JP3533168B2 - 液晶表示パネルの製造方法 - Google Patents

液晶表示パネルの製造方法

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JP3533168B2
JP3533168B2 JP2000315619A JP2000315619A JP3533168B2 JP 3533168 B2 JP3533168 B2 JP 3533168B2 JP 2000315619 A JP2000315619 A JP 2000315619A JP 2000315619 A JP2000315619 A JP 2000315619A JP 3533168 B2 JP3533168 B2 JP 3533168B2
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哲朗 田代
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鹿児島日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
製造方法に関し、特に、表示領域の平坦性を維持して対
向する基板間に液晶を注入、封止する液晶表示パネルの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】AV機器やOA機器の表示装置として、
薄型、軽量、低消費電力等の利点から液晶表示装置が広
く用いられている。この液晶表示装置は、2枚の対向す
る基板に液晶を注入し、液晶分子の配向方向を基板に設
けた電極による電界で制御し、液晶パネルに照射される
光を変調させることによって画像を表示するものであ
る。このような液晶表示装置では、近年、高精細化、大
画面化等の要求が高まりつつあり、表示の均一性を向上
させるために、対向する基板間のセルギャップの均一性
を維持しつつ液晶の注入、貼り合わせを行う方法が種々
提案されている。
【0003】代表的な液晶注入法としては、対向するガ
ラス基板を液晶注入孔となる領域を除いてシール材で貼
り合わせた後、貼り合わせたガラス基板を真空容器に入
れて減圧状態にし、液晶注入孔を液晶に浸した状態で真
空容器を大気圧に戻すことにより圧力差を利用して液晶
を注入する方法や、対向するガラス基板を液晶注入孔と
排気口となる領域を除いてシール材で貼り合わせた後、
液晶注入孔を液晶に浸し、排気口から排気することによ
り液晶を吸引する方法(特開平7−281200号公報
等)や、真空容器等で減圧された雰囲気中で、一方のガ
ラス基板にシール材を塗布して液晶を滴下し、他方のガ
ラス基板を貼り合わせた後、大気圧に戻してシール材を
硬化させる方法(特開平4−285910号公報等、以
下、液晶滴下法と呼ぶ。)等がある。
【0004】液晶を圧力差又は排気により注入する方法
では、液晶注入後に注入口を樹脂等により封止する必要
があり、この封止部分から液晶に気泡が混入したり、封
止材により液晶が汚染される等の問題が生じるが、液晶
滴下法は、他の方法に比べて液晶の注入時間を大幅に短
縮でき、高価な液晶の所要量を削減できることから、液
晶表示装置のコストを低減することができる方法であ
り、特に、大型サイズの液晶パネルにおいて期待されて
いる方法である。
【0005】このような特開平4−285910号公報
等に記載された液晶滴下法による液晶表示パネルの製造
方法について、図8及び図9を参照して説明する。図8
は、従来の液晶滴下法で液晶を注入した後の液晶パネル
の状態を示す平面図であり、図9は、従来の液晶滴下法
による液晶の注入工程を模式的に示す工程断面図であ
る。
【0006】まず、図9(a)に示すように、減圧され
た真空容器等の中で、表面に配向処理が施された第1の
ガラス基板1上に、スクリーン印刷法やディスペンサ描
画法等によって紫外線硬化樹脂等からなるシール材を塗
布し、液晶パネルの表示領域5を囲む本シール3と、本
シール3の外側を所定の間隔で囲み減圧領域6を形成す
る補助シール4とを形成する。この時、本シール3と補
助シール4は各々切れ目なく、閉じた領域を形成するよ
うに塗布する。
【0007】次に、減圧雰囲気下において、本シール3
で囲まれた表示領域5に液晶滴下用ディスペンサ9等を
