JP3522178B2 - 符号分割多重アクセス基地局 - Google Patents

符号分割多重アクセス基地局

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JP3522178B2
JP3522178B2 JP2000045883A JP2000045883A JP3522178B2 JP 3522178 B2 JP3522178 B2 JP 3522178B2 JP 2000045883 A JP2000045883 A JP 2000045883A JP 2000045883 A JP2000045883 A JP 2000045883A JP 3522178 B2 JP3522178 B2 JP 3522178B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多重アク
セス基地局に関する。特に本発明は、長い遅延時間を有
する信号を処理できる符号分割多重アクセス基地局に関
する。
【0002】
【従来の技術】受信した信号の遅延時間の変化に対応す
る為に、従来の符号分割多重アクセス(CDMA)基地
局は、受信した信号から信号の伝送路の遅延プロファイ
ルを測定する。遅延プロファイルは、異なった伝送路を
経由して伝送され、基地局で受信された信号波の応答で
ある。信号波は、異なった伝送路を伝わってくるので、
信号波の波形は、それぞれの伝送路の影響を受けて変化
する。そこで、従来のCDMA基地局は、有効なパワー
レベルを有する複数のピークを選択し、選択されたピー
クを合成することで受信した信号を復調した。
【0003】図1は、CDMA基地局の構成を示す。C
DMA基地局は、アンテナ10、受信部12、RACH
信号受信部14、DCH信号受信部16、及び制御部2
6を有する。RACH信号受信部14は、遅延プロファ
イル測定部18及び復調部20を有する。DCH信号受
信部16は、遅延プロファイル測定部22及び復調部2
4を有する。
【0004】アンテナ10は、拡散スペクトル変調され
たランダムアクセスチャンネル(RACH)信号及びデ
ータチャンネル(DCH)信号を受信する。
【0005】図2は、ランダムアクセスチャンネル(R
ACH)信号及びデータチャンネル(DCH)信号が、
基地局と移動局との間で、どう伝達されるかを示す。第
1に、通話を設定するために、RACH信号が移動局か
ら基地局に入力される。RACH信号は、移動局のユー
ザーの電話番号及び登録番号等の情報を含む。図2の例
では、RACH信号のRACHメッセージは、10ミリ
秒の長さである。RACH信号は、通信が突然開始し、
突然終了するバースト伝送により伝送される。
【0006】次に、受け取り(ACK)信号が、基地局
から移動局へ出力される。ACK信号には、基地局が移
動局を承認したという情報が含まれている。そこで、移
動局は、通話を開始し、DCH信号を基地局へ送ること
ができる。DCH信号は、RACH信号によって設定さ
れた通話信号である。DCH信号は、ACK信号が伝送
されてから、ほぼ規定の時間に開始し、DCH信号の伝
送が開始されてから所定の時間に終了する。図2の例で
は、DCH信号のそれぞれのDCHメッセージは、10
ミリ秒の長さを有する。
【0007】RACH信号及びDCH信号は、I相及び
Q相の2次元を有する複素信号である。受信部12は、
RACH信号及びDCH信号の周波数を搬送波周波数帯
からベースバンド周波数帯へと変換し、RACH信号受
信部14及びDCH信号受信部16へとそれぞれ出力す
る。RACH信号受信部14は、RACH信号を逆拡散
するために、受信部12からRACH信号を受け取る。
【0008】DCH信号受信部16は、DCH信号を逆
拡散するために、受信部12からDCH信号を受け取
る。遅延プロファイル測定部18は、受信部12から受
信したRACH信号のピークを検出し、RACH信号の
ピークを受信した時間を検出する。次に、遅延プロファ
イル測定部18は、検出したRACH信号のピーク受信
時間を、制御部26を介して復調部20へ出力する。遅
延プロファイル測定部18によって検出されたRACH
信号のピーク受信時間に基づいて、復調部20は、受信
部12から受け取ったRACH信号を逆拡散する。次に
復調部20は、逆拡散され復調されたRACH信号を出
力する。
【0009】遅延プロファイル測定部22は、受信部1
2からDCH信号を受け取り、DCH信号のピークを検
出し、DCH信号のピークを受信した時間を検出する。
次に、遅延プロファイル測定部22は、検出したDCH
信号のピーク受信時間を、制御部26を介して復調部2
4へ出力する。遅延プロファイル測定部22によって検
出されたDCH信号のピーク受信時間に基づいて、復調
部24は、受信部12から受け取ったDCH信号を逆拡
散する。次に、復調部24は、逆拡散され復調されたD
CH信号を出力する。
【0010】制御部26は、遅延プロファイル測定部1
8及び22のために、RACH信号及びDCH信号を逆
拡散するための拡散符号の種類及び拡散符号を生成する
タイミングを設定する。制御部26は、更に遅延プロフ
ァイル測定部18からRACH信号のピーク受信時間を
入力して復調部20へ出力する。更に、制御部26は、
遅延プロファイル測定部22からDCH信号のピーク受
信時間を入力して復調部24へ出力する。
