JP3533326B2 - 冷蔵庫の制御方法 - Google Patents

冷蔵庫の制御方法

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JP3533326B2
JP3533326B2 JP2332398A JP2332398A JP3533326B2 JP 3533326 B2 JP3533326 B2 JP 3533326B2 JP 2332398 A JP2332398 A JP 2332398A JP 2332398 A JP2332398 A JP 2332398A JP 3533326 B2 JP3533326 B2 JP 3533326B2
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blower
cooler
freezer compartment
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ice making
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2400/00Auxiliary features or devices for producing, working or handling ice
    • F25C2400/10Refrigerator units

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍室を有する冷
蔵庫の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫においては、冷蔵庫の本体
背面にエバカバーを設け、このエバカバーの背面と内箱
との間に冷却器と、冷却器からの冷気を少なくとも冷凍
室へ循環送風するための冷却器用送風機を設けていた。
そして、冷蔵室、冷凍室、製氷室、野菜室などの各部屋
に、この冷却器用送風機を動作させてエバカバーの開口
部から冷気を送り込んでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造では次のような問題点があった。
【0004】まず、冷凍時間や製氷時間を短縮させるた
めには、エバカバーの開口部を大きくして冷気を送り込
む量を多くするか、冷却器用送風機の回転数を上げるな
どの方法が考えられるが、これらの方法では冷却バラン
スが崩れたり、騒音が発生するという問題点があった。
【0005】また、冷却器の近くに冷却器用送風機とは
異なる第2の送風機を設けて冷気の送り込む量を多くす
る方法も考えられるが、冷気がこの第2の送風機に引っ
張られる状態となって、結果としては冷却バランスが悪
化し、冷蔵室が冷えなくなるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、冷却
バランスを崩すことなく容易に冷凍時間や製氷時間を短
縮することができる冷蔵庫の制御方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷蔵庫の制御
方法は、冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送
風する冷却器用送風機と、冷凍室に配された攪拌用送風
機と、冷蔵庫の周囲の温度である室温を測定する室温検
知手段を有した冷蔵庫であって、室温検知手段が検知し
た室温が高い程、攪拌用送風機の回転数を下げるもので
ある。
【0008】請求項2の冷蔵庫の制御方法は、冷却器か
らの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用送
風機と、冷凍室に配された攪拌用送風機と、冷凍室の冷
凍室温度を測定する冷凍室温度検知手段を有した冷蔵庫
であって、冷凍室温度検知手段が検知した冷凍室温度が
高い程、攪拌用送風機の回転数を上げる。
【0009】請求項3の冷蔵庫の制御方法は、冷却器か
らの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用送
風機と、冷凍室に配された攪拌用送風機と、冷凍室の冷
凍室温度を設定する冷凍室温度設定手段を有した冷蔵庫
であって、冷凍室温度設定手段で設定した冷凍室温度が
高い程、攪拌用送風機の回転数を上げる。
【0010】請求項4の冷蔵庫の制御方法は、冷却器か
らの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用送
風機と、冷凍室に配された攪拌用送風機と、冷却器を加
熱する冷却器ヒータを有した冷蔵庫であって、冷却器ヒ
ータによって冷却器を加熱して除霜を行う前の所定時間
中における攪拌用送風機の回転数を、通常運転中の攪拌
用送風機の回転数より上げるものである。
【0011】請求項5の冷蔵庫の制御方法は、冷却器か
らの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用送
風機と、冷凍室に配された攪拌用送風機と、冷却器を加
熱する冷却器ヒータを有した冷蔵庫であって、冷却器ヒ
ータによって冷却器を加熱して除霜を行う除霜運転中に
おいて攪拌用送風機を動作させるものである。
【0012】請求項6の冷蔵庫の制御方法は、冷却器か
らの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用送
風機と、冷凍室に配された攪拌用送風機と、冷却器を加
熱する冷却器ヒータを有した冷蔵庫であって、冷却器ヒ
ータによって冷却器を加熱して除霜を行う除霜運転中に
おける攪拌用送風機の回転数を、通常運転中の攪拌用送
風機の回転数より下げるものである。
【0013】請求項7の冷蔵庫の制御方法は、冷却器か
らの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用送
風機と、冷凍室に配された攪拌用送風機と有した冷蔵庫
であって、圧縮器の運転率が高い程、攪拌用送風機の回
転数を下げるものである。
【0014】請求項8の冷蔵庫の制御方法は、冷却器か
らの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用送
風機と、冷凍室に配された攪拌用送風機とを有した冷蔵
庫であって、攪拌用送風機の回転数が上がった時は、そ
れと同期して冷却器用送風機の回転数を上げるものであ
る。
【0015】請求項9の冷蔵庫の制御方法は、冷却器か
らの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用送
風機と、冷凍室に配された攪拌用送風機と、圧縮機を冷
却する放熱用送風機とを有した冷蔵庫であって、攪拌用
送風機の回転数が上がった時は、それと同期して放熱用
送風機の回転数を上げるものである。
【0016】請求項10の冷蔵庫の制御方法は、冷凍室
と、冷蔵室と、冷凍室の扉の開閉状態を検知する冷凍室
扉開閉検知手段と、冷蔵室の扉の開閉状態を検知する冷
蔵室扉開閉検知手段と、冷却器からの冷気を少なくとも
冷凍室へ循環送風する冷却器用送風機と、冷凍室に配さ
れた攪拌用送風機とを有した冷蔵庫であって、冷凍室扉
開閉検知手段が冷凍室の扉の開状態を検知した時には、
攪拌用送風機を停止させ、冷蔵室扉開閉検知手段が冷蔵
室の扉の開状態を検知しても攪拌用送風機の動作を続け
るものである。
【0017】請求項11の冷蔵庫の制御方法は、冷却器
からの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用
送風機と、冷凍室の一部に設けられた製氷部と、製氷部
に設けられた製氷装置と、冷凍室に配された攪拌用送風
機とを有した冷蔵庫であって、製氷装置が製氷運転を中
