JP3521657B2 - 育苗施設 - Google Patents

育苗施設

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JP3521657B2
JP3521657B2 JP30721196A JP30721196A JP3521657B2 JP 3521657 B2 JP3521657 B2 JP 3521657B2 JP 30721196 A JP30721196 A JP 30721196A JP 30721196 A JP30721196 A JP 30721196A JP 3521657 B2 JP3521657 B2 JP 3521657B2
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seedling box
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博一 牟田
松本  俊行
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Greenhouses (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、苗移植機に使用す
る苗を育成する育苗施設に関する。 【0002】 【従来の技術】苗箱に種子を播種し、その苗箱を一定数
づつ段積み状に積み重ね、それを温度・湿度・明度等を
管理した発芽室内で適当日数保管して発芽及び出芽さ
せ、さらに出芽後、苗箱を発芽室から出して棚状の台車
に積み替え、苗が一定の大きさになるまで育成する育苗
施設がある。この種の育苗施設において、従来は、播種
され段積み状に積み重ねられた苗箱をフォークリフト等
の運搬機を使用して発芽室に搬入、及び発芽室から搬出
していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の育苗施設
は、発芽室内に運搬機が通るための通路が設けられてい
るため、発芽室が広いスペースを要すると共に、運搬機
を運転または操作する人員を要し、作業能率が悪かっ
た。本発明は、これらの点を改善し、育苗施設の省力化
と省スペース化を図ることを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
めに本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に
かかる育苗施設は、苗箱に種子を播種する播種装置と、
播種された苗箱を一定数づつ積み重ねる段積装置と、一
定数づつ積み重ねられた苗箱を所定の条件管理下で保管
して種子を発芽させる発芽室と、種子が発芽した苗箱を
播種した植物の苗が適当な大きさになるまで育成するた
めの台車に積み替える積替装置とを備えた育苗施設にお
いて、前記発芽室内に前記段積装置側から前記積替装置
側へ苗箱を搬送するコンベヤを設け、該コンベヤに苗箱
を載せたまま発芽室内に収容する構成とすると共に、発
芽室の前側で段積装置で積み重ねられた苗箱を前記コン
ベア上に移載する搬入側移載機と、発芽室の後側で前記
コンベア上から苗箱を移載する搬出側移載機とを設け
ことを特徴としている。 【0005】 【発明の実施の形態】図1は本発明を実施した育苗施設
の1階の平面図、図2はその中2階の平面図、図3は発
芽室の側面断面図である。以下、この育苗施設について
説明する。 【0006】中2階は苗箱置場となっており、その苗箱
置場の苗箱C,…が苗箱コンベヤ1によって苗箱供給装
置2まで運ばれ、該苗箱供給装置によって、1階に設置
した播種機3に苗箱が1枚づつ順次供給される。 【0007】播種機3は、播種コンベヤ5で苗箱Cを一
定方向に搬送しつつ、その搬送中の苗箱に床土供給装置
6にて床土を入れて鎮圧・均平し、その床土の上に播種
装置7にて種子を播種し、その上から覆土供給装置8に
て覆土を入れ、そして最後に灌水を施す構成となってい
る。なお、床土タンク6a及び覆土タンク8aは中2階