【0011】遅延プロファイル測定部18及び22は、
長い遅延時間を有する遅延プロファイルを測定するの
で、基地局は、基地局のセル領域内の色々な場所から送
られてきた色々な遅延信号を受信することができる。信
号が伝送されている間、信号は異なった伝送路を伝わる
ので、それぞれの遅延プロファイルは、異なった遅延時
間を有する。遅延プロファイルを測定すると同時に、制
御部26は、復調部20及び24にRACH信号及びD
CH信号のピーク受信時間を知らせる。したがって、復
調部20及び24は、色々な遅延時間を有するRACH
信号及びDCH信号のそれぞれを逆拡散することができ
る。
【0012】図3は、遅延プロファイル測定部18の詳
細な構成を示す。遅延プロファイル測定部18は、長い
遅延時間を有する遅延プロファイルを測定することがで
きる。遅延プロファイル測定部18は、RACH信号整
合フィルタ28及びRACH信号遅延プロファイル測定
部34を有する。遅延プロファイル測定部18は、複数
のユーザーから送られてきたRACH信号を逆拡散する
ために複数のRACH信号整合フィルタ28を有する。
説明を簡単にするために、1個のRACH信号整合フィ
ルタ28だけが図3に示されている。RACH信号整合
フィルタ28は、拡散符号生成部30及び複素相関器3
2を有する。複素相関器32は、複素整合フィルタを含
んでもよい。RACH信号遅延プロファイル測定部34
は、パワーレベル演算部36、遅延時間調整部38、遅
延プロファイル平均部40、及びパス検出部42を有す
る。
【0013】RACH信号整合フィルタ28は、受信部
12からRACH信号を入力して逆拡散する。RACH
信号遅延プロファイル測定部34は、逆拡散されたRA
CH信号からRACH信号のピーク受信時間を検出し、
RACH信号のピーク受信時間を制御部26へ出力す
る。
【0014】拡散符号生成部30は、拡散符号を生成し
て複素相関器32に出力する。複素相換器32は、拡散
符号生成部30によって生成された拡散符号を用いてR
ACH信号を逆拡散する。RACH信号は、I相及びQ
相を有する複素信号であるので、複素相関器32によっ
て復調された信号もI相及びQ相を有する複素信号であ
る。パワーレベル演算部36は、復調されたRACH信
号のパワーレベルを得るために、復調されたRACH信
号のI相及びQ相のベクトルの絶対値を演算する。パワ
ーレベル演算によって、I相及びQ相を有する、復調さ
れたRACH信号の2次元データが、1次元のデータに
変換される。
【0015】遅延時間調整部38は、異なった遅延時間
を有する複数の遅延プロファイルの遅延時間を同じ遅延
時間に調整する。遅延プロファイル平均部40は、遅延
時間が調整された複数の遅延プロファイルを格納するメ
モリを有する。遅延プロファイル平均部40は、以下に
図4に示すように、複数の遅延プロファイルのそれぞれ
のピークを累加算するので、ピークを雑音及び干渉成分
から分離することができる。
【0016】この場合、RACH信号が、256チップ
の拡散符号によってスペクトル拡散変調されている場合
を想定している。最大5シンボル周期の遅延時間を累加
算できるように、遅延プロファイル平均部40は、51
20ワードのメモリ領域を有する。ここで、1チップ
は、4ワードに等しい。5120ワードは、256チッ
プを5シンボル周期分掛けて、更にオーバーサンプリン
グ数である4を掛けることによって得られる。パス検出
部42は、閾値以上のRACH信号のピークを検出する
ことによって、RACH信号のピーク受信時間を検出す
る。
【0017】遅延プロファイル測定部22は、遅延プロ
ファイル測定部18と同様の構成を有する。遅延プロフ
ァイル測定部18と遅延プロファイル測定部22とは、
逆拡散するために用いられる拡散符号が異なる。遅延プ
ロファイル測定部18に用いられる拡散符号は、RAC
H信号を逆拡散するために用いられ、遅延プロファイル
測定部22に用いられる拡散符号は、DCH信号を逆拡
散するために用いられる。遅延プロファイル測定部18
と同様に、遅延プロファイル測定部22も、5シンボル
周期のような長い遅延時間を有する遅延プロファイルを
測定することができる。
【0018】図4は、複数のRACH信号整合フィルタ
28から出力されたRACH信号の遅延プロファイルの
例を示す。遅延プロファイルは、時間に関して示されて
いる。ここで、遅延プロファイル測定部18は、5シン
ボル周期の遅延プロファイルを測定するために、5個の
RACH信号整合フィルタ28a、28b、28c、2
8d、及び28eを並列に有する。1シンボル周期は、
1024サンプルを有する。図4に示された遅延プロフ
ァイルは、1つの移動局から伝送されている。移動局か
ら伝送された信号は色々な伝送路を介して伝送されるの
で、基地局は、色々な遅延時間を有する遅延プロファイ
ルを受信する。
【0019】図4において、RACH信号整合フィルタ
28a、28b、28c、28d、及び28eのそれぞ
れの出力は、3個のピークを有する。3個のピークのう
ち1個のピークは、直接波のピークであり、残りの2個
のピークは、遅延波のピークである。これらの3個のピ
ークは、RACH信号が3つの経路を介して伝送された
ことを示す。直接波は、移動局から基地局に直接伝送さ
れ、残りの2つの遅延波は、反射しながら移動局から基
地局に間接的に伝送される。
【0020】ロングコードの第1シンボルの拡散符号が