用いて液晶2を適量滴下した後、ポリマービーズ、シリ
カビーズ等のスペーサを介して第2の基板10を位置合
わせした後、両基板間のセルギャップが所定の値となる
ように加重を加え、本シール3及び補助シール4を潰し
て貼り合わせを行う(図9(b)、(c)参照)。
【0008】その後、図9(d)に示すように、真空容
器を大気圧の状態に戻し、本シール3と補助シール4と
の間に形成された減圧領域6において大気圧との圧力差
によって両基板を引きつけて本シール3と補助シール4
とを更に潰して所望のギャップを形成した後、本シール
3及び補助シール4を完全に硬化させて液晶を封入した
後、本シール3の外側の所定の部分でガラス基板を切断
して液晶表示パネルを得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の液晶パネルの製造方法では、本シール3と補助
シール4とで囲まれた減圧領域6では、大気圧との圧力
差によってガラス基板の両外側から強い押圧力が加わる
ため、図9(d)に示すように、本シール3近傍の表示
領域5外周部では、減圧領域6で基板が窪む反動で逆に
ガラス基板が***する方向に変形し、表示領域5外周で
セルギャップが大きくなってしまい、液晶パネルのギャ
ップの均一性が損なわれてしまうという問題が生じる。
【0010】この問題を解決するためには、減圧領域を
なくすか、又は減圧の程度を少なくすればよいが、減圧
領域をなくすと、図9(c)に示す貼り合わせ工程で最
終的なギャップにしなければならず、かなりの大加重で
加圧する必要があり、加圧時に液晶が漏れ出たり、貼り
合わせてからシール材が本硬化するまでの基板保持が不
安定になるという問題が生じ、また、減圧の程度を弱く
すると液晶内に気泡が入り込みやすくなるという問題が
生じる。
【0011】また、特開平11−326922号公報に
は、本シール3と補助シール4との間隔を2mm〜7m
mの範囲に設定し、液晶表示パネルの***を抑制する方
法が開示されているが、シール材はディスペンサ等によ
って塗布され、また、対向する基板の接着力を高めるた
めにシール材は加圧状態で大きく潰されてしまうため、
その間隔を正確に制御することは難しく、シール材の塗
布位置の微妙なずれによって液晶表示パネルの基板表面
に凹凸が生じてしまう。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、表示領域周囲の基板の
***を抑制することができる液晶表示パネルの製造方法
を提供することにある。
【0013】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、対向する2枚の基板を有し、一側の基板
にシール材を配設し、液晶を滴下した後、所定の減圧状
態で他側の基板を貼り合わせて液晶を封止する液晶表示
パネルの製造方法において、前記シール材を配設するに
際し、前記一側の基板に設けられた表示領域を包囲する
ように第1のシールとなる前記シール材を配設すると共
に、開口部となる領域を除いて前記第1のシールの外側
に所定の間隔で第2のシールとなる前記シール材を二重
に配設し、前記二重の第2のシールを前記開口部におい
て互いに連結することにより、前記第1のシールで包囲
される前記表示領域と前記第2のシールで包囲される第
1の領域との間に、前記第1のシールと内側の前記第2
のシールとで囲まれ、前記開口部で外部と繋がる第2の
領域を設け、前記第1のシールで囲まれた領域に液晶を
滴下し、前記所定の減圧状態で前記他側の基板を貼り合
わせて前記第1の領域を減圧封止した後、前記貼り合わ
せた基板を大気圧状態に曝すことにより、前記表示領域
から所定の距離だけ離間した前記第1の領域において、
大気圧との圧力差に応じた力で前記対向する基板を両外
側から押圧し、該押圧により生じる前記基板の変形を前
記第2の領域により緩和するものである。
【0014】また、本発明は、対向する2枚の基板を有
し、一側の基板にシール材を配設し、液晶を滴下した
後、所定の減圧状態で他側の基板を貼り合わせて液晶を
封止する液晶表示パネルの製造方法において、前記シー
ル材を配設するに際し、前記一側の基板に設けられた表
示領域を包囲するように第1のシールとなる前記シール