止している時は、攪拌用送風機を停止させるものであ
る。
【0018】請求項12の冷蔵庫の制御方法は、冷却器
からの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用
送風機と、冷凍室に配された攪拌用送風機と、冷蔵庫の
周囲の温度である室温を測定する室温検知手段を有した
冷蔵庫であって、室温検知手段が検知した室温が所定温
度より高い場合には、攪拌用送風機を圧縮機と同期して
動作させ、室温検知手段が検知した室温が所定温度より
低い場合には、攪拌用送風機を圧縮機の停止後所定時間
動作させるものである。
【0019】請求項13の冷蔵庫の制御方法は、冷却器
からの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用
送風機と、冷凍室に配された攪拌用送風機とを有した冷
蔵庫であって、圧縮機の運転率が所定運転率より高い場
合には、攪拌用送風機を圧縮機と同期して動作させ、圧
縮機の運転率が所定運転率より低い場合には、攪拌用送
風機を圧縮機の停止後所定時間動作させるものである。
【0020】請求項14の冷蔵庫の制御方法は、冷却器
からの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用
送風機と、冷凍室の一部に設けられた製氷部と、製氷部
に設けられた製氷皿を含む製氷装置と、冷凍室に配され
た攪拌用送風機と、製氷皿の温度である製氷皿温度を測
定する製氷皿温度検知手段を有した冷蔵庫であって、製
氷装置の製氷運転中に製氷皿温度検知手段が検知した製
氷皿温度が、所定温度より高い場合には、攪拌用送風機
を一定時間強制的に動作させるものである。
【0021】請求項15の冷蔵庫の制御方法は、冷却器
からの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷却器用
送風機と、冷凍室の一部に設けられた製氷部と、製氷部
に設けられた製氷皿を含む製氷装置と、製氷用の水を貯
蔵するタンクと、タンクから製氷皿へ水を給水する給水
管と、給水管の水の出口付近に設けられた給水口ヒータ
と、冷凍室に配された攪拌用送風機とを有した冷蔵庫で
あって、製氷装置の製氷運転中において、攪拌用送風機
の動作中における給水口ヒータの熱容量を、攪拌用送風
機の停止中の熱容量より大きくするものである。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】請求項1の冷蔵庫の制御方法であると、室
温が高いほど圧縮機の運転率が上がり、送られてくる冷
気の量が多いため、攪拌用送風機の回転数を下げても冷
凍室内部の冷却を行うことができる。
【0034】請求項2の冷蔵庫の制御方法であると、冷
凍室温度が高いほど攪拌用送風機の回転数を上げて、冷
凍室温度を低くする。
【0035】請求項3の冷蔵庫の制御方法であると、冷
凍室温度の設定温度が高いほど攪拌用送風機の回転数を
上げて、冷凍室温度を低くする。
【0036】請求項4の冷蔵庫の制御方法であると、除
霜を行う前の所定時間、いわゆるプリクール運転中にお
いては、攪拌用送風機の回転数を通常運転中の回転数よ
りも上げて、冷凍室温度を低くする。これによって、除
霜が開始されても、冷凍室温度が上がりにくくなる。
【0037】請求項5の冷蔵庫の制御方法であると、除
霜運転中においては、攪拌用送風機を動作させて、冷凍
室温度が高くならないようにする。
【0038】請求項6の冷蔵庫の制御方法であると、除
霜運転中は、冷却器ヒータの暖気による冷凍室温度の上
昇を緩和させるために、攪拌用送風機の回転を下げる。
【0039】請求項7の冷蔵庫の制御方法であると、圧
縮機の運転率が高いほど送られてくる冷気の量が多いた
め、攪拌用送風機の回転数を下げる。
【0040】請求項8の冷蔵庫の制御方法であると、攪
拌用送風機の回転数が上がったときは、それと同期して
冷却器用送風機の回転数を上げて、冷気の送り込まれる
量を多くし、冷凍室温度を下げる。
【0041】請求項9の冷蔵庫の制御方法であると、攪
拌用送風機の回転数が上がったときは、それと同期して
放熱用送風機の回転数を上げて圧縮機の放熱を促進す
る。
【0042】請求項10の冷蔵庫の制御方法であると、
冷凍室の扉が開状態にあるときは、攪拌用送風機を停止
させて、冷気が外に漏れないようにし、また、その他の
冷蔵室の扉が開状態にある場合には、攪拌用送風機の動
作を続ける。これは、他の扉が開いても冷凍室の冷気が
外に漏れないからである。
【0043】請求項11の冷蔵庫の制御方法であると、
製氷運転を中止しているときは、冷凍室の温度を下げる
必要がないため、攪拌用送風機の動作を停止させる。
【0044】請求項12の冷蔵庫の制御方法であると、
室温が所定温度よりも高い場合には、攪拌用送風機を圧
縮機と同期して動作させ、室温が所定温度よりも低い場
合には、攪拌用送風機を圧縮機の停止後所定時間動作さ
せる。これは、室温が低い場合には圧縮機がすぐに停止
するため、なるべく冷凍室温度が下がらないようにする
ためである。
【0045】請求項13の冷蔵庫の制御方法であると圧
縮機の運転率が所定運転率より低い場合には、攪拌用送
風機を圧縮機の停止後所定時間動作させる。これは、圧
縮機の運転率が低い場合には、送られてくる冷気の量が
少ないため、冷凍室温度が上がりやすくなるために、こ
れを防止するため攪拌用送風機を圧縮機の停止後所定時
間動作させる。
【0046】請求項14の冷蔵庫の制御方法であると、
製氷運転中に製氷皿温度が所定温度より所定時間以上高
い場合には、製氷が行いにくくなっているため、攪拌用
送風機を一定時間強制的に動作させて、冷凍室温度を下
げて製氷を行い易くする。
【0047】請求項15の冷蔵庫の制御方法であると、
攪拌用送風機が動作している場合には給水管出口付近の
温度が下がり水が凍結しやすくなるため、攪拌用送風機
が停止している場合より、給水口ヒータの熱容量を大き
くする。
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る冷
蔵庫10を図面を参照して説明する。
【0054】図2は、冷蔵庫10の斜視図であり、この
冷蔵庫10には上方から冷蔵室12、製氷室14、冷凍
室16及び野菜室18が設けられている。また、製氷室
14の右側には、庫内温度を調整することができる切換
室20が設けられている。
【0055】図1は、冷蔵庫10の製氷室14及び冷凍
室16の部分を示す要部縦断面図であり、図4のI−I
線に相当する断面を示したものである。図1に示すよう
に、製氷室14及び冷凍室16は1つの空間を形成して
おり、この空間の上部に製氷室14が設けられ、下部に
冷凍室16が設けられている。
【0056】製氷室14内には、製氷用容器である貯氷
箱28が配され、貯氷箱28の上方に製氷皿30が設け
られている。この貯氷箱28は、図示しない引出しレー
ルに載せられており、このレールが製氷室扉24に取付
けられて、図3に示すように、製氷室扉24を前方に引
くことにより、製氷室14から引出される構造になって
いる。
【0057】冷凍室16内には、冷凍室用容器である冷
凍ボックス32が上下2段に配されており、この冷凍ボ
ックス32も、貯氷箱28と同様に図示しない引出しレ
ールに載せられて、冷凍室扉26を前方に引くことによ
り、冷凍室16から引出される構造になっている。
【0058】図1に示すように、冷凍室16の後方には
冷却器34が配されており、この冷却器34の上方に、
冷却器34からの冷気を冷凍室16及び製氷室14に送
風するための冷却器用送風機36が配されている。
【0059】冷却器34の前面は冷却器カバー38で覆
われている。この冷却器カバー38は、前カバー38a
と後カバー38bを組合せてなるものであり、その内部