RACH信号整合フィルタ28aに割り当てられる。ロ
ングコードの第2シンボルの拡散符号がRACH信号整
合フィルタ28bに割り当てられる。以下同様に、ロン
グコードの第3、第4、及び第5シンボルの拡散符号
が、それぞれRACH信号整合フィルタ28c、28
d、及び28eに割り当てられる。拡散符号は、ロング
コード及びショートコードから構成されている。ロング
コードは、複数の移動局から特定の移動局を区別する為
に用いられる。ロングコードは、複数のシンボル周期の
長い周期を有する。したがって、たとえ同じロングコー
ドであっても符号を生成するタイミングを変えることに
よって、符号が異なる。したがって、RACH信号整合
フィルタ28aに割り当てられたロングコードは、RA
CH信号整合フィルタ28bに割り当てられたロングコ
ードと異なる。
【0021】逆拡散するためにロングコードの第1シン
ボルをRACH信号整合フィルタ28aに割り当てるこ
とによって、第1のピークが第1シンボル周期中に出現
する。逆拡散するためにロングコードの第2シンボルを
RACH信号整合フィルタ28bに割り当てることによ
って、第2のピークが第2シンボル周期中に出現し、以
下同様に、第3、第4、及び第5のピークが、それぞれ
第3、第4、及び第5のシンボル周期中に出現する。し
たがって、遅延プロファイル測定部18は、5シンボル
周期中に出現したRACH信号のピークを測定すること
ができる。
【0022】次に、遅延時間調整部38は、第1のピー
クを4シンボル周期遅延させ、第2のピークを3シンボ
ル周期遅延させ、第3のピークを2シンボル周期遅延さ
せ、第4のピークを1シンボル周期遅延させる。したが
って、遅延プロファイルの全てのピークが、4シンボル
周期の同じ遅延時間を有する。次に、5つの遅延プロフ
ァイルのそれぞれのピークが、遅延プロファイル平均部
40によって累加算される。すなわち、それぞれの遅延
プロファイルの直接波のピーク同士が、累加算される。
それぞれの遅延プロファイルの第1の遅延波のピーク同
士が、直接波及び第2の遅延波のピークと別個に累加算
される。それぞれの遅延プロファイルの第2の遅延波の
ピーク同士が、直接波及び第1の遅延波のピークと別個
に累加算される。図4の矢印の下に示された遅延プロフ
ァイルは、5つの遅延プロファイルを累加算した結果を
示す。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の遅延プロファイ
ル測定部22は、遅延プロファイル測定部18と同様
に、5シンボル周期の遅延プロファイルを測定するため
に、5個のDCH信号整合フィルタを並列に有する。更
に、遅延プロファイル測定部22の遅延プロファイル平
均部は、5つの遅延プロファイルを5シンボル周期分格
納するために、合計25600ワードのメモリ領域を必
要とする。更に、5120ワードのデータからピークを
検出するために、5120ワードの全てを検索しなけれ
ばならない。パス検出部42をデジタル信号処理器(D
SP)で構成した場合、パス検出部42は、ピークを検
出するために5120ワードの全てを検索しなければな
らないので、パス検出部42は、高速度で膨大な量のデ
ータを処理しなければならなかった。
【0024】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる符号分割多重アクセス基地局を提供すること
を目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立
項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従
属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態にお
ける符号分割多重アクセス方式を用いた移動通信システ
ムのための符号分割多重アクセス基地局は、通話を設定
するために基地局に入力されるランダムアクセスチャン
ネル信号を受信し、ランダムアクセスチャンネル信号か
ら少なくとも1つのピークを検出し、ランダムアクセス
チャンネル信号のピークを受信する時間を検出する第1
遅延プロファイル測定部と、第1遅延プロファイル測定
部によって検出されたランダムアクセスチャンネル信号
のピーク受信時間に基づいて、ランダムアクセスチャン
ネル信号によって通話が設定されたデータチャンネル信
号を逆拡散するデータチャンネル復調部とを備えること
が好ましい。
【0026】また、符号分割多重アクセス基地局は、デ
ータチャンネル信号を受信し、データチャンネル信号か
ら少なくとも1つのピークを検出し、ランダムアクセス
チャンネル信号のピーク受信時間に基づいてデータチャ
ンネル信号のピークの受信時間を検出する第2遅延プロ
ファイル測定部を更に備え、データチャンネル復調部
が、第2遅延プロファイル測定部によって検出されたデ
ータチャンネル信号のピーク受信時間に基づいて、デー
タチャンネル信号を逆拡散することが好ましい。
【0027】更に、符号分割多重アクセス基地局は、第
1遅延プロファイル測定部が、ランダムアクセスチャン
ネル信号のピーク受信時間を検出し、検出されたピーク
受信時間を第2遅延プロファイル測定部に出力する第1
パス検出部を有することが好ましい。第2遅延プロファ
イル測定部が、ランダムアクセスチャンネル信号のピー