に設置されており、1階に設置した土ホッパ9に投入さ
れる土が、土エレベータ9aによって中2階へ上げら
れ、そこから正逆回転可能な土コンベヤ9bによって床
土タンク6a及び覆土タンク8aに補給されるようにな
っている。また、播種装置7で播種される種子は、水を
張った浸種槽11に浸した後、催芽室12で催芽処理し
たものが使用される。13は催芽処理のためのコンテナ
である。 【0008】播種された苗箱Cはリフトアップ装置15
によって一定高さまで上げられた後、段積装置16によ
って台車17の上に所定枚数づつ積み重ねられる。台車
17は無限軌道18に沿って走行するようになってお
り、段積装置16のステーション18aで受け取った段
積み状の苗箱C,…を発芽室20のステーション18b
へ運搬する。ステーション18bにて後記搬入側移載機
23に苗箱C,…を渡して空になった台車18は、ステ
ーション18aへ戻る。 【0009】発芽室20は、播種された苗箱を適当日数
(稲の場合は通常3日)温度・湿度・明度管理下で保管
し、種子を発芽及び出芽させるための部屋である。この
発芽室20には、図3に示すように、苗箱を載置する発
芽室コンベヤ21,…が上下に複数段、左右に複数列
(図示例では上下3段、左右5列)づつ設けられてい
る。図の育苗施設は、このような発芽室が左右並列に3
室設けられている。したがって、稲の場合、1日当たり
発芽室1室分ずつ育苗処理を行える。 【0010】発芽室20の前側には、ステーション18
bに停車している台車17上の苗箱C,…を発芽室コン
ベヤ21,…に移載する搬入側移載機23が設けられて
いる。この搬入側移載機23は、図示しない取込み手段
により台車17の苗箱C,…を苗箱台23aに取り込
み、該苗箱台が昇降ガイド枠23bを昇降すると共に、
昇降ガイド枠23bが上下のレール23c,23cに沿
って左右にスライドすることにより、苗箱台23aが所
望の発芽室コンベヤ21の直前位置へ移動し、図示しな
い送出し手段により苗箱台23a上の苗箱C,…を発芽
室コンベヤ21の上に送り出す構成となっている。発芽
室コンベヤ21の上に苗箱C,…が移載されるごとに当
該発芽室コンベヤ21が間欠的に所定距離づつ後方へ作
動し、発芽室コンベヤ21の上に苗箱C,…が等間隔で
並べられる。 【0011】また、発芽室20の後側には、発芽室コン
ベヤ21,…上の苗箱C,…を搬出コンベヤ25の上に
移載する搬出側移載機24が設けられている。この搬出
側移載機24は、前記搬入側移載機23と同様の苗箱台
24a、昇降ガイド枠24b、レール24c,24cを
備え、発芽室コンベヤ21の作動により該コンベヤ上の
苗箱C,…がその直後位置で待機している苗箱台24a
の上に載置され、その苗箱台24aが搬出コンベヤ25
の始端部に隣接する位置へ移動し、図示しない送出し手
段により苗箱台24a上の苗箱C,…を搬出コンベヤ2
5の上に送り出す構成となっている。 【0012】搬出コンベヤ25の上に移載された苗箱
C,…は積替装置26まで搬送され、該積替装置にて段
積み状の苗箱が棚状の緑化台車27に積み替えられる。
そして、苗箱C,…を積んだ緑化台車27が図示しない
緑化ハウスへ運ばれ、そこで一定の大きさになるまで苗
を育成する。 【0013】このように、発芽室20内に設けた発芽室
コンベヤ21,…の上に段積み状の苗箱を載せて保管
し、搬入及び搬出時には発芽室コンベヤ21,…によっ
て苗箱を段積装置16側から積替装置26側へ苗箱を搬
送する構成であるので、発芽室内に運搬機や人が通るた
めの通路を設ける必要がなく、その分だけ発芽室の容積
を小さくすることができる。また、それにより発芽室の
空調等に要する経費を削減できる。更に、軌道式台車1
7、搬入側移載機23、発芽室コンベヤ21,…、搬出
側移載機24、及び搬出コンベヤ25の作動が制御室2
8内の制御装置によって自動制御されているため、育苗
施設内の作業人員を削減できる。 【0014】この育苗施設は、段積装置16から発芽室
20へ軌道式台車17によって段積み状の苗箱を搬送す
るようになっているが、床面を自由走行する台車によっ