材を配設すると共に、開口部となる領域を除いて前記第
1のシールの外側に所定の間隔で第2のシールとなる前
記シール材を二重に配設し、前記二重の第2のシールを
前記開口部において互いに連結することにより、前記第
1のシールで包囲される前記表示領域と前記第2のシー
ルで包囲される第1の領域との間に、前記第1のシール
と内側の前記第2のシールとで囲まれ、前記開口部が形
成された第2の領域を設け、前記第1のシールで囲まれ
た領域に液晶を滴下し、前記所定の減圧状態で前記他側
の基板を貼り合わせて前記第1の領域を第1の減圧状態
で封止した後、前記貼り合わせた基板を第2の減圧状態
下に置き、前記開口部を封止することで前記第2の領域
を第2の減圧状態で封止し、その後、前記貼り合わせた
基板を大気圧状態に曝すことにより、前記第1の領域及
び前記第2の領域の各々において、大気圧との圧力差に
応じた力で前記対向する基板を両外側から押圧し、前記
第1の領域における押圧により生じる前記基板の変形を
前記第2の領域により緩和するものである。
【0015】本発明においては、前記第2の領域内部の
圧力が、大気圧より小さく、前記第1の領域内部の圧力
より大きい所定の圧力に設定されることが好ましい。
【0016】また、本発明においては、前記所定の圧力
が、前記第1の領域における押圧力によって前記基板が
窪む反動で、前記第1の領域周囲の前記基板に生じる隆
起を抑制可能な圧力に設定されている構成とすることが
できる。
【0017】また、本発明においては、前記第2の領域
の幅が、前記第1の領域における押圧力によって前記基
板が窪む反動で、前記第1の領域周囲の前記基板に生じ
る***領域の幅より大きく設定されている構成とするこ
とができる。
【0018】また、本発明においては、前記開口部が、
前記表示領域の対角線延長上近傍を除く領域に形成され
ている構成とすることもできる。
【0019】このように、本発明は上記構成により、二
重の第2のシールで囲まれた減圧領域で対向する2枚の
基板を確実に貼り合わせると共に、第1のシールと第2
のシールとで囲まれた領域で基板の***を吸収すること
によって表示領域での基板の平坦性を確保することがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る液晶表示パネルの製
造方法は、その好ましい一実施の形態において、第1の
ガラス基板1に、表示領域5を包囲する本シール3と、
その外側の開口部8を除く領域に二重の補助シール4を
形成し、二重の補助シールを開口部8において互いに連
結して、二重の補助シール4で閉ざされる減圧領域6
と、本シール3と補助シール4とで囲まれる大気領域7
とを設け、所定の減圧状態で第2のガラス基板10を貼
り合わせて減圧領域6を減圧封止した後、貼り合わせた
基板を大気圧状態に曝し、減圧領域6で大気圧との圧力
差により対向する基板を両外側から押圧するものであ
り、減圧領域6における押圧力で基板が窪む反動により
減圧領域6周囲の基板が***する領域が大気領域7内に
止まり、表示領域5では基板の平坦性が確保される。
【0021】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0022】[実施例1]まず、本発明の第1の実施例
に係る液晶表示パネルの製造方法について、図1乃至図
4を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施例
に係る液晶表示パネルの液晶注入後の状態を示す平面図
であり、図2はその製造方法を模式的に示す工程断面図
である。又、図3及び図4は、第1の実施例の他の構造
を示す平面図である。
【0023】液晶表示パネルは、一般的に、TFT等が
マトリクス状に形成された第1のガラス基板と、カラー
フィルター、ブラックマトリクス等が形成された第2の
ガラス基板とを有し、これらの基板の対向面には配向処
理が施された配向膜が形成されている。そして、両基板
の間に所定の形状のポリマービーズ、シリカビーズ等の
絶縁性のスペーサが配置されて所定のセルギャップが形
成され、そのギャップに注入、封止された液晶の配向方
向を少なくとも一方の基板に形成した電極による電界で
制御して画像を表示するものである。従って、表示の均