ク受信時間に基づいて、データチャンネル信号を逆拡散
するための拡散符号を生成する拡散符号生成部を有し、
第1パス検出部が、拡散符号生成部にランダムアクセス
チャンネル信号のピーク受信時間を供給してもよい。
【0028】第2遅延プロファイル測定部が、ランダム
アクセスチャンネル信号のピーク受信時間に基づいて、
データチャンネル信号を逆拡散するための拡散符号を生
成する拡散符号生成部を有してもよい。拡散符号生成部
が、ランダムアクセスチャンネル信号のピーク受信時間
に基づいて、それぞれがデータチャンネル信号の複数の
シンボル周期のそれぞれに対応した複数の拡散符号を連
続して生成してもよい。
【0029】第2遅延プロファイル測定部が、拡散符号
生成器によって生成された複数の拡散符号を用いて複数
のシンボル周期のデータチャンネル信号を逆拡散する複
素相関器と、逆拡散された複数のシンボル周期のデータ
チャンネル信号を格納し、格納された複数のシンボル周
期のデータチャンネル信号をそれぞれ加算する遅延プロ
ファイル平均部と、加算されたデータチャンネル信号か
らデータチャンネル信号のピーク受信時間を検出する第
2パス検出部とを更に有することが好ましい。
【0030】拡散符号生成器が、ランダムアクセスチャ
ンネル信号のピークを受信した時に、拡散符号の生成を
開始することが好ましい。ランダムアクセスチャンネル
信号のピーク受信時間に基づいて、遅延プロファイル平
均部が、逆拡散された複数のシンボル周期のデータチャ
ンネル信号の格納を開始してもよい。
【0031】本発明の第1の形態における符号分割多重
アクセス方式を用いた移動通信システムのための受信し
た信号を処理する方法は、通話を設定するためにランダ
ムアクセスチャンネル信号を受信するステップと、ラン
ダムアクセスチャンネル信号から少なくとも1つのピー
クを検出するステップと、ランダムアクセスチャンネル
信号のピークを受信する時間を検出するステップと、ラ
ンダムアクセスチャンネル信号のピーク受信時間に基づ
いて、ランダムアクセスチャンネル信号によって通話が
設定されたデータチャンネル信号を逆拡散するステップ
とを備えることが好ましい。
【0032】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0034】図5は、本発明のCDMA基地局の構成を
示す。CDMA基地局は、アンテナ50、受信部52、
RACH信号受信部54、DCH信号受信部56、及び
制御部66を有する。RACH信号受信部54は、遅延
プロファイル測定部58及び復調部60を有する。DC
H信号受信部56は、遅延プロファイル測定部62及び
復調部64を有する。
【0035】アンテナ50は、拡散スペクトル変調され
たRACH信号及びDCH信号を受信する。RACH信
号及びDCH信号は、I相及びQ相の2次元を有する複
素信号である。受信部52は、受信した信号の周波数を
搬送波周波数帯からベースバンド周波数帯へと変換し、
RACH信号受信部54及びDCH信号受信部56へと
それぞれ出力する。RACH信号受信部54は、RAC
H信号を逆拡散し復調するために、複数のユーザーから
送られた複数のRACH信号を受け取る。DCH信号受
信部56は、DCH信号を逆拡散し復調するために、複
数のユーザーから送られた複数のDCH信号を受け取
る。
【0036】遅延プロファイル測定部58は、受信部5
2から受信したRACH信号のピークを検出し、RAC
H信号のピークを受信した時間を検出する。次に、遅延
プロファイル測定部58は、検出したRACH信号のピ
ーク受信時間を、制御部66を介して復調部60へ出力
する。更に、遅延プロファイル測定部58は、検出した
RACH信号のピーク受信時間を、遅延プロファイル測
定部62へ出力する。遅延プロファイル測定部58によ
って検出されたRACH信号のピーク受信時間に基づい
て、復調部60は、複数のユーザーから送られた複数の
RACH信号を受信部52から入力して逆拡散する。次
に、復調部20は、逆拡散され復調されたRACH信号
を出力する。
【0037】遅延プロファイル測定部62は、受信部5
2からDCH信号を入力し、遅延プロファイル測定部5
8から入力したRACH信号のピーク受信時間に基づい
て、DCH信号のピーク受信時間を検出する。次に、遅
延プロファイル測定部62は、検出したDCH信号のピ
ーク受信時間を、制御部66を介して復調部64へ出力
する。遅延プロファイル測定部62によって検出された
DCH信号のピーク受信時間に基づいて、復調部64
は、複数のユーザーから送られた複数のDCH信号を逆
拡散する。
【0038】制御部66は、遅延プロファイル測定部5
8及び62のために、複数のユーザーから送られたRA
CH信号及びDCH信号を逆拡散するのに用いられる拡
散符号の種類及び拡散符号を生成するタイミングを設定
する。更に、制御部66は、遅延プロファイル測定部5
8からRACH信号のピーク受信時間を入力して復調部
60へ出力する。更に、制御部66は、遅延プロファイ
ル測定部62からDCH信号のピーク受信時間を入力し
て復調部64へ出力する。
【0039】図6は、遅延プロファイル測定部58の詳
細な構成を示す。遅延プロファイル測定部58は、RA
CH信号整合フィルタ68及びRACH信号遅延プロフ
ァイル測定部74を有する。遅延プロファイル測定部5
8は、複数のユーザーから送られてきたRACH信号を