て段積み状の苗箱を搬送するようにしてもよい。その場
合、図4に示すように、播種機ラインの苗箱進行方向に
対し反対側から台車17′を段積装置16に段積位置へ
供給する構成とすると、播種機3での作業の邪魔になら
ない。よって、段積装置16の近傍に多くの台車17′
を待機させておくことができ、作業能率が向上する。 【0015】次に、段積装置16について説明する(図
5乃至図8参照)。この段積装置16は、リフトアップ
装置15に接続した苗箱供給コンベヤ30によって供給
される苗箱Cを引き継いで移送する挟持ベルト31,3
1が上部に設けられ、その挟持ベルトの下方に昇降台3
2(A,B)及びその昇降装置33(A,B)が並列に
2組設けられている。なお、苗箱Cは長手方向が移送方
向を向く状態で供給される。 【0016】挟持ベルト31,31は、機枠16aの上
部に垂設したプーリ35,…に張架され、モータ36に
よって駆動する構成であって、両ベルトで苗箱Cを挟ん
で一定方向に移送するようになっている。挟持ベルト3
1,31の間に形成される苗箱移送路の前後2箇所に、
苗箱Cを停止させるストッパ40(A,B)が設けられ
ている。上手側のストッパ40(A)はソレノイド40
aによって上下動可能で、ストッパ40(A)が下降位
置にある場合はストッパ40(A)によって苗箱Cが停
止位置Aに停止され、ストッパ40(A)が上昇位置に
ある場合はストッパ40(B)によって苗箱Cが停止位
置Bに停止される。 【0017】挟持ベルト31,31はテンションローラ
42,…によってテンションを付与されている。これら
テンションローラ42,…が取り付けられている支持部
材43,43をソレノイド44,…で苗箱移送路の外側
方向に位置調節すると、挟持ベルト31,31の間隔が
広がり、該挟持ベルトが苗箱Cを開放するようになって
いる。 【0018】また、挟持ベルト31,31の下側には、
側面視L形の受板46,46が両停止位置A,Bにそれ
ぞれ設けられている。これら受板46,46は開閉シリ
ンダ47,47によって互いの間隔を拡縮するようにな
っている。受板46,46の間隔が狭い閉じた状態で
は、受板46,46の内端部が苗箱移送路の下側に突出
し、停止位置にある苗箱Cが落下するのを防止する。受
板46,46の間隔が広い開いた状態では、受板46,
46の内端部が苗箱移送路よりも外側に位置するように
なり、停止位置にある苗箱が落下可能となる。 【0019】更に、受板46,46の下側には、停止位
置から落下して昇降台32に段積みされる苗箱が短手方
向にずれないように規制するガイド50,50,51,
51が設けられている。これらガイドは、苗箱の互いに
対向する長手方向の辺に接当するように、苗箱のコーナ
ー部の近傍に位置に配されている。図8に示すように、
台車17が停車されている側と反対側の辺に接当するガ
イド50,50は昇降台32に段積みされる最大数(3
0箱)の苗箱に作用する長さを有し、台車17側の辺に
接当するガイド51,51は昇降台32に段積みされる
苗箱の上から3段目程度まで作用する長さを有する。ま
た、台車17と反対側の辺に接当するガイドガイド5
0,50は、昇降台32に段積みされた苗箱の下層部の
苗箱と干渉しないように、下にゆくほど作用面が苗箱か
ら離れるように若干傾斜している。その傾斜角αは1度
以下としておくのが良い。 【0020】昇降台32は、先端側がフォーク状のリフ
トアーム32a,32aとなった板状の台である。この
昇降台32の昇降装置33は、前記苗箱移送方向に所定
の間隔をおいて溝形断面の一対の案内支柱52,52が
立設され、各案内支柱52の内部に昇降体53,53が
摺動自在に嵌合し、これら昇降体53,53に上下に対
向する挟持ローラ54,…を有する挟持枠55,55が
それぞれ一体に設けられている。そして、挟持枠55,
55の上下のローラ54,…によって挟持された状態で
昇降台32が支持されている。昇降体53は、モータ5
7で駆動される回転軸58に止着したスプロケット59
に巻き掛けたチエン60の一方の端部に取り付けられて