一性を向上させるためにはセルギャップを均一にする必
要があり、特に、表示領域の基板の平坦性を確保するこ
とが重要となる。ここで、図2を参照して本実施例に係
る液晶表示パネルの液晶の注入方法について説明する。
【0024】まず、図2(a)に示すように、表面に配
向処理を施した第1のガラス基板1を真空容器等に入
れ、真空容器内部を、例えば、数Paから数十Pa程度
の減圧雰囲気にした後、第1のガラス基板1上に、ディ
スペンサ等を用いて紫外線硬化型樹脂等からなるシール
材を、例えば、幅0.3〜0.4mm、高さ30〜40
μm程度で塗布する。その際、第1のガラス基板1に形
成された200mm×300mm程度の大きさの表示領
域5を取り囲むように本シール3を塗布すると共に、本
実施例では、本シール3の外側に所定の間隔をおいて二
重に補助シール4を塗布することを特徴としている。そ
して、二重の補助シール4は図1に示す幅5mm程度の
開口部8において互いに連結され、二重の補助シール4
自体で閉じた領域が形成されるようにする。
【0025】ここで、補助シール4で囲まれる領域は、
表示領域5におけるセルギャップが所望の値となるよう
に第1のガラス基板1と第2のガラス基板10とを押圧
するために設ける領域であるため、その領域の面積は、
表示領域の大きさ、電極端子のレイアウト、減圧の程度
等によって最適な大きさに設定されるが、例えば、外側
の補助シール4と内側の補助シール4との間隔を20〜
30mm程度とすると、良好に基板を押圧することがで
きる。
【0026】また、本シール3と補助シール4との間の
領域は、後述するように、補助シール4で囲まれる減圧
領域6が大気圧との圧力差によって押圧されて、ガラス
基板に窪みが生じる反動でその近傍のガラス基板が***
するという問題を回避するために設けられるものである
ため、その間隔は減圧領域6での第1のガラス基板1及
び第2のガラス基板10の変形の度合い等によって最適
な値に設定されるが、例えば、10〜20mm程度に設
定するとガラス基板の***を本シール3と補助シール4
との間で吸収し、表示領域5での基板の平坦性を確保す
ることができる。
【0027】次に、図2(b)に示すように、減圧雰囲
気下において本シール3内部の領域に液晶滴下用ディス
ペンサ等を用いて、本シール3が潰された状態で基板間
に液晶が満たされるように適量の液晶2を滴下する。次
に、図2(c)に示すように、同様に対向面に配向膜が
形成された第2のガラス基板10を位置合わせして第1
のガラス基板1に貼り合わせる。その後、例えば、0.
1N/mm2程度の荷重を印加して本シール3及び補助
シール4を適量潰して、本シール3内面に液晶2を充満
させると共に補助シール4で囲まれた領域を密封して減
圧領域6を形成する。なお、上記工程における減圧雰囲
気の真空度、加圧の程度はシール材の潰し具合、表示領
域5の面積等に応じて適宜変更することができる。
【0028】その後、真空容器内部を大気圧に戻す。す
ると、図2(d)に示すように、補助シール4で囲まれ
た領域内部は減圧状態が維持されており、大気圧との差
で第1のガラス基板1及び第2のガラス基板10を両外
側から押圧する方向に力が働き、本シール3及び補助シ
ール4が更に押し潰されて両基板のギャップが所望の
値、例えば、4〜5μm程度となる。その際、減圧領域
6のみ両基板が押圧されるために、減圧領域6では基板
に0.1〜0.2μm程度の窪みが生じる。そして、こ
の減圧領域6で基板が窪む反動で、その内側の本シール
3と補助シール4とで囲まれた大気領域7で基板が***
し、結果的に基板の形状は図のように波打った形状とな
る。
【0029】しかしながら、この減圧領域6で基板が窪
む反動で基板が***する範囲は減圧領域6端部から高々
10mm程度であり、一方、大気領域7の幅は前記した
ように10〜20mmに設定されているため、基板の隆
起は大気領域7で完全に吸収することができ、本シール
3で囲まれた表示領域5では基板の平坦性が確保される
ことになる。その後、本シール3及び補助シール4を硬
化させ、本シール3外側の所定の部分でガラス基板を切
断して液晶表示パネルが形成される。
【0030】このように、本実施例の液晶表示パネルの
