JP3527137B2 - 冗長2重化伝送における画像障害検出装置 - Google Patents

冗長2重化伝送における画像障害検出装置

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JP3527137B2 JP15643299A JP15643299A JP3527137B2 JP 3527137 B2 JP3527137 B2 JP 3527137B2 JP 15643299 A JP15643299 A JP 15643299A JP 15643299 A JP15643299 A JP 15643299A JP 3527137 B2 JP3527137 B2 JP 3527137B2
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は冗長2重化伝送に
おける画像障害検出装置に関し、特に、2本の経路で同
じ映像を伝送する冗長2重化伝送において、現用系経路
の障害を瞬時に自動的に検出し、出力映像に障害を出さ
ずに他方の予備系経路に切替えできるようにした冗長2
重化伝送における画像障害検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、同一の画像を2本の経路に分
けて伝送し、出力側で正常な経路を選択することによ
り、画像伝送の高信頼性を確保するようにしたシステム
が使用されており、その一例として図8に示されている
ようなものがある。
【0003】図において、符号化部51、伝送路、復号
化部53が第1の経路を構成し、また、符号化部55、
伝送路および復号化部57が第2の経路を構成してい
る。障害検出部54は前記第1の経路の障害を検出し、
障害検出部58は前記第2の経路の障害を検出する。ス
イッチャ59は、出力線に、前記第1の経路と第2の経
路を選択的に接続する。
【0004】障害検出部54、58は、伝送される画像
信号から同期信号が失われたこと、あるいは伝送エラー
レートが所定値以上になったこと等により障害を検出
し、該障害が一定時間続くと、伝送系に障害が発生した
と判断し、図示されていないアラームを起動する。そう
すると、該アラームに従って、人手により、または自動
的に、スイッチャ59は第2の経路に切替えられ、該第
2の経路が出力線に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来技術では、前記障害検出部54または58が伝送
障害を検知し、スイッチャ59を他方の伝送系に切替え
るまでに2〜3秒以上を要し、該2〜3秒以上の間は、
障害をもつ画像が出力されてしまうという問題があっ
た。
【0006】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去し、現用系統に障害が発生すると、該障害を
実時間で検知して正常な予備系統に瞬時に切替えること
ができ、この結果、障害をもつ画像を出力しないまたは
該障害をもつ画像の出力を低減することができる冗長2
重化伝送における画像障害検出装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、複数の系統に同じ画像を伝送し、正常な
系統を伝送されてきた画像を選択的に出力画像として採
用する冗長2重化伝送における画像障害検出装置におい
て、前記複数の系統を伝送されてきた各画像内の小領域
毎の画質特徴量を求める手段と、前記手段によって求め
られた前記各画像内の小領域毎の画質特徴量の差異を比
較する手段とを具備し、該画質特徴量の差異がない時に
は正常、差異がある時にはいずれかの系統に障害が発生
したと判定するようにした点に第1の特徴がある。
【0008】また、本発明は、前記各画像内の小領域毎
の画質特徴量に差異がない場合には該小領域を正常領
域、該差異が存在する場合には該小領域を破綻領域とし
て記録する手段と、該正常領域と破綻領域との間で画質
特徴量の差分を求める手段とをさらに具備し、前記差分
の大きい方の系統に障害が発生したと判定するようにし
た点に第2の特徴がある。
【0009】さらに、本発明は、前記正常領域と破綻領
域との間の画質特徴量の差分が予め定められた値以上で
あるか否かを判定し、該差分が該予め定められた値以上
であれば有意、以下であれば非有意とする手段と、前記
有意の差分に基づいて判定された障害の多数決により障
害系統を決定する手段とをさらに具備した点に第3の特
徴がある。
【0010】前記第1の特徴によれば、複数系統を伝送
されている画像を用いて系統に障害が発生したことを検
出することができるので、該系統の障害を実時間で検出
することができるようになる。前記第2の特徴によれ
ば、正常領域と破綻領域との間で画質特徴量の差分を求
め、該差分の大きい方の系統に障害が発生したと判定す
るようにしているので、いずれの系統に障害が発生した
かを判定する正確さが増大する。また、前記第3の特徴