おり、モータ57を回転させることにより昇降する。図
中の61はチエンの他方の端部に取り付けられているバ
ランスウエイトである。 【0021】また、昇降台32の下方には水平移動用エ
アシリンダ63が設けられている。昇降台32が最下位
に下降した時、該昇降台の下面後端部に設けた係合部3
2bがこのエアシリンダ63のピストンロッド先端部に
設けた係合部63aに係合するようになっており、その
状態でエアシリンダ63を伸縮させると昇降台32が図
7の左右方向に水平移動する。 【0022】段積装置16は以下に示す動作を行う。苗
箱供給コンベヤ30によって供給される苗箱Cは、挟持
ベルト31,31に引き継がれ苗箱移送路を移送され
る。このとき、一対の受板46,46は互いの間隔が狭
くなった状態にあり、移送中の苗箱Cが下方に落下しな
いようになっている。 【0023】最初の工程では、苗箱Cがストッパ40
(A)により停止位置Aに停止される。1枚目の苗箱C
が停止位置Aに停止すると、停止位置Aの受板46,4
6が開くと共に、挟持ベルト31,31のテンションが
弱まり、該挟持ベルトが苗箱Cを開放する。開放された
苗箱Cは落下し、上限位置で待機している昇降台32
(A)の上に載置される。次いで、昇降台32(A)が
苗箱1枚の厚み分だけ下降する。この動作中に受板4
6,46及び挟持ベルト31,31は元の状態に戻る。 【0024】これらの動作を繰り返し、2枚目以下の苗
箱は前回の苗箱の上に積み重ねられてゆく。昇降台32
が下降する際に、ガイド50,50,51,51によっ
て苗箱Cの短手方向の位置が適正位置になるよう修正さ
れることにより、苗箱C,…が真っ直ぐに段積みされ
る。 【0025】所定枚数(30枚)の苗箱C,…が積み重
ねられて昇降台32(A)が下限位置まで下降すると、
供給される苗箱Cが停止位置Bに停止するように切り替
わる。そして、停止位置Bに移送される苗箱C,…が、
昇降台32(B)の上に積み重ねられる。 【0026】昇降台32(B)に苗箱が積み重ねられて
いる間、昇降台32(A)は次の動作を行なう。すなわ
ち、昇降台32(A)は、ステーション18aの前側位
置に停車している台車17の上方まで移動し、次いで若
干量だけ下降することにより、保持している苗箱C,…
を台車17に載せ替える。その後、昇降台32(A)は
元の位置に水平移動し、更に上限位置まで上昇する。昇
降台32(A)が台車17の側へ移動する際、昇降台3
2(A)の苗箱C,…は移動方向と反対側へ慣性力を受
ける。この慣性力によって仮に苗箱C,…が位置ずれし
ようとしても、下まで長く伸ばされた台車と反対側のガ
イド50,50によって支えられるため、実際に苗箱
C,…の位置ずれは生じない。また、台車側のガイド5
1,51は段積みされる苗箱の上から3段目程度までの
長さしかないので、昇降台32(A)が台車17の側へ
移動することの妨げとならない。 【0027】後側の昇降台32(B)に所定数の苗箱
C,…が積み重ねられると、供給される苗箱Cが停止位
置Aに停止するように切り替わり、再び苗箱C,…が昇
降台32(A)に積み重ねられるようになる。この間
に、昇降台32(B)は、保持している苗箱C,…をス
テーション18aの後側位置に停車している台車17に
載せ替える。 【0028】次に、播種装置7について説明する(図9
〜図11参照)。この播種装置7は、育苗ポットp,…
を縦横に整列状態で連結してなるプラグトレイPを嵌め
込んだ苗箱Cに播種する播種装置である。 【0029】前記プラグトレイPの左右方向(搬送方向
と直交する方向)の育苗ポット数分の吸着ノズル70,
…が、バキュウム装置Vに連結するエアータンク71に
取り付けられている。エアータンク71は、回動軸7
3,73に一体の回動アーム74,74の先端部に左右
両側部が支持されている。一方の回動軸73には、吸着
ノズル移動用シリンダ75のピストン75aの先端と回
動自在に連結する作動アーム76が一体に取り付けられ
ている。また、エアータンク71の左右側にはブラケッ