製造方法によれば、本シール3で囲まれた表示領域5
と、対向する2枚の基板を両外側から押圧するための補
助シール4で囲まれた減圧領域6との間に、外圧と同じ
圧力に維持される大気領域7が形成されるため、減圧領
域6での基板の窪みの反動による基板の***が大気領域
7で緩和されて表示領域5まで進行しないため、表示領
域5では基板の平坦性を確保することができる。
【0031】なお、本実施例は、表示領域5の外側に大
気領域7を挟んで減圧領域6が形成される構成であれば
良く、補助シール4で囲まれた減圧領域6の形状は加圧
する対象である表示領域5の形状、面積等に応じて任意
に形成することができる。例えば、本シール3と補助シ
ール4とで囲まれた領域を大気圧に維持するために設け
る開口部8は、図3に示すように、表示領域5の各々の
辺の中央近傍に複数設けることもでき、また、表示領域
5の周囲に形成される電極端子のレイアウト等を勘案し
て、図4に示すように、小さい減圧領域6を複数設ける
構造とすることもできる。なお、本願発明者の実験によ
れば、開口部8を表示領域5の角部近傍に設けると押圧
力がかかりにくい表示領域5の角部でセルギャップが広
くなる傾向があるため、開口部8は表示領域5の対角線
延長上近傍を除いた領域に設けることが好ましい。
【0032】[実施例2]次に、本発明の第2の実施例
に係る液晶表示パネルの製造方法について、図5及び図
6を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施例
に係る液晶表示パネルの液晶注入後の状態を示す平面図
であり、図6はその製造方法を模式的に示す工程断面図
である。なお、本実施例は前記した第1の実施例で示し
た本シールと補助シールとの間に形成される大気領域を
所定の真空度に減圧することによって基板の***を更に
抑制するものである。
【0033】図6を参照して本実施例に係る液晶表示パ
ネルの液晶の注入方法について説明する。まず、前記し
た第1の実施例と同様に、表面に配向処理を施した配向
膜が形成された第1のガラス基板1を真空容器等に入
れ、真空容器内部を、例えば、数Paから数十Pa程度
の第1の減圧雰囲気にした後、第1のガラス基板1上
に、ディスペンサ等を用いて紫外線硬化型樹脂等からな
るシール材を塗布する。その際、表示領域5を囲む本シ
ール3と、本シール3の外側に所定の間隔をおいて二重
に補助シール4とを形成し、二重の補助シール4を開口
部8において互いに連結し、二重の補助シール4自体で
閉じた領域を形成するようにする。
【0034】ここで、本シール3と補助シール4との間
隔、及び補助シール4同士の間隔は表示領域5の寸法、
減圧の程度、表示領域外周の電極端子のレイアウト等を
勘案して最適な値に設定されるが、前記した第1の実施
例と同様に、本シール3と補助シール4との間隔は10
〜20mm程度、補助シール4同士の間隔は20〜30
mmとすることが好ましい。
【0035】次に、図6(b)に示すように、第1の減
圧状態下において本シール3内部の領域に液晶滴下用デ
ィスペンサ9等を用いて適量の液晶2を滴下した後、図
6(c)に示すように、同様に対向面に配向膜が形成さ
れた第2のガラス基板10を位置合わせして貼り合わせ
る。その後、例えば、0.1N/mm2程度の加重を印
加して本シール3及び補助シール4を適量潰して、本シ
ール3内部領域に液晶2を充満させると共に補助シール
4で囲まれた領域を密封して第1の減圧領域6aを形成
する。
【0036】その後、前記した第1の実施例では、真空
容器内部を大気圧に戻したが、本実施例では、図6
(d)に示すように、真空容器内部を第1の減圧状態と
大気圧との間の所定の真空度に設定し、本シール3と補
助シール4とで囲まれた領域を第2の減圧状態にする。
その後、補助シール4に設けた開口部8を樹脂等で封止
して本シール3と補助シール4とで囲まれた領域を密封
することにより、本シール3と補助シール4との間の領
域と、補助シール4同士で囲まれた領域とを各々異なる
真空度の減圧状態に設定する。
【0037】その後、真空容器内部を大気圧に戻すと、
補助シール4で囲まれた領域6aは第1の減圧状態が維
持され、大気圧との差によって第1のガラス基板1及び
第2のガラス基板10を両外側から押圧する方向に力が