によれば、有意の差分に基づいて判定された障害の多数
決により障害系統を決定するようにしているので、障害
が発生した系統の判定の正確さがさらに増すと共に、系
統の切替えを安定化させることができる。この結果、装
置の信頼性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の概略
の構成を示すブロック図である。現用系(以下、A系
統)/予備系(以下、B系統)の2重化映像伝送におい
ては、入力画像を分配器により2経路に分配した後、そ
れぞれの画像が符号化部1、4で符号化され、例えばA
TMネットワーク等のA,B伝送路を経て、それぞれの
復号化部3、5に送られ、復号化される。復号化された
画像はスイッチャ6で選択され、出力画像として出力さ
れる。
【0012】符号化部1、4がA、Bの2系統に挿入さ
れている場合、符号化ノイズは2系統で異なることが一
般的である。このため、2系統の信号の単純比較により
障害を検出しようとすると、この符号化ノイズの差異が
問題となる。そこで、本発明者は、伝送エラー特有の画
質劣化(ブロック状に破綻部が画面内に局在する)を正
確に検知するためには、単に符号化ノイズの差異を用い
て障害を検出するのではなく、ノイズ等に影響を受けに
くい大局的な画質特徴量を利用すればよいことに着目
し、A、B2系統間の画質特徴量の差分値の大小を障害
検出の規範とした。
【0013】画質特徴量演算部11はA系統の画像の画
質特徴量を演算し、画質特徴量演算部12はB系統の画
像の画質特徴量を演算する。画質特徴量演算部11、1
2は、それぞれ、A、B系統の画像から、例えば16×
16画素のブロックを抽出し、各系統A,Bで、ブロッ
ク内の画質特徴量{fAi(P)}、{fBi(P)}
を計算する。ここに、iは特徴量の種類を示し、例え
ば、平均(i=1)、分散(i=2)、…を使用するこ
とができる。なお、i=1,2,…,Nである。また、
Pは画面内のブロックの位置を表している。
【0014】周知のように、平均は下記の(1) 式で、ま
た分散は(2) 式で表すことができる。 平均=1/n・
ΣI(p)…(1) 分散=1/n・Σ{I(p)}−{平均}…(2) ここに、pはブロック内の画素の位置、I(p)は画素
値、nはブロック内の画素数である。
【0015】次に、画質特徴量比較部13では、各特徴
量の種類i毎に設定したしきい値Thに対して、|
Ai(P)−fBi(P)|>Thが成立するか
否かの判断をする。いずれかのiで、前記の不等式が成
立していれば、A、Bのいずれかの系統で障害が発生し
ていると判定し、破綻/正常情報記憶部14にブロック
毎に記録する。一方、該不等式がどのi、Pでも成立し
なければ正常と判定し、正常の判定信号を障害系統判定
部18に送る。
【0016】図2(a) 、(b) は、該破綻/正常情報記憶
部14に記録されたA系統、B系統の破綻/正常情報の
概念図であり、斜線が施されたブロックは破綻領域、白
抜きのブロックは正常領域を示している。A,B両系統
の破綻/正常情報は同じになるので、破綻/正常情報記
憶部14には、例えばA系統のみの破綻/正常情報を記
録すればよい。
【0017】次に、画質特徴量差検出部15、16は、
図2に記されたA系統、B系統のそれぞれについて、正
常領域と破綻領域の画質特徴量の差D={D}(i
=1,2,…,N)を求める。具体的には、例えば図3
に示すように、各特徴量につき、正常/破綻領域の境界
線に沿った部分の差分絶対値和を求める。すなわち、画
面中のブロック同士の境界線(ブロックの一辺)をb
(j=1,2,…,2N)とし、該bを挟む2
個のブロックの位置をg(b)、g
(b)と表すと、A系統でのi番目の特徴量の系
統内差分DAiは、図4の(3) 式のようになる。B系統
でのi番目の特徴量の系統内差分DBiも同様に求める
ことができる。この処理により、1画面ごとのi番目の
特徴量の画質特徴量差DAiとDBiが求まったことに
なる。
【0018】次に、比較部17では、図4の(4) 式で定
義される、A、B各系統の‖D‖を求め、両者の‖D‖
の大小を比較する。そして、障害系統判定部18は、該
‖D‖の大きい方の系統を障害系統と判定する。ここ
に、前記(4) 式において、ω (i=1,2,…,N)
は各画質特徴量i毎の重みであり、該重みは例えば次の
ように決定することができる。すなわち、ある無障害画
像(テスト画像)を用いて予備実験をし、各特徴量iに
つき隣接ブロック間での差分値の分布を求め、その標準
偏差の逆数を、その特徴量iに対する重みωとする
ことができる。
【0019】一方、有意/非有意判定部19は下記の
(5) 式の演算を行い、前記障害系統判定部18における
障害判定が有意であるか非有意であるかの判定を行う。 |(‖D‖−‖D‖)|/(‖D‖+‖D‖)>TH…(5) (5) 式が成立すると、前記障害系統判定部18の障害判
定は有意、不成立であると非有意であるとする。すなわ