ト78を介して一体的にロッド79,79が取り付けら
れ、そのロッド先端側は機枠に固着の支持部材80,8
0とボールジョイント81,81で回動自在、且つロッ
ド軸方向に摺動自在に連結されている。吸着ノズル移動
用シリンダ75のピストン75aが突出・引込み作動す
ることにより、エアータンク71ごと吸着ノズル70,
…が、種子受け83の上方位置と漏斗84の上方位置と
を移動するようになっている。 【0030】種子受け83は、ノズル用種子受け83a
と回収用種子受け83bの2段構造となっており、ノズ
ル用種子受け83aに種子流量調節バルブ86aを備え
た種子タンク86によって吸着ノズル70,…に吸着さ
れる量よりも多めの種子S,…が常時供給される。この
ため、常にノズル用種子受け83aの縁から種子がこぼ
れ落ちる状態となり、種子レベルが一定に維持されてい
る。ノズル用種子受け83aの縁からこぼれ落ちる種子
は回収用種子受け83bに受けられ、排種パイプ87を
通って回収タンク88に回収される。 【0031】種子受け83は、その左右両側下側部分が
弾性部材90,90を介して支持され、中央下側に設け
たバイブレータ91によって弾性部材の弾性伸縮範囲内
で振動するようになっている。この振動によって、ノズ
ル用種子受け83a内の種子S,…が上下に小さく跳ね
まわり、表層付近には種子が浮遊する状態となってい
る。 【0032】吸着ノズル70,…がノズル用種子受け8
3aの上方へ移動すると、バキュウム装置Vが吸引作動
し、吸着ノズル70,…の先端口に浮遊中の種子S,…
が適正数粒づつ吸着される。ノズル用種子受け83aの
種子レベルは常に一定であるので、吸着ノズル70,…
の先端口から表層面までの距離が最適距離に維持され、
吸着ノズル70,…が確実に種子S,…を適正数粒づつ
吸着することができる。 【0033】吸着ノズル70,…の先端口に種子S,…
が吸着されると、吸着ノズル移動用シリンダ75のピス
トン75aが突出作動し、吸着ノズル70,…が漏斗8
4の上方へ移動する。すると、バキュウム装置Vの作動
が停止すると共に逆にノズル19,…の先端口からエア
ーが吐出し、更に吸着ノズル70,…の内部にあるニー
ドル(図示せず)がノズル先端口から突出することによ
り、吸着ノズル70,…の先端口に吸着していた種子
S,…が放出される。放出された種子S,…は、漏斗8
4の受け孔84a,…内に落下する。 【0034】漏斗84の受け孔84a,…の出口には、
それぞれ播種ホース93,…が接続されている。また、
播種ホース93,…の下端口には播種ノズル94,…が
取り付けられている。よって、漏斗84,…内に落下し
た種子S,…は播種ホース93,…内を通って播種ノズ
ル94,…の下端口から放出される。 【0035】播種ノズル94,…は、プラグトレイPの
移送方向に対して2列分の育苗ポットp,…の個数分設
けられ、それらの播種ノズル94,…が育苗ポットp,
…の配列ピッチに合わせて固定プレート95に固定され
ている。固定プレート95の両端部は、連結ロッド9
7,97に摺動不能に固定された連結部材98,98に
固定されている。また、連結ロッド97,97はガイド
体99,99に上下に摺動自在に支持され、そのロッド
上端部が播種ノズル上下用シリンダ100,100のピ
ストン100a,100aと連結し、両播種ノズル上下
用シリンダのピストン100a,100aが同時に突出
或は引っ込み作動することにより播種ノズル94,…が
上下動するように構成されている。 【0036】また、播種ノズル94,…の上手側には、
播種ノズル94,…と同数の播種穴成形体102,…が
設けられている。この播種穴成形体102,…は、下端
部が円錐状になった形状をしており、播種ノズル94,
…に対応する育苗ポットp,…の直前の2列の育苗ポッ
トp,…の配列ピッチに合わせて、前記固定プレート9
5に固定されている。 【0037】播種ノズル94,…及び播種穴成形体10
2,…の下方に苗箱Cに入ったプラグトレイPが移送さ
れてくると、前記播種ノズル上下用シリンダ100,1
00のピストン100a,100aが突出作動して固定