働き、本シール3及び補助シール4が更に潰されて両基
板のギャップが4〜5μm程度の所望の値となる。その
際、第1の減圧領域6aでは基板に0.1〜0.2μm
程度の窪みが生じて、その反動で本シール3と補助シー
ル4とで囲まれた領域6bで基板が***しようとする
が、本シール3と補助シール4とで囲まれた領域6bも
第2の減圧状態に維持されているために、外圧との圧力
差によって基板の***が抑制され、その結果、前記した
第1の実施例よりも更に表示領域5における基板の平坦
性が保たれることになる。
【0038】このように、本実施例の液晶表示パネルの
製造方法によれば、本シール3で囲まれた表示領域5
と、対向する2枚の基板を加圧するための補助シール4
で囲まれた第1の減圧領域6aとの間に、第1の減圧領
域6aの内圧と大気圧との間の任意の真空度に設定され
る第2の減圧領域6bが形成されるため、第1の減圧領
域6aでの基板の窪みの反動による第2の減圧領域6b
における基板の***が抑制され、表示領域では基板の平
坦性を確保することができる。
【0039】なお、本実施例においては、第2の減圧領
域6bの圧力は、大気圧と補助シール4で囲まれる第1
の減圧領域6aとの間の任意の値に設定されるが、その
圧力は第1の減圧領域6aの圧力、補助シール4同士の
間隔、本シール3と補助シール4との間隔等の条件に応
じて最適な値に設定することができる。
【0040】[実施例3]次に、本発明の第3の実施例
に係る液晶表示パネルの製造方法について、図7を参照
して説明する。図7は、本発明の第3の実施例に係る液
晶表示パネルの液晶注入後の状態を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は断面図である。なお、本実施
例は前記した第1及び第2の実施例と異なり、補助シー
ルを一重とし、本シールと表示領域との間にマージンを
設けることによって表示領域の基板の凹凸を抑制するも
のである。
【0041】本実施例に係る液晶表示パネルの液晶の注
入方法について説明すると、まず、前記した第1及び第
2の実施例と同様に、対向面に配向膜が形成された第1
のガラス基板1を真空容器等に入れ、真空容器内部を、
例えば、数Paから数十Pa程度の減圧雰囲気にした
後、第1のガラス基板1上に、ディスペンサ等を用いて
紫外線硬化型樹脂等からなるシール材を塗布する。その
際、第1のガラス基板1に形成された画素配列からなる
表示領域5に所定のマージンを見込んで本シール3を形
成すると共に、本シール3の外側には所定の間隔をおい
て補助シール4を一重で形成する。
【0042】次に、減圧状態下において、本シール3内
部の領域に液晶滴下用ディスペンサ9等を用いて適量の
液晶2を滴下した後、対向面に配向膜が形成された第2
のガラス基板10を位置合わせして貼り合わせる。その
後、0.1N/mm2程度の加重を印加して本シール3
及び補助シール4を適量潰して、本シール3内部に液晶
を充満させると共に、本シール3と補助シール4とで囲
まれた領域を密封する。
【0043】その後、真空容器内部を大気圧に戻すこと
により、本シール3と補助シール4とで囲まれた領域は
減圧状態が維持され、大気圧との圧力差によって第1の
ガラス基板1及び第2のガラス基板10を両外側から押
圧する方向に力が働き、減圧領域6における基板に窪み
が生じて、その反動で本シール3内側周辺で基板が***
する。しかしながら、本実施例では表示領域5と本シー
ル3との間には所定のマージンが設けられているため、
基板の***は本シール3近傍のみに制限されて表示領域
5までは到達しないために、表示領域5での基板の平坦
性が保たれることになる。
【0044】このように、本実施例の液晶表示パネルの
製造方法によれば、本シール3を表示領域5の外側に所
定のマージンを見込んで大きく形成することにより、本
シール3と補助シール4とで囲まれる減圧領域6での基
板の窪みの反動による基板の***をマージンの部分で緩
和することができ、表示領域5では基板の平坦性を確保
することができる。
【0045】なお、本実施例における、表示領域5と本
シール3との間隔は、本シール3と補助シール4とで囲
まれる減圧領域6の真空度、表示領域5周囲の電極端子
レイアウト等の条件によって任意の値に変更することが