ち、系統内特徴量差分の、A系とB系の差が小さい時に
は、その判定信号は信頼度が小さく、非有意であると考
える。
【0020】前記障害系統判定部18で求められた障害
系統、および前記有意/非有意判定部19で求められた
有意/非有意の信号は、多数決処理部20に送られる。
障害系統判定部18は、前記障害系統に関する信号、例
えばA系統が障害系統と判定された場合には信号A,B
系統が障害系統と判定された場合には信号Bを出力す
る。また、該障害系統判定部18は、画質特徴量比較部
13から、A、B両系統が正常であるという信号を受け
取った時には、正常信号(以下、0信号)を多数決処理
部20に出力する。また、後述する映像フリーズ検出部
21、映像断検出部22で、映像フリーズまたは映像断
が発生したことが検出された時には、有意/非有意判定
部19は有意である旨の判定をし、一方障害系統判定部
18は、該映像フリーズまたは映像断を発生した系統を
障害系統として、多数決処理部20に出力する。
【0021】次に、多数決処理部20は、障害系統判定
の信頼性を上げるために、多数決処理をする。また、該
多数決処理の有効性を向上するために、前記有意/非有
意判定部19の判定結果を用い、前記障害系統判定部1
8における非有意の障害系統判定は多数決処理に寄与し
ないようにする。すなわち、多数決処理部20は、有意
の障害系統判定信号のみを多数決処理の対象とする。
【0022】該多数決処理部20の一具体例の構成を、
図5を参照して説明する。該多数決処理部20は、前記
有意/非有意判定部19からの有意信号により前記障害
系統判定部18から入力する障害系統判定信号をロード
(およびシフト)するシフトレジスタ31(例えば、2
9ビット)、該障害系統判定信号の0信号を計測し、例
えば600個の0信号を連続して計測すると、リセット
信号を出力するカウンタ32と、前記シフトレジスタ3
1にラッチされているA信号、B信号の個数を計数する
カウンタA33、カウンタB34と、該カウンタA33
およびカウンタB34の計数値の大小を比較する比較器
35と、該比較器35および障害系統判定信号の0信号
を入力とする総合判定回路36から構成されている。
【0023】該総合判定回路36は、比較器35の出力
が、A>BならばB信号を、A<BならばA信号を、ま
たA=Bならば0信号を、それぞれ出力判定信号として
出力する。また、0の判定信号が入力した場合には、該
総合判定回路36は0信号を出力判定信号として優先的
に出力する。スイッチャ6は、総合判定回路36からB
信号が出力されるとB系統を選択し、A信号が出力され
るとA系統を選択する。また、0信号が出力された時に
は、現在の接続状態を維持する。
【0024】以上の回路では、伝送路の障害により画面
内のブロックに破綻が起き、破綻ブロックが画面内に局
在した場合には、該障害がA系統の障害であるか、B系
統の障害であるかを有効に判定することができる。しか
しながら、映像が複数フィールドに渡って停止するいわ
ゆる画像フリーズの障害、映像が黒レベルまたは白レベ
ルに突然変化する映像断の障害は、有効に検出すること
ができない。そこで、本実施形態では、図1に示されて
いるように、映像フリーズ検出部21と映像断検出部2
2を、前記の回路と並列的に設けた。
【0025】次に、前記映像フリーズ検出部22の構成
および機能について、図6を参照して説明する。該映像
フリーズ検出部22は、A系統のフレーム間差分絶対値
和37と、B系統のフレーム間差分絶対値和38と、比
較部39とから構成することができる。例えば、A系統
の障害によりA系統の映像がフリーズした場合には、A
系統のフレーム間差分絶対値和37が0になり、B系統
のフレーム間差分絶対値和38は0にならない。そこ
で、比較部39からはB>Aの出力信号が得られ、A系
統に映像フリーズが起きたことが検出される。そして、
該比較部39からはA系統に障害が起きたことを示す情
報が出力される。しかしながら、静止画の場合には、
A,B系統のフレーム間差分絶対値和31、32が共に
0になるので、比較部39からは0信号が出力され、静
止画であると判断される。
【0026】次に、前記映像断検出部22の構成および
機能について、図7を参照して説明する。該映像断検出
部22は、映像が突然黒レベルまたは白レベルに変化す
るのを検出する回路であり、一具体例として、A、B両
系統に対して、連続する2画面の画面内平均値を求める
画面内平均値演算部40、41、43および44と、各
系統毎に前画面と現画面の画面内平均値の差を演算する
差演算部42、45と、該差演算部42、45の絶対値
を比較する絶対値比較部46とから構成することができ
る。一方の系統で映像断が起きると、前述のように、映
像全体が突然黒レベルまたは白レベルに変化するから、
前記差演算部で求められる差の絶対値が非常に大きくな
る。このため、前記差演算部42と45で求められた差
の絶対値の差が、絶対値比較部46で非常に大きい、例