プレート95が上から下に移動し、播種穴成形体10
2,…がその下方に移送されてきているプラグトレイP
の左右横2列分の育苗ポットp,…内の床土の上面側に
播種穴H,…を成形する。それと共に、播種ノズル9
4,…も前工程で形成された育苗ポットp,…内の各播
種穴H,…上に下動し、その播種穴H,…内に種子Sを
適正数粒ずつ播種する。この間、播種コンベヤ5は移送
停止状態にある。 【0038】横2列の育苗ポットp,…への播種が完了
すると、播種ノズル上下用シリンダ100,100のピ
ストン100a,100aが引っ込み作動して固定プレ
ート95が下から上に移動する。その後、播種コンベヤ
5がプラグトレイPを育苗ポット左右横方向2列分だけ
移送して停止する。そして、再び、播種ノズル上下用シ
リンダ100,100のピストン100a,100aが
突出作動して、播種穴成形体102,…の直下の左右2
列の育苗ポットp,…に対して播種穴H,…を形成し、
播種ノズル94,…の下端口直下の左右2列の育苗ポッ
トp,…に対して播種する。 【0039】 【発明の効果】以上に説明した如く、本発明によれ育苗
施設は、発芽室内に前記段積装置側から前記積替装置側
へ苗箱を搬送するコンベヤを設け、該コンベヤに苗箱を
載せたまま発芽室内に収容する構成とすると共に、発芽
室の前側で段積装置で積み重ねられた苗箱を前記コンベ
ア上に移載する搬入側移載機と、発芽室の後側で前記コ
ンベア上から苗箱を移載する搬出側移載機とを設けたの
で、発芽室内にフォークリフト等の運搬機が通るため通
路を設ける必要がなく、発芽室を小さくすることができ
るようになった。
【図面の簡単な説明】 【図1】育苗施設の1階の平面図である。 【図2】育苗施設の中2階の平面図である。 【図3】発芽室の側面断面図である。 【図4】異なる育苗施設の要部の平面図である。 【図5】段積装置の平面図である。 【図6】図5のA1矢視図である。 【図7】図5のA2矢視図である。 【図8】図7の一部を拡大して表した図である。 【図9】播種装置の一部断面側面図である。 【図10】播種装置の背面図である。 【図11】種子受け等の一部断面側面図である。 【符号の説明】 C 苗箱 3 播種機 7 播種装置 16 段積装置 17 台車 18 無限軌道 20 発芽室 21 発芽室コンベヤ 23 搬入側移載機 24 搬出側移載機 25 搬出コンベヤ 26 積替装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/00 A01G 9/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 苗箱に種子を播種する播種装置と、播種
    された苗箱を一定数づつ積み重ねる段積装置と、一定数
    づつ積み重ねられた苗箱を所定の条件管理下で保管して
    種子を発芽させる発芽室と、種子が発芽した苗箱を播種
    した植物の苗が適当な大きさになるまで育成するための
    台車に積み替える積替装置とを備えた育苗施設におい
    て、前記発芽室内に前記段積装置側から前記積替装置側
    へ苗箱を搬送するコンベヤを設け、該コンベヤに苗箱を
    載せたまま発芽室内に収容する構成とすると共に、発芽
    室の前側で段積装置で積み重ねられた苗箱を前記コンベ
    ア上に移載する搬入側移載機と、発芽室の後側で前記コ
    ンベア上から苗箱を移載する搬出側移載機とを設けたこ
    とを特徴とする育苗施設。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101264016B1 (ko) 2011-02-07 2013-05-13 경상대학교산학협력단 육묘베드 자동운반 시스템
KR101338614B1 (ko) * 2012-02-14 2013-12-06 경상대학교산학협력단 육묘베드의 이송 및 배출장치

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