逆拡散するために複数のRACH信号整合フィルタ68
を有する。説明を簡単にするために、1個のRACH信
号整合フィルタだけが図6に示されている。RACH信
号整合フィルタ68は、拡散符号生成部70及び複素相
関器72を有する。複素相関器72は、複素整合フィル
タを含んでもよい。RACH信号遅延プロファイル測定
部74は、パワーレベル演算部76、遅延時間調整部7
8、遅延プロファイル平均部80、及びパス検出部82
を有する。
【0040】RACH信号整合フィルタ68は、RAC
H信号を逆拡散するために受信部52からRACH信号
を入力して逆拡散し、逆拡散されたRACH信号をRA
CH信号遅延プロファイル測定部74へ出力する。RA
CH信号遅延プロファイル測定部74は、逆拡散された
RACH信号からRACH信号のピーク受信時間を検出
し、制御部66及び遅延プロファイル測定部62へ出力
する。
【0041】拡散符号生成部70は、制御部66から入
力したRACH信号のピーク受信時間に基づいて拡散符
号を生成し、複素相関器72に出力する。複素相換器7
2は、拡散符号生成部70によって生成された拡散符号
を用いて受信部52から入力したRACH信号を逆拡散
する。RACH信号は、I相及びQ相を有する複素信号
であるので、複素相関器72によって復調された信号も
I相及びQ相を有する複素信号である。パワーレベル演
算部76は、復調されたRACH信号のパワーレベルを
得るために、復調されたRACH信号のI相及びQ相の
ベクトルの絶対値を演算する。パワーレベル演算によっ
て、I相及びQ相の2次元データを有する復調されたR
ACH信号が、1次元のデータの信号に変換される。2
次元データの信号を1次元データの信号に変換する方法
は、上記の方法に限られず、他の方法を用いてもよい。
【0042】遅延時間調整部78は、異なった遅延時間
を有する複数の遅延プロファイルの遅延時間を同じ遅延
時間に調整する。遅延プロファイル平均部80は、遅延
時間が調整された複数の遅延プロファイルを格納するメ
モリを有する。遅延プロファイル平均部80は、以下に
図9に示すように、遅延プロファイルのそれぞれのピー
クを累加算するので、RACH信号のピークを雑音及び
干渉成分から分離することができる。パス検出部82
は、遅延プロファイル平均部80によって平均された遅
延プロファイルから、閾値以上のRACH信号の少なく
とも1つのピークを選択することによって、RACH信
号のピーク受信時間を検出する。
【0043】図7は、遅延プロファイル測定部62の詳
細な構成を示す。遅延プロファイル測定部62は、DC
H信号整合フィルタ84及びDCH信号遅延プロファイ
ル測定部90を有する。ここで、遅延プロファイル測定
部62は、1つのDCH信号整合フィルタ84を有す
る。DCH信号整合フィルタ84は、拡散符号生成部8
6及び複素相関器88を有する。複素相関器88は、複
素整合フィルタを含んでもよい。DCH信号遅延プロフ
ァイル測定部90は、パワーレベル演算部91、遅延プ
ロファイル平均部92、及びパス検出部94を有する。
【0044】拡散符号生成部86は、遅延プロファイル
測定部58からRACH信号のピーク受信時間を入力す
る。拡散符号生成部86は、遅延プロファイル測定部5
8から供給されたRACH信号のピーク受信時間に基づ
いて拡散符号を生成する。すなわち、拡散符号生成部8
6は、RACH信号のピークを受信したときに拡散符号
を生成する。したがって、遅延プロファイル測定部62
は、RACH信号のピーク受信時間に基づいて、DCH
信号のピーク受信時間を検出する。ここで、遅延プロフ
ァイル測定部58は、遅延プロファイル測定部62に直
接電気的に接続されている。RACH信号のピーク受信
時間は、制御部66を介して遅延プロファイル測定部5
8から遅延プロファイル測定部62へ供給されてもよ
い。
【0045】複素相換器88は、拡散符号生成部86に
よって生成された拡散符号を用いて受信部52から入力
されたDCH信号を逆拡散する。DCH信号は、I相及
びQ相を有する複素信号であるので、複素相関器88に
よって復調された信号もI相及びQ相を有する複素信号
である。パワーレベル演算部91は、復調されたDCH
信号のパワーレベルを得るために、復調されたDCH信
号のI相及びQ相のベクトルの絶対値を演算する。パワ
ーレベル演算によって、I相及びQ相の2次元データを
有する復調されたDCH信号が、1次元のデータに変換
される。2次元データの信号を1次元データの信号に変
換する方法は、上記の方法に限られず、他の方法を用い
てもよい。
【0046】遅延プロファイル平均部92は、DCH信
号の遅延プロファイルを格納するメモリを有する。遅延
プロファイル平均部92は、以下に図10に示すよう
に、遅延プロファイルのそれぞれのピークを累加算す
る。パス検出部94は、遅延プロファイル平均部92に
よって平均された遅延プロファイルから、閾値以上の少
なくとも1つのピークを選択することによって、DCH
信号のピーク受信時間を検出する。
【0047】図8は、RACH信号整合フィルタ68
a、68b、68c、68d、及び68eから出力され
た遅延プロファイルの例を示す。10シンボル周期の遅
延プロファイルが図8に示されている。ここで、遅延プ
ロファイル測定部58は、5個のRACH信号整合フィ
ルタ68a、68b、68c、68d、及び68eを並