えば予め定められた大きなしきい値を超えていると判断
されると、該差の大きい系統に映像断の障害が発生した
と判断され、絶対値比較部46から障害系統の出力信号
が出力される。
【0027】さて、前記実施形態では、前記多数決処理
部20のカウンタ32が例えば600個の0信号を連続
的に計数すると、シフトレジスタ31にリセット信号を
出力する。すなわち、600個のフィールド、換言すれ
ば10秒間の間、伝送状態が正常と判断されると、カウ
ンタ32からリセット信号が出力されることになる。一
般的に、伝送路の障害が例えば10秒間という短い時間
毎に1回以上発生する確率は非常に小さいから、伝送路
に障害が発生した時には、一般にシフトレジスタ31は
リセット状態にある。したがって、A、B両伝送路が正
常な状態から、現用線路である例えばA系統に有意の障
害が発生すると、リセットされたシフトレジスタ31に
Aが1個ロードされることになり、この時点でA>Bと
なって、前記総合判定回路36からはB信号が出力され
る。この結果、スイッチャ6はB系統に切替えられ、正
常なB系統の画像が出力画像として出力されることにな
る。したがって、本実施形態によれば、現用系統に障害
が発生すると、1フィールド後には正常な予備系統に切
替えられることになり、該切替え時に発生する障害を持
つ出力画像を1フィールドに抑えることができるように
なる。なお、前記スイッチャ6より前段、例えば復号化
部3、5とスイッチャ6との間に、1フィールド遅延装
置を挿入すれば、該スイッチャ6の切替え時に発生する
障害を持つ画像の出力を0に抑えることができるように
なる。
【0028】また、本実施形態によれば、非有意の障害
信号はシフトレジスタ31にロードされないようにし、
また該シフトレジスタ31にロードされたA、B信号の
多数決により、スイッチャ6の切替えを制御するように
しているので、不確かな障害信号あるいは短時間に交互
に発生するA、B系統の障害信号がスイッチャ6の切替
えに影響を及ぼすのを極力回避することができ、信頼性
の高い画像障害検出装置を提供することができるように
なる。
【0029】なお、前記した実施形態では、前記画質特
徴量差検出部15、16で、各特徴量につき、正常/破
綻領域の境界線に沿った部分の差分絶対値和を求めるよ
うにしたが、本発明はこれに限定されず、正常領域と破
綻領域のそれぞれの特徴量を平均化し、その差分をとる
ようにしてもよい。この差分をA系統について記すと、
図4の(6) 式のようになる。該(6) 式において、O,X
はそれぞれ正常領域、破綻領域を表し、no 、nx はそ
れぞれ正常領域、破綻領域のブロック数である。
【0030】また、前記実施形態では、A、B系統に、
画像の圧縮と伸張を行う符号化部1、4、復号化部3、
5を挿入した伝送系で説明したが、本発明はこれに限定
されず、非圧縮で画像を伝送する伝送系にも適用するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数の系統で伝送される画像の画質特徴量を
用いて、系統の障害を検出するようにしているので、実
時間で、どの系統に障害が発生したかを検出することが
できるようになる。また、このため、現用の系統に障害
が発生すると、即座に予備用の系統に切替えることがで
きるようになり、障害のある画像が出力されるのを完全
に防止または大幅に低減することができるようになる。
【0032】また、障害が有意のものか非有意のものか
を判定し、有意の障害についてのみ多数決判断して、ど
の系統に障害が発生したかを判定するようにしたので、
障害を起こした系統の判定の正確さを増すと共に、系統
の切替えを安定化させることができる。
【0033】また、映像のフリーズおよび映像断を精度
良く検出できるので、これらを原因とする系統の障害を
検出し、正常な系統に切替えることができるようにな
る。この結果、フリーズあるいは映像断の障害のある画
像が出力されるのを未然に防止または低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の概略の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 破綻/正常情報の概念図である。
【図3】 画質特徴量差を求める方法の説明図である。
【図4】 数式を示す図である。
【図5】 多数決処理部の一具体例を示すブロック図で
ある。
【図6】 映像フリーズ検出部の一具体例を示すブロッ
ク図である。
【図7】 映像断検出部の一具体例を示すブロック図で
ある。
【図8】 従来装置の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11、12…画質特徴量演算部、13…画質特徴量比較
部、14…破綻/正常情報記憶部、15、16…画質特
徴量差検出部、17…‖D‖比較部、18…障害系統判
定部、19…有意/非有意判定部、20…多数決処理
