JP3527554B2 - 散水器 - Google Patents
散水器Info
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- JP3527554B2 JP3527554B2 JP30323694A JP30323694A JP3527554B2 JP 3527554 B2 JP3527554 B2 JP 3527554B2 JP 30323694 A JP30323694 A JP 30323694A JP 30323694 A JP30323694 A JP 30323694A JP 3527554 B2 JP3527554 B2 JP 3527554B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は草木や農作物等に自動散
水する散水器に関する。
水する散水器に関する。
【０００２】
【従来の技術】公園や庭等の草木、田畑の農作物等には
生長促進あるいは養生等のために給水される。これらの
給水は人手を要しないように自動的に行うことが望まし
く、スプリンクラ−と称される回転散水器でなされるこ
とが多い。
生長促進あるいは養生等のために給水される。これらの
給水は人手を要しないように自動的に行うことが望まし
く、スプリンクラ−と称される回転散水器でなされるこ
とが多い。
【０００３】従来の回転散水器は噴出機構が複雑であ
る。例えば送水孔を設けた弁座に対して、水量調節用突
出棒を進退させて前記送水孔を開閉し、該送水孔に連通
した複数の第１散水口から散水させ、また前記送水孔に
バイパス路を経て連通して設けた複数の第２散水口から
も少量排水できる構造にしている。
る。例えば送水孔を設けた弁座に対して、水量調節用突
出棒を進退させて前記送水孔を開閉し、該送水孔に連通
した複数の第１散水口から散水させ、また前記送水孔に
バイパス路を経て連通して設けた複数の第２散水口から
も少量排水できる構造にしている。
【０００４】これでは２系統の散水口を設けることで、
第１散水口の中の幾つかが泥等の異物で目詰まりした場
合には第２散水口からの排水量が増え、目詰まりしてい
ない第１散水口の孔から著しく強い勢いで噴出せず歩行
者等にかからないようになっている。
第１散水口の中の幾つかが泥等の異物で目詰まりした場
合には第２散水口からの排水量が増え、目詰まりしてい
ない第１散水口の孔から著しく強い勢いで噴出せず歩行
者等にかからないようになっている。
【０００５】
【この発明が解決しようとする課題】従来の装置では前
述のような作用効果があるが、例えば目詰まりした異物
を取り除くための分解及びその再組立に時間を要する。
また構造が複雑であると微細な異物の混入でも噴出孔が
閉塞し易く、メンテナンスが大変である。さらに散水は
人手を要することなく自動的に行えることが望ましい
が、目詰まりし易いものでは見回りを頻繁に行わねばな
らない。
述のような作用効果があるが、例えば目詰まりした異物
を取り除くための分解及びその再組立に時間を要する。
また構造が複雑であると微細な異物の混入でも噴出孔が
閉塞し易く、メンテナンスが大変である。さらに散水は
人手を要することなく自動的に行えることが望ましい
が、目詰まりし易いものでは見回りを頻繁に行わねばな
らない。
【０００６】また、散水器は所望の領域にむらなく散水
できることが望まれる。しかし、これまでものは目詰ま
りし易いことから散水むらがあった。
できることが望まれる。しかし、これまでものは目詰ま
りし易いことから散水むらがあった。
【０００７】本発明は構造が簡単で目詰まりし難く、例
え目詰まりしてもメンテナスが容易で、また広範囲にむ
らなく散水できる散水器を目的とする。
え目詰まりしてもメンテナスが容易で、また広範囲にむ
らなく散水できる散水器を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の散水器は、一端
に送水管との係合口を備え他端に散水筒が接続した送水
受け部と、前記散水筒内の下部に軸方向に移動自在な回
転軸に支承されたインペラを設け、前記回転軸の上部に
噴出孔を設けた回転噴出盤を設け、該回転噴出盤の下方
に流通孔を有する加流速板を前記回転軸に遊嵌させて前
記散水筒に固定して設けるとともに、前記回転軸に前記
加流速板より下方に該加流速板に当接して回転軸の移動
長さを規定するストッパーを設けたことを特徴とする。
に送水管との係合口を備え他端に散水筒が接続した送水
受け部と、前記散水筒内の下部に軸方向に移動自在な回
転軸に支承されたインペラを設け、前記回転軸の上部に
噴出孔を設けた回転噴出盤を設け、該回転噴出盤の下方
に流通孔を有する加流速板を前記回転軸に遊嵌させて前
記散水筒に固定して設けるとともに、前記回転軸に前記
加流速板より下方に該加流速板に当接して回転軸の移動
長さを規定するストッパーを設けたことを特徴とする。
【０００９】
【作用】本発明の散水器は、散水筒内の下部に移動自在
な回転軸に支承されたインペラを設け、上部に回転噴出
盤とその下方に加流速板とストッパ−を前記回転軸に設
けた簡単な構造であるから、目詰まりし難い。仮に例え
ば最も目詰まりの恐れがが高い回転噴出盤が目詰まりし
ても当該回転噴出盤を容易に取り外せ、容易に直すこと
ができる。
な回転軸に支承されたインペラを設け、上部に回転噴出
盤とその下方に加流速板とストッパ−を前記回転軸に設
けた簡単な構造であるから、目詰まりし難い。仮に例え
ば最も目詰まりの恐れがが高い回転噴出盤が目詰まりし
ても当該回転噴出盤を容易に取り外せ、容易に直すこと
ができる。
【００１０】インペラは回転して送水管から送られた水