列に有する。2つの経路を介して伝送された信号波、す
なわち、1つの直接波及び1つの遅延波が、図8に示さ
れている。
【0048】第1に、RACH信号の直接波が、アンテ
ナ50に入力される。直接波は、コード1からコード1
0の拡散符号によって拡散スペクトル変調されている。
すなわち、コード1からコード10の拡散符号のそれぞ
れが、複数のシグナル周期のRACH信号のそれぞれに
掛け合わせられている。例えば、第1のシンボル周期の
RACH信号が、コード1と掛け合わせられ、第2のシ
ンボル周期のRACH信号が、コード2と掛け合わせら
れる。このように、それぞれのシンボル周期のRACH
信号が、異なった拡散符号により拡散スペクトル変調さ
れる。それぞれのコードは、1シンボル周期の時間の長
さを有する。次に、遅延波が、直接波と多少の遅延時間
を伴ってアンテナ50に入力される。遅延波もまた直接
波と同様に、コード1からコード10の拡散符号によっ
て拡散スペクトル変調されている。
【0049】次に、直接波及び遅延波は、RACH信号
整合フィルタ68a、68b、68c、68d、及び6
8eのそれぞれによって逆拡散される。コード1及び6
が、RACH信号整合フィルタ68aに供給される。コ
ード2及び7が、RACH信号整合フィルタ68bに供
給される。コード3及び8が、RACH信号整合フィル
タ68cに供給される。コード4及び9が、RACH信
号整合フィルタ68dに供給される。コード5及び10
が、RACH信号整合フィルタ68eに供給される。次
に、RACH信号整合フィルタ68aは、コード1及び
コード6を用いて、直接波及び遅延波のそれぞれを逆拡
散する。したがって、コード1によって逆拡散された直
接波及び遅延波の組が、第1シンボル周期に出現する。
次に、コード6によって逆拡散された直接波及び遅延波
の組が、第6シンボル周期に出現する。コード1とコー
ド6との間には、5シンボル周期の時間間隔があるの
で、コード1及びコード6によって逆拡散された直接波
及び遅延波の組は、5シンボル周期の時間間隔を有す
る。
【0050】同様に、コード2及び7によって逆拡散さ
れた直接波及び遅延波の組が、第2シンボル周期及び第
7シンボル周期に出現する。コード3及び8によって逆
拡散された直接波及び遅延波の組が、第3シンボル周期
及び第8シンボル周期に出現する。コード4及び9によ
って逆拡散された直接波及び遅延波の組が、第4シンボ
ル周期及び第9シンボル周期に出現する。最後に、コー
ド5及び10によって逆拡散された直接波及び遅延波の
組が、第5シンボル周期及び第10シンボル周期に出現
する。
【0051】図9は、図8に示した遅延プロファイルが
平均される手順を示す。図9(A)は、パワーレベル演
算部76の出力を示す。RACH信号整合フィルタ68
a、68b、68c、68d、及び68eの出力は、パ
ワーレベル演算部76によってパワーレベルが演算され
る。RACH信号は、−1又は1の値を有し、パワーレ
ベル演算部76は、RACH信号の2乗を演算すること
で、絶対値を演算するので、全てのRACH信号の値
は、1となる。したがって、パワーレベル演算部76の
出力は、拡散符号生成部70が生成した拡散符号が、伝
送信号の拡散符号に一致するかどうかを示すパワーとな
る。拡散符号生成部70が生成した拡散符号が、伝送信
号の拡散符号に一致した場合、パワーのピークが遅延プ
ロファイルに出現する。
【0052】図9(B)は、遅延時間調整部78の出力
を示す。コード1及びコード6によって逆拡散されたR
ACH信号の遅延プロファイルは、4シンボル周期遅延
される。コード2及びコード7によって逆拡散されたR
ACH信号の遅延プロファイルは、3シンボル周期遅延
される。コード3及びコード8によって逆拡散されたR
ACH信号の遅延プロファイルは、2シンボル周期遅延
される。コード4及びコード9によって逆拡散されたR
ACH信号の遅延プロファイルは、1シンボル周期遅延
される。このように、全ての遅延プロファイルは、第5
シンボル周期目に位置される。
【0053】図9(C)及び図9(D)は、遅延プロフ
ァイル平均部80の出力を示す。図9(B)に示される
5つの遅延プロファイルは、同じシンボル周期の同じサ
ンプル周期において累加算され、図9(C)に示すよう
に、直接波と遅延波の2つのピークをそれぞれ有する2
組の遅延プロファイルが得られる。次に、それぞれのシ
ンボル周期の同じサンプル周期において、それぞれのピ
ークの組が累加算される。したがって、図9(D)に示
すように、直接波及び遅延波の2つのピークを有する1
組の遅延プロファイルが、得られる。次に、遅延プロフ
ァイル測定部58は、遅延プロファイルを4シンボル周
期分早めて、遅延プロファイルを第1シンボル周期目に
位置させる。最後に、図9(D)に示す、加算された遅
延プロファイルを用いて、RACH信号のピーク受信時
間が検出される。
【0054】図10は、RACH信号の遅延プロファイ
ル及びRACH信号のピーク受信時間を用いて得られた
DCH信号の遅延プロファイルの例を示す。ここで、5
シンボル周期分の遅延プロファイルが、図10に示され
ている。図8と同様に、5つの遅延プロファイルが、5
つのRACH信号整合フィルタ68a、68b、68
c、68d、及び68eから出力される。RACH信号
の第1の遅延プロファイルが、図10に示した遅延時間