できる。また、本実施例では補助シール4は一重で形成
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、マージンを見込んで本シール3を形成し、その周囲
に前記した第1又は第2の実施例と同様に補助シール4
を二重に形成することもできる。
【0046】以上説明した各実施例は、2枚の対向する
基板の間に液晶を狭持する構造の任意の液晶表示装置に
適用することができ、各々の基板に透明電極を設け、基
板間の縦方向の電界により液晶を駆動するTN方式の液
晶表示装置や、一方の基板に櫛歯状の電極を設け、櫛歯
電極間の電界で液晶を駆動するIPS方式の液晶表示装
置等、どのような形式の液晶表示装置であっても適用で
きることは明らかである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
パネルの製造方法によれば、滴下法による液晶注入にお
いて、表示領域の基板の平坦性を確保しつつ、セルギャ
ップを所望の値にすることができるという効果を奏す
る。
【0048】その理由は、表示領域を囲む本シールの外
側に補助シールを二重に設け、この二重の補助シールで
包囲された領域内部を減圧状態にし、かつ、本シールと
補助シールとで囲まれた領域を大気圧又は減圧状態にす
ることによって、補助シールで囲まれた領域で確実に基
板を押圧すると共に、補助シール領域で基板が窪む反動
で生じる基板の***を、本シールと補助シールとで囲ま
れた領域で緩和することができるからである。
【0049】また、表示領域にマージンを見込んで本シ
ールを形成し、その外側に一重又は二重の補助シールを
設け、本シールと補助シールとの間、又は補助シール同
士の間を減圧状態にして基板を押圧し、その反動で生じ
る基板の***を表示領域と本シールとの間に設けたマー
ジン部分で緩和することによって表示領域の基板の平坦
性を確保することができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る液晶表示パネルの
液晶注入後における状態を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る液晶表示パネルの
液晶注入工程を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る液晶表示パネルの
他の形態を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る液晶表示パネルの
他の形態を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る液晶表示パネルの
液晶注入後における状態を示す平面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る液晶表示パネルの
液晶注入工程を模式的に示す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る液晶表示パネルの
液晶注入後における状態を示す図であり、(a)は平面
図、(b)は断面図である。
【図8】従来の液晶表示パネルの液晶注入後における状
態を示す平面図である。
【図9】従来の液晶表示パネルの液晶注入工程を模式的
に示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1のガラス基板 2 液晶 3 本シール 4 補助シール 5 表示領域 6 減圧領域 6a 第1の減圧領域 6b 第2の減圧領域 7 大気領域 8 開口部 9 液晶滴下用ディスペンサ 10 第2のガラス基板 11 封止材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 - 1/141

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する2枚の基板を有し、一側の基板に
    シール材を配設し、液晶を滴下した後、所定の減圧状態
    で他側の基板を貼り合わせて液晶を封止する液晶表示パ
    ネルの製造方法において、 前記シール材を配設するに際し、前記一側の基板に設け