の流速を上げ加流速板側へ圧送し、該加流速板に設け流
通孔から流速がさらに高められるので、回転噴出盤から
むらなく広い範囲に散水できる。
の流速を上げ加流速板側へ圧送し、該加流速板に設け流
通孔から流速がさらに高められるので、回転噴出盤から
むらなく広い範囲に散水できる。
【００１１】
【実施例】次に、本発明について１実施例に基づき図面
を参照して詳細に説明する。図面において、１は送水受
け部で、一端は送水管と係合するため細くなった係合口
２が形成され、他端に散水筒３が密に接続されている。
該送水受け部１と散水筒３の接続は接着、螺合、溶着な
ど任意にできる。
を参照して詳細に説明する。図面において、１は送水受
け部で、一端は送水管と係合するため細くなった係合口
２が形成され、他端に散水筒３が密に接続されている。
該送水受け部１と散水筒３の接続は接着、螺合、溶着な
ど任意にできる。
【００１２】散水筒３には下部にインペラ４が係止具５
例えばボルトを介して着脱自在に回転軸６に設けられて
いる。該インペラ４は回転して送水管７から送水受け部
１に流入してきた水流の流速を速め圧送するものであ
る。
例えばボルトを介して着脱自在に回転軸６に設けられて
いる。該インペラ４は回転して送水管７から送水受け部
１に流入してきた水流の流速を速め圧送するものであ
る。
【００１３】８は回転噴出盤で、噴出孔９が場所により
噴射角を変えて穿設され、回転軸６の上部に係止部５を
介して着脱自在に設けられている。前記噴出孔９の噴射
角はこの実施例においては回転軸６から離れるにつれ大
きくしていて、散水範囲内では均一に散水できるように
なっている。
噴射角を変えて穿設され、回転軸６の上部に係止部５を
介して着脱自在に設けられている。前記噴出孔９の噴射
角はこの実施例においては回転軸６から離れるにつれ大
きくしていて、散水範囲内では均一に散水できるように
なっている。
【００１４】１０は加流速板で、流通孔１１が穿設され
該流通孔１１より水を前記回転噴出盤８側に流速を上げ
て送るものである。該加流速板１０は回転軸６に小隙間
をおいて遊嵌される、且つ外周が散水筒３に接続固定さ
れている。しかして加流速板１０は散水筒３内の定位置
にあって前記インペラ４の作動で圧送されてきた水を一
層増速して前記回転噴出盤８側へ送り出す。これらの複
合作動で回転軸６が矢印１２のように進退自在で、この
場合は上昇し回転噴出盤８が散水筒３の先端より突出し
て散水するようになっている。
該流通孔１１より水を前記回転噴出盤８側に流速を上げ
て送るものである。該加流速板１０は回転軸６に小隙間
をおいて遊嵌される、且つ外周が散水筒３に接続固定さ
れている。しかして加流速板１０は散水筒３内の定位置
にあって前記インペラ４の作動で圧送されてきた水を一
層増速して前記回転噴出盤８側へ送り出す。これらの複
合作動で回転軸６が矢印１２のように進退自在で、この
場合は上昇し回転噴出盤８が散水筒３の先端より突出し
て散水するようになっている。
【００１５】１３はストッパ−で、前記回転軸６の上昇
長さ、即ち軸方向の移動量を規定するもので、前述のよ
うに散水する際に回転軸６が上昇しストッパ−１３が加
流速板１０に当接することで移動の最長長さが規定され
る。また、散水が停止した際は回転軸６が降下し、回転
噴出盤８が加流速板１０に当接することで移動長さが定
まる。
長さ、即ち軸方向の移動量を規定するもので、前述のよ
うに散水する際に回転軸６が上昇しストッパ−１３が加
流速板１０に当接することで移動の最長長さが規定され
る。また、散水が停止した際は回転軸６が降下し、回転
噴出盤８が加流速板１０に当接することで移動長さが定
まる。
【００１６】次に散水方法について述べる。送水管７を
送水受け部１に接続し、所望の散水場所に散水筒３を上
向きにして配置する。送水管７から送水受け部１に送り
込むと、インペラ４が回転して水流を高め加速流板１０
側へ送る。この過程で図２に示すように回転軸６は回転
しつつストッパ−１３が加流速板１０に当接するまで上
昇する。これにより回転噴出盤８は散水筒３の先端へ上
がる。
送水受け部１に接続し、所望の散水場所に散水筒３を上
向きにして配置する。送水管７から送水受け部１に送り
込むと、インペラ４が回転して水流を高め加速流板１０
側へ送る。この過程で図２に示すように回転軸６は回転
しつつストッパ−１３が加流速板１０に当接するまで上
昇する。これにより回転噴出盤８は散水筒３の先端へ上
がる。
【００１７】加流速板１０の流通孔１１から増速され圧
力が加わった水は、回転噴出盤８の噴出孔９から勢いよ
く、散水領域にむらなく散水される。
力が加わった水は、回転噴出盤８の噴出孔９から勢いよ
く、散水領域にむらなく散水される。
【００１８】散水途中で何らかの理由で目詰まりが生じ
た場合は、回転噴出盤８の係止具５を外すことで当該回
転噴出盤８は容易に取り出されメンテナスされる。ま
た、直下にある加流速板１０の取り出しも容易にでき
る。
た場合は、回転噴出盤８の係止具５を外すことで当該回
転噴出盤８は容易に取り出されメンテナスされる。ま
た、直下にある加流速板１０の取り出しも容易にでき
る。
【００１９】この実施例では送水受け部１と散水筒３は
組立体したが、これに限らず一体構造にしてもよい。
組立体したが、これに限らず一体構造にしてもよい。
【００２０】
【発明の効果】本発明は以上のように構造が簡単である
から、目詰まりし難く、また例え目詰まりした場合には
メンテナンスが容易にできる。散水筒内にインペラと加
流速板を前述のように設けているので、噴出力が高めら
れむらなく広範囲に散水できる等の効果がある。
から、目詰まりし難く、また例え目詰まりした場合には