が冷却器用送風機36からの冷気を冷凍室16及び製氷
室14に導くためのダクト39となっている。なお、前
カバー38aの前面が冷凍室16及び製氷室14の背面
に相当する。
【0060】この冷却器カバー38は、図4及び図5に
示すように、冷凍室16の背面側では、横幅が広く形成
されているが、製氷室14の部分においてはその上部の
横幅がくびれて細く形成されている。そして、このくび
れ部分の位置に冷却器用送風機36が設けられ、横幅が
広い部分に冷却器34が配されている。
【0061】冷却器用送風機36は、図7に示すよう
に、冷却器カバー38の後方に配されている。詳細に
は、冷却器カバー38の後カバー38bにベルマウス形
状の吸込み用開口40が設けられており、この開口40
にファン36aが配されている。このファン36aを駆
動させるモータ36bは、ケース体36c内に収納され
て、このケース体36cを後カバー38bの開口40縁
部から後方に突設された位置決めボス部40aにネジ止
めすることにより取付けられている。このようにモータ
36bをケース体36cに収納し、ファン36a、モー
タ36b及びケース体36cを一体化して冷却器カバー
38に取付けるよう構成することにより、モータの前カ
バーが冷却器カバーと一体化されていた従来の構造に対
して、ファン36aの取換えを容易に行なうことができ
る。
【0062】上記ケース体36cは、セルフヒンジ42
を介して開閉可能な一体品として構成されている。ま
た、冷却器34から冷却器カバー38内に冷気を吹込む
ための通路となるケース体36c前面の周縁部44が、
冷気を導きやすいように面取り、即ち斜めに傾斜して形
成されている。
【0063】上記ファン36aにより冷却器カバー38
内のダクト39に吹込まれた冷気が、ダクト39全体に
良好に分配されるように、前カバー38aは、ファン3
6aの前面と相対する箇所において、後方に向って円錐
状に突出した形状に形成されている。すなわち、ファン
36aと前カバー38aとの間のクリアランスが、ファ
ン36aの回転軸36dに向って徐々に狭くなるよう
に、前カバー38aには円錐状部44が形成されてい
る。
【0064】また、上記円錐状部44は、ファン36a
の回転軸36dの前端部が位置する頂部が、前方に向っ
て陥没する凹部44aとして形成されている。この凹部
44aは、ファン36aのボス部の径と略同一径に形成
されている。かかる凹部44aにより、回転軸36dの
突出寸法を考慮することなく、ファン36aと前カバー
38aとの間のクリアランスを狭めて送風効率を高める
ことができる。
【0065】図4及び図5に示すように、冷却器カバー
38の前カバー38aには、複数の冷気吹出口46,4
8a,48b,48cが設けられている。
【0066】すなわち、冷却器用送風機36による冷気
を製氷室14側に吹出す第1吹出口46が、前カバー3
8aの上部に設けられている。また、冷気を冷凍室16
側に吹出すための第2,第3及び第4の吹出口48a,
48b,48cが、前カバー38aの上記くびれ部分の
側部、前カバー38aのやや下部、前カバー38aの下
端部に、それぞれ複数設けられている。
【0067】また、図5及び図7に示すように、冷却器
カバー38の後カバー38bの上端部には冷蔵室12及
び切替室20に冷気を導くための開口50が形成されて
いる。
【0068】ここで、製氷室14に配されている製氷機
の構成について説明する。
【0069】図1及び図3に示すように、冷蔵室12の
底部左側には、製氷皿30に水を供給する水タンク52
が配されている。
【0070】製氷室14の天井部には製氷機を構成する
皿支持装置53が設けられ、その後面には後方に向って
延びる細長い矩形状の製氷皿30が回転自在に配されて
いる。水タンク52から給水管54を介して製氷皿30
に所定量の水が供給される。また、皿支持装置53の後
面下部には、回転自在に氷検知レバー55が貯氷箱28
に進入退出可能に設けられている。この製氷皿30及び
氷検知レバー55の下方に氷を貯めるための貯氷箱28
が配されている。
【0071】製氷皿30で凍結した氷は、皿支持装置5
3によって製氷皿30がひねるように回転して、その内
部の氷が貯氷箱28に落下する構造となっている。そし
て、貯氷箱28の内部に氷がある場合には、この氷によ
って氷検知レバー55が押し上げられて、氷があること
を検知することができる。これに対し、貯氷箱28の内
部に氷がない場合には、氷検知レバー55が貯氷箱28
の底部まで垂れ下がるため氷がないことを検知すること
ができる。
【0072】次に、製氷室14及び冷凍室16内の冷気
を撹拌するための構成について説明する。
【0073】図1に示すように、製氷室14の貯氷箱2
8と冷却器カバー38の間のデッドスペース56には、
製氷室14及び冷凍室16内の冷気を撹拌する撹拌用送
風機60のファン(以下、撹拌ファン)60aが配され
ている。この撹拌ファン60aは、冷却器用送風機36
からの冷気の影響を直接受けないような位置に配されて
いる。すなわち、撹拌ファン60aは、冷却器カバー3
8の冷気吹出口46,48の前面には配されておらず、
室14,16内の冷気を独立に撹拌できるように、冷気
吹出口46,48の前面からずれた位置に配されてい
る。これは、後述するように撹拌ファン60aは通常、
常に回転させるものであるため、冷却器34の除霜時
に、冷気吹出口46,48から比較的暖かい空気が室1
4,16内に吸込まれるのを防ぐためである。
【0074】この撹拌ファン60aを回転させるモータ
60bは、図7に示すように、冷却器カバー38の前カ
バー38aに形成された凹部62内に配されて、その前
面がモータカバー64で塞がれている。このモータ60
bは、撹拌ファン60aの回転速度を変化させることが
できるようにインバータ制御されている。
【0075】また、上記デッドスペース56には、撹拌
ファン60aの吹出す冷気を製氷室14及び冷凍室16
の所定の箇所に向けて吹出すための専用ダクト66が設
けられている。この専用ダクト66は、図6に示すよう
に、冷却器カバー38の前カバー38aの前面に、撹拌
ファン60aの配設位置を覆うように取付けられてい
る。
【0076】専用ダクト66は、ベルマウス形状の開口
部68を有するベルマウス部70と、このベルマウス部
70の前面に組付けられてベルマウス部70との間に冷
気流路を形成する前ダクト部72とよりなる分割式のダ
クトである(図6参照)。
【0077】図7に示すように、ベルマウス部70の開
口部68に撹拌ファン60aが配されている。撹拌ファ
ン60aの背面と冷却器カバー38の前面との間には空
隙が設けられており、これにより製氷室14及び冷凍室
16の冷気が専用ダクト66内に吸込まれるようになっ
ている。
【0078】専用ダクト66は、その上端部の前面側
に、製氷室14の製氷皿30に冷気を吹出すための製氷
用開口74,75を有し、また、その下端部に、前方か
つ下方に傾斜しながらスカート状に拡がり、冷凍室16
の上段の冷凍ボックス32内に冷気を吹出すための冷凍
用開口76を有する。
【0079】製氷用開口74,75は、図8〜10に示
すように、製氷皿30に対しその後方から冷気を吹出す
第1開口74と、製氷皿30の上方に配された製氷皿ダ
クト78に接続される第2開口75とよりなる。
【0080】詳細には、製氷皿30の上方には皿支持装
置53と一体的に製氷カバー80が設けられており、製
氷皿30の上方に対応した製氷カバー80の部分は第1
開口74からの冷気を製氷皿30の上面に供給する開口
部81が形成されている。
【0081】また、製氷皿30の斜め上方の部分に対応
する製氷カバー80の一方の側部は断面円弧状に形成さ
れており、この円弧状の側部に冷気案内口82が開口さ
れている。そして、この冷気案内口82を覆設する形で
