d 凸部 18e 垂直面 19 連結ピン 19a 係止用突出部 20 軸受部 26 脚部 26a ピン孔 27 脚部 27a ピン孔 27c 受け用突起部 29 連結ピン 29a 係止用突出部 36 脚部 36a ピン孔 36b 係止用突出部 37 脚部 37a ピン孔 37c 受け用突起部 39 連結ピン 39a 係止用凹溝部 S スプロケット ST 歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−139121(JP,A) 特開 昭63−258306(JP,A) 実公 昭45−21059(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 17/08 B65G 17/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結ピンが貫通するピン用長孔が形成さ
    れた略々円筒状の筒状部からなる頭部と、該頭部にチェ
    ーン長手方向に延設された一対の脚部とからなるリンク
    本体が、トッププレートの下面に設けられてリンクが構
    成され、前記筒状部にピン用貫通孔が形成された略々円
    柱状の軸受体が回転可能に装着されて軸受部が形成さ
    れ、一方のリンクに形成された頭部が隣接する他方のリ
    ンクの一対の脚部間に配設された状態で、前記軸受部を
    貫通して、その両端が一対の脚部にそれぞれ形成された
    ピン孔に挿嵌された連結ピンにより、リンクどうしが無
    端状に連結されてなる搬送用チェーンにおいて、 前記頭部の筒状部には、スプロケットの歯が入り込む切
    欠部が形成されると共に、該筒状部の底面に凸部と凹部
    が形成され、 前記軸受体の一方の先端には、前記切欠部から入ったス
    プロケットの歯面に係合する湾曲面が形成されると共
    に、他方の先端には凹部と凸部が形成され、 前記頭部の筒状部に装着された軸受体の凹部に筒状部の
    底面に形成された凸部が入り、軸受部を構成する頭部の
    ピン用長孔と軸受体のピン用貫通孔とが貫通して連結ピ
    ンが挿入され、 該挿入された連結ピンは、その先端が一方の脚部のピン
    孔に挿嵌されると共に、該ピン孔に形成された受け用突
    起部に当接し、その他端が他方の脚部のピン孔に挿嵌さ
    れると共に、該連結ピンに形成された係止用突出部が該
    脚部の内側でピン孔の縁に当接して、一対の脚部間の間
    隔が保持されていることを特徴とする搬送用チェーン。
  2. 【請求項2】 連結ピンが貫通するピン用長孔が形成さ
    れた略々円筒状の筒状部からなる頭部と、該頭部にチェ
    ーン長手方向に延設された一対の脚部とからなるリンク
    本体が、トッププレートの下面に設けられてリンクが構
    成され、前記筒状部にピン用貫通孔が形成された略々円
    柱状の軸受体が回転可能に装着されて軸受部が形成さ
    れ、一方のリンクに形成された頭部が隣接する他方のリ
    ンクの一対の脚部間に配設された状態で、前記軸受部を
    貫通して、その両端が一対の脚部にそれぞれ形成された
    ピン孔に挿嵌された連結ピンにより、リンクどうしが無
    端状に連結されてなる搬送用チェーンにおいて、 前記頭部の筒状部には、スプロケットの歯が入り込む切
    欠部が形成されると共に、該筒状部の底面に凸部と凹部
    が形成され、 前記軸受体の一方の先端には、前記切欠部から入ったス
    プロケットの歯面に係合する湾曲面が形成されると共
    に、他方の先端には凹部と凸部が形成され、 前記頭部の筒状部に装着された軸受体の凹部に筒状部の
    底面に形成された凸部が入り、軸受部を構成する頭部の
    ピン用長孔と軸受体のピン用貫通孔とが貫通して連結ピ
    ンが挿入され、 該挿入された連結ピンは、その先端が一方の脚部のピン
    孔に挿嵌されると共に、該ピン孔に形成された受け用突
    起部に当接し、その他端が他方の脚部のピン孔に挿嵌さ
    れると共に、該連結ピンに形成された係止用凹溝部が該
    ピン孔内周縁に形成された係止用突出部に嵌合固定され
    て、一対の脚部間の間隔が保持されていることを特徴と
    する搬送用チェーン。
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