部、21…映像フリーズ検出部、22…映像断検出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 17/00 H04B 1/74

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の系統に同じ画像を伝送し、正常な
    系統を伝送されてきた画像を選択的に出力画像として採
    用する冗長2重化伝送における画像障害検出装置におい
    て、 前記複数の系統を伝送されてきた各画像内の小領域毎の
    画質特徴量を求める手段と、 前記手段によって求められた前記各画像内の小領域毎の
    画質特徴量の差異を比較する手段とを具備し、 該画質特徴量の差異がない時には正常、差異がある時に
    はいずれかの系統に障害が発生したと判定するようにし
    たことを特徴とする冗長2重化伝送における画像障害検
    出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の冗長2重化伝送におけ
    る画像障害検出装置において、 前記画質特徴量は、1または複数の種類の画質特徴量で
    あることを特徴とする冗長2重化伝送における画像障害
    検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の冗長2重化伝
    送における画像障害検出装置において、 前記各画像内の小領域毎の画質特徴量に差異がない場合
    には該小領域を正常領域、該差異が存在する場合には該
    小領域を破綻領域として記録する手段と、 該正常領域と破綻領域との間で画質特徴量の差分を求め
    る手段とをさらに具備し、 前記差分の大きい方の系統に障害が発生したと判定する
    ようにしたことを特徴とする冗長2重化伝送における画
    像障害検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の冗長2重化伝送におけ
    る画像障害検出装置において、 前記正常領域と破綻領域との間の画質特徴量の差分は、
    該正常領域と破綻領域の境界線に接する正常領域の小領
    域と破綻領域の小領域の画質特徴量に基づいて求められ
    ることを特徴とする冗長2重化伝送における画像障害検
    出装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の冗長2重化伝
    送における画像障害検出装置において、 前記正常領域と破綻領域との間の画質特徴量の差分が予
    め定められた値以上であるか否かを判定し、該差分が該
    予め定められた値以上であれば有意、以下であれば非有
    意とする手段と、 前記有意と判定された障害の多数決により障害系統を決
    定する手段とをさらに具備したことを特徴とする冗長2
    重化伝送における画像障害検出装置。
  6. 【請求項6】 複数の系統に同じ画像を伝送し、正常な
    系統を伝送されてきた画像を選択的に出力画像として採
    用する冗長2重化伝送における画像障害検出装置におい
    て、 複数の各系統を伝送されてきた画像の画面間差分絶対値
    和を求め、該複数の系統の画面間差分絶対値和が共に0
    であるとき、伝送されている画像が静止画であると判定
    し、 一方の系統の画面間差分絶対値和が0で、他方の系統の
    画面間差分絶対値和が0でなく、かつ静止画でない時
    に、該一方の系統にフリーズ障害が発生したと判定し、 該一方の系統に障害が発生したと判断するようにしたこ
    とを特徴とする冗長2重化伝送における画像障害検出装
    置。
  7. 【請求項7】 複数の系統に同じ画像を伝送し、正常な
    系統を伝送されてきた画像を選択的に出力画像として採
    用する冗長2重化伝送における画像障害検出装置におい
    て、 複数の各系統を伝送されてきた画像の前画面および現画
    面の画面内平均値を比較し、 一方の系統の前記比較結果が、他方の系統の前記比較結
    果より、予め定められた値以上の違いがあるときに、前
    記比較結果の大きい方の系統に映像断の障害が発生した
    と判定するようにしたことを特徴とする冗長2重化伝送
    における画像障害検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の冗長2重化伝
    送における画像障害検出装置において、 前記フリーズ障害または映像断の障害が発生した時に
    は、該障害を有意の障害であると判定し、 該障害を多数決処理に参加させ、該多数決処理により障
    害を起こした系統を判定するようにしたことを特徴とす
    る冗長2重化伝送における画像障害検出装置。
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