断面を略L型としたカバー体83が配されて、その内側
が製氷皿ダクト78として構成されている。すなわち、
この製氷皿ダクト78は、製氷皿30の上方側部を前後
方向に延びて形成されており、その製氷皿30側の側面
にダクト78の長手方向に延びる冷気案内口82が形成
されている。
【0082】そして、上記第1開口74が製氷カバー8
0の上記開口部81の後方に配されて、製氷皿30の上
面に冷気を後方から吹付けるようになっており、上記第
2開口75が製氷皿ダクト78の後端部に接続されて、
製氷皿30の上面に冷気を側方から吹付けようになって
いる。
【0083】一方、専用ダクト66の冷凍用開口76
は、製氷室14と冷凍室16との間の仕切り部分である
デッドスペース84、即ち冷凍室扉26と製氷室扉24
のガスケットを吸着するための仕切り体85の後方の空
間に設けている。
【0084】なお、撹拌ファン60aにより遠い方の冷
凍用開口76の開口面積は、撹拌ファン60aから近い
製氷用開口74,75の開口総面積よりも大きく設定さ
れており、これにより、冷凍用開口76にも冷気が良好
に分配されるようにしている。
【0085】次に、この冷蔵庫の作用効果について説明
する。
【0086】撹拌用送風機60は、冷却器用送風機36
とは独立に制御されており、通常は、ある一定の回転数
(例えば1500rpm)で常に撹拌ファン60aを回
転させる。このように撹拌ファン60aを回転させるこ
とにより、図1に示すように、製氷室14及び冷凍室1
6内の冷気が撹拌される。そのため、この撹拌された冷
気によって製氷・冷凍時間を短縮することができる。急
速冷凍や急速製氷を行なう場合には、撹拌ファン60a
の回転数を上げて(例えば3000rpm)、冷気の循
環を速くすることにより冷却効果が高まり、さらに製氷
・冷凍時間を短縮することができる。
【0087】この実施例では、特に専用ダクト66を設
けているので、図7に示すように、撹拌ファン60aの
回転により、製氷室14及び冷凍室16内の冷気が、ベ
ルマウス部70の開口部68からダクト66内に吸込ま
れる。この吸込まれた冷気は、専用ダクト66内で上下
に分配される。この分配された冷気の一方は、冷凍用開
口76から冷凍室16の上段の冷凍ボックス32内に送
り込まれる。分配された冷気の他方は、製氷用開口7
4,75から吹出されて、製氷皿30の上面に対しその
後方及び側方から送風される。
【0088】このように専用ダクト66を設けたこと
で、撹拌ファン60aからの冷気を、製氷皿30及び冷
凍ボックス32に対して特定して吹出させることができ
るので、製氷・冷凍時間を大幅に短くすることができ
る。
【0089】また、撹拌ファン60a及び専用ダクト6
6は、従来利用されていなかったデッドスペース56,
84に配設しているので、空間の有効利用ができるとと
もに、庫内の容量を減少させることもない。
【0090】また、1つの撹拌用送風機60により製氷
室14及び冷凍室16の2つの部分を冷却することがで
きる。しかも、撹拌用送風機60により製氷室14及び
冷凍室16の空間の全体が撹拌されるので、冷却器カバ
ー38の前面側の着霜の成長を防止できる。
【0091】上記構成の冷蔵庫10の電気系統のブロッ
ク図について、図11に基づいて説明する。
【0092】この冷蔵庫10の制御を行うのは制御装置
500であり、これはマイコンよりなり、冷蔵庫10の
キャビネットの背面上部に設けられている。この制御装
置500には、図11が示すように、次のものが接続さ
れている。
【0093】送風機の関係について説明する。
【0094】冷却器用送風機36、放熱用送風機50
4、攪拌用送風機60が接続されている。これら各送風
機のモータ36b,60bはDCモータよりなり、容易
に回転数を制御することができる。なお、放熱用送風機
504は、キャビネット底部に設けられている機械室に
配され圧縮機508を冷却するものである。
【0095】温度センサの関係について説明する。
【0096】冷蔵室12の温度を検出する冷蔵室温度セ
ンサ510、冷凍室16の温度を検出する冷凍室温度セ
ンサ512、切替室20の温度を検出する切替室温度セ
ンサ514、冷蔵庫10が置かれている部屋の室温を検
出する室内温度センサ516とが接続されている。
【0097】扉スイッチの関係について説明する。
【0098】冷蔵室扉22の開閉状態を検知する冷蔵室
扉スイッチ518、切替室扉の開閉状態を検知する切替
室扉スイッチ520、製氷室扉24の開閉状態を検知す
る製氷室扉スイッチ522、冷凍室扉26の開閉状態を
検知する冷凍室扉スイッチ524、野菜室扉の開閉状態
を検知する野菜室扉スイッチ526が接続されている。
【0099】製氷装置528の関係について説明する。
【0100】制御装置500には、製氷皿30に水を供
給する給水ポンプ530、皿指示装置53内部に設けら
れ製氷皿30を回転させるための皿モータ532、製氷
皿30の温度を検知する製氷皿温度センサ534、給水
ポンプ530から製氷皿30に水を供給するための給水
管54の出口である給水口付近に設けられた給水口ヒー
タ536、貯氷箱28に氷が満杯か否かを検知する氷検
知レバー50のスイッチである検氷スイッチ538が接
続されている。
【0101】設定温度スイッチの関係について説明す
る。
【0102】制御装置500には、冷蔵室温度設定スイ
ッチ546、冷凍室温度設定スイッチ548、切替室温
度設定スイッチ550、野菜室温度設定スイッチ552
が接続されている。
【0103】これ以外にも、制御装置500には次のも
のが接続されている。
【0104】圧縮機508のモータ、所定の時間を積算
するためのタイマー540、後から説明する急速冷凍運
転を行うための急速冷凍スイッチ542、同じく後から
説明する急速製氷運転を行うための急速製氷スイッチ5
44が接続されている。また、制御装置500には、冷
却器34を加熱して除霜を行うための除霜ヒータ554
が接続されている。
【0105】次に、上記の制御装置500における冷蔵
庫10の運転の制御状態を説明する。この運転の制御状
態としては、通常運転、通常製氷運転、除霜運転、急速
冷凍運転、急速製氷運転の5種類があり、この他にも異
常が発生した場合における異常制御の計6種類がある。
以下、各運転の制御状態を順番に説明していく。
【0106】1.通常運転 通常運転とは、ユーザが冷蔵庫10を普通に使う場合の
運転状態であり、以下、攪拌用送風機60の制御状態に
ついて説明する。
【0107】(1) 室内温度センサ516に基づく制御 室内温度センサ516が検知した室内温度によって、攪
拌用送風機60の回転数を制御する。具体的には、図1
2に示すように、室内温度が0℃以下の場合には2,5
00rpmで回転させ、0℃〜20℃の間は室内温度と
回転数を逆比例させ、室内温度が20℃以上の場合には
1,500rpmで一定回転させる。
【0108】この制御を行う理由は、室内温度が高けれ
ば圧縮機508の運転率が上がり、冷気の送られてくる
量が増加するため、攪拌用送風機60の回転数を上げな
くても冷凍室16の温度を維持できる。
【0109】(2) 室内温度センサ516による第2の制
御 通常運転中における室内温度センサ516が検知した室
内温度によって攪拌用送風機60の回転数を変化させ
る。
【0110】室内温度が20℃以上の場合には、攪拌用
送風機60を圧縮機508と同期して運転する。これに
よって室内温度が高くても通常の冷凍能力を維持でき
る。
【0111】また、室内温度が20℃より低い場合に
は、圧縮機508が停止した後も攪拌用送風機60を3
0分間連続してその後も動作させる。この制御の理由
は、室内温度が低い場合には圧縮機508の運転時間が
短くなるため、室内温度が高い時と同様に圧縮機508