を伴って、RACH信号整合フィルタ68aに入力され
る。ここで、、DCH信号整合フィルタ84は、RAC
H信号のピーク受信時間に基づいて、RACH信号整合
フィルタ68aの出力の遅延時間分、拡散符号の生成タ
イミングを移動する。したがって、DCH信号整合フィ
ルタ84は、新測定開始時間においてDCH信号の逆拡
散を開始する。
【0055】コード1からコード5の拡散符号が、DC
H信号整合フィルタ84によって連続的に生成される。
ここで、DCH信号のコード1からコード5は、RAC
H信号に用いられるコード1からコード5とは異なる。
DCH信号整合フィルタ84は、コード1からコード5
を用いて、DCH信号を逆拡散するので、それぞれの5
つのシンボル周期において、2つのピークが出現する。
次に、それぞれの遅延プロファイルのパワーレベルが、
パワーレベル演算部91によって演算される。次に、遅
延プロファイル平均部92が、それぞれのシンボル周期
の同じサンプル周期においてピークを累加算する。した
がって、直接波のピーク同士が互いに累加算され、遅延
波のピーク同士が、直接波のピークとは別個に、互いに
累加算される。そこで、図10の矢印の右側に示され
た、直接波及び遅延波の2つのピークを有する遅延プロ
ファイルが得られる。
【0056】遅延プロファイル測定部58の場合、RA
CH信号の到来時間は未知である。例えば、図8は、コ
ード1によって逆拡散された直接波が基地局に最初に入
力された例を示す。しかし、通常は、どの信号が基地局
に最初に入力されるのかは未知である。したがって、遅
延プロファイル測定部58は、5つのRACH信号整合
フィルタ68を有することにより、遅延プロファイル測
定部58の拡散符号と同じ拡散符号を有するRACH信
号を5シンボル周期分待つ必要がある。
【0057】上記の遅延プロファイル測定部58とは異
なり、遅延プロファイル測定部62は、RACH信号の
ピーク受信時間を用いるので、遅延プロファイル測定部
62は、どのDCH信号が到来するかを知ることができ
る。したがって、遅延プロファイル測定部62は、整合
フィルタの拡散符号と一致する拡散符号で拡散されたD
CH信号を待つために複数の整合フィルタを有する必要
がない。更に、遅延プロファイル平均部92は、1つの
DCH信号整合フィルタ84から出力されたデータのみ
を格納すればよいので、格納するデータの量を減少する
ことができる。その結果、遅延プロファイル平均部92
内のメモリの大きさを減少することができる。
【0058】更に、遅延プロファイル測定部62内にD
CH信号整合フィルタ84が1つだけあるので、遅延時
間調整部は、DCH信号遅延プロファイル測定部90内
に不必要となる。DCH信号整合フィルタ84は、例え
ば、DCH信号のピーク受信時間を、RACH信号のピ
ーク受信時間を中心として半シンボル周期の範囲内の時
間領域から捜す。
【0059】遅延プロファイル平均部92に必要なメモ
リ容量が1024ワードであるとすると、従来の遅延プ
ロファイル平均部40に必要なメモリ容量は、5120
ワードである。したがって、遅延プロファイル平均部9
2に必要なメモリ容量を大きく減少できる。更に、遅延
プロファイル測定部62は、遅延時間調整部が必要ない
ので、遅延プロファイル測定部62の構成が簡素化でき
る。更に、パス検出部94は、1024ワードのデータ
からDCH信号のピークを検出すればよいので、ピーク
検出のために処理されるデータ量を大きく減少できる。
【0060】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に明らかであ
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。
【0061】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、長い遅延時間を有する信号が、小規模の回路構
成の符号分割多重アクセス基地局によって処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CDMA基地局の構成を示す。
【図2】RACH信号及びDCH信号が、基地局と移動
局との間で、どう伝達されるかを示す。
【図3】遅延プロファイル測定部18の詳細な構成を示
す。
【図4】複数のRACH信号整合フィルタ28から出力
されたRACH信号の遅延プロファイルの例を示す。
【図5】本発明のCDMA基地局の構成を示す。
【図6】遅延プロファイル測定部58の詳細な構成を示
す。
【図7】遅延プロファイル測定部62の詳細な構成を示
す。
【図8】RACH信号整合フィルタ68a、68b、6
8c、68d、及び68eから出力された遅延プロファ
イルの例を示す。
【図9】図8に示した遅延プロファイルが平均される手
順を示す。
【図10】RACH信号の遅延プロファイル及びRAC
H信号のピーク受信時間を用いて得られたDCH信号の
遅延プロファイルの例を示す。
【符号の説明】