メンテナンスが容易にできる。散水筒内にインペラと加
流速板を前述のように設けているので、噴出力が高めら
れむらなく広範囲に散水できる等の効果がある。
【図１】本発明の１実施例における散水器の断面を示す
図。
図。
【図２】本発明の１実施例において散水器の散水作動状
態を示す図。
態を示す図。
１ 送水受け部
２ 係合口
３ 散水筒
４ インペラ
５ 係止具
６ 回転軸
７ 送水管
８ 回転噴出盤
９ 噴出孔
１０ 加流速板
１１ 流通孔
１２ 矢印
１３ ストッパ−
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭56−7653（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−47343（ＪＰ，Ａ)
特開 昭54−15516（ＪＰ，Ａ)
実開 昭61−95458（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭50−9233（ＪＰ，Ｕ)
実開 平６−64740（ＪＰ，Ｕ)
実公 昭43−14874（ＪＰ，Ｙ１)
実公 昭44−9733（ＪＰ，Ｙ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B05B 3/04
B05B 1/18
Claims (3)
- 【請求項１】 一端に送水管との係合口を備え他端に散
水筒が接続した送水受け部と、前記散水筒内の下部に軸
方向へ移動自在な回転軸に支承されたインペラを設け、
前記回転軸の上部に噴出孔を設けた回転噴出盤を設け、
該回転噴出盤の下方に流通孔を有する加流速板を前記回
転軸に遊嵌させて前記散水筒に固定して設けるととも
に、前記回転軸に前記加流速板より下方に該加流速板に
当接して回転軸の移動長さを規定するストッパーを設け
たことを特徴とする散水器。 - 【請求項２】 前記送水受け部と前記散水筒が一体構造
であることを特徴とする請求項１記載の散水器。 - 【請求項３】 前記回転噴出盤に設けた噴出孔の噴射角
が回転軸からの距離により変えられていることを特徴と
する請求項１または請求項２記載の散水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30323694A JP3527554B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 散水器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30323694A JP3527554B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 散水器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08131901A JPH08131901A (ja) | 1996-05-28 |
| JP3527554B2 true JP3527554B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=17918519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30323694A Expired - Fee Related JP3527554B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 散水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3527554B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9924066D0 (en) * | 1999-10-12 | 1999-12-15 | Newteam Ltd | Shower water flow booster unit |
| CN102302991A (zh) * | 2011-08-16 | 2012-01-04 | 李文杰 | 自动旋转刷洗喷头 |
| CN103418513A (zh) * | 2013-07-13 | 2013-12-04 | 柴盛海 | 防堵花洒 |
| CN107282502A (zh) * | 2017-07-19 | 2017-10-24 | 来奇偏光科技(中国)股份有限公司 | 光学膜片清洗装置 |
| CN115625179B (zh) * | 2022-12-20 | 2023-06-09 | 湖南迪亚环境工程股份有限公司 | 一种厨余垃圾分类处理装置及方法 |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP30323694A patent/JP3527554B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08131901A (ja) | 1996-05-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040123 |
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| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040220 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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