と同期させて動作をさせると、冷凍能力が落ちるためで
ある。
【0112】(3) 冷凍室温度による制御 攪拌用送風機60の回転数を、図13に示すように冷凍
室温度によっても制御する。
【0113】すなわち、冷凍室温度センサ512が検知
した室内温度に基づいて、攪拌用送風機60の回転数を
比例して上昇させる。具体的には、冷凍室温度が−28
℃以下の場合には1,500rpmで回転させ、−28
℃〜−20℃までは比例して回転数を上昇させ、−20
℃以上の時は3,000rpmで回転させる。
【0114】このように冷凍室温度が上がれば上がるほ
ど回転数を上昇させるのは、冷凍室温度が高いほど冷気
を撹拌して冷凍室16の温度を下げる必要があるからで
ある。
【0115】なお、この制御方法の変更例としては、冷
凍室温度センサ512が検知した冷凍室温度に代えて、
冷凍室温度設定スイッチ548によって設定された温度
によって攪拌用送風機60の回転数を制御しても良い。
【0116】(4) 圧縮機508の運転率による第1の制
御 圧縮機508の運転率によっても、攪拌用送風機60の
回転率を制御する。ここで、圧縮機508の運転率と
は、一定時間における圧縮機506の運転している割合
をいい、例えば、1時間の間に運転時間が30分の場合
には運転率は50%となる。
【0117】図14に示すように、圧縮機508の運転
率に比例して攪拌用送風機60の回転数を下げるもので
ある。具体的には、運転率が20%以下の場合には攪拌
用送風機506の回転数を2,500rpmに維持し、
20%〜60%の間は運転率に比例して回転数を下げて
いく。そして、60%以上の場合には1,500rpm
で回転させる。
【0118】このような制御を行うのは、圧縮機508
の運転率が上昇すれば冷気の送り込まれてくる量が増加
し、攪拌用送風機60を回転させなくても冷凍室温度を
下げることができるからである。そして、圧縮機508
の運転率に関わらず冷凍室16を冷やすことができ、冷
凍能力を一定に維持することができる。
【0119】(5) 圧縮機508の運転率による第2の制
御 圧縮機508の運転率が所定の運転率(50%)より高
い場合には、攪拌用送風機60を圧縮機508と同期し
て動作させる。この制御の理由は、圧縮機508の運転
率が高いため、同期して運転させるだけで通常の冷凍能
力が維持できるからである。
【0120】また、圧縮機508の運転率が所定の運転
率より低い場合には、攪拌用送風機60を圧縮機508
の停止後所定時間(30分)動作させる。この制御の理
由は、圧縮機508の運転率が低いと供給される冷気が
減少して冷凍能力が落ちるからである。
【0121】(6) 冷却器用送風機36の制御 攪拌用送風機60の回転数が上がったときは、それと同
期して冷却器用送風機36の回転数を上げるものであ
る。
【0122】これによって、攪拌用送風機60を回転さ
せて冷凍室温度を下げたい場合には、冷却器用送風機3
6の回転数も上昇して送り込まれる冷気が増加するた
め、冷凍室温度をより早く下げることができる。
【0123】(7) 放熱用送風機の制御 放熱用送風機504も攪拌用送風機60と同期して制御
する。
【0124】すなわち、攪拌用送風機60の回転数が上
がったときは、それと同期して放熱用送風機504の回
転数を上げる制御を行う。この制御をする理由は、攪拌
用送風機60の回転数が上がるときは冷凍室温度を下げ
る必要があり、この場合は圧縮機508の運転率が上昇
している場合である。そのため、この運転率が高くなっ
て圧縮機508の温度が高くなるため、放熱用送風機5
04の回転数を上げて圧縮機508の温度を下げるもの
である。
【0125】(8) 扉スイッチによる制御 冷凍室16の扉または製氷室14の扉が、冷凍室扉スイ
ッチ524や製氷室扉スイッチ522によって検知され
た場合には、攪拌用送風機60の動作を強制的に停止さ
せる。
【0126】このように制御する理由は、冷凍室16の
扉を開けたときや、製氷室14の扉を開けたときに、攪
拌用送風機60の回転音による騒音を防止し、また、攪
拌用送風機60が回転して冷気が外部に漏れるのを防止
するためである。
【0127】一方、冷蔵室12、切替室20、野菜室1
8の扉が、冷蔵室扉スイッチ518、切替室扉スイッチ
512、野菜室扉スイッチ526によって開状態が検知
されても、攪拌用送風機60の動作は停止させずそのま
ま続ける。これによって、冷凍室16の冷凍能力を維持
することができる。
【0128】(9) 各制御の関係 (1) から(7) の制御を行う場合には、それぞれ(1) から
(7) の制御のうち一つつの制御を選んで行う。そして、
(8) の扉スイッチによる制御のみ各制御に優先させて行
う。
【0129】2.除霜運転 除霜運転及び除霜運転に入る前のいわゆるプリクール運
転中においても、攪拌用送風機60の回転数を制御す
る。
【0130】(1) プリクール運転 プリクール運転中においては、冷凍室16の冷凍温度を
なるべく下げて、除霜が行われても冷凍室温度が上がら
ないようにする必要がある。そのため、プリクール運転
中においては、通常運転中の回転数より攪拌用送風機6
0の回転数を上げる。
【0131】例えば、通常運転中においては1,900
rpmで回転させていたのを、2,800rpmまで上
昇させる。
【0132】(2) 除霜運転 次に、プリクール運転が終了し、除霜ヒータ554によ
って冷却器34を加熱して除霜運転を行う場合には、攪
拌用送風機60の回転数を通常運転中の回転数よりも下
げるようにする。
【0133】このように制御する理由は、除霜運転時は
除霜ヒータ554の暖気による冷凍室16の温度上昇を
緩和させるようにするために低速回転させるからであ
る。例えば、通常運転時が1,900rpmのときは除
霜時は1,500rpmとする。
【0134】3.通常製氷運転 (1) 製氷動作 まず、製氷装置528の製氷動作について説明する。
【0135】 給水ポンプ530が製氷用の水をタン
クから製氷皿30に給水する。この場合に、給水管54
の給水口が給水口ヒータ536によって氷結防止のため
に加熱されている。
【0136】 製氷室14内部が、冷却器用送風機3
6から送風された冷気及び攪拌用送風機60によって撹
拌された冷気によって冷却され、製氷皿30の水が凍結
し始める。この場合に、製氷皿温度センサ534によっ
てその温度を測定する。
【0137】 製氷を開始してから90分後に、製氷
が完了したものとして、皿モータ532を回転させて製
氷皿30を回転させ氷を離氷させる。氷は、製氷皿30
の下方にある貯氷箱28に貯められる。
【0138】 以上の動作(この1回の動作を以下、
「1セット」という)を数セット繰り返し、貯氷箱28
に氷を溜めていく。
【0139】 貯氷箱28が満杯になったか否かは氷
検知レバー50によって検知し、検氷スイッチ538が
ON状態になれば満杯になったとして製氷動作を完了す
る。
【0140】(2) 製氷中止時の制御 上記のような製氷動作中において製氷が中止された場合
には、製氷室14の温度を下げる必要がないため、攪拌
用送風機60の動作を停止させる。例えば、タンクの水
が無くなった場合や、前記したように満杯を検知した場
合には、攪拌用送風機506の動作を停止させる。な
お、水切れか否かは、製氷皿温度センサ530によって
判断する。すなわち、水が供給されていれば製氷皿30
の温度が上昇するため水が供給されたと判断されるが、
製氷皿30の温度が上昇しない場合には水が無いと判断
する。
【0141】(3) 室内温度センサ516による制御 製氷動作中における室内温度センサ516が検知した室
内温度によって攪拌用送風機60の回転数を変化させ
る。
【0142】室内温度が20℃以上の場合には、攪拌用
送風機60を圧縮機508と同期して運転する。これに