10、50・・・アンテナ 12、52・・・受信部 14、54・・・RACH信号受信部 16、56・・・DCH信号受信部 18、22、58、62・・・遅延プロファイル測定部 20、24、60、64・・・復調部 26、66・・・制御部 28・・・制御部 28、68・・・RACH信号整合フィルタ 30、70、86・・・拡散符号生成部 32、72、88・・・複素相関器 34、74・・・RACH信号遅延プロファイル測定部 36、76、91・・・パワーレベル演算部 38、78・・・遅延時間調整部 40、80、92・・・遅延プロファイル平均部 42、82、94・・・パス検出部 84・・・DCH信号整合フィルタ 90・・・DCH信号遅延プロファイル測定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−55693(JP,A) 特開 平10−178386(JP,A) 特開 平10−303855(JP,A) 国際公開96/037079(WO,A1) 矢野 隆 外2名,「CDMAパケッ ト移動通信における高速同期捕捉方 式」,1996年電子情報通信学会ソサイエ ティ大会講演論文集1,1996年 8月30 日,p.324,B−323 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713 H04B 7/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号分割多重アクセス方式を用いた移動通
    信システムのための符号分割多重アクセス基地局であっ
    て、 通話を設定するために基地局に入力されるランダムアク
    セスチャンネル信号を受信し、前記ランダムアクセスチ
    ャンネル信号を複数シンボルの長さを有する拡散符号を
    用いて逆拡散することにより、前記ランダムアクセスチ
    ャンネル信号から少なくとも1つのピークを検出し、前
    記ランダムアクセスチャンネル信号の前記ピークを受信
    するピーク受信時間を検出する第1遅延プロファイル測
    定部と、 前記ランダムアクセスチャンネル信号によって前記通話
    が設定されたデータチャンネル信号を受信し、前記デー
    タチャンネル信号から少なくとも1つのピークを検出
    し、前記ランダムアクセスチャンネル信号の前記ピーク
    受信時間に基づいて前記データチャンネル信号の前記ピ
    ークを受信するピーク受信時間を検出する第2遅延プロ
    ファイル測定部と、前記第1遅延プロファイル測定部に
    よって検出された前記ランダムアクセスチャンネル信号
    の前記ピーク受信時間に基づいて前記第2遅延プロファ
    イル測定部によって検出された前記データチャンネル信
    号の前記ピーク受信時間に基づいて、前記データチャン
    ネル信号を逆拡散するデータチャンネル復調部とを備
    え、 前記第1遅延プロファイル測定部が、 前記ランダムアクセスチャンネル信号の前記ピーク受信
    時間を検出し、検出された前記ピーク受信時間を第2遅
    延プロファイル測定部に出力する第1パス検出部を有
    し、 前記第2遅延プロファイル測定部が、 前記ランダムアクセスチャンネル信号の前記ピーク受信
    時間に基づいて、前記データチャンネル信号を逆拡散す
    るための拡散符号を生成する拡散符号生成部と、 前記拡散符号生成部によって生成された複数の拡散符号
    を用いて前記複数のシンボル周期の前記データチャンネ
    ル信号を逆拡散する1個の整合フィルタと、 逆拡散された前記複数のシンボル周期の前記データチャ
    ンネル信号を格納し、格納された前記複数のシンボル周
    期の前記データチャンネル信号をそれぞれ加算する遅延
    プロファイル平均部と、 加算された前記データチャンネル信号から前記データチ
    ャンネル信号の前記ピーク受信時間を検出する第2パス
    検出部とを有し、 前記第1パス検出部が、前記拡散符号生成部に前記ラン
    ダムアクセスチャンネル信号の前記ピーク受信時間を供
    給し、 前記拡散符号生成部が、前記ランダムアクセスチャンネ
    ル信号の前記ピーク受信時間に基づいて、それぞれが前
    記データチャンネル信号の複数のシンボル周期のそれぞ
    れに対応した前記複数の拡散符号を連続して生成するこ
    とを特徴とする符号分割多重アクセス基地局。
  2. 【請求項2】前記第1遅延プロファイル測定部は、 前記ランダムアクセスチャンネル信号を逆拡散する複数
    の整合フィルタと、 前記複数の整合フィルタから出力された、異なった遅延
    時間を有する複数の遅延プロファイルの遅延時間を同じ
    遅延時間に調整させてから累加算する遅延プロファイル
    平均部とを更に有することを特徴とする請求項に記載
    の符号分割多重アクセス基地局。
  3. 【請求項3】前記1個の整合フィルタは、前記データチ
    ャンネル信号の前記ピーク受信時間を、前記ランダムア
    クセスチャンネル信号の前記ピーク受信時間を中心とし
    て半シンボル周期の範囲内の時間領域内から捜すことを
    特徴とする請求項に記載の符号分割多重アクセス基地
    局。
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矢野 隆 外2名,「CDMAパケット移動通信における高速同期捕捉方式」,1996年電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集1,1996年 8月30日,p.324,B−323

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