    られた表示領域を包囲するように第1のシールとなる前
    記シール材を配設すると共に、開口部となる領域を除い
    て前記第1のシールの外側に所定の間隔で第2のシール
    となる前記シール材を二重に配設し、前記二重の第2の
    シールを前記開口部において互いに連結することによ
    り、前記第1のシールで包囲される前記表示領域と前記
    第2のシールで包囲される第1の領域との間に、前記第
    1のシールと内側の前記第2のシールとで囲まれ、前記
    開口部で外部と繋がる第2の領域を設け、 前記第1のシールで囲まれた領域に液晶を滴下し、前記
    所定の減圧状態で前記他側の基板を貼り合わせて前記第
    1の領域を減圧封止した後、前記貼り合わせた基板を大
    気圧状態に曝すことにより、前記表示領域から所定の距
    離だけ離間した前記第1の領域において、大気圧との圧
    力差に応じた力で前記対向する基板を両外側から押圧
    し、該押圧により生じる前記基板の変形を前記第2の領
    域により緩和することを特徴とする液晶表示パネルの製
    造方法。
  2. 【請求項2】対向する2枚の基板を有し、一側の基板に
    シール材を配設し、液晶を滴下した後、所定の減圧状態
    で他側の基板を貼り合わせて液晶を封止する液晶表示パ
    ネルの製造方法において、 前記シール材を配設するに際し、前記一側の基板に設け
    られた表示領域を包囲するように第1のシールとなる前
    記シール材を配設すると共に、開口部となる領域を除い
    て前記第1のシールの外側に所定の間隔で第2のシール
    となる前記シール材を二重に配設し、前記二重の第2の
    シールを前記開口部において互いに連結することによ
    り、前記第1のシールで包囲される前記表示領域と前記
    第2のシールで包囲される第1の領域との間に、前記第
    1のシールと内側の前記第2のシールとで囲まれ、前記
    開口部が形成された第2の領域を設け、 前記第1のシールで囲まれた領域に液晶を滴下し、前記
    所定の減圧状態で前記他側の基板を貼り合わせて前記第
    1の領域を第1の減圧状態で封止した後、前記貼り合わ
    せた基板を第2の減圧状態下に置き、前記開口部を封止
    することで前記第2の領域を第2の減圧状態で封止し、
    その後、前記貼り合わせた基板を大気圧状態に曝すこと
    により、前記第1の領域及び前記第2の領域の各々にお
    いて、大気圧との圧力差に応じた力で前記対向する基板
    を両外側から押圧し、前記第1の領域における押圧によ
    り生じる前記基板の変形を前記第2の領域により緩和す
    ることを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】前記第2の領域内部の圧力が、大気圧より
    小さく、前記第1の領域内部の圧力より大きい所定の圧
    力に設定されることを特徴とする請求項2記載の液晶表
    示パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】前記所定の圧力が、前記第1の領域におけ
    る押圧力によって前記基板が窪む反動で、前記第1の領
    域周囲の前記基板に生じる***を抑制可能な圧力に設定
    されていることを特徴とする請求項3記載の液晶表示パ
    ネルの製造方法。
  5. 【請求項5】前記第2の領域の幅が、前記第1の領域に
    おける押圧力によって前記基板が窪む反動で、前記第1
    の領域周囲の前記基板に生じる***領域の幅より大きく
    設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか一に記載の液晶表示パネルの製造方法。
  6. 【請求項6】前記開口部が、前記表示領域の対角線延長
    上近傍を除く領域に形成されていることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか一に記載の液晶表示パネルの製
    造方法。
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