よって室内温度が高くても通常の製氷能力を維持でき
る。
【0143】また、室内温度が20℃より低い場合に
は、圧縮機508が停止した後も攪拌用送風機60を3
0分間連続してその後も動作させる。この制御の理由
は、室内温度が低い場合には圧縮機508の運転時間が
短くなるため、室内温度が高い時と同様に圧縮機508
と同期させて動作をさせると、製氷能力が落ちるためで
ある。
【0144】(4) 圧縮機508の運転率による制御 圧縮機508の運転率が所定の運転率(50%)より高
い場合には、攪拌用送風機60を圧縮機508と同期し
て動作させる。この制御の理由は、圧縮機508の運転
率が高いため、同期して運転させるだけで通常の製氷能
力が維持できるからである。
【0145】また、圧縮機508の運転率が所定の運転
率より低い場合には、攪拌用送風機60を圧縮機508
の停止後所定時間(30分)動作させる。この制御の理
由は、圧縮機508の運転率が低いと供給される冷気が
減少して製氷能力が落ちるからである。
【0146】(5) 製氷皿温度センサ534による制御 製氷皿温度センサ534が、所定時間(10分)以上、
所定温度(0℃)以上を検知した場合には、製氷室14
が冷却不足にあると判断して、攪拌用送風機60を強制
的に一定時間(1時間)強制運転させる。
【0147】(6) 給水口ヒータ536の制御 攪拌用送風機60を動作させる場合には、給水口ヒータ
536の入力、すなわち、熱容量を攪拌用送風機60の
停止時に比べて大きくする。これによって、攪拌用送風
機60によって製氷室14の冷却能力が上がり、給水口
の凍結が促進される可能性があるため、給水口ヒータ5
36の熱容量を上げてその凍結を防止するものである。
【0148】また、攪拌用送風機60の回転数によって
給水口ヒータ536の熱容量を変化させても良い。具体
的には、攪拌用送風機60の回転数と比例して給水口ヒ
ータ536の熱容量を増加させる。
【0149】(7) 製氷装置528を取り外した場合の制
御 製氷皿30等を製氷室14より取り外した場合には、制
御装置500がそれを検知して上記(2) 〜(6) の制御を
解除し、冷凍室16からの制御のみによって攪拌用送風
機60の制御を行う。
【0150】(8) 各制御の関係 (1) から(7) の制御を行う場合には、それぞれ(1) と
(2) の制御を基本としてから(3) から(7) の制御のうち
一つの制御を選択して行う。
【0151】4.急速冷凍運転 急速冷凍運転とは、ユーザが急速冷凍スイッチ542を
ON状態にすることにより、通常運転時よりも冷凍室1
6の冷凍能力を向上させるものである。以下、この場合
の制御方法について説明する。
【0152】(1) 基本制御方法 急速冷凍運転は、急速冷凍スイッチ542がON状態に
なってから150分間行われるものである。この急速運
転中における各装置の動作状態を説明する。
【0153】圧縮機508は、冷凍室温度センサ512
が検知する冷凍室温度が−30℃に到達するまで連続運
転を行う。以後、冷凍室温度が−28℃になれば動作を
開始し、−30℃に到達すれば停止する。
【0154】冷却器用送風機36は、通常運転時よりも
回転数が多い2,800rpmで連続して動作させる。
【0155】これによって、冷凍室16の温度が−30
℃に急速に到達し、以後この温度を維持することができ
る。
【0156】そして、前記したように150分間が経過
すれば急速冷凍運転を停止する。
【0157】(2) 室内温度センサ516による制御 急速冷凍運転中において、室内温度検知センサ516が
検知した室内温度が高ければ高いほど攪拌用送風機60
の回転数を比例して上昇させる。
【0158】これによって、室内温度が高くても、急速
冷凍運転における冷凍能力を維持することができる。
【0159】また、(1) における基本制御方法とは異な
り、圧縮機508と同期運転させる場合においては、室
内温度センサ516が検知した室内温度が20℃より低
い場合には、攪拌用送風機60の動作時間を圧縮機50
8の動作時間より長くしても良い。すなわち、急速冷凍
運転中においても、室内温度が低く圧縮機508の動作
によって送り込まれてくる冷気の量が少ない場合が考え
られるので、圧縮機508の動作時間よりも攪拌用送風
機60の動作時間を長くして、冷凍室16における冷凍
能力を維持するものである。
【0160】(3) 冷凍室温度による制御 冷凍室温度センサ512が検知した冷凍室温度が高いほ
ど、攪拌用送風機60の回転数を比例して上げることに
よって、冷凍室16の冷凍能力を維持することができ
る。
【0161】図15〜図17は、急速冷凍運転中におい
て、室内温度によって攪拌用送風機60の回転数を制御
するフローチャートと、そのタイミングチャートを示す
ものである。以下、この図15に基づいて説明してい
く。
【0162】ステップ1において、通常運転を行ってお
りステップ2に進む。ステップ2において、急速冷凍ス
イッチ542がON状態になればステップ3に進み、O
FF状態であればステップ1に戻る。
【0163】ステップ3において、室内温度が20℃よ
り高い場合にはステップ4に進み、低い場合にはステッ
プ6に進む。
【0164】ステップ4においては、室内温度が20℃
より高いため、圧縮機508の運転率が低くなるため、
送られてくる冷気の量が少なく、攪拌用送風機60の回
転数を2,800rpmまで上げてステップ5に進む。
【0165】ステップ5においては、急速冷凍運転の時
間であるT1(150分)が計測されたか否かを測定
し、150分経っていれば急速冷凍運転を終了し、経過
していなければステップ4に戻る。
【0166】一方、ステップ6においては、室内温度が
20℃より高いため、圧縮機508の運転率が高いため
送られてくる冷気の量が多く、攪拌用送風機60の回転
数を1,900rpmで回転させステップ7に進む。
【0167】ステップ7において、室内温度が20℃よ
り高いか否かをもう一度判定し、高い場合にはステップ
4に進んで攪拌用送風機60の回転数を2,800rp
mまで上げる。また、室内温度が20℃より高い場合に
は、ステップ8において、急速冷凍運転の時間がT1
(150分)に到達したか否かを測定し、到達していな
ければステップ6に戻る。また、到達していれば急速冷
凍運転を終了する。
【0168】上記のステップ4〜ステップ5における室
内温度が低い場合のタイミングチャートが図17であ
り、ステップ6〜ステップ8の室内温度が高い場合のタ
イミングチャートが図16である。
【0169】(4) 切替室20の設定温度による制御 急速冷凍運転中の切替室20の設定温度が高い程、切替
室20の温度に影響されないようにするために攪拌用送
風機60の回転数を上げて、冷凍能力を維持してもよ
い。
【0170】(5) 各制御の関係 (1) から(7) の制御を行う場合には、それぞれ(1) の制
御を基本としてから(2) から(4) の制御のうち一つの制
御を選択して行う。
【0171】5.急速製氷運転 急速製氷運転とは、通常の製氷運転よりも早く製氷動作
を完了させるための運転であり、以下、その制御方法に
ついて説明する。
【0172】(1) 基本制御方法 製氷装置528の動作状態は、通常製氷運転における基
本制御方法と同様であるが、1セットの時間が、通常製
氷運転時の90分よりも短い60分とする点である。す
なわち、1セットの製氷完了を90分から60分に短く
する点にこの急速製氷運転の特徴がある。この急速製氷
運転のタイミングチャートを示したものが図18であ
る。
【0173】急速製氷運転中の各装置は次のように制御
する。
【0174】攪拌用送風機60は、検氷スイッチ538
が満杯を検知するまで、通常運転通の回転数より大きい
2,800rpmで連続して回転させる。これによっ
て、製氷室14内部の製氷能力が最大となる。
【0175】圧縮機508は、急速製氷スイッチ544
がON状態になってから50分連続して動作させる。
【0176】皿モータ532は上記したように60分間
で回転させる。
【0177】給水口ヒータ536の熱容量は常に最大に
しておく。
【0178】以上のように各装置を動作させることによ
って、製氷時間を短縮することができる。
【0179】(2) 通常の製氷動作中における急速製氷ス
イッチ544がON状態になった場合の制御 製氷動作中に急速製氷スイッチ544がON状態になっ
た場合においては、そのタイミングによって以後の制御
方法が変化するのでここで説明しておく。
【0180】通常製氷運転中における1セットの時間
は、前記したように90分である。そのため、通常製氷
運転が開始されてから60分以前に急速製氷スイッチ5
44がON状態になった場合には、上記の急速製氷運転
に入る。一方、60分以後に急速製氷スイッチ544が
ON状態になった場合には、その製氷皿30の製氷が完
了するまでは通常製氷運転を行い、それ以後のセットは
急速製氷運転を行うこととする。
【0181】この制御の理由は、通常製氷運転でも60
分経過していれば、ほとんど製氷が完了しているからで
ある。
【0182】(3) 変更例 急速製氷運転を終了するタイミングとして、満杯が検知
された場合に代えて、所定のセット(例えば、5セッ
ト)が完了した時に急速製氷運転を終了してもよい。
【0183】6.異常が発生した場合の制御 (1) 製氷装置528の各装置に異常が発生した場合は、
攪拌用送風機60を強制的に停止させるように制御す
る。
【0184】(2) 攪拌用送風機60に異常が発生した場
合は、攪拌用送風機60を停止させ、冷却器用送風機3
6の回転数を上昇させる。これによって、攪拌用送風機
60が停止しても、冷凍室16や製氷室14の冷却能力
を維持することができる。
【0185】この場合、攪拌用送風機60に異常がある
ことを示すために、冷蔵庫10の前面にあるランプを点
灯させて異常があることを警告しても良い。
【0186】
【発明の効果】以上により本発明の冷蔵庫の制御方法で
あると、攪拌用送風機を細かく制御することにより、従
来より冷凍時間や製氷時間を早く行うことができ、ま
た、冷蔵庫の冷却バランスに影響を与えることもない。
【0187】また、攪拌用送風機の回転数を増加させた
としても、冷却器用送風機に比べ圧力の低い冷凍室16
内での回転のため、騒音が大きくなることもない。
【0188】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の製氷室及び
冷凍室の縦断面図である。
【図2】同冷蔵庫の斜視図である。
【図3】同冷蔵庫の中段部分の拡大斜視図である。
【図4】同冷蔵庫の製氷室及び冷凍室の破断正面図であ
る。
【図5】同冷蔵庫の冷却器カバーの斜視図である。
【図6】冷却器カバーとその正面に取付けられる専用ダ
クトの分解斜視図である。
【図7】同冷蔵庫の製氷室及び冷凍室の要部拡大縦断面
図である。
【図8】上記専用ダクトと製氷皿との位置関係を示す分
解斜視図である。
【図9】専用ダクト及び製氷皿の平面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】冷蔵庫のブロック図である。
【図12】室内温度による攪拌用送風機の回転数を示す
グラフである。
【図13】冷凍室温度による攪拌用送風機の回転数を示
すグラフである。
【図14】圧縮機の運転率による攪拌用送風機の回転数
を示すグラフである。
【図15】急速冷凍運転における室内温度による攪拌用
送風機の制御状態を示すグラフである。
【図16】図15のフローチャートにおける室内温度が
高いときのタイミングチャートである。
【図17】同じく室内温度が低いときのタイミングチャ
ートである。
【図18】急速製氷運転における各装置のタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
10 冷蔵庫 14 製氷室 16 冷凍室 28 貯氷箱 30 製氷皿 32 冷凍ボックス 34 冷却器 36 冷却器用送風機 38 冷却器カバー 56,84 デッドスペース 60 撹拌用送風機 60a 撹拌ファン 66 専用ダクト 68 専用ダクトのベルマウス形状の開口部 74 製氷用開口(第1開口) 75 製氷用開口(第2開口) 76 冷凍用開口 78 製氷皿ダクト 90 ダンパ 500 制御装置 504 放熱用送風機 508 圧縮機 510 冷蔵室温度センサ 512 冷凍室温度センサ 514 切替室温度センサ 516 室内温度センサ 518 冷蔵室扉スイッチ 520 切替室扉スイッチ 522 製氷室扉スイッチ 524 冷凍室扉スイッチ 526 野菜室扉スイッチ 528 製氷装置 530 給水ポンプ 532 皿モータ 534 製氷皿温度センサ 536 給水口ヒータ 538 検氷スイッチ 540 タイマー 542 急速冷凍スイッチ 544 急速製氷スイッチ 546 冷蔵室温度設定スイッチ 548 冷凍室温度設定スイッチ 550 切替室温度設定スイッチ 552 野菜室温度設定スイッチ 554 冷却ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 功博 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式 会社東芝大阪工場内 (72)発明者 谷口 一寿 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式 会社東芝大阪工場内 (72)発明者 渋谷 敏幸 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式 会社東芝大阪工場内 (72)発明者 久賀 久一 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式 会社東芝大阪工場内 (56)参考文献 特開 平4−98075(JP,A) 特開 平7−270027(JP,A) 実開 昭59−101180(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/00 101 F25D 17/06 313

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循
    環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機と、 冷蔵庫の周囲の温度である室温を測定する室温検知手段
    を有した冷蔵庫であって、 室温検知手段が検知した室温が高い程、攪拌用送風機の
    回転数を下げることを特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  2. 【請求項2】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循
    環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機と、 冷凍室の冷凍室温度を測定する冷凍室温度検知手段を有
    した冷蔵庫であって、 冷凍室温度検知手段が検知した冷凍室温度が高い程、攪
    拌用送風機の回転数を上げることを特徴とする冷蔵庫の
    制御方法。
  3. 【請求項3】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循
    環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機と、 冷凍室の冷凍室温度を設定する冷凍室温度設定手段を有
    した冷蔵庫であって、 冷凍室温度設定手段で設定した冷凍室温度が高い程、攪
    拌用送風機の回転数を上げることを特徴とする冷蔵庫の
    制御方法。
  4. 【請求項4】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循
    環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機と、 冷却器を加熱する冷却器ヒータを有した冷蔵庫であっ
    て、 冷却器ヒータによって冷却器を加熱して除霜を行う前の
    所定時間中における攪拌用送風機の回転数を、通常運転
    中の攪拌用送風機の回転数より上げることを特徴とする
    冷蔵庫の制御方法。
  5. 【請求項5】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循
    環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機と、 冷却器を加熱する冷却器ヒータを有した冷蔵庫であっ
    て、 冷却器ヒータによって冷却器を加熱して除霜を行う除霜
    運転中において攪拌用送風機を動作させることを特徴と
    する冷蔵庫の制御方法。
  6. 【請求項6】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循
    環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機と、 冷却器を加熱する冷却器ヒータを有した冷蔵庫であっ
    て、 冷却器ヒータによって冷却器を加熱して除霜を行う除霜
    運転中における攪拌用送風機の回転数を、通常運転中の
    攪拌用送風機の回転数より下げることを特徴とする冷蔵
    庫の制御方法。
  7. 【請求項7】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循
    環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機と有した冷蔵庫であっ
    て、 圧縮器の運転率が高い程、攪拌用送風機の回転数を下げ
    ることを特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  8. 【請求項8】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循
    環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機とを有した冷蔵庫であっ
    て、 攪拌用送風機の回転数が上がった時は、それと同期して
    冷却器用送風機の回転数を上げることを特徴とする冷蔵
    庫の制御方法。
  9. 【請求項9】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循
    環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機と、 圧縮機を冷却する放熱用送風機とを有した冷蔵庫であっ
    て、 攪拌用送風機の回転数が上がった時は、それと同期して
    放熱用送風機の回転数を上げることを特徴とする冷蔵庫
    の制御方法。
  10. 【請求項10】冷凍室と、 冷蔵室と、 冷凍室の扉の開閉状態を検知する冷凍室扉開閉検知手段
    と、 冷蔵室の扉の開閉状態を検知する冷蔵室扉開閉検知手段
    と、 冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ循環送風する冷
    却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機とを有した冷蔵庫であっ
    て、 冷凍室扉開閉検知手段が冷凍室の扉の開状態を検知した
    時には、攪拌用送風機を停止させ、 冷蔵室扉開閉検知手段が冷蔵室の扉の開状態を検知して
    も攪拌用送風機の動作を続けることを特徴とする冷蔵庫
    の制御方法。
  11. 【請求項11】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ
    循環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室の一部に設けられた製氷部と、 製氷部に設けられた製氷装置と、 冷凍室に配された攪拌用送風機とを有した冷蔵庫であっ
    て、 製氷装置が製氷運転を中止している時は、攪拌用送風機
    を停止させることを特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  12. 【請求項12】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ
    循環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機と、 冷蔵庫の周囲の温度である室温を測定する室温検知手段
    を有した冷蔵庫であって、 室温検知手段が検知した室温が所定温度より高い場合に
    は、攪拌用送風機を圧縮機と同期して動作させ、 室温検知手段が検知した室温が所定温度より低い場合に
    は、攪拌用送風機を圧縮機の停止後所定時間動作させる
    ことを特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  13. 【請求項13】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ
    循環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室に配された攪拌用送風機とを有した冷蔵庫であっ
    て、 圧縮機の運転率が所定運転率より高い場合には、攪拌用
    送風機を圧縮機と同期して動作させ、 圧縮機の運転率が所定運転率より低い場合には、攪拌用
    送風機を圧縮機の停止後所定時間動作させることを特徴
    とする冷蔵庫の制御方法。
  14. 【請求項14】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ
    循環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室の一部に設けられた製氷部と、 製氷部に設けられた製氷皿を含む製氷装置と、 冷凍室に配された攪拌用送風機と、 製氷皿の温度である製氷皿温度を測定する製氷皿温度検
    知手段を有した冷蔵庫であって、 製氷装置の製氷運転中に製氷皿温度検知手段が検知した
    製氷皿温度が、所定温度より高い場合には、攪拌用送風
    機を一定時間強制的に動作させることを特徴とする冷蔵
    庫の制御方法。
  15. 【請求項15】冷却器からの冷気を少なくとも冷凍室へ
    循環送風する冷却器用送風機と、 冷凍室の一部に設けられた製氷部と、 製氷部に設けられた製氷皿を含む製氷装置と、 製氷用の水を貯蔵するタンクと、 タンクから製氷皿へ水を給水する給水管と、 給水管の水の出口付近に設けられた給水口ヒータと、 冷凍室に配された攪拌用送風機とを有した冷蔵庫であっ
    て、 製氷装置の製氷運転中において、攪拌用送風機の動作中
    における給水口ヒータの熱容量を、攪拌用送風機の停止
    中の熱容量より大きくすることを特徴とする冷蔵庫の制
    